JP5996294B2 - X線検査装置 - Google Patents

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本発明は、搬送面上を搬送される被検査物にX線を照射して透過X線を検出し、X線透過量に基づいて被検査物を各種検査するX線検査装置に係り、特にX線検出部における耐環境性能を向上させたX線検査装置に関する。
従来、食品などの各種検査(金属、石、ガラス、樹脂、骨などの異物混入の有無や割れ欠けの有無などの検査)を行うためにX線検査装置が用いられている。X線検査装置は、その筐体上部にX線発生部が配設されるとともに筐体下部にX線検出部が配設され、また、X線発生部とX線検出部の間に筐体を貫通するようにベルトコンベアなどの搬送手段が配設され、筐体内の略遮蔽された検査空間において、搬送手段に搬送される被検査物にX線発生部からX線を照射し、X線検出部にて被検査物を透過した透過X線を検出し、X線透過量に基づいて被検査物を検査する。
上述したX線検査装置は、食品を被検査物とすることが多いことから主に衛生面の安全を確保するために小まめな清掃が要求されている。被検査物が生肉などのような剥き出し食品の場合にはそのカスなどが被検査物の搬送面を形成するフレームの上面に残存していることがあり、このような残存物を長時間放置しておくのは衛生上好ましくないため、高い水圧で洗浄水を吹きかけるなどして搬送面を水洗いする。なお、搬送面は、搬送手段がベルトコンベアの場合はそのベルト面が形成することはもちろんだが、ベルト面が平坦になるように下方からベルトを支持する筐体のフレームの上面も搬送面を形成するものである。ここでは、ベルトはフレームから取り外して別に洗浄することから、搬送面とはフレームの上面のことをいう。
ところで、搬送面、すなわち、筐体のフレームの上面にはX線発生部(X線発生器)から照射されたX線を搬送面の下方に配設されているX線検出部(X線検出器)まで効率的に通過させるためにX線が通過する穴(X線通過穴)が設けられているが、搬送面を水洗いするときにこのようなX線通過穴からX線検出器に洗浄水が浸水してこのX線検出器に搭載された精密機器、特にX線センサが故障する危険性がある。そこで、X線通過穴からの洗浄水の浸水を防止する構造として、例えば特許文献1には非金属材料からなる板材の周縁部を接着剤で接着してX線通過穴を水密に閉じた構造が開示されている。また、例えば特許文献2にはX線通過穴にシリコン材などの樹脂材を設けた構造が開示されている。
特開2003−50214号公報 特許第3676962号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示されたX線検査装置における防水構造では共に、清掃時に洗浄水を吹きかけるとX線通過穴を閉じている板材や樹脂材が剥がれてしまうことがあった。その理由は、被検査物が生肉などの場合、搬送面に残存している残存物は粘性を有しているために洗浄水を高い水圧で吹きかけなければならず、板材や樹脂材を保持する力がこのような高い水圧に耐えられないためである。また、接着剤を用いたものは、清掃性を高めるために洗浄水に温水を使用したときに接着剤が軟化して接着力が大幅に低下するため、特に剥がれやすくなる。このように板材や樹脂材が剥がれるとX線通過穴を通じてX線検出器に洗浄水が浸水してX線センサが故障する。
また、特許文献1及び2に開示されたX線検査装置に限らず従来のX線検査装置では、被検査物がレトルト食品のような金属成分を含有する袋に入った食品である場合に鉛を含有した遮蔽カーテンに接触するなどして静電気が帯電していることがあり、帯電している被検査物がX線検出器の近くを通過するときに静電気を放電して、これにより、X線センサが故障したり、誤検知が発生したりする。
すなわち、特許文献1及び2に開示されたX線検査装置や他の従来のX線検査装置は、被検査物によっては、搬送面下方に配置されるX線検出器の耐環境性能(耐水性能や静電気保護性能)が低くなる場合があった。
そこで本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、特に搬送面におけるX線検出部の耐環境性能を向上させたX線検査装置を提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明に係る請求項1記載のX線検査装置は、被検査物が搬送される搬送面7aと、
前記搬送面7aの上方に配設され、該搬送面7a側にX線を照射するX線発生部10と、
前記搬送面7aの下方に配設され、前記X線発生部10から照射されたX線を受けるX線検出部11と、
前記搬送面7aを形成するその上面が平坦面からなり、前記X線発生部10から照射されたX線を前記X線検出部11へと通過させるX線通過穴12が設けられるとともに、前記X線通過穴12を水密に塞ぐ樹脂カバー13が設けられたフレーム7とを備え、
前記搬送面7a上を搬送される前記被検査物にX線を照射して前記X線検出部11から得られるX線透過量に基づいて該被検査物を検査するX線検査装置1において、
前記フレーム7は、上面7aよりも前記X線通過穴12の内方に突出した下面7bを形成する板体17を有し、前記フレーム7の下面7bに、前記X線通過穴12から連通する開口16が設けられ、前記板体17により形成される前記X線通過穴12の周縁部を前記樹脂カバー13と共に上下から挟み込んだ状態で該樹脂カバー13に固定された導電性材料からなる当て板15が配設されたことを特徴としている。
請求項2記載のX線検査装置によれば、前記当て板15の前記開口16の周縁部には前記搬送面、すなわち、フレーム7の上面7a側へと立ち上がった導電性材料からなる板状の補強部19が設けられたことを特徴としている。
請求項3記載のX線検査装置によれば、前記当て板15を前記樹脂カバー13に固定するための固定手段を有し、
前記固定手段は、
前記樹脂カバー13における前記当て板15と対向する面に取り付けられ、該樹脂カバー13の対向する面からねじ頭部21の間に前記当て板15の板厚よりも僅かに大きな隙間が形成された固定ねじ20と、
前記当て板15における前記樹脂カバー13と対向する面に設けられ、前記ねじ頭部21の径よりも僅かに大径な大円形孔24と前記固定ねじ20のねじ込み部22の径よりも僅かに大径な小円形孔25とを組み合わせた形状に形成された固定孔23と、から構成されたことを特徴としている。
本発明に係る請求項1記載のX線検査装置によれば、当て板がX線通過穴を塞いだ樹脂カバーの抜け止めとして作用して、搬送面、すなわち、フレームの上面に高い水圧で洗浄水を吹きかけても樹脂カバーが剥がれるようなことはなくなり、清掃時にX線通過穴から洗浄水がX線検出部に浸水することを防ぐことができる。これにより、X線検出部に搭載された精密機器(特にX線センサ)の浸水による故障を防止することができる。この結果、耐環境性能(耐水性能)が向上する。また、当て板はフレームを挟んでX線通過穴の下方に配設されるようになる。導電性材料からなるこの当て板がX線通過穴とX線検出部の間にあることにより、静電気が帯電している被検査物が通過するときにこの被検査物からX線検出部に放電されることを抑えることができる。これにより、X線センサの被検査物からの放電による故障や誤検知を防止することができる。この結果、耐環境性能(静電気保護性能)が向上する。
請求項2記載のX線検査装置によれば、補強部は、当て板の強度を高めるだけでなく、帯電している被検査物が通過するときにこの被検査物からの放電を導くように作用する。これにより、被検査物からは補強部に放電されるようになり、X線センサを放電から確実に保護することができ、静電気保護性能が更に向上するようになる。
請求項3記載のX線検査装置によれば、当て板の固定は、この当て板を固定孔の大円形孔に固定ねじのねじ頭部を通してから小円形孔に固定ねじのねじ込む部が位置するようにスライド移動させるだけで完了する。これにより、フレームの下面という作業性の悪い位置などでも、当て板を容易に取り付けて固定することができる。
本発明に係るX線検査装置の実施の形態を示す斜視図である。 (a)図1におけるA−A断面を下方からみた斜視図である。 (b)(a)におけるB部拡大図である。 同実施の形態を示す正面断面図である。 図3におけるC部拡大図である。 当て板の平面図である。 図5におけるD−D断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
この実施の形態(X線検査装置)は、その筐体内に設けられた検査空間において、搬送手段に搬送されている食品などの被検査物にX線を照射して透過X線を検出し、被検査物に混入している異物の検出や、被検査物の形状などが品質規格に適合するか否かなど種々の検査を行うものである。
図1及び3に示すように、X線検査装置1は、床面上に脚部2を介して設置される略箱型の遮蔽構造の筐体3を備えている。筐体3は、この筐体3内から有害な量のX線が漏洩しないように放射線防護材料によって構成されている。筐体3は、その両側面に筐体3内に図示しない被検査物が搬入される搬入口4aと、筐体3内から被検査物が搬出される搬出口4bとを有している。また、筐体3の両側面には、搬入口4a及び搬出口4bを覆うために、筐体3の両側面からそれぞれ左右に突出したサイドカバー5,5が設けられている。図1及び2(a)に示すように、筐体3やサイドカバー5,5の内部空間には搬入口4a及び搬出口4bからX線が漏洩することを防ぐために鉛を含有した樹脂などからなるX線遮蔽カーテン6が取り付けられている。なお、図3はX線遮蔽カーテン6を省略している。また、図1及び2(a)では省略しているが、筐体3の前面には開閉自在な扉が設けられている。
図1、2(a)及び3に示すように、筐体3にはこの筐体3の箱型のフレーム7と構成部材を共通させて筐体3内を貫通するように搬送手段8が設けられている。搬送手段8は、ベルトコンベアであり、図3に示すように、被検査物を搬入口4aから搬出口4bまで所定の搬送方向Yに搬送する。筐体3のフレーム7の上板材の上面7aは、ベルトコンベア8の無端状のベルト8aを下方から支持して被検査物の平坦な搬送面を形成するために平坦面に形成されている。なお、図1及び2(a)はベルトコンベア8のベルト8aを省略している。ベルトコンベア8は、搬送方向Yの両端部にそれぞれローラ9,9を備えており、ベルト8aはローラ9,9の間に掛け回される。ローラ9,9のいずれか一方は図示しない駆動モータに接続されており、駆動モータの駆動力によりローラ9を介してベルト8aは搬送方向Yに循環駆動される。このとき、ベルト8aの上側循環面が被検査物の搬送面を形成するが、ベルト8aを支持するフレーム7の上面7aもベルト8aの上側循環面と共に搬送面を形成する。
図3に示すように、筐体3内において、搬送面7aの上方にはX線発生部となるX線発生器10が配設されている。X線発生器10は、金属製の箱内にX線を発生させるX線管が絶縁油に浸漬されてなり、搬送面7aに搬送される被検査物にX線を照射する。搬送面7aの下方にはX線検出部となるX線検出器11が配設されている。詳細には、X線検出器11は筐体3の箱型フレーム7内に収容されている。したがって、X線発生器10とX線検出器11は搬送面を挟んで上下に対向配置されている。X線検出器11は、金属製の箱内に各種機器が収容されており、この箱の上面にはフォトダイオードと、フォトダイオード上に設けられたシンチレータとからなる複数のX線検出素子が設けられている。これらのX線検出素子が搬送方向Yと直交する方向に並んでラインセンサ(X線センサ)が形成されている。X線検査装置1は、X線発生器10から搬送面上を搬送される被検査物にX線を照射して、透過X線を受けたX線検出器11から得られるX線透過量に基づいてこの被検査物を検査する。
上述した搬送面、すなわち、筐体3のフレーム7の上面7aにはX線発生器9から照射されたX線を搬送面の下方に配設されているX線検出器11のX線センサまで効率的に通過させるために、図4に示すように、X線が通過するための略矩形スリット状のX線通過穴12が設けられている。また、図4に示すように、X線通過穴12にはこのX線通過穴12を水密に塞ぐためにシリコンなどからなる樹脂カバー13が設けられている。X線通過穴12の周縁部は、フレーム7の上面7aよりもフレーム7の下面(フレーム7の上板材の下面)7bがX線通過穴12の内方に突出しており、上面7aと下面7bの間には接着層14が設けられている。樹脂カバー13はこの接着層14に接着されてX線通過穴12に固定されている。
図4に示すように、フレーム7の下面7bにはステンレスなどの金属材料(導電性材料)からなる当て板15が配設されている。
図5及び6に示すように、当て板15は、略矩形の板体からなり、この板体(本体)の中央部には略矩形の開口16が設けられている。開口16は、当て板15を取り付けた状態でX線通過穴12から連通するようになる。当て板15の長手方向の両側縁部及び短手方向の一方の側縁部はそれぞれ当て板15本体の面方向と直交する方向に屈曲されている。これらの屈曲部分は、図4に示すように、当て板15を取り付けた状態において、フレーム7の下面7bを形成する略矩形の板体17の外周面側に配置され、フレーム7の上面7a側へと立ち上がった板状の補強部18となる。この補強部18が設けられたことにより、当て板15の捩れなどを防止してその強度を高めることができる。なお、フレーム7の下面7bを形成する板体17は、X線通過穴12の長手方向に延びており、当て板15を取り付けるときにそのガイドとなる。
また、当て板15は、その中央部に設けられた開口16の長手方向の両側縁部が当て板15本体の面方向と直交する方向に屈曲されている。この屈曲部分は、図4に示すように、当て板15を取り付けた状態において、X線通過穴12の内周面側に配置され、フレーム7の上面7a側へと立ち上がった板状の補強部19となる。この補強部19が設けられたことにより、上述した補強部18と同様に当て板15の捩れなどを防止してその強度を高めることができる。
図4に示すように、樹脂カバー13の当て板15と対向する面には固定ねじ20が取り付けられている。固定ねじ20は、図示しないが、複数がX線通過穴12の長手方向に沿って所定間隔をあけて取り付けられている。また、固定ねじ20は、そのねじ頭部21と樹脂カバー12の間に当て板15の板厚よりも僅かに大きな隙間をあけて取り付けられている。
図4及び5に示すように、当て板15の開口16の周囲にはこの開口16の長手方向に沿って複数の固定孔23が、当て板15を取り付けた状態で固定ねじ20と対応するように所定間隔をあけて設けられている。特に図5に示すように、固定孔23は、固定ねじ20のねじ頭部21の径よりも僅かに大径な大円形孔(大径部)24と、固定ねじ20のねじ込み部22の径よりも僅かに大径な小円形孔(小径部)25とを組み合わせた形状からなる、いわゆるだるま孔である。
固定ねじ20と固定孔23は、樹脂カバー13に当て板15を固定するための固定手段となる。当て板15を取り付けるときにはこの固定手段を介して樹脂カバー13に固定されるが、その手順は、フレーム7の下面7bに配置された当て板15を、樹脂カバー13に取り付けられた固定ねじ20と固定孔23が対応するように簡単に位置合わせした後、固定孔23の大径部24に固定ねじ20のねじ頭部21を挿通させる。そして、ねじ込み部22が小径部25に位置するように当て板15を板体17(ガイド)に沿ってX線通過穴12の長手方向にスライド移動させると、図2(b)に示すように、ねじ込み部22が小径部25に嵌まり込み、当て板15の固定が完了する。これにより、図4に示すように、当て板15は、X線通過穴12の周縁部を樹脂カバー13と共に上下から挟み込んだ状態で固定される。なお、当て板15が樹脂カバー13と共に挟み込むのはこの実施の形態では厳密にはフレーム7の下面7bを形成する板体17である。この板体17はX線通過穴12の内方に突出している。したがって、当て板15は、フレーム7の上面7aよりもフレーム7の下面7bが穴12の内方に突出しているX線通過穴12の周縁部を樹脂カバー13と共に上下から挟み込んだ状態でこの樹脂カバー13に固定されている。また、当て板15の短手方向の他方の側縁部及び開口16の短手方向の両側縁部に補強部18及び補強部19が設けられていないことで、当て板15のスライド移動が可能となる。
上述した実施の形態によれば、当て板15がX線通過穴12を塞いだ樹脂カバー13の抜け止めとして作用するため、搬送面、すなわち、フレーム7の上面7aに高い水圧で洗浄水を吹きかけても樹脂カバー13が剥がれるようなことはなくなり、清掃時にX線通過穴12から洗浄水がX線検出器11に浸水することを防ぐことができる。これにより、X線検出器11に搭載された精密機器(特にX線センサ)の浸水による故障を防止することができる。この結果、耐水性能が向上する。
また、当て板15は筐体3のフレーム7を挟んでX線通過穴12の下方に配設されるようになる。導電性材料からなるこの当て板15がX線通過穴12とX線検出器11の間にあることにより、レトルト食品のような金属成分を含有する袋に入っていることで静電気が帯電している被検査物が通過するときにこの被検査物からX線検出器11放電されることを抑えることができる。これにより、X線センサの被検査物からの放電による故障や誤検知を防止することができる。この結果、静電気保護性能が向上する。
さらに、開口16の周縁部に設けられた補強部19は、当て板15の強度を高めるだけでなく、帯電している被検査物が通過するときにこの被検査物からの放電を導くように作用する。これにより、被検査物からは補強部19に放電されるようになり、X線センサを放電から確実に保護することができ、静電気保護性能が更に向上するようになる。
また、当て板15の固定は、この当て板15を固定孔23の大径部24に固定ねじ20のねじ頭部21を通してから小径部25にねじ込み部22が位置するようにスライド移動させるだけで完了する。これにより、フレーム7の下面7bという作業性の悪い位置などでも、当て板15を容易に取り付けて固定することができる。
1…X線検査装置
7…フレーム
7a…上面(搬送面)
10…X線発生部となるX線発生器
11…X線検出部となるX線検出器
12…X線通過穴
13…樹脂カバー
15…当て板
16…開口
19…補強部
20…固定ねじ
21…ねじ頭部
22…ねじ込み部
23…固定孔
24…大円形孔(大径部)
25…小円形孔(小径部)

Claims (3)

  1. 被検査物が搬送される搬送面(7a)と、
    前記搬送面の上方に配設され、該搬送面側にX線を照射するX線発生部(10)と、
    前記搬送面の下方に配設され、前記X線発生部から照射されたX線を受けるX線検出部(11)と、
    前記搬送面を形成するその上面が平坦面からなり、前記X線発生部から照射されたX線を前記X線検出部へと通過させるX線通過穴(12)が設けられるとともに、前記X線通過穴を水密に塞ぐ樹脂カバー(13)が設けられたフレーム(7)とを備え、
    前記搬送面上を搬送される前記被検査物にX線を照射して前記X線検出部から得られるX線透過量に基づいて該被検査物を検査するX線検査装置(1)において、
    前記フレームは、上面(7a)よりも前記X線通過穴の内方に突出した下面(7b)を形成する板体(17)を有し、前記フレームの下面には、前記X線通過穴から連通する開口(16)が設けられ、前記板体により形成される前記X線通過穴の周縁部を前記樹脂カバーと共に上下から挟み込んだ状態で該樹脂カバーに固定された導電性材料からなる当て板(15)が配設されたことを特徴とするX線検査装置。
  2. 前記当て板(15)の前記開口(16)の周縁部には前記搬送面(7a)側へと立ち上がった導電性材料からなる板状の補強部(19)が設けられたことを特徴とする請求項1記載のX線検査装置。
  3. 前記当て板(15)を前記樹脂カバー(13)に固定するための固定手段を有し、
    前記固定手段は、
    前記樹脂カバーにおける前記当て板と対向する面に取り付けられ、該樹脂カバーの対向する面からねじ頭部(21)の間に前記当て板の板厚よりも僅かに大きな隙間が形成された固定ねじ(20)と、
    前記当て板における前記樹脂カバーと対向する面に設けられ、前記ねじ頭部の径よりも僅かに大径な大円形孔(24)と前記固定ねじのねじ込み部(22)の径よりも僅かに大径な小円形孔(25)とを組み合わせた形状に形成された固定孔(23)と、から構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載のX線検査装置。
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