JP5998076B2 - 自動シート敷設台車 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリートフェーシングダムのフェースコンクリートなどを連続的に打設する際に、コンクリート打設箇所に雨水の流入を防止するために、コンクリート打設箇所を自動的にシートで覆うことができる自動シート敷設台車に関するものである。
ダムのような巨大建造物の施工は、露天でおこなわれ、しかも、完成までに長時間を要し、雨天時にコンクリート打設すると、コンクリートの品質が低下するため、雨天時にはコンクリートの打設ができず、工期が天候に大きく左右されるという問題があった。
雨によるコンクリートの品質低下は、打設したコンクリートをシートで覆うことによって防止することが可能になるが、打設したコンクリートをシートで覆っている間は工事ができず、工期の長期化を防止することができないし、打設したコンクリートをシートで覆い、工事の再開にあたって、シートを取り去る作業は人力に頼らざるを得ないという問題があった。
また、コンクリートフェーシングダムのコンクリートを打設すべき部分は30度程度の傾斜があるだけでなく、全面に鉄筋が組み立てられているため、人力によって、コンクリートを打設すべき法面をシートで覆い、取り去る場合には、滑落などの危険があるという問題もあった。
とくに、コンクリートフェーシングダムのコンクリートを打設する箇所は、アスファルト乳剤によって被覆されているため、表面を雨水が流れて、下方のコンクリート打設箇所に流入し、雨水が溜まり、雨がやんでも、溜まった雨水を排水するまで、フェースコンクリートを打設できず、工期の長期化を防止できないという問題があった。
特開平8−326038号公報(特許文献1)は、施工領域を複数のマトリックス状領域に分割し、マトリックスの交点に支柱を立て、互いに隣り合う少なくとも2つの支柱を利用して、平面矩形の水平盤からなる屋根を設けることによって、雨天時においても施工および養生などの通常の作業を行うことができるダムの全天候施工方法を提案している。
特開平8−326038号公報
しかしながら、特開平8−326038号公報(特許文献1)に開示された全天候施工方法においては、屋根を備えたクレーン装置を用いて、マトリックス状領域を屋根で覆い、屋根を移動させるように構成されており、大掛かりな装置を用いる必要があるという問題を有している。
したがって、本発明は、コンクリートフェーシングダムのフェースコンクリートなどを連続的に打設する際に、雨天が予想される時に、コンクリート打設箇所を自動的にシートで覆い、雨水を所望のように処理して、工期の長期化を防止することができる自動シート敷設台車を提供することを目的とするものである。
本発明のかかる目的は、それぞれが、軸心に長尺状シートが巻回された複数のシートロールを搭載可能で、連結装置を介して、スリップフォームの上端部に連結された自動シート敷設台車であって、
前記スリップフォームが、コンクリートを打設すべき面に沿って上下方向に移動され、前記自動シート敷設台車が前記スリップフォームとともに、コンクリートを打設すべき面に沿って、上下方向に移動可能であり、
前記自動シート敷設台車が下降しつつ、前記シートロールから前記長尺状シートを、前記コンクリートを打設すべき面に供給して、前記シートロールの軸心が前記長尺状シート上に残るように、前記コンクリートを打設すべき面を覆い、
コンクリートを打設すべき面に沿って、前記自動シート敷設台車が上昇しつつ、前記コンクリートを打設すべき面を覆っている前記シートを、前記長尺状シート上に残された前記シートロールの軸心に巻き取るように構成された自動シート敷設台車によって達成される。
本発明によれば、スリップフォームとともに、自動シート敷設台車をコンクリートを打設すべき面上を下降させることによって、シートロールから引き出した長尺状シートによって、コンクリートを打設すべき面を自動的に覆うことができ、したがって、アスファルト乳剤によって被覆されているために、雨水がその表面を流れ、コンクリートを打設すべき箇所へ流入し、雨水が溜まり、雨がやんでも、溜まった雨水を排水するまで、フェースコンクリートを打設できず、工期の長期化を防止できないという問題を効果的に防止することができ、一方、長尺状シート上に残されたシートロールの軸心まわりにシートを巻き取りつつ、自動シート敷設台車を上昇させることによって、コンクリートを打設すべき面を覆っている長尺状シートをシートロールの軸心に自動的に巻き取って、コンクリートを打設すべき面から取り去ることができるから、大掛かりな装置を用いる必要も、また、人力で長尺状シートを取り去る必要もなく、従来に比し、簡易な装置で、効率的に、コンクリートを打設すべき面を長尺状シートで覆い、長尺状シートで覆われたコンクリートを打設すべき面から長尺状シートをシートロールの軸心に自動的に巻き取ることが可能になる。
本発明の好ましい実施態様においては、前記自動シート敷設台車の前記スリップフォーム側に、前記スリップフォームとともに上下方向に移動可能で、コンクリートを打設すべき面にコンクリートを供給するコンクリート打設ユニットが設けられている。
本発明の好ましい実施態様によれば、自動シート敷設台車によるコンクリートを打設すべき面を覆っていたシートを巻き取りながら、コンクリート打設ユニットによって、コンクリートを打設すべき面に、コンクリートを供給することができる。
本発明の好ましい実施態様においては、コンクリートを打設すべき面を覆っている前記長尺状シートの側面端部が、金具およびフックの一方によって、型枠に固定されている。
本発明の好ましい実施態様によれば、コンクリートを打設すべき面を覆っているシートが強い風圧にも耐えることができる。
本発明の好ましい実施態様においては、前記長尺状シート表面に降った雨水を型枠外に排出する排水設備を備えている。
本発明の好ましい実施態様によれば、雨水がコンクリートを打設すべき面上に流入することを確実に防止することができ、降雨時および雨がやんだ後に、コンクリートを打設すべき面上に流れ込んだ雨水を排水する必要がなくなるから、工期の長期化を確実に防止することが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記排水設備が雨水を導く集水器と、前記集水器に接続された排水ホースを備えている。
本発明のさらに実施態様においては、一端部がウィンチに設けられた巻き取りドラムに固定されるとともに、前記巻き取りドラムに巻回されたワイヤーが、前記ウィンチに設けられたシーブおよび前記スリップフォームに設けられた水平シーブに巻回され、その他端部が前記ウィンチに固定されている。
本発明の好ましい実施態様によれば、きわめて簡単な構造で、所望の速度で、自動シート敷設台車を上下動することが可能になる。
本発明の他の好ましい実施態様においては、前記自動シート敷設台車が、その上端部に連結された前記スリップフォームが、前記コンクリートを打設すべき法面に沿って、前記スリップフォームの上方に位置するウィンチを搭載した前記法面の幅方向に移動可能なスリップフォーム移動装置から吊り下げられている。
本発明によれば、コンクリートフェーシングダムのフェースコンクリートなどを連続的に打設する際に、雨天が予想される時に、コンクリート打設箇所を自動的に布で覆い、雨水を所望のように処理して、工期の長期化を防止することができる自動シート敷設台車を提供することが可能になる。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる自動シート敷設台車を含むコンクリート打設システムの略右側面図である。 図2は、自動シート敷設台車近傍の略右側面図である。 図3は、スリップフォームを移動可能なスリップフォーム移動装置9の略右側面図である。 図4は、シートロールに巻回されたシートの先端部の近傍を示す略斜視図である。 図5は、最初のシートロールから供給されたシートと、次のシートロールから供給されたシートとが、所定長さにわたって、重なり合った状態におけるシートの側部近傍の略斜視図である。 図6は、シート上に残された最初のシートロールの軸心の一端部近傍の略斜視図である。 図7は図6のA−A線に沿った略断面図である。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる自動シート敷設台車を含むコンクリート打設装置の略右側面図であり、図2は自動シート敷設台車近傍の略右側面図である。
図1および図2に示されるように、本発明の好ましい実施態様にかかる自動シート敷設台車1を含むコンクリート打設装置は、自動シート敷設台車1と、一対のレール2、2と、スリップフォーム3と、自動シート敷設台車1をスリップフォーム3の上端部に連結する鋼製バーなどの連結装置4と、コンクリートフェーシングダムの法面にコンクリートを打設するコンクリート打設ユニット5を備えている。
図1および図2には図示されてはいないが、一対のレール2、2は、フェースコンクリートの型枠の横に設置する架台の上に、上下方向に沿って、互いに平行に敷設され、スリップフォーム3は、一対のレール2、2に、その両端部の位置が一対のレール2、2に対応するように横架され、一対のレール2、2上を上下方向に走行するように構成されている。スリップフォーム3は車輪3aを備え、車輪3aが一対のレール2、2上を回転して、移動するように構成されている。
図示されてはいないが、コンクリート打設ユニット5の幅は、スリップフォーム3の幅より大きく、図1に示されるように、スリップフォーム3の前側の法肩側に取り付けられ、公知のようにして、搬送されたコンクリートを法面に打設するように構成されている。
自動シート敷設台車1は、コンクリートを打設すべき面上にシート22を供給して、コンクリートを打設すべき面上の鉄筋(図1および図2には図示せず)を覆うもので、コンクリート型枠の幅よりもわずかに大きな幅を有している。自動シート敷設台車1には移動のための動力機構は設けられておらず、斜面を上方に向けて、移動する際には、スリップフォーム3に押されて、レール2、2上を上昇し、斜面を下方に向けて、移動する際には、スリップフォーム3によって、レール2、2上を自由落下するのを防止されつつ、それぞれ、所望の速度で移動可能に構成されている。
図1および図2において、参照番号8で示されているのは、排水ホースである。排水ホース8については後に詳述する。
図3は、スリップフォーム3を法面に沿って、略水平方向に移動可能なスリップフォーム移動装置9の略右側面図であり、自動シート敷設台車1およびコンクリート打設ユニット5が取り外された状態を示している。
図1および図3に示されるように、スリップフォーム移動装置9は、一端部がウィンチ10の巻き取りドラム11に固定されるとともに、巻き取りドラム11に巻回されたワイヤー6を備えている。図3に示されるように、ワイヤー6は、ウィンチ10に設けられたシーブ12およびスリップフォーム3に設けられた水平シーブ13に巻回され、ワイヤー6の他端部はウィンチ10に固定されている。
したがって、ウィンチ10の巻き取りドラム11からワイヤー6を引き出すことによって、スリップフォーム3が一対のレール2、2上を下方に移動され、ウィンチ10の巻き取りドラム11を回転させて、ワイヤー6を巻き取ることによって、法肩に向けて、スリップフォーム3が上方に移動されるように構成されている。
ここに、ウィンチ10、巻き取りドラム11およびシーブ12を搭載したスリップフォーム移動装置9は、ダムの堤体の頂部40上に設置されたレール41、41に沿って、略水平方向に移動可能に構成されている。
自動シート敷設台車1には、たとえば、30mの長さの長尺状のシートを巻回した複数のシートロール20が搭載され、敷設作業がおこなわれていないときは、図1および図2に示されるように、待機位置14に位置している。
図4は、シートロール20に巻回されたシート22の先端部の近傍を示す略斜視図である。
図4に示されるように、各シートロール20は、シート22の一方の端部22aが軸心21の係合部21aに係合され、シート22が軸心21まわりに巻回されて生成されている。
図2に示されるように、自動シート敷設台車1は、両側に張り出したステージ部分を備え、ステージ部分には、シートロール20を待機位置14からシート供給位置15に移動させて、シートロール20からシート22を引き出し、引き出したシート22をシートロール20の軸心21まわりに巻き取り可能なシート軸回転用モータ31を搭載し、移動可能なシート交換台車32が設けられている。シート交換台車32は、ステージ部分の下部に位置する交換台車移動用モータ33によって、ステージ部分上をシートロール20の軸心21が並ぶ方向に移動できるように構成されている。
シート交換台車32に搭載されるシート軸回転用モータ31の回転力は、モータ回転軸からその回転力を伝達させる回転シャフト(図示せず)を介して、シートロール20の軸心21に伝達される。回転シャフトとシートロール20の軸心21とは、カム機構によって結合され、それぞれのカムを結合させて、回転させることによって、回転シャフトからシートロール20の軸心21に回転力が伝達されるように構成されている。
法面に最も近いシートロール20を待機位置14からシート供給位置15に移動させるときは、たとえば、シート交換台車32を移動させて、回転シャフトとシートロール20の軸心21が同心になるように位置させ、回転シャフト側のカムをリンク機構の手押しレバー34をシートロール20側に倒して合致させるなどの方法を用いることができる。
図2に示されるように、自動シート敷設台車1は、スリップフォーム3によって、法面上を下降される際に、シート供給位置15に位置したシートロール20からシート22に回転力を与えながら、皺にならないように引き出して、コンクリートを打設すべき面上を覆い、スリップフォーム3によって、法面上を上昇される際に、コンクリートを打設すべき面上を覆っていたシート22を軸心21に巻き取るように構成されている。
以上のように構成された本発明の好ましい実施態様にかかる自動シート敷設台車1を含むコンクリート打設装置は、雨天時あるいは雨が予想されている場合に、以下のようにして、フェースコンクリートを打設すべき面上をシート22によって覆うように構成されている。
まず、自動シート敷設台車1に設けられた交換台車移動用モータ33が駆動されて、シート交換台車32によって、シート22が巻回されているシートロール20が待機位置14からシート供給位置15に移動される。
次いで、図示しない駆動手段によって、ウィンチ10の巻き取りドラム11に巻回されているワイヤー6が解かれて、スリップフォーム3が法面上を下降する。同時に、自動シート敷設台車1およびコンクリート打設ユニット5も、スリップフォーム3とともに、法面上を下降する。この際、雨が降っている場合やすぐに雨が降りそうな場合には、図1に示されるように、スリップフォーム3、コンクリート打設ユニット5および自動シート敷設台車1がカバーシート30によって覆われている。
こうして、コンクリートを打設すべき面上のシート22で覆うべき始点位置に、自動シート敷設台車1が達すると、図示しない駆動手段によって、ウィンチ10の巻き取りドラム11の回転が停止されて、スリップフォーム3の下降が停止され、スリップフォーム3の停止にともなって、自動シート敷設台車1およびコンクリート打設ユニット5の移動も停止される。
次いで、シート軸回転用モータ31が駆動されて、シート軸回転用モータ31の回転力が、モータ回転軸からその回転力を伝達させる回転シャフト(図示せず)を介して、シートロール20の軸心21に伝達される。その結果、シート供給位置15に位置しているシートロール20のシート22が解かれて、シートロール20の先端部がコンクリートを打設すべき面に配置された鉄筋(図示せず)の上方に送り出されて、所定の始点位置に固定される。
シート22の先端部が、コンクリートを打設すべき面上の所定の始点位置に固定されると、図示しない駆動手段によって、ウィンチ10の巻き取りドラム11に巻回されているワイヤー6が解かれて、スリップフォーム3が下降され、それにともなって、自動シート敷設台車1およびコンクリート打設装置5も下降する。
スリップフォーム3の下降とともに、自動シート敷設台車1が下降し、シート22がシートロール20から引き出されて、コンクリートを打設すべき面上に送り出され、コンクリートを打設すべき面に配置された鉄筋の上方がシート22によって覆われる。
こうして、シート22がシートロール20から引き出されて、コンクリートを打設すべき面に配置された鉄筋の上方がシート22によって覆われていった結果、最初のシートロール20に巻回されているシート22が全部引き出されると、自動シート敷設台車1に設けられた交換台車移動用モータ33が駆動されて、シート交換台車32によって、次のシートロール20が待機位置14からシート供給位置15に移動される。
次のシートロール20がシート供給位置15に達すると、シート軸回転用モータ31が駆動されて、シート軸回転用モータ31の回転力が、モータ回転軸からその回転力を伝達させる回転シャフト(図示せず)を介して、シートロール20の軸心21に伝達される。その結果、シート供給位置15に位置している次のシートロール20のシート22が解かれて、最初のシートロール20から供給されたシート22と、所定長さにわたって、重なり合った状態になるまで、シート22が送り出される。前のシートロール20から引き出されたシート22と次のシートロール20から引き出されたシート22とは、たとえば、マジックテープ(登録商標)などを用いて、所定長さにわたって重ね合わされた状態に保持される。
このように、前のシートロール20から引き出されたシート22と次のシートロール20から引き出されたシート22とが、所定長さにわたって重ね合わされた状態で、次のシート22がコンクリートを打設すべき面を覆うように構成されているから、シート22の敷設後に、強い雨が降っても、シート22の間から、雨水がコンクリートを打設すべき面に流入することを効果的に防止することが可能になる。
図5は、最初のシートロール20から解かれて、コンクリートを打設すべき面に配置された鉄筋25の上方を覆ってきたシート22の上に、次のシートロール20から解かれたシート22が供給され、最初のシートロール20から供給されたシート22と、所定長さにわたって、重なり合った状態におけるシート22の側部近傍の略斜視図である。
図5に示されるように、最初のシートロール20から引き出されたシート22と次のシートロール20から引き出されたシート22が所定長さにわたって、重なり合った状態で、コンクリートを打設すべき面に配置された鉄筋25の上方が覆われているので、雨が降っても、雨水がコンクリートを打設すべき箇所に浸入することを防止することができる。
また、図5に示されるように、シート22の側部は、風圧などに耐えられるように、固定金具26によって、型枠27に固定されている。固定金具26によるシート22の固定は人力によっておこなわれる。
図5に示されるように、最初のシートロール20の軸心21はコンクリートを打設すべき面に配置された鉄筋25の上方に位置するシート22上に残されるように構成されている。
このように、自動シート敷設台車1を上方から下方に向けて移動させ、コンクリートフェーシングダムの法面上に配置された鉄筋25の上方をシート22によって覆い、最初のシートロール20の軸心21をコンクリートを打設すべき面に配置された鉄筋25の上方に位置するシート22上に残すように構成されているので、雨天時には、雨水がシート22上を下方に流れて、最初のシートロール20の軸心21の上側のシート22上に水溜り28が形成される。
図6は、シート22上に残された最初のシートロール20の軸心21の一端部近傍の略斜視図であり、図7は、図6のA−A線に沿った略断面図である。
図6および図7に示されるように、最初のシートロール20の軸心21の上側の、水溜り28が形成される部分に、型枠27の側部に接して、鉄筋25の上に落とし込むように、集水器29が配置され、集水器29には、集水器29内にたまった雨水を型枠27の外部に排出する排水ホース8が接続されている。ここに、集水器29は、コンクリートを打設すべき面上を覆うシート22が巻回されているシートロール20を切り換える際に設置される。
したがって、最初のシートロール20の軸心21の上側のシート22上に形成された水溜り28中の水は集水器29によって集められ、排水ホース8によって排水される。
ここに、集水器29はシートロール20の軸心21によって支持されるように、人力によって配置され、排水ホース8は人力によって集水器29に接続されている。
次いで、2番目のシートロール20から引き出されたシート22によって鉄筋25の上方を覆われるが、最初のシートロール20の軸心21は、2番目のシートロール20からのシート22が鉄筋25の上方に供給されたときに位置していた位置に残され、集水器29および排水ホース8も、図6で示される位置に残される。
同様にして、2番目のシートロール20からシート22が引き出されて、コンクリートを打設すべき面に配置された鉄筋25の上方を覆っていき、2番目のシートロール20に巻回されているシート22が全部引き出されると、自動シート敷設台車1に設けられた交換台車移動用モータ33が駆動されて、シート交換台車32によって、次のシートロール20が待機位置14からシート供給位置15に移動される。
次のシートロール20がシート供給位置15に達すると、上述したのと同様にして、次のシートロール20からシート22が解かれて、コンクリートを打設すべき面に配置された鉄筋25の上方に供給されて、2番目のシートロール20から供給されたシート22と、所定長さにわたって、重なり合った状態で、コンクリートを打設すべき面に配置された鉄筋25の上方が覆われる。
このとき、雨が降っているときには、雨水がシート22上を下方に流れて、それまでの間、シート22が引き出されてきたシートロール20の軸心21の上側に水溜り28が形成されるが、自動シート敷設台車1の上方に取り付けられた集水器29および集水器29に接続された排水ホース8によって、水溜り28に溜まった雨水が排水される。
さらに、3番目のシートロール20に巻回されているシート22が全部引き出されると、次のシートロール20が、交換台車移動用モータ33によって、シート供給位置15に移動され、次のシートロール20からシート22が解かれて、コンクリートを打設すべき面に配置された鉄筋25の上方に供給される。
以上の動作が繰り返され、自動シート敷設台車1に搭載されたシートロール20がすべて使い終わると、あるいは、コンクリートを打設すべき面がすべてシート22で覆われると、自動シート敷設処理の1サイクルが終了し、スリップフォーム3が停止され、コンクリート打設ユニット5および自動シート敷設台車1も停止される。
ここに、自動シート敷設台車1に搭載された複数のシートロール20がすべて使い終わっても、法面のコンクリートを打設すべき面が覆われきっていない場合には、自動シート敷設台車1に複数のシートロール20を搭載して、前述したのと同様にして、シートロール20からシート22を法面のコンクリートを打設すべき面に供給し、シート22によって、法面のコンクリートを打設すべき面が覆われるように構成されている。
一方、コンクリートを打設するときは、以下のようにして、シート22が回収され、コンクリート打設ユニット5によって、コンクリートが鉄筋25上に打設される。
まず、図示しない駆動手段によって、ウィンチ10の巻き取りドラム11を回転させて、スリップフォーム3と、連結装置4を介して、スリップフォーム3の上方に取り付けられている自動シート敷設台車1を、法面のコンクリートを打設すべき面を覆っているシート22の下端部にセットし、コンクリートを打設すべき面に配置された鉄筋25の上方のシート22上に残されているシートロール20の軸心21のうち、最も下方に位置しているシートロール20の軸心21の上側に位置している集水器29と集水器29に接続されている排水ホース8を人力によって取り除いた上で、シート軸か移転用モータ31を駆動して、シートロール20の軸心21の両端部を自動シート敷設台車1によって把持させる。この際、雨が降っている場合には、スリップフォーム3、コンクリート打設装置5および自動シート敷設台車1がカバーシート30によって覆われる。
次いで、図示しない駆動手段によって、ウィンチ10の巻き取りドラム11が回転されて、ワイヤー6が巻き取られ、法肩に向けて、スリップフォーム3が上方に移動される。スリップフォーム3の上方への移動にともなって、コンクリート打設ユニット5および自動シート敷設台車1も上方へ移動される。
自動シート敷設台車1は、シート軸回転用モータ31を駆動して、最も下方に位置している軸心21を把持し、回転させることによって、シート22を軸心21まわりに巻き取る。
自動シート敷設台車1は、スリップフォーム3の上方への移動にともなって、シート22を軸心21まわりに巻き取りつつ、上方に移動する。
一方、コンクリート打設ユニット5は、自動シート敷設台車1によって、シート22が取り去られて、露出した鉄筋25上にコンクリートを搬送して、コンクリートを打設する。
こうして、自動シート敷設台車1が、シート22を敷設する前に最も下方に位置している軸心21に巻回されていたシート22を、最も下方に位置している軸心21まわりに巻き取り、巻き取りが完了すると、自動シート敷設台車1に設けられた交換台車移動用モータ33が駆動されて、シート交換台車32によって、軸心21が最も下方に位置していたシートロール20を図1および図2に示されている待機位置14に移動させ、次いで、下から2番目に位置している軸心21の上側に位置している集水器29と集水器29に接続されている排水ホース8を人力によって取り除いた上で、シート軸回転用モータ31を駆動させて、下から2番目に位置している軸心21を把持し、回転させることによって、シート22を軸心21まわりに巻き取る。
一方、コンクリート打設ユニット5は、自動シート敷設台車1によって、シート22が取り去られて、露出した鉄筋25にコンクリートを搬送して、コンクリートを打設する。
かかる動作が繰り返されて、自動シート敷設台車1によって、コンクリートを打設すべき法面を覆っていたすべてのシート22が軸心21に巻き取られ、コンクリート打設ユニット5によって、コンクリートを打設すべき法面にコンクリートが打設されると、コンクリートフェーシングダムのコンクリート打設作業が完了する。
本実施態様によれば、連結装置4を介して、スリップフォーム3に連結され、スリップフォーム3の上方に位置する自動シート敷設台車1に複数のシートロール20が搭載され、スリップフォーム3とともに、自動シート敷設台車1がコンクリートフェーシングダムのコンクリートを打設すべき法面上を下降する際に、シートロール20からシート22が引き出されて、コンクリートが打設されるべき面が覆われるから、シート22によって、コンクリートが打設されるべき部分に雨水が流入することを防止することができ、コンクリートが打設されるべき部分に溜まった雨水を排水する必要がないから、コンクリート工事の日程を短縮化することが可能になる。
また、本実施態様によれば、コンクリートを打設すべき面の上方がシート22によって覆われ、雨が降ったときには、雨水によって、シート22上に残されたシートロール20の軸心21の上部に水溜り28が形成され、水溜り28中の雨水は、シートロール20の軸心21の上側で、シート22の下に配置された集水器29に導かれ、集水器29に接続された排水ホース8によって排水されるから、雨がやんでから、短時間のうちに、コンクリートの打設を開始することが可能になる。
さらに、本実施態様によれば、前のシートロール20から引き出されたシート22と次のシートロール20から引き出されたシート22とが、所定長さにわたって重ね合わされた状態で、コンクリートを打設すべき面を覆っているから、シート22の敷設後に強い雨が降っても、雨水がコンクリートを打設すべき面に流入することを効果的に防止することが可能になる。
さらに、本実施態様によれば、コンクリートを打設すべき面の上方に残されたシートロール20の軸心21まわりにシート22を巻き取りつつ、自動シート敷設台車1を上昇させることによって、コンクリートを打設すべき面を覆っているシート22をシートロール20の軸心21に自動的に巻き取って、コンクリートを打設すべき面から取り去ることができるから、大掛かりな装置を用いる必要はなく、また、人力でシート22を取り去る必要もなく、従来に比し、簡易な装置で、効率的に、コンクリートを打設すべき面をシート22で覆い、シート22で覆われたコンクリートを打設すべき面からシート22をシートロールの軸心21に自動的に巻き取ることが可能になる。
さらに、従来は、人力によって、コンクリートを打設すべき法面をシート22で覆っていたが、コンクリートフェーシングダムのコンクリートを打設すべき部分は30度程度の傾斜があるだけでなく、全面に鉄筋25が組み立てられているため、滑落などの危険があったが、本実施態様によれば、コンクリートを打設すべき法面の部分が、自動的にシート22によって覆われるため、作業の危険性を大幅に低下させることが可能になる。
また、本実施態様においても、シート22を敷設する際には、人力でシート22を固定金具26を用いて、型枠27に取り付け、シート22を回収するときには、人力で集水器29と排水ホース8を取り除いているが、いずれも簡易な作業にすぎないから、コンクリートフェーシングダムのコンクリートを打設すべき部分は30度程度の傾斜があるだけでなく、全面に鉄筋25が組み立てられているため、滑落などの危険があっっても作業の危険性を低下させることが可能になる。
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、前記実施態様においては、コンクリートフェーシングダムのフェースコンクリート打設について述べたが、本発明はコンクリートフェーシングダムのフェースコンクリート打設に限定されるものではなく、コンクリートフェーシングダムのコンクリート打設以外のコンクリート打設にも適用することができる。
また、前記実施態様においては、自動シート敷設台車1を上昇させて、コンクリートを打設すべき法面を覆っているシート22を軸心21に巻き取りつつ、コンクリート打設ユニット5によって、コンクリートを打設しているが、自動シート敷設台車1を上昇させて、コンクリートを打設すべき法面を覆っているシート22を軸心21に巻き取りつつ、コンクリート打設ユニット5によって、コンクリートを打設することは必ずしも必要でなく、自動シート敷設台車1によって、シート22を巻き取った後に、コンクリート打設ユニット5によって、コンクリートを打設するようにしてもよい。
さらに、前記実施態様においては、一対のレール2、2は型枠27の脇の架台上に敷設されているが、法面に敷設するようにしてもよい。
また、前記実施態様においては、連結装置4として鋼製バーが用いられているが、鋼製バーによって連結装置4を形成することは必ずしも必要でない。
さらに、前記実施態様においては、固定金具26により、シート22の側部を型枠27に固定しているが、固定金具26により、シート22の側部を型枠27に固定することは必ずしも必要でなく、固定金具26に代えて、フックを用いて、シート22の側部を型枠27に固定するようにしてもよい。
1 自動シート敷設台車
2、2 レール
3 スリップフォーム
3a スリップフォームの車輪
4 連結装置
5 コンクリート打設装置
6 ワイヤー
8 排水ホース
9 スリップフォーム移動装置
10 ウィンチ
11 巻き取りドラム
12 シーブ
13 水平シーブ
14 シートロール待機位置
15 シート供給位置
20 シートロール
21 シートロールの軸心
21a 軸心の係合部
22 シート
22a シートの一方の端部
25 鉄筋
26 固定金具
27 型枠
28 水溜り
29 集水器
30 カバーシート
31 シート軸回転用モータ
32 シート交換台車
33 交換台車移動用モータ
34 手押しレバー
40 堤体の頂部
41 レール

Claims (3)

  1. それぞれが、軸心に長尺状シートが巻回された複数のシートロールを搭載可能で、連結装置を介して、スリップフォームの上端部に連結された自動シート敷設台車であって、
    前記スリップフォームが、コンクリートを打設すべき面に沿って上下方向に移動され、前記自動シート敷設台車が前記スリップフォームとともに、コンクリートを打設すべき面に沿って、上下方向に移動可能であり、
    前記自動シート敷設台車が下降しつつ、前記シートロールから前記長尺状シートを、前記コンクリートを打設すべき面に供給して、前記シートロールの軸心が前記長尺状シート上に残るように、前記コンクリートを打設すべき面を覆い、
    コンクリートを打設すべき面に沿って、前記自動シート敷設台車が上昇しつつ、前記コンクリートを打設すべき面を覆っている前記シートを、前記長尺状シート上に残された前記シートロールの軸心に巻き取るように構成された自動シート敷設台車。
  2. 前記自動シート敷設台車の前記スリップフォーム側に、前記スリップフォームとともに上下方向に移動可能で、コンクリートを打設すべき面にコンクリートを供給するコンクリート打設ユニットが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動シート敷設台車。
  3. 前記スリップフォームが、前記スリップフォームの上方に位置するウィンチを搭載した前記法面の幅方向に移動可能なスリップフォーム移動装置から吊り下げられていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動シート敷設台車。
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