JP5998802B2 - 回線制御装置 - Google Patents

回線制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5998802B2
JP5998802B2 JP2012213813A JP2012213813A JP5998802B2 JP 5998802 B2 JP5998802 B2 JP 5998802B2 JP 2012213813 A JP2012213813 A JP 2012213813A JP 2012213813 A JP2012213813 A JP 2012213813A JP 5998802 B2 JP5998802 B2 JP 5998802B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
destination
data
voice call
transmission
wireless communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012213813A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014068300A (ja
Inventor
太一朗 木元
太一朗 木元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2012213813A priority Critical patent/JP5998802B2/ja
Publication of JP2014068300A publication Critical patent/JP2014068300A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5998802B2 publication Critical patent/JP5998802B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本明細書に開示される技術は、通信料金の低減を図ることが可能な回線制御装置に関するものである。
コードレス電話機能とファクシミリ通信機能とを備えた多機能通信装置が知られている。また、コードレス子機の通話期間中に、多機能通信装置でのファクシミリ送信の実行を禁止する技術が知られている。なお、関連する技術が特許文献1に開示されている。
特開2007−89040号公報
コードレス子機による音声通話先と、多機能通信装置によるファクシミリ送信のデータ送信先とが一致する場合がある。例えば、ファクシミリを送信することを電話で相手に伝えた上で、ファクシミリ送信を行う場合が挙げられる。この場合、コードレス子機の通話期間中にファクシミリ送信を禁止する技術を用いると、コードレス子機による音声通話を終了して通話先との回線を切断した後に、同一の相手先へ再度回線を接続し直して、ファクシミリ送信を行う必要がある。すると、通信回線の不要な切断処理や接続処理が行われてしまう場合がある。本明細書では、このような不便性を解消することができる技術を提供する。
本明細書に記載されている回線制御装置は、データ信号を送受信して各種機能処理を行う多機能通信装置と、音声信号を送受信して音声通話を行う無線通信端末と、多機能通信装置とデータ信号の通信を行う第1通信部、および、無線通信端末と音声信号の無線通信を行う第2通信部、および、通信回線先の装置と通信回線網を介して通信を行う通信回線部を有し、第1通信部により多機能通信装置と通信を行い、通信回線部を用いて通信回線先の装置と通信回線網を介してデータ信号の通信を行い、第2通信部を用いて無線通信端末と通信を行い、通信回線部を用いて通信回線先の装置と通信回線網を介して音声信号の通信を行う回線制御装置と、を備える通信装置の回線制御装置であって、無線通信端末の音声通話先を特定する相手先情報を記憶する相手先情報記憶手段と、送信データおよび送信データのデータ送信先を特定する特定情報を多機能通信装置から受信することに応じて、送信データを記憶部に記憶させる記憶制御手段と、無線通信端末で音声通話が行われている期間中に送信データおよび特定情報を受信した場合に、相手先情報によって特定される音声通話先と特定情報によって特定されるデータ送信先とが一致するか否かを判断する判断手段と、判断手段によって音声通話先とデータ送信先とが一致すると判断される場合に、無線通信端末での音声通話の終了を検出することを条件として、音声通話先と接続している回線の接続状態を維持した状態で、記憶部に記憶されている送信データを特定情報で特定されるデータ送信先へ送信する第1データ送信手段と、判断手段によって音声通話先とデータ送信先とが一致しないと判断される場合に、無線通信端末での音声通話の終了を検出することに応じて、データ送信先との回線の接続を新たに確立した上で、記憶部に記憶されている送信データをデータ送信先へ送信する第2データ送信手段と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、音声通話先とデータ送信先とが一致する場合には、音声通話のために確立していた回線接続を、データ送信のためにも流用することができる。また、音声通話先とデータ送信先とが一致しない場合には、音声通話の終了後にデータ送信のために回線を新たに接続し、送信データを送信することができる。これにより、音声通話のための回線接続とデータ送信のための回線接続を個別に実行する場合に比べて、回線接続を実行する回数を減少させることが可能となる。回線接続を行う際に通信料金が発生する場合が多いため、通信料金の低減を図ることが可能となる。また、データ送信のための回線接続にかかる時間を省略することができるため、通信時間の短縮化を図ることができる。またこの構成によれば、音声通話の終了を、データ送信開始のトリガとして用いることができる。よって、自動でデータ送信を開始することができるため、ユーザの利便性を高めることができる。また、通話終了後にデータ送信を開始することができるため、音声通話を妨害してしまうことを防止することができる。
線制御装置によれば、データ送信先のユーザによって回線の接続が開放されてしまう場合を検出することができる。そしてこのような場合に、データ送信先との回線の接続を再度確立して、送信データをデータ送信先へ送信することができる。よって、確実に送信データを送信することが可能となる。
無線通信端末からの発呼によって音声通話が行われる場合には、通信料は無線通信端末を使用するユーザ側の負担となる。一方、音声通話先からの着呼によって音声通話が行われる場合には、通信料は音声通話先のユーザの負担となる。回線制御装置によれば、音声通話先からの着呼によって音声通話が行われている場合には、音声通話のために確立していた回線接続をデータ送信のために流用することなく、データ送信先との回線の接続を再度確立した上で、送信データをデータ送信先へ送信することができる。これにより、送信データの通信料を、送信データを送信する側のユーザの負担にすることが可能となる。
線制御装置によれば、音声通話の終了後においても回線の接続を維持することを、音声通話先のユーザへ要求することができる。これにより、音声通話先のユーザによって回線の接続が開放されてしまう事態を防止することができる。よって、音声通話のために確立していた回線接続を、データ送信のために流用することが可能となる。
線制御装置によれば、あるユーザが多機能通信装置から離れた場所で無線通信端末を用いて音声通話を行っている期間中に、別のユーザが多機能通信装置を操作して音声通話先の相手と同一の相手に送信データを送信しようとする場合に、音声通話の終了後に送信データをデータ送信先へ送信することを、無線通信端末を使用しているユーザに認識させることが可能となる。
分散構成多機能周辺装置1のブロック図である。 BOXの手動送信動作の第1部分を示すフロー図である。 BOXの手動送信動作の第1部分に続く第2部分を示すフロー図である。 BOXの手動送信動作の第2部分に続く第2部分を示すフロー図である。 MFPの送信動作の第1部分を示すフロー図である。 MFPの送信動作の第1部分に続く第2部分を示すフロー図である。 子機の通話動作を示すフロー図である。
<分散構成多機能周辺装置の構成>
図1に、本願に係る第1実施形態として例示される分散構成多機能周辺装置1のブロック図を示す。分散構成多機能周辺装置1は、多機能周辺装置(以下「MFP」と称す)10と、回線制御装置(以下「BOX」と称す)31とを備える。BOX31は、電話回線47を使用した通信の制御を行う通信装置である。MFP10は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備える。また、MFP10とBOX31とは、アドホックモードの無線LAN接続方式により、直接に無線通信202を行うことが可能とされる。
MFP10の構成について説明する。MFP10は、CPU11、ROM12、RAM13、EEPROM14、無線LAN送受信部15、無線LANアンテナ部16、ボタン入力部17、パネル18、プリンタ19、スキャナ20、を主に備えている。これらの構成要素は、入出力ポート22を介して互いに通信可能に接続されている。
CPU11は、ROM12等に記憶されるプログラムや、無線LAN送受信部15を介して送受信される各種信号などに従って、各機能の制御を行う。ROM12は、MFP10で実行される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリであり、後述する無線LAN簡単設定処理などを実行する各プログラムが格納されている。RAM13は、書換可能な揮発性のメモリである。RAM13には、後述する発呼情報や着呼情報が記憶される。EEPROM14は、書換可能な不揮発性のメモリである。
無線LAN送受信部15は、無線LANアンテナ部16を介して、アドホックモードの無線通信202を行う。そして、無線LAN送受信部15により、各種のデータを構成するデジタル信号が送受信される。ボタン入力部17は、MFP10の各機能を実行するためのキーである。パネル18は、MFP10の各種機能情報を表示する。プリンタ19は、印刷を実行する部位である。スキャナ20は、読み取りを実行する部位である。
BOX31の構成について説明する。BOX31は、CPU32、ROM33、RAM34、EEPROM35、無線LAN送受信部36、無線LANアンテナ部37、操作キー38、パネル39、モデム40、通信回線接続部41、DCL送受信部45、DCLアンテナ部46を主に備えている。
モデム40は、通信回線接続部41および電話回線47を介して、通信回線網100に接続されている。モデム40は、ファクシミリ機能によって送信する原稿データを、通信回線網100に伝送可能な信号に変調して通信回線接続部41を介して送信したり、通信回線網100から通信回線接続部41を介して入力された信号を受信し、原稿データへ復調するものである。
無線LANアンテナ部37は、2.4(GHz)帯を使用する装置である。無線LAN送受信部36は、無線LANアンテナ部37を介して、アドホックモードの無線通信202を行う。そして、無線LAN送受信部36により、各種のデータを構成するデジタル信号が送受信される。また、DCLアンテナ部46は、1.9(GHz)帯を使用する装置である。DCL送受信部45は、DCLアンテナ部46を介して、子機60と無線通信203を行う。そして、DCL送受信部45により、音声通話信号が送受信される。
RAM34には、発呼情報、着呼情報、通話先電話番号、などが記憶される。EEPROM35には、送信データ、FAX電話番号、などが記憶される。これらの情報の内容については、後述する。なお、BOX31のその他の構成は、上述したMFP10の構成と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
子機60の構成について説明する。子機60は、CPU62、ROM63、RAM75、EEPROM76、ボタン入力部68、パネル69、DCL送受信部65、DCLアンテナ部66、マイク70、レシーバ71、スピーカ72、振動部73、入出力ポート64、を主に備えている。マイク70は、通話時のユーザの音声を取得する送話部である。レシーバ71は、通話時に相手方の音声を再生する受話部である。スピーカ72は、着信音などを鳴動させる部位である。振動部73は、子機60を振動させる部位である。なお、子機60のその他の構成は、上述したMFP10およびBOX31の構成と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。また子機60は、子機の各々を一意に識別するための情報である子機IDが割り当てられている。子機IDはROM63に記憶される。子機IDを用いることにより、子機60が複数備えられる場合においても、各々の子機を区別することが可能となる。
分散構成多機能周辺装置1について説明する。分散構成多機能周辺装置1は、BOX31およびMFP10を備えることによって、物理的に分離した構成とされる。これにより、電話回線47のコネクタ部にMFP10を直接に接続する必要がないため、MFP10のレイアウト性を高めることができ、ユーザの利便性を高めることができる。
また例えば、分散構成多機能周辺装置1でファクシミリ機能を実行する場合には、MFP10のスキャナ20で生成されたデータが、BOX31を介して通信回線網100へ送信される。また、BOX31が通信回線網100から受信したデータが、MFP10で受信され、プリンタ19で印刷される。
<BOXの動作>
図2〜図4を用いて、BOX31の手動送信動作を説明する。S110においてCPU32は、子機60から発呼情報および通話先電話番号を受信したか否かを判断する。発呼情報は、通話先電話番号によって特定される通話先へ、子機60から電話をかけたことを示す情報である。受信した場合(S110:YES)にはS120へ進む。S120においてCPU32は、発呼情報および通話先電話番号をRAM34に記憶するとともに、MFP10へ送信する。そしてS122へ進む。
一方、S110において発呼情報を受信していない場合(S110:NO)には、S112へ進む。S112においてCPU32は、通信回線網100から、呼出信号およびナンバーディスプレイ情報を受信したか否かを判断する。ナンバーディスプレイ情報は、発呼元の通話先電話番号を示す情報である。受信していない場合(S112:NO)にはS124へ進み、受信した場合(S112:YES)にはS114へ進む。
S114においてCPU32は、ナンバーディスプレイ情報に基づいて、発呼元の通話先電話番号を取得する。そして、子機60へ呼出音鳴動指示を送信する。
S116においてCPU32は、子機60から外線接続指示を受信したか否かを判断する。外線接続指示は、例えば、子機60に備えられる通話開始ボタンをユーザが押下することで、子機60からBOX31へ送信される。外線接続指示を受信していない場合(S116:NO)にはS124へ進み、受信した場合(S116:YES)にはS118へ進む。
S118においてCPU32は、着呼情報および通話先電話番号をRAM34に記憶させるとともに、MFP10へ送信する。着呼情報は、通話先電話番号によって特定される通話先から、電話がかかってきたことを示す情報である。S122においてCPU32は、子機60を外線接続状態にする。これにより、子機60を用いた通話処理を実行することが可能となる。
S124においてCPU32は、MFP10から送信データおよびFAX電話番号を受信したか否かを判断する。受信していない場合(S124:NO)には、S126へ進む。S126においてCPU32は、子機60から通話終了指示を受信したか否かを判断する。通話終了指示は、子機60を用いた通話処理を終了させることを指示する情報である。通話終了指示を受信していない場合(S126:NO)にはS110へ戻り、受信した場合(S126:YES)にはS128へ進む。S128においてCPU32は、通信回線網100との接続を切断し、通話処理を終了させる。S130においてCPU32は、通話終了通知をMFP10へ送信する。そしてS110へ戻る。
一方、S124において、送信データおよびFAX電話番号をMFP10から受信した場合(S124:YES)には、S132へ進む。S132においてCPU32は、送信データおよびFAX電話番号をEEPROM35に記憶させる。
S140においてCPU32は、子機60を用いた音声通話の実行中であるか否かを判断する。当該判断は、例えば、通信回線接続部41で回線が閉結中であるか否かを検出することによって行われてもよい。音声通話の実行中ではない場合(S140:NO)にはS142へ進み、回線を閉結する。そしてS184へ進む。一方、音声通話の実行中である場合(S140:YES)には、S143へ進む。
S143においてCPU32は、実行中の音声通話が、子機60からの発呼によって開始されたか否かを判断する。この判断は、例えば、発呼情報がRAM34に記憶されているか否かによって行っても良い。子機60からの発呼によって音声通話が開始されていない場合(S143:NO)には、音声通話が通話先からの着呼によって開始されたと判断され、S146へ進む。
S146においてCPU32は、FAX予約報知命令をMFP10へ送信する。FAX予約報知命令は、送信データの送信予約を行うことを報知する動作を、MFP10に実行させるための命令である。そしてS147へ進む。
S147においてCPU32は、FAX送信予約処理を実行する。FAX送信予約処理は、送信データおよびFAX電話番号をEEPROM14に記憶しておき、送信条件が成立した場合に、FAX電話番号によって特定されるデータ送信先との回線の接続を新たに確立した上で、記憶されている送信データをデータ送信先へ送信する処理である。送信条件が成立する場合の一例としては、回線が開放された場合や、予め指定しておいた送信時刻が到来した場合などが挙げられる。これにより、通話先からの着呼によって音声通話が開始されている場合(S143:NO)には、当該音声通話の終了後に、予約されていたFAX送信が実行される。また、音声通話先とデータ送信先とが一致しない場合(S144:NO)には、音声通話の終了後に、データ送信先との回線接続を新たに確立した上で、予約されていたFAX送信が実行される。なお、FAX送信予約処理で行われる回線閉結、送信、回線開放、などの各処理は、説明済みであるため、ここでは説明を省略する。
一方、子機60からの発呼によって音声通話が開始された場合(S143:YES)には、S144へ進む。S144においてCPU32は、音声通話先とデータ送信先とが一致するか否かを判断する。当該判断は、音声通話先を特定する通話先電話番号と、データ送信先を特定するFAX電話番号とが一致するか否かを判断することで行われてもよい。一致しない場合(S144:NO)にはS146へ進み、一致する場合(S144:YES)にはS148へ進む。
S148においてCPU32は、子機60へ通話後FAX送信の報知命令を送信する。通話後FAX送信の報知命令は、通話後FAX送信処理を実行することをユーザに報知する動作を、子機60に実行させるための命令である。通話後FAX送信処理は、子機60での音声通話の終了後に、送信データを音声通話先へ送信する処理である。
S158においてCPU32は、子機60から通話終了指示を受信したか否かを判断する。受信していない場合(S158:NO)にはS158へ戻り、受信した場合(S158:YES)にはS159へ進む。S159においてCPU32は、RAM34に発呼情報や着呼情報が記憶されている場合には、これらの情報を削除する。S160においてCPU32は、音声メッセージを再生する。音声メッセージの内容の一例としては、通話の終了後に受話器をしばらくオフフック状態に維持することを、音声通話先のユーザに要求する内容が挙げられる。
S162においてCPU32は、CNG信号を音声通話先の機器へ送出する。CNG信号は、通信先の機器に対し自機がFAXであることを通知するため用いられる、FAX識別信号である。S164においてCPU32は、音声通話先の機器から、CED信号およびDIS信号を受信したか否かを判断する。CED信号は、FAX通信における最初の回線確立シーケンス段階で、発信側より送信されたCNG信号に対し、被呼側が送信する応答信号である。DIS信号は、受信側の機器の機能を、送信側FAX機へ伝えるための信号である。CED信号およびDIS信号を受信した場合(S164:YES)には、BOX31と音声通話先の機器との間で、FAX送信用の回線が確立される。これにより、送信データの送受信を行うことが可能となる。そして、S182へ進む。
S182においてCPU32は、MFP10へFAX送信報知命令を送信する。FAX送信報知命令は、送信データをデータ送信先へ送信することを報知する動作を、MFP10に実行させるための命令である。S184においてCPU32は、FAX送信処理を実行する。これにより、EEPROM35に記憶されている送信データが、データ送信先へ送信される。
S186においてCPU32は、FAX送信が完了したか否かを判断する。完了していない場合(S186:NO)にはS186へ戻り、完了した場合(S186:YES)にはS188へ進む。S188においてCPU32は、回線を開放する。S190においてCPU32は、MFP10へFAX終了報知命令を送信する。FAX終了報知命令は、送信データの送信が完了したことを報知する動作を、MFP10に実行させるための命令である。そしてS110へ戻る。
一方、S164において、音声通話先の機器からCED信号およびDIS信号を受信できない場合(S164:NO)には、S172へ進む。CED信号等を受信できない場合の一例としては、音声通話が終了してからFAX送信用の回線が確立されるまでの期間中に、音声通話先のユーザが受話器をオンフック状態にしてしまった場合が挙げられる。S172においてCPU32は、FAX再送報知命令をMFP10へ送信する。FAX再送報知命令は、送信データの再送を行うことを報知する動作を、MFP10に実行させるための命令である。S174においてCPU32は、回線を開放する。
S176においてCPU32は、FAX再送処理を実行する。具体的には、S164においてFAX送信用の回線を確立することができなかったと判断された通信先に対して、再度、FAX送信用の回線を確立する。そして、送信データを送信し、S110へ戻る。
<MFPの動作>
図5および図6を用いて、MFP10の送信動作を説明する。S210においてCPU11は、発呼情報または着呼情報をBOX31から受信したか否かを判断する。受信していない場合(S210:NO)にはS216へ進み、受信した場合(S210:YES)にはS212へ進む。S212においてCPU11は、受信した発呼情報または受信した着呼情報を、RAM13に記憶させる。S214においてCPU11は、子機使用中情報をパネル18に表示させる。子機使用中情報は、子機60を用いた音声通話が実行中であることを示す情報である。
S216においてCPU11は、通話終了通知をBOX31から受信したか否かを判断する。受信していない場合(S216:NO)にはS222へ進み、受信した場合(S216:YES)にはS218へ進む。S218においてCPU11は、RAM13に記憶されている発呼情報または着呼情報を削除する。S220においてCPU11は、子機使用中情報のパネル18への表示を終了させる。
S222においてCPU11は、FAX送信操作の入力を受け付けたか否かを判断する。FAX送信操作の入力は、例えば、ユーザがボタン入力部17を操作して、FAX電話番号を入力して送信開始ボタンを押下することによって、受け付けられる。FAX送信操作の入力が受け付けられていない場合(S222:NO)にはS210へ戻り、受け付けられた場合(S222:YES)にはS224へ進む。
S224においてCPU11は、スキャナ20を動作させ、送信データを生成する。S226においてCPU11は、送信データおよびFAX電話番号をBOX31へ送信する。
S244においてCPU11は、FAX予約報知命令をBOX31から受信したか否かを判断する。FAX予約報知命令を受信した場合(S244:YES)には、S248へ進む。S248においてCPU11は、送信予約情報を、パネル18に所定時間の間表示させる。送信予約情報は、FAX送信予約処理を実行したことを示す情報である。所定時間は、例えば数秒間でもよい。そしてS210へ戻る。
一方、FAX予約報知命令を受信していない場合(S244:NO)には、S250へ進む。S250においてCPU11は、BOX31からFAX再送報知命令を受信したか否かを判断する。FAX再送報知命令を受信した場合(S250:YES)には、S252へ進む。S252においてCPU11は、再送信情報を、パネル18に所定時間の間表示させる。再送信情報は、FAX再送処理を実行したことを示す情報である。そしてS210へ戻る。
一方、FAX再送報知命令を受信していない場合(S250:NO)には、S260へ進む。S260においてCPU11は、BOX31からFAX送信報知命令を受信したか否かを判断する。受信していない場合(S260:NO)にはS244へ戻り、受信した場合(S260:YES)にはS262へ進む。S262においてCPU11は、送信中情報をパネル18に表示させる。送信中情報は、送信データの送信中であることを示す情報である。
S264においてCPU11は、BOX31からFAX終了報知命令を受信したか否かを判断する。受信していない場合(S264:NO)にはS264へ戻り、受信した場合(S264:YES)にはS266へ進む。S266においてCPU11は、送信完了情報をパネル18に所定時間の間表示させる。送信完了情報は、送信データの送信が完了したことを示す情報である。S270においてCPU11は、RAM13に記憶されている発呼情報を削除する。そしてS210へ戻る。
<子機の動作>
図7を用いて、子機60の通話動作を説明する。S310においてCPU62は、発呼操作の入力を受け付けたか否かを判断する。発呼操作の入力は、例えば、ユーザがボタン入力部68を操作して、通話先電話番号を入力して通話開始ボタンを押下することによって、受け付けられる。発呼操作の入力が受け付けられた場合(S310:YES)には、S312へ進み、CPU62は、発呼情報および通話先電話番号をBOX31へ送信する。そしてS318へ進む。
一方、S310において発呼操作の入力が受け付けられていない場合(S310:NO)には、S314へ進む。S314においてCPU62は、呼出音鳴動指示をBOX31から受信したか否かを判断する。受信していない場合(S314:NO)にはS310へ戻り、受信した場合(S314:YES)にはS316へ進む。S316においてCPU62は、通話開始操作の入力を受け付けたか否かを判断する。通話開始操作の入力は、例えば、ユーザがボタン入力部68の通話開始ボタンを押下することによって、受け付けられる。通話開始操作の入力が受け付けられていない場合(S316:NO)にはS310へ戻り、受け付けられた場合(S316:YES)にはS317へ進む。S317においてCPU62は、外線接続指示をBOX31へ送信する。そしてS318へ進む。
S318においてCPU62は、通話処理を実行する。また、S322においてCPU62は、通話中であることを示す通話中情報を、パネル69に表示させる。
S324においてCPU62は、BOX31から通話後FAX送信の報知命令を受信したか否かを判断する。受信していない場合(S324:NO)にはS338へ進み、受信した場合(S324:YES)にはS326へ進む。S326においてCPU62は、スピーカ72から報知音を鳴動させるとともに振動部73を振動させる処理を、所定時間実行する。また、S328においてCPU62は、通話後FAX送信情報を、パネル69に表示させる。通話後FAX送信情報は、音声通話の終了後に、送信データを音声通話先へ送信することを示す情報である。これにより、通話後FAX送信処理を実行することを、子機60のユーザに認識させることができる。
S338においてCPU62は、通話終了操作の入力を受け付けたか否かを判断する。通話開始操作の入力は、例えば、ユーザがボタン入力部68の通話終了ボタンを押下することによって、受け付けられる。通話終了操作の入力が受け付けられていない場合(S338:NO)にはS324へ戻り、受け付けられた場合(S338:YES)にはS340へ進む。S340においてCPU62は、BOX31へ通話終了指示を送信する。S342においてCPU62は、通話後FAX送信情報を、パネル69から消去する。そしてS310へ戻る。
<効果>
本明細書に開示されている分散構成多機能周辺装置1によれば、音声通話先とデータ送信先とが一致する場合(S144:YES)には、音声通話のために確立していた回線接続(S122)を、送信データの送信(S184)のためにも流用することができる。よって、音声通話のための回線接続と送信データの送信のための回線接続とを別々に実行する場合に比べて、回線を接続する回数を減少させることが可能となる。通信回線網100では、回線接続を行う際に接続料金が発生する場合が多いため、通信料金の低減を図ることが可能となる。また、送信データを送信する場合において、回線を接続するために必要な時間を省略することができるため、通信時間の短縮化を図ることができる。
1つの回線では、音声通話処理と送信データの送信処理とを同時に行うことができない。よって、音声通話中に送信データの送信が開始されてしまうと、音声通話が中断されてしまう。本明細書に開示されている分散構成多機能周辺装置1によれば、音声通話の終了(S158:YES)を、データ送信開始(S162)のトリガとして用いることができる。これにより、音声通話の終了後に、送信データの送信を自動で開始することが可能となる。よって、音声通話を妨害してしまうことを防止することができる。
分散構成多機能周辺装置1によれば、CED信号およびDIS信号の受信の有無を検出(S164)することによって、音声通話先のユーザによって回線の接続が開放されてしまう場合(S164:NO)を検出することができる。そしてこのような場合に、FAX送信予約処理を実行(S176)ことによって、FAX送信用の回線の確立を再度試行することが可能となる。よって、確実に送信データを送信することが可能となる。
子機60からの発呼によって音声通話が行われる場合には、通信料は子機60を使用するユーザ側の負担となる。一方、音声通話先からの着呼によって音声通話が行われる場合には、通信料は音声通話先のユーザの負担となる。本明細書に開示されている分散構成多機能周辺装置1によれば、音声通話先からの着呼によって音声通話が行われている場合(S143:NO)には、FAX送信予約処理を実行(S176)することができる。よって、音声通話のために確立していた回線接続をデータ送信のために流用することなく、データ送信先との回線の接続を再度確立した上で、送信データをデータ送信先へ送信することができる。これにより、送信データの通信料を、子機60を使用するユーザ側の負担にすることが可能となる。
本明細書に開示されている分散構成多機能周辺装置1によれば、音声メッセージの再生(S160)により、通話の終了後に受話器をしばらくオフフック状態に維持することを、音声通話先のユーザへ要求することができる。これにより、音声通話が終了してからFAX送信用の回線が確立されるまでの期間中に、接続中の回線が音声通話先のユーザによって開放されてしまうことを、防止することができる。よって、音声通話のために確立していた回線接続を、送信データの送信のために流用することが可能となる。
本明細書に開示されている分散構成多機能周辺装置1によれば、音声通話先と送信データの送信先とが一致する場合(S144:YES)には、通話後FAX送信処理を実行することをユーザに報知する動作を、子機60に実行させることができる(S326、S328)。これにより、あるユーザがMFP10から離れた場所で子機60を用いて音声通話を行っている期間中に、別のユーザがMFP10を操作して音声通話先の相手と同一の相手に送信データを送信しようとする場合においても、通話後FAX送信処理を実行することを、子機60を使用しているユーザに認識させることが可能となる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
<変形例>
音声メッセージを再生するタイミングは、通話終了時(S160)に限られない。例えば、音声通話先とデータ送信先とが一致すると判断されることに応じて(S144:YES)、音声通話を一時的に保留状態に移行させるとしてもよい。そして、通話の終了後に受話器をしばらくオフフック状態に維持することを要求する音声メッセージを、保留状態の期間中に再生するとしてもよい。
S144で行われる一致判断の処理を、MFP10で行うとしてもよい。この場合、S210においてMFP10は、発呼情報または着呼情報に加えて、通話先電話番号をBOX31から受信すればよい。また、FAX送信操作の入力を受け付けた場合に(S222:YES)、音声通話先とデータ送信先とが一致するか否かを判断し、判断結果をBOX31へ送信するとすればよい。BOX31は、MFP10から受信した判断結果に基づいて、音声通話先とデータ送信先とが一致するか否かを判断すればよい(S144)。
音声通話が通話先からの着呼によって開始されている場合(S143:NO)においても、S144へ進むとしてもよい。これにより、送信データの通信料を、音声通話先のユーザの負担とすることができる。
子機60で行われる、通話後FAX送信処理を実行することをユーザに報知する動作(S326、S328)は、省略することも可能である。
BOX31において、発呼情報や着呼情報を削除するタイミングは、S159に示すような、音声通話指示を受信した後のタイミングに限定されず、何れのタイミングでもよい。例えば、回線を解放(S188)した後のタイミングでもよい。
送信データは、スキャン処理(S224)により生成されたデータに限られない。インターネットを介して取得されたデータなどの各種のデータを、送信データとして取り扱うことが可能である。
本実施形態では、音声通話先とデータ送信先とが一致するか否かを判断する情報として、通話先電話番号およびFAX電話番号が用いられる場合を説明したが、この形態に限られない。例えば、ユーザが使用する子機が決まっている場合は、子機IDを用いるとしてもよい。この場合、ユーザがMFP10にFAX電話番号および送信開始命令を入力する際に、子機IDも入力する形態とすればよい。そしてBOX31は、音声通話中の子機60の子機IDと、MFP10で入力された子機IDとが一致する場合には、音声通話先とデータ送信先とが一致すると判断し、音声通話先に送信データを送信する。これによっても、子機の音声通話先と送信データのデータ送信先とが一致するか否かを判断することができるため、ユーザが意図しない相手先に送信データが送信されてしまう、という事態が発生することを防止できる。
またS144において、通話先電話番号とFAX電話番号とが一致するか否かを判断する場合に、両電話番号の全部が一致する場合のみならず、例えば、市外局番などの一部が一致する場合に一致判定を行っても良い。またS144において、自動で音声通話先とデータ送信先との一致・不一致を判断する形態を説明したが、この形態に限られない。子機60に通話先電話番号とFAX電話番号とを表示させ、ユーザによる一致・不一致の判断入力を受け付ける形態であってもよい。
なお、MFP10は多機能通信装置の一例である。子機60は、無線通信端末の一例である。無線通信202は、データ信号の通信の一例である。無線LANアンテナ部37は、第1通信部の一例である。無線通信203は、音声信号の無線通信の一例である。DCLアンテナ部46は、第2通信部の一例である。通信回線接続部41は、電話回線部の一例である。電話回線47は、通信回線の一例である。BOX31は回線制御装置の一例である。分散構成多機能周辺装置1は、通信装置の一例である。相手先電話番号は、相手先情報の一例である。S118、S120を実行するCPUは、相手先情報記憶手段の一例である。FAX電話番号は、特定情報の一例である。EEPROM35は、記憶部の一例である。S132を実行するCPUは、記憶制御手段の一例である。S144を実行するCPUは、判断手段の一例である。S184を実行するCPUは、第1データ送信手段の一例である。S176を実行するCPUは、第2データ送信手段の一例である。CNG信号は、通知信号の一例である。CED信号およびDIS信号は、返信信号の一例である。S162を実行するCPUは、通知手段の一例である。S143を実行するCPUは、識別手段の一例である。S160を実行するCPUは、メッセージ送信手段の一例である。S148を実行するCPUは、命令送信手段の一例である。
1:分散構成多機能周辺装置、10:MFP、11、32、62:CPU、31:BOX、35:EEPROM、41:電話回線接続部、60:子機、100:通信回線網、202、203:無線通信

Claims (6)

  1. データ信号を送受信して各種機能処理を行う多機能通信装置と、
    音声信号を送受信して音声通話を行う無線通信端末と、
    前記多機能通信装置と前記データ信号の通信を行う第1通信部、および、前記無線通信端末と前記音声信号の無線通信を行う第2通信部、および、通信回線先の装置と通信回線網を介して通信を行う通信回線部を有し、前記第1通信部により前記多機能通信装置と通信を行い、前記通信回線部を用いて通信回線先の装置と通信回線網を介して前記データ信号の通信を行い、前記第2通信部を用いて前記無線通信端末と通信を行い、前記通信回線部を用いて前記通信回線先の装置と通信回線網を介して前記音声信号の通信を行う回線制御装置と、
    を備える通信装置の回線制御装置であって、
    前記無線通信端末の音声通話先を特定する相手先情報を記憶する相手先情報記憶手段と、
    送信データおよび前記送信データのデータ送信先を特定する特定情報を前記多機能通信装置から受信することに応じて、前記送信データを記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    前記無線通信端末で音声通話が行われている期間中に前記送信データおよび前記特定情報を受信した場合に、前記相手先情報によって特定される前記音声通話先と前記特定情報によって特定される前記データ送信先とが一致するか否かを判断する判断手段と、
    前記送信データを送信することを通知する通知信号を前記データ送信先へ送信し、前記通知信号に対する返信信号を前記データ送信先から受信する通知手段と、
    前記判断手段によって前記音声通話先と前記データ送信先とが一致すると判断される場合に、前記無線通信端末での音声通話の終了を検出することを条件として、音声通話先と接続している回線の接続状態を維持した状態で、前記記憶部に記憶されている前記送信データを前記特定情報で特定される前記データ送信先へ送信する第1データ送信手段と、
    前記判断手段によって前記音声通話先と前記データ送信先とが一致しないと判断される場合に、前記無線通信端末での音声通話の終了を検出することに応じて、前記データ送信先との回線の接続を新たに確立した上で、前記記憶部に記憶されている前記送信データを前記データ送信先へ送信する第2データ送信手段と、
    を備え
    更に、
    前記第1データ送信手段は、
    前記通知手段が前記返信信号を受信する場合には、前記送信データを前記データ送信先へ送信し、
    前記通知手段が前記返信信号を受信しない場合には、前記データ送信先との回線の接続を再度確立した上で、前記送信データを前記データ送信先へ送信することを特徴とする回線制御装置。
  2. データ信号を送受信して各種機能処理を行う多機能通信装置と、
    音声信号を送受信して音声通話を行う無線通信端末と、
    前記多機能通信装置と前記データ信号の通信を行う第1通信部、および、前記無線通信端末と前記音声信号の無線通信を行う第2通信部、および、通信回線先の装置と通信回線網を介して通信を行う通信回線部を有し、前記第1通信部により前記多機能通信装置と通信を行い、前記通信回線部を用いて通信回線先の装置と通信回線網を介して前記データ信号の通信を行い、前記第2通信部を用いて前記無線通信端末と通信を行い、前記通信回線部を用いて前記通信回線先の装置と通信回線網を介して前記音声信号の通信を行う回線制御装置と、
    を備える通信装置の回線制御装置であって、
    前記無線通信端末の音声通話先を特定する相手先情報を記憶する相手先情報記憶手段と、
    送信データおよび前記送信データのデータ送信先を特定する特定情報を前記多機能通信装置から受信することに応じて、前記送信データを記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    前記無線通信端末での音声通話が、前記無線通信端末からの発呼によって行われているか、または前記音声通話先からの着呼によって行われているかを識別する識別手段と、
    前記無線通信端末で音声通話が行われている期間中に前記送信データおよび前記特定情報を受信した場合に、前記相手先情報によって特定される前記音声通話先と前記特定情報によって特定される前記データ送信先とが一致するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記音声通話先と前記データ送信先とが一致すると判断される場合に、前記無線通信端末での音声通話の終了を検出することを条件として、音声通話先と接続している回線の接続状態を維持した状態で、前記記憶部に記憶されている前記送信データを前記特定情報で特定される前記データ送信先へ送信する第1データ送信手段と、
    前記判断手段によって前記音声通話先と前記データ送信先とが一致しないと判断される場合に、前記無線通信端末での音声通話の終了を検出することに応じて、前記データ送信先との回線の接続を新たに確立した上で、前記記憶部に記憶されている前記送信データを前記データ送信先へ送信する第2データ送信手段と、
    を備え
    更に、
    前記第1データ送信手段は、
    前記無線通信端末からの発呼によって前記無線通信端末での音声通話が行われていると前記識別手段が識別する場合には、前記無線通信端末での音声通話の終了を検出することを条件として、前記送信データを前記データ送信先へ送信し、
    前記音声通話先からの着呼によって前記無線通信端末での音声通話が行われていると前記識別手段が識別する場合には、前記データ送信先との回線の接続を再度確立した上で、前記送信データを前記データ送信先へ送信することを特徴とする回線制御装置。
  3. 前記判断手段によって前記音声通話先と前記データ送信先とが一致すると判断される場合に、前記無線通信端末での音声通話の終了を検出することを条件として、接続している回線の接続状態を維持することを要求する音声メッセージを前記音声通話先へ送信するメッセージ送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の回線制御装置。
  4. 前記判断手段によって前記音声通話先と前記データ送信先とが一致すると判断される場合に、前記無線通信端末での音声通話の終了後に前記送信データを前記データ送信先へ送信することを報知する報知動作の実行命令を前記無線通信端末へ送信する命令送信手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の回線制御装置。
  5. データ信号を送受信して各種機能処理を行う多機能通信装置と、
    音声信号を送受信して音声通話を行う無線通信端末と、
    前記多機能通信装置と前記データ信号の通信を行う第1通信部、および、前記無線通信端末と前記音声信号の無線通信を行う第2通信部、および、通信回線先の装置と通信回線網を介して通信を行う通信回線部を有し、前記第1通信部により前記多機能通信装置と通信を行い、前記通信回線部を用いて通信回線先の装置と通信回線網を介して前記データ信号の通信を行い、前記第2通信部を用いて前記無線通信端末と通信を行い、前記通信回線部を用いて前記通信回線先の装置と通信回線網を介して前記音声信号の通信を行う回線制御装置と、
    を備える通信装置であって、
    前記無線通信端末の音声通話先を特定する相手先情報を記憶する相手先情報記憶手段と、
    送信データおよび前記送信データのデータ送信先を特定する特定情報を前記多機能通信装置から受信することに応じて、前記送信データを記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    前記無線通信端末で音声通話が行われている期間中に前記送信データおよび前記特定情報を受信した場合に、前記相手先情報によって特定される前記音声通話先と前記特定情報によって特定される前記データ送信先とが一致するか否かを判断する判断手段と、
    前記送信データを送信することを通知する通知信号を前記データ送信先へ送信し、前記通知信号に対する返信信号を前記データ送信先から受信する通知手段と、
    前記判断手段によって前記音声通話先と前記データ送信先とが一致すると判断される場合に、前記無線通信端末での音声通話の終了を検出することを条件として、音声通話先と接続している回線の接続状態を維持した状態で、前記記憶部に記憶されている前記送信データを前記特定情報で特定される前記データ送信先へ送信する第1データ送信手段と、
    前記判断手段によって前記音声通話先と前記データ送信先とが一致しないと判断される場合に、前記無線通信端末での音声通話の終了を検出することに応じて、前記データ送信先との回線の接続を新たに確立した上で、前記記憶部に記憶されている前記送信データを前記データ送信先へ送信する第2データ送信手段と、
    を備え
    更に、
    前記第1データ送信手段は、
    前記通知手段が前記返信信号を受信する場合には、前記送信データを前記データ送信先へ送信し、
    前記通知手段が前記返信信号を受信しない場合には、前記データ送信先との回線の接続を再度確立した上で、前記送信データを前記データ送信先へ送信することを特徴とする通信装置。
  6. データ信号を送受信して各種機能処理を行う多機能通信装置と、
    音声信号を送受信して音声通話を行う無線通信端末と、
    前記多機能通信装置と前記データ信号の通信を行う第1通信部、および、前記無線通信端末と前記音声信号の無線通信を行う第2通信部、および、通信回線先の装置と通信回線網を介して通信を行う通信回線部を有し、前記第1通信部により前記多機能通信装置と通信を行い、前記通信回線部を用いて通信回線先の装置と通信回線網を介して前記データ信号の通信を行い、前記第2通信部を用いて前記無線通信端末と通信を行い、前記通信回線部を用いて前記通信回線先の装置と通信回線網を介して前記音声信号の通信を行う回線制御装置と、
    を備える通信装置であって、
    前記無線通信端末の音声通話先を特定する相手先情報を記憶する相手先情報記憶手段と、
    送信データおよび前記送信データのデータ送信先を特定する特定情報を前記多機能通信装置から受信することに応じて、前記送信データを記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    前記無線通信端末での音声通話が、前記無線通信端末からの発呼によって行われているか、または前記音声通話先からの着呼によって行われているかを識別する識別手段と、
    前記無線通信端末で音声通話が行われている期間中に前記送信データおよび前記特定情報を受信した場合に、前記相手先情報によって特定される前記音声通話先と前記特定情報によって特定される前記データ送信先とが一致するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記音声通話先と前記データ送信先とが一致すると判断される場合に、前記無線通信端末での音声通話の終了を検出することを条件として、音声通話先と接続している回線の接続状態を維持した状態で、前記記憶部に記憶されている前記送信データを前記特定情報で特定される前記データ送信先へ送信する第1データ送信手段と、
    前記判断手段によって前記音声通話先と前記データ送信先とが一致しないと判断される場合に、前記無線通信端末での音声通話の終了を検出することに応じて、前記データ送信先との回線の接続を新たに確立した上で、前記記憶部に記憶されている前記送信データを前記データ送信先へ送信する第2データ送信手段と、
    を備え
    更に、
    前記第1データ送信手段は、
    前記無線通信端末からの発呼によって前記無線通信端末での音声通話が行われていると前記識別手段が識別する場合には、前記無線通信端末での音声通話の終了を検出することを条件として、前記送信データを前記データ送信先へ送信し、
    前記音声通話先からの着呼によって前記無線通信端末での音声通話が行われていると前記識別手段が識別する場合には、前記データ送信先との回線の接続を再度確立した上で、前記送信データを前記データ送信先へ送信することを特徴とする通信装置。
JP2012213813A 2012-09-27 2012-09-27 回線制御装置 Active JP5998802B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012213813A JP5998802B2 (ja) 2012-09-27 2012-09-27 回線制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012213813A JP5998802B2 (ja) 2012-09-27 2012-09-27 回線制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014068300A JP2014068300A (ja) 2014-04-17
JP5998802B2 true JP5998802B2 (ja) 2016-09-28

Family

ID=50744271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012213813A Active JP5998802B2 (ja) 2012-09-27 2012-09-27 回線制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5998802B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3061048B1 (ja) * 1999-03-25 2000-07-10 ブラザー工業株式会社 通信装置および記憶媒体
JP5223833B2 (ja) * 2009-09-29 2013-06-26 ブラザー工業株式会社 通信装置
JP5381654B2 (ja) * 2009-11-30 2014-01-08 ブラザー工業株式会社 通信装置および通信システム
JP5223850B2 (ja) * 2009-11-30 2013-06-26 ブラザー工業株式会社 通信装置および通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014068300A (ja) 2014-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6151911B2 (ja) 画像処理装置、その制御方法、及びプログラム
JP5974773B2 (ja) 通信装置及びコンピュータプログラム
JP2011049649A (ja) ファクシミリ装置、画像形成装置、通信システムおよびプログラム
US7068763B2 (en) Communication terminal device
US20110053562A1 (en) Method and Apparatus for Receipt and Wireless Transmission of a Facsimile
JP2006311125A (ja) 通信装置
US8879694B2 (en) Communication apparatus and communication system
JP5998802B2 (ja) 回線制御装置
JP5831106B2 (ja) 通信装置
JP6663840B2 (ja) 通信システム
JP2011114748A (ja) 通信装置および通信システム
US9020112B2 (en) Communication apparatus and communication system
JP6048037B2 (ja) 回線制御装置
JP5223833B2 (ja) 通信装置
JP5240175B2 (ja) 通信装置
JP4941369B2 (ja) 電話装置
JP6299340B2 (ja) 転送側ファクシミリ装置、ファクシミリ通信システム、及び受信側ファクシミリ装置
JP2013046235A (ja) ファクシミリ装置
JP5962130B2 (ja) 通信装置及び通信システム
JP5920113B2 (ja) 通信装置および回線制御装置
JP6221900B2 (ja) 受信側ファクシミリ装置、ファクシミリ通信システム、及び転送側ファクシミリ装置
JP6330267B2 (ja) 画像処理システム、及び、画像処理装置
JP5077339B2 (ja) 通信装置
JP2003078741A (ja) ファクシミリ装置及びファクシミリ再送方法
JP2009231994A (ja) ファクシミリ通信システムおよびファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160815

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5998802

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150