JP5996339B2 - 水耕栽培用ベッド - Google Patents

水耕栽培用ベッド Download PDF

Info

Publication number
JP5996339B2
JP5996339B2 JP2012196450A JP2012196450A JP5996339B2 JP 5996339 B2 JP5996339 B2 JP 5996339B2 JP 2012196450 A JP2012196450 A JP 2012196450A JP 2012196450 A JP2012196450 A JP 2012196450A JP 5996339 B2 JP5996339 B2 JP 5996339B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bed
hydroponics
groove
inverted
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012196450A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014050345A (ja
Inventor
田中 幹彦
幹彦 田中
直明 生野
直明 生野
俊幸 荻原
俊幸 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Kasei Co Ltd filed Critical Sekisui Kasei Co Ltd
Priority to JP2012196450A priority Critical patent/JP5996339B2/ja
Publication of JP2014050345A publication Critical patent/JP2014050345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5996339B2 publication Critical patent/JP5996339B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • Y02P60/216

Description

本発明は、水耕栽培用ベッドに関する。
植物の生長に必要な養水分を液肥(栽培液)として与えて葉菜植物や果菜植物を栽培する、いわゆる水耕栽培が広く行われている。特許文献1〜3に示されるように、水耕栽培には、所要の強度を持ちかつ軽量であることから発泡樹脂製のベッドが多く用いられており、適宜の支持体を利用して多数のベッドが規則的に配置され、そこを栽培液が循環するようにされている。また、特許文献1には、平面視で長方形をなすベッドであって、その側壁部には段差部を形成した水耕栽培用ベッドが記載されている。
実開昭63−155355号公報 特開2000−50754号公報 特開2009−50165号公報
近年、水耕栽培用ベッドの大型化が進んでおり、長さが500〜1000mm、幅が300〜500mm、深さが200〜400mm程度のベッドが用いられるようになってきている。ベッドが大型化すると、当然に栽培液を収容する容積も大きくなり、水耕栽培を行っているときのベッドの重さは20kgを超えるようになる。水耕栽培では、適宜の支持体上に配置されている多数個のベッドを、植物の生長に合わせて、あるいは、周囲の環境変化に合わせて、栽培中に場所移動させることが必要となる場合があるが、従来使用されている水耕栽培用ベッドは、周側壁の外側面が単に平坦面であるか、奥行きの浅い段差部が形成されているだけであり、20kgを超えるような重さのベッドを、水耕栽培中に、場所Aから場所Bに移動させる作業が困難であり、作業者にとって大きな作業負担となっている。
本発明は、現在行われている水耕栽培における上記の不都合を解消することを課題としており、具体的には、重さの重いベッドであっても、作業者が手作業によって容易に場所移動できるようにした水耕栽培用ベッドを提供することを課題とする。
本発明による水耕栽培用ベッドは、水耕栽培で用いられる平面視で矩形状をなすベッドであって、周側壁の外側面には当該ベッドを手で持つときに把持部として機能する逆U字状切り込み部が適数形成されていることを特徴とする。
本発明による水耕栽培用ベッドでは、周側壁の外側面に当該ベッドを手で持つときに把持部あるいは取っ手として機能する逆U字状切り込み部が適数形成されているので、作業者は、その切り込み部に手先あるいは指先を入れることで、容易に水耕栽培用ベッドを持ち上げることができるようになる。ベッドの持ち上げや運搬用に適宜の機器を用いる場合でも、当該機器の作業腕の先端を切り込み部に差し込むことで、容易にかつ安全にベッドを運搬し移動することができるようになる。それにより、作業者の作業負担が低減するとともに、水耕栽培の作業性が大きく向上する。
水耕栽培は、多数個の水耕栽培用ベッドを平坦な支持台の上に載せた状態で栽培を行う場合と、適宜の支持用横杆を利用してベッドを多段に配置して栽培を行う場合とがある。後者の栽培態様では、一般に、ベッド支持用横杆の係合部となる凹溝が周側壁の全長にわたって形成されている形態のベッドが用いられる。この形態のベッドにおいて、前記凹溝の外側壁は厚みが薄いものとなるのが普通であり、前記外側壁の下縁部に手先(指先)を掛けた姿勢でベッドを持ち上げようとすると、ベッドが重量物の場合、外側壁に破損が生じる恐れがある。
それに対処するために、本発明による水耕栽培用ベッドの一態様では、前記平面視で矩形状をなすベッドの対向する第1の2つの側壁には当該ベッドを支持する支持用横杆の係合部となる凹溝が形成されており、前記逆U字状切り込み部は前記凹溝の外側壁を切り欠くことにより形成されていることを特徴とする。
この態様の水耕栽培用ベッドでは、前記逆U字状切り込み部は前記凹溝の外側壁を切り欠くことにより形成されているので、作業者が前記逆U字状切り込み部に手先(指先)を差し込んでベッドを持ち上げるときに、前記凹溝の外側壁が破損または損傷することはない。
上記凹溝が形成されている態様の水耕栽培用ベッドにおいて、前記凹溝が形成されていない対向する第2の2つの側壁にも前記逆U字状切り込み部が形成されていてもよい。この態様では、直交する2つの側壁に形成された逆U字状切り込み部を適宜用いてベッドを持ち上げることができるので、ベッドを持ち上げるときの自由度が大きくなり、作業効率が向上する。この形態の水耕栽培用ベッドにおいて、ベッドが平面視で長方形である場合に、前記凹溝は長辺側の側壁に形成される。それにより、支持用横杆にベッドを係合支持させたときの姿勢は、安定したものとなる。
本発明において、水耕栽培用ベッドは、従来知られた材料で作ることができるが、軽量であり作業性が良好なことから発泡樹脂で作ることが好ましい。また、本発明による水耕栽培用ベッドを用いて水耕栽培する方法は任意であり、前記特許文献1〜3に記載されるような、従来知られた種々の栽培方法に適宜用いることができる。
本発明による水耕栽培用ベッドを用いることにより、ベッドの重量が重い場合であっても、ベッドそれ自体に破損や損傷を生じさせることなく、作業者が手作業によって容易にかつ安定的に場所移動することができるようになる。それにより、水耕栽培の栽培効率も向上する。
(a)は本発明による水耕栽培用ベッドの一態様を示す斜視図、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図、(c)は(a)のc−c線に沿う断面図。 図1に示す水耕栽培用ベッドの使用状態を説明するための図。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明による水耕栽培用ベッドの一実施の形態である。図1(a)に示すように、ベッド1は上方を開放した箱型形状のものであり、平面視で長方形をなしている。すなわち、ベッド1は、対向する長さの長い第1の2つの側壁2、2と、側壁2よりは長さの短い対向する第2の2つの側壁3、3と、底板4とで構成される。第1の側壁2、2と第2の側壁3、3と底板4で囲われる空間a内に、植物の生長に必要な養水分である液肥(栽培液)が供給され、図示しない適宜の手段により空間a上に支持された植物(不図示)の根が空間a内で成長し、根が肥料分を吸収することで、植物が生長する。
ベッド1において、第1の2つの側壁2、2の上方部は外側に厚みが厚くなった肉厚部2a、2aとされ、また、第2の2つの側壁3、3の上方部も、同じように、外側に厚みが厚くなった肉厚部3a、3aとされている。そして、肉厚部2a、2aの下端である段差部には、長手方向の全長にわたって凹溝5、5が形成されており、該凹溝5、5の外側壁6、6の厚みは、肉厚部2a、2aの厚みよりも薄くなっている。
凹溝5、5の外側壁6、6には、その長手方向の中央部と、該中央部から対称な2つの位置の3箇所に、所要幅と深さの切り欠き7が形成されており、図1(b)に示すように、該切り欠き7の天面は前記凹溝5の天面近傍位置にまで達している。この切り欠き7と該切り欠き7に対向する前記凹溝5の天面部とで、本発明でいう「逆U字状切り込み部」8が構成される。すなわち、図1に示すベッド1では、凹溝5の外側壁6の一部を3箇所で切り欠くことで、3つの逆U字状切り込み部8が形成されており、各逆U字状切り込み部8の天面は、凹溝5の外側壁6の厚さと凹溝5の天面部の厚さの和の横幅sとなっている。
必須ではないが、図1に示すベッド1において、第2の2つの側壁3、3の肉厚部3a、3aの下端段差部の横幅方向のほぼ中央部にも、所要幅と深さの切り欠き9が形成されており、該切り欠き9の天面10の奥行きは前記肉厚部3aの厚み方向の略中央部まで達している。この切り欠き9および天面10で形成される領域も本発明でいう「逆U字状切り込み部」11を構成する。
本発明において、ベッド1の前記空間aの大きさと形状は任意であってよく、特に制限はない。行おうとする水耕栽培に適するように定めればよい。図示のベッドでは、ベッド1の底板4の内面は水はけを考慮して傾斜面となっており、その中央部には適数の水抜き口12が形成されている。図示しないが、該水抜き口12には適宜の開閉栓などが装着される。
このベッド1の使用状態の一例が図2に示される。ここでは、ベッド1を支持するための支持用横杆20、20が横設されており、該支持用横杆20、20に、前記した対向する長さの長い第1の2つの側壁2、2に形成した凹溝5、5を係合させるようにして、適数のベッド1が配置されている(図2では1個のみが示される)。この状態で、空間a内に液肥(栽培液)が循環供給され、植物の水耕栽培が行われる。ベッド1の場所移動が必要となったときに、作業者は、把持部として機能する前記した逆U字状切り込み部8に手先(指先)を差し込み、わずかに持ち上げる。それにより、逆U字状切り込み部8の天面と支持用横杆20との間に隙間が形成されるので、その隙間にさらに手先(指先)を差し込む。前記したように、各逆U字状切り込み部8の天面は、凹溝5の外側壁6の厚さと凹溝5の天面の厚さの和の横幅sであり、幅広になっているので、作業者によるベッド1の持ち上げ作業は容易となると共に、持ち上げ時に、自重によってベッド1が破損するのも確実に回避できる。このような各逆U字状切り込み部8を有しない場合には、ベッド1を持ち上げるときに、作業者は凹溝5の外側壁6を直接下から持ち上げることとなるが、外壁部6は肉薄であり、破損が生じやすい。
図示のベッド1では、第2の2つの側壁3、3の肉厚部3a、3aの下端段差部のほぼ中央部にも、把持部として機能する逆U字状切り込み部11が形成されており、その天面10の奥行きは、肉厚部3aの厚み方向の略中央部まで達している。作業者はこの逆U字状切り込み部11も利用してベッド1を持ち上げることもできるので、ベッド1の移動作業は一層容易となる。また、平坦な面の上にベッド1をおいて、水耕栽培を行うこともできる。この場合でも、把持部として機能する逆U字状切り込み部8、11の双方またはいずれか一方を利用して、作業者は、ベッドを持ち上げかつ移動することができる。
図示しないが、対向する第1の2つの側壁2、2における前記段差部に凹溝5、5を有しないベッドであっても、その周側壁の外側面には当該ベッドを手で持つときに把持部として機能する適宜の横幅と奥行きを持つ逆U字状切り込8または11を形成することは、きわめて有効である。逆U字状切り込8または11が形成されていることで、作業者はベッドを安定した姿勢で持ち上げやすくなることに加え、移動時にベッドが傾斜したときなどでも、手先や指先の位置が大きくずれるのを回避できるので、ベッドをもとの水平な姿勢に戻しやすくなる。
1…本発明による水耕栽培用ベッド、
2…長さの長い第1の側壁、
2a…第1の側壁の肉厚部、
3…側壁2よりは長さの短い第2の側壁、
3a…第2の側壁の肉厚部、
4…底板、
5…第1の側壁に形成した凹溝、
6…凹溝の外側壁、
7…凹溝の外側壁に形成した切り欠き、
8…逆U字状切り込み部、
20…ベッドを支持する支持用横杆。

Claims (3)

  1. 水耕栽培で用いられる平面視で矩形状をなすベッドであって、前記ベッドの対向する第1の2つの側壁には当該ベッドを支持する支持用横杆の係合部となる凹溝が形成されており、前記凹溝の外側壁には当該ベッドを手で持つときに把持部として機能する逆U字状切り込み部記外側壁を部分的に切り欠くことで形成されており、前記切り欠きの天面は前記凹溝の天面位置にまで達していることを特徴とする水耕栽培用ベッド。
  2. 請求項に記載の水耕栽培用ベッドであって、前記凹溝が形成されていない対向する第2の2つの側壁にも当該ベッドを手で持つときに把持部として機能する逆U字状切り込み部が形成されていることを特徴とする水耕栽培用ベッド。
  3. 請求項1または2に記載の水耕栽培用ベッドであって、当該ベッドは平面視で長方形であり、前記凹溝は長辺側の側壁に形成されていることを特徴とする水耕栽培用ベッド。
JP2012196450A 2012-09-06 2012-09-06 水耕栽培用ベッド Expired - Fee Related JP5996339B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012196450A JP5996339B2 (ja) 2012-09-06 2012-09-06 水耕栽培用ベッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012196450A JP5996339B2 (ja) 2012-09-06 2012-09-06 水耕栽培用ベッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014050345A JP2014050345A (ja) 2014-03-20
JP5996339B2 true JP5996339B2 (ja) 2016-09-21

Family

ID=50609469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012196450A Expired - Fee Related JP5996339B2 (ja) 2012-09-06 2012-09-06 水耕栽培用ベッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5996339B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08205701A (ja) * 1995-01-31 1996-08-13 Nippon Aguri Business Kenkyusho:Kk 水耕栽培水槽
JPH1084783A (ja) * 1996-09-18 1998-04-07 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 育苗箱
JP2002125495A (ja) * 2000-10-30 2002-05-08 Ibarakiken Keizai Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai 溶液栽培装置
JP3119619U (ja) * 2005-12-19 2006-03-02 ヒノマル株式会社 育苗用プランター
JP4948034B2 (ja) * 2006-05-18 2012-06-06 直己 三倉 トマトの栽培方法とその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014050345A (ja) 2014-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2848885C (en) Plant propagation container, a tray and a greenhouse for the container, and a method for propagating growth of seedlings
TWI659687B (zh) 植物栽種容器
US7954277B2 (en) Plant container
US20210267148A1 (en) Methods systems and apparatus for cultivating densely seeded crops
KR20170042584A (ko) 캐리어 상에 배열되는 제거 가능한 측면 지지 구조를 구비하는 캐리어를 이용하는 식물의 재배를 위한 방법
KR101687878B1 (ko) 식물재배장치
JP5996339B2 (ja) 水耕栽培用ベッド
CN108024507B (zh) 植物载体
JP3140832U (ja) にんにくの水耕栽培用トレイ
JP3119619U (ja) 育苗用プランター
CN212812951U (zh) 一种分层取根取土的植物培养箱
JP3244305U (ja) 水耕栽培装置
KR20110101545A (ko) 시설양묘용 용기받침대
WO2018218751A1 (zh) 催芽炼苗框
JP2665579B2 (ja) 園芸用トレー
CN206341641U (zh) 一种促直生根容器
KR200474639Y1 (ko) 화분
JP2024014038A (ja) 栽培トレイ、及び植物の栽培方法
KR101428703B1 (ko) 육묘상자
WO2004063020A2 (en) Potted plant tray
JP7054920B2 (ja) パプリカ育苗ポット用カバー、パプリカ栽培具
JP3036789U (ja) 園芸用トレー
KR200470194Y1 (ko) 이중 화분
KR200254391Y1 (ko) 산파모용 및 어린모용 운반손잡이가 구비된 볍씨 육묘상자
JP3207147U (ja) 保水鉢

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150108

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20150512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5996339

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees