JP5996477B2 - 車両用洗浄装置 - Google Patents

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本発明は、フロントガラス等の表面を洗浄するための車両用洗浄装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に開示された車両用洗浄装置では、フロントガラスの前方下部に配置されたカウルトップパネルにウォッシャノズルが設けられており、そのウォッシャノズルからフロントガラスの表面(払拭面)に洗浄液を供給しつつ、運転席側と助手席側の一対のワイパでその表面を払拭するようになっている。各ワイパは、基端部に設定された回動軸を中心として往復回動するワイパアームと、そのワイパアームの先端部に連結されたワイパブレードを備え、ワイパブレードに備えたブレードラバーで払拭面を払拭するようになっている。
特開2007−39006号公報
ところで、上記のような車両用洗浄装置では、車両走行時の空気抵抗を軽減させるために、通常待機状態のワイパとカウルトップパネルとを略面一とする構成が考えられる。つまり、通常待機状態の各ワイパをカウルトップパネルに近接配置し、カウルトップパネルの高さ(払拭面の垂直方向の高さ)をワイパアームの高さとほぼ等しく構成することで、車体上面に沿って流れる気流がスムーズとなり、走行時の空気抵抗の軽減が可能となる。しかしながら、ウォッシャノズルがカウルトップパネルに設けられている場合には、洗浄液の噴射開始直後においてワイパアームがウォッシャノズルの近くに位置するため、ウォッシャノズルから噴射された洗浄液がワイパによって遮られる虞がある。すると、フロントガラスに供給されずに無駄になる洗浄液が増え、その結果、洗浄液をフロントガラスの所望の範囲に供給しにくくなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、走行時の空気抵抗を軽減しつつも、洗浄液を払拭面に効率的に供給可能な車両用洗浄装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用洗浄装置は、基端部に設定された回動軸を中心として往復回動するワイパアームと、該ワイパアームの先端部に連結され払拭面を払拭するワイパブレードとをそれぞれ有する一対のワイパと、カウルトップパネルに設けられ、前記払拭面に洗浄液を供給するウォッシャノズルとを備えた車両用洗浄装置であって、前記各ワイパは、通常待機状態で前記各ワイパアームの先端部が互いに向き合うように構成され、その各ワイパアームの先端部の間において前記払拭面に対する垂直方向の高さが前記各ワイパアームよりも低い背低部を有し、前記ウォッシャノズルは、前記背低部に対応する位置に設けられている。
この構成によれば、通常待機状態の各ワイパとカウルトップパネルとを略面一とした構成においても、ウォッシャノズルから噴射された洗浄液が、通常待機状態のワイパアーム及びワイパブレードによって遮られにくくすることが可能となる。これにより、走行時の空気抵抗を軽減しつつも、洗浄液を払拭面に効率的に供給可能となる。
上記車両用洗浄装置において、前記カウルトップパネルには、前記背低部の上方に延出するせり出し部が設けられ、該せり出し部に前記ウォッシャノズルが設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ウォッシャノズルから噴射された洗浄液がワイパによって遮られることをより確実に抑制することができる。
上記車両用洗浄装置において、前記ウォッシャノズルは、前記カウルトップパネルの払拭面側端面に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ウォッシャノズルを払拭面に向けて容易に指向させることができるため、洗浄液を払拭面により効率的に供給可能となる。
本発明の車両用洗浄装置によれば、走行時の空気抵抗を軽減しつつも、洗浄液を払拭面に効率的に供給可能となる。
車両に搭載した車両用洗浄装置を示す平面図である。 第1及び第2ワイパとカウルトップパネルを払拭面に対して平行な方向から見た正面図である。 ワイパアームの基端部付近の構成を示す正面図である。 せり出し部付近の構成を示す模式断面図である。
以下、車両用洗浄装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両10は、フロントガラス11とエンジンフード12との間にカウルトップパネル13を備え、そのカウルトップパネル13のフロントガラス11側の近傍には、運転席側の第1ワイパ14A及び助手席側の第2ワイパ14Bとが設けられている。また、カウルトップパネル13には、フロントガラス11の表面(払拭面G)に洗浄液を供給するウォッシャノズル15が設けられており、ウォッシャノズル15と各ワイパ14A,14Bとが本実施形態の車両用洗浄装置Dを構成している。
第1及び第2ワイパ14A,14Bは、ワイパアーム21,31及びワイパブレード22,32をそれぞれ備えている。各ワイパアーム21,31は、通常待機状態において、車幅方向に対して略平行に配置され、それらの基端部21a,31aがフロントガラス11の車幅方向両端付近にそれぞれ配置されている。
ワイパアーム21,31の基端部21a,31aはそれぞれ、カウルトップパネル13の車幅方向の端部付近に形成された貫通孔13aを介してピボット軸(図示略)に連結されている。ピボット軸は、カウルトップパネル13の内部側に設けられたワイパモータ(図示略)の駆動力にて所定角度で往復回動され、ワイパアーム21,31はピボット軸の往復回動に伴って往復揺動運動を行う。このとき、ワイパアーム21とワイパアーム31とは連動または同期して互いに反対方向に往復回動し、各ワイパブレード22,32によって払拭面Gが対向払拭される。
なお、各ワイパアーム21,31は、金属板からプレス加工によって成形され、払拭面G側に開口する断面逆U字状をなしている。また、各ワイパアーム21,31は、図示しない付勢機構によって、先端部に設けられた先端連結部23,33が払拭面G側に付勢されるようになっている。
ワイパアーム21,31の先端連結部23,33には、ワイパブレード22,32がそれぞれ連結されている。なお、各ワイパアーム21,31の先端部は、通常待機状態において、フロントガラス11の車幅方向中央を向くように構成されている。また、各先端連結部23,33は、ワイパ14A,14Bの幅方向(短手方向)から見て、互いに重ならないように(即ち、先端連結部23,33の間に間隔Kが空くように)構成されている(図2参照)。また、各ワイパブレード22,32は、通常待機状態において、車幅方向と略平行に配置されている。
図2及び図4に示すように、各ワイパブレード22,32は、払拭面Gを払拭する長尺状のブレードラバー41と、そのブレードラバー41の上側(反払拭面側)に配置された長尺状のバッキング42を有している。バッキング42は、ブレードラバー41に対して払拭面G側への押圧力を分散して付与するとともに払拭面Gの湾曲にブレードラバー41を追従させる。
また、ワイパブレード22,32はそれぞれ、ブレードラバー41及びバッキング42の長手方向中間部を保持する連結レバー43,44を備える。各連結レバー43,44には、前記先端連結部23,33に連結されるクリップ45が、ワイパブレード22,32の幅方向(図2の紙面直交方向)に沿った軸中心でそれぞれ回動可能に組み付けられている。
第1ワイパ14Aのワイパブレード22は、可撓性を有する樹脂材よりなる一対のケース46a,46bを連結レバー43の長手方向両側に備える。なお、一対のケース46a,46bのうちの基端側(ワイパアーム21側)のものをケース46aとし、その反対側(先端側)のものをケース46bとしている。各ケース46a,46bは、連結レバー43の長手方向両側からそれぞれ突出するバッキング42及びブレードラバー41を保持している。
また、第2ワイパ14Bのワイパブレード32も同様に、可撓性を有する樹脂材よりなる一対のケース47a,47bを連結レバー44の長手方向両側に備える。なお、一対のケース47a,47bのうちの基端側(ワイパアーム31側)のものをケース47aとし、その反対側(先端側)のものをケース47bとしている。各ケース47a,47bは、連結レバー44の長手方向両側からそれぞれ突出するバッキング42及びブレードラバー41を保持している。
各ケース46a,46b,47a,47bの上部には、走行風を払拭面側への押圧力に変換するためのフィン部48が形成されている。詳しくは、フィン部48は、ワイパ14A,14Bの通常待機状態において、車両後方側に向かうほど(払拭面Gから)高くなるように湾曲した横断面形状(図4参照)を有している。また、各ケース46a,46b,47a,47bの長手方向外側端部には、該ケース46a,46b,47a,47bの脱落を防止するキャップ49がバッキング42の長手方向端部に係止して装着されている。
次に、上記構成の各ワイパ14A,14Bとカウルトップパネル13との関係について説明する。
図1に示すように、カウルトップパネル13は、払拭面Gと略平行な上面51と、その上面51に対して略垂直をなすワイパ対向面52とを有し、その上面51とワイパ対向面52とは、払拭面Gに対して段差となるように構成されている。カウルトップパネル13の上面51は、車幅方向において払拭面Gの湾曲に沿った湾曲形状をなしている。また、ワイパ対向面52は、払拭面Gに対して略垂直をなし、その車幅方向両端付近に前記貫通孔13aがそれぞれ形成されている。
各ワイパ14A,14Bは、通常待機状態において、ワイパ対向面52の車両後方側の位置に、該ワイパ対向面52に略沿って設けられている。詳述すると、第2ワイパ14Bのワイパアーム31は、その基端部31aから先端連結部33に亘ってワイパ対向面52と平行をなすとともに、そのワイパ対向面52に対して近接して払拭面Gと平行な方向(払拭方向)に対向するように設けられている。
一方、第1ワイパ14Aのワイパアーム21は、先端連結部23からやや基端側の位置に屈曲部24を有している。屈曲部24は、先端連結部23をワイパ対向面52から離間させるように屈曲しており、先端連結部23は、第2ワイパ14Bの先端連結部33よりもワイパ対向面52に対して離れた位置に配置されている。これにより、第1ワイパ14Aが第2ワイパ14Bに対して干渉しないように構成される。また、ワイパアーム21は、屈曲部24よりも基端部21a側の部位がワイパ対向面52と平行をなすとともに、そのワイパ対向面52に対して払拭方向に対向している。
各ワイパブレード22,32は、通常待機状態において、ワイパ対向面52に対して平行に配置されている。第2ワイパ14Bのワイパブレード32は、ワイパ対向面52と払拭方向に対向しており、第1ワイパ14Aのワイパブレード22は、ワイパブレード32を挟んでワイパ対向面52とは反対側(車両後方側)に配置されている。つまり、第2ワイパ14Bのワイパブレード32がワイパ対向面52の直近に配置され、ワイパ対向面52に対しワイパブレード32よりも離れた位置に第1ワイパ14Aのワイパブレード22が配置されている(図4参照)。
図2に示すように、ワイパアーム21,31は、それらの払拭面Gに対する垂直方向の高さH1,H2(払拭面Gからワイパアーム21,31の各上面21b,31bまでの長さ)が、カウルトップパネル13の同方向の高さH3(払拭面Gから上面51までの長さ)と略等しくなるように構成されている。つまり、各ワイパアーム21,31の上面21b,31bは、カウルトップパネル13の上面51に対して略面一となるように構成されている。なお、各ワイパアーム21,31は、それらの主体部分が前記高さH1,H2で構成され、基端部21a,31aにおいてはカウルトップパネル13よりも低く構成されている(図3参照)。なお、図3には、第2ワイパ14Bのワイパアーム31の基端部31aを例にとって示している。
各ワイパ14A,14Bのワイパブレード22,32は、払拭面Gに対する垂直方向の高さが互いに等しく構成されている。詳述すると、各ケース46a,46b,47a,47bの高さH4(払拭面Gからフィン部48の頂部までの長さ)は互いに等しく設定されている。そして、その各ケース46a,46b,47a,47bの高さH4は、ワイパアーム21,31の高さH1,H2及びカウルトップパネル13の高さH3よりも低く設定されている。また、ワイパブレード22,32の連結レバー43,44の上面は、先端連結部23,33と略面一である基端側から先端側に向かうにつれて、高さが低くなるように湾曲している。
上記のように配置された各ワイパ14A,14Bでは、ワイパ14A,14Bの幅方向(図2の紙面直交方向)から見て、各ワイパアーム21,31が重ならないように配置されている。つまり、ワイパ14A,14Bの幅方向から見て、ワイパアーム21,31の先端連結部23,33の間に間隔Kが空くように構成されており、各ワイパ14A,14Bは、先端連結部23,33間において、ワイパアーム21,31の高さH1,H2及びカウルトップパネル13の高さH3よりも背が低い背低部Lを有した構成となっている。
ここで、図1に示すように、カウルトップパネル13の車幅方向中央部には、ワイパ対向面52からワイパ14A,14B側に延出するせり出し部53が形成されている。せり出し部53は、第2ワイパ14Bの連結レバー44の先端部及び先端側のケース47bの上方(反払拭面側の位置)に延出されている。そして、せり出し部53の延出先端面53a(車両後方側端面)は、ワイパアーム21の屈曲部24の屈曲形状に倣った形状をなし、該延出先端面53aの一部がワイパアーム21に対してわずかな隙間を介して払拭方向に対向している。つまり、せり出し部53は、ワイパアーム21の先端連結部23とワイパ対向面52との間の隙間を埋めるように設けられている。
また、図2に示すように、せり出し部53の高さ(払拭面Gから上面までの長さ)は、カウルトップパネル13の高さH3と等しく設定されている。つまり、せり出し部53の高さは、ワイパアーム21,31の高さH1,H2と略等しく設定されている。これにより、せり出し部53の上面は、各ワイパアーム21,31の上面21b,31bと略面一となるように構成されている。
このせり出し部53の延出先端面53aには、前記ウォッシャノズル15が車幅方向に並んで2つ設けられている。各ウォッシャノズル15は、ワイパアーム21,31の先端連結部23,33間の間隔Kの領域、つまり背低部Lと対応する位置に設けられている。各ウォッシャノズル15は、図示しないウォッシャタンクから送給された洗浄液Wを、払拭面Gに向かって噴射する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態では、各ワイパ14A,14Bは、通常待機状態において、カウルトップパネル13と一体感を有して配置されている。即ち、各ワイパ14A,14Bがカウルトップパネル13のワイパ対向面52に対して近接配置されるとともに、各ワイパアーム21,31の上面21b,31bがカウルトップパネル13の上面51と略面一となるように構成されている。これにより、車体上面に沿って流れる気流がスムーズとなり、車両走行時の空気抵抗が軽減されるようになっている。
そして、ウォッシャノズル15は、ワイパアーム21,31の先端連結部23,33間の背低部Lと対応する位置に設けられており、ウォッシャノズル15から噴射された洗浄液Wは、背低部Lの上方を通って払拭面Gに供給される。つまり、ウォッシャノズル15から噴射された洗浄液Wが、ワイパアーム21,31によって遮られることが抑制されている。これにより、払拭面Gに供給されずに無駄になる洗浄液Wが少なくすることが可能となり、洗浄液Wを払拭面Gに効率的に供給可能となっている。
また、図4に示すように、カウルトップパネル13のせり出し部53は、第2ワイパ14Bのワイパブレード32の上方(背低部Lの上方)に延出しており、そのせり出し部53にウォッシャノズル15が設けられている。これにより、対向払拭するために通常待機状態の各ワイパブレード22,32が払拭方向に並んで配置されたワイパ14A,14Bであっても、ウォッシャノズル15が第2ワイパ14Bのワイパブレード32の上方を通過した位置に配置されるので、ウォッシャノズル15が払拭面Gに対してより近い構成となる。従って、ウォッシャノズル15から噴射された洗浄液Wを払拭面Gに到達するためには、第1ワイパ14Aのワイパブレード22の上方を通過させるだけでよく、そのため、洗浄液Wを払拭面Gにより確実に供給することができる。その結果、より効率的な洗浄液Wの払拭面Gへの供給が実現されるようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)ワイパ14A,14Bは、通常待機状態において、各ワイパアーム21,31の先端連結部23,33が互いに向き合うように構成され、その各先端連結部23,33の間において払拭面Gに対する垂直方向の高さが各ワイパアーム21,31の高さH1,H2よりも低い背低部Lを有する。そして、洗浄液Wを供給するウォッシャノズル15は、カウルトップパネル13における背低部Lに対応する位置に設けられる。この構成によれば、各ワイパアーム21,31の上面21b,31bとカウルトップパネル13の上面51とを略面一とした構成においても、ウォッシャノズル15から噴射された洗浄液Wが、通常待機状態のワイパアーム21,31及びワイパブレード22,32によって遮られにくくすることが可能となる。これにより、走行時の空気抵抗を軽減しつつも、洗浄液Wを払拭面Gに効率的に供給可能となる。
(2)カウルトップパネル13には、背低部L(第2ワイパ14Bのワイパブレード32)の上方に延出するせり出し部53が設けられ、該せり出し部53にウォッシャノズル15が設けられる。このため、ウォッシャノズル15から噴射された洗浄液Wがワイパ14A,14Bによって遮られることをより確実に抑制することができる。
(3)ウォッシャノズル15は、せり出し部53の延出先端面53a(カウルトップパネル13における払拭面G側の端面)に設けられるため、ウォッシャノズル15を払拭面Gに向けて容易に指向させることができ、その結果、洗浄液Wを払拭面Gにより効率的に供給可能となる。また、せり出し部53の上面(カウルトップパネル13の上面51)にウォッシャノズル15が設けられる場合に比べて、車両外観も突起物感がなく良好となる。
(4)せり出し部53は、カウルトップパネル13のワイパ対向面52と、ワイパアーム21(第1ワイパ14A)の先端連結部23との間の隙間に位置する。これにより、カウルトップパネル13の上面51と先端連結部23の上面21bとが略面一となり、走行時の空気抵抗のより一層の軽減化に寄与できる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、せり出し部53は、車幅方向において、背低部Lからワイパアーム21の屈曲部24までの長さで形成されたが、これ以外に例えば、背低部Lに対応した車幅方向の長さで形成してもよい。
また、上記実施形態のカウルトップパネル13からせり出し部53を省略し、ワイパ対向面52における背低部Lに対応する位置にウォッシャノズル15を設けてもよい。
・せり出し部53を、背低部Lにおけるワイパブレード22の上方まで延出させてもよい。この構成によれば、ウォッシャノズル15を払拭面Gに更に近づけることができ、その結果、洗浄液Wを払拭面Gにより効率的に供給可能となる。
・上記実施形態では、ワイパアーム21に屈曲部24を有する第1ワイパ14Aを運転席側のワイパとし、ワイパアーム31が直線的に形成された第2ワイパ14Bを助手席側のワイパとし、運転席側のワイパが少しでも早く広く払拭動作する好ましい構成としたが、それらを反対とした構成としてもよい。
13…カウルトップパネル、14A,14B…ワイパ、15…ウォッシャノズル、21,31…ワイパアーム、21a,31a…基端部、22,32…ワイパブレード、23,33…先端連結部、53…せり出し部、53a…延出先端面(払拭面側端面)、D…車両用洗浄装置、G…払拭面、L…背低部、W…洗浄液。

Claims (3)

  1. 基端部に設定された回動軸を中心として往復回動するワイパアームと、該ワイパアームの先端部に連結され払拭面を払拭するワイパブレードとをそれぞれ有する一対のワイパと、
    カウルトップパネルに設けられ、前記払拭面に洗浄液を供給するウォッシャノズルと
    を備えた車両用洗浄装置であって、
    前記各ワイパは、通常待機状態で前記各ワイパアームの先端部が互いに向き合うように構成され、その各ワイパアームの先端部の間において前記払拭面に対する垂直方向の高さが前記各ワイパアームよりも低い背低部を有し、
    前記ウォッシャノズルは、前記背低部に対応する位置に設けられていることを特徴とする車両用洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の車両用洗浄装置において、
    前記カウルトップパネルには、前記背低部の上方に延出するせり出し部が設けられ、該せり出し部に前記ウォッシャノズルが設けられていることを特徴とする車両用洗浄装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用洗浄装置において、
    前記ウォッシャノズルは、前記カウルトップパネルの払拭面側端面に設けられていることを特徴とする車両用洗浄装置。
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