JP5995149B2 - 漏洩検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば給油所の地下タンク近傍の領域に配置されて、給油所における給油管の漏洩を検知する検出装置に関する。
例えば、給油所の地価に埋設されるガソリン等の燃料油が貯留される燃料タンクと、地上に設置される給油装置との間は、地中に埋設された給油管等により連通されている。
その様な給油管の漏洩検査をするためには、漏洩検査の対象となる給油管を埋設されている地中から掘り起こすための土木作業が必要となり、係る土木作業は作業のための期間が長期に亘り、当該作業のための費用が多大である。
給油管の漏洩検査において、特殊なセンサーを検査対象となる給油管に挿入して行うこともあるが、検査期間中は当該給油管を使用することが出来ず、また、特殊なセンサーを挿入して漏洩検査を行うことが出来る配管も限定されている。
本出願人は、既存の給油機構を活用して給油管の漏洩を判定する技術を提案している(特許文献1参照)。
本出願人が提案した技術(特許文献1)は有用ではあるが、漏洩検査の対象となる給油管が地下水よりも下方に位置していると、給油管が破損すると地下水が流入するため、当該給油管の破損による漏洩を検知することが出来ないという不都合が存在する。
特開2001−349800号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、給油管等の配管の破損により漏洩が生じた際に、当該漏洩を確実に検知することが出来る漏洩検知装置の提供を目的としている。
本発明によれば、給油所の地下タンク近傍の領域に配置されて給油装置の給油管の漏洩を検知するための漏洩検知装置において、一端が地下タンク(1)内に設けたサブマージポンプ(P)に接続され、そして他端が給油装置に接続された給油管(3)が地下に埋設されており、該給油管(3)は送液路(301)を形成した内殻(31)と該内殻(31)外側に空間部(302)を形成した外殻(32)とで2重殻を形成しており、前記空間部(302)に連通した漏洩流体吸引管(4)水および油を検出する漏洩検出手段(6)を設け、該漏洩検出手段(6)は前記地下タンク(1)上のピット(9)内の空間に配置され、一端が外殻(32)の設けられていない地下タンク(1)の上部の内殻(31)に連通し、他端が地下タンク(1)内に連通するバイパス管(3B)にエジェクタ(2)を設け、前記漏洩流体吸引管(4)は前記エジェクタ(2)に吸引されるように接続されており、前記漏洩検出手段(6)が水を検知したならば外殻(32)が破損した旨を報知し、そして前記漏洩検出手段(6)が油を検知したならば内殻(31)が破損した旨の報知をするコントロールユニット(10)を設けてある。
上述の構成を具備する本発明によれば、地下に埋設された2重殻の給油管(3)の内殻(31)と外殻(32)の間の空間部(302)に通じる漏洩検出手段(6)を設けているので、外郭(32)が破損して前記空間部(302)に水が浸入した場合には浸入した水が空間部(302)を介して漏洩検出手段(6)に到達すると、漏洩検出手段(6)が浸入した水を検出して、外殻(32)が破損したことを検出することが出来る。
一方、内殻(31)が破損すると、給油管(3)を流過する油が前記空間部(302)に浸入し、当該浸入した油は空間部(302)を介して漏洩検出手段(6)に到達する。そして、漏洩検出手段(6)が浸入した油を検出して、内殻(31)が破損したことを検出することが出来る。
すなわち本発明によれば、2重殻の給油管(3)の外殻(32)と内殻(31)の何れが破損しても、給油管(3)を掘り起こすこと無く、その旨を確実に検出することが出来る。
また前記漏洩検知手段(6)は地下タンク(1)上のピット(9)内に配置されているので、サブマージポンプ(いわゆる「油中ポンプ」P)と組み合わせて用いるのが好適である。そして、前記漏洩検知手段(6)をピット(9)内に配置することにより、漏洩検知手段(6)を地上側に配置する場合に比較して、地上における接地面積を節約することが出来て、給油施設におけるレイアウトの自由度が増加する。
また、前記漏洩検知手段(6)は地下タンク(1)上のピット(9)内に配置されているため、地上側からのアクセスが容易であり、メンテナンスも容易である。
本発明において、前記漏洩検知手段(6)がフロート室(610)であり、当該フロート室(610)内には、水の浸入で上下可動な水フロート(62)と、油の浸入で上下可動な油フロート(63)が配設されていれば、外郭(32)が破損して前記給油管(3)の前記空間部(302)に水が浸入し、浸入した水が漏洩検出手段(6)に到達すれば水フロート(62)が上昇するので、外殻(32)が破損したことを検出することが出来る。
一方、内殻(31)が破損すると、給油管(3)を流過する油が前記空間部(302)を介して漏洩検出手段(6)に到達し、油フロート(63)を上昇せしめるので、内殻(31)が破損したことを検出することが出来る。
そして本発明において、フロート室(610)の一端が前記空間部(給油管の外郭32と内殻31の間の空間302)に通じており、フロート室(610)の他端がバイパス路(3B)のエジェクタ(2)に通じている様に構成すれば、給油時にサブマージポンプ(P)の作動によってバイパス路(3B)内を油が流過することによりエジェクタ(2)に発生する負圧が、フロート室(610)を介して前記空間部(302)に作用して、前記空間部(302)に存在する水、油をフロート室(610)内に吸引することが出来る。
そして、水フロート(62)及び/又は油フロート(63)の上昇の如何により、前記給油管(3)の外殻(32)及び/又は内殻(31)の破損と、それによる漏洩を正確に検出することが出来る。
ここで、前記負圧はサブマージポンプPの作動によってバイパス路(3B)内を油が流過することにより発生するものであり、別途、真空ポンプ等を配置する必要がない。
一方、本発明において、フロート室(610A)が配管(4A)を介して前記空間部(302)に通じており、その配管(4A)が傾斜して配置されており、フロート室(610A)が前記給油管(3)よりも下方に設けられているならば、給油管(3)の前記空間部(給油管3の外郭32と内殻31の間の空間302)に存在する水及び/又は油は、その重力により前記配管(4A)内を流過し、フロート室(610A)に流入する。
その結果、フロート室(610A)内の水フロート(62)及び/又は油フロート(63)が上昇することにより、前記給油管(3)の外殻(32)及び/又は内殻(31)の破損と、それによる漏洩を正確に検出することが出来る。
上述した様に、給油管(30)の外郭(32)と内殻(31)の間の空間部(302)における水及び/又は油は、その重力によりフロート室(610A)内に流入するので、当該水及び/又は油をフロート室(610A)内に流入させるための吸引機構を別途設ける必要はない。
本発明の第1実施形態を示すブロック図である。 第1実施形態における制御を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態における制御を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
先ず、図1及び図2を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。
図1において、全体を符号100と示す漏洩検知装置は、エジェクタ2(ベンチュリー管)と、2重殻で構成された給油管3と、バイパス管3Bと、漏洩流体吸引管4と、漏洩検知手段6と、圧力センサー7と、逆止弁8と、コントロールユニット10と、液量管理装置20とを備えている。
バイパス管3Bの一部領域と、漏洩流体吸引管4と、漏洩検知手段6と、圧力センサー7と、逆止弁8は、地下タンク1の上方に設けたピット9内に配置されている。
コントロールユニット10は、漏洩検知手段6における水/油識別センサー65と入力信号ラインLi1で接続され、圧力センサー7と入力信号ラインLi2で接続され、後述するポンプ(サブマージポンプ)Pとは制御信号ラインLoで接続されている。
エジェクタ2はバイパス管3Bに介装されている。
エジェクタ2は、バイパス管3Bを流体(燃料油)が流過する際に、エジェクタ2の狭窄部(絞り部)を流体が通過することにより、狭窄部(絞り部)に連通する漏洩流体吸引管4に負圧が生じるように構成されている。
2重殻で構成された給油管3は、円形断面の内殻(以下、「インナーチューブ」と言う)31と、当該インナーチューブ31と同心の外殻(以下、「アウターチューブ」と言う)32を有し、インナーチューブ31の一端が地下タンク1内に連通している。そして、インナーチューブ31の内部301を燃料油が流過するように構成されている。
給油管3のインナーチューブ31とアウターチューブ32の間には、円環状の空間部(以下、「環状空間」と言う)302が形成されている。
図1において、給油管3におけるアウターチューブ32は地下タンク1にはれんつうしておらず、給油管3におけるインナーチューブ31のみ地下タンク1の底部近傍まで挿入されている。
インナーチューブ31の地下タンク1内に挿入されている領域の端部には、燃料油圧送用のサブマージポンプ(以下、「ポンプ」と記載する場合がある)Pが取り付けられている。
バイパス管3Bの一端3B1は、アウターチューブ32の地下タンク側端部321近傍で、インナーチューブ31に連通している。そしてバイパス管3Bの他端3B2は、地下タンク1内に開放されている。
図示はされていないが、バイパス管3Bにおいて、インナーチューブ31と連通している箇所(接続点)とエジェクタ2との間の領域に、例えば、パイロット圧の値によって開閉動作するシーケンス弁で構成されたバイパスバルブを介装することも可能である。
上述した様に、エジェクタ2には漏洩流体吸引管4が連通している。
そして漏洩流体吸引管4の一端は、流体吸引アダプター41を介して、環状空間302に連通している。
漏洩流体吸引管4には、漏洩検知手段6が介装されている。換言すれば、漏洩流体吸引管4は、漏洩検知手段6或いはフロート室610により、給油管3側の領域と、エジェクタ2側の領域とに二分されている。
図1において、漏洩検知手段6は、円筒状の漏洩流体貯留部61と、円盤状の水フロート62と、円盤状の油フロート63と、ガイドロッド64と、水/油識別センサー65を有している。本明細書において、円筒状の漏洩流体貯留部61の内部空間610を「フロート室」と記載する場合がある。
図示しないが、円盤状の水フロート62と、円盤状の油フロート63の双方の中心部には、ガイドロッド64を挿通させる貫通孔が形成されている。これにより、水フロート62及び油フロート63は、ガイドロッド64に沿って垂直方向に抵抗なく自在に昇降することができるように構成されている。
漏洩検知手段6として、公知の機構を転用することが可能である。そして、漏洩検知装置6としてはフロートを有するものに限定されない。例えば、静電容量センサーを用いても良いし、光センサーを用いるタイプであっても良い。
水フロート62は水に対しては浮力を生じるが油に対しては沈降する材料で構成されている。一方、油フロート63は、水フロート62の上方に位置しており、水と油の双方に対して浮力を生じる材料で構成されている。
水/油識別センサー65はガイドロッド64の頂部に固設されており、水フロート62と油フロート63が一定距離離隔した場合に信号を出力するように構成されている。
漏洩流体吸引管4において、フロート室610とエジェクタ2との間の領域には、フロート室610からエジェクタ2に向かって、圧力センサー7、逆止弁8の順に介装されている。
逆止弁8は、フロート室610からエジェクタ2に向かう流れは許容するが、その逆の流れは阻止するように構成されている。なお、圧力センサー7は省略しても良い。
次に、第1実施形態における給油管3の漏洩判別の態様を説明する。
図示しない地上側の給油装置(例えば、ガソリンスタンドの給油装置:図示せず)への燃料油の供給を行うために、地下タンク1内のポンプPを駆動すると、一般的に地上側の給油装置の給油量に対してポンプPの吐出量が多いため、ポンプPの吐出量の給油量に対する余剰分が、バイパス管3Bにより、地下タンク1内に戻される。
より詳細には、ポンプPを駆動すると燃料油は給油管3を矢印F3の方向に流れる。その際に、ポンプPの吐出量が給油装置(図示せず)の給油量に対して余剰な分の燃料油は、インナーチューブ31内から(バイパス管3Bの)端部3B1を介してバイパス管3B内に流入する。そしてバイパス管3B内の燃料油は、エジェクタ2を通過して、他端部3B3を介して地下タンク1に戻される(図1の矢印F3Bの流れ)。
バイパス管3Bにおいて、燃料油がエジェクタ2の狭窄部を通過する際には、(いわゆるベンチュリー効果によって)当該狭窄部に連通する漏洩流体吸引管4に負圧が発生する。
係る負圧が発生する結果として、エジェクタ2において、漏洩検知手段6(のフロート室610)を介装した漏洩流体吸引管4には、矢印F4方向の吸引力が発生する。
ここで、給油管3の環状空間302内に、インナーチューブ31が破損してインナーチューブ31から環状空間302内に漏洩した燃料油、或いはアウターチューブ32が破損して環状空間302内に浸入した地下水が貯留していれば、これらの液体は、図1の矢印F4で示す吸引力によって、漏洩検知手段6のフロート室610に吸引され、フロート室610内に貯留される。
環状空間302内に貯留していた液体が水(地下水)であれば、水フロート62が油フロート63を載せたまま上昇する。すなわち、水フロート62及び油フロート63が上昇する。
一方、環状空間302内に貯留していた液体が燃料油であれば、油フロート63のみが上昇し、水フロート62は上昇しない。
水フロート62及び/又は油フロート63の上昇は、水/油識別センサー65によって検知され、コントロールユニット10にその結果が出力される。そして、水フロート62及び/又は油フロート63の上昇により、環状空間302内に貯留していた液体、すなわち漏洩している液体が、水であるか、燃料油であるかを判断することが分かる。
また、水フロート62及び/又は油フロート63の上昇量により、漏洩量を把握することも可能である。
さらに、コントロールユニット10にタイマー(図示せず)を内蔵し、漏洩量の経時変化率を求めることができれば、例えば、破損が急激に進行しているか否かを判断することも可能である。
次に、図2のフローチャートに基づいて、第1実施形態の漏洩検査の制御を説明する。
図2のステップS1において、コントロールユニット10は、水フロート62が上昇したか否かを判断する。水フロート62が上昇したならば(ステップS1がYES)、フロート室610内には水が浸入しており、給油管3のアウターチューブ32が破損して、環状空間302内は水(地下水)が浸入したことを意味している。従って、ステップS2でアウターチューブ32が破損したと判断して、例えば、警報音、或いは有色のランプ点滅などによって報知する。そして、制御を終了する。
一方、水フロート62が上昇していなければ(ステップS1がNO)、ステップS3に進む。
ステップS3では、コントロールユニット10は、油フロート63が上昇したか否かを判断する。この場合、ステップS1で水フロートは上昇していないので、油フロート63が上昇したならば(ステップS3がYES)、フロート室610内には燃料油が浸入しており、給油管3のインナーチューブ31が破損して、環状空間302内には燃料油が浸入している。従って、ステップS4でインナーチューブ31が破損したと判断して、例えば、警報音、或いは有色のランプ点滅などによって報知する。そして、制御を終了する。
一方、油フロート63が上昇していなければ(ステップS3がNO)、ステップS5に進む。
ステップS5の状態では、水フロート62、油フロート63の双方が上昇しておらず、フロート室610内には水も燃料油も浸入しておらず、給油管3のインナーチューブ31もアウターチューブ32も破損していない。
係るステップS5の状態において、コントロールユニット10は、図示しない地上側の給油装置における全てのノズルスイッチ全てがOFFになったか否か、すなわち、給油装置による給油作業が行なわれていないか否かを判断する。
給油装置による給油作業が行なわれておらず、ノズルスイッチ全てがOFFになっていれば(ステップS5がYES)、制御を終了する。
一方、何れかの給油装置による給油作業が未だに継続しており、ノズルスイッチ全てがOFFになっていなければ(ステップS5がNO)、ステップS1まで戻り、ステップS1以降を繰り返す。
図1、図2の第1実施形態によれば、給油管3のインナーチューブ31とアウターチューブ32の間の環状空間302に連通する漏洩検出手段6を設けているので、アウターチューブ32が破損して環状空間302に水が浸入した場合には、浸入した水(地下水)が環状空間302を介して漏洩検出手段6のフロート室610に到達し、漏洩検出手段6が浸入した水を検出して、アウターチューブ32が破損したことを検出することが出来る。
一方、インナーチューブ31が破損すると、給油管3を流過する油が環状空間302に浸入し、漏洩検出手段6のフロート室610に到達する。そして、漏洩検出手段6は浸入した油を検出して、インナーチューブ31が破損したことを検出することが出来る。
すなわち第1実施形態によれば、アウターチューブ32とインナーチューブ31の何れが破損しても、給油管3を掘り起こすこと無く、破損を確実に検出することが出来る。
また、漏洩検知手段6は地下タンク1上のピット9内に配置されているので、サブマージポンプ(いわゆる「油中ポンプ」)Pと組み合わせて用いるのが好適である。そして、漏洩検知手段6をピット9内に配置することにより、漏洩検知手段6を地上側に配置する場合に比較して、地上における接地面積を節約することが出来て、給油施設におけるレイアウトの自由度が増加する。
また、漏洩検知手段6は地下タンク1上のピット9内に配置されているため、地上側からのアクセスが容易であり、メンテナンスも容易である。
第1実施形態において、漏洩流体吸引管4の一端が給油管3の環状空間302に通じており、フロート室610の他端がバイパス路3Bのエジェクタ2に通じている様に構成されているので、給油時にサブマージポンプPが作動してバイパス路3B内を油が流過することによりエジェクタ2に負圧が発生し、発生した負圧がフロート室610を介して環状空間302に作用して、環状空間302に存在する水、油をフロート室610内に吸引することが出来る。
そして、水フロート62及び/又は油フロート63の上昇の如何により、前記給油管3のアウターチューブ32及び/又はインナーチューブ31の破損と、それによる漏洩を正確に検出することが出来る。
ここで、前記負圧はサブマージポンプPのバイパス路3B内を燃料油が流過することにより発生するものであり、別途、真空ポンプ等を配置する必要がない。そのため、真空ポンプ等を設置するスペースを省略することが出来て、レイアウトの制約が小さくなる。
次に、図3、図4を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。
図1、図2の第1実施形態は、給油管3のインナーチューブ31にエジェクタ2を介装したバイパス管3Bを接続させ、エジェクタ2に生じる負圧を利用して、漏洩流体吸引管4によって環状空間302に溜った漏洩流体を、漏洩検知手段6のフロート室610に吸引している。
それに対して図3、図4の第2実施形態では、環状空間302に溜った液体を、重力により漏洩検知手段6のフロート室610に導いている。
以下、図3に基づいて第2実施形態の構成を説明する。
図3において、全体を符号100Aと示す漏洩検知装置は、2重殻で構成された給油管3と、漏洩流体移送管4Aと、漏洩検知手段6Aと、コントロールユニット10Aと、液量管理装置20とを備えている。
第2実施形態に係る漏洩検知装置100Aは、第1実施形態の漏洩検知装置100と基本的に同様であるが、バイパス管3B(図1、図2)にエジェクタ2を介装していないこと、図1、図2の漏洩流体吸引管4とは異なる構成の漏洩流体移送管4Aを備えていること等が相違している。
図3において、漏洩検知手段6Aは給油管3よりも下方に配置されている。そして、漏洩検知手段6Aには、漏洩流体移送管4Aの一端のみが接続されている。その様な点は、漏洩流体吸引管4の途中に漏洩検知手段6が介装されている第1実施形態と相違している。漏洩検知手段6Aには空気抜き用の通気管68が設けられており、通気管68の上端部はピット9内に開放している。漏洩検知手段6A内の液体が噴き出ることがないように、通気管68の上端部はピット9の上方領域に開放されているのが好ましい。
図3において、漏洩流体移送管4Aは傾斜管として示されているが、これに限定されるものではない。漏洩流体移送管4Aは、部分的に垂直な部分や短い直線部を有していても良い。ただし、漏洩流体移送管4Aを流れる液体が重力により漏洩検知手段6Aへ移動するために、漏洩流体移送管4Aは漏洩検知手段6A側に上昇する様な傾斜は有していない。
図3の第2実施形態は図1の第1実施形態とは異なり、エジェクタ2を介装したバイパス管3Bは不要であり、漏洩流体吸引管4に介装された逆止弁8等も不要である。
次に、図4のフローチャートを参照して、第2実施形態の制御を説明する。
図4のステップS11において、コントロールユニット10Aは、水フロート62が上昇したか否かを判断する。水フロート62が上昇したならば(ステップS11がYES)、フロート室610Aには水が溜まっているので、ステップS12でアウターチューブ32が破損したことを判断し、例えば、警報音、或いは有色のランプ点滅などによって報知する。そして、制御を終了する。
一方、水フロート62が上昇していなければ(ステップS11がNO)、ステップS13に進む。
ステップS13では、コントロールユニット10Aは、油フロート63が上昇したか否かを判断する。油フロート63が上昇したならば(ステップS13がYES)、水フロート62が上昇せず(ステップS11がNO)油フロート63が上昇しているので、フロート室610Aには油が溜まっている。従って、ステップS14でインナーチューブ31が破損したと判断し、例えば、警報音、或いは有色のランプ点滅などによって報知する。そして、制御を終了する。
ステップS13で油フロート63が上昇していなければ(ステップS13がNO)、ステップS11まで戻り、再びステップS11以降を繰り返す。
上述した第2実施形態によれば、給油管3の環状空間302とフロート室610Aを連通する漏洩流体移送管4Aが、例えば傾斜して配置されており、フロート室610Aが給油管3よりも下方に設けられているので、給油管3の環状空間302に存在する水及び/又は油は、その重力により漏洩流体移送管4A内を流過し、下方のフロート室610Aに流入する。
その結果、フロート室610A内の水フロート62及び/又は油フロート63が上昇することにより、給油管3のアウターチューブ32及び/又はインナーチューブ31の破損と、それによる漏洩を正確に検出することが出来る。
ここで、給油管3のアウターチューブ32とインナーチューブ31の間の環状空間302における水及び/又は油は、その重力によりフロート室610A内に流入するので、当該水及び/又は油をフロート室610A内に流入させるための吸引機構を別途設ける必要はない。
従って、第1実施形態の様な負圧を発生するための構成を必要とせず、当該構成の分だけ、製造コストを低減することが出来ると共に、スペースが節約され、レイアウトの自由度がさらに大きくなる。
図3、図4の第2実施形態におけるその他の構成及び作用効果は、図1、図2の第1実施形態と同様である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
1・・・地下タンク
3・・・給油管
4・・・漏洩流体吸引管
6・・・漏洩検知手段
7・・・圧力センサー
8・・・逆止弁
9・・・ピット
10・・・コントロールユニット
20・・・駅量管理装置

Claims (1)

  1. 給油所の地下タンク近傍の領域に配置されて給油装置の給油管の漏洩を検知するための漏洩検知装置において、一端が地下タンク(1)内に設けたサブマージポンプ(P)に接続され、そして他端が給油装置に接続された給油管(3)が地下に埋設されており、該給油管(3)は送液路(301)を形成した内殻(31)と該内殻(31)の外側に空間部(302)を形成した外殻(32)とで2重殻を形成しており、前記空間部(302)に連通した漏洩流体吸引管(4)に水および油を検出する漏洩検出手段(6)を設け、該漏洩検出手段(6)は前記地下タンク(1)上のピット(9)内の空間に配置され、一端が外殻(32)の設けられていない地下タンク(1)の上部の内殻(31)に連通し、他端が地下タンク(1)内に連通するバイパス管(3B)にエジェクタ(2)を設け、前記漏洩流体吸引管(4)は前記エジェクタ(2)に吸引されるように接続されており、前記漏洩検出手段(6)が水を検知したならば外殻(32)が破損した旨を報知し、そして前記漏洩検出手段(6)が油を検知したならば内殻(31)が破損した旨の報知をするコントロールユニット(10)を設けたことを特徴とする漏洩検知装置。
JP2013215445A 2013-10-16 2013-10-16 漏洩検知装置 Active JP5995149B2 (ja)

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