JP5998740B2 - Posシステムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、POSシステムおよびプログラムに関する。
スーパーマーケット等の店舗では、集客を目的として、ある特定商品を期間或いは時間を区切って、通常販売している価格より安く商品を提供する特売或いはタイムサービスを実施することがある。そして、その特売或いはタイムサービスを実施する日(以下、特売日とする)は、お客が購入する商品数が通常時より多いため、POS(Point Of Sale)レジスタにおいて、お客が購入する商品を登録する登録操作は通常よりも多くの時間を要する。加えて、特売日は来店客が多いため、お客は、POSレジスタに待ち行列を作って精算処理を待つ場合がある。また、特売日に限らず、レジ担当者の熟練度合いによってPOSレジスタに待ち行列ができる場合がある。
また、登録専用のPOSレジスタと会計専用のPOSレジスタとをネットワークで接続し利用するPOSシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−242362号公報
しかしながら、登録専用のPOSレジスタと会計専用のPOSレジスタとをネットワークで接続し利用するPOSシステムの場合、登録専用のPOSレジスタ、会計専用のPOSレジスタの夫々について、必要な設置台数を別々に算出する必要がある。
例えば、来店客が多い特売日を基準に(考慮して)、又は、予備用として、多めに設置台数を算出する場合、登録専用のPOSレジスタの設置台数も会計専用のPOSレジスタの設置台数も多くなる。従って、特売日に比べ来店者が少ない通常時には、登録専用のPOSレジスタの使用頻度(稼動)も落ち、会計専用のPOSレジスタの使用頻度も落ち、導入費用と使用頻度とのバランスから見て経済的とは言えない。
一方、経済性を考慮して、少なめに設置台数を算出する場合、登録専用のPOSレジスタの設置台数も会計専用のPOSレジスタの設置台数も少なくなる。従って、来店者が多い特売日には、商品登録を待つお客の列(以下、商品登録待ち行列とも称する)の長さも、会計を待つお客の列(以下、会計待ち行列とも称する)の長さも長くなり、お客の不満は大きくなる。
また、商品登録待ち行列と会計待ち行列の長さの比率は、様々な要因(例えば、お客一人の買上商品数、領収書の発行、POSレジスタを操作する店員の操作速度、何らかのトラブル)によって変化するので、顧客満足度を優先して、登録専用のPOSレジスタ及び会計専用のPOSレジスタの設置台数を多くしたのに、商品登録待ち行列か会計待ち行列の何れかが長くなり、顧客満足度が向上しない場合がある。
また、設置台数が多くする場合には、上述した経済的な問題に加え、設置スペースの問題も生じる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、経済性に優れ、顧客満足度向上に寄与し、広い設置スペースを必要としない技術を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係るPOSシステムは、買物客の購入商品の登録を行う登録画面と、該登録された購入商品の代金決済を行う会計画面とを表示可能な表示部を有するPOSレジスタを通信回線を介し複数接続したPOSシステムにおいて、前記表示部の表示画面に前記登録画面を表示して購入商品の登録を行う動作モードである登録モード、又は、前記会計画面を表示して代金決済を行う動作モードである会計モードの何れかの動作モードに制御する第1の切替手段と、前記POSシステムを構成するあるPOSレジスタの動作モードが前記第1の切替手段の制御によって切り替った場合に、前記POSシステムを構成する他の少なくとも1つのPOSレジスタの動作モードを前記第1の切替手段で切り替えた動作モードと異なる動作モードに切り替える第2の切替手段とを備えることを特徴とする。
上記POSシステムによれば、通信回線を介して接続された複数のPOSレジスタの夫々は、登録画面と会計画面とを表示可能な表示部を有し、各POSレジスタは、第1の切替手段によって、登録画面を表示して購入商品の登録を行う動作モードである登録モード(即ち、登録装置として動作させる動作モード)、又は、会計画面を表示して代金決済(会計)を行う動作モードである会計モード(即ち、会計装置として動作させる動作モード)の何れかの動作モードに制御されるので、経済性に優れ、顧客満足度は向上し、広い設置スペースも不要である。即ち、上記POSシステムによれば、必要なPOSレジスタの総台数は、動作モードの切替を前提として算出すればよいので、従来の如く別々に必要台数を算出した場合の登録専用のPOSレジスタの台数と会計専用のPOSレジスタの台数の合計台数よりも少なくなるため、従来に比べ、経済性に優れ、かつ、広い設置スペースも要らなくなる。また、商品登録待ち行列(商品登録を待つお客の列)の長さ、及び、会計待ち行列(会計を待つお客の列)の長さの変化に応じて、適宜、動作モードの切替ができるので、必要に応じて何れの列も短くすることができ(列崩しが可能になり)、顧客満足度は向上する。
また、各POSレジスタの列の長さの不均衡を調整(是正)するために、あるPOSレジスタの動作モードを会計モードから登録モードへの切り替え、かつ、他のPOSレジスタの動作モードを登録モードから会計モードへの切り替える場合があるが、上記POSシステムによれば、第2の切替手段は、例えば、あるPOSレジスタの動作モードが第1の切替手段によって会計モードから登録モードに切り替った場合、他の少なくとも1つのPOSレジスタの動作モードを登録モードから会計モードに制御するので、あるPOSレジスタの動作モードを会計モードから登録モードへ切り替える際に生じる、他のPOSレジスタの動作モードを登録モードから会計モードへ切り替える操作が不要となり便利である。あるPOSレジスタの動作モードを登録モードから会計モードへの切り替え、かつ、他のPOSレジスタの動作モードを会計モードから登録モードへの切り替える場合についても同様に操作が不要となり便利である。
また、店員による操作ではなく自動的に、商品登録を行うPOSレジスタと代金決済を行うPOSレジスタとに分散されるので(即ち、商品登録を行うPOSレジスタと代金決済を行うPOSレジスタの割合(配分)が自動的に制御されるので)、商品登録を行うPOSレジスタの数が必要以上に多くなり代金決済を行うPOSレジスタの数が不足したり、代金決済を行うPOSレジスタの数が必要以上に多くなり商品登録を行うPOSレジスタの数が不足したりすることがなくなり、商品登録待ち行列に並び始めてから代金決済が終わる迄のお客1人あたりの平均の待ち時間(以下、「トータルの待ち時間」とも称する)を最適化(最小化)することができる。つまり、経済性や設置スペースを考慮しPOSレジスタの数を一定量に抑えつつ、動作モードの切り替え操作などの手間を掛けずに、顧客満足度を向上させることができる。
上記POSシステムにおいて、前記第2の切替手段は、指定された前記他のPOSレジスタの動作モードを切り替えるようにしてもよい。
上記POSシステムによれば、第2の切替手段は、指定された他のPOSレジスタの動作モードを切り替えるので、POSシステムにおいて、各動作モードに設定されるPOSレジスタの割合(配分)を例えば混雑状況等に応じて制御することができる。従って、例えば、商品登録待ち行列の長さと会計待ち行列の長さの関係(比率)が、混雑度に応じて異なる傾向にあるお店において、各動作モードに設定されるPOSレジスタの割合を混雑度に応じて適切に制御することができる。トータルの待ち時間が一層短縮するので、顧客満足度を更に向上させることができる。
上記POSシステムにおいて、前記第1の切替手段、または、前記第2の切替手段によって切り替えられる前記会計モードは、前記買物客自らが代金決済を行うセルフ会計モードであってもよい。
上記POSシステムによれば、第1の切替手段、または、第2の切替手段によって切り替えられる会計モードは、買物客自らが代金決済を行うセルフ会計モードであるので、即ち、第1の切替手段、または、第2の切替手段は、会計モードに切替制御するときは、買物客自らが代金決済を行うセルフ会計モード(即ち、セルフ会計装置として動作させる動作モード)に切替制御するので、より一層列崩しが可能になる。即ち、一般に、登録装置における商品登録の処理時間(所要時間)は、会計装置における代金決済の処理時間に比べ長く、商品登録待ちの列は、代金決済待ちの列よりも長くなる傾向があるので、登録モードに切替える登録装置の台数を多くし、買い物客自らが代金決済を行うセルフ会計モードに切替制御する会計装置の台数を少なくすれば、買物客は、登録装置が多いので商品登録において待たされる時間が軽減され、会計においては、混雑していないセルフ会計モードに切替えられた会計装置に自由に移動し、買い物客自らが会計装置を操作し代金決済を行うことができるので、従来に比べ商品登録から会計完了までのトータル時間を短縮することができ待たされる時間が軽減されるので顧客満足度を向上させることができるという効果を奏する。また、店側は、会計装置をセルフ会計モードに切替えることで、会計装置に店員を配置させる必要がないので、会計処理に係わる人員を少なくすることができ、余った人員を買物客のサポートや品出し等のレジ以外の業務に専念させることができるので、人的効率をアップさせることができるという効果を奏する。
上記POSシステムにおいて、前記登録モードに制御された前記POSレジスタは、商品登録の完了後、該登録された商品関する情報を含む取引情報、又は、当該取引情報を特定する情報を、前記会計モードに制御されたPOSレジスタで精算可能な様に送信する送信手段を備えるようにしてもよい。
上記POSシステムによれば、登録モードに制御されたPOSレジスタは、商品登録の完了後、該登録された商品関する情報を含む取引情報、又は、当該取引情報を特定する情報を、会計モードに制御されたPOSレジスタで精算可能な様に送信する送信手段を備えるので、商品登録の完了時には商品登録を行ったPOSレジスタにて、代金決済を行うPOSレジスタを指定し、指定したPOSレジスタに、代金決済を行うときに必要となる情報を送信することができる。従って、店員は、商品登録の完了後に、代金決済を行う各POSレジスタの混雑度(会計待ち行列の長さ)を確認(考慮)し、お客を振り分けることができる。その結果、トータルの待ち時間が一層短縮するので、顧客満足度を更に向上させることができる。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係るプログラムは、買物客の購入商品の登録を行う登録画面と、該登録された購入商品の代金決済を行う会計画面とを表示可能な表示部を有するPOSレジスタを通信回線を介し複数接続したPOSシステムにおけるPOSレジスタとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを前記表示部の表示画面に前記登録画面を表示して購入商品の登録を行う動作モードである登録モード、又は、前記会計画面を表示して代金決済を行う動作モードである会計モードの何れかの動作モードに制御する第1の切替手段と、前記POSシステムを構成するあるPOSレジスタの動作モードが前記第1の切替手段の制御によって切り替った場合に、前記POSシステムを構成する他の少なくとも1つのPOSレジスタの動作モードを前記第1の切替手段で切り替えた動作モードと異なる動作モードに切り替える第2の切替手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、経済的に優れ、かつ、顧客満足度も向上するPOSシステムを提供することができる。例えば、POSシステムを構成するPOSレジスタの数量を抑えつつ、トータルの待ち時間を短縮することができるPOSシステムを提供することができる。
本発明の一実施形態によるPOSシステム1の構成図の一例である。 本実施形態におけるPOSレジスタ2の外観正面図及び側面図の一例である。 本実施形態におけるPOSレジスタ2の電気回路の構成を示すブロック図の一例である。 本発明の一実施形態によるPOSシステム1の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態によるPOSシステム1の構成図の一例である。POSシステム1は、図1に示すように、N台(Nは1以上の整数)のPOSレジスタ2−1、POSレジスタ2−2、…、POSレジスタ2−Nと、ストアコントローラ3とを含んで構成されており、各装置は、LAN(Local Area Network)を介して接続されている。以下、POSレジスタ2−1、POSレジスタ2−2、…、POSレジスタ2−Nの夫々を特に区別しない場合には総称してPOSレジスタ2と称する。
ストアコントローラ3は、POSシステム1を制御するコンピュータ(例えば、サーバ)である。ストアコントローラ3は、例えば、商品マスタを記憶する。商品マスタは、各商品の商品識別情報(例えばJANコード)、商品名称、販売価格などの商品情報を格納(保持)するファイルである。また、ストアコントローラ3は、登録モード(後述)に制御されているPOSレジスタ2(以下、登録モードのPOSレジスタ2とも称する)から取引情報を受信して記憶する。また、ストアコントローラ3は、会計モード(後述)に制御されているPOSレジスタ2(以下、会計モードのPOSレジスタ2とも称する)から要求があったときは、記憶している取引情報を当該POSレジスタ2に送信する。
POSレジスタ2は、切り替え可能な動作モードとして登録モードと会計モードとを有する。登録モードとは、買物客の購入商品の登録を行う画面(登録画面)を表示部(具体的には店員用表示部14(後述))に表示して購入商品の登録を行う動作モードである。会計モードとは、該登録された購入商品の代金決済(会計)を行う会計画面を表示部(具体的には店員用表示部14(後述))に表示して代金決済を行う動作モードである。具体的には、POSレジスタ2は、会計モードとして、買物客自らが代金決済を行う動作モードであるセルフ会計モードを有している。なお、以下、特に断りがない場合には、以下、会計モードとはセルフ会計モードを表している。
以上のように、POSシステム1には、登録画面と会計画面とを表示可能な表示部を有する複数のPOSレジスタ2と、ストアコントローラ3とが、通信回線(LAN)を介して接続されている。
図2は、本実施形態におけるPOSレジスタ2の外観正面図及び側面図の一例である。図3は、本実施形態におけるPOSレジスタ2の電気回路の構成を示すブロック図の一例である。図3において、符号11はPOSレジスタ2の動作全体を制御するCPU(中央演算装置)であり、図示するように他の構成要素それぞれと接続されている。CPU11の動作の詳細は後述する。
図3において、符号12は種々の情報を記憶するROM(Read Only Memory)である。ROM12は、例えば、CPU11が実行するプログラムを記憶する。また、ROM12は、画面情報(例えば、後述する店員用表示部14の表示画面に表示する登録画面及び会計画面の画面情報)を記憶する。
図3において、符号13は種々の情報を記憶するRAM(Random Access Memory)である。RAM13は、例えば、CPU11によってROM12から読み出された情報(例えば、上記プログラム、上記画面情報)を記憶する。また、RAM13は、CPU11によって処理された情報(例えば、現在の動作モードを示す情報)を記憶する。
図2及び図3において、符号14は、店員に登録画面又は会計画面などを表示する表示部として機能するほか、店員による動作モードの設定切替操作、登録又は会計における入力操作などが可能な操作部として機能する店員用表示部(タッチパネル)である。符号15は商品登録の完了入力や精算時においてお客から受け取った預かり金額などの数字データ入力等を行うための入力手段が設けられ、入力されたデータをCPU11へ供給する操作部である。符号16はCPU11からの表示指示に従って所定の情報を表示することにより、お客に対して商品名や値段を通知する客用表示部である。
図2及び図3において、符号17は、金銭が収納されるキャッシュドロア30(図3において非図示)を制御する自動釣銭機である。自動釣銭機17は、例えば、釣銭のうち少なくとも硬貨分をキャッシュドロア30から釣り銭放出口17a(図3において非図示)に自動的に放出し、預り金投入口17b(図3において非図示)に投入されたお客から受け取った預かり金(硬貨)をキャッシュドロア30に格納する。
図3において、符号18は商品に貼付されたバーコードを読み取り、そのデータをCPU11へ供給するスキャナ部である。図2にはスキャナ部18を示していないが、スキャナ部18は、POSレジスタ2の装置本体に有線で接続され、読み取ったデータを有線で装置本体に送信する構成としてもよいし、無線によって装置本体に接続され、読み取ったデータを装置本体に無線によって送信するような構成としてもよい。
図2及び図3において、符号19はCPU11からの印字指示に従って印字を行う印字部である。例えば、会計モードのPOSレジスタ2において、印字部19は、精算処理(会計処理、代金決済処理とも称する)の完了後、買上商品の明細情報を印刷媒体に印刷し、レシートとして発行する。
また、例えば、登録モードのPOSレジスタ2において、印字部19は、商品登録の完了後、精算処理を行うときに必要となる情報(例えば、該登録された商品関する情報を含む取引情報、又は、当該取引情報を特定する情報、即ち、取引を識別する取引識別情報)を2次元コード(例えば、QR(Quick Response)コード(登録商標))化して印刷媒体に印刷し、お会計券(精算券)として発行する。なお、登録モードのPOSレジスタ2において、会計モードの他のPOSレジスタ2との通信が不能であるときに、印刷部19は、お会計券を発行し、通信が不能でないときは、お会計券の発行に代えて、取引情報(若しくは取引識別情報)を会計モードのPOSレジスタ2(会計モードに制御されているPOSレジスタ2)であって指定されたPOSレジスタ2(例えば、空いている、又は、混んでいないPOSレジスタ)に送信するようにしてもよい。
なお、お会計券に印刷された2次元コードの内容は、会計モードのPOSレジスタ2のスキャナ部18(又は、撮像部21、若しくは、2次元コードを読み込む非図示の他のスキャナ部等)を利用して認識される。認識された内容が取引情報であった場合(取引情報が2次元コード化されていた場合)には、当該POSレジスタ2のCPU11は、認識された取引情報を用いて決済処理を実行する。また、認識された内容が取引識別情報であった場合(取引識別情報が2次元コード化されていた場合)には、当該POSレジスタ2のCPU11は、認識された取引識別情報によって識別(特定)される取引情報をストアコントローラ3から受信し、受信した取引情報を用いて決済処理を実行する。
図3において、符号20はLANを介して外部(例えば、ストアコントローラ3)と通信する通信部である。例えば、登録モードのPOSレジスタ2において、通信部20は、適宜、ストアコントローラ3から商品マスタを受信する。また、登録モードのPOSレジスタ2において、商品登録の完了後、ストアコントローラ3に取引情報を送信する。また、登録モードのPOSレジスタ2において、商品登録の完了後、精算処理を行うときに必要となる情報(例えば、取引情報又は取引識別情報)を、会計モードのPOSレジスタ2であって指定されたPOSレジスタ2に送信するようにしてもよい。
また、会計モードの他のPOSレジスタ2において、通信部20は、適宜、ストアコントローラ3から商品マスタを受信する。また、会計モードの他のPOSレジスタ2において、通信部20は、登録モードのPOSレジスタ2から取引情報を受信してもよい。なお、会計モードの他のPOSレジスタ2において、通信部20は、登録モードのPOSレジスタ2に代えて、ストアコントローラ3から取引情報を受信するようにしてもよい。
図3において、符号21はCPU11からの撮像指示に従って撮像する撮像部(カメラ)である。図2には撮像部21を示していないが、撮像部21は、POSレジスタ2の装置本体に有線で接続され、撮像画像を有線で装置本体に送信する構成としてもよいし、無線によって装置本体に接続され、撮像画像を装置本体に無線によって送信するような構成としてもよい。
以上のように、POSレジスタ2は、登録モードに制御されているときは、店員用表示部14に登録画面を表示する。登録モードのPOSレジスタ2(登録モードに制御されているPOSレジスタ2)は、店員がスキャナ部18を用いてお客の買上商品を読み取ることによって、又は、店員が登録画面に設けられたボタン(プリセットボタン)をタッチすることによって、お客の買上商品の商品情報(商品コード等)の入力を受け付ける。そして、登録モードのPOSレジスタ2は、全買上商品の入力が終わった後に、全商品の商品情報及び取引識別情報を含む取引情報をストアコントローラ3に送信する。また、登録モードのPOSレジスタ2は、取引情報(若しくは取引識別情報)を2次元コード化して印刷したお会計券を発行する。なお、登録モードのPOSレジスタ2は、お会計券の発行に代えて、取引情報(若しくは取引識別情報)を会計モードのPOSレジスタ2であって指定されたPOSレジスタ2に送信するようにしてもよい。
また、POSレジスタ2は、会計モードに制御されているときは、店員用表示部14に会計画面を表示する。会計モードのPOSレジスタ2(会計モードに制御されているPOSレジスタ2)は、登録モードのPOSレジスタ2において発行されたお会計券に2次元コード化された取引情報(若しくは取引識別情報)、又は、登録モードのPOSレジスタ2から送信された取引情報(若しくは取引識別情報)に基づいて、買物客自らが代金決済を実行し、レシートを発行する。
以下、POSレジスタ2のCPU11の動作について説明する。
CPU11は、当該POSレジスタ2の動作モードを制御する。例えば、当該POSレジスタ2の動作モードが登録モードである場合に、操作部15が動作モードを会計モードに設定する旨の店員の操作を受け付けたとき、又は、通信部20が動作モードを会計モードに設定する旨の設定命令を受信したときは、CPU11は、動作モードを登録モードから会計モードに切り替える。また、当該POSレジスタ2の動作モードが会計モードである場合に、操作部15が動作モードを登録モードに設定する旨の店員の操作を受け付けたとき、又は、通信部20が動作モードを登録モードに設定する旨の設定命令を受信したときは、CPU11は、動作モードを会計モードから登録モードに切り替える。
具体的には、例えば、CPU11は、店員用表示部14に表示する画面を切り替えるとともに、設定後(切替後)の動作モードを示す情報をRAM13に記憶させる。
また、CPU11は、他のPOSレジスタ2の動作モードを制御する。例えば、CPU11は、当該POSレジスタ2が店員の操作によって会計モードから登録モードに制御されたときは、動作モードを会計モードに設定する旨の設定命令を他の少なくとも1つのPOSレジスタ2に通信部20を介して送信する。即ち、CPU11は、他の少なくとも1つのPOSレジスタ2を登録モードから会計モードに制御する。また、CPU11は、当該POSレジスタ2が店員の操作によって登録モードから会計モードに制御されたときは、動作モードを登録モードに設定する旨の設定命令を他の少なくとも1つのPOSレジスタ2に通信部20を介して送信してもよい。即ち、CPU11は、他の少なくとも1つのPOSレジスタ2を会計モードから登録モードに制御してもよい。
他の少なくとも1つのPOSレジスタ2は、ユーザによって指定された1以上の他のPOSレジスタ2であってもよいし、ユーザによって指定された数(1以上)の他のPOSレジスタ2であってもよい。即ち、あるPOSレジスタ2のCPU11は、指定された1以上の他のPOSレジスタ2について、若しくは、指定された数の他のPOSレジスタ2について、登録モードから会計モードに制御し、又は、会計モードから登録モード会計モードに制御してもよい。
なお、ユーザは、当該POSレジスタ2の動作モードの変更操作の都度、他のPOSレジスタ2(又は、他のPOSレジスタ2の数)を指定してもよいし、事前に、他のPOSレジスタ2(又は、他のPOSレジスタ2の数)を指定してもよい。即ち、あるPOSレジスタ2のCPU11は、当該POSレジスタ2の動作モードの変更操作の都度の指定された他のPOSレジスタ2(又は、都度指定された数に応じて他のPOSレジスタ2を適宜決定し、決定した他のPOSレジスタ2)について、若しくは、当該POSレジスタ2の動作モードの変更操作とは関係なく事前に指定された他のPOSレジスタ2(又は、事前に指定された数に応じて他のPOSレジスタ2を適宜決定し、決定した他のPOSレジスタ2)について、登録モードから会計モードに制御し、又は、会計モードから登録モード会計モードに制御してもよい。
なお、ユーザによって指定された1以上の他のPOSレジスタ2の動作モードを制御する態様において、ユーザによって指定された何れかの他のPOSレジスタ2が既に設定命令に示される動作モードになっている場合には、既に設定命令に示される動作モードになっている他のPOSレジスタ2については、動作モードは変更されずに維持されることになるが、当該場合に、ユーザによって指定された他のPOSレジスタ2の動作モードが所望の動作モードになっているという理由から何もしなくてもよいし、あるいは、動作モードの変更がなされるべき他のPOSレジスタ2について動作モードの変更がなされなかったという理由から別のPOSレジスタ2の動作モードを変更するようにしてもよい。なお、別のPOSレジスタ2の動作モードを変更する場合には、ユーザによって再指定された他のPOSレジスタ2を対象としてもよい。
なお、ユーザが、当該POSレジスタ2の動作モードの変更操作の都度、1以上の他のPOSレジスタ2を指定する態様の場合、当該POSレジスタ2のCPU11は、ユーザによる他のPOSレジスタ2の指定に際し、他のPOSレジスタ2の現在の動作モードを店員用表示部14に表示してもよい。例えば、あるPOSレジスタ2のCPU11は、他の夫々のPOSレジスタ2に(又は、ストアコントローラ3が各POSレジスタ2の動作モードを記憶している場合にはストアコントローラ3)に、現在の動作モードを問い合せて、問い合せ結果を店員用表示部14に表示してもよい。ユーザは、他のPOSレジスタ2の現在の動作モードを店員用表示部14にて確認することができるので、上述のようなユーザによる再指定の問題は生じなくなる。
一方、ユーザによって指定された数の他のPOSレジスタ2の動作モードを制御する態様においては、CPU11は、設定命令に示される動作モードに切替可能なPOSレジスタ2(設定命令に示される動作モードでない他のPOSレジスタ2)の中からユーザによって指定された数の他のPOSレジスタ2を決定する。従って、原則、上述のようなユーザによる再指定の問題は生じない。但し、ユーザによる指定数が、設定命令に示される動作モードに切替可能なPOSレジスタ2の数を超える場合には、超える数のPOSレジスタ2について動作モードは維持される。
なお、ユーザが、当該POSレジスタ2の動作モードの変更操作の都度、他のPOSレジスタ2の数を指定する態様の場合、POSレジスタ2を指定する態様の場合と同様、当該POSレジスタ2のCPU11は、ユーザによる他のPOSレジスタ2の数の指定に際し、他のPOSレジスタ2の現在の動作モードを店員用表示部14に表示してもよい。ユーザは、他のPOSレジスタ2の現在の動作モードを店員用表示部14にて確認することができるので、妥当な数を指定することができる。
なお、事前に、他のPOSレジスタ2を指定しておく態様の場合、例えば、あるPOSレジスタ2の動作モードを切り替えた場合に何れのPOSレジスタ2の動作モードを切り替えるかというPOSレジスタ2同士の対応関係を事前に決めておいてもよい。
事前に、他のPOSレジスタ2の数を指定する態様の場合、例えば、POSシステム1内における登録モードのPOSレジスタ2と会計モードのPOSレジスタ2の各数量を事前に決めておいてもよい。また、登録モードのPOSレジスタ2と会計モードのPOSレジスタ2の各数量に幅を持たせて決めておき(例えば、POSシステム1内に8台のPOSレジスタ2がある場合に、登録モードのPOSレジスタ2の数、会計モードのPOSレジスタ2の数量を共に4〜6台として決めておき)、ユーザは、事前設定の範囲内(即ち、上記幅内)において、他のPOSレジスタ2の数を都度指定できるようにしてもよい。
なお、各POSレジスタ2において上記事前指定を行ってもよいし、ストアコントローラ3においてPOSレジスタ2毎に上記事前指定を行ってもよい。事前に指定された指定情報は、各POSレジスタ2のRAM13に記憶しておいてもよいし、ストアコントローラ3に纏めて記憶しておいてもよい。
また、CPU11は、制御対象(動作モードの切替対象)の他のPOSレジスタ2において、ある買物客の商品登録が行われているときは、当該買物客の商品登録の完了後に当該他のPOSレジスタ2を会計モードに制御してもよい。具体的には、例えば、あるPOSレジスタ2のCPU11は、登録モードの他のPOSレジスタ2に、動作モードを会計モードに設定する旨の設定命令を送信し、当該設定命令を受信した登録モードの他のPOSレジスタ2は、ある買物客の商品登録を行っている場合には、当該買物客の商品登録の完了後に、動作モードを登録モードから会計モードに変更してもよい。
また、上記方法は、設定命令の受信側である他のPOSレジスタ2において動作モードを登録モードから会計モードにモード変更するタイミングを制御する方法であるが、設定命令の送信側である当該POSレジスタ2において動作モードを登録モードから会計モードにモード変更するタイミングを制御してもよい。具体的には、例えば、あるPOSレジスタ2のCPU11は、登録モードの他のPOSレジスタ2に、動作モードを会計モードに設定する旨の設定命令を送信する前に、ある買物客の商品登録を行っているか否かを通信部20を介して問い合せ、商品登録中であれば、当該買物客の商品登録の完了した旨の通知を受信する迄、上記設定命令の送信を待機し、当該買物客の商品登録の完了した旨の通知を受信した後に、上記設定命令を送信してもよい。なお、上記問い合せは、制御対象の登録モードの他のPOSレジスタ2に直接行ってもよいし、ストアコントローラ3が登録モードのPOSレジスタ2の状態を管理する場合にはストアコントローラ3に行ってもよい。同様に、商品登録の完了した旨の通知は、制御対象の登録モードの他のPOSレジスタ2から直接受信してもよいし、ストアコントローラ3が登録モードのPOSレジスタ2の状態を管理する場合にはストアコントローラ3から受信してもよい。
なお、CPU11は、同様に、制御対象(動作モードの切替対象)の他のPOSレジスタ2において、ある買物客の決済が行われているときは、当該買物客の決済の完了後に当該他のPOSレジスタ2の動作モードを会計モードから登録モードに変更してもよい。
また、登録モードのPOSレジスタ2のCPU11は、上述の如く、精算処理を行うときに必要となる情報(取引情報、又は、取引識別情報)を、会計モードの他のPOSレジスタ2に送信するように通信部20を制御してもよい。
また、登録モードのPOSレジスタ2のCPU11は、上述の如く、精算処理を行うときに必要となる情報(取引情報、又は、取引識別情報)を2次元コード化して印刷媒体に印刷し、お会計券として発行するように印刷部19を制御してもよい。
なお、登録モードのPOSレジスタ2のCPU11は、会計モードの他のPOSレジスタ2との通信が可能であれば、上述の如く通信部20を制御し、会計モードの他のPOSレジスタ2との通信が不能であれば、上述の如く印刷部19を制御してもよい。
図4は、本発明の一実施形態によるPOSシステム1の動作を説明するためのフローチャートである。具体的には、図4のフローチャートは、あるPOSレジスタ2(図4ではPOSレジスタ2−1)の動作モードの変更に伴って他のPOSレジスタ2(図4ではフローチャート2−2、2−3)の動作モードが変更されるときの動作を表している。なお、図4のフローチャートの開始時において、POSレジスタ2−1は会計モード、POSレジスタ2−2、POSレジスタ2−3は登録モードになっているものとする。また、各POSレジスタ2の動作は各CPU11によって制御される。
ステップS10:POSレジスタ2−1は、店員の操作に応じて、動作モードを会計モードから登録モードに切り替える。
ステップS12:POSレジスタ2−1は、動作モードを会計モードに設定する旨の設定命令をPOSレジスタ2−2及びPOSレジスタ2−3に送信する。
ステップS20:POSレジスタ2−2は、動作モードを会計モードに設定する旨の設定命令をPOSレジスタ2−1から受信する。
ステップS22:POSレジスタ2−2は、商品登録中であるか否かを判断する。商品登録中でない場合には、ステップS24に進む。商品登録中である場合には、商品登録が完了してからステップS24に進む。
ステップS24:POSレジスタ2−2は、動作モードを会計モードに設定する旨の設定命令に応じて、動作モードを登録モードから会計モードに切り替える。
なお、POSレジスタ2−3のステップS30、S32、S34は、図示するように、ステップS20、S22、S24と同様であるので説明を省略する。
以上、POSシステム1によれば、POSシステム1を構成するPOSレジスタ2の数量を抑えつつ、トータルの待ち時間を短縮することができる。
なお、上記実施形態において、あるPOSレジスタ2からの指示(設定命令)に応じて他のPOSレジスタ2を登録モードから会計モードに切り替える際に、当該他のPOSレジスタ2があるお客の商品登録中であったときは、当該他のPOSレジスタ2は当該お客の商品登録が完了した後に登録モードから会計モードに切り替えると説明したが、当該他のPOSレジスタ2に複数人のお客が並んでいる場合には、当該複数人の商品登録が完了した後に登録モードから会計モードに切り替えるようにしてもよい。例えば、当該他のPOSレジスタ2の店員が商品登録の残人数(並んでいる人数)を置数し、置数された数の商品登録が完了した後に登録モードから会計モードに切り替えるようにしてもよい。また、置数に代えて、撮像部21を用いて、当該POSレジスタ2の処理を待つお客(お客の列)を撮像し、撮像画像からお客の人数を特定(推定)し、特定された数の商品登録が完了した後に登録モードから会計モードに切り替えるようにしてもよい。これにより、現在並んでいるお客を捌いた後に会計モードのPOSレジスタ2になるので、商品登録を待って並んでいるお客に迷惑が掛からなくなる。
同様に、あるPOSレジスタ2からの指示(設定命令)に応じて他のPOSレジスタ2を会計モードから登録モードに切り替える際に、当該他のPOSレジスタ2に複数人のお客が並んでいる場合についても、当該複数人の代金決済が完了した後に会計モードから登録モードに切り替えるようにしてもよい。これにより、現在並んでいるお客を捌いた後に登録モードのPOSレジスタ2になるので、代金決済を待って並んでいるお客に迷惑が掛からなくなる。
また、上記実施形態では、POSレジスタ2の動作モードは、登録モードから会計モードに適宜変更され、又は、会計モードから登録モードに適宜変更されるので、お客が、各POSレジスタ2の現在の動作モード(登録モード/会計モード)を簡単に判別できるようにしてもよい。例えば、動作モードに応じて表示態態(たとえば、色)の異なる表示灯/表示器などを用いて、各POSレジスタ2の動作モードを告知(報知)してもよい。これにより、お客に混乱を生じさせることがなくなる。
なお、上記実施形態では、あるPOSレジスタ2を操作する店員の操作に応じて当該POSレジスタ2の動作モードを切り替えた後に他のPOSレジスタ2の動作モードの切り替えると説明したが、他のPOSレジスタの動作モードの切り替えの態様はこれに限定されない。例えば、ストアコントローラ3からの指示(設定命令)に応じてあるPOSレジスタ2の動作モードを切り替えた後に他のPOSレジスタ2の動作モードの切り替えるようにしてもよい。
例えば、ストアコントローラ3は、会計モードのPOSレジスタ2−1に対し、動作モードを登録モードに設定する旨の設定命令を送信するとともに、POSレジスタ2−1の動作モードの切替に伴って動作モードの切替を行うPOSレジスタ2として事前に指定されたPOSレジスタ2−2、2−3に対し、動作モードを会計モードの設定する旨の設定命令を送信するようにしてもよい。同様に、ストアコントローラ3は、登録モードのPOSレジスタ2−1に対し、動作モードを会計モードに設定する旨の設定命令を送信するとともに、POSレジスタ2−1の動作モードの切替に伴って動作モードの切替を行うPOSレジスタ2として事前に指定されたPOSレジスタ2−2、2−3に対し、動作モードを登録モードの設定する旨の設定命令を送信するようにしてもよい。
また、ストアコントローラ3が、あるPOSレジスタ2に対し、動作モードの設定命令を送信し、当該POSレジスタ2が、当該POSレジスタ2の動作モードの切替に伴って動作モードの切替を行う他のPOSレジスタ2として事前に指定された他のPOSレジスタ2に対し、動作モードの設定命令を送信するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、登録モードに設定する旨の設定命令及び会計モードに設定する旨の設定命令を用いているが、上記に代えて、動作モードを切り替える切替命令を用いてもよい。例えば、POSレジスタ2−1が、登録モードのPOSレジスタ2−2、及び、会計モードの2−3の夫々に対し、切替命令を送信した場合、POSレジスタ2−2の動作モードは登録モードから会計モードに切り替り、POSレジスタ2−3の動作モードは会計モードから登録モードに切り替りる。
なお、上記実施形態では、POSレジスタ2は、会計モードとして、買物客自らが代金決済を行うセルフ会計モードを有していると説明したが、POSレジスタ2は、会計モードとして、セルフ会計モードに代えて又は加えて、店員が代金決済を行う会計モードを有していてもよい。
なお、上記POSレジスタ2の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、POSレジスタ2の各処理に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
なお、以下の付記を開示する。
(付記1)
買物客の購入商品の登録を行う登録画面と、該登録された購入商品の代金決済を行う会計画面とを表示可能な表示部を有するPOSレジスタを通信回線を介し複数接続したPOSシステムにおいて、前記表示部の表示画面に前記登録画面を表示して購入商品の登録を行う動作モードである登録モード、又は、前記会計画面を表示して代金決済を行う動作モードである会計モードの何れかの動作モードに制御する第1の切替手段と、前記POSシステムを構成するあるPOSレジスタの動作モードが前記第1の切替手段の制御によって切り替った場合に、前記POSシステムを構成する他の少なくとも1つのPOSレジスタの動作モードを前記第1の切替手段で切り替えた動作モードと異なる動作モードに切り替える第2の切替手段とを備える。
(付記2)
付記2に係るPOSシステムは、付記1のPOSシステムにおいて、前記登録モードに制御された前記POSレジスタは、商品登録の完了後、該登録された商品関する情報を含む取引情報、又は、当該取引情報を特定する情報を、前記会計モードに制御されたPOSレジスタであって指定されたPOSレジスタに前記通信回線を介して送信する送信手段を備えるようにしてもよい。
付記2に係るPOSシステムによれば、登録モードに制御されたPOSレジスタは、商品登録の完了後、該登録された商品関する情報を含む取引情報、又は、当該取引情報を特定する情報を、会計モードに制御されたPOSレジスタであって指定されたPOSレジスタに通信回線を介して送信する送信手段を備えるので、商品登録の完了時には商品登録を行ったPOSレジスタにて、代金決済を行うPOSレジスタを指定し、指定したPOSレジスタに、代金決済を行うときに必要となる情報を送信することができる。従って、店員は、商品登録の完了後に、代金決済を行う各POSレジスタの混雑度(会計待ち行列の長さ)を確認(考慮)し、お客を振り分けることができる。その結果、トータルの待ち時間が一層短縮するので、顧客満足度を更に向上させることができる。
(付記3)
付記3に係るPOSシステムは、付記1又は付記2のPOSシステムにおいて、前記登録モードに制御された前記POSレジスタは、前記会計モードに制御されたPOSレジスタとの通信が不能であるときは、商品登録の完了後、該登録された商品関する情報を含む取引情報、又は、当該取引情報を特定する情報を2次元コード化して印刷媒体に印刷し発行する印刷手段を備える。
付記3に係るPOSシステムによれば、登録モードに制御されたPOSレジスタは、会計モードに制御されたPOSレジスタとの通信が不能であるときは、商品登録の完了後、該登録された商品関する情報を含む取引情報、又は、当該取引情報を特定する情報を2次元コード化して印刷媒体に印刷し発行する印刷手段を備えるので、例えば、通信回線の異常があった場合には、印刷媒体を用いて、代金決済を行うときに必要となる情報を会計モードに制御されたPOSレジスタに供給(入力)することができる。従って、通信回線のトラブルが生じたとしても、商品登録を行うPOSレジスタも、代金決済を行うPOSレジスタも夫々の役目を問題無く果たすことができる。つまり、オンラインの状態と同様、オフラインの状態であってもオンラインの状態と同様に、トータルの待ち時間が短縮し、顧客満足度を向上させることができる。
1…POSシステム 2…POSレジスタ 3…ストアコントローラ(上位装置) 11…CPU 12…ROM 13…RAM 14…店員用表示部 15…操作部 16…客用表示部 17…自動釣銭機 17a…釣り銭放出口 17b…預り金投入口 18…スキャナ部 19…印字部 20…通信部 21…撮像部(カメラ) 30…キャッシュドロア

Claims (5)

  1. 買物客の購入商品の登録を行う登録画面と、該登録された購入商品の代金決済を行う会計画面とを表示可能な表示部を有するPOSレジスタを通信回線を介し複数接続したPOSシステムにおいて、
    前記表示部の表示画面に前記登録画面を表示して購入商品の登録を行う動作モードである登録モード、又は、前記会計画面を表示して代金決済を行う動作モードである会計モードの何れかの動作モードに制御する第1の切替手段と、
    前記POSシステムを構成するあるPOSレジスタの動作モードが前記第1の切替手段の制御によって切り替った場合に、前記POSシステムを構成する他の少なくとも1つのPOSレジスタの動作モードを前記第1の切替手段で切り替えた動作モードと異なる動作モードに切り替える第2の切替手段と
    を備えることを特徴とするPOSシステム。
  2. 前記第2の切替手段は
    定された前記他のPOSレジスタの動作モードを切り替えることを特徴とする請求項1に記載のPOSシステム。
  3. 前記第1の切替手段、または、前記第2の切替手段によって切り替えられる前記会計モードは、前記買物客自らが代金決済を行うセルフ会計モードであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のPOSシステム。
  4. 前記登録モードに制御された前記POSレジスタは、
    商品登録の完了後、該登録された商品関する情報を含む取引情報、又は、当該取引情報を特定する情報を、前記会計モードに制御されたPOSレジスタで精算可能な様に送信する送信手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のPOSシステム。
  5. 買物客の購入商品の登録を行う登録画面と、該登録された購入商品の代金決済を行う会計画面とを表示可能な表示部を有するPOSレジスタを通信回線を介し複数接続したPOSシステムにおけるPOSレジスタとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを
    前記表示部の表示画面に前記登録画面を表示して購入商品の登録を行う動作モードである登録モード、又は、前記会計画面を表示して代金決済を行う動作モードである会計モードの何れかの動作モードに制御する第1の切替手段と、
    前記POSシステムを構成するあるPOSレジスタの動作モードが前記第1の切替手段の制御によって切り替った場合に、前記POSシステムを構成する他の少なくとも1つのPOSレジスタの動作モードを前記第1の切替手段で切り替えた動作モードと異なる動作モードに切り替える第2の切替手段と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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