JP5996357B2 - テンションレベラー - Google Patents

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Description

本発明は、テンションレベラーに関し、特に、通板される金属板の形状を矯正しつつ当該金属板の表面に付着しているスケールを破砕する機能を有するテンションレベラーに関する。
特許文献1には、通板ラインに対して交互に配置されると共に金属板と接する複数のワークロールと、これらのワークロールに対して通板ラインとは反対側に配置されると共にワークロールに接するバックアップロールとを備えるテンションレベラーが開示されている。
特開2001−252719号公報
金属板(例えば鋼板)を製造する際の熱間圧延工程において、金属板の表面にスケールと呼ばれる酸化被膜が生ずる。金属板を製品として出荷するためには、スケールを金属板の表面から除去する必要がある。そこで、テンションレベラーで、通板される金属板の形状を矯正しつつ当該金属板の表面に付着しているスケールを粉砕し、テンションレベラーの下流側に設置した酸洗ラインで、金属板に塩酸を供給して、粉砕されたスケールを溶かす作業が行われている。この場合、酸洗ラインに金属板を通板する前にスケールが粉砕されるので、塩酸によりスケールが溶解及び除去されやすくなる。その結果、スケールを短時間で除去でき、生産効率の向上が図られる。
ところで、テンションレベラーでスケールの粉砕が行われると、粉状になったスケールがワークロール表面に随伴して、ワークロールとバックアップロールとの間に噛み込まれることがある。また、スケール以外の異物(例えば、溶接の破片、設備に付着した錆び片、金属板の表面に露出した不純物)も、ワークロールとバックアップロールとの間に噛み込まれることがある。スケール及び異物は非常に硬いため、粉状のスケールや異物がロール間に噛み込まれると、ワークロールの表面に荒れや摩耗が生じ、この荒れや摩耗が発達することで、ワークロールに接する金属板の表面に欠陥を生じさせてしまい得る。これを避けるため、テンションレベラーにおいては、通常、短期間(例えば、一週間から一月)でワークロールを交換している。しかしながら、ワークロールは非常に高価であるため、ワークロールの交換頻度が金属板の製造コストに大きな影響を与えていた。
そこで、本発明の目的は、テンションレベラーにおいてワークロールの高寿命化を図ることにある。
本発明の一側面に係るテンションレベラーは、金属板に接するワークロールと、ワークロールに接するバックアップロールとを備え、バックアップロールの表面には、バックアップロールの内部よりも硬い焼き入れ層が形成されており、バックアップロールの内部におけるショア硬さは、バックアップロールの表面におけるショア硬さよりもHS23〜HS36低い。
本発明の一側面に係るテンションレベラーにおいては、バックアップロールの内部におけるショア硬さが、バックアップロールの表面におけるショア硬さよりもHS23〜HS36低い。そのため、粉状のスケールや異物がワークロールとバックアップロールとの間に噛み込まれた場合でも、その衝撃がバックアップロールで吸収される。従って、粉状のスケールや異物がワークロールに与える影響が極めて小さくなるので、ワークロールの高寿命化を図ることができる。なお、上記範囲を下回ると、バックアップロールによる衝撃吸収の効果が得られ難い傾向にある。上記範囲を上回ると、バックアップロールの変形が過大となり、バックアップロールでワークロールを押さえることが困難となる傾向にある。
バックアップロールの表面におけるショア硬さはHS70〜HS75であり、バックアップロールの内部におけるショア硬さはHS39〜HS47であってもよい。バックアップロールの表面におけるショア硬さがHS70未満であるか、バックアップロールの内部におけるショア硬さがHS39未満であると、バックアップロールの表面が柔らかく変形しやすくなるため、バックアップロールが偏摩耗しやすくなる傾向にある。そのため、バックアップロールでの衝撃吸収効果が十分発揮されず、ワークロールも摩耗してしまう傾向にある。バックアップロールの表面におけるショア硬さがHS75を超えると、バックアップロールの表面の硬さがワークロールの表面の硬さに近づくため、粉状のスケールや異物がワークロールとバックアップロールとの間に噛み込まれた場合、その衝撃をバックアップロールで吸収できず、お互いが摩耗してしまう傾向にある。バックアップロールの内部におけるショア硬さがHS47を超えると、バックアップロールの内部におけるクッション性が低下する結果、バックアップロールの表面が摩耗しやすくなる傾向にある。
バックアップロールは、炭素含有率が0.8%以下である亜共析鋼で構成されてもよい。
バックアップロールの表面におけるショア硬さは、ワークロールの表面におけるショア硬さよりもHS8〜HS22低くてもよい。当該範囲を下回ると、両者の表面の硬さが同程度となるため、粉状のスケールや異物がワークロールとバックアップロールとの間に噛み込まれた場合、その衝撃をバックアップロールで吸収できず、お互いが摩耗してしまう傾向にある。当該範囲を上回ると、バックアップロールの変形が過大となり、バックアップロールでワークロールを押さえることが困難となる傾向にある。
ワークロールの表面におけるショア硬さはHS83〜HS92であってもよい。ワークロールの表面におけるショア硬さがHS83未満であると、スケールや異物によってワークロールの表面が大きく摩耗したり、スケールや異物に対するワークロールの耐衝撃荷重が低くなる傾向にある。ワークロールの表面におけるショア硬さがHS92を超えると、ワークロールの表面の靱性が不十分となり、スケールや異物から受ける衝撃に弱くなるので、ワークロールの表面の一部が欠けて脱落する現象が増加する傾向にある。
本明細書におけるショア硬さは、JIS Z 2246「ショア硬さ試験方法」で測定される値である。
本発明によれば、テンションレベラーにおいてワークロールの高寿命化を達成できる。
図1は、テンションレベラーの概要を示す側面図である。 図2は、図1のうちワークロール及びバックアップロールを中心に示す側面図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。
テンションレベラー10は、図1に示されるように、本体12と、ローラユニット14A〜14Fとを備える。本体12は、一方の側面12aから他方の側面12bに向かって水平方向に延びる通路16と、ローラユニット14A〜14Fを冷却するための水冷機構(図示せず)とを有する。
通路16内には、通板ラインLに沿って金属板Mが通板される。通路16における側面12a側の開口16aは、金属板Mが本体12(通路16)内へ搬入される際の入口として機能する。開口16aの上流側には、金属板Mを案内するための一対の案内ロール18が配置されている。通路16における側面12b側の開口16bは、金属板(例えば鋼板)Mが本体12(通路16)内から搬出される際の出口として機能する。開口16bの下流側には、金属板Mを案内するための一対の案内ロール20が配置されている。
ローラユニット14A〜14Fは、通路16内に配置されている。ローラユニット14Aは、通路16内において最も上流側に位置し、通路16の天井側に取り付けられている。ローラユニット14Aは、ローラ支持部22Aと、ワークロール24Aと、一対のバックアップロール26Aとを有する。ローラ支持部22Aは、ワークロール24A及び一対のバックアップロール26Aを回転可能に支持する。
ワークロール24Aは、一対のバックアップロール26Aの間で且つ一対のバックアップロール26Aよりも下方に位置している。ワークロール24Aは、下端側において金属板Mに接する。一対のバックアップロール26Aは、下側においてワークロール24Aと接し、ワークロール24Aを支持している。
ローラユニット14Bは、通路16内においてローラユニット14Aの下流側に位置し、通路16の床側に取り付けられている。ローラユニット14Bは、ローラ支持部22Bと、ワークロール24Bと、一対のバックアップロール26Bとを有する。ローラ支持部22Bは、ワークロール24B及び一対のバックアップロール26Bを回転可能に支持する。
ワークロール24Bは、一対のバックアップロール26Bの間で且つ一対のバックアップロール26Bよりも上方に位置している。ワークロール24Bは、上端側において金属板Mに接する。一対のバックアップロール26Bは、上側においてワークロール24Bの下側に接し、ワークロール24Bを支持している。
図2に示されるように、ワークロール24Bは、ワークロール24Aよりも若干下流側に位置している。ワークロール24Bの上端は、ワークロール24Aの下端よりも若干上方に位置している。そのため、ワークロール24Aとワークロール24Bとの間を通板される金属板Mは、ワークロール24A,24Bにより波状に変形する。この変形により、金属板Mの形状が矯正されると共に、金属板Mの表面に付着しているスケールが破砕される。
図1に戻って、ローラユニット14Cは、通路16内においてローラユニット14Bの下流側に位置し、通路16の天井側に取り付けられている。ローラユニット14Cは、ローラ支持部22Cと、ワークロール24Cと、一対のバックアップロール26Cとを有する。ローラ支持部22Cは、ワークロール24C及び一対のバックアップロール26Cを回転可能に支持する。
ワークロール24Cは、一対のバックアップロール26Cの間で且つ一対のバックアップロール26Cよりも下方に位置している。ワークロール24Cは、下端側において金属板Mに接する。一対のバックアップロール26Cは、下側においてワークロール24Cの上側に接し、ワークロール24Cを支持している。
ローラユニット14Dは、通路16内においてローラユニット14Cの下流側に位置し、通路16の床側に取り付けられている。ローラユニット14Dは、ローラ支持部22Dと、ワークロール24Dと、一対のバックアップロール26Dとを有する。ローラ支持部22Dは、ワークロール24D及び一対のバックアップロール26Dを回転可能に支持する。
ワークロール24Dは、一対のバックアップロール26Dの間で且つ一対のバックアップロール26Dよりも上方に位置している。ワークロール24Dは、上端側において金属板Mに接する。一対のバックアップロール26Dは、上側においてワークロール24Dの下側に接し、ワークロール24Dを支持している。
ワークロール24Cとワークロール24Dとの位置関係は、図2に示されるワークロール24Aとワークロール24Bとの位置関係と同様である。すなわち、ワークロール24Dは、ワークロール24Cよりも若干下流側に位置している。ワークロール24Dの上端は、ワークロール24Cの下端よりも若干上方に位置している。そのため、ワークロール24Cとワークロール24Dとの間を通板される金属板Mは、ワークロール24C,24Dにより波状に変形する。この変形により、金属板Mの形状がさらに矯正されると共に、金属板Mの表面に付着しているスケールがさらに破砕される。
ローラユニット14Eは、通路16内においてローラユニット14Dの下流側に位置し、通路16の天井側に取り付けられている。ローラユニット14Eは、ローラ支持部22Eと、ワークロール24Eと、一対のバックアップロール26Eとを有する。ローラ支持部22Eは、ワークロール24E及び一対のバックアップロール26Eを回転可能に支持する。
ワークロール24Eは、一対のバックアップロール26Eの間で且つ一対のバックアップロール26Eよりも下方に位置している。ワークロール24Eは、下端側において金属板Mに接する。一対のバックアップロール26Eは、下側においてワークロール24Eの上側に接し、ワークロール24Eを支持している。
ローラユニット14Fは、通路16内においてローラユニット14Eと対向するように、通路16の床側に取り付けられている。ローラユニット14Fは、ローラ支持部22Fと、一対のワークロール24Fとを有する。ローラ支持部22Fは、一対のワークロール24Fを回転可能に支持する。
一対のワークロール24Fは、上端側において金属板Mに接している。一対のワークロールは、ローラユニット14Eの一対のバックアップロール26Eに対向するように位置している。上下方向から見て、一対のワークロール24Fの間にローラユニット14Eのワークロール24Eが位置している。そのため、ワークロール24E及び一対のワークロール24Fの間を通板される金属板Mは、上流側のワークロール24Fの上端側、ワークロール24Eの下端側、及び下流側のワークロール24Fの上端側の順でこれらのロール24E,24Fと接する。
ワークロール24A〜24Dの直径は、例えば80mm程度に設定することができる。ワークロール24E,24Fの直径は、例えば120mm程度に設定することができる。バックアップロール26A〜26Eの直径は、例えば120mmに設定することができる。
ワークロール24A〜24F及びバックアップロール26A〜26Eの表面には、例えば高周波焼き入れにより、例えば5mm〜7mm程度の厚さの焼き入れ層が形成されている。この焼き入れ層により、ワークロール24A〜24F及びバックアップロール26A〜26Eの表面における硬さが確保されている。
ワークロール24A〜24Fの表面におけるショア硬さは、例えばHS83〜HS92程度に設定することができる。ワークロール24A〜24Fの表面におけるショア硬さがHS83未満であると、スケールや異物によってワークロール24A〜24Fの表面が大きく摩耗したり、スケールや異物に対するワークロール24A〜24Fの耐衝撃荷重が低くなる傾向にある。ワークロール24A〜24Fの表面におけるショア硬さがHS92を超えると、ワークロール24A〜24Fの表面の靱性が不十分となり、スケールや異物から受ける衝撃に弱くなるので、ワークロール24A〜24Fの表面の一部が欠けて脱落する現象が増加する傾向にある。ワークロール24A〜24Fの内部におけるショア硬さは、HS36〜HS40程度に設定することができる。
バックアップロール26A〜26Eの表面におけるショア硬さは、ワークロール24A〜24Fの表面におけるショア硬さよりもHS8〜HS22程度低いと好ましく、例えばHS70〜HS75程度に設定することができる。ワークロール24A〜24Fの表面におけるショア硬さと、バックアップロール26A〜26Eの表面におけるショア硬さとの差が上記範囲を下回ると、両者の表面の硬さが同程度となるため、粉状のスケールや異物がワークロール24A〜24Fとバックアップロール26A〜26Eとの間に噛み込まれた場合、その衝撃をバックアップロール26A〜26Eで吸収できず、お互いが摩耗してしまう傾向にある。ワークロール24A〜24Fの表面におけるショア硬さと、バックアップロール26A〜26Eの表面におけるショア硬さとの差が上記範囲を上回ると、バックアップロール26A〜26Eの変形が過大となり、バックアップロール26A〜26Eでワークロール24A〜24Fを押さえることが困難となる傾向にある。バックアップロール26A〜26Eの表面におけるショア硬さがHS70未満であると、バックアップロール26A〜26Eの表面が柔らかく変形しやすくなるため、バックアップロール26A〜26Eが偏摩耗しやすくなる傾向にある。そのため、バックアップロール26A〜26Eでの衝撃吸収効果が十分発揮されず、ワークロール24A〜24Fも摩耗してしまう傾向にある。バックアップロール26A〜26Eの表面におけるショア硬さがHS75を超えると、バックアップロール26A〜26Eの表面の硬さがワークロール24A〜24Fの表面の硬さに近づくため、粉状のスケールや異物がワークロール24A〜24Fとバックアップロール26A〜26Eとの間に噛み込まれた場合、その衝撃をバックアップロール26A〜26Eで吸収できず、お互いが摩耗してしまう傾向にある。
バックアップロール26A〜26Eの内部におけるショア硬さは、バックアップロール26A〜26Eの表面におけるショア硬さよりもHS23〜HS36程度低くなっており、例えばHS39〜HS47程度に設定することができる。バックアップロール26A〜26Eの表面におけるショア硬さと、バックアップロール26A〜26Eの内部におけるショア硬さとの差が上記範囲を下回ると、バックアップロール26A〜26Eによる衝撃吸収の効果を得られ難い傾向にある。バックアップロール26A〜26Eの表面におけるショア硬さと、バックアップロール26A〜26Eの内部におけるショア硬さとの差が上記範囲を上回ると、バックアップロール26A〜26Eの変形が過大となり、バックアップロール26A〜26Eでワークロール24A〜24Eを押さえることが困難となる傾向にある。バックアップロール26A〜26Eの内部におけるショア硬さがHS39未満であると、バックアップロール26A〜26Eの表面が柔らかく変形しやすくなるため、バックアップロール26A〜26Eが偏摩耗しやすくなる傾向にある。そのため、バックアップロール26A〜26Eでの衝撃吸収効果が十分発揮されず、ワークロール24A〜24Eも摩耗してしまう傾向にある。バックアップロール26A〜26Eの内部におけるショア硬さがHS47を超えると、バックアップロール26A〜26Eの内部におけるクッション性が低下する結果、バックアップロール26A〜26Eの表面が摩耗しやすくなる傾向にある。
ワークロール24A〜24Fは、例えば粉末ハイス鋼で構成することができる。バックアップロール26A〜26Eは、例えば、炭素含有率が0.8%以下である亜共析鋼(例えばクロムモリブデン鋼(SCM440))で構成することができる。クロムモリブデン鋼(SCM440)の焼き入れ前のショア硬さはHS39程度である。
以上のような本実施形態では、バックアップロール26A〜26Eの内部におけるショア硬さが、バックアップロール26A〜26Eの表面におけるショア硬さよりもHS23〜HS36低い。そのため、粉状のスケールや異物がワークロール24A〜24Eとバックアップロール26A〜26Eとの間に噛み込まれた場合でも、その衝撃がバックアップロール26A〜26Eで吸収される。従って、粉状のスケールや異物がワークロール24A〜24Eに与える影響が極めて小さくなるので、ワークロール24A〜24Eの高寿命化を図ることができる。その結果、金属板Mの製造コストを大幅に削減することが可能となる。なお、ワークロール24A〜24Eの寿命は、テンションレベラー10で処理された金属板Mの表面状態を観察して傷等があるかどうか判断される。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。
10…テンションレベラー、12…本体、14A〜14F…ローラユニット、24A〜24F…ワークロール、26A〜26E…バックアップロール、M…金属板。

Claims (4)

  1. 金属板に接するワークロールと、
    前記ワークロールに接すると共に、炭素含有率が0.8%以下である亜共析鋼で全体が構成されたバックアップロールとを備え、
    前記バックアップロールの表面には、前記バックアップロールの内部よりも硬い高周波焼き入れ層が形成されており、
    前記バックアップロールの内部におけるショア硬さは、前記バックアップロールの表面におけるショア硬さよりもHS23〜HS36低い、テンションレベラー。
  2. 前記バックアップロールの表面におけるショア硬さはHS70〜HS75であり、前記バックアップロールの内部におけるショア硬さはHS39〜HS47である、請求項1に記載のテンションレベラー。
  3. 前記バックアップロールの表面におけるショア硬さは、前記ワークロールの表面におけるショア硬さよりもHS8〜HS22低い、請求項1又は2に記載のテンションレベラー。
  4. 前記ワークロールの表面におけるショア硬さはHS83〜HS92である、請求項1〜のいずれか一項に記載のテンションレベラー。
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