JPH0525105U - 管列調整間隔片および管列構造 - Google Patents

管列調整間隔片および管列構造

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JPH0525105U
JPH0525105U JP7418091U JP7418091U JPH0525105U JP H0525105 U JPH0525105 U JP H0525105U JP 7418091 U JP7418091 U JP 7418091U JP 7418091 U JP7418091 U JP 7418091U JP H0525105 U JPH0525105 U JP H0525105U
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rod
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male
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JP7418091U
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Inventor
淳 大野
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三菱重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管列及びその調整間隔片において、溶接部へ
の応力集中を防止し、スライド性及び耐圧部の信頼性向
上を図る。 【構成】 雄型間隔片21は、一方の管部2にその軸方
向に沿って溶接24で固定した棒状基部21aと、該棒
状基部21aに一体に連設し幅方向両側部に向って張出
すと共に他方の管部3の表面に合致する湾曲面21bを
持つ翼状接合片部21cとを有する構成とする。一対の
雌型間隔片22,23は、雄型間隔片21の両側部に配
置し、それぞれ、他方の管部3にその軸方向に沿って溶
接25で固定した棒状基部22a,23aと、該棒状基
部22a,23aにそれぞれ一体に連設し雄型間隔片2
1の翼状接合片部21cの側縁部に嵌合する嵌合部22
b,23b及び一方の管部2に当接する当接部22c,
23cとを有する構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば陸用ボイラの吊下げ式板形加熱器等として適用される伝熱管 等の管連結技術に係り、特に管同士の軸方向の相対的な移動は拘束せずに他方向 の移動および回転等を拘束するようにした管列調整間隔片およびこの間隔片によ って連結される管列構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の管列構造として、例えば図7に示すように、各管部が互いに隣 接されて全体として略平板状で縦長に構成されたものが知られている。この管列 構造においては、図7のA部およびB部に示す上下2箇所において、互いに隣接 する各管部同士が、それぞれ管列調整間隔片によって結合されている。
【0003】 この図7のA部(管列上部)の連結構造に適用される従来の管列調整間隔片を 、図8および図9に示している。この管列調整間隔片1は、棒状に構成され、隣 接する管部2,3にそれぞれ溶接4,5によって一体的に接合されている。
【0004】 また、図7のB部(管列下部)の連結構造に適用される従来の管列調整間隔片 を、図10〜図12に示している。この管列調整間隔片6は、一方の管部2に溶 接7によって取付けた雄型間隔片8を、他方の管部3に溶接9によって取付けた 一対の雌型間隔片10,11で挟み込み、管同士の軸方向以外の動きを拘束して いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、板形加熱器管は、高温ガス流路内に設置されるため、管の温度は列 ごとに異なる。したがって、図8および図9に示した従来の構成では、管部2, 3同士が溶接4,5により固着されるので、管列調整間隔片1の溶接端部に熱応 力が集中し、疲労亀裂を発生する場合がある。
【0006】 また、図10〜図12に示した従来の構成では、一方の雄型間隔片8は上下で 捩じれた形状で、他方の雌型間隔片10,11による挟み込み高さが段違いにな っていて同一レベルにないため、管部2,3の軸直角方向に力が作用した場合ス ライドしにくく、その方向でのスライド性にやや問題があり、例えば管の熱膨脹 阻害による管の湾曲や間隔片の外れが発生する場合がある。
【0007】 本考案は、このような従来技術の課題を解決するためになされたもので、溶接 部への応力集中がなく、スライド性に優れ、耐圧部の信頼性向上が図れる管列調 整間隔片および管列構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案に係る管列調整間隔片は、互いに平行に 配置される少なくとも一対の隣接管部を有する管列の各隣接管部同士を一定の間 隔を保持させて結合する管列調整間隔片において、結合すべき一方の管部にその 軸方向に沿って溶接固定される棒状基部と、この棒状基部に一体に連設され幅方 向両側部に向って張出すとともに結合すべき他方の管部の表面に合致する湾曲面 を持つ翼状接合片部とを有し、かつ長手方向で略一定断面形状を有する雄型間隔 片と、この雄型間隔片の両側部に位置して一対配置され、それぞれ、結合すべき 他方の管部にその軸方向に沿って溶接固定される棒状基部と、この棒状基部にそ れぞれ一体に連設され前記雄型間隔片の翼状接合片部の側縁部に嵌合する嵌合部 および結合すべき一方の管部に当接する当接部とを有する一対の雌型間隔片とか ら成る。
【0009】 また、本考案に係る管列構造は、各管部が互いに隣接されて全体として略平板 状をなす管列構造であって、互いに隣接する各管部同士がそれぞれ雄型間隔片と 一対の雌型間隔片とから成る管列調整間隔片によって結合されるものにおいて、 前記雄型間隔片は、連結すべき一方の管部にその軸方向に沿って溶接固定される 棒状基部と、この棒状基部に一体に連設され幅方向両側部に向って張出すととも に結合すべき他方の管部の表面に合致する湾曲面を持つ翼状接合片部とを有し、 かつ長手方向で略一定断面形状を有する構成され、また、前記雌型間隔片は、前 記雄型間隔片の両側部に位置して一対配置され、それぞれ、結合すべき他方の管 部にその軸方向に沿って溶接固定される棒状基部と、この棒状基部にそれぞれ一 体に連設され前記雄型間隔片の翼状接合片部の側縁部に嵌合する嵌合部および結 合すべき一方の管部に当接する当接部とを有する構成とされている。
【0010】
【作用】
上記の手段によれば、管列調整間隔片を構成する雄型間隔片と一対の雌型間隔 片とは機械的な結合により荷重支持と管列調整の機能を果たすが、互いに溶接結 合ではないことから熱応力は発生しない。また、雄型および雌型の各間隔片のレ ベルを揃えてあるためスライド性が向上する。したがって、溶接部への応力集中 がなく、スライド性に優れ、耐圧部の信頼性向上が図れるようになる。
【0011】
【実施例】
以下、図1〜図6を参照して本考案の実施例について詳細に説明する。なお、 管列の全体構造は図7に示したものと変わらないから、図7もそのまま参照する 。そして、図7のA部(管列上部)の連結構造に適用される管列調整間隔片を図 1〜図3に示し、図7のB部(管列下部)適用される管列調整間隔片を図4〜図 6に示している。
【0012】 まず、図1〜図3に示すように、管列上部の連結構造に適用される本考案の第 1実施例に係る管列調整間隔片は、一つの雄型間隔片21と、一対の雌型間隔片 22,23とから成っている。
【0013】 雄型間隔片21は、連結すべき一方の管部2にその軸方向に沿って溶接24に よって固定された棒状基部21aと、この棒状基部21aに一体に連設され幅方 向両側部に向って張出すとともに結合すべき他方の管部3の表面に合致する湾曲 面21bを持つ翼状接合片部21cとを有する構成とされ、かつ長手方向で一部 が欠けただけの略一定断面形状を有している。
【0014】 また、一対の雌型間隔片22,23は、雄型間隔片21の両側部に位置して配 置され、それぞれ、結合すべき他方の管部3にその軸方向に沿って溶接25によ って固定された棒状基部22a,23aと、この棒状基部22a,23aにそれ ぞれ一体に連設され雄型間隔片21の翼状接合片部21cの側縁部に嵌合する嵌 合部22b,23bおよび結合すべき一方の管部2に当接する当接部22c,2 3cとを有する構成とされている。
【0015】 なお、各間隔片21,22,23は、過熱(オーバーヒート)を避けるため直 接ガス流等にさらされないよう小形化され、また近年の材料の品質向上により、 薄肉金属によって構成されている。
【0016】 一方、図4〜図6に示すように、管列下部の連結構造に適用される本考案の第 2実施例に係る管列調整間隔片は、一つの雄型間隔片31と、一対の雌型間隔片 32,33とから成っている。
【0017】 雄型間隔片31は、連結すべき一方の管部2にその軸方向に沿って溶接34に よって固定された棒状基部31aと、この棒状基部31aに一体に連設され幅方 向両側部に向って張出すとともに結合すべき他方の管部3の表面に合致する湾曲 面31bを持つ翼状接合片部21cとを有する構成とされ、かつ略一定断面形状 を有している。
【0018】 また、一対の雌型間隔片32,33は、雄型間隔片31の両側部に位置して配 置され、それぞれ、結合すべき他方の管部3にその軸方向に沿って溶接35によ って固定された棒状基部32a,33aと、この棒状基部32a,33aにそれ ぞれ一体に連設され雄型間隔片31の翼状接合片部31cの側縁部に嵌合する嵌 合部32b,33bおよび結合すべき一方の管部2に当接する当接部32c,3 3cとを有する構成とされている。
【0019】 なお、これらの各間隔片31,32,33も、過熱(オーバーヒート)を避け るため直接ガス流等にさらされないよう小形化され、また近年の材料の品質向上 により、薄肉金属によって構成されている。
【0020】 以上の構成を有する各実施例の管列調整間隔片およびこの管列調整間隔片によ って結合された管列構造によれば、管列調整間隔片を構成する雄型間隔片21又 は31と一対の雌型間隔片22,23又は32,33とは機械的な結合により管 部2,3の荷重支持と、管列調整の機能を果たすが、互いに溶接結合ではないこ とから、熱応力は発生しない。
【0021】 また、雄型および雌型の各間隔片21又は31および22,23又は32,3 3のレベルを揃えてあるため、スライド性が向上する。したがって、溶接部24 ,25又は34,35への応力集中がなく、スライド性に優れ、耐圧部の信頼性 向上が図れるようになる。
【0022】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、管列調整間隔片を構成する雄型間隔片と 一対の雌型間隔片とは機械的な結合により荷重支持と管列調整の機能を果たすが 、互いに溶接結合ではないことから熱応力は発生せず、また、雄型および雌型の 各間隔片のレベルを揃えてあるためスライド性が向上し、よって、溶接部への応 力集中がなく、スライド性に優れ、耐圧部の信頼性向上が図れる等の優れた効果 が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すもので、管列上部の
連結部を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1,図2中の管列調整間隔片を示す分解斜視
図である。
【図4】本考案の第2実施例を示すもので、管列下部の
連結部を示す平面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図4,図5中の管列調整間隔片を示す分解斜視
図である。
【図7】管列を示す正面図である。
【図8】従来例の管列上部の連結部を示す平面図であ
る。
【図9】図8の正面図である。
【図10】従来例の管列下部の連結部を示す平面図であ
る。
【図11】図10の正面図である。
【図12】図10,図11中の管列調整間隔片を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
2 一方の管部 3 他方の管部 21,31 雄型間隔片 21a,31a 棒状基部 21b,31b 湾曲面 21c,31c 翼状接合片部 22,23,32,33 雌型間隔片 22a,23a,32a,33a 棒状基部 22b,23b,32b,33b 嵌合部 22c,23c,32c,33c 当接部 24,25,34,35 溶接部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行に配置される少なくとも一対の
    隣接管部を有する管列の各隣接管部同士を一定の間隔を
    保持させて結合する管列調整間隔片において、結合すべ
    き一方の管部にその軸方向に沿って溶接固定される棒状
    基部と、この棒状基部に一体に連設され幅方向両側部に
    向って張出すとともに結合すべき他方の管部の表面に合
    致する湾曲面を持つ翼状接合片部とを有し、かつ長手方
    向で略一定断面形状を有する雄型間隔片と、この雄型間
    隔片の両側部に位置して一対配置され、それぞれ、結合
    すべき他方の管部にその軸方向に沿って溶接固定される
    棒状基部と、この棒状基部にそれぞれ一体に連設され前
    記雄型間隔片の翼状接合片部の側縁部に嵌合する嵌合部
    および結合すべき一方の管部に当接する当接部とを有す
    る一対の雌型間隔片とから成ることを特徴とする管列調
    整間隔片。
  2. 【請求項2】各管部が互いに隣接されて全体として略平
    板状をなす管列構造であって、互いに隣接する各管部同
    士がそれぞれ雄型間隔片と一対の雌型間隔片とから成る
    管列調整間隔片によって結合されるものにおいて、前記
    雄型間隔片は、連結すべき一方の管部にその軸方向に沿
    って溶接固定される棒状基部と、この棒状基部に一体に
    連設され幅方向両側部に向って張出すとともに結合すべ
    き他方の管部の表面に合致する湾曲面を持つ翼状接合片
    部とを有し、かつ長手方向で略一定断面形状を有する構
    成され、また、前記雌型間隔片は、前記雄型間隔片の両
    側部に位置して一対配置され、それぞれ、結合すべき他
    方の管部にその軸方向に沿って溶接固定される棒状基部
    と、この棒状基部にそれぞれ一体に連設され前記雄型間
    隔片の翼状接合片部の側縁部に嵌合する嵌合部および結
    合すべき一方の管部に当接する当接部とを有する構成と
    されていることを特徴とする管列構造。
JP7418091U 1991-08-22 1991-08-22 管列調整間隔片および管列構造 Withdrawn JPH0525105U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100796250B1 (ko) * 2006-11-22 2008-01-21 두산중공업 주식회사 보일러 튜브의 슬라이딩 스페이서
JP2014095483A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Babcock-Hitachi Co Ltd 吊り下げ型伝熱器およびそれを備えたボイラ装置
WO2017057814A1 (ko) * 2015-10-02 2017-04-06 두산중공업 주식회사 보일러용 슬라이딩 커넥터

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Effective date: 19951102