JP5995342B1 - 可変容積進行型ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ローターの回転に伴い、容積を変化させながらキャビティーを軸方向に移動させ、圧縮性流体を熱力学的に適切に取り扱うとともに、十分なシール機構を実現する。【解決手段】軸流ネジポンプ(一軸偏心ネジポンプ及び一軸ネジポンプ)の構造を、電子回路でいう等価回路に相当する概念を用いて要素分解を行い、往復型のピストン式ポンプを組み合せて、キャビティーの密閉性を確保するとともに、キャビティーを進行させつつ容積を変化させる、回転容積型ポンプと等価な構造を実現する。【選択図】図4

Description

本発明は、複数のピストンとシリンダーを結合することで構成される可変容積進行型ポンプ及び内燃・外燃機関に関するものである。
圧縮性流体用の容積型ポンプとしてピストンポンプが多く使われている。理想的な気体の圧縮・拡張を行うことができる容積可変一軸偏心ネジポンプが考案されたが、シールラインが螺旋状となることから、ピストンリングに相当するシール機構を設けることができないため、キャビティーの密閉度を高く保つことが困難であった。
特許第5663124号 特許第5711865号 2012−127337号公報 2006−183531号公報 米国特許出願公開第2007/0065301号明細書
変速クランク機構による高圧縮比高効率ガソリンエンジンの研究:engine50.tm.chiba-u.jp/data/research_09_matsuura.pdf
圧縮性流体を圧縮・拡張可能な回転容積型ポンプとして容積可変一軸偏心ネジポンプを考案したが、螺旋状のシール構造を必要とするため、往復型のピストン式ポンプにおけるピストンリングに相当するシール機構が使用できないことから、温度変化が大きい用途においては、温度による材料の伸縮が大きくなると、ローターとステーターとの間の十分なシールが困難であった。
本発明は、容積可変一軸偏心ネジポンプのような理想的な気体の圧縮・拡張が可能であり、内燃・外燃機関として利用可能なポンプの構造を実現することである。
この発明は、一軸偏心ネジポンプの構造を、電子回路でいう等価回路に相当する概念を用いて構成要素の分解を行い、往復型ピストン式ポンプを組み合せて、回転容積型ポンプと等価な構造を実現した。
図1(a)に特許文献1及び2に提案された階段状の一軸偏心ネジポンプ00の縦断面を、(b1)から(b5)に横断面を示す。(階段状の間隔を45度にしたものである。)
図1(c)に、この一軸偏心ネジポンプ00と等価と考えられる複数のピストンポンプで構成した可変容積進行型ポンプ01を示す。
図1(c)の可変容積進行型ポンプ01は、駆動機構の記載を省略しているが、1本のクランク軸に繋がるクランクとコンロッドを使用して、駆動角をずらしてピストン11〜19を駆動している。
ピストンが平面に配置されているので、偏心駆動を行う必要がなく、また、一軸偏心ネジポンプ00のキャビティー41〜44は、2列で構成されるが、図1(c)の可変容積進行型ポンプ01は、1列のみの再現となっている。
さらに、横に並んだ複数の気筒31〜39が連結してキャビティー4を構成しているが、隣接する2つのピストンの間に、駆動角に応じて開閉する弁50〜59を配置する必要がある。
図1(d)に、可変容積進行型ポンプ01の容積進行図を示す。
駆動角に対する個々の気筒31〜39の容積の変化、及び、複数の気筒を結合した容積であるキャビティー4の容積の変化を示す。(縦軸)
複数の気筒で構成されるキャビティー4の容積(開いた弁で隔てられているが、1つのキャビティーと見なす。)が、駆動角が進むとともに、およそ600°に達するまで、増加していく様子を示している。
個々の気筒の容積変化は、360°で一巡するが、結合した容積であるキャビティー4は、弁50〜59の開閉により、結合する気筒を変えながら進んでいく。
図1(d)の駆動角(横軸)は、360°で1回転を表すが、キャビティー4の容積は、2回転弱で移動することを示している。
図1(c)の隣接するピストンの断面積は、順に約40%の割合で増加し、ストローク長は等しく構成している。
気筒31が0度で吸気側の弁51が開き、180度で閉じる。
また、排気側の弁50は、600度で開くので、拡張器として使えるのは、180度から600度までの420度であり、実効的な容積変化率は、およそ5から60までの12倍である。
吸気側の弁51を10度から360°まで閉じると、最大約2,500倍の可変容積進行型ポンプを構成することができる。
この例では、9本の気筒を使用しているが、隣接するピストンをおよそ120°の駆動角の差を与えて駆動することで、気筒の数が3以上あれば可変容積進行型ポンプ01として十分な特性を得ることができる。
隣接するピストンの駆動角の差を300度から360度とすることで、多段接続した圧縮機、または、圧縮器と拡張器を組み合わせた可変容積進行型ポンプを構成することができる。
なお、容積と駆動角の取り方によって、特性が大きく変化する。
隣接するピストンの容積比を小さくすることで、容積変化量の小さな可変容積進行型ポンプを構成できるので、温度差の小さい熱源を有効に利用することが可能になる。
スターリングエンジンの作動気体は、密封されているのが一般的であり、高温側、低温側共に熱交換器を通して駆動しなければならない。
これに対して可変容積進行型ポンプ01は、一方のみ熱交換器が必要だが、他方は解放されているので、設計の自由度が高く、スターリングエンジンに代わる熱機関として利用が期待される。
可変容積進行型ポンプの用語の定義は、広義には可変容積一軸偏心ネジポンプ00を含むと考えられるが、本発明の特許請求の範囲には含まないものとする。
なお、後に紹介する同軸型の可変容積進行型ポンプ02は、可変容積進行型ポンプ01に含むものとするが、図を指し示す際に、異なる符号を割り当てている。
可変容積一軸偏心ネジポンプと等価な構造を実現し、駆動軸の回転に伴い、進行方向にキャビティーを移送するとともに、その容積を連続的に変えることができるので、広い駆動角に渡ってトルクを得られ、燃焼等を含む圧縮性流体の物理的状態(液体、気体)、圧力(密度)、温度変化等、多くの事象を適切に取り扱うことができる。
既存の往復型のピストン式ポンプを適切に組み合わせて、自動車用エンジンとして使用できるほか、エアコン、冷蔵庫、冷凍庫のコンプレッサーや、従来のポンプでは扱えなかったような大きな圧力差を取り扱う用途にも使用できる。
容積型ポンプであることから、極めて遅い回転速度で効率の高い運転ができるとともに、圧縮と燃焼ピストンが異なるが緊密に連動して動作するので、冷却損失が少なく、熱力学的に理想的な気体の圧縮や拡張を行うことができだけでなく、内部で熱の再利用を行うので、熱機関として高い効率が実現できる。熱力学的な改革をもたらすとともに、従来の手法とは異なる全く新しい方法で、自然エネルギーの収集・蓄積にも利用できるなど、あらゆる分野での応用が期待できる。
(a)可変容積一軸偏心ネジポンプ00縦断面図、(b1)−(b5)断面図、(c)可変容積進行型ポンプ01(等価ピストンポンプの説明図)、(d)容積進行図 (a)可変容積進行型ポンプ01(3段エンジンの実施例)、(b)容積進行図、(c)熱循環機構説明図 (a)可変容積進行型ポンプ01(5段エンジンの実施例)、(b)容積進行図、(c)熱循環機構説明図、(d)エアバッグ式フロート (a)同軸型の可変容積進行型ポンプ02(熱回生装置の実施例)、(b1)−(b3)ピストン外観図、(c)容積進行図、(d)太陽光エネルギー回生装置 圧力調整器 (a)同軸型に構成したピストン1、シリンダー2及び弁5の断面図、(b)同軸型に構成したピストン1及び弁5の外観図
図2(a)は、3組のピストン11,12,13とシリンダー21,22,23で構成した可変容積進行型ポンプ01の断面図であり、3気筒直列エンジンとしての実施例1である。
気筒31で混合気の圧縮を、気筒32で点火し燃焼と拡張を、気筒33で拡張を行うエンジンを構成している。
ピストン11,12,13は、コンロッド61,62,63とクランクシャフトによってクランク軸67cに接続され、互いに拘束された動きをする。ピストンのストローク長は同一であるが、断面積が異なっており、気筒31の最大容積1に対して、気筒32は、1.25、気筒33は、3.75と、それぞれの気筒の容量が異なる。
図2(b)に、点火タイミングの駆動角を0°としたキャビティー4と各気筒31,32,33の容積進行図を示す。
表1に、駆動角に対する各気筒31,32,33の容積を一覧表にしている。
表1
駆動角0°〜180°まで一方向弁51cを開き、弁52eは閉じて吸気71している。図2(b)の容積進行図における駆動角で現すと、−360°〜−180°に対応する。以下、括弧書きとする。)
駆動角180°〜360°(−180°〜0°)まで一方向弁51cを閉じ、圧縮を行い、駆動角330°〜360°(−30°〜0°)までは、弁52eを開き、圧縮した混合気を気筒32に送っている。
2段目の気筒32は、駆動角330°(−30°)で容積が最小となり、弁52eを開き、続いて駆動角0°(0°)で気筒31の容積が最小となると同時に、弁52eを閉じ、点火装置82を動作し、気筒32内において燃焼を開始する。
弁52eが開いているときの結合容積は、0.04〜0.08、点火時において0.09であり、気筒31の最大容積が1であるから、約11倍の圧縮を行っていることになる。
気筒32は、170°(170°)で最大となるが、気筒33が駆動角90°(90°)で最小となり、同時に弁53が開き、気筒32と33が結合するので、駆動角250°(250°)で弁54が開くまで拡張を続けることができる。
最大拡張時の気筒32と33の結合容積は、4.1であるから、45.5倍の拡張を行っていることになる。
図2(a)における点火装置は1つの三角形で、弁の形状は、一方向弁51cは矢印、電磁弁52eは2つの三角形で、弁53と54は、シーソー形状として表現しているが、実際の弁の形状を表しているものではない。
説明図として動作を把握し良いと考えられる記号として使用しているもので、弁の一部をピストン32及び33のヘッドで押し込むことで、開または閉の動作をすると考えれば、動作が判りやすい。
図2(a)の可変容積進行型ポンプ01の弁は、駆動角に対応して開閉すれば良いので、全てカムを使用して駆動するのが一般的と考えられる。
また、表1の縦の罫線は、各気筒の前後の弁の開閉状態を表している。
細かい鎖線は開いていることを、二重線または太線は閉じていることを、細線は変化途中であることを表している。
各気筒の容積が最小となる表1の升目にハッチングをかけている。
一軸偏心ネジポンプ00では、シールラインが螺旋状となることから、シール機構を設けることができなかったが、可変容積進行型ポンプ01は、一般的なピストンを使用するので、ピストンリング60を設け十分な気密性を確保することができる。
ピストン11,13は、熱交換の効率を高めるため、ピストンリング60をフリンジ側に配置している。
ピストン12は、シリンダー22との間隙の狭隘な箇所において火炎が伝わらず、混合気の不完全燃焼を生じる原因となる。不完全燃焼を避けるため、ピストンリング60をピストン12のヘッド側に配置している。
図2(c)に熱循環機構説明図を示す。シリンダー2122で発生した熱をシリンダー23に送り、拡張することで温度が低下した燃焼ガスを再加熱することで、熱を無駄なく使うことができるように、熱循環機構を構成している。
図には示していないが、シリンダー22と23の外側には、熱交換フィンを設けている。
図2(a)と(c)の破線は、相互の断面図の位置関係を表している。((a)では、流路を構成する外壁を省略している。)
圧縮と燃焼を行う気筒31と32とが分離しているので、圧縮中の混合気が燃焼で発生した熱に直接触れないことから、冷却損失が少なく、高い熱効率が期待できる。
燃焼を行う気筒32のシリンダー22の底面及びピストン12の頭部は、他の部分に使用する材料と比較して熱伝導率が低く、比熱の小さい耐熱セラミックなどを使用することで、効果的に熱損失を減少させることができる。
3段目にあたる2つ目の拡張器である気筒33を備え、燃焼ガスが大気圧に達するまで拡張することができるので、燃焼ガスの膨張力を効率的に機械エネルギーに変換することができる。
図2(b)の容積進行図に示すとおり、拡張範囲が1回転(360°)に満たないため、安定した回転を得るため、図には示していないがフライホイールが必要である。
図3(a)は、5組のピストン11〜15とシリンダー21〜25で構成した可変容積進行型ポンプ01の断面図であり、5気筒直列エンジンとしての実施例2である。
気筒31と32で圧縮を、気筒33で点火し燃焼と拡張を、気筒34、35で拡張を行うエンジンを構成している。
ピストン11〜15は、コンロッド61〜65によってクランクシャフト67cに接続され、互いに拘束された動きをする。ピストン11〜15のストローク長は同一であるが、断面積が異なっているので、それぞれの気筒31〜35の容量が異なる。
図3(b)に、点火タイミングの駆動角を0°としたキャビティー4と各気筒31〜35の容積進行図を示す。
表2に、駆動角に対する各気筒31〜35の容積を一覧表にしている。
圧縮した空気を空気タンク79に蓄積する構成となっており、気筒31〜32と気筒33〜35は結合されてない。
従って、気筒31,32で構成する可変容積進行型ポンプを使用した圧縮器と、気筒33〜35で構成する可変容積進行型ポンプを使用した拡張器とで構成されたエンジンである。
図3(b)及び表2の駆動角についても、結合した場合と同様となっているが、2基の可変容積進行型ポンプの駆動角は、必要に応じて独立したものとすることができる。
また、空気タンク79を備えることで、圧縮空気のみで気筒33〜35で構成される拡張器を空気エンジンとして駆動することができるので、高価な電気モーターやリチウム電池などを使用せずに、ハイブリッド車のバッテリー走行に相当する非燃焼走行を実現することが出来る。
表2
駆動角0°(−480°)において、ピストン11が上昇を始め、一方向弁51cを通して気筒31に吸気71を開始する。
駆動角120°(−360°)においてピストン12が上昇を始め、一方向弁52cを通して気筒31から気筒32に送気を開始する。
駆動角180°(−300°)において、ピストン11が下がり始め、気筒31と連結した気筒32の合計容積が減少し始め、圧縮行程83に移る。
駆動角300°(−180°)において、気筒32の容積が最大となり、減少を始めるので、さらに圧縮を行い、一方向弁53cを通して、圧縮空気を空気タンク79に蓄える。
駆動角120°(0°)において、気筒32の容積が最小となり、圧縮空気を空気タンク79に送り、圧縮行程を終える。(このとき、気筒31は、既に次の吸気行程71に入っている。)
空気タンク79から2つの電磁弁と定量吸気シリンダー89を通して、気筒33に圧縮空気を送っている。
定量吸気シリンダー89は、空気タンク79の圧力、必要とする空気量等から、あらかじめ定量吸気シリンダー89の容積を設定することで、気筒33に送る空気の量(分子量)を正確に調整する。空気タンク79の圧力が高いため、電磁弁55cの開閉タイミングだけで、空気量を一定に保つことが困難であるからである。
空気タンク79と定量吸気シリンダー89との間の配管(図3(a)では短じかく描かれているが、実配管は長い。)内の空気の慣性を利用して、電磁弁の閉鎖タイミングを調整することで、空気タンク79内の圧力より高い圧力で、定量吸気シリンダー89に圧縮空気を充填することができる。空気タンク79内の圧力が低下したときに、吸気71する空気量を確保するために活用することができる。
駆動角100°(−20°)において、気筒33の容積が最小とな、電磁弁55cを開いて気筒33に吸気するとともに燃料噴射装置81から燃料を噴射する。
駆動角120°(0°)において、電磁弁55cを閉じ、点火装置82で点火し、燃焼及び燃焼ガスの拡張を開始する。
燃焼が進み、ピストン13が上昇し、コンロッド63を通してクランクシャフト67cを回転させる。
駆動角220°(100°)において、気筒33が拡張し切る前に、ピストン14が下がり切り、気筒34との間の弁56が開き、燃焼ガスが気筒34に流出を始める。
駆動角280°(160°)において、ピストン13が下がり始めると、燃焼ガスの気筒34への移動が増加し、気筒33と気筒34の合計容積は増大が続くので、燃焼ガスの拡張が継続し、コンロッド64を通してクランクシャフトを回転させる。
駆動角340°(220°)において、気筒34のピストン14が下がり切る前に、気筒35との間の弁59が開き、燃焼ガスが気筒35に流出を始める。
駆動角40°(280°)において、気筒34の気室容積が減少に転じ、気筒35への流出が最大となる。
駆動角100°(340°)において、気筒33の容積が最小となった後に弁56を閉じ、電磁弁57eを開いて気筒33内に残留する燃焼ガスを定量排気シリンダー88へ排気するとともに、次の圧縮空気を受け入れ、燃焼を繰り返す。
定量排気シリンダー88は、気筒33のピストン13とシリンダー23との間隙に残った燃焼ガスを、吸気圧力を利用して排出するために設けている。
定量排気シリンダー88のピストンの位置をあらかじめ設定しておき、弁57eを開くことで、排気量を正確に調整することができる。排気動作後、燃焼側の電磁弁57eを閉じ、電磁弁58eを開いて燃焼ガスを外部に排出し、次の動作に備える。
なお、空気タンクの極めて高い空気圧中での吸気・排気動作を安定に行うために、定量吸気シリンダー89及び定量排気シリンダー88を設けているが、弁のタイミングのみで安定した吸気・排気動作が出来るのであれば、設ける必要はない。
気筒34と35の合計容積が増大し、最大となる駆動角140°(380°)で排気弁50を開き、燃焼ガスの排気70を開始する。
駆動角220°(460°)において、気筒34の容積が最小となり、弁59を閉じる。
駆動角340°(580°)で、気筒35の容積が最小となり、弁50を閉じる。
駆動角120°(0°)における気筒33の容積は、0.036であり、駆動角140°(380°)における気筒34と35の合計容積の最大は、6.42であるから、拡張比は、約180倍に達する。
燃料の噴射量が少ない場合など、駆動条件によって燃焼ガスの拡張が不足するときは、長さ方向に伸びるコンロッド65a、排気弁50を開くタイミングを調整しミラーサイクルとなるようにする。
ギアを設けて、圧縮空気が十分にあるときは、空気圧縮機を切り離す方法も考えられる。
複数のシリンダーが順次結合され、その容積の進行とともに圧縮、燃焼及び拡張が行われる。
異なる気筒において圧縮と燃焼が行われるので、冷却損失が少ない特徴がある。
図2(a)は、視覚的に理解し易い図とするため、矢印の形状で表した一方向弁50c〜54cや、ピストンを直接打ちつけて動作するシーソーの様形状の弁50〜59の記号を使用している。図形により動作タイミングを表すことが困難な弁は、2つの三角形で電磁弁52e〜57eと表現している。
いずれの弁も、駆動角ごとに開閉が決まっている弁であるから、カムを使用して駆動角ごとに開閉を行う弁に置き換えることができる。
高圧縮の空気は、水分が分離して乾燥空気となるので、燃焼温度が上昇しやすく、窒素酸化物の発生量が増加する欠点がある。
図には示していないが、加湿機構を加える、気筒33が十分拡張してから点火する、希薄燃焼にする、ピストン13及びシリンダー23に比熱が小さい熱絶縁体材料を使用する、定量排気により余分な熱を排出するなどし、吸気した空気の温度の上昇を抑える必要がある。
十分な容積の空気タンク79を備えることで、圧縮空気のみで気筒33から35までの拡張器を駆動し、燃料の燃焼を行わずに走行することができる。燃焼による駆動の場合の10〜30倍の圧縮空気が必要である。断熱膨張を受けるから、低温の空気が排出される。
高圧空気が不足したときに、燃焼効率の高い領域で燃焼駆動を行うとともに、高圧空気が十分あるときに高圧空気による非燃焼駆動を行うことができ、二種類の駆動方法を交互に繰り返すことができる。熱の排出を抑えて、効率的な運転を行うことが出来る。
空気エンジンとして使用するときは、図2(a)には示していないが、ピストン11、12の駆動を切り離す機構を設けることが必要である。
図3(c)に熱循環機構を示す。気筒31〜33で放出されて熱を、拡張により温度が低下した燃焼ガスを気筒34及び35で再加熱するように、熱を循環している。
さらに、熱循環機構の空気をキャビンに送ることで、燃焼駆動時に暖房を、非燃焼駆動時に冷房を行うことができる。
高圧空気を利用可能であるから、火薬による事故が問題となっているエアバッグを始め、ワイパー、パワーウィンドウ、車椅子等の積載用リフトの動力源などに利用することができ、また、図2(d)に示す車外エアフロート78(津波遭遇時などの水没事故対策)、ボルビックチューブによる冷暖房、温冷蔵庫の駆動などの利用も考えられる。
カーボン繊維などで作成した小型の高圧空気タンクを車体各部に分散配置し、高圧空気を充填することで、車体の強度増強を図ることも考えられる。
シガーライターは、そろそろ不要であると考えられるが、USB端子や搭載電子機器用の圧縮空気発電機を装備することは必要であると考えられる。
圧縮については、180°の駆動角で2段以上の構成とし、拡張については、120°の駆動角で3段以上の構成とすることで、ほぼ360°に渡ってトルクを発生することができるので、フライホイールを省略して軽量化することができる。
起動は、空気タンク79の高圧空気を気筒31に導くことで、高圧空気による空気エンジンとして起動することができる。
図4(a)は、熱エネルギーを機械的なエネルギーに変換し、圧縮空気を出力する、同軸型の可変容積進行型ポンプ02の実施例3である。
1つのシリンダー2に、複数のピストン1を挿入し、少ない部品で多数の気筒3を構成するとともに、ピストン1とシリンダー2との間隙に作動流体を流すことにより、熱交換の効率を向上させた。
図4(b1)〜(b3)は、ピストン12,13及び15の外観図である。
図4(c)は、気筒31〜35およびキャビティー4の容積進行図である。
1つ目のシリンダー21に1つのピストン11を挿入し、2つの気筒30及び31を、
2つ目のシリンダー22に4つのピストン12〜15を挿入し、約120度の位相差でそれぞれのピストン12〜15を駆動し、4つの気筒32〜35を構成している。
一方向弁51cを通して大気を吸気71し、気筒31で予圧を加え、気筒32〜35において加熱し拡張を行っている。
それぞれの気筒32〜35の間を、一方向弁52c、及び、弁53〜56で結合している。
気筒30は、一方向弁59cをとおして大気を吸気71して圧縮し、一方向弁50cから圧縮空気として出力70している。
ピストン11〜15に設けたD形のシャフト穴66を、断面がD形のシャフト67sで、軸方向の移動を許すが、ピストン11〜15の回転を相互に拘束している。
ピストン11〜15の側面に設けた案内溝68、68aを、シリンダー21、22に固定したベアリング付きピン69に噛み合わせることにより、ピストン11〜15は、D形のシャフト67sの回転に伴い、ピストン11〜15が回転するとともに、案内溝68、68aの形状に従って往復運動をする。
案内溝68は、ピストン側面を一周する間に2波形を描き、表3に示される駆動角ごとの気筒の容積が得られるように、案内溝68が決定される。
直列に配置されたピストン12〜15は、相互の間隔が気筒32〜35を構成するので、互に追いかけるように動き、移動範囲は重複する。(たとえば、気筒33は、気筒32の動きとの差分となることに注意が必要である。)
案内溝68aは、再終段のピストン15の案内溝に幅を持たせているが、供給熱量が不足する場合など、作動流体の膨張力が不足する場合に備えるものである。
図には示していないが、気筒34〜35の位置するシリンダー側面に弁を設けて開放し、外部の空気を吸気することで、作動流体の膨張力不足を補う方法も考えられる。
表3
シリンダー22の外側に、熱源流体74の流路と、各気筒31〜35を流れた作動流体の熱帰還路73を設けている。熱源流体74の流路、及び、熱帰還路73には、シリンダー22の外側の表面に、図には示していないが、熱交換フィンを設けている。
図4(a)の断面図は、説明図であるので、全ての弁51〜56を同一断面上に描いているものである。
弁53〜56は、隣接するピストンまたはシリンダーの壁に突き当たり、開閉する。弁を通過する作動流体は、ピストン12〜15の側面に送られ、ピストン12〜15とシリンダー22との間の間隙を流れ、熱源流体74及び熱帰還路73からの熱交換により加熱を受け、次の気筒に送られる。
表3の縦の罫線は、各気筒の前後の弁の開閉状態を表している。
細かい鎖線は、弁が開いていることを、二重線または太線は閉じていることを、細線は変化途中であることを表している。
起動は、熱源流体74の流入することで、シリンダー22内の作動流体を加熱・膨張し、ピストン12〜15を駆動することが考えられる。
D断面のシャフト67sの回転を通して、ピストン11の回転と往復運動により、気筒30、31の吸気または圧縮動作を行う。
気筒30と31との間に、ピストン11に設けた漏えい穴76が設けられており、熱源流体の温度が低いときは、圧縮に要するトルクが不足し、回転が停止してしまうが、漏えい穴76を通して作動流体が漏えいすることで、低速で回転を継続することができる。
図には示していないが、D断面のシャフト67sに対しても、ピストンリングに相当するシールを設けることが必要である。
低速で回転することで、高い圧力は期待できないが、一方向弁52cを通して気筒31で圧縮した空気を気筒32に送ることができる。
与圧された空気を作動流体として使用することで、加熱による膨張の圧力が効率よく得られるようになる。
回転が速くなるのに伴い、漏えい穴76の影響が減り、予圧圧力が高くなる。
気筒32〜35においてシリンダー22の外側から加熱され、作動流体が膨張し、その圧力によりピストン12〜15の何れか閉じた弁53〜56を有するピストンがD形のシャフト67sを回転させる。
漏えい穴は、シリンダー21の側面に設けることもでき、図に示さないが、必要に応じて、絞り弁を設ける、動作状態に応じて最適な制御することなども可能である。
気筒32〜35の隣接する気筒との容積比は、1.2〜1.5と小さく、駆動角は、約120°の位相差を設定している。気筒31から32へ60%の与圧を行い、気筒32から35へ300%の拡張を行う。与圧分を除くと実質的に180%の拡張であるから、熱源流体の温度は、300°C以上であることを想定している。
同軸型の可変容積進行型ポンプ02のキャビティー4の容積変化は、図4(c)の容積進行図に示すとおり、多少のリップルが含まれ、直線ではない。
案内溝68の軌跡を修正することにより、これを調整することができる。
(d)は、同軸型の可変容積進行型ポンプ02を用いた太陽光エネルギー回生装置03である。シリンダー22を中心とした拡張器に、反射板99により太陽光を収束して、加熱することで動作する。輻射熱で動作するため、シリンダー22の外側は輻射熱を吸収し易いように構成されており、熱源流体74の流れる流路は無く、作動流体の熱帰還路73のみを設けている。
同軸型の可変容積進行型ポンプ02を、燃焼を伴うエンジンとして使用する場合、シリンダーの中心にある回転軸が、燃焼に支障を与える可能性がある。
図には示さないが、燃焼を行う気筒を可変容積進行型ポンプ02の端部に配置することで、燃焼室内部への回転軸の突出を避けることができる。
案内溝68の正弦波状の形状を三角波状にして、溝の一部を直線状にすることで、非特許文献1によれば、エンジンの燃焼効率が改善できることが示されている。
図5(a)は、同軸型の可変容積進行型ポンプ02を使用して、圧力調整器04を構成した実施例4である。
高圧空気の圧力は、蓄積するのに伴い圧力が上昇し、消費するのに伴い低下する。一般には、十分高い高圧空気を、絞り弁を使用して調整するが、絞り弁による損失が大きく、圧力エネルギーの利用効率が低下する主因となっている。
空気タンク79の空気圧が、定圧ポート77の空気圧より十分に大きいとし、一方を大気圧側90に解放した、2つの可変容積進行型ポンプ02によって構成され、2つのシャフト67sを変速機98により結合した圧力調整器の実施例である。
同軸型の可変容積進行型ポンプ02-Bは、シリンダー22−Bの側面に複数の穴50hを設け、可動片50mを収めるシリンダーで囲っている。可動片50mを移動することで、複数の穴50hを順に解放または閉鎖を行うことができる整合弁を構成し、同軸型の可変容積進行型ポンプ02-Bの拡張倍率(または圧縮倍率)を細かく調整することができる。
倍率を空気タンク79の空気圧と大気圧の比になるよう整合弁50mの可動片を移動することで制御97-Bする。(制御のための駆動機構は図示していない。)
定圧ポート77の空気圧の設定値に対する変位に基づき、変速機98の変速比を調整することで、定圧ポート77の圧力を一定値に保つ動作をする。
定圧ポート77が所定の圧力より高い場合、圧縮空気を空気タンク79に蓄積する方向に回転するように、変速機98の変速比を調整する。
可変容積進行型ポンプ02−Aをとおして定圧ポート77の空気を放出し、可変容積進行型ポンプ02−Bにより大気を吸気・圧縮し、高圧タンク79に送るよう動作する。
定圧ポート77の気圧が所定の圧力より低い場合、空気タンク79に蓄積した圧縮空気を放出する方向に回転するように、変速機98の変速比を調整する。
可変容積進行型ポンプ02−Bをとおして高圧空気を放出し、可変容積進行型ポンプ02−Aにより大気を吸気・圧縮し、定圧ポート77に送る。
定圧ポート77の空気圧で、シャフト67sの回転方向と速度が調整され、空気が移動し、定圧ポート77の圧力を一定に保つように動作する。
閉じた弁5の動きにより、安定して作動流体が押し出され(または吸い込まれ)るので、可変容積進行型ポンプ02は、拍動が少ない特徴がある。
作動流体の気圧の比と可変容積進行型ポンプの拡張(圧縮)倍率とが一致していないとき、弁5の解放に伴い作動流体の噴出若しくは吸込みを生じるとともに、トルクに変動を生じる。
可変容積進行型ポンプ02−Aの流量より、圧力が上がった分、可変容積進行型ポンプ02−Bの流量が少なくなる。
可変容積進行型ポンプ02−Bの流量より、圧力を下げた分、可変容積進行型ポンプ02−Aの流量が多く得ることができる。
変速機98は、テーパー状の回転する2つの部品と摩擦により回転する部品とによって構成される無段に調整可能な変速機のイメージを表しており、中央の部品の位置を変えることにより回転の比率を調整できることを表している。
図5においては、ピストン2に取り付ける弁などの記載を省略している。
駆動角に対する弁の開閉は、これまでに示した拡張器と同様であり、逆方向に回転し圧縮器として動作する場合も、気筒31を除き、表3に示したものと変わりはない。
実施例3として図4に示した可変容積進行型ポンプ02は、一方向のみに回転するので、隣接するピストンまたはシリンダーの壁に、弁が突き当たり押されて開閉すると表現できるが、実施例4として図5に示した可変容積進行型ポンプ02は、どちらの方向にも回転するため、図4と同様の弁構成にすることができない。
案内溝68を利用した駆動角毎に弁5を開閉する機構が必要である。
可変容積進行型ポンプ02の回転に伴い発生するトルクに変動がある場合、トルクが不足して回転が停止することが考えられる。
一方の可変容積進行型ポンプ02において発熱し、他方は冷却されるので、ヒートパイプ等温度の均一化を図るなどし、なるべく等温圧縮・等温拡張することで、効率の低下を避ける。
図には示していないが、一方を大気圧90に解放するのではなく、定圧ポートを中間点とする構成方法もある。
また、大気圧側に一組の整合弁の穴50hと可動片50mを追加することで変速器98を取り去る構成方法もある。
図6は、同軸型の可変容積進行型ポンプ02の換気量の改善方法を示す。
(a)の断面図に示すとおり、弁5を同軸構造にすることで、流路7を確保している。
4本のピン69−1〜69−4に傘状のローラーを被せ、2本ずつペアにしてシリンダー2に配置している。ペアのピン69−1及び69−2(69−3及び69−4)の傘状のローラーは、ピストン1及び弁5の案内溝68の内面並びにローラー同志が接触し、ピストン1の往復運動と回転運動とを相互に規制している。
ピストン1と弁5との間に、弁が開く方向にコイルばねが配置され、案内溝68の軸方向の間隔により、弁の開閉を行うことができるように構成している。
図には示さないが、ピストン1と弁5にそれぞれ独立した2本の案内溝を形成し、コイルばねを使用せずに構成する方法もある。この場合、見かけ上、溝は3本となり、2本の案内溝の間隔により弁の開閉を行う。
エアコン、冷蔵庫、冷凍庫のコンプレッサーとして使用することができるほか、キャビティーの個数を多くすることで、従来のポンプでは扱えなかったような大きな圧力差を取り扱うことができる。容積型ポンプであることから、極めて遅い速度で効率の高い運転ができるとともに、熱力学的に理想的な気体の圧縮や拡張、圧力の調整などを行うことができるので、効率の良いエンジンとしても利用できる。熱力学的な改革をもたらすとともに、従来の手法とは異なる全く新しい方法で熱エネルギーの改修や、空気圧エネルギーの利用に活用できる。
00 容積可変一軸偏心ネジポンプ
01 可変容積進行型ポンプ
02 同軸型の可変容積進行型ポンプ
03 太陽熱エネルギー回生装置
04 圧力調整器
1 ピストン 10 ローター
11〜19 個々のピストン
2 シリンダー 20 ステーター
21〜29 個々のシリンダー
3 気筒
30〜39 個々の気筒
4 キャビティー、気筒3の結合容積
41〜45 個々のキャビティー、気筒3の結合容積
5 弁
50〜59 個々の弁
50c〜54c 個々の逆止弁
52e〜57e 個々の電磁弁
50m 整合弁の可動片 50h 整合弁の穴
60 ピストンリング、
61〜65 個々のコンロッド 65a 調整機構付きコンロッド
66 シャフト穴
67 回転軸 67c クランクシャフト 67s シャフト
68 案内溝 68a 調整機構付き案内溝 69 ピン
7 流路
70 排気 71 吸気 72 送風ファン 73 熱帰還路
74 熱源流体 75 熱交換フィン 76 漏えい穴 77 定圧ポート
78 エアフロート 79 空気タンク
81 燃料噴射装置、 82 点火装置、
83 圧縮行程 84 拡張行程 85 燃焼または加熱工程
88 定量排気シリンダー 89 定量吸気シリンダー
90 大気圧 97 制御 98 変速機 99 反射板

Claims (6)

  1. ピストン1シリンダー2から成る気筒3を有するピストンポンプを、弁5を介して縦続接続した多段式のピストンポンプであって、
    回転軸67の回転により、個々のピストン1をそれぞれ異なる駆動角で駆動し、閉じた2個の弁5に挟まれた気筒3で構成する結合容積4(1つのピストンポンプの前後の弁5が両方共に閉じる駆動角においては、結合容積4が単独の気筒3となる場合を含む。)が、結合する気筒3を変えながら、その容積を増加させつつ進行することを特徴とする可変容積進行型ポンプ01。
  2. シャフト67sによって回転を相互に拘束するシャフト穴66を有する回転するピストン1を複数備え、シリンダー1の中心部にシャフト67sを配置した同軸型の可変容積進行型ポンプ02であって、ピストン1の回転に伴い往復運動を発生するピストン1の円筒面に設けた案内溝68及びシリンダー1の内壁に設けた案内溝68に噛み合うピン69を備え、1つのシリンダー2に複数の気筒3を構成したことを特徴とする請求項1の可変容積進行型ポンプ01
  3. 回転軸67、67c、67sの回転角に対して弁5の開閉(クランクシャフト67cに連動するカムにより弁5を開閉する構成の他、同軸型の可変容積進行型ポンプ02にあっては、シャフト67sとともに回転するピストン1と弁5にそれぞれに設けた案内溝68の間隔により弁5の開閉を行うことを含む。)を行うように構成し、回転軸67、67c、67sの逆回転に対して、結合容積4が逆方向に進行し得ることを特徴とする請求項1から2の可変容積進行型ポンプ01
  4. 取り入れた空気を作動流体とする場合において、作動流体の膨張力を効率よく得るため、拡張行程84の前にあらかじめ空気を圧縮する圧縮行程83を有することを特徴とする請求項1から2の可変容積進行型ポンプ01
  5. シリンダー2を直接熱源に接触させて加熱、
    シリンダー2を輻射熱により加熱、
    熱源流体74をシリンダー2の外側に設けた流路7に導き加熱、
    拡張を終えた作動流体をシリンダー2の外側に設けた熱帰還路73に導き加熱、及び、
    高温のシリンダー2の表面から低温のシリンダー2へ熱を移送する送風ファン72による熱移送機構、並びに、
    ヒートパイプなどによる熱を均一化することで熱を移送する機構のうち、
    何れか1つ以上を有すること特徴とする請求項1から4の可変容積進行型ポンプ01
  6. シリンダー2内で燃焼を行う内燃機関として構成するものであって、燃料噴射装置81、点火装置82、定量吸入シリンダー89、定量排気シリンダー88のうち何れか1つ以上を備えることを特徴とする請求項1から5の可変容積進行型ポンプ01
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