JP5995663B2 - 吊り下げ型伝熱器およびそれを備えたボイラ装置 - Google Patents
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Description
図7に示すように、第1の間隔片105の平面形状は略T字型をしており、それの基端部107は、伝熱管102の伝熱管101と対向する側の外周面に管軸方向に沿って溶接108されている。この基端部107と一体に製作され幅方向両側に向かって出張った翼状接合片部109は、伝熱管101の伝熱管102と対向する側の外周面に当接されている。
図11に示すように、各貫通管207の自縛管204と対向する外周面には円弧状をした貫通管側プロテクタ208が溶接209によって取り付けられている。また、自縛管204の各貫通管207と対向する外周面には円弧状をした自縛管側プロテクタ210が溶接211によって取り付けられている。
伝熱管を並行に整列して、ボイラ火炉内の上方に吊り下げられる吊り下げ型伝熱器において、
隣り合う第1の伝熱管と第2の伝熱管を有し、前記第1の伝熱管の外周面の前記第2の伝熱管と対向する位置に1個の第1のプロテクタの基端部を溶接固定し、前記第1のプロテクタの基端部に連設されて幅方向両側に向かって出張った翼状の係合片部が、前記第2の伝熱管の外周面に当接されており、
前記第1のプロテクタを挟むように2個の第2のプロテクタが配置され、前記2個の第2のプロテクタの基端部を前記第2の伝熱管の外周面にそれぞれ溶接固定し、前記第2のプロテクタの基端部に連設された係合突出部が前記第1のプロテクタの係合片部と係合することにより、前記第1の伝熱管と前記第2の伝熱管は管軸方向にスライド可能な第1の管列と第2の管列をそれぞれ構成し、
前記第1の管列の幅方向外側の伝熱管を2本、途中から前記第1の管列の幅方向に折り曲げて、前記2本の伝熱管のうちの一方の伝熱管を前記第1の管列の前側に沿って延ばし、前記2本の伝熱管のうちの他方の伝熱管を前記第1の管列の後側に沿って延ばすことにより、前記第1の管列を前後で挟んで自縛管とし、
前記第1の管列と第2の管列の間の伝熱管の無い空間部で前記自縛管を交差させて縛り、さらに前記第2の管列の幅方向に延ばして、前記第2の管列を前後で挟み、最終的には前記第2の管列の外側に配管し、
前記第2のプロテクタの前記自縛管と対向する外側部分は、前記第1の伝熱管と前記第2の伝熱管の外周面どうしを結ぶ仮想直線から前記自縛管側に出張っており、
前記自縛管の外周面で前記第2のプロテクタと対向する位置にスぺーサ部材が、前記第2のプロテクタの所定個数おきに溶接固定されて、
前記第2のプロテクタと前記スぺーサ部材は隙間をおいて設置されていることを特徴とするものである。
前記第1のプロテクタの係合片部の外側角部と、その外側角部と係合する前記第2のプロテクタの係合突出部の内側角部に、それぞれ丸みが付けられていることを特徴とするものである。
前記第1のプロテクタの前記係合片部の前記第2の伝熱管の外周面と対向する面に、前記第2の伝熱管の外周面に沿うように凹状に湾曲した湾曲面が形成されていることを特徴とするものである。
前記スぺーサ部材が前記第2のプロテクタに対して1個おきに設置されていることを特徴とするものである。
前記第2のプロテクタの係合突出部が前記第1の伝熱管の外周面と接触しておらず、隙間が設けられていることを特徴とするものである。
バーナが設けられたボイラ火炉と、そのボイラ火炉内の上部に吊り下げられた吊り下げ型伝熱器を備えたボイラ装置において、
前記吊り下げ型伝熱器が前記第1ないし第5のいずれかの手段の吊り下げ型伝熱器であることを特徴とするものである。
図1は本発明の実施例に係る吊り下げ型伝熱器を備えたボイラ装置の概略構成図、図2はその吊り下げ型伝熱器の正面図である。
すなわち、吊り下げ型伝熱器3は多数本の伝熱管4を並行に整列して2個の管列(第1の管列、第2の管列)を構成している。第1の管列の幅方向外側の伝熱管4を2本、途中から吊り下げ型伝熱器3の幅方向に折り曲げて、一方の伝熱管4を第1の管列の前側に沿って延ばし、他方の伝熱管4を第1の管列の後側に沿って延ばすことにより、第1の管列を前後で挟んで自縛管5としている。
貫通管6aの隣の貫通管6bと対向する側の外周面に管軸方向に沿って溶接11されている。この第1のプロテクタ8は図3ならびに図5に示すように、
貫通管6の管列方向の管軸中心部線18上に接続、固定されている。
2:ボイラ火炉、
3:吊り下げ型伝熱器、
4:伝熱管、
5:自縛管、
6:貫通管、
7:隙間、
8:第1のプロテクタ、
9a,9b:第2のプロテクタ、
10:基端部、
11:溶接、
12:係合片部、
13:湾曲面、
14:基端部、
15:溶接、
16:係合突出部、
17:隙間、
18:管軸中心部線、
19a,19b:R加工(丸み加工)、
20:仮想直線、
21:スぺーサ部材、
22:溶接、
23:隙間。
Claims (6)
- 伝熱管を並行に整列して、ボイラ火炉内の上方に吊り下げられる吊り下げ型伝熱器において、
隣り合う第1の伝熱管と第2の伝熱管を有し、前記第1の伝熱管の外周面の前記第2の伝熱管と対向する位置に1個の第1のプロテクタの基端部を溶接固定し、前記第1のプロテクタの基端部に連設されて幅方向両側に向かって出張った翼状の係合片部が、前記第2の伝熱管の外周面に当接されており、
前記第1のプロテクタを挟むように2個の第2のプロテクタが配置され、前記2個の第2のプロテクタの基端部を前記第2の伝熱管の外周面にそれぞれ溶接固定し、前記第2のプロテクタの基端部に連設された係合突出部が前記第1のプロテクタの係合片部と係合することにより、前記第1の伝熱管と前記第2の伝熱管は管軸方向にスライド可能な第1の管列と第2の管列をそれぞれ構成し、
前記第1の管列の幅方向外側の伝熱管を2本、途中から前記第1の管列の幅方向に折り曲げて、前記2本の伝熱管のうちの一方の伝熱管を前記第1の管列の前側に沿って延ばし、前記2本の伝熱管のうちの他方の伝熱管を前記第1の管列の後側に沿って延ばすことにより、前記第1の管列を前後で挟んで自縛管とし、
前記第1の管列と第2の管列の間の伝熱管の無い空間部で前記自縛管を交差させて縛り、さらに前記第2の管列の幅方向に延ばして、前記第2の管列を前後で挟み、最終的には前記第2の管列の外側に配管し、
前記第2のプロテクタの前記自縛管と対向する外側部分は、前記第1の伝熱管と前記第2の伝熱管の外周面どうしを結ぶ仮想直線から前記自縛管側に出張っており、
前記自縛管の外周面で前記第2のプロテクタと対向する位置にスぺーサ部材が、前記第2のプロテクタの所定個数おきに溶接固定されて、
前記第2のプロテクタと前記スぺーサ部材は隙間をおいて設置されていることを特徴とする吊り下げ型伝熱器。 - 請求項1に記載の吊り下げ型伝熱器において、
前記第1のプロテクタの係合片部の外側角部と、その外側角部と係合する前記第2のプロテクタの係合突出部の内側角部に、それぞれ丸みが付けられていることを特徴とする吊り下げ型伝熱器。 - 請求項1に記載の吊り下げ型伝熱器において、
前記第1のプロテクタの前記係合片部の前記第2の伝熱管の外周面と対向する面に、前記第2の伝熱管の外周面に沿うように凹状に湾曲した湾曲面が形成されていることを特徴とする吊り下げ型伝熱器。 - 請求項1に記載の吊り下げ型伝熱器において、
前記スぺーサ部材が前記第2のプロテクタに対して1個おきに設置されていることを特徴とする吊り下げ型伝熱器。 - 請求項1に記載の吊り下げ型伝熱器において、
前記第2のプロテクタの係合突出部が前記第1の伝熱管の外周面と接触しておらず、隙間が設けられていることを特徴とする吊り下げ型伝熱器。 - バーナが設けられたボイラ火炉と、そのボイラ火炉内の上部に吊り下げられた吊り下げ型伝熱器を備えたボイラ装置において、
前記吊り下げ型伝熱器が請求項1ないし5のいずれか1項に記載の吊り下げ型伝熱器であることを特徴とするボイラ装置。
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