JP5994660B2 - 狭域通信用車載器 - Google Patents

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Description

本発明は、装着された記憶媒体に記憶された情報に基づいて路側機との狭域通信を実行する狭域通信用車載器に関する。
例えば自動料金支払いシステム(以下、ETC(登録商標))車載器の内部電源は5V系と3V系とがあり、5V系は主にHMI(Human Machine Interface)・外部IF・ETCカード電源などに使われている。また3V電源は5V電源からレギュレータにより作られており、主にASIC(Application Specific Integrated Circuit)からなるワンチップマイコンなどの電源に使われている。
内部電源は、ETC車載器の正常動作を担保するためにその電圧を常に監視しており、ある一定の電圧以下になるとワンチップマイコンをリセットし、動作を初期化するようになっている。
5V系内部電源のリセット電圧は、ETCカード電源の最低動作保証電圧である4.5Vを閾値に設定されているが、これはETCカードが一度認証完了した後に認証状態が継続しているか否かが車載器側からは分からない仕様であることから、内部電圧が4.5Vを下回ってしまった場合は、リセットしてカード認証からやり直す仕様となっているからである。
特開2008−287421号公報
ところで、例えばアイドリングストップ車両の場合、エンジン再始動時にバッテリ電圧の一時的な低下によりETC車載器がリセットしてしまうことが現在懸念されている(特許文献1参照)。このようなエンジンの再始動が渋滞しているETC料金所で発生してしまうと、リセット後のカード再認証に時間を要してしまうため、カード認証中にETC通信エリアを抜けてしまいETCゲートを通過できないおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、内部電圧が記憶媒体の最低動作保証電圧よりも一時的に低下した場合であっても、路側機との狭域通信可能な状態に短時間で復帰することが可能となる狭域通信用車載器を提供することにある。
車載バッテリから給電される内部電源からの内部電圧が何らかの要因により記憶媒体の最低動作保証電圧である第1電圧を下回ってしまった場合は、記憶媒体がリセットされてしまうことがあり、このような場合は記憶媒体を認証手段により再認証する必要がある。この再認証には時間を要することから、再認証するまでに路側機の通信エリアを通過してしまうおそれがある。本発明によれば、通信手段は、内部電圧が第1電圧を下回った場合は、記憶媒体検出手段以外の全ての動作を停止し、記憶媒体の装着状態が継続した状態で内部電圧が第1電圧以上に復帰したときは、記憶手段に記憶されている情報は有効であるとして当該情報に基づいて路側機との狭域通信を再開する。これにより、認証手段により記憶媒体を再認証することなく路側機との狭域通信を再開することができるので、路側機との狭域通信可能な状態に短時間で復帰することが可能となる。
一実施形態におけるDSRC車載器を示す機能ブロック図 ワンチップマイコンによる電圧監視処理を示すフローチャート カード検出SWトレースを示すフローチャート リセット処理を示すフローチャート
以下、本発明をETC機能付きの狭域通信用車載器に適用した一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示す狭域通信用車載器(以下、DSRC(登録商標))車載器1(狭域通信用車載器に相当)は、ETCカード2(記憶媒体、自動料金支払いシステム用カードに相当)を利用してETC課金処理システムを含む各種課金処理システムにより課金処理を実行するものである。つまり、DSRC車載器はETC車載器としても機能する。このDSRC車載器1が搭載された車両は例えばアイドリングストップ車で、車両が停止してフットブレーキが足踏み操作された状態で所定のエンジン停止条件が満足するとエンジンが停止し、フットブレーキを解除するとエンジンが再始動するようになっている。
図1に示すDSRC車載器1がETCカード2を利用して課金処理を実行する場合は、課金処理システムとして設けられる路側機との間で狭域通信方式を採用した通信処理を行うもので、挿入されたETCカード2の認証が終了している必要がある。以下の説明では、各種課金処理システムのうち、ETC課金処理システムに限定して説明するが、他の課金処理システムでもETCカード2を利用して課金処理を実行することは同一である。尚、課金処理システムによってはETCカード2以外のカードを利用する形態を採用するようにしてもよい。
DSRC車載器1はASICからなるワンチップマイコン3(認証手段、通信手段、リセット手段に相当)を有しており、このワンチップマイコン3は、マイコンやROM、RAMなどを含んで構成されるもので、ETCシステムの課金処理に対応した動作をするようにプログラムが予め組み込まれている。
ワンチップマイコン3は記憶部3a(記憶手段に相当)を有している。この記憶部3aは、RAM及びフラッシュメモリに代表される不揮発性メモリからなり、ETCカード2が挿入されたときに当該ETCカード2に記憶されている車両情報など予め登録された登録情報がバックアップのためにRAMに記憶されるようになっている。
DSRC車載器1には、ワンチップマイコン3等の各電子回路へ給電する内部電源が設けられている。内部電源としては、車載バッテリ4から図示しないACCスイッチ(アクセサリスイッチ)及び電源コネクタ5を介して給電される例えば12Vから5Vを生成する5V電源6(第1内部電源に相当)と、この5V電源6を降圧して3Vを生成する3V電源7(第2内部電源に相当)を備えている。これらの電源の電圧低下を監視する電源監視回路として、5V電源6の電圧低下を監視する5V系電源監視回路8(第1電源電圧監視手段に相当)と、3V電源7を監視する3V系電源監視回路9(第2電源電圧監視手段に相当)が設けられている。5V系電源監視回路8は、5V電源6の電圧を監視しており、その電圧がETCカード2の最低動作保証電圧である4.5V(第1電圧に相当)まで低下すると低電圧通知をワンチップマイコン3へ出力する。3V系電圧監視回路9は、3V電源7の電圧を監視しており、その電圧がワンチップマイコン3の最低動作保証電圧(1.8V)を少し上回った例えば2Vまで低下するとリセット信号をワンチップマイコン3へ出力する。このリセット信号は、ワンチップマイコン3をハード的に強制リセットするためもので、ワンチップマイコン3は、強制リセットされたときは初期状態から動作する。ワンチップマイコン3は、5V及び3Vが給電され、レギュレータ3bにより3Vから内部動作電圧として1.8V(第2電圧に相当)を生成する。このことは、3V電源7の電圧が1.8Vを生成可能な電圧(本実施形態では2Vを想定している)まで低下するにしてもワンチップマイコン3は動作可能であることを意味する。
DSRC車載器1には、クロック信号をワンチップマイコン3のクロック端子に出力するクロック回路10の他、ワンチップマイコン3の入出力端子と接続された各種電子回路が搭載されている。これらの電子回路としては、ETCカード2が挿入されていることを検出するカード検出SW(スイッチ)11(記憶媒体検出手段に相当)、ETCカード2の電極部と電気的に導通することによりETCカード2に5Vを給電すると共にETCカード2に内蔵されたマイコンと接続するカードコンタクト12、ユーザにより操作される履歴スイッチ13及び音量スイッチ14、緑色LED15、橙色LED16、挿入口照明17、ローパスフィルタ18を介してアンプ19により駆動されるスピーカ20、電源コネクタ5に接続された例えばカーナビゲーション装置等のHMI(Human Machine Interface)と接続するための外部I/Fドライバ21、RFコネクタ22及びアンテナ23を介してETC路側機と通信するRF回路24等が設けられている。上述した各電子回路には5V電源6及び3V電源7の両方、或いは一方が給電される。
尚、DSRC車載器1が簡易的なETC車載器として構成され、外部機器との接続が不要な場合には外部I/Fドライバ21が省略されることがある。
緑色LED15はETC路側機との間で通信が可能なスタンバイ状態である場合に点灯し、橙色LED16は非スタンバイ状態の場合に点灯する。
履歴スイッチ13は、各種設定作業を行ったり記憶されている所定の履歴情報をカーナビゲーション装置に表示させたりするための操作入力を受け付けるためのものである。
RF回路24は、アンテナ23が受信した信号に対して増幅、周波数変換、復調、A/D変換等を施してワンチップマイコン3に出力すると共に、ワンチップマイコン3から入力した情報に対してD/A変換、変調、周波数変換、増幅等を施し、その結果の信号をアンテナ23に出力する。このようにRF回路24で行われる周波数変換、変調、復調はDSRCの規格に則ったものである。
ETCカード2は、課金を行うための認証情報、課金履歴の情報等を記憶するためのもので、制御部及び記憶手段としての記憶部(いずれも図示せず)を備えると共に、外部と情報の授受を行うための電極部が設けられている。制御部はマイコンなどを主体として構成されており、制御部の記憶部に記憶されている情報をDSRC車載器1からの要求に応じて出力したり、DSRC車載器1から要求される書込むべき情報の書込み処理を行ったりするようになっている。記憶部としては、フラッシュメモリに代表される不揮発性の記憶手段が設けられている。ETCカード2はDSRC車載器1への挿入状態で5V電源6から5Vが給電され、4.5V未満となるとハード的に強制リセットされる。このように強制リセットされたETCカード2にアクセスするにはDSRC車載器1により再認証する必要がある。
契約情報が記録されたETCカード2を、予め車両情報が登録されているDSRC車載器1に挿入した状態で、車両が有料道路の入口料金所(ETC入口ゲート)を通過すると、料金所に設置されたETC路側機とDSRC車載器1との間で狭域通信が行われ、ETCカード2に受信した入口料金所の料金所情報が記憶される。そして、車両が出口料金所(ETC出口ゲート)を通過すると、ETC路側機がDSRC車載器1から上記車両情報、契約情報及び料金所情報を読出し、その車両に対する通行料金の決済を自動的に行うようになっている。
次に上記構成の作用について説明する。
キースイッチのACCスイッチがオンされると、車載バッテリ4からDSRC車載器1に給電されるので、ワンチップマイコン3を含む各内部回路に5V電源6から5Vが給電されると共に3V電源7から3Vが給電される。ワンチップマイコン3の動作電圧が最低動作保証電圧以上となると、ワンチップマイコン3が図示しないリセット回路によりハード的に強制リセットされるので、ワンチップマイコン3が初期状態から動作開始する。つまり、カード検出SW11によりETCカード2の挿入の有無を判定し、挿入されていない場合は、ETCカード2が挿入されたところでカード認証を行う。一方、ETCカード2が予め挿入されていた場合には、カード検出SW11がオン状態となっているので、カード認証を直ちに行う。
具体的には、DSRC車載器1にETCカード2が挿入されると、DSRC車載器1の5V電源6からETCカード2に給電されるので、ワンチップマイコン3は、ETCカード2をリセットするための信号を出力する。これにより、ETCカード2が活性化し、ETCカード2が活性化した旨の通知をワンチップマイコン3に出力する。すると、ワンチップマイコン3は、ETCカード2に対してカード種類読出しコマンドを出力する。ETCカード2は、そのコマンドに応じてカード種類の情報をワンチップマイコン3に出力する。続いてワンチップマイコン3とETCカード2は、相互認証のための複数の所定情報のやりとりを行う。カード認証の方式としては、例えば、チャレンジ/レスポンス認証方式を用いる。この相互認証の処理が、カード認証に相当する。
カード認証によって互いに正規の相手であることが確かめられると、ワンチップマイコン3は、ETCカード2に対して個人情報関連の情報の読出しコマンドを送信する。ETCカード2は、その読出しコマンドに応じて個人情報関連のカード情報をワンチップマイコン3に出力する。
以上のようにして、ワンチップマイコン3は、カード情報読出し動作を実行したときは、そのカード情報を内部のRAMに記憶する記憶動作を実行する。尚、上述のカード認証が成功しないと、ETCカード2は、ワンチップマイコン3からのカード情報の読出しおよび書込みのコマンドに対して拒否信号を返すようになっている。したがって、DSRC車載器1は、カード認証を経ることで初めて、ETCカード2に対してカード情報の書込みおよび読出しといった情報アクセスを行うことができるようになる。
次に、DSRC車載器1がETC路側機を通過するときに、DSRC車載器1とETC路側機との通信手順について説明する。
ワンチップマイコン3は、上述した通り、ETCカード2が挿入されたときに、ETCカード2との間でカード認証の処理を行い、ETCカード2の情報を読み取る。ETCカード2の情報を読み取ることで、カード認証のための一連の処理が終了する。
車両がETC通信エリア内に入ると、ワンチップマイコン3は、ETC路側機から送信されるFCM(Flame Control Message)を受信し、それが正規なFCMであると、ETC路側機とのリンク確立のための情報の送受信を行う。ここまでの処理が成功すると、続いてETC通信処理が始まる。
ETC通信処理においてワンチップマイコン3は、ETC路側機と課金のための情報のやりとりをRF回路24及びアンテナ23を介して行う。そして、ETC通信処理が終了すると、ETC処理結果の情報と、その情報を書込むよう要求するコマンドをETCカード2に出力することで、ETC処理のための一群の通信が終了する。
カード認証のための一連の処理は、ETCカード2が装着されてから、ETCカード2の活性化、カード種類読出し、およびカード認証を経て、ETCカード2のカード情報の読出しが終了するまでの処理である。したがって、カード認証のための一連の処理が終了したか否かは、カード情報読出しが終了したか否かによって判定する。通常の場合、車両がETCゲートに接近するのに先立って、ETCカード2がDSRC車載器1に挿入されているので、車両がETC通信エリアに入った時点では、既にカード認証のための一連の処理は終了している。尚、カード認証のための一連の処理は、通常の場合、数秒程度継続する。
ETC路側機との間でETC通信処理が正常に完了した場合は、ETC路側機から受信した車載器指示に基づいて、ゲートを通行可能であるか否かを判定し、通行可能であれば正常通知を行う。正常通知においては、ゲートを通行可能であることを示すメッセージおよび課金額を、カーナビゲーション装置の表示部に文字又は画像で表示、或いは音声案内したり、さらにはスピーカ20に音声出力させたりする。
また、ETC通信処理が正常に完了していないと判定した場合、或いはゲートを通行可でないと判定した場合は、警告通知を行う。警告通知においては、ゲートを通行不可であることを示すメッセージを、カーナビゲーション装置の表示部に文字又は画像で表示させたり、スピーカ20に音声出力させたりする。
さて、ワンチップマイコン3は、上述したようなETC通信処理と並列に図2に示す電圧監視処理を実行している。即ち、ワンチップマイコン3は、5V系電源監視回路8からの低電圧通知の有無を判定している(S101)。
ところで、車両がETC通信エリアに進入したところで例えば渋滞によりアイドリングストップし、上述したETC通信処理が完了する前にエンジンが再始動すると、車載バッテリ4からの電圧が一時的に大きく低下する。このように車載バッテリ4からの電圧が大きく低下すると、5V電圧が4.5V未満に低下することがあり、このような場合は、ETCカード2がリセットされてしまう可能性があると共に、5V電圧が給電される各種電子回路の動作に支障を生じるおそれがある。
ここで、ワンチップマイコン3の最低動作保証電圧は1.8Vであるため、4.5V未満であっても動作電圧が1.8V以上であれば動作可能である。また、ETC通信に必要なETCカード情報は、カード認証時にワンチップマイコン3の記憶部3aに取り込まれており、ETCカード2を再認証しなくてもETC通信処理は可能である。
そこで、ワンチップマイコン3に対する電源電圧が4.5V未満となった場合には、従来のようにワンチップマイコン3をハード的に強制リセットするのではなく、電源電圧復帰後はカード再認証することなくETC通信処理を再開可能とした。以下の説明では、ETCカード2の挿入状態でワンチップマイコン3に対する電源電圧が4.5V未満となった場合について説明する。
即ち、5V電圧が4.5V未満に低下すると、5V系電源監視回路8が低電圧通知をワンチップマイコン3に出力するので、ワンチップマイコン3は、低電圧通知が有ったと判定し(S101:有)、カード有無を判定する(S102)。このとき、ETCカード2が挿入されているので(S102:有)、カード検出SWトレースタスクを開始する(S103)。
カード検出SWトレースは、電圧が復帰するまでにETCカード2が抜かれたかを判定するもので、図3に示すようにフラグに1をセットしてから(S201)、カード検出SW11がON/OFFかを判定する(S202)。このとき、ETCカード2が挿入されてカード検出SW11がONしているので(S202:ON)、カード検出SWトレースが終了するか(S203)、カード検出SW11がOFFするか(S202)を監視するようになる。
ワンチップマイコン3は、低電圧通知が有ったときは(S101:有)、ETC通信処理、外部I/F、HMI等、カード検出を除く全ての動作を中断してから(S104)、ETCカード2の有無を判定する(S105)。このとき、ETCカード2は挿入されているので(S105:有)、低電圧通知が無くなるか(S107)、フラグが0となるか(S109)を監視するようになる。
ワンチップマイコン3は、フラグが1、つまりETCカード2が挿入されている状態で電圧が復帰することにより低電圧通知が無くなったときは(S107:無)、カード検出SWトレースタスクを終了する(S108)。これにより、並列に実行していたカード検出SWトレースタスクにおいて、カード検出SWトレースタスクが終了する(S203:終了)。
ワンチップマイコン3は、上述のようにしてカード検出SWトレースタスクを終了したときは、全ての動作を再開する(S111)。このとき、記憶部3aで保持しているカード情報は有効であると判断し、電源復帰後もカードアクセスすることなく、そのまま記憶部3aで保持しているカード情報に基づいてETC通信処理を再開する。
一方、ワンチップマイコン3は、カード検出SWトレースにおいて、カード検出SWトレースが終了するまでにETCカード2が抜かれてカード検出SW11がOFFとなったときは(S202:OFF)、フラグを0にする(S204)。
ワンチップマイコン3は、上述したようにカード検出SWトレースにおいてフラグが0となったときは、電圧監視処理においてフラグが0となるので(S109:0)、リセット処理を実行する(S110)。
リセット処理では、図4に示すように全動作を停止してから(S301)、低電圧通知が無くなるかを監視し(S302)、低電圧通知が無くなったところで(S302:無)、ソフトウェアリセットを実行する(S303)。このソフトウェアリセットでは、ソフトを再起動してイニシャルから実行する。
尚、低電圧通知が有ったときに(S101:有)、ETCカード2が挿入されていないときは(S102:無)、全ての動作を中断してから(S104)、上述したリセット処理を実行する(S106)。
要するに、5V電源6が4.5V未満に電圧低下した場合にETCカード2が挿入されていないときは、直ちにリセット処理を実行し、5V電源6が電圧低下した場合にETCカード2が挿入されているものの、低電圧通知が無くなる前にETCカード2が抜かれたときもリセット処理を実行するのである。
尚、ETCカード2が電圧低下によりリセットしていた場合は、ETC通信処理後にカードアクセスをした時点で通信エラーになることで判明するが、このときに改めてカード認証(活性化)からリトライすることで対応可能となる。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
ワンチップマイコン3は、内部電圧である5V電圧が4.5V未満に電圧低下した場合は、カード検出を除く全ての動作を中断し、ETCカード2が抜き取られていないことを条件として5V電圧が4.5V以上に復帰したときは、記憶部3aに記憶されているカード情報は有効であるとして当該カード情報に基づいてETC路側機との狭域通信を再開するようにしたので、ETCカード2を再認証することなくETC路側機との狭域通信を再開することができる。これにより、ETC路側機との狭域通信可能な状態を短時間で復帰することが可能となるので、ETC路側機の通信エリアを通過するまでにETC通信処理を終了することが可能となる。
内部電圧が2V以下に低下した場合は、3V系電源監視回路9からリセット信号を出力することによりワンチップマイコン3をハード的に強制リセットするようにしたので、内部電圧がワンチップマイコン3の最低動作保証電圧まで低下するような不安定な状態となるにしても、ワンチップマイコン3が暴走してしまうような事態を未然に防止することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
記憶媒体に給電する手段としては、電極を通じた給電に限定されることなく、電磁結合を利用した給電であってもよい。
記憶媒体は、カード形状に限定されることなく、コイン形状であってよい。
DSRC車載器1をカーナビゲーション装置に内蔵するようにしてもよい。
ワンチップマイコン3の動作電圧を5V電圧から生成するようにしてもよい。
内部電圧としては、5V及び3Vに限定されることはない。
図面中、1はDSRC車載器(狭域通信用車載器)、2はETCカード(記憶媒体、自動料金支払いシステム用カード)、3はワンチップマイコン(認証手段、通信手段、リセット手段)、3aは記憶部(記憶手段)、6は5V電源(第1内部電源)、7は3V電源(第2内部電源)、8は5V系電源監視回路(第1電源電圧監視手段)、9は3V系電源監視回路(第2電源電圧監視手段)、11はカード検出SW(記憶媒体検出手段)である。

Claims (4)

  1. 記憶媒体(2)に記憶された情報に基づいて路側機との狭域通信を実行するワンチップマイコン(3)を備えた狭域通信用車載器(1)において、
    車載バッテリから給電されることで内部電圧を生成する内部電源(6)と、
    前記記憶媒体が装着されたことを検出する記憶媒体検出手段(11)と、
    前記記憶媒体検出手段が前記記憶媒体の装着を検出したときは前記記憶媒体に記憶された情報に基づいて当該記憶媒体を認証する認証手段(3)と、
    前記認証手段による認証が終了したときは、前記記憶媒体に記憶された情報を記憶する記憶手段(3a)と、
    前記内部電圧が前記記憶媒体の最低動作保証電圧である第1電圧未満となる電圧低下を検出する第1電源電圧監視手段(8)と、
    前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて路側機との狭域通信を実行する通信手段(3)と、を備え、
    前記記憶媒体は、装着状態で前記内部電源から前記内部電圧が給電され、その内部電圧が最低動作保証電圧未満となるとリセットするように設けられ、
    前記認証手段及び前記通信手段は前記ワンチップマイコンのプログラムとして構成され、
    前記ワンチップマイコンは、前記内部電圧が給電されるように設けられ、その最低動作保証電圧は前記第1電圧よりも低く設定された第2電圧であり、
    前記通信手段は、前記第1電源電圧監視手段が電圧低下を検出した場合は、前記記憶媒体検出手段以外の全ての動作を停止し、電圧低下を検出しなくなるまで前記記憶媒体検出手段が前記記憶媒体の装着状態を検出していたときは、前記記憶手段に記憶されている情報は有効であるとして当該情報に基づいて路側機との狭域通信を再開することを特徴とする狭域通信用車載器。
  2. 前記内部電源は、車載バッテリの電圧を降圧して生成した第1電圧を出力する第1内部電源(6)と、前記第1電圧を降圧して生成した第2電圧を出力する第2内部電源(7)と、から構成され、
    前記第2内部電源が前記ワンチップマイコンの最低動作保証電圧未満となる電圧低下を検出する第2電源電圧監視手段(9)を備え、
    前記ワンチップマイコンは、前記第2電源電圧監視手段が電圧低下を検出したときはハード的に強制リセットされて初期状態から動作することを特徴とする請求項1記載の狭域通信用車載器。
  3. 前記第1電源電圧監視手段が電圧低下を検出した場合において、その電圧低下を検出しなくなるまでに前記記憶媒体検出手段が前記記憶媒体の装着状態を検出したときはリセット処理を実行するリセット手段(3)を備え、
    前記リセット手段は、前記ワンチップマイコンのプログラムとして構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の狭域通信用車載器。
  4. 前記記憶媒体は自動料金支払いシステム用カードであり、
    前記路側機は自動料金支払いシステム用路側機であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の狭域通信用車載器。
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