JP6025561B2 - 伝熱管の振動抑制装置及び当該振動抑制装置の補修方法 - Google Patents

伝熱管の振動抑制装置及び当該振動抑制装置の補修方法 Download PDF

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本発明は、ボイラに設けられた熱交換器の伝熱管の振動を抑制する振動抑制装置及び当該振動抑制装置の補修方法に関する。
砂等の固体粒子と石炭等の燃料物とを流動混合して燃焼させるボイラとして循環流動層ボイラ(CFB)が多く用いられている。この循環流動層ボイラは、流動床火炉(コンバスタ)の出口側に燃焼ガスと固体粒子を分離するサイクロンを設け、このサイクロンで分離された固体粒子をサイクロン下方の熱交換器に送って熱回収を行った後、流動床火炉に戻す一方、サイクロンで分離された燃焼ガスを排気通路に送って後部煙道内の熱交換器で熱回収を行った後、浄化処理してから外部に排出するものである。
各熱交換器の内部には、多数の伝熱管が配設されており、流動床火炉で高温となった固体粒子や燃焼排ガスと伝熱管内部を流れる流体との間で熱交換を行い、固体粒子や燃焼排ガスから熱回収して蒸気等の流体がタービン等に送られる。
熱交換器内に配設された伝熱管の振動を抑制する振動抑制装置としては、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された伝熱管の振動抑制装置は、図12及び図13に示すように、同一鉛直面上に配置されている複数の伝熱管を1つの束として囲う帯金と、帯金が互いに離れる方向へ変形することを防止するストッパとを備えており、帯金で複数の伝熱管を束ねることで伝熱管の振動を抑制している。
しかし、この伝熱管の振動抑制装置では、燃焼排ガス中に含まれる煤や固体粒子によるエロージョンによって伝熱管の肉厚が薄くなって破損するおそれがある。特に、燃焼排ガスや固体粒子の流速が速い部位、例えば、伝熱管のベンド部はエロージョンによる減肉が大きくなる。
そこで、例えば、特許文献2に記載されている二重管を伝熱管として用いることが考えられる。
特開平9−113172号公報 特許第4360047号公報
しかしながら、特許文献2に記載の二重管を特許文献1の伝熱管に置き換えた場合、燃焼排ガスに含まれる煤や固体粒子の衝突による伝熱管の振動及び熱伸び等によって二重管の外管が振動抑制装置の帯金と繰り返し接触することによって、外管が摩耗して穴が形成されるおそれがある。外管に穴が形成されると、当該穴に煤や固体粒子が集中することとなり、内管の摩耗が早められてしまうという問題があった。
そこで本発明は、上述したような従来技術の状況の下になされた発明であって、外管の摩耗を防止することで伝熱管が損傷することを確実に防止可能な伝熱管の振動抑制装置及び補修方法を提供することを目的としている。
本発明は、上述したような従来技術における課題を解決するために発明されたものであって、本発明の伝熱管の振動抑制装置は、ボイラの熱交換器内に複数配設されて直線部及びベンド部を有する伝熱管の当該ベンド部の外周をそれぞれ囲うベンド部側被覆管と、互いに隣り合う前記伝熱管同士を連結して振動を防止するベンド部側振止部材とを備え、前記伝熱管の振動を抑制する振動抑制装置であって、
前記各ベンド部側被覆管と同種の材料から形成され、前記各ベンド部側被覆管の曲線区間から延設された前記各ベンド部側被覆管の直線区間の外周を囲う直線状のベンド部側保護管を備え、
前記ベンド部側振止部材は、互いに隣り合う前記ベンド部側保護管間に設けられるとともに、前記互いに隣り合う前記ベンド部側保護管のうち一方の前記ベンド部側保護管の外周面に一端部が固定されて前記伝熱管の振動を抑制する振動抑制材、及び他方の前記ベンド部側保護管の外周を囲うとともに、両端部がそれぞれ前記振動抑制材に固定された略U形のカバー材を有することを特徴とする。
本発明の伝熱管の振動抑制装置によれば、ベンド部側被覆管の曲線区間に隣接する直線区間の外周にベンド部側保護管が設けられており、互いに隣り合うベンド部側保護管同士をベンド部側振止部材で連結しているため、ベンド部側振止部材がベンド部側被覆管と接触することはない。このため、ベンド部側振止部材とベンド部側被覆管とが接触し、ベンド部側被覆管が摩耗して損傷することを防止することができる。これにより、伝熱管が損傷して当該伝熱管内の流体が漏洩することを確実に防止することができる。
さらに、互いに隣り合うベンド部側保護管同士をベンド部側振止部材で連結しているため、伝熱管の振動を抑制することができる。
また、ベンド部側被覆管とベンド部側保護管をそれぞれ線膨張係数が異なる材料で製造すると、温度変化による線膨張係数の違いから熱応力が生じる。そして、この熱応力により、ベンド部側被覆管やベンド部側保護管にクラック等が入って破損するおそれがある。しかし、本発明ではベンド部側被覆管及びベンド部側保護管は共に同種の材料であり、線膨張係数は同一なので、熱応力が生じることを防止できる。なお、本明細書中において、同種の材料とは、使用温度において線膨張係数が一致するものをいう。
さらに、ベンド部側保護管はベンド部側被覆管の直線区間にのみ設けるため、ベンド部側保護管を伝熱管の曲率に沿って屈曲させる必要がない。このため、ベンド部側保護管を安価に製作することができる。
また、前記振動抑制材と前記ベンド部側保護管との間に介在し、一端部が前記振動抑制材に固定された制振材を更に備えていてもよい。
このように、制振材を備えることで、振動抑制材とベンド部側保護管とが直接接触することを防止できる。これにより、振動抑制材とベンド部側保護管とが接触して摩耗することを防止できる。また、ベンド部側保護管を確実に支持することができる。
また、前記各伝熱管の直線部の外周をそれぞれ囲う直線部側被覆管と同種の材料から形成され、前記各直線部側被覆管の外周を囲う直線部側保護管と、
互いに隣り合う前記伝熱管に設けられた前記直線部側保護管同士を連結する直線部側振止部材と、を更に備え、
前記直線部側振止部材は、前記各直線部側保護管にそれぞれ溶接されていてもよい。
このように、伝熱管の直線部を覆う直線部側被覆管を直線部側保護管で囲っているため、ボイラ内の煤や砂等の固体粒子が直線部側被覆管に衝突することを防止できる。これにより、直線部側被覆管が固体粒子の衝突によるエロージョンによって肉厚が減少することを防止できる。
また、前記ベンド部側保護管及び前記直線部側保護管は共に、一対の断面円弧状の半割れ材から構成されていてもよい。
このように、ベンド部側保護管及び直線部側保護管は一対の半割れ材から構成されているため、既設のベンド部側被覆管や直線部側被覆管の外周に新たに取り付けることができる。これにより、既設の熱交換器のメンテナンス回数を少なくしたり、メンテナンス間隔時間を長くしたりすることができる。
また、前記ベンド部側被覆管の肉厚をt1とし、前記ベンド部側保護管の肉厚をt2とすると、t1<t2の関係が成り立つこととしてもよい。
このように、ベンド部側保護管の肉厚はベンド部側被覆管よりも厚いため、ベンド部側保護管が短期間で摩耗することを防止できる。
また、前記直線部側被覆管の肉厚をt3とし、前記直線部側保護管の肉厚をt4とすると、t3<t4の関係が成り立つこととしてもよい。
このように、直線部側保護管の肉厚は直線部側被覆管よりも厚いため、直線部側保護管が短期間で摩耗することを防止できる。
また、本発明の伝熱管の振動抑制装置の補修方法は、ボイラの熱交換器内に複数配設されて直線部及びベンド部を有する伝熱管の当該ベンド部の外周をそれぞれ囲うベンド部側被覆管と、互いに隣り合う前記伝熱管同士を連結して振動を防止するベンド部側振止部材とを備え、前記伝熱管の振動を抑制する振動抑制装置の補修方法であって、
前記各ベンド部側被覆管と同種の材料から形成された直線状のベンド部側保護管で、前記各ベンド部側被覆管の曲線区間から延設された前記ベンド部側被覆管の直線区間の外周を囲うベンド部側保護管設置工程と、
互いに隣り合う前記ベンド部側保護管間に設けられた前記ベンド部側振止部材の振動抑制材の一端部を、前記互いに隣り合う前記ベンド部側保護管のうち一方の前記ベンド部側保護管の外周面に固定するとともに、他方の前記ベンド部側保護管の外周を囲うように設けられた前記ベンド部側振止部材の略U形のカバー材の両端部を、それぞれ前記振動抑制材に固定して、互いに隣り合う前記ベンド部側保護管同士を連結する連結工程と、
を備えることを特徴とする。
本発明の伝熱管の振動抑制装置の補修方法によれば、既設のベンド部側被覆管の外周にベンド部側保護管を新たに設けて、ベンド部側振止部材の振動抑制材の一端部を、互いに隣り合う伝熱管のうち一方の伝熱管に設けられたベンド部側保護管に固定するとともに、カバー材で他方の伝熱管に設けられたベンド部側保護管を支持するため、ベンド部側振止部材がベンド部側被覆管と接触することはない。
このため、ベンド部側振止部材とベンド部側被覆管とが接触し、ベンド部側被覆管が摩耗して損傷することを防止することができる。これにより、伝熱管が損傷して当該伝熱管内の流体が漏洩することを確実に防止することができる。
また、ベンド部側被覆管の直線区間をベンド部側保護管で囲っているため、固体粒子がベンド部側被覆管の直線区間に接触することを防止できる。これにより、ベンド部側被覆管の直線区間がエロージョンによって肉厚が減少することを防止できる。
さらに、互いに隣り合うベンド部側保護管同士をベンド部側振止部材で連結しているため、伝熱管の振動を抑制することができる。
本発明によれば、ベンド部側被覆管や直線部被覆管の摩耗を防止することで伝熱管が損傷することを確実に防止可能な伝熱管の振動抑制装置及び補修方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る循環流動層ボイラの概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る熱交換器の伝熱管の配置を示す側面図である。 図2のA部の一部を拡大した側面図である。 図3のD−D矢視図である。 本発明の第2実施形態に係る熱交換器の伝熱管の配置を示す側面図である。 図5のC部の一部を拡大した側面図である。 図6のE−E矢視図である。 本発明の第3実施形態に係る直線部側保護管の取付け状態を示す側面図である。 図8のF−F矢視図である。 本発明の第4実施形態に係るベンド部側保護管の取付け状態を示す側面図である。 本発明の第5実施形態に係る直線部側保護管の取付け状態を示す側面図である。 従来例を示す図である。 従来例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいてより詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限り、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の第1実施形態に係る循環流動層ボイラの概略構成図である。
図1に示すように、循環流動層ボイラ1の流動床火炉2には、流動材としての流動砂3と燃焼物としての石炭等4を供給可能となっており、内部で石炭等4を燃焼することで流動砂3を高温化すると共に、燃焼ガスが発生する。
また、流動床火炉2の出口側には、燃焼ガスと流動砂3を分離するサイクロン5が設けられている。
そして、このサイクロン5の下部には、導管6を介してシールポット7が連結され、シールポット7は導管8を介して熱交換器10が連結され、この熱交換器10は導管11を介して流動床火炉2の下部に連結されている。
また、シールポット7は導管12を介して流動床火炉2の下部に連結されている。
一方、サイクロン5の上部には排気通路13が連結され、この排気通路13には、熱交換器14、空気予熱器15、集塵機16、煙突17が連結されている。
そして、空気予熱器15から延設された空気供給管18の先端部が流動床火炉2及び熱交換器10に連結されており、空気供給管18の基端部には空気ファン19が装着されている。
従って、流動床火炉2に対して、流動砂3と石炭等4が供給されると共に、下部から空気予熱器15により加熱された高温の空気が空気供給管18を通して導入されると、内部でこの流動砂3と石炭等4とが流動混合して燃焼が行われる。
そして、燃焼により高温加熱された燃焼ガスは流動砂3とともに、サイクロン5に導かれ、このサイクロン5により燃焼ガスと流動砂3とに分離される。
分離された燃焼ガスは、排気通路13に導かれて熱交換器14及び空気予熱器15を通過するときに、流動床火炉2や熱交換器10に導入する空気と熱交換を行なった後、集塵機16を通して飛灰等を除去した後、煙突17により大気に放出される。
一方、サイクロン5で分離された高温の流動砂3は、シールポット7により流動床火炉2に直接戻されるものと熱交換器10に供給されるものとに分配される。
そして、この熱交換器10では、高温の流動砂3と伝熱管内部を流れる蒸気との間で熱交換を行った後、流動床火炉2に戻される。
図2は、本発明の第1実施形態に係る熱交換器10の伝熱管の配置を示す側面図である。
図2に示すように、熱交換器10内に配設された複数の伝熱管20は、U字形状をなすように屈曲された状態で鉛直方向に沿って多数配設されており、一端部20aが入口管寄せ22に連結される一方、他端部20bが出口管寄せ24に連結されて寄せ集められている。
なお、本実施形態では、本発明の振動抑制装置30を熱交換器10に適用した例について説明するが、熱交換器10にのみ適用されるものではなく、他の熱交換器14にも適用可能である。
各伝熱管20は、内部を通過する蒸気が高温の流動砂3から熱回収を行うためのものである。そして、各伝熱管20は、ベンド部20cと直線部20eとから構成されており、一部のベンド部20cが壁面26にて支持材28で支持される(図2中A部やB部)構造や、直線部20eが熱交換器10の天盤(図示しない)に1箇所で吊り下げ支持(図6中C部)される構造がある。
図3は、図2のA部の一部を拡大した側面図である。また、図4は、図3のD−D矢視図である。
図3及び図4に示すように、伝熱管20の振動抑制装置30は、各伝熱管20のベンド部20cの外周を囲うベンド部側被覆管32と、当該ベンド部側被覆管32の延設直線区間20d外周を囲うベンド部側保護管34と、互いに隣り合うベンド部側保護管34同士を連結するベンド部側振止部材40と、を備えている。
ベンド部側被覆管32は、各伝熱管20のベンド部20cに沿った曲線区間20fと、当該曲線区間20fの両端からそれぞれ所定の距離だけ延設された延設直線区間20dとから構成されている。
ベンド部側被覆管32と伝熱管20との間には、砂や煤等が入らない程度の隙間36が設けられている。
このベンド部側被覆管32は、耐摩耗性を有する材料から形成されている。本実施形態では、耐摩耗性を有する材料としてステンレス(SUS310)を用いたが、これに限定されるものではない。
ベンド部側保護管34は、直線形状を有しており、ベンド部側被覆管32の延設直線区間20dを囲っている。このベンド部側保護管34の肉厚t2は、ベンド部側被覆管32の肉厚t1よりも厚く形成されている。
なお、ベンド部側保護管34の肉厚t2を、ベンド部側被覆管32の肉厚t1よりも厚くすることが好ましいが、ベンド部側被覆管32の肉厚t1を、ベンド部側保護管34の肉厚t2よりも厚くしてもよい。
また、ベンド部側保護管34は、ベンド部側被覆管32と同種の材料から形成される。本実施形態では、ステンレス(SUS310)から形成されている。ベンド部側被覆管32及びベンド部側保護管34は共に同種の材料から形成されるため、線膨張係数は同一なので、熱応力が生じることを防止できる。
そして、ベンド部側保護管34は、ベンド部側被覆管32の外周に溶接にて固定されている。図3中の符号38は溶接部を示している。
ベンド部側振止部材40は、互いに隣り合うベンド部側保護管34間に設けられた振動抑制材42と、略U形のカバー材48と、振動抑制材42とベンド部側保護管34との間に介在する制振材50と、を備えている。
振動抑制材42は、互いに隣り合うベンド部側保護管34のうち一方のベンド部側保護管34の外周面に一端部42aが固定されて、互いに隣り合う伝熱管20同士が接触することを防止する。
また、振動抑制材42は、ベンド部側保護管34の外周面を両側から挟持する一対の側板44、44と、ベンド部側保護管34の長手方向に沿って一対の側板44、44間に設けられた一対のリブ46、46と、を備えている。
一対のリブ46、46の上下端部46a、46bは、それぞれベンド部側保護管34の外周の形状に沿って円弧状に切欠きされている。
各側板44及び各リブ46は、ベンド部側保護管34と同種の材料から形成される。本実施形態では、ステンレス(SUS310)から形成されている。そして、各側板44は、ベンド部側保護管34に溶接にて固定されている。係る場合に、各側板44は、ステンレス(SUS310)の配合に似た溶材を用いて溶接される。
そして、カバー材48は、他方のベンド部側保護管34の外周を囲うとともに、両端部48a、48aがそれぞれ振動抑制材42の各側板44に固定されている。
カバー材48もベンド部側保護管34と同種の材料から形成される。そして、カバー材48の両端部48a、48aは、振動抑制材42に溶接にて固定されている。係る場合に、カバー材48は、ステンレス(SUS310)の配合に似た溶材を用いて溶接される。
上述した振動抑制材42とベンド部側保護管34との溶接部38及びカバー材48と振動抑制材42との溶接部52は、振動抑制材42やカバー材48とほとんど同一の線膨張係数を有する。したがって、溶接部38、52も振動抑制材42やカバー材48と同程度に熱伸びするため、流動層内の固体粒子の温度によって生じる熱伸びによって溶接部38、52が損傷することを防止できる。
制振材50は、振動抑制材42とベンド部側保護管34との間に介在し、振動抑制材42の他端部42bに溶接にて固定されている。この制振材50は、ベンド部側保護管34を支持するとともにガイドする機能を有している。
ところで、図2中のB部は、A部とほぼ同様の構造をなしているため、図2中のB部の説明は省略する。
上述した本実施形態に係る伝熱管20の振動抑制装置30によれば、ベンド部側被覆管32の外周にベンド部側保護管34が設けられており、当該ベンド部側保護管34同士をベンド部側振止部材40で連結しているため、ベンド部側振止部材40がベンド部側被覆管32と接触することはない。このため、ベンド部側振止部材40とベンド部側被覆管32とが接触し、ベンド部側被覆管32が摩耗して損傷することを防止することができる。これにより、伝熱管20が損傷して内部の流体が漏洩することを確実に防止することができる。
また、互いに隣り合うベンド部側保護管34同士をベンド部側振止部材40で連結しているため、伝熱管20の振動を抑制することができる。
そして、ベンド部側被覆管32、ベンド部側保護管34をそれぞれ線膨張係数が異なる材料で製造すると、温度変化による線膨張係数の違いから熱応力が生じる。そして、この熱応力により、ベンド部側被覆管32、ベンド部側保護管34等にクラック等が入って破損するおそれがある。しかし、本発明ではベンド部側被覆管32、ベンド部側保護管34は共に同種の材料であり、線膨張係数は同一なので、熱応力が生じることを防止できる。
また、例えば、ベンド部側保護管34を用いずに、ベンド部側被覆管32を厚くすることでベンド部側被覆管32の損傷を防止する場合には、伝熱管20のベンド部20cを覆う必要があるため、当該ベンド部20cの曲率に沿ってベンド部側被覆管32を屈曲する作業が必要となる。ところが、厚いベンド部側被覆管32を屈曲することは非常に困難であり、屈曲作業に手間がかかりコストが高くなってしまう。しかし、本発明の振動抑制装置30によれば、ベンド部側保護管34を用いるため、ベンド部側被覆管32として、薄いものを用いることができる。薄いベンド部側被覆管32の屈曲作業は容易に行うことができるため、ベンド部側被覆管32を厚くしたものを用いた場合に比べて振動抑制装置30を安価に構築することができる。
さらに、ベンド部側保護管34は、延設直線区間20dにのみ設けるため、ベンド部側保護管34を伝熱管20の曲率に沿って屈曲させる必要がない。このため、振動抑制装置30を安価に製作することができる。
そして、ベンド部側被覆管32は、伝熱管20を全長にわたって囲うことなく、伝熱管20の一部を囲うので、熱効率が低下することを抑制できる。
また、ベンド部側振止部材40は、振動抑制材42及びカバー材48を備えており、複数部材から構成されているため、カバー材48が摩耗等により劣化した場合には、劣化したカバー材48のみを交換することができる。これにより、修復の際の材料費を低減できるとともに、作業時間を短縮することができる。
そして、ベンド部側保護管34の肉厚t2は、ベンド部側被覆管32の肉厚t1よりも厚いため、ベンド部側保護管34が短期間で摩耗することを防止できる。
さらに、ベンド部側振止部材40は振動抑制材42の他端部42bに制振材50を備えているため、振動抑制材42とベンド部側保護管34とが直接接触することを防止できる。これにより、振動抑制材42とベンド部側保護管34とが接触して摩耗することを防止できる。
そして、伝熱管20とベンド部側被覆管32との間に隙間36が設けられているため、伝熱管20及びベンド部側被覆管32の温度変化による線膨張係数が異なる場合であっても熱応力が生じることを防止できる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述した第1実施形態に対応する部分には同一の符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る熱交換器の伝熱管の配置を示す側面図である。また、図6は、図5のC部の一部を拡大した側面図である。そして、図7は、図6のE−E矢視図である。
図5〜図7に示すように、振動抑制装置80は、伝熱管20の直線部20eに設けられている直線部側被覆管33と、当該直線部側被覆管33を囲う直線部側保護管35と、互いに隣り合う直線部保護管35同士を連結する直線部側振止部材41と、を備えている。
この直線部側被覆管33は、耐摩耗性を有する材料から形成されている。本実施形態では、耐摩耗性を有する材料としてステンレス(SUS310)を用いたが、これに限定されるものではない。
直線部側保護管35は、直線形状を有しており、各直線部側被覆管33を囲っている。また、直線部側保護管35は、直線部側被覆管33の外周に溶接にて固定されている。この直線部側保護管35の肉厚t4は、直線部側被覆管33の肉厚t3よりも厚く形成されている。
なお、直線部側保護管35の肉厚t4を、直線部側被覆管33の肉厚t3よりも厚くすることが好ましいが、直線部側被覆管33の肉厚t3を直線部側保護管35の肉厚t4よりも厚くしてもよい。
また、直線部側保護管35は、直線部側被覆管33と同種の材料から形成される。本実施形態では、ステンレス(SUS310)から形成されている。直線部側被覆管33及び直線部側保護管35は共に同種の材料から形成されるため、線膨張係数は同一なので、熱応力が生じることを防止できる。
そして、伝熱管20と直線部側被覆管33との間には、第1実施形態と同様に、隙間36が設けられている。
直線部側振止部材41は、互いに隣り合う直線部側保護管35間に設けられた振動抑制材60を備えている。
振動抑制材60は、直線部側保護管35の長手方向に沿って配置された一対のリブ62、62と、当該一対のリブ62、62間に設けられた側板64と、を備えている。
各リブ62の上下端部62a、62bは、それぞれ直線部側保護管35の外周の形状に沿って円弧状に切欠きされている。そして、各リブ62の上下端部62a、62bは、それぞれ直線部側保護管35に溶接にて固定されている。
また、側板64の上下端部64a、64bもそれぞれ直線部側保護管35に溶接にて固定されている。
直線部側振止部材41は、最も上方に配置されている伝熱管20と隣接パネルの伝熱管20と繋いで振れを抑制する上部振止材66と、最も下方に配置されている伝熱管20と隣接パネルの伝熱管20と繋いで振れを抑制する下部振止材(図示しない)と、を備えている。
また、直線部側振止部材41は、最も上方の伝熱管20に設けられた直線部側保護管35の外周面を両側から挟持する一対の側板69と、当該直線部側保護管35の長手方向に沿って一対の側板69、69間に設けられた一対のリブ68、68と、を備えている。
上述した本実施形態に係る伝熱管20の振動抑制装置80によれば、直線部20eの直線部側被覆管33を直線部側保護管35で囲っているため、流動砂3が直線部20eの直線部側被覆管33に衝突することを防止できる。これにより、振動抑制装置80近傍の直線部側被覆管33がエロージョンによって肉厚が減少することを防止できる。
また、互いに隣り合う直線部側保護管35同士を直線部側振止部材41で連結しているため、伝熱管20の振動を抑制することができる。
ところで、直線部側被覆管33、直線部側保護管35をそれぞれ線膨張係数が異なる材料で製造すると、温度変化による線膨張係数の違いから熱応力が生じる。そして、この熱応力により、直線部側被覆管33、直線部側保護管35等にクラック等が入って破損するおそれがある。しかし、本発明では直線部側被覆管33、直線部側保護管35は共に同種の材料であり、線膨張係数は同一なので、熱応力が生じることを防止できる。
さらに、直線部側保護管35は、直線部20eにのみ設けるため、直線部側保護管35を伝熱管20の曲率に沿って屈曲させる必要がない。このため、振動抑制装置80を安価に製作することができる。
そして、直線部側被覆管33は、伝熱管20を全長にわたって囲うことなく、伝熱管20の一部を囲うので、熱効率が低下することを抑制できる。
また、直線部側保護管35の肉厚t4は、直線部側被覆管33の肉厚t3よりも厚いため、直線部側保護管35が短期間で摩耗することを防止できる。
そして、伝熱管20と直線部側被覆管33との間に隙間36が設けられているため、伝熱管20及び直線部側被覆管33の温度変化による線膨張係数が異なる場合であっても熱応力が生じることを防止できる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図8は、本発明の第3実施形態に係る直線部側保護管35の取付け状態を示す側面図である。また、図9は、図8のF−F矢視図である。
図8及び図9に示すように、本発明の第3実施形態に係る振動抑制装置90は、上述した第2実施形態の振動抑制装置80の最も上方及び下方(図示しない)にそれぞれに配置されている伝熱管20を直線部側被覆管81のみで覆ったものである。即ち、最も上方及び下方にそれぞれに配置されている伝熱管20の直線部側被覆管81を直線部側保護管35で覆っていないものである。
直線部側被覆管81は、一対の断面円弧状の半割れ材81a、81aから構成されている。一対の半割れ材81a同士は、当て板82を介して接続されている。また、各半割れ材81aと当て板82とは溶接にて接続されている。図8中の符号83は、半割れ材81aと当て板82とを接続する溶接部を示している。
また、直線部側被覆管81が伝熱管20の長手方向に摺動することを制限するラグ84を備えている。ラグ84は、直線部側被覆管81を間に挟んで両側にそれぞれ設けられている。このラグ84は伝熱管20の外周に固定されている。
なお、本実施形態においても、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上述した第1実施形態と第2又は第3実施形態とを同時に実施してもよい。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図10は、本発明の第4実施形態に係るベンド部側保護管70の取付け状態を示す側面図である。
図10に示すように、ベンド部側被覆管32の延設直線区間20dを囲うベンド部側保護管70は、一対の断面円弧状の半割れ材70a、70aから構成されている。
ベンド部側保護管70は、第1実施形態と同様に、ベンド部側被覆管32の延設直線区間20dを囲うとともに、ベンド部側被覆管32に溶接にて固定されている。
また、一対の半割れ材70a、70a同士も溶接にて接続されている。半割れ材70a、70a同士の溶接も、ステンレス(SUS310)の配合と似た溶材を用いて溶接される。半割れ材70a、70a同士の溶接部72は、ベンド部側保護管70の中心軸とほぼ同じ高さ位置に設けられている。
そして、各半割れ材70aには、それぞれガス抜き穴78が設けられている。
図11は、本発明の第5実施形態に係る直線部側保護管74の取付け状態を示す側面図である。
図11に示すように、伝熱管20の直線部側被覆管33を囲う直線部側保護管74も、一対の断面円弧状の半割れ材74a、74aから構成されている。
一対の半割れ材74a、74a同士も溶接にて接続されている。半割れ材74a、74a同士の溶接部76は、直線部側保護管74の中心軸よりも下方へずれた位置に設けられている。本実施形態では、半割れ材74a、74a同士の溶接位置を中心軸よりも下方へずらしたが、これに限定されるものではなく、上方へずらしてもよい。
上述した第4及び第5実施形態に係る伝熱管20の振動抑制装置によれば、ベンド部側保護管70、直線部側保護管74は共に一対の半割れ材70a、74aから構成されているため、補修時に既設のベンド部側被覆管32や直線部側被覆管33の外周に新たに取り付けることができる。これにより、既設の熱交換器のメンテナンス回数を少なくしたり、メンテナンス間隔時間を長くしたりすることができる。
なお、これらの実施形態においても第1〜第3実施形態で説明した効果を得ることができる。
複数の伝熱管を有する熱交換器を備えたボイラに適用できる。
1 循環流動層ボイラ
2 流動床火炉
3 流動砂
4 石炭等
5 サイクロン
6 導管
7 シールポット
8 導管
10 熱交換器
11 導管
12 導管
13 排気通路
14 熱交換器
15 空気予熱器
16 集塵機
17 煙突
18 空気供給管
19 空気ファン
20 伝熱管
20a 一端部
20b 他端部
20c ベンド部
20d 延設直線区間
20e 直線部
20f 曲線区間
22 入口管寄せ
24 出口管寄せ
26 壁面
28 支持材
30 振動抑制装置
32 ベンド部側被覆管
33 直線部側被覆管
34 ベンド部側保護管
35 直線部側保護管
36 隙間
38 溶接部
40 ベンド部側振止部材
41 直線部側振止部材
42 振動抑制材
42a 一端部
42b 他端部
44 側板
46 リブ
46a 上端部
46b 下端部
48 カバー材
48a 端部
50 制振材
52 溶接部
60 振動抑制材
62 リブ
62a 上端部
62b 下端部
64 側板
64a 上端部
64b 下端部
66 上部振止材
68 リブ
69 側板
70 ベンド部側保護管
70a 半割れ材
72 溶接部
74 直線部側保護管
74a 半割れ材
76 溶接部
78 ガス抜き穴
80 振動抑制装置
81 直線部側被覆管
82 当て板
83 溶接部
84 ラグ

Claims (7)

  1. ボイラの熱交換器内に複数配設されて直線部及びベンド部を有する伝熱管の当該ベンド部の外周をそれぞれ囲うベンド部側被覆管と、互いに隣り合う前記伝熱管同士を連結して振動を防止するベンド部側振止部材とを備え、前記伝熱管の振動を抑制する振動抑制装置であって、
    前記各ベンド部側被覆管と同種の材料から形成され、前記各ベンド部側被覆管の曲線区間から延設された前記各ベンド部側被覆管の直線区間の外周を囲う直線状のベンド部側保護管を備え、
    前記ベンド部側振止部材は、互いに隣り合う前記ベンド部側保護管間に設けられるとともに、前記互いに隣り合う前記ベンド部側保護管のうち一方の前記ベンド部側保護管の外周面に一端部が固定されて前記伝熱管の振動を抑制する振動抑制材、及び他方の前記ベンド部側保護管の外周を囲うとともに、両端部がそれぞれ前記振動抑制材に固定された略U形のカバー材を有することを特徴とする伝熱管の振動抑制装置。
  2. 前記振動抑制材と前記ベンド部側保護管との間に介在し、一端部が前記振動抑制材に固定された制振材を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の伝熱管の振動抑制装置。
  3. 前記各伝熱管の直線部の外周をそれぞれ囲う直線部側被覆管と同種の材料から形成され、前記各直線部側被覆管の外周を囲う直線部側保護管と、
    互いに隣り合う前記伝熱管に設けられた前記直線部側保護管同士を連結する直線部側振止部材と、を更に備え、
    前記直線部側振止部材は、前記各直線部側保護管にそれぞれ溶接されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の伝熱管の振動抑制装置。
  4. 前記ベンド部側保護管及び前記直線部側保護管は共に、一対の断面円弧状の半割れ材から構成されていることを特徴とする請求項3に記載の伝熱管の振動抑制装置。
  5. 前記ベンド部側被覆管の肉厚をt1とし、前記ベンド部側保護管の肉厚をt2とすると、t1<t2の関係が成り立つことを特徴とする請求項1〜4のうち何れか一項に記載の伝熱管の振動抑制装置。
  6. 前記直線部側被覆管の肉厚をt3とし、前記直線部側保護管の肉厚をt4とすると、t3<t4の関係が成り立つことを特徴とする請求項3又は4に記載の伝熱管の振動抑制装置。
  7. ボイラの熱交換器内に複数配設されて直線部及びベンド部を有する伝熱管の当該ベンド部の外周をそれぞれ囲うベンド部側被覆管と、互いに隣り合う前記伝熱管同士を連結して振動を防止するベンド部側振止部材とを備え、前記伝熱管の振動を抑制する振動抑制装置の補修方法であって、
    前記各ベンド部側被覆管と同種の材料から形成された直線状のベンド部側保護管で、前記各ベンド部側被覆管の曲線区間から延設された前記ベンド部側被覆管の直線区間の外周を囲うベンド部側保護管設置工程と、
    互いに隣り合う前記ベンド部側保護管間に設けられた前記ベンド部側振止部材の振動抑制材の一端部を、前記互いに隣り合う前記ベンド部側保護管のうち一方の前記ベンド部側保護管の外周面に固定するとともに、他方の前記ベンド部側保護管の外周を囲うように設けられた前記ベンド部側振止部材の略U形のカバー材の両端部を、それぞれ前記振動抑制材に固定して、互いに隣り合う前記ベンド部側保護管同士を連結する連結工程と、
    を備えることを特徴とする伝熱管の振動抑制装置の補修方法。
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