JP3036789U - 園芸用トレー - Google Patents

園芸用トレー

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JP3036789U
JP3036789U JP1996010330U JP1033096U JP3036789U JP 3036789 U JP3036789 U JP 3036789U JP 1996010330 U JP1996010330 U JP 1996010330U JP 1033096 U JP1033096 U JP 1033096U JP 3036789 U JP3036789 U JP 3036789U
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英治 景山
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株式会社東海化成
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質ポットを入れたままの状態で容易に底面
排水を行え、複数の軟質ポットを同時に取り出せるよう
にすることにより苗の積み替え作業を容易にでき、さら
に、収納ポケット内での軟質ポットの上下動を抑制して
苗の運搬時の信頼性を高めるようにした園芸用トレーを
提供すること。 【解決手段】 園芸用軟質ポットが挿入可能な収納ポケ
ット2を横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレー
1であって、前記収納ポケットの底板3の外周端部に立
設する脚板4と、前記脚板4の上端に固定される枠板7
a、7bとを有し、前記脚板4の下端中心部に切欠溝5
を設け、該切欠溝5を介して水はけが可能である構造に
構成特徴を有する園芸用トレーであり、収納ポケット2
の隣合う位置に枠板7a、7bの上端中心部を切り欠い
た形状に形成される切欠部8が設けられ、更に、必要に
応じて、園芸用トレーの四隅コーナーに収納ポケットの
底板3と一体に形成された補強部が備えられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、植木、花、野菜等の苗をポット栽培する際に用いて好適な園芸用ト レーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の園芸用トレーとしては、例えば、実公平4−27314号公報、特開昭 61−1157419号公報、特開柄−31288号公報等に開示されるものが ある。これらのトレーは、育苗用の軟質ポットを整列して並べる複数の収納ポケ ットを有し、苗の取扱いを容易にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の園芸用トレーによると、収納ポケットの下端 部(脚部を有するものにあってはこの脚部内側)と、軟質ポットの下端外面との 間に形成される隙間に、軟質ポットから浸出する水や散水した水等が溜るためか 、この位置にカビが生えたり、根腐されしたり、軟質ポット内で根の旋回現象( サークル現象とか、ルーピング現象とか呼ばれる)がおきやすい。
【0004】 また、苗をポットから抜きだして植え替えるいわゆる移植、もしくは苗をポッ トから抜きだしてより大きなポットに植え替える所謂鉢上げと呼ばれる作業を行 なう場合、軟質ポットの上端部を一個ずつ摘んで持ち上げて移動するため、移植 作業上の煩雑さのみならず、移植時に根の周りに付着した土が崩れ易く、移植作 業が面倒になり、作業時間が長くなりやすく、また、これら作業の際に、根を傷 つけて枯死の原因となっていた。
【0005】 また、トラックの荷台等にトレーを積んで苗を運搬するとき、路面状況が悪い と、収納ポケット内で軟質ポットが弾んで上下動しやすいことから、土や砂など がポット外に散乱し、また、上下動が大きい場合には軟質ポットが収納ポケット から外へ飛び出すおそれもある。
【0006】 また、近年、軟質ポットの底面中央の通水孔から底面給水法により苗に水を与 えることもあるが、従来の園芸用トレーによると、収納ポケットの底板が邪魔に なることから、トレーに載せたままで苗に充分な水を与えるのは困難であった。
【0007】 このため、従来は、例えば、トレーから苗を取り出し、保水マット上に軟質ポ ットを並べて通水孔とマット表面とを接触させており、苗が倒れやすく、個々の 苗の取扱いが面倒になっていた。
【0008】 本考案はこのような事情に鑑み鋭意創案されたものであって、その解決すべき 課題は、上述した従来の苗木栽培容器が具有する上述した問題点を解消すること であり、その目的とするところは、収納ポケットの脚部に切欠溝を形成すること で、軟質ポットを入れたままの状態で容易に底面排水を行えるようにした園芸用 トレーを提供することにある。
【0009】 本考案の他の目的とするところは、収納ポケットに軟質ポットを入れたままで 容易に底面給水を行えるようにした園芸用トレーを提供することであり、また、 複数の軟質ポットを同時に取り出せるようにすることにより苗の積み替え作業を 容易にした園芸用トレーを提供することであり、さらに、収納ポケット内での軟 質ポットの上下動を抑制して苗の運搬時の信頼性を高めるようにした園芸用トレ ーを提供することである。
【0010】
【課題を解決しようとする手段】
そのために本考案の採った手段は、請求項1の考案の要旨とするところは、 「園芸用軟質ポットを挿入可能な収納ポケットを横方向及び縦方向に連ねて設 けた園芸用トレーであって、 前記収納ポケットの底部の外周端部に立設する脚板と、 前記脚板の上端に固定される枠板とを有し、 前記脚板の下端中心部に切欠溝を設け、該切欠溝を介して水はけが可能である ことを特徴とする園芸用トレー」にあり、 前記脚板の下端中心部に切欠溝が設けられているため、この切欠溝を介して、 軟質ポットを入れたままで容易に底面排水を行える。
【0011】 請求項2の考案の要旨とするところは、「園芸用軟質ポットを挿入可能な収納 ポケットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーであって、 前記収納ポケットの底部の外周端部に立設する脚板と、 前記脚板の上端に固定される枠板とを有し、 前記脚板の下端中心部に切欠溝が設けられ、該切欠溝を介して水はけが可能で あるとともに、前記収納ポットの底部が前記軟質ポットを底上げした状態で保持 可能に形成されていることを特徴とする園芸用トレー。」にあり、 前記脚板の下端中心部に切欠溝が設けられるとともに、前記底部が収納ポット を底上げした状態で保持可能に形成されているため、軟質ポットを入れたままで 、請求項1の園芸用トレーよりもより効率的に底面排水を行える。
【0012】 請求項3の考案の要旨とするところは、「園芸用軟質ポットを挿入可能な収納 ポケットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーであって、 前記収納ポケットの底部の外周端部に立設する脚板と、 前記脚板の上端に固定される枠板と、 前記園芸用トレーの四隅コーナーに前記収納ポケットの底部と一体に形成され た補強部とを有し、 前記脚板の下端中心部に切欠溝を設け、該切欠溝を介して水はけが可能である ことを特徴とする園芸用トレー。」にあり、 請求項4の考案の要旨とするところは、「園芸用軟質ポットを挿入可能な収納 ポケットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーであって、 前記収納ポケットの底部の外周端部に立設する脚板と、 前記脚板の上端に固定される枠板と、 前記園芸用トレーの四隅コーナーに前記収納ポケットの底部と一体に形成され た補強部とを有し、 前記脚板の下端中心部に切欠溝を設け、該切欠溝を介して水はけが可能である とともに、前記収納ポットの底部が、前記軟質ポットを底上げした状態で保持可 能に形成されていることを特徴とする園芸用トレー。」にあり、 請求項5の考案の要旨とするところは、「園芸用軟質ポットを挿入可能な収納 ポケットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーであって、 前記収納ポケットの底部の外周端部に立設する脚板と、 前記脚板の上端に固定される枠板と、 前記園芸用トレーの四隅コーナーに前記収納ポケットの底部と一体に形成され た補強部とを有し、 前記脚板の下端中心部と前記補強部の両端部との両方に切欠溝が設けられ、こ れらの切欠溝を介して水はけが可能であるとともに、前記収納ポットの底部が、 前記軟質ポットを底上げした状態で保持可能に形成されていることを特徴とする 園芸用トレー。」にある。
【0013】 これら請求項3〜5の園芸用トレーによれば、前記園芸用トレーのコーナーに 備えられた補強部を備える構成であるから、特には、トレー上に人が乗っても耐 えられる程度の枠強度が確保できる。
【0014】 請求項6の考案の要旨とするところは、「前記収納ポケットの隣合う位置に前 記枠板の上端中心部を切り欠いた形状に形成される切欠部を設けるとともに、前 記枠板の前記切欠溝下方に前記脚板を形成したことを特徴とする請求項1〜5の いずれか記載の園芸用トレー。」にあり、 これにより、請求項1〜5のいずれかに記載の園芸用トレーの具有する作用に 加えて、収納ポケットに軟質ポットを並べた場合、隣合う軟質ポットの上端部が 枠材の切欠溝で重なり合う。このため、作業者は、この切欠溝の位置で軟質ポッ トをつまみ上げることで、同時に複数の軟質ポットを取り出して移動することが できる。
【0015】 請求項7の考案の要旨とするところは、「前記収納ポケットの底部に底板が設 けられ、該底板に前記軟質ポットの底面を撓ませて嵌合させる給水穴を設けたこ とを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の園芸用トレー。」にあり、 これにより、請求項1〜6のいずれか記載の園芸用トレーの具有する作用に加 えて、収納ポケットに軟質ポットを挿入した場合、通水孔を有する軟質ポットの 底面中央部が下方に撓んで給水穴に嵌まり込む。 従って、保水マットの上にトレーを載置すると、軟質ポットの底面中央部が保 水マットに接触し、給水穴から通水孔を通過して苗への底面給水が可能になる。
【0016】 請求項8の考案の要旨とするところは、「前記枠板の横断面を逆V状に形成し たことを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載の園芸用トレー。」にあり、こ れにより、請求項1〜7のいずれか記載の園芸用トレーの具有する作用に加えて 、 枠材の横断面を逆V字状に形成されているから、収納ポケットに軟質ポット を入れたとき、枠板の下端に軟質ポットの側壁が係止されることから、苗運搬時 に軟質ポットの上下動が確実に防止される。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を具体化した実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の第一実施例の園芸用トレーを示す斜視図、図2は図1に示す園 芸用トレーの収納ポケットを示す部分拡大斜視図であり、図3は図1に示す園芸 用トレーの平面図、図4は図3に示すA−A縦断面図、図5は図3に示すB−B 縦断面図、図6は図1に示す園芸用トレーの使用状態を示す要部部分断面図であ る。
【0018】 図において、第一実施例の園芸用トレー1は、塩化ビニルやポリエチレンのよ うな合成樹脂製であり、育苗用の柔軟質のポットPを収納するための収納ポケッ ト2が縦方向及び横方向に連なって設けられており、植木、花、野菜等の苗が植 えられた軟質ポットPを、所定の期間、この収納ポケット2に並べて、栽培する ものである。
【0019】 収納ポケット2は、底板3、脚板4及び枠板7により形成される。円形の底板 3の外周端部に径方向に対向して脚板4が立ち上げられ、該脚板4は、軟質ポッ トPの側壁の傾斜に沿って底板3から枠板7へ傾斜して延びており、底板3から 枠板7までの高さは軟質ポットPの高さとほぼ同程度である。 この脚板4の下端中央部には、収納ポケット2に軟質ポットを収納しままの状 態で容易に底面排水を行えるようにすべく切欠溝5が形成されており、軟質ポッ トの側壁下端に形成された水抜き穴6を、前記切欠溝5と略同一位置でほぼ重な るように配置することによって、収納ポケット2に軟質ポットPを入れたまま前 記切欠溝5を介して排水することもできる。
【0020】 また、前記脚板4び上端部に方形の枠板7が固定されている。
【0021】 前記底板3は、該底板3の中心を中心位置とする同心円形状の複数のリングを 含み、その上面にでっぱり部3aが一体形成されている。底板3の直径は、軟質 ポットPの底面の径より僅かに大きい程度に設定され、また、枠板7の一辺の長 さは、軟質ポットPの上端開口部の径より僅かに大きく設定される。
【0022】 このような園芸用トレー1によると、収納ポケット2に軟質ポットPを底板3 から浮かせた状態のまま支持できるため、底面排水を完全且つ容易に行えるとと もに、通気性の確保ができ、カビの発生等を抑止できる。したがって、苗木に水 を供給し過ぎることもなく、根ぐされを大幅に低減することができる。また、収 納ポケット2に軟質ポットPが収納されるため、ポットの横倒れ等を起こしにく く、さらに、トレーに載せて複数の苗を移動等することができることから、苗を 並べる作業等の煩雑さが解消される。
【0023】 図2に示すように、枠板7は、横板7aと縦板7bとが水平方向に直交してな る。横板7aと縦板7bの高さ方向の板幅は、脚板4の板幅程度に設定される。 なお、枠板7を方形としたのは、所定の成形材料でトレーの単位面積あたりの収 納ポケット数を比較的多く確保することができるからである。また、横板7aと 縦板7bとの交差部分をアール形状としたのは、成形時に型抜きをスムーズにす るためである。
【0024】 縦板7aの長さ方向中央上端部には、コ字状の切欠部8が形成される。切欠部 8は、溝幅が数〓程度、溝深さが板幅の1/2程度である。切欠部8の溝面は、 縦板7aの上端面に連なっており、トレー成形時に一体に形成されるものである 。なお、枠板7の外枠部には、切欠部8は形成されない。ここで、本実施例では 、脚板4が切欠部8の下方に設けられている。すなわち、枠板7の切欠部8の下 側部と底板3の外周端部との間に脚板4が形成される。このため、切欠部8を形 成したことにより縦板7bの板幅が部分的に減少しても、園芸用トレー1の枠強 度が充分に確保される。 なお、トレー1の各コーナー部のそれぞれに、例えば図7に示すごとき、トレ ー1の底板3と一体形成したL字形状の補強部9を備えると、トレー1上に人が 乗っても耐えられる程度の枠強度が確保できる。また、補強部9の両側の下端に 前記切欠溝5を形成するようにしてもよい。
【0025】 収納ポケット2に軟質ポットPを挿入すると、横方向に隣合う軟質ポットPの 上端部が切欠部8で重なって接触し合う。これにより、収納ポケット2から軟質 ポットPを取り出す場合、作業者は、切欠部8で重なる部分の軟質ポットPの上 端部を掴むことで、2個の軟質ポット7を同時に持ち上げることが可能になる。 また、隣合った軟質ポットPを片手で容易に移動させることができ、苗の積み 替え作業等を短時間で実施することが可能になる。
【0026】 枠板7の横断面は、図に示すように、逆V字状に形成される。すなわち、横板 7aおよび縦板7bが上端から下端へ行くにしたがい収納ポケット2の中央側に 傾斜して形成されている。各板の傾斜角は、成形時に容易に型抜きを行える程度 の傾斜角となっている。したがって、図6に示すように、収納ポケット2に軟質 ポットPを挿入すると、ポット内の土がポット内周壁を径外方向に押し広げるた め、ポット上部の外周壁が枠板7の下端に係止される。このため、トレーが振動 等しても、軟質ポットPが収納ポケット2で上下動することが防止され、苗の運 搬時の取扱いが容易になる。なお、このように枠板7を逆V字状に形成すると、 横板7aおよび縦板7bの肉厚を比較的小さく設定することができ、成形材料の 節約を図ることもできる。
【0027】 前記底板3には円形の給水穴10を形成できる。給水穴10の穴径は、軟質ポ ットPが底面に抜け落ちない程度になっている。給水穴10によると、軟質ポッ トPの通水孔Hから水を排出しやすく、また、供給しやすくする。底面給水法に より苗に給水する場合、図8に示すように、まず、適当な水分を含む保水マット 15を所定の場所に敷き、次いで、保水マット15の上に防根マット16を敷く 。次いで、この防根マット16上に、軟質ポットPを収納したトレーを載置する 。すると、図に示すように、軟質ポットPの底面が土の重さで下方に撓んで給水 穴10に嵌まり込むため、底面中央部が防根マットに接触し、図8矢印に示すよ うに、毛管作用によって給水穴10および通水孔Hを通して軟質ポットP内に適 度な水分が供給される。
【0028】 このように園芸用トレーによると、収納ポケット2に軟質ポットPを載せた状 態で、底面給水法による水の供給が容易に実現されるため、苗の成長度合いが異 なる場合でも、個々の苗が必要な分だけ水を吸収することができ、効率よく苗を 育てることができる。したがって、成長の比較的遅い苗に水を供給し過ぎること もなく、根ぐされを大幅に低減する。
【0029】 ところで、上述した各実施例の園芸用トレーは、本考案の代表的な実施態様と して述べたものであり、本考案は前記実施例に限定されるものではない。 例えば、前記切欠溝は縦方向に形成した場合を例にして説明したが、これを横 方向に形成してもよく、この切欠溝の形成については、円形でなく、四角形、六 角形その他の形状にしてもよい。また、前記切欠部は横方向に形成した場合を例 にして説明したが、これを縦方向に形成してもよく、横方向および縦方向の両方 向に切欠部を形成するようにしてもよい。さらにまた、底板および給水穴の形成 については、円形でなく、四角形、六角形その他の形状にしてもよい。さらにま た、枠板の横断面形状としては、V字状に限らず、Y字状、U字状等にしてもよ いし、また、切欠部の形状については、コ字状に限らず、円弧状、半長円状、V 字状等にしてもよい。このように、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜設 計変更して実施できる。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の園芸用トレーによれば、脚板の下端中心部に 切欠溝が設けられているため、この切欠溝を介して、軟質ポットを入れたままで 容易に底面排水を行える。
【0031】 請求項2の園芸用トレーによれば、脚板の下端中心部に切欠溝が設けられると ともに、収納ポットの底部が、前記軟質ポットを底上げした状態で保持可能に形 成されているため、請求項1の園芸用トレーが具有する作用効果に加えて、特に 、請求項1の園芸用トレーよりもより効率的に底面排水を行える。
【0032】 請求項3〜5の園芸用トレーのいずれかによれば、前記園芸用トレーの四隅コ ーナーに補強部が備えてあるから、当該トレー上に人が乗っても耐えられる程度 の枠強度を確保できる。
【0033】 請求項6の園芸用トレーによれば、収納ポケットの隣合う位置に前記枠板の上 端中心部を切り欠いた形状に形成される切欠部を設けるとともに、前記枠板の前 記切欠溝下方に前記脚板を形成されているため、請求項1〜5のいずれかの園芸 用トレーの具有する作用効果に加えて、収納ポケットに軟質ポットを並べた場合 、隣合う軟質ポットの上端部が枠材の切欠溝で重なり合う。このため、作業者は 、この切欠溝の位置で軟質ポットをつまみ上げることで、同時に複数の軟質ポッ トを取り出して移動することができる。
【0034】 請求項7の園芸用トレーによれば、底部に底板が設けられ、該底板に前記軟質 ポットの底面を撓ませて嵌合させる給水穴を設けられているから、 これにより、請求項1〜6のいずれかの園芸用トレーの具有する作用に加えて 、特に、収納ポケットに軟質ポットを挿入した場合、通水孔を有する軟質ポット の底面中央部が下方に撓んで給水穴に嵌まり込む。 従って、保水マットの上にトレーを載置すると、軟質ポットの底面中央部が保 水マットに接触し、給水穴から通水孔を通過して苗への底面給水が可能になる。
【0035】 請求項8の園芸用トレーによれば、枠材の横断面を逆V字状に形成されている から、特に、請求項1〜7のいずれか記載の園芸用トレーの具有する作用に加え て、 収納ポケットに軟質ポットを入れたとき、枠板の下端に軟質ポットの側壁 が係止されることから、苗運搬時に軟質ポットの上下動が確実に防止される。
【0036】 更に又、請求項1〜8の園芸用トレーによれば、(i)トレーから苗を取り出す ことなく、底面給水により苗に水を与えることができる、(ii)複数の軟質ポット を同時に移動することができるため、苗の積み替え作業が容易になる、(iii)軟 質ポットの上下動を防止することができるため、運搬時の信頼性が高まる、(iv) 成形材料が比較的少なくてよく、トレーの軽量化を図ることができる、という優 れた効果を発揮し、トレーの機能性が大幅に向上し、苗栽培の作業性を格段に高 めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本考案の第一実施例の園芸用トレーを
示す斜視図である。
【図2】 図2は図1に示す園芸用トレーの収納ポケッ
トを示す部分拡大斜視図である。
【図3】 図3は図1に示す園芸用トレーの平面図であ
る。
【図4】 図4は図3に示すA−A縦断面図である。
【図5】 図5は図3に示すB−B縦断面図である。
【図6】 図6は図1に示す園芸用トレーの使用状態を
示す要部部分断面図である。
【図7】 図7は、第二実施例の園芸用トレーを示す要
部斜視図であり、この園芸用トレーの四隅コーナーには
枠強度を確保すべく補強部が備えられている。
【図8】 図8は、図1に示す第一実施例の園芸用トレ
ーを用いた底面給水方法を説明するための部分模式図で
ある。
【符号の説明】
1…園芸用トレー 2…収納ポケット 3…底板 3a…でっぱり部 4…脚板 5…切欠溝 6…水抜き穴 7…枠板 7a…横板 7b…縦板 8…切欠部 9…補強部 10…給水穴 15…保水マット 16…防根マット P…軟質ポット

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 園芸用軟質ポットを挿入可能な収納ポケ
    ットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーで
    あって、 前記収納ポケットの底部の外周端部に立設する脚板と、 前記脚板の上端に固定される枠板とを有し、 前記脚板の下端中心部に切欠溝を設け、該切欠溝を介し
    て水はけが可能であることを特徴とする園芸用トレー。
  2. 【請求項2】 園芸用軟質ポットを挿入可能な収納ポケ
    ットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーで
    あって、 前記収納ポケットの底部の外周端部に立設する脚板と、 前記脚板の上端に固定される枠板とを有し、 前記脚板の下端中心部に切欠溝が設けられ、該切欠溝を
    介して水はけが可能であるとともに、前記収納ポットの
    底部が前記軟質ポットを底上げした状態で保持可能に形
    成されていることを特徴とする園芸用トレー。
  3. 【請求項3】 園芸用軟質ポットを挿入可能な収納ポケ
    ットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーで
    あって、 前記収納ポケットの底部の外周端部に立設する脚板と、 前記脚板の上端に固定される枠板と、 前記園芸用トレーの四隅コーナーに前記収納ポケットの
    底部と一体に形成された補強部とを有し、 前記脚板の下端中心部に切欠溝を設け、該切欠溝を介し
    て水はけ可能であることを特徴とする園芸用トレー。
  4. 【請求項4】 園芸用軟質ポットを挿入可能な収納ポケ
    ットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーで
    あって、 前記収納ポケットの底部の外周端部に立設する脚板と、 前記脚板の上端に固定される枠板と、 前記園芸用トレーの四隅コーナーに前記収納ポケットの
    底部と一体に形成された補強部とを有し、 前記脚板の下端中心部に切欠溝を設け、該切欠溝を介し
    て水はけ可能であるとともに、前記収納ポットの底部
    が、前記軟質ポットを底上げした状態で保持可能に形成
    されていることを特徴とする園芸用トレー。
  5. 【請求項5】 園芸用軟質ポットを挿入可能な収納ポケ
    ットを横方向及び縦方向に連ねて設けた園芸用トレーで
    あって、 前記収納ポケットの底部の外周端部に立設する脚板と、 前記脚板の上端に固定される枠板と、 前記園芸用トレーの四隅コーナーに前記収納ポケットの
    底部と一体に形成された補強部とを有し、 前記脚板の下端中心部と前記補強部の両端部との両方に
    切欠溝が設けられ、これらの切欠溝を介して水はけ可能
    であるとともに、前記収納ポットの底部が、前記軟質ポ
    ットを底上げした状態で保持可能に形成されていること
    を特徴とする園芸用トレー。
  6. 【請求項6】 前記収納ポケットの隣合う位置に前記枠
    板の上端中心部を切り欠いた形状に形成される切欠部を
    設けるとともに、前記枠板の前記切欠溝下方に前記脚板
    を形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記
    載の園芸用トレー。
  7. 【請求項7】前記底部に底板が設けられ、該底板に前記
    園芸用軟質ポットの底面を撓ませて嵌合させる給水穴を
    設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の
    園芸用トレー。
  8. 【請求項8】 前記枠板の横断面を逆V状に形成したこ
    とを特徴とする前記請求項1〜7のいずれか記載の園芸
    用トレー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0531890U (ja) * 1991-10-11 1993-04-27 豊田工機株式会社 重量バランス装置を備えた多関節ロボツト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0531890U (ja) * 1991-10-11 1993-04-27 豊田工機株式会社 重量バランス装置を備えた多関節ロボツト

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