JP5998356B2 - 基板搬送装置および搬送ベルトの保守点検方法 - Google Patents

基板搬送装置および搬送ベルトの保守点検方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子部品実装用装置に用いられる基板搬送装置および基板搬送装置において搬送ベルトの保守点検を行う搬送ベルトの保守点検方法に関するものである。
電子部品を基板に実装する部品実装ラインに用いられる電子部品実装用装置には、基板搬送機構によって搬送された基板を位置決めするための基板位置決め機構が設けられている。基板搬送機構としては水平走行する搬送ベルトによって基板を移動させる方式が多用されており、このような搬送ベルト方式の基板搬送機構における基板位置決め機構として、搬送ベルトの側方に配置された基板検出センサの検出信号に基づいて基板の停止位置制御を行うセンサ方式のものが知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献例に示す先行技術では、投光器と受光器を備えた遮光式センサを用い、投光器からの検査光が搬送ベルト上の基板により遮光されたことを受光器が検知することによって基板の通過を検出するようにしている。
特開2009−173433号公報
しかしながら上述の先行技術例を含め、搬送ベルトを用いた従来の基板搬送機構には、搬送ベルトの汚損や経時劣化などに起因する基板の誤検出の発生を有効に防止することが難しいという難点があった。すなわち基板搬送用の搬送ベルトとしては一般にファイバ素材を含む樹脂ベルトが用いられることから、使用継続中に異物の付着や毛羽立ちなど、基板検出センサの誤検出を誘発する状態が生じやすい。このような状態を排除するには、付着異物や毛羽立ちの除去を目的とした保守点検を所定インターバルで行う必要がある。
ところが検出対象の基板が薄型化するに伴い、高検出精度のセンサが用いられるようになっていることから、除去対象となる異物等を目視で確認することが難しくなっている。このため異物除去を目的とした保守点検作業において、除去対象部位の特定に手間と時間を要し、保守点検作業を効率よく容易に行うことが困難であった。
そこで本発明は、搬送ベルトを用いた基板搬送機構において、誤検出の要因の除去を目的とした保守点検作業を効率よく容易に行うことができる基板搬送機構および基板搬送機構における搬送ベルトの保守点検方法を提供することを目的とする。
本発明の基板搬送装置は、基板に電子部品を実装するための部品実装用作業を行う電子部品実装用装置において、前記基板を搬送ベルトによって搬送する基板搬送装置であって、前記搬送ベルトを駆動するベルト駆動機構と、前記搬送ベルトによる基板搬送方向を横切る方向に検出光軸を配置して配設され、搬送ベルトの上面に存在する検出対象物を前記検出光軸によって光学的に検出する検出センサと、前記検出センサによる検出結果に基づいて前記ベルト駆動機構を制御するとともに、報知部に前記検出結果に応じた所定の報知を行わせる制御部と、前記制御部による制御モードとして、前記基板搬送装置に前記部品実装用作業のための基板搬送を実行させる実装用作業モードおよび除去対象となる異物としての前記検出対象物を検出するための保守点検作業モードを記憶する制御モード記憶部とを備え、前記保守点検作業モードにおいて、前記検出センサが前記異物としての検出対象物を検出したならば、前記ベルト駆動機構を停止させるとともに前記報知部によってその旨を報知し、前記制御部は、作業者による検出された前記検出対象物を除去した旨の入力に基づいて、前記搬送ベルトを1周させて前記検出対象物が実際に除去されたか否かを確認する。
本発明の搬送ベルトの保守点検方法は、基板に電子部品を実装するための部品実装用作業を行う電子部品実装用装置において、前記基板を搬送する基板搬送装置に用いられる搬送ベルトを保守点検する搬送ベルトの保守点検方法であって、前記基板搬送装置は、前記搬送ベルトを駆動するベルト駆動機構と、前記搬送ベルトによる基板搬送方向を横切る方向に検出光軸を配置して配設され、搬送ベルトの上面に存在する検出対象物を前記検出光軸によって光学的に検出する検出センサと、前記検出センサによる検出結果に基づいて前記ベルト駆動機構を制御するとともに、報知部に前記検出結果に応じた所定の報知を行わせる制御部とを備え、除去対象となる異物としての前記検出対象物を検出するための保守点検作業は、前記搬送ベルトに基板が載置されていない状態で前記搬送ベルト駆動させるベルト駆動工程と、前記ベルト駆動工程において異物としての前記検出対象物を検出したならば前記搬送ベルトを停止させるベルト停止工程と、前記検出センサが前記検出対象物を検出した旨を報知する報知工程とを含み、報知された前記検出対象物を除去した旨の入力がなされたならば、前記搬送ベルトを1周させて前記検出対象物が実際に除去されたか否かを確認する。
本発明によれば、搬送ベルトによる基板搬送方向を横切る方向に検出光軸を配置して配設され搬送ベルトの上面に存在する検出対象物を光学的に検出する検出センサによる基板の検出結果に基づいてベルト駆動機構を制御する構成において、制御部による制御モードとして、検出センサが異物としての検出対象物を検出したならば、ベルト駆動機構を停止させるとともに報知部によってその旨を報知する保守点検作業モードを設けることにより、搬送ベルトを用いた基板搬送機構において、誤検出の要因の除去を目的とした保守点検作業を効率よく容易に行うことができる。
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の基板搬送機構の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の基板搬送機構における基板検出センサの機能説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における搬送ベルトの保守点検方法を示す動作説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、基板に電子部品を実装するための部品実装用作業を行う電子部品実装用装置としての電子部品実装装置1の構造を説明する。図1において、基台2の中央には、基板搬送機構3が配置されている。基板搬送機構3は2条の搬送レール3aを備えており、実装対象となる基板4を上流側から受け取り、X方向(基板搬送方向)に搬送して位置決めする。基板搬送機構3の両側には、それぞれ部品供給部5が配置されており、部品供給部5には複数のテープフィーダ6が並設されている。テープフィーダ6は実装対象となる電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、以下に説明する部品搭載機構による取り出し位置に供給する。
基台2上面のX方向の端部にはY軸移動テーブル7が配設されており、Y軸移動テーブル7には2つのX軸移動テーブル8が、Y方向へ移動自在に装着されている。さらにX軸移動テーブル8には、それぞれ搭載ヘッド9がX方向へ移動自在に装着されている。搭載ヘッド9は複数の単位搭載ヘッド9aを備えた多連型ヘッドであり、単位搭載ヘッド9aは下端部に電子部品を吸着保持する吸着ノズル(図示省略)を備えている。Y軸移動テーブル7、X軸移動テーブル8を駆動することにより、搭載ヘッド9はX方向・Y方向に移動し、部品供給部5のテープフィーダ6から電子部品を吸着ノズルによって取り出して、基板搬送機構3に位置決め保持された基板4にこの電子部品を移送搭載する。上記構成においてY軸移動テーブル7、X軸移動テーブル8および搭載ヘッド9は、部品供給部5から搭載ヘッド9によって電子部品を取り出して基板搬送機構3によって位置決め保持された基板4に移送搭載する部品搭載機構10を構成する。
Y軸移動テーブル7の下面には搭載ヘッド9と一体的に移動する基板認識カメラ11が装着されており、搭載ヘッド9とともに基板搬送機構3に位置決めされた基板4の上方に移動した基板認識カメラ11は、基板4の任意位置を撮像する。本実施の形態においては、基板認識カメラ11は基板4に形成された位置認識マーク4aを撮像して位置を認識することにより、基板4の位置決め時の位置ずれを検出するようにしている。
搭載ヘッド9が部品供給部5から基板搬送機構3へ移動する移動経路には、部品認識カメラ12が配設されている。電子部品を吸着保持した搭載ヘッド9が部品認識カメラ12の上方を移動することにより、吸着ノズルによって保持された状態の電子部品が部品認識カメラ12によって認識される。部品搭載機構10による部品搭載時には、基板認識カメラ11による基板認識結果および部品認識カメラ12による部品認識結果に基づいて、基板4における搭載位置が補正される。上記構成において、基板認識カメラ11は搭載ヘッド9と一体的に移動し基板4を上方から撮像して認識する基板認識手段となっている。
次に図2を参照して、基板搬送機構3の構成および機能を説明する。図2(a)において、基板搬送機構3は2条の搬送レール3aに沿ってX方向に配設された搬送ベルト13を備えている。図2(b)に示すように、搬送ベルト13は搬送レール3aの両端部に配置された2つのプーリ13aおよびモータを駆動源とするベルト駆動機構14の駆動プーリ14aに調帯されている。ベルト駆動機構14を駆動することにより、搬送ベルト13が搬送レール3aに沿って水平移動し、搬送ベルト13の上面に載置された基板4はX方向に搬送される。
基板搬送機構3による搬送経路には、搭載ヘッド9の移動可能な範囲、すなわち部品搭載機構10による部品搭載が可能な実装作業領域に対応して、実装ステージ[S]が設定されている。実装ステージ[S]には、下受け部材15aを昇降機構15bによって昇降させる(矢印b)構成の基板下受け部15が設けられている。下受け部材15aの上面には、基板4の下面に当接して下受け支持する複数の下受けピン15cが立設されている。実装ステージ[S]に搬入されて所定の目標停止位置E(ここに示す例では実装ステージ[S]の前縁線)に前端面4bを合わせて停止した基板4に対して下受け部材15aを上昇させることにより、基板4は下面側から昇降自在な下受けピン15cによって下受け支持される。
基板搬送機構3の搬送レール3aには、目標停止位置Eから上流側に所定距離隔てた位置に第1の基板検出センサ17が、さらに目標停止位置Eから上流・下流両方向にそれぞれ間隔dだけ隔てた2位置に、第2の基板検出センサ18および第3の基板検出センサ19が、搬送ベルト13による基板搬送方向(X方向)を横切る方向(Y方向)に検出光軸を配置して配設されている。第1の基板検出センサ17、第2の基板検出センサ18、第3の基板検出センサ19はいずれも投光部17a、18a、19aおよび受光部17b、18b、19bを備えた透過型の光学センサである。
これらの光学センサは、投光部17a、18a、19aから投光された検査光を受光部17b、18b、19bが受光する受光度合いによって、搬送ベルト13の上面に存在する検出対象物を検出光軸によって光学的に検出する機能を有している。第1の基板検出センサ17、第2の基板検出センサ18、第3の基板検出センサ19による検出信号は、検出処理部23(図4参照)に伝達され、検出処理部23によって基板4や除去すべき異物の有無が検出される。
基板4の搬送過程において第1の基板検出センサ17が基板4を検出することにより、基板4を位置決めするための減速開始タイミングが規定される。また第2の基板検出センサ18が基板4を検出することにより、基板4を目標停止位置Eに停止させる基板停止動作が開始される。そして第3の基板検出センサ19が基板4を検出することにより、基板4が目標停止位置Eを許容範囲を超えてオーバランしたことが検出される。
図3を参照して、これらの光学センサの検出機能を説明する。まず図3(a)は、これらの光学センサの本来機能である基板検出機能を示している。すなわちこの場合には検出対象物は搬送ベルト13上の基板4であり、光学センサの光軸位置における基板4の存否は、投光部17aから投光された検査光(矢印b)が基板4に遮光されずに受光部17bへ入射光(矢印c)として受光されるか否かによって検出される。したがってこれらの光学センサの検出信号を監視することにより、搬送ベルト13によって搬送された基板4の前端面4b(図1参照)が、これらの光学センサのそれぞれの検出光軸を通過する位置に到達したことを検出することができる。
図3(b)、(c)は、これらの光学センサの検出対象物が、搬送ベルト13の上面において除去対象となる異物である場合を示している。すなわち図3(b)に示す例では、搬送ベルト13の上面に油脂分などの付着物が付着異物16Aとして付着しており、付着異物16Aが上述の光学センサの光軸位置に存在する場合には、同様に検査光が遮光されるため基板4を検出する場合と同様の検出信号が発信され、基板4の誤検出を招く。また図3(c)に示す例では、ファイバ素材を含む樹脂製の搬送ベルト13の上面から材質の劣化などによって、ファイバ素材の一部が解れて延出した毛羽立ち16Bが生じた状態となっており、毛羽立ち16Bが光学センサの光軸位置に存在する場合には、同様に基板4の誤検出を招く。
このような搬送ベルト13の上面の異物に起因する基板4の誤検出を防止するため、本実施の形態においては、以下に説明するように、搬送ベルト13の上面に存在する検出対象物としての異物を、検出センサの検出光軸によって光学的に検出して作業者に報知するための保守点検作業モードを、動作モードとして備えるようにしている。そして上記検出を行うための検出センサとして、部品実装用作業のための基板搬送機構3による基板搬送において基板4を検出する第1の基板検出センサ17、第2の基板検出センサ18、第3の基板検出センサ19を用いるようにしている。もちろん、異物検出を目的とした検出センサをこれらの基板検出センサとは別個に設けるようにしてもよい。
次に図4を参照して制御系の構成を説明する。ここでは、電子部品実装装置1の制御機能のうち、基板4を基板搬送機構3の搬送ベルト13によって搬送する機能に関連した機能についてのみ示している。制御部20は、制御モード記憶部21に記憶された実装用作業モード21a、保守点検作業モード21bに基づいて以下の各部を制御することにより、基板4の搬送や搬送ベルト13や保守点検などの作業が実行される。実装用作業モード21aは、基板搬送機構3に部品実装用作業のための基板搬送を実行させる定常作業の作業モードであり、保守点検作業モード21bは、搬送ベルト13の上面に存在し除去対象とすべき異物としての検出対象物を検出するための作業モードである。
機構駆動部22は、制御部20に制御されて、基板搬送機構3のベルト駆動機構14、基板下受け部15を駆動する。検出処理部23は、第1の基板検出センサ17、第2の基板検出センサ18および第3の基板検出センサ19の検出信号に基づいて、基板4や除去対象となる異物などの検出対象物を検出する処理を行い、検出結果は制御部20に送られる。
表示部24は液晶パネルなどの表示装置であり、電子部品実装装置1の稼働のための各種の表示のほか、本実施の形態においては、搬送ベルト13に除去対象の異物を検出した検出結果を報知する異物検出報知画面24a(図5参照)を表示する。したがって表示部24は、異物を検出した検出結果に応じた所定の報知を行う報知部として機能する。操作・入力部25は、キーボードやマウスなどの入力装置であり、ここでは検出された異物の除去完了を異物検出報知画面24a上でタッチパネル操作により入力する機能が含まれる。
制御部20は、検出処理部23から送られる検出結果に基づいてベルト駆動機構14、表示部24を制御することにより、実装用作業モード21a、保守点検作業モード21bによる各作業を実行する。そして保守点検作業モード21bにおいて、第1の基板検出センサ17、第2の基板検出センサ18および第3の基板検出センサ19が異物としての検出対象物を検出したならば、ベルト駆動機構14を停止させるとともに、報知部としての表示部24に検出結果に応じた所定の異物検出報知画面24aを表示させて、その旨を報知するようにしている。
上記構成において、ベルト駆動機構14を有する基板搬送機構3、第1の基板検出センサ17、第2の基板検出センサ18および第3の基板検出センサ19ならびに制御部20は、搬送ベルト13によって基板4を搬送する基板搬送装置を構成している。
次に図5を参照して、上述構成の基板搬送装置に用いられる搬送ベルト13を保守点検する搬送ベルトの保守点検方法について説明する。この保守点検作業は、除去対象となる付着異物16Aや毛羽立ち16Bなどの検出対象物を検出するために行われ、制御部20が保守点検作業モード21bを選択することにより実行される。図5(a)に示すように、搬送ベルト13には付着異物16Aや毛羽立ち16Bなどの異物が特定部位に付着しており、これら異物を検出するために、まず搬送ベルト13に基板4が載置されていない状態で、搬送ベルト13を駆動させる(ベルト駆動工程)。すなわち、搬送ベルト13を所定方向に移動させて(矢印d)、付着異物16Aや毛羽立ち16Bを搬送ベルト13とともに移動させる。
そしてこのベルト駆動工程において、図5(b)に示すように、付着異物16Aや毛羽立ち16Bが下流側へ移動して(矢印e)、最上流に位置する第1の基板検出センサ17によって検出されたならば、搬送ベルト13を停止させる(ベルト停止工程)。すなわち第1の基板検出センサ17による検出信号は検出処理部23によって処理されて異物を検出した旨の検出結果が出力され、制御部20はこの検出結果を受けて搬送ベルト13を停止すべくベルト駆動機構14を制御する。
そしてこのベルト停止とともに、表示部24には図5(c)に示す異物検出報知画面24aが表示され、これにより第1の基板検出センサ17が検出対象物を検出した旨が作業者に報知される(報知工程)。異物検出報知画面24aには、搬送ベルト13に配設されたいずれの基板検出センサによって異物が検出されたかを示す検出位置表示欄26が設けられている。検出位置表示欄26に各基板検出センサに対応して設けられた検出表示枠27、28、29には、異物の検出結果に応じて反転表示等の所定の表示がなされる。
ここでは、第1の基板検出センサ17に対応した検出表示枠27が反転表示されており、作業者はこの表示を視認することにより、実際の基板搬送機構3において除去を必要とする異物の存在位置(ここでは第1の基板検出センサ17の検出光軸近傍)を容易に確認することができる。これにより、単純な目視点検では視認することが困難な微細異物が除去対象となる場合にあっても、異物の確認を容易に行うことが可能となっている。そしてこの報知を承けた作業者は基板搬送機構3にアクセスして異物を除去する作業を行い、除去が完了した後には異物検出報知画面24aにて除去完了ボタン30を操作して、除去完了した旨を入力する。
この後、上述の保守点検作業において検出された異物が実際に除去されたか否かを確認する(作業確認工程)。すなわち、異物を作業者が除去した旨が異物検出報知画面24a上で入力されたならば、図5(d)に示すように、ベルト駆動機構14を駆動して基板搬送機構3を1周させるように搬送ベルト13を移動させ、各基板検出センサのいずれによっても除去対象となる異物が検出されないことを確認する。これにより、除去対象となる付着異物16Aや毛羽立ち16Bなどの検出対象物を検出して除去する搬送ベルト13の保守点検作業が完了する。
上記説明したように、本実施の形態に示す基板搬送装置においては、搬送ベルト13による基板搬送方向を横切る方向に検出光軸を配置して配設され搬送ベルト13の上面に存在する検出対象物を光学的に検出する検出センサによる検出結果に基づいてベルト駆動機構14を制御する構成において、制御部20による制御モードとして、検出センサが異物としての検出対象物を検出したならば、ベルト駆動機構14を停止させるとともに表示部24の異物検出報知画面24aによってその旨を報知する保守点検作業モードを設けるようにしている。これにより、搬送ベルト13を用いた基板搬送機構3において、搬送ベルト13に付着した異物など誤検出の要因の除去を目的とした保守点検作業を効率よく容易に行うことができる。
本発明の基板搬送装置および搬送ベルトの保守点検方法は、搬送ベルトを用いた基板搬送機構において、誤検出の要因の除去を目的とした保守点検作業を効率よく容易に行うことができるという効果を有し、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する分野において有用である。
1 電子部品実装装置
3 基板搬送機構
4 基板
13 搬送ベルト
16A 付着異物
16B 毛羽立ち
17 第1の基板検出センサ
18 第2の基板検出センサ
19 第3の基板検出センサ
17a、18a,19a 投光部
17b、18b,19b 受光部

Claims (6)

  1. 基板に電子部品を実装するための部品実装用作業を行う電子部品実装用装置において、前記基板を搬送ベルトによって搬送する基板搬送装置であって、
    前記搬送ベルトを駆動するベルト駆動機構と、
    前記搬送ベルトによる基板搬送方向を横切る方向に検出光軸を配置して配設され、搬送ベルトの上面に存在する検出対象物を前記検出光軸によって光学的に検出する検出センサと、
    前記検出センサによる検出結果に基づいて前記ベルト駆動機構を制御するとともに、報知部に前記検出結果に応じた所定の報知を行わせる制御部と、
    前記制御部による制御モードとして、前記基板搬送装置に前記部品実装用作業のための基板搬送を実行させる実装用作業モードおよび除去対象となる異物としての前記検出対象物を検出するための保守点検作業モードを記憶する制御モード記憶部とを備え、
    前記保守点検作業モードにおいて、前記検出センサが前記異物としての検出対象物を検出したならば、前記ベルト駆動機構を停止させるとともに前記報知部によってその旨を報知し、
    前記制御部は、作業者による検出された前記検出対象物を除去した旨の入力に基づいて、前記搬送ベルトを1周させて前記検出対象物が実際に除去されたか否かを確認することを特徴とする基板搬送装置。
  2. 前記異物は、前記搬送ベルトの上面に付着した付着異物、または、前記搬送ベルトの毛羽立ちであることを特徴とする請求項1記載の基板搬送装置。
  3. 前記部品実装用作業のための基板搬送において基板を検出する基板検出センサが前記検出センサを兼ねることを特徴とする請求項1または2に記載の基板搬送装置。
  4. 基板に電子部品を実装するための部品実装用作業を行う電子部品実装用装置において、前記基板を搬送する基板搬送装置に用いられる搬送ベルトを保守点検する搬送ベルトの保守点検方法であって、
    前記基板搬送装置は、前記搬送ベルトを駆動するベルト駆動機構と、前記搬送ベルトによる基板搬送方向を横切る方向に検出光軸を配置して配設され、搬送ベルトの上面に存在する検出対象物を前記検出光軸によって光学的に検出する検出センサと、前記検出センサによる検出結果に基づいて前記ベルト駆動機構を制御するとともに、報知部に前記検出結果に応じた所定の報知を行わせる制御部とを備え、
    除去対象となる異物としての前記検出対象物を検出するための保守点検作業は、
    前記搬送ベルトに基板が載置されていない状態で前記搬送ベルト駆動させるベルト駆動工程と、
    前記ベルト駆動工程において異物としての前記検出対象物を検出したならば前記搬送ベルトを停止させるベルト停止工程と、
    前記検出センサが前記検出対象物を検出した旨を報知する報知工程とを含み、
    報知された前記検出対象物を除去した旨の入力がなされたならば、前記搬送ベルトを1周させて前記検出対象物が実際に除去されたか否かを確認することを特徴とする搬送ベルトの保守点検方法。
  5. 前記異物は、前記搬送ベルトの上面に付着した付着異物、または、前記搬送ベルトの毛羽立ちであることを特徴とする請求項4記載の搬送ベルトの保守点検方法。
  6. 前記部品実装用作業のための基板搬送において基板を検出する基板検出センサを前記検出センサとして用いることを特徴とする請求項4または5に記載の搬送ベルトの保守点検方法。
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