JP5995233B2 - 泡沫状エアゾール組成物 - Google Patents

泡沫状エアゾール組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP5995233B2
JP5995233B2 JP2012096955A JP2012096955A JP5995233B2 JP 5995233 B2 JP5995233 B2 JP 5995233B2 JP 2012096955 A JP2012096955 A JP 2012096955A JP 2012096955 A JP2012096955 A JP 2012096955A JP 5995233 B2 JP5995233 B2 JP 5995233B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
poe
foam
oil
fatty acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012096955A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013224275A (ja
Inventor
杉本 憲一
憲一 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kracie Home Products Ltd
Original Assignee
Kracie Home Products Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kracie Home Products Ltd filed Critical Kracie Home Products Ltd
Priority to JP2012096955A priority Critical patent/JP5995233B2/ja
Publication of JP2013224275A publication Critical patent/JP2013224275A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5995233B2 publication Critical patent/JP5995233B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は泡沫状エアゾール組成物に関し、詳細には、起泡性と泡の安定性に優れ、マッサージしやすく、洗浄力にも優れ、洗浄後に肌につっぱりがなくしっとりとした感触を与えることができる泡沫状エアゾール組成物に関する。
二酸化炭素(以下、炭酸ガスともいう。)を含有するエアゾール組成物は、化粧水を噴霧するスプレータイプや、洗顔料などを泡状にして吐出するフォームタイプなど幅広く利用されている。特にフォームタイプは泡沫状に吐出された化粧料を皮膚に塗布することにより、皮膚と外部空気とを遮断し、二酸化炭素が皮膚の血行を促進させて新陳代謝を促進する効能を有している。また、二酸化炭素は組成物中に含まれる各種の有効成分の浸透を促進する効果を持つため、洗顔料やマッサージ料として開発が進められている。
しかし、二酸化炭素を噴射剤として用いた泡沫状のフォームタイプは、従来のLPGガスやジメチルエーテルを噴射剤として用いたものと違って、起泡力が弱く、塗布後に洗顔のためのマッサージを行うと、泡沫が柔らかく、消泡しやすいなど、泡が安定化しにくいという問題がある。泡の安定性が不十分であると、顔などの皮膚と手のひらの間に泡のクッションができず、皮膚の摩擦による刺激が発生し、また、外気との遮断性が損なわれるため、二酸化炭素の皮膚への作用が弱く、新陳代謝を十分に高めることできない。また、脂肪酸石けんなどの界面活性剤と組み合わせると、二酸化炭素によってイオン性が失われて脂肪酸の凝集が発生するために、配合する界面活性剤に制約があり、洗浄後につっぱり感がなく、しっとりとした使用感を与えることが困難であった。
このような問題に鑑み様々なエアゾール組成物の検討が行われている。例えば、ポリグリセリンモノ脂肪酸エステル、糖類、シリコーン油及び炭酸ガスを含有するエアゾール型化粧料(例えば、特許文献1参照。)や、ポリグリセリンアルキルエーテル、多価アルコール、水溶性高分子及び炭酸ガスを含有するエアゾール型皮膚化粧料(例えば、特許文献2参照。)などが挙げられる。その他にも、エーテル硫酸、エーテルカルボン酸、N−アシルアミノ酸又はそれらの塩など特定のアニオン性界面活性剤と、(メタ)アクリル酸系高分子、多糖系高分子、二酸化炭素及び炭化水素混合物を含有する泡沫状皮膚塗布剤(例えば、特許文献3又は4参照。)や、アシルアミノ酸型界面活性剤、多価アルコール、水溶性高分子及びシリコーン油を含有する原液と噴射剤からなるエアゾール型パック化粧料(例えば、特許文献5参照。)などが挙げられる。
特開2011−093877号公報 特開2011−093878号公報 特開2011−084490号公報 特開2010−248098号公報 特開2008−037773号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエアゾール型化粧料では、糖類を配合したことで、泡質の向上が認められるものの、糖類のべたつき感が強く、特に化粧料を拭き取った後や、洗い流した後にもべたつき感が残る場合があり、使用後の快適さが損なわれていた。また
、特許文献2に記載のエアゾール型皮膚化粧料では、水溶性高分子を配合することで、泡の安定性を改善しているが、起泡性が不十分であり、また皮膚の洗浄効果も弱いために使用後の感触が十分満足できるものに至っていない。特許文献3及び4に記載の泡沫状皮膚塗布剤では、炭酸ガスと炭化水素混合物を噴射剤として利用することで、ガスの破裂に伴う刺激を低減させてはいるが、拭き取った後や、洗い流した後につっぱり感が強いものであった。また特許文献5に記載のエアゾール型パック化粧料では、アシルアミノ酸型界面活性剤を用いて、シリコーン油を配合することにより、洗い流した後の肌のしっとり感に一定の改善はなされているものの、シリコーン油が起泡性や泡の安定性に影響を与え、洗浄時のマッサージ中に泡が消失してしまうなどの問題があった。
従って、本発明の課題は、キメ細かいクリーミーな泡を形成する優れた起泡性と、マッサージ施術中においても泡状態が維持されてマッサージしやすく、洗浄力にも優れ、拭き取り又は洗い流した後も、肌につっぱりがなくしっとりとした感触を与えることができる泡沫状エアゾール組成物を提供することにある。
本発明者は前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、N−アシルアミノ酸型界面活性剤と特定のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルを含有する原液に、二酸化炭素と特定の蒸気圧を有する炭化水素を噴射剤として配合することにより、起泡性と泡の安定性に優れ、マッサージしやすく、洗浄力にも優れ、洗浄後に肌につっぱりがなくしっとりとした感触を与えることができる泡沫状エアゾール組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、次の成分(A)〜(D)を含有し、成分(A)の含有量が耐圧容器内の全組成物中に2〜7質量%であることを特徴とする泡沫状エアゾール組成物である。
(A)N−アシルアミノ酸型界面活性剤
(B)25℃で液状のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル
(C)二酸化炭素
(D)25℃で0.1〜0.3MPaの蒸気圧を有する炭素数が3〜5の炭化水素
本発明の泡沫状エアゾール組成物は、起泡性と泡の安定性に優れ、マッサージしやすく、洗浄力にも優れ、洗浄後に肌につっぱりがなくしっとりとした感触を与えることができる。
以下、本発明について詳述する。
本発明で使用する成分(A)N−アシルアミノ酸型界面活性剤は、アミノ酸と脂肪酸との縮合物であり、一般にアミノ酸水溶液又はアミノ酸塩水溶液に脂肪酸塩化物をアシル化して得られる既知物質である。アシルアミノ酸型界面活性剤を構成するアミノ酸の具体例としては、アラニン、サルコシン、グルタミン酸、グリシン、アスパラギン酸等である。アシル化する脂肪酸の具体例としては、炭素数8〜22の脂肪酸であり、例えば、ヤシ油脂肪酸、パーム核脂肪酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、及びこれらの混合物が挙げられる。また、対イオンとなる塩の具体例としては、ナトリウム、カリウム等の無機アルカリ、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、アミノメチルプロパノール、アンモニア等の有機アルカリ、アルギニン、リシン、ヒスチジン等の塩基性アミノ酸、及びこれらの混合物である。
このようなN−アシルアミノ酸型界面活性剤を例示すると、N−ヤシ油脂肪酸メチル−β
−アラニン、N−パーム核脂肪酸メチル−β−アラニン、N−ラウロイルメチル−β−アラニン等のN−アシルアラニンのナトリウム塩、カリウム塩及びトリエタノールアミン塩、N−ヤシ油脂肪酸サルコシン、N−パーム核脂肪酸サルコシン、N−ラウロイルサルコシン等のN−アシルサルコシンのナトリウム塩、カリウム塩及びトリエタノールアミン塩、N−ココイル−L−グルタミン酸、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、N−ミリストイル−L−グルタミン酸等のN−アシルグルタミン酸のナトリウム塩、カリウム塩及びトリエタノールアミン塩、N−ヤシ油脂肪酸グリシン、N−パーム核脂肪酸グリシン、N−ラウロイルグリシン、N−ミリストイルグリシン等のN−アシルグリシンのナトリウム塩、カリウム塩及びトリエタノールアミン塩、N−ヤシ油脂肪酸アスパラギン酸、N−パーム核脂肪酸アスパラギン酸、N−ラウロイルアスパラギン酸等のN−アシルアスパラギン酸のナトリウム塩等が挙げられ、これらの中から一種単独又は二種以上を組み合わせて配合することができる。
これらのN−アシルアミノ酸型界面活性剤のうち、N−アシルグリシン塩及びN−アスパラギン酸塩が泡のクリーミーさ、洗浄後のかさつきが少なく、感触面で好ましく、更に、N−アシルグリシン塩が、二酸化炭素によるpH低下による起泡性と泡の安定性への影響をも受けにくい点で特に好ましい。
本発明におけるN−アシルアミノ酸型界面活性剤の好ましい配合量としては、耐圧容器内の全組成物中に0.5〜10質量%(以下、単に%と略す。)であり、特に好ましくは2〜7%である。アシルアミノ酸型界面活性剤の配合量が0.5%未満であると起泡性が得られない場合があり、また配合量が10%を超えると泡が硬くなりすぎて肌に塗布し難く、マッサージ性に欠ける場合がある。
本発明で使用する成分(B)25℃で液状のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルは、非イオン界面活性剤として知られている既知物質であって、25℃において液状の性状を有するものである。ポリオキシエチレンの付加モル数としては5〜10が好ましく、脂肪酸としては炭素数12〜20のものが好ましい。また、親水親油バランスの観点から、HLB値の範囲が8〜13にあるものが好ましく、更に9〜12の範囲にあるものが特に好ましい。このようなポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルを例示すると、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリン(5E.O.)、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリン(7E.O.)、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリン(10E.O.)、ポリオキシエチレンパーム核油脂肪酸グリセリン(5E.O.)、ポリオキシエチレンパーム核脂肪酸グリセリン(7E.O.)、ポリオキシエチレンパーム核脂肪酸グリセリン(10E.O.)、ポリオキシエチレンオレイン酸グリセリン(5E.O.)、ポリオキシエチレンオレイン酸グリセリン(7E.O.)、ポリオキシエチレンオレイン酸グリセリン(10E.O.)、ポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリン(5E.O.)、ポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリン(7E.O.)、ポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリン(10E.O.)、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル(5E.O.)、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル(7E.O.)、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル(10E.O.)等が挙げられ、これらの中から一種単独又は二種以上を組み合わせて配合することができる。
これらのポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルのうち、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリン(7E.O.)、ポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリン(7E.O.)、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル(7E.O.)が泡のクリーミーさ、洗浄後のかさつきが少ない感触面で好ましく、さらにポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリン(7E.O.)が起泡性と泡質へ悪影響を与えにくく特に好ましい。
本発明におけるポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルの好ましい配合量としては、耐圧容器内の全組成物中に0.5〜10%であり、特に好ましくは1〜5%である。ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルの配合量が0.5%未満であると洗浄後に肌のつっぱり感が残り、しっとりとした感触を得られない場合があり、また配合量が10%を超えると起泡性に影響を与えて肌に塗布しづらくなる場合がある。
本発明で使用する成分(C)二酸化炭素は、気体として耐圧容器内に充填され、血行促進作用と噴射剤として機能する成分である。二酸化炭素の一部は耐圧容器内の組成物中に溶解しており、これを皮膚に適用したとき発泡する。そして、皮膚上において、泡中の気体状の二酸化炭素及び液体部分に溶存している二酸化炭素は、皮膚の血行を促進する作用を有する。従って、容器内において、二酸化炭素は前記液体中に高濃度存在するようにするのが好ましい。
本発明における二酸化炭素の好ましい配合量としては、25℃における圧力が0.4〜0.7MPaとなるように配合することが好ましく、さらに0.6〜0.7MPaとなるように配合することが特に好ましい。また、二酸化炭素を質量%に換算すると、耐圧容器内の全組成物中に0.5〜2%含有させることが好ましく、さらに0.8〜1.5%が好ましい。二酸化炭素の配合量が0.5%未満であると起泡性が不十分な場合があり、また配合量が2%を超えると皮膚への刺激性の観点から好ましくない。
本発明で使用する成分(D)炭化水素は、例えばプロパン、ブタン、イソブタン、ノルマルブタン、イソペンタン、ノルマルペンタン等の炭素数3〜5の炭化水素から選ばれる一種単独又は二種以上の混合物であり、25℃における蒸気圧0.1〜0.3MPaを有するものである。本発明の泡沫状エアゾール組成物を皮膚に適用するとき、二酸化炭素とともに発泡し、二酸化炭素を高濃度に含有した泡沫を形成する作用を有する。本発明の泡沫状エアゾール組成物を吐出した際に、良好な泡質と血行促進効果を両立するために、耐圧容器内の液体中に二酸化炭素を溶存させるためには、炭化水素混合物の蒸気圧を低くすることが有効であり、25℃における蒸気圧が0.1〜0.3MPaが好ましく、さらに0.15〜0.25MPaが特に好ましい。
本発明における炭化水素の好ましい配合量としては、耐圧容器内の全組成物中に1〜10%とするのが好ましく、さらに2〜5%含有させることが特に好ましい。
なお、プロパンなどは単独で25℃における蒸気圧が0.3MPaより大きい飽和炭化水素であるが、他の炭素数3〜5の炭化水素との混合物が25℃における蒸気圧0.1〜0.3MPaであれば使用できる。通常、液化石油ガス(LPG)はプロパン及びブタンの混合物であって、目的に応じてこれらの比率を調整した混合ガスとして流通している。本発明においては、耐圧容器内を低圧下にし、かつ二酸化炭素を高濃度に含有し、長時間皮膚上に保持できる泡沫を得るために、25℃における蒸気圧が高い炭化水素の含有量が少ないことが好ましい。従って、プロパンは実質的に配合しないことが好ましいが、工業的な入手性を考慮すると、ノルマルブタン及びイソブタン:プロパン(質量比)が70〜100:0〜30であるLPGを用いることも可能であり、さらに90〜99.9:0.1〜10であるLPGを用いることも可能であり、特に97〜99.5:0.5〜3であるLPGを用いることも可能である。
また、耐圧容器内に充填する成分(C)と(D)の質量比(C):(D)は、良好な泡沫及び血行促進効果の両者を満足させるうえで、1:9〜1:4であることが好ましく、さらに血行促進効果の点から特に1:6〜1:4であることが特に好ましい。
また、本発明の泡沫状エアゾール組成物には、二酸化炭素の溶解性を向上させ、起泡性や泡の安定性を向上させるために、成分(E)多価アルコールを配合することが好ましい。多価アルコールは、アルコール性水酸基を分子構造内に2個以上有するアルコール、単糖類、二糖類及び糖アルコールが含まれる。
2価以上のアルコールの具体例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール(数平均分子量1000未満)、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール(数平均分子量1000未満)、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどが挙げられる。好ましい2価以上のアルコールとしては、グリセリン、ポリグリセリン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール(数平均分子量1000未満)、ポリエチレングリコール(分子量1000未満)、1,3−ブチレングリコールを用いることができる。
単糖類の具体例としては、D−エリツルロース,D−エリトロース,D−トレオース等のテトロース類、D−アラビノース,L−アラビノース,D−キシロース,D−リキソース,L−リキソース,D−リボース等のアルドペントース類、D−キシルロース,L−キシルロース,D−リブロース,L−リブロース等のケトペントース類、D−ガラクトース,L−ガラクトース,D−グルコース,D−タロース,D−マンノース等のアルドヘキソース類、L−ソルボース,D−タガトース,D−プシコース,D−フルクトース等のケトヘキソース類、D−アピオース,D−ハマメロース等の分枝糖類などが挙げられる。
二糖類の具体例としては、キシロビオース,アガロビオース,カラビオース,マルトース,イソマルトース,ソホロース,セロビオース,トレハロース,ネオトレハロース,イソトレハロース,イヌロビオース,ビシアノース,イソプリメベロース,サンブビオース,プリメベロース,ソラビオース,メリビオース,ラクトース,リコビオース,エピセロビオース,スクロース,ツラノース,マルツロース,ラクツロース,エピゲンチビオース,ロビノビオース,シラノビオース,ルチノース等が挙げられる。
糖アルコールとしては、エリスリトール,D−アラビトール,キシリトール,D−リビトール,ガラクチトール,D−グルシトール,D−マンニトール,マルチトール等が挙げられる。好ましい糖類としては、グルコース、マルトース、マルチトール、スクロース、マンニトール、ソルビトール、トレハロース、グルコシルトレハロースを用いることができる。
多価アルコールは、一種単独又は二種以上を組み合わせて用いることができる。これらの多価アルコールのうち、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリンを用いると、泡の安定性や洗い流した後のしっとりした感触を与える。多価アルコールの好ましい含有量としては、耐圧容器内の全組成物中に10〜50%が好ましく、さらに15〜30%が特に好ましい。多価アルコールの含有量が当該範囲であれば、クリーミーな泡で、泡安定性が高く、洗い流した後でもべたつかずにしっとりとした感触が得られる。
本発明の泡沫状エアゾール組成物には、さらに、起泡性や泡の安定性を微調整するために、非イオン性界面活性剤を配合することができる。非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレン(以下、POEと略す。)ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソルビタンモノラウレート、POE−ソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類;POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類;POE−グリセリン
モノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類;POEモノオレエート、POEジステアレート、POEモノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等のPOE脂肪酸エステル類;POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POE2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキルエーテル類;POEオクチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類;プルロニック(登録商標)等のプルアロニック型類;POE・ポリオキシプロピレン(以下、POPと略す。)セチルエーテル、POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POPモノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリン、POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類;テトロニック(登録商標)等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類;POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体;POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体;ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミドのほか、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸などが挙げられる。これら非イオン性界面活性剤の配合量は、耐圧容器内の全組成物中に0.1〜10%、さらに0.5〜3%が特に好ましい。
更に本発明の泡沫状エアゾール組成物には、前記の成分に加えて、本発明の効果を損なわない範囲内で、化粧料に一般に配合し得る成分を任意に添加することができる。このような成分としては、例えば油脂、ロウ類、炭化水素油、エステル油、シリコーンなどの油性成分、高級アルコール、低級アルコールなどのアルコール類、天然水溶性高分子、半合成水溶性高分子、合成水溶性高分子などの高分子化合物、保湿剤、防腐剤、ビタミン類、消炎剤、美白剤、植物抽出物、賦活剤、血行促進剤、抗脂漏剤、無機の水溶性高分子、金属イオン封鎖剤などの各種薬剤が挙げられる。
油脂としては、アボガド油、ツバキ油、月見草油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等の液体油脂;カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等の固体油脂などが例示される。ロウ類としては、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテルなどが例示される。炭化水素油としては、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の油分が例示される。エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン
、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタンエリスリトール、トリー2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−クチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル、クロタミトン(C1317NO)などが例示される。シリコーンとしては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキサン等の環状ポリシロキサン;3次元網目構造を形成しているシリコ−ン樹脂、シリコーンゴムなどが例示される。
高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール;モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の分枝鎖アルコールなどが例示される。低級アルコールとしては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等が挙げられる。
天然水溶性高分子としては、アラアビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアーガム、ローカストビーンガム、タマリントガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)等の植物系水溶性高分子;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等の微生物系水溶性高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系水溶性高分子などが例示される。半合成水溶性高分子としては、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系水溶性高分子;メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系水溶性高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系水溶性高分子などが例示される。合成水溶性高分子としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(カーボポール:登録商標)等のビニル系水溶性高分子;ポリエチレングリコール1,000、同6,000、同20,000等のポリオキシエチレン系水溶性高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等の共重合系水溶性高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系水溶性高分子のほか、ポリエチレンイミン、カチオンポリマーなどが例示される。無機の水溶性高分子としては、ベントナイト、ケイ酸AlMg(ビーガム:登録商標)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸などが例示される。
保湿剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イサイヨバラ抽出物、セイヨウノキギリソウ抽出物、メリロート抽出物などが例示される。ビタミン類としては、ビタミン油、レチノール、酢酸レチノール等のビタミンA類;リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2類;ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエート等のビタミンB6類;L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルDL−α−トコフェロール−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルジカリウム、エチルアスコルビン酸等のビタミンC類;パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類;エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類;ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類;α−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、コハク酸DL−α−トコフェロール等のビタミンE類;ビタミンP;ビオチンなど例示される。防腐剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベン、フェノキシエタノール、レゾルシン、サリチル酸、デヒドロ酢酸、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノール、アルカンジオール等が例示される。消炎剤としては、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等が例示される。美白剤としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、プラセンターエキス、アルブチン、トラネキサム酸、コウジ酸、イオウ、油溶性甘草抽出物、芍薬抽出物、ユキノシタ抽出物等が例示される。植物抽出物としては、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ローズマリー、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻、茶等の抽出物が例示される。賦活剤としては、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等が例示される。血行促進剤としては、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等が例示される。抗脂漏剤としては、硫黄、チアントール等が例示される。金属イオン封鎖剤としては、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸などが例示される。
本発明の泡沫状エアゾール組成物において配合している二酸化炭素は、アルカリ条件下では二酸化炭素として溶解せずに、炭酸塩となってしまい、起泡性や血行促進効果を奏さない。従って、本発明の泡沫状エアゾール組成物の原液のpHは、二酸化炭素を高濃度溶存させて、優れた血行促進効果を得る点から、pH3.0〜8.0の範囲が好ましい。これらの範囲にpHを調整する際のpH調整剤として、例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等の有機酸又はこれらの塩、あるいはリン酸又はそれらの塩などが利用できる。
本発明の泡沫状エアゾール組成物は、前記成分(A)及び(B)を含む原液を耐圧容器に充填し、さらに(C)二酸化炭素及び(D)炭化水素を封入することにより製造される。
このとき、必要に応じて、他の噴射ガスを充填することも可能である。
耐圧容器としては、内容液を泡状にして吐出できる形態であればよく、例えば、通常のアルミニウム、ブリキなどの金属製の単室構造の缶が使用でき、また、容器材質としてアセタール系樹脂、ポリカーボネート系の樹脂等の合成樹脂容器、ガラスなども圧力限界内であれば利用できる。特に工業的に1回で高圧の二酸化炭素を充填する場合には、アルミニウムの容器肉厚を調整したインパクト缶などが好ましい。また、原液の粘度によっては、耐圧容器内に内袋をもつ二重容器も利用できる。二重容器の場合、本発明の泡沫状皮膚塗布剤は内袋の中に充填され、耐圧容器と内袋との間に別に噴射ガスが充填される。この噴射ガスは、一般的にエアゾールにて用いられるガスであれば使用することができる。
耐圧容器内の圧力は、25℃において0.7MPa未満であるが、良好な泡沫を得る点から0.4MPa〜0.7MPaであることが好ましい。
本発明の泡沫状エアゾール組成物は皮膚上に適用し、生じた泡を皮膚上に拡げることにより使用するのが好ましい。ここで皮膚上への適用手段としては、所望の皮膚上に直接吐出して、その場で泡を形成させてもよいが、手に吐出して泡を形成させ、その泡を所望の皮膚上に塗布してもよい。本発明の泡沫状塗布剤により形成された泡は長時間安定であり、皮膚上に拡げる操作、軽いマッサージ等を行っても安定であることから、高濃度の二酸化炭素が皮膚に長時間作用し、優れた血行促進効果を奏する。
以下、試験方法と実施例をもって本発明をさらに詳しく説明する。本発明は、以下の試験方法や実施例によって何ら限定されるものではない。なお、以下の試験方法を含め、実施例の説明において、配合割合は全て質量%であるが記載は省略する。
(1)起泡性
常法により調整した実施例及び比較例の泡沫状エアゾール組成物を、25℃で1週間保存後に、50mLのガラス製容器内に噴射し、50mLの泡の質量を測り、単位体積(1cm3)あたりの密度を算出し、以下の基準で判定した。尚、密度が小さいほど、起泡性が高いことを示す。
(評価基準)
◎:密度が0.15g/mL未満
〇:密度が0.15g/mL以上、0.2g/mL未満
△:密度が0.2g/mL以上、0.3g/mL未満
×:密度が0.3g/mL以上
(2)泡安定性
常法により調整した実施例及び比較例の泡沫状エアゾール組成物を、25℃で1週間保存後に、100mLのメスシリンダー内に噴射し、2分間放置後の体積を測り、泡の安定性を以下の基準で判定した。
(評価基準)
◎:泡の体積が90mL以上
〇:泡の体積が80mL以上、90mL未満
△:泡の体積が70mL以上、80mL未満
×:泡の体積が70mL未満
(3)官能試験(マッサージ性、洗浄力、つっぱりのなさ、しっとり感)
10名の専門パネルを用いて、常法により調製した実施例及び比較例の泡沫状エアゾール組成物を頬の部位に塗布した。塗布後3分間マッサージを行い、ぬるま湯にて洗い流した。その後10分放置して乾燥させた。その後、被験者本人が1点から5点の5段階にて、マッサージのしやすさ、洗浄効果、洗い上がりのつっぱりのなさ、しっとり感について官能評価を行い、平均評価点を算出した。評価基準は以下の通りである。
(評価基準)
◎:平均点が4.0以上
〇:平均点が3.0以上、4.0未満
△:平均点が2.0以上、3.0未満
×:平均点が2.0未満
参考例1、実施例8、参考例9、実施例10〜26、比較例1〜9
表1〜3に示した泡沫状エアゾール組成物を調整し、前記各試験を実施した。その結果を
表1〜3に併せて示す。


表1〜3より明らかなように本発明の成分を用いた実施例2〜8、10〜26の泡沫状エアゾール組成物はいずれも優れた性能を有していた。一方、必須成分のいずれかを欠いた参考例1、参考例9、比較例1〜9では、起泡性、泡安定性、マッサージ性、洗浄力、つっぱりのなさ、及びしっとり感のいずれかの面で劣っており、本発明の目的を達成できなかった。

Claims (3)

  1. 次の成分(A)〜(D)を含有し、成分(A)の含有量が耐圧容器内の全組成物中に2〜7質量%、かつ成分(B)の含有量が耐圧容器内の全組成物中に0.5〜10質量%であることを特徴とする泡沫状エアゾール組成物。
    (A)N−アシルアミノ酸型界面活性剤
    (B)25℃で液状のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル
    (C)二酸化炭素及び
    (D)25℃で0.1〜0.3MPaの蒸気圧を有する炭素数が3〜5の炭化水素
  2. さらに成分(E)多価アルコールを含有する請求項1記載の泡沫状エアゾール組成物。
  3. 成分(C)及び(D)の質量比(C):(D)が1:9〜1:4である請求項1又は2記載の泡沫状エアゾール組成物。


JP2012096955A 2012-04-20 2012-04-20 泡沫状エアゾール組成物 Active JP5995233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012096955A JP5995233B2 (ja) 2012-04-20 2012-04-20 泡沫状エアゾール組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012096955A JP5995233B2 (ja) 2012-04-20 2012-04-20 泡沫状エアゾール組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013224275A JP2013224275A (ja) 2013-10-31
JP5995233B2 true JP5995233B2 (ja) 2016-09-21

Family

ID=49594611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012096955A Active JP5995233B2 (ja) 2012-04-20 2012-04-20 泡沫状エアゾール組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5995233B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5959932B2 (ja) * 2012-05-18 2016-08-02 株式会社ダイゾー 発泡性エアゾール組成物
JP6505365B2 (ja) * 2014-02-12 2019-04-24 株式会社ミルボン 発泡性エアゾール製品
JP6567808B2 (ja) * 2014-06-26 2019-08-28 ロート製薬株式会社 洗浄剤組成物
JP6831996B2 (ja) * 2016-10-21 2021-02-24 株式会社バスクリン エアゾール型フォーム状パック化粧料
WO2018216672A1 (ja) * 2017-05-23 2018-11-29 味の素株式会社 組成物
FR3066914B1 (fr) * 2017-06-02 2019-07-12 Laboratoires M&L Composition cosmetique foisonnee a haute teneur en beurre vegetal
JP7120803B2 (ja) * 2018-05-15 2022-08-17 東洋エアゾール工業株式会社 フォーム形成エアゾール組成物
JP2022060165A (ja) * 2020-10-02 2022-04-14 花王株式会社 炭酸エアゾール皮膚外用剤
JP7531417B2 (ja) 2021-02-05 2024-08-09 信越化学工業株式会社 エアゾール化粧料用組成物及びエアゾール化粧料

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5554007B2 (ja) * 2009-04-13 2014-07-23 花王株式会社 泡沫状皮膚塗布剤
JP5775671B2 (ja) * 2009-10-01 2015-09-09 花王株式会社 エアゾール型化粧料
JP5596508B2 (ja) * 2009-11-27 2014-09-24 株式会社コーセー 水性液状洗浄剤組成物
JP2012036102A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Toyo Aerosol Ind Co Ltd 水中油型エマルション組成物およびエアゾール組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013224275A (ja) 2013-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5995233B2 (ja) 泡沫状エアゾール組成物
JP4368250B2 (ja) ポスト・フォーム剤形の温感化粧料
KR100852026B1 (ko) 피부외용제
EP3530722B1 (en) Detergent composition
JP2006008574A (ja) 温感非水フォーム化粧料
JP5775671B2 (ja) エアゾール型化粧料
JP2018100258A (ja) 水中油型組成物
JP5808709B2 (ja) 泡沫状エアゾール組成物
JP6076080B2 (ja) 泡沫状化粧水
JP5658879B2 (ja) エアゾール型皮膚化粧料
JP2023126472A (ja) 水中油型乳化組成物及びその製造方法
JP2013237615A (ja) 泡沫状エアゾール組成物
JP7366885B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP5154904B2 (ja) 皮膚外用剤
JP6693725B2 (ja) 透明性化粧料
JP7356321B2 (ja) 洗浄剤組成物及び洗浄剤製品
JP7359637B2 (ja) 洗浄剤組成物及び洗浄剤製品
JP7368349B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2002047122A (ja) 化粧料
JP7262455B2 (ja) 部分架橋もしくは架橋型ジメチルポリシロキサンを用いた水中油型乳化化粧料
WO2023053987A1 (ja) 洗浄料
CN115884812A (zh) 清洗料组合物
JP2024055827A (ja) 毛髪洗浄剤組成物
JP2022163497A (ja) 洗浄料
WO2023127484A1 (ja) 水中油型組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5995233

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350