JP5993813B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、特に、投入部(メダル投入口)から投入された投入物(メダル)を投入物貯留部(メダル貯留部)に案内する投入物選別部(メダルセレクター)及び投入物案内部(ホッパーガイド部材)を備えた遊技機に関する。
従来、遊技機は、いわゆる、スロットマシンと称呼され、メダルが通過したことを検出するユニットとして、セレクターを備えたものが知られている。このセレクターには、メダルの通過を検出する複数のセンサが配設されている。
例えば、特許文献1には、メダルセレクターのメダル通路にメダルセンサ及び防止壁が配設され、この防止壁により不正具のメダルセンサへの進入を防止することが可能なものが開示されている。
特開2012−187388号公報
ところで、上記特許文献1は、投入物選別部(メダルセレクター)に検出部(センサ)及び防止壁を設けているが、投入物選別部から投入物貯留部(ホッパー)に投入物を案内する投入物案内部(ホッパーガイド部材)に検出部が配設されているか否かが定かではない。
このため、上記特許文献1では、投入物選別部から投入物貯留部に投入物が案内されたか否かを把握することができず、投入物選別部から投入物貯留部に投入物が案内されたことを確実に把握するための精度を高める点で改善の余地がある。
そこで、本発明の目的は、上記従来の実状に鑑みて、不正行為に対する不正対策の向上を図ることが可能な遊技を提供することにある。
本発明に係る遊技機は、遊技者により投入部から投入された投入物が所定の規格に適合するか否かの選別を行う投入物選別部と、前記投入物選別部により前記所定の規格に適合すると選別された投入物を、投入物貯留部に案内する投入物案内部と、遊技の制御を行う制御手段と、を備え、前記投入物選別部は、前記投入部から投入された投入物を受け入れるための投入物受け入れ部と、前記投入物受け入れ部から受け入れられた投入物を誘導する第1投入物誘導部と、前記第1投入物誘導部に誘導された投入物を、この第1投入物誘導部から排出する投入物排出部と、前記投入部から前記第1投入物誘導部に投入された投入物を検出する第1物理検出部と、前記第1投入物誘導部に誘導された投入物の通過を互いに異なるタイミングで検出する第1及び第2光学検出部と、前記第1及び第2光学検出部により投入物の通過が検出され、検出された投入物の通過を検出する第2物理検出部と、を有し、前記投入物案内部は、前記第1投入物誘導部の前記投入物排出部から排出された投入物を誘導する第2投入物誘導部と、前記第2投入物誘導部における投入物の通過を検出する第3光学検出部と、を有し、前記制御手段は、前記第1物理検出部が検出する投入物の通過検出時間が所定時間を超えた場合に、エラーとする判定を行う第1物理検出部エラー判定手段と、前記第1及び第2光学検出部により検出された時間差を計時する計時手段により所定の時間差を超えたことが計時された場合に、エラーである旨を判定するとともに、前記第1及び第2光学検出部により投入物の通過が検出される順番に基づいて、エラーであるか否かを判定する第1及び第2光学検出部エラー判定手段と、前記第2物理検出部が検出する投入物の通過検出時間が所定時間を超えた場合に、エラーとする判定を行う第2物理検出部エラー判定手段と、前記第3光学検出部が検出する投入物の通過検出時間が所定時間を超えた場合に、エラーとする判定を行う第3光学検出部エラー判定手段と、前記第1物理検出部エラー判定手段、または、前記第1及び第2光学検出部エラー判定手段、または、前記第2物理検出部エラー判定手段、または、前記第3光学検出部エラー判定手段のいずれかのエラー判定手段がエラーとする判定を行った場合に、判定したエラーに対応するエラー情報を生成するエラー情報生成手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、不正行為に対する不正対策の向上を図ることが可能な遊技を提供することができる
遊技機の正面図の一例を示す図である。 キャビネットの内部構造の一例を示す図である。 前面扉の裏面の一例を示す図である。 遊技機の斜視図である。 コントロールパネルモジュールの背面図である。 図3におけるA部を拡大して示す図である。 第1物理センサのチャートを示す図である。 第1光学センサ及び第2光学センサのチャートを示す図である。 第2物理センサのチャートを示す図である。 第3光学センサのチャートを示す図である。 遊技機全体のブロック図の一例を示す図である。 メイン制御基板におけるプログラム開始処理を示す図である。 メイン制御基板におけるメインループ処理を示す図である。 メイン制御基板における投入・払出センサチェック処理を示す図である。 メイン制御基板における第1物理センサチェック処理を示す図である。 メイン制御基板における第1光学センサ・第2光学センサチェック処理を示す図である。 メイン制御基板における割込処理を示す図である。 サブ制御基板におけるメイン処理を示す図である。 サブ制御基板における主基板通信タスクを示す図である。 サブ制御基板におけるサウンド制御タスクを示す図である。 サブ制御基板におけるランプ制御タスクを示す図である。 サブ制御基板における画像制御タスクを示す図である。 サブ制御基板におけるコマンド解析処理を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。まず、図1乃至図4を用いて、本実施形態の遊技機1の構成について説明する。図1は、遊技機1の正面図の一例を示す図であり、図2は、キャビネット2の内部構造の一例を示す図である。また、図3は、前面扉3の裏面の一例を示す図である。また、図4は、遊技機1の斜視図である。
なお、図1に示す遊技機1は、遊技者側から目視した状態を示し、この遊技者側から目視した場合を正面側という。また、図1に示す遊技機1を正面側とした場合、遊技機1の左方側を正面視左方側といい、遊技機1の右方側を正面視右方側といい、遊技機1の上方側を正面視上方側といい、遊技機1の下方側を正面視下方側という。
(遊技機1、キャビネット2、蝶番機構2a、前面扉3)
本実施形態の遊技機1は、主に、後述するキャビネット2及び前面扉3から構成されている。このキャビネット2は、略矩形状の箱体であって、正面側に開口を有する。また、キャビネット2の正面視左方側に設けられた蝶番機構2aにより、前面扉3を開閉可能に軸支する。
(鍵穴4)
鍵穴4は、前面扉3の正面視右方側に設けられ、図示しない施錠装置により前面扉3を施錠及び開錠するために設けられている。ここで、遊技店の店員等がメンテナンス作業や、設定値の変更等を行う場合に、前面扉3に設けられている図示しない施錠装置の開錠及び施錠が行われる。
具体的には、前面扉3の鍵穴4に図示しない専用の鍵を挿入して開錠し、前面扉3を開放し、メンテナンス作業や、設定値の変更等の作業が行われる。そして、メンテナンス作業や、設定値の変更等が終了すると、前面扉3の鍵穴4に図示しない専用の鍵を挿入して施錠される。
(左サイドランプ5a、右サイドランプ5b)
また、前面扉3の正面視左方側には、左サイドランプ5aが設けられ、正面視右方側には、右サイドランプ5bが設けられている。そして、これら左サイドランプ5a及び右サイドランプ5bには、高輝度発光ダイオードが内蔵されている。
これら左サイドランプ5a及び右サイドランプ5bは、遊技者の視覚に訴える形状及び色彩、模様、絵柄等を施してデザイン設計されており、ART状態中、所定の演出中及びデモ中等の所定のタイミングにおいて、後述のサブ制御基板400により点灯又は点滅制御を行うことにより演出が行われる。
また、前面扉3の正面視中央には、コントロールパネルモジュール50が設けられている。このコントロールパネルモジュール50は、主に、メダル投入口6、1−BETボタン7、MAX−BETボタン8、精算ボタン9、スタートレバー10、停止ボタンユニット14、返却ボタン15、セレクター16、演出ボタン18及び十字キー19を備えている。
以下、コントロールパネルモジュール50を構成するメダル投入口6、1−BETボタン7、MAX−BETボタン8、精算ボタン9、スタートレバー10、停止ボタンユニット14、返却ボタン15、セレクター16、演出ボタン18及び十字キー19について説明する。
(メダル投入口6)
このメダル投入口6は、コントロールパネルモジュール50を遊技者側から目視すると、右方側に設けられ、遊技者がメダルを投入するために設けられている。
(1−BETボタン7)
1−BETボタン7は、コントロールパネルモジュール50を遊技者側から目視すると、左方側に設けられ、メダル投入口6にメダルが投入され、クレジットされたメダルのうち、1枚のメダルを遊技に使用するために設けられている。
(MAX−BETボタン8)
MAX−BETボタン8は、1−BETボタン7と同様に、コントロールパネルモジュール50を遊技者側から目視すると、左方側に設けられ、メダル投入口6にメダルが投入され、クレジットされたメダルのうち、1遊技において使用可能な最大枚数のメダルを、遊技に使用するために設けられている。なお、本実施形態において、1遊技(1ゲーム)において、使用可能なメダルの最大値は3枚である。
(精算ボタン9)
精算ボタン9も、コントロールパネルモジュール50を遊技者側から目視すると、左方側に設けられ、遊技者が獲得したメダルのうち、クレジットされているメダルの精算を行うために設けられている。なお、本実施形態において、クレジット可能な最大枚数は「50枚」である。
(スタートレバー10)
スタートレバー10も、コントロールパネルモジュール50を遊技者側から目視すると、左方側に設けられ、遊技者による遊技の開始操作を検出するために設けられる。ここで、開始操作が検出されたことに基づいて、メイン制御基板300により乱数値が抽出されたり、後述する左リール17a,中リール17b,右リール17cの回転が開始されたりする。
また、スタートレバー10の握り玉の部分は、透光性を有する樹脂により形成されており、握り玉の部分には、スタートレバー演出用ランプ42が内蔵されている。そして、サブ制御基板400は、所定の条件が充足されたことに基づいて、スタートレバー演出用ランプ42の点灯・点滅制御を行う。これにより、遊技者の視覚に訴える演出が行われる。
(左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13、停止ボタンユニット14)
左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13は、コントロールパネルモジュール50を遊技者側から目視すると、中央に設けられ、停止ボタンユニット14によりユニット化されている。
これら左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13は、遊技者により、後述する左リール17a,中リール17b,右リール17cの回転を停止するための停止操作を検出するために設けられている。
(返却ボタン15)
返却ボタン15は、コントロールパネルモジュール50を遊技者側から目視すると、右方側に設けられている。この返却ボタン15は、メダル投入口6に投入されたメダルが後述するセレクター16に詰まった場合に、詰まったメダルを返却するために設けられている。
(セレクター16)
セレクター16は、メダル投入口6の内部に設けられ、メダル投入口6に投入されたメダルの材質や形状等が適正であるか否かを判別するために設けられている。
また、セレクター16には、適正なメダルの通過を検出するためのメダルセンサ16sが設けられている。そして、このメダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルであると判別された場合には、適正なメダルをホッパーガイド部材522により、ホッパー520へ案内する。一方で、メダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルでないと判別された場合には、ガイド部材523によりメダル払出口33から排出する。
なお、本実施形態において、セレクター16には、上述したように、メダルセンサ16sが設けられているが、このメダルセンサ16sは、後述する第1物理センサ64、第1光学センサ65、第2光学センサ66及び第2物理センサ67により構成されている。
また、本実施形態において、ホッパーガイド部材522にも、メダルの通過を検出するためのメダルセンサ16sが設けられているが、このメダルセンサ16sは、後述する第3光学センサ69により構成されている。
これらセレクター16及びホッパーガイド部材522については、図5及び図6を用いて後述する。また、これらセレクター16及びホッパーガイド部材522に設けられた、第1物理センサ64、第1光学センサ65、第2光学センサ66、第2物理センサ67及び第3光学センサについても、同様に、図5及び図6を用いて後述する。
(演出ボタン18)
演出ボタン18は、コントロールパネルモジュール50を遊技者側から目視すると、正面であり、停止ボタンユニット14の上方側に設けられている。この演出ボタン18は、所定の演出時において、遊技者による操作を検出した場合に、サブ制御基板400により、液晶表示装置41の制御を行う。
なお、演出ボタン18を設けずに、1−BETボタン7や、MAX−BETボタン8を演出ボタン18と共用とすることもできる。この場合、1−BETボタン7や、MAX−BETボタン8が操作されたことに基づいて、サブ制御基板400にコマンドを送信し、サブ制御基板400は、コマンドを受信したことに基づいて、液晶表示装置41の制御等を行う。これにより、別途演出ボタン18を設ける必要が無いため、部品点数を削減することができる。
(十字キー19)
十字キー19は、コントロールパネルモジュール50を遊技者側から目視すると、正面であり、停止ボタンユニット14の上方側における演出ボタン18の右方側に設けられている。この十字キー19は、少なくとも2方向(通常4方向)へ押圧操作が可能であり、遊技者による操作を受け付けるために設けられている。
(パネル20、表示窓21)
また、前面扉3の正面視中央には、パネル20が設けられている。このパネル20には、後述する左リール17a,中リール17b,右リール17cを視認可能とするための表示窓21が設けられている。
また、パネル20は、後述する演出用ランプ22a〜22j、スタートランプ23、BETランプ24a〜24c、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26、払出枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、再遊技表示ランプ29及び停止操作順序表示ランプ30a〜30cを表示する役目を果たしている。
(演出用ランプ22a〜22j)
演出用ランプ22a〜22jは、パネル20の正面視左方側及び正面視右方側における透過部分の背面側に設けられており、所定の条件下で発光することにより、現在の状態(例えば、ART状態)等を報知するために設けられている。
これら演出用ランプ22aから22jのうち、演出用ランプ22a〜22eは、パネル20の正面視左方側に設けられており、演出用ランプ22f〜22jは、パネル20の正面視右方側に設けられている。
(スタートランプ23)
スタートランプ23は、パネル20の正面視左方側、すなわち、後述する1−BETボタン7の上方に設けられており、スタートレバー10の開始操作を受け付けることが可能であるか否かを報知するために設けられている。
具体的には、メダル投入口6にメダルが3枚投入された場合、または貯留されているメダルの枚数が3枚以上の状態で、MAX−BETボタン8の操作がなされた場合に、スタートレバー10による開始操作を受け付けることが可能である旨を点灯することにより報知する。
(BETランプ24a〜24c)
BETランプ24a〜24cは、パネル20の正面視左方側、すなわち、スタートランプ23の正面視右方側に設けられており、遊技に使用するメダルの投入枚数を報知するために設けられている。
具体的には、遊技に使用するメダルの投入枚数が1枚の場合には、BETランプ24aが点灯し、遊技に使用するメダルの投入枚数が2枚の場合には、BETランプ24bが点灯し、遊技に使用するメダルの投入枚数が3枚の場合には、BETランプ24cが点灯する。
(貯留枚数表示器25)
貯留枚数表示器25は、パネル20の正面視下方側、すなわち、BETランプ24の正面視右方側に設けられている。また、貯留枚数表示器25は、遊技者のメダルであって、遊技機1に貯留されているメダルの貯留枚数を表示するために設けられている。
(遊技状態表示ランプ26a,26b)
遊技状態表示ランプ26a及び26bは、パネル20の正面視下方側、すなわち、貯留枚数表示器25の正面視右方側に設けられている。また、遊技状態表示ランプ26a及び26bは、メイン制御基板300による発光制御がなされることにより、現在の遊技状態が報知される。
(払出枚数表示器27)
払出枚数表示器27は、パネル20の正面視下方側、すなわち、遊技状態表示ランプ26bの正面視右側に設けられている。また、払出枚数表示器27は、メダル投入口6に投入したメダル数又は1−BETボタン7やMAX−BETボタン8を操作することにより有効化された有効ライン上に揃った図柄の組み合わせに応じて払い出されるメダルの払出枚数を表示するために設けられている。
(投入可能表示ランプ28)
投入可能表示ランプ28は、パネル20の正面視下方側、すなわち、払出枚数表示器27の正面視右側に設けられている。また、投入可能表示ランプ28を点灯させることにより、メダル投入口6に投入されたメダルを貯留することが可能であることを報知し、投入可能表示ランプ28を消灯させることにより、メダル投入口6に投入されたメダルを貯留することが不可能であることを報知する。
なお、本実施形態においては、クレジット可能な最大枚数は「50枚」であるため、後述のメイン制御基板300は、貯留しているメダルの枚数が「50枚」未満の場合に投入可能表示ランプ28を点灯する制御を行い、貯留しているメダルの枚数が「50枚」の場合に投入可能表示ランプ28を消灯する制御を行う。また、有効ライン上に後述の再遊技に係る図柄の組み合わせが表示された場合にも、投入可能表示ランプ28を消灯する制御を行う。
(再遊技表示ランプ29)
再遊技表示ランプ29は、パネル20の正面視下方側、すなわち、投入可能表示ランプ28の下方側に設けられている。また、再遊技表示ランプ29は、有効ライン上に後述の再遊技に係る図柄の組み合わせが表示された場合に点灯する。
これにより、遊技者に対して、有効ライン上に「再遊技」に係る図柄の組み合わせが表示されたことを報知する。即ち、遊技者に対して、メダルを使用することなく、次の遊技を行うことが可能である旨も報知している。
(停止操作順序表示ランプ30a〜30c)
停止操作順序表示ランプ30a〜30cは、パネル20の正面視下方側に設けられている。具体的には、停止操作順序表示ランプ30aは、後述する左リール17aの下部に設けられており、停止操作順序表示ランプ30bは、後述する、中リール17bの下部に設けられており、停止操作順序表示ランプ30cは、後述する右リール17cの下部に設けられている。
また、停止操作順序表示ランプ30a〜30cは、後述するメイン制御基板300により決定された当選エリアに基づいて、左停止ボタン11、中停止ボタン12及び右停止ボタン13の最適な停止操作順序を遊技者に対して報知するために設けられている。
具体的には、左停止ボタン11を停止操作することが最適なタイミングである場合には、停止操作順序表示ランプ30aを点灯又は点滅させ、中停止ボタン12を停止操作することが最適なタイミングである場合には、停止操作順序表示ランプ30bを点灯又は点滅させ、右停止ボタン13を停止操作することが最適なタイミングである場合には、停止操作順序表示ランプ30cを点灯又は点滅させることにより報知を行う。
(腰部パネル31)
また、前面扉3の正面視下方側には、腰部パネル31が設けられている。この腰部パネル31は、機種名やモチーフ等を遊技者へ認識させるために設けられている。具体的には、登場キャラクタの絵などが描かれている。
また、腰部パネル31の背面には図示しないライトが設けられており、後述するサブ制御基板400によりライトを発光制御することによって、遊技機1の機種名やモチーフ等を遊技者へ認識し易くしている。
(受皿ユニット32)
前面扉3の正面視下方側には、受皿ユニット32が設けられている。この受皿ユニット32は、後述するメダル払出口33から排出されたメダルを受け入れて貯留するために設けられている。
(メダル払出口33)
メダル払出口33は、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせに基づいて、メダルの払出を行う場合において、後述するホッパー520を駆動した際に、ホッパー520により払い出されるメダルを排出するために設けられている。
また、メダル払出口33は、メダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルでないと判別された場合や、メダルの投入受付禁止時に、メダルがメダル投入口6に投入された場合に、メダル投入口6に投入されたメダルを、メダル払出口33を介して受皿ユニット32に排出するために設けられている。
なお、このメダルセンサ16sは、上述したように、後述する第1物理センサ64、第1光学センサ65、第2光学センサ66及び第2物理センサ67により構成されている。
また、ホッパーガイド部材522にも、メダルの通過を検出するためのメダルセンサ16sが設けられているが、このメダルセンサ16sは、後述する第3光学センサ69により構成されている。
これらセレクター16及びホッパーガイド部材522に設けられた、第1物理センサ64、第1光学センサ65、第2光学センサ66、第2物理センサ67及び第3光学センサについては、図5及び図6を用いて後述する。
ここで、メダルの投入受付禁止時とは、例えば、後述する左リール17a,中リール17b,右リール17cが回転している場合や、有効ライン上に再遊技に係る図柄の組み合わせが表示されている場合をいう。
(左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b)
前面扉3の正面視左下方側には、左下方スピーカ34aが設けられ、右下方側には、右下方スピーカ34bが設けられている。これら左下方スピーカ34a及び右下方スピーカ34bは、メダル払出口33の左右両側に設けられており、演出を行う際にBGMや音声、効果音等を出力するために設けられている。
(左上方スピーカ35a,右上方スピーカ35b)
また、前面扉3の正面視左上方側には、左上方スピーカ35aが設けられ、右上方側には、右上方スピーカ35bが設けられている。これら左上方スピーカ35a及び右上方スピーカ35bは、後述の液晶表示装置41の左右両側に設けられており、左下方スピーカ34a及び右下方スピーカ34bと同様に、演出を行う際にBGMや音声、効果音等を出力するために設けられている。
(液晶表示装置41)
また、前面扉3の正面視上方側には、液晶表示装置41が設けられ、この液晶表示装置41は、動画像・静止画像等を表示する演出を行うために設けられている。この液晶表示装置41は、後述の内部抽選処理の結果に係る情報を報知したり、入賞に係る図柄の組み合わせを有効ライン上に停止表示させるために必要な情報を報知したりするために設けられている。
(左リール17a、中リール17b、右リール17c、リールユニット17d)
キャビネット2の正面視中央には、左リール17a、中リール17b、右リール17cが設けられている。これら左リール17a、中リール17b、右リール17cは、リールユニット17dによりユニット化されており、遊技機1に対して、左リール17a、中リール17b、右リール17cの着脱が容易である。
これら左リール17a、中リール17b、右リール17cは、それぞれ円筒状の構造を有している。また、左リール17a、中リール17b、右リール17cの円筒状の構造の周面には、透光性のシートが装着されており、当該シートには、複数種類の図柄が一列に描かれている。
そして、左リール17a、中リール17b、右リール17cは、後述する、左ステッピングモータ101、中ステッピングモータ102及び右ステッピングモータ103を励磁することにより回転駆動され、複数種類の図柄が変動表示される。
ここで、本実施形態において、有効ラインは、表示窓21に表示された左リール17a、中リール17b及び右リール17cそれぞれの3つの図柄のうち、左リール17aの上段に表示された図柄と、中リール17bの中段に表示された図柄と、右リール17cの下段に表示された図柄を直線で結んだ右下がりラインのみを有効ラインとしている。
(設定表示部36)
また、キャビネット2の正面視上方側には、設定表示部が配設されている。この設定表示部36は、現在の設定値を表示するために設けられている。具体的には、図示しない設定変更用の鍵を図示しない鍵穴に挿入した状態で所定角度回動させると、メイン制御基板300は、現在設定されている設定値を設定表示部36に表示する制御を行う。
(設定変更ボタン37)
また、キャビネット2の正面視上方側、すなわち、設定表示部36の右方側には、設定変更ボタン37が配設されている。この設定変更ボタン37は、設定値を変更するために設けられている。ここで、設定値を変更する方法は、まず、図示しない設定変更用の鍵を鍵穴に挿入した状態で所定角度回動させる。
次に、設定変更ボタン37を操作することにより、設定値が設定表示部36に切替表示される。そして、設定変更ボタン37を操作することにより設定値として決定したい値が設定表示部36に表示されているときにスタートレバー10を操作し、回動されている設定変更用の鍵を抜差可能な角度に戻す操作を行うことにより設定値が変更される。
なお、本実施形態において、設定値が「1」から「6」の6段階、設けられており、設定表示部36に「1」が表示されている状態において、設定変更ボタン37が操作されると、設定表示部36に「2」が表示され、以降、設定変更ボタン37を操作される毎に、設定値を「1」ずつ加算表示されていく。ただし、設定表示部36に「6」が表示されている状態において、設定変更ボタン37が操作されると、設定表示部36には「1」が表示される。
(メイン制御基板300)
また、キャビネット2の正面視上方側には、メイン制御基板300が配設されている。このメイン制御基板300は、遊技機1の制御を行うために設けられている。
(サブ制御基板400)
また、前面扉3の正面視上方側における背面には、サブ制御基板400が配設されている。このサブ制御基板400は、液晶表示装置41や、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b、左上方スピーカ35a、右上方スピーカ35bの制御を行うために設けられている。
(電源装置510)
また、キャビネット2の正面視下方側には、電源装置510が配設されている。この電源装置510は、遊技機1に電圧を供給するために設けられている。
(ホッパー520)
また、キャビネット2の正面視下方側には、ホッパー520が配設されている。このホッパー520は、遊技者に対してメダルを払い出すために設けられている。また、ホッパー520は、メイン制御基板300からの所定の信号に基づいて、駆動制御が行われる。
また、電源基板500は、ホッパーに設けられたメダルセンサ(図示せず)により、所定枚数のメダルが排出されたか否かを判断し、所定枚数のメダルが排出されたと判断された場合に、メイン制御基板300に対して、払出が完了した旨の信号を送信する。これにより、メイン制御基板300は、払出が完了したことを認識することができる。
(排出スリット521)
また、キャビネット2の正面視下方側には、排出スリット521が配設されている。この排出スリット521は、ホッパー520からメダルを排出するために設けられている。
(ホッパーガイド部材522)
ホッパーガイド部材522は、メダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルであると判別された場合に、当該判別されたメダルをキャビネット2の内部に設けられているホッパー520へ案内するために設けられている。なお、ホッパーガイド部材522については、図5及び図6を用いて後述する。
(ガイド部材523)
ガイド部材523は、メダル投入口6に異物が投入された場合や、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルでないと判別された場合に、当該適正なメダルでないと判別されたメダルをメダル払出口33へ案内するために設けられている。
(払出ガイド部材524)
払出ガイド部材524は、ホッパー520の排出スリット521から排出されたメダルを受皿ユニット32のメダル払出口33側に案内するために設けられている。
(補助貯留部530)
補助貯留部530は、ホッパー520に貯留されたメダルが溢れた場合に、当該溢れたメダルを収納するために設けられている。
次に、セレクター16及びホッパーガイド部材522について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、コントロールパネルモジュール50の背面図であり、図6は、図3におけるA部を拡大して示す図であり、特に、セレクター16及びホッパーガイド部材522を示す図である。
図5及び図6に例示されるように、セレクター16は、メダル投入口6から投入されたメダルを受け入れるための、メダル受け入れ口61と、このメダル受け入れ口61から受け入れられたメダルを誘導する第1メダル誘導通路62と、第1メダル誘導通路62に誘導されたメダルを、この第1メダル誘導通路62から排出するメダル排出口63と、を有して構成されている。
本実施形態において、第1メダル誘導通路62には、この第1メダル誘導通路62のメダル受け入れ口61からメダル排出口63までの間における、最もメダル受け入れ口61側に、メダル投入口6から第1メダル誘導通路62に投入された投入物を検出する第1物理センサ64が設けられている。
この第1物理センサ64は、上述したように、メダル受け入れ口61からメダル排出口63までの間における、最もメダル受け入れ口61側に位置しており、第1メダル誘導通路62のメダル受け入れ口61の近傍に配設されている。
そして、第1物理センサ64は、メダル受け入れ口61から受け入れられたメダルを検出する役目の他に、メダル投入口6から投入された投入物、例えば、不正具等を検出する役目を果たしている。
具体的には、メダル受け入れ口61から受け入れられた投入物がメダルの場合、第1物理センサ64は、メダルが通過した際に、ONの状態になり、通過後、OFFの状態になる。
一方、メダル受け入れ口61から受け入れられた投入物が、メダルではない、例えば、針金等の不正具の場合、第1物理センサ64は、不正具の通過を検出した際に、ONの状態になる。このとき、針金等の不正具の場合、第1物理センサ64は、ONの状態を維持することになる。
すなわち、第1物理センサ64のONの状態が所定時間以下であれば、メダルであると判定し、所定時間以上であれば、メダルではない、針金等の不正具であると判定している。
このように、本実施形態では、第1物理センサ64により投入物が検出された際、この第1物理センサ64により検出されている時間が所定時間以上であれば、メダルではない、針金等の不正具であると判定しているため、不正具が投入されたことを把握することができる。その後、針金等の不正具の進入を把握した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不正行為に対し、迅速に対応することができる。
また、第1メダル誘導通路62には、この第1メダル誘導通路62のメダル受け入れ口61からメダル排出口63までの間における、第1物理センサ64の次に、第1メダル誘導通路62に誘導されたメダルを互いに異なるタイミングで検出する第1光学センサ65及び第2光学センサ66が配設されている。
これら第1光学センサ65及び第2光学センサ66は、第1メダル誘導通路62に誘導されたメダルを検出する役目の他に、メダルの詰まり、針金等の不正具の進入を検出している。
具体的には、第1光学センサ65及び第2光学センサ66は、メダル等を検出した際に、ONの状態になる。このとき、第1光学センサ65及び第2光学センサ66は、互いに異なるタイミングでメダルの通過を検出している。
このため、第1光学センサ65がONの状態になり、第2光学センサ66がOFFの状態になる場合と、第1光学センサ65及び第2光学センサ66がともにONの状態になる場合と、第1光学センサ65がOFFの状態になり、第2光学センサ66がONの状態になる場合と、がある。
そして、メダルが通過した場合には、第1光学センサ65がONの状態になり、第2光学センサ66がOFFの状態になる場合、第1光学センサ65及び第2光学センサ66がともにONの状態になる場合、第1光学センサ65がOFFの状態になり、第2光学センサ66がONの状態になる場合の何れの場合でも、所定時間以下となる。
一方、メダルが詰まった場合には、第1光学センサ65がONの状態になり、第2光学センサ66がOFFの状態になる場合、第1光学センサ65及び第2光学センサ66がともにONの状態になる場合、第1光学センサ65がOFFの状態になり、第2光学センサ66がONの状態になる場合の何れかの場合で、所定時間以上となる。
また、針金等の不正具の場合にも、同様に、第1光学センサ65がONの状態になり、第2光学センサ66がOFFの状態になる場合、第1光学センサ65及び第2光学センサ66がともにONの状態になる場合、第1光学センサ65がOFFの状態になり、第2光学センサ66がONの状態になる場合の何れかの場合で、所定時間以上となる。
このように、本実施形態では、第1光学センサ65及び/又は第2光学センサ66により検出されている時間が所定時間以上であれば、メダルの詰まり、針金等の不正具の進入を把握することができる。その後、メダルの詰まり、針金等の不正具の進入を把握した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不具合、不正行為に対し、迅速に対応することができる。
また、メダルが通過した場合には、第1光学センサ65がONの状態になり、第2光学センサ66がOFFの状態になる場合、第1光学センサ65及び第2光学センサ66がともにONの状態になる場合、第1光学センサ65がOFFの状態になり、第2光学センサ66がONの状態になる場合の順となる。
一方、針金等の不正具が第1メダル誘導通路62のメダル排出口63側から進入した場合、上述したように、メダルが通過した場合の逆の順で第1光学センサ65及び第2光学センサ66のON/OFF状態が切り替わる。
このように、本実施形態では、第1光学センサ65及び第2光学センサ66を用いて、互いに異なるタイミングで投入物を検出しているため、上述したように、検出されるタイミングが、第1光学センサ65ではなく、第2光学センサ66から検出された場合には、後述するメダル排出口63から、針金等の不正具が投入されたことを把握することができる。その後、針金等の不正具の進入を把握した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不正行為に対し、迅速に対応することができる。
また、第1メダル誘導通路62には、この第1メダル誘導通路62のメダル受け入れ口61からメダル排出口63までの間における、最もメダル排出口63側に、第2物理センサ67が配設されている。
この第2物理センサ67は、第1メダル誘導通路62に案内されたメダルを確認する役目を果たしている。本実施形態において、第2物理センサ67は、第1光学センサ65及び第2光学センサ66の近傍に配設されている。
なお、この第2物理センサ67でも、第1物理センサ64と同様に、検出されている時間が所定時間以上であれば、メダルではない、針金等の不正具であると判定しているため、不正具が投入されたことを把握することができる。その後、針金等の不正具の進入を把握した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不正行為に対し、迅速に対応することができる。
セレクター16の第1メダル誘導通路62を通過し、メダル排出口63から排出したメダルは、ホッパー(メダル貯留部)520に案内するホッパーガイド部材(メダルガイド)522に案内される。
このホッパーガイド部材522は、第1メダル誘導通路62のメダル排出口63から排出されたメダルを誘導する第2メダル誘導通路68と、この第2メダル誘導通路68に誘導されたメダルの通過を検出する第3光学センサ69と、を有して構成されている。
本実施形態において、ホッパーガイド部材522は、円弧状をなして形成されている。詳述すると、ホッパーガイド部材522は、第2メダル誘導通路68に、第1メダル誘導通路62のメダル排出口63から排出されたメダルを受け入れる受け入れ口70を有している。
この受け入れ口70は、第1メダル誘導通路62のメダル排出口63に向いて開口している。すなわち、この受け入れ口70は、遊技機1を正面視すると、正面視左方側に向かって開口している。
また、ホッパーガイド部材522は、第2メダル誘導通路68に受け入れられたメダルをホッパー520に排出する排出口71を有して構成されている。この排出口71は、遊技機1を正面視すると、背面側に向かって開口している。
そして、ホッパーガイド部材522は、上述したように、受け入れ口70が正面視左方側に向かって開口し、排出口71が背面側に向かって開口しており、この受け入れ口70及び排出口71を繋ぐ第2メダル誘導通路68が円弧状となる。
本実施形態において、ホッパーガイド部材522は、第2メダル誘導通路68の通路幅として、B=3mm程度の幅を有して構成されている。この通路幅は、特に限定されないが、一枚のメダルの厚みが、およそ、1.5mmであるので、この一枚のメダルが通過するに、詰まり難い程度の幅である、一方、2枚のメダルが重なった通過しない程度の幅として、B=3mm程度の幅を有して構成されている。
ここで、物理センサを用いた場合、メダルが第2メダル誘導通路68の壁面に沿って通過した場合には、検出されない可能性が想定される。なぜなら、物理センサの性質上、通路幅の全幅を検出することは困難であるからである。
これに対し、本実施形態では、ホッパーガイド部材522にメダルが通過する際の検出手段として、物理センサでは、第3光学センサ69により構成されているため、通路幅の全幅を検出することが可能になる。
これにより、本実施形態では、ホッパーガイド部材522でのメダルの検出精度を高めることができる。
また、ホッパーガイド部材522は、透過性部材を用いて構成されている。ここで、ホッパーガイド部材522にメダルが通過する際の検出手段として、上述したように、第3光学センサ69により構成されている。
このように、第3光学センサ69により構成される場合、例えば、ホッパーガイド部材522が非透過性部材を用いて構成されると、第3光学センサ69が、ホッパーガイド部材522の壁面の色を識別してしまう可能性がある。なぜなら、このホッパーガイド部材522は、コントロールパネルモジュール50に配設されているため、遊技者によるスタートレバー10又は停止ボタンユニット14への操作により揺動する可能性がある。これにより、第3光学センサ69の照射領域がズレ、壁面を照射し、この壁面の色を識別してしまう可能性がある。
これに対し、本実施形態では、上述したように、ホッパーガイド部材522が透過性部材により構成されているため、第1光学センサ65又は第2光学センサ66による誤認検出を予防することができる。
なお、この第3光学センサ69でも、第1物理センサ64、第2物理センサ67と同様に、検出されている時間が所定時間以上であれば、メダルではない、針金等の不正具であると判定しているため、不正具が投入されたことを把握することができる。その後、針金等の不正具の進入を把握した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不正行為に対し、迅速に対応することができる。
次に、第1物理センサ64への投入物の通過に基づき、中継基板200に伝送される第1物理センサ64のON/OFF状態について、図7を用いて説明する。図7は、第1物理センサ64のチャートを示す図である。
図7に例示されるように、第1物理センサ64は、投入物を検出すると、「OFF」の状態から「ON」の状態になる。このとき、第1物理センサ64は、メダルの場合、メダルを検出すると、「ON」の状態になり、その後「OFF」の状態に戻る。
一方、第1物理センサ64は、例えば、針金等の不正具の場合、不正具を検出すると「ON」の状態になり、そのまま「ON」の状態を維持する。このため、中継基板200には、第1物理センサ64が「ON」の状態を維持している情報が伝送される。
これにより、第1物理センサ64のON/OFF状態を受けて、「ON」の状態が所定時間内であれば、メダルの通過であると判定し、所定時間を超えた場合には、不正具が投入されていると判定している。そして、不正具が投入されていると判定した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不正行為に対し、迅速に対応することができる。
次に、第1光学センサ65及び第2光学センサ66への通過物の通過に基づき、中継基板200に伝送される第1光学センサ65及び第2光学センサ66のON/OFF状態について、図8を用いて説明する。
図8に例示されるように、第1光学センサ65が「OFF」の状態から「ON」の状態になる。このとき、第1光学センサ65から中継基板200を介して、「ON」の状態である情報が伝送され、メイン制御基板300のメインCPU301が「1,0」を生成する。
第2光学センサ66が「OFF」の状態から「ON」の状態になる。このとき、第2光学センサ66から中継基板200を介して、「ON」の状態である情報が伝送され、メイン制御基板300のメインCPU301が「1,1」を生成する。
第1光学センサ65が「ON」の状態から「OFF」の状態になる。このとき、第1光学センサ65から中継基板200を介して、「OFF」の状態である情報が伝送され、メイン制御基板300のメインCPU301が「0,1」を生成する。
第2光学センサ66が「ON」の状態から「OFF」の状態になる。このとき、第2光学センサ66から中継基板200を介して、「OFF」の状態である情報が伝送され、メイン制御基板300のメインCPU301が「0,0」を生成する。
このように、本実施形態では、第1光学センサ65及び第2光学センサ66を用いて、互いに異なるタイミングで投入物を検出しているため、上述したように、検出されるタイミングが、第1光学センサ65ではなく、第2光学センサ66から検出された場合には、後述するメダル排出口63から、針金等の不正具が投入されたことを把握することができる。その後、針金等の不正具の進入を把握した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不正行為に対し、迅速に対応することができる。
次に、第2物理センサ67への通過物の通過に基づき、中継基板200に伝送される第2物理センサ67のON/OFF状態について、図9を用いて説明する。
図9に例示されるように、第2物理センサ67への通過物の通過に基づき、第2物理センサ67が「OFF」の状態から「ON」になる。このとき、第2物理センサ67から中継基板200を介して、「ON」の状態である情報が伝送され、メイン制御基板300のメインCPU301が「1,0」を生成する。
そして、第2物理センサ67は、メダルの場合、メダルを検出すると、「ON」の状態になり、その後「OFF」の状態に戻る。すなわち、第2物理センサ67から中継基板200を介して、「OFF」の状態である情報が伝送され、メイン制御基板300のメインCPU301が「0,0」を生成する。
一方、第2物理センサ67は、例えば、針金等の不正具の場合、不正具を検出すると「ON」の状態になり、そのまま「ON」の状態を維持する。このため、中継基板200には、第2物理センサ67が「ON」の状態を維持している情報が伝送される。
これにより、第2物理センサ67のON/OFF状態を受けて、「ON」の状態が所定時間内であれば、メダルの通過であると判定し、所定時間を超えた場合には、不正具が投入されていると判定している。そして、不正具が投入されていると判定した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不正行為に対し、迅速に対応することができる。
次に、第3光学センサ69への通過物の通過に基づき、中継基板200に伝送される第3光学センサ69のON/OFF状態について、図10を用いて説明する。
図10に例示されるように、第3光学センサ69への通過物を通過に基づき、第3光学センサ69が「OFF」の状態から「ON」の状態になる。このとき、第3光学センサ69から中継基板200を介して「ON」の状態である情報が伝送され、メイン制御基板300のメインCPU301が「1,0」を生成する。
そして、第3光学センサ69は、メダルの場合、メダルを検出すると、「ON」の状態になり、通過した後に「OFF」の状態に戻る。すなわち、第3光学センサ69から中継基板200を介して、「OFF」の状態である情報が伝送され、メイン制御基板300のメインCPU301が「0,0」を生成する。
一方、第3光学センサ69は、例えば、針金等の不正具の場合、不正具を検出すると「ON」の状態になり、そのまま「ON」の状態を維持する。このため、中継基板200には、第3光学センサ69が「ON」の状態を維持している情報が伝送される。
これにより、第3光学センサ69のON/OFF状態を受けて、「ON」の状態が所定時間内であれば、メダルの通過であると判定し、所定時間を超えた場合には、不正具が投入されていると判定している。そして、不正具が投入されていると判定した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不正行為に対し、迅速に対応することができる。
(遊技機全体のブロック図)
次に、図11に示す遊技機1の全体のブロック図を用いて、遊技の進行を制御する制御手段について説明する。図11は、遊技機1全体のブロック図の一例を示す図である。
遊技機1は、遊技機1の主たる動作を制御するメイン制御基板300に対して、リール制御基板100、中継基板200、サブ制御基板400、電源基板500が接続されている。
(メイン制御基板300)
メイン制御基板300には、メインCPU301、メインROM302、メインRAM303、乱数発生器304、I/F(インタフェース)回路305が接続されている。
(メインCPU301)
メインCPU301は、メインROM302に記憶されているプログラムを読み込み、遊技の進行に合わせて所定の演算処理を行うことにより、リール制御基板100、中継基板200、サブ制御基板400、電源基板500に対して所定の信号を送信する。
(メインROM302)
メインROM302は、メインCPU301により実行される制御プログラム、当選エリア決定テーブル等のデータテーブル、サブ制御基板400に対するコマンドを送信するためのデータ等を記憶している。
(メインRAM303)
メインRAM303は、メインCPU301によるプログラムの実行により決定された各種データを格納する格納領域が設けられている。また、メインRAM303は、メインCPU301による演算結果等を一時的に記憶する役割を担っている。
(乱数発生器304)
乱数発生器304は、当選エリア等を決定するための乱数を生成するために設けられている。ここで、本実施形態において、乱数発生器304は、「0」〜「65535」の範囲で乱数値を生成する。
(IF回路305)
I/F(インタフェース)回路305は、メイン制御基板300と、リール制御基板100、中継基板200、サブ制御基板400、電源装置基板500間でのコマンドの送受信を行うための回路である。
(中継基板200)
中継基板200には、1−BETスイッチ7sw、MAX−BETスイッチ8sw、精算スイッチ9sw、スタートスイッチ10sw、左停止スイッチ11sw、中停止スイッチ12sw、右停止スイッチ13sw、メダルセンサ16s、スタートランプ23、BETランプ24、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26、払出枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、再遊技表示ランプ29、設定表示部36、設定変更スイッチ37swが接続されている。
(1−BETスイッチ7sw)
1−BETスイッチ7swは、遊技者による1−BETボタン7の操作を検出するためのスイッチである。また、1−BETスイッチ7swにより、遊技者による1−BETボタン7の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、遊技者が貯留しているメダルから1枚のメダルを使用する制御を行う。
(MAX−BETスイッチ8sw)
MAX−BETスイッチ8swは、遊技者によるMAX−BETボタン8の操作を検出するためのスイッチである。また、MAX−BETスイッチ8swにより、MAX−BETボタン8の遊技者による操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、遊技者が貯留しているメダルから3枚のメダルを使用する制御を行う。
(精算スイッチ9sw)
精算スイッチ9swは、遊技者による精算ボタン9の操作を検出するためのスイッチである。また、精算スイッチ9swにより、遊技者による精算ボタン9の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、電源基板500のホッパー520に対して、貯留しているメダルの返却を行う旨の信号を出力し、ホッパー520により、貯留しているメダルの返却が行われる。
(スタートスイッチ10sw)
スタートスイッチ10swは、遊技者によるスタートレバー10の操作を検出するためのスイッチである。また、スタートスイッチ10swにより、遊技者によるスタートレバー10の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、左リール17a、中リール17b、右リール17cの回転を開始する制御等を行う。
(左停止スイッチ11sw)
左停止スイッチ11swは、遊技者による左停止ボタン11の操作を検出するためのスイッチである。また、左停止スイッチ11swにより、遊技者による左停止ボタン11の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、回転中の左リール17aの停止制御が行われる。
(中停止スイッチ12sw)
中停止スイッチ12swは、遊技者による中停止ボタン12の操作を検出するためのスイッチである。また、中停止スイッチ12swにより、遊技者による中停止ボタン12の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、回転中の、中リール17bの停止制御が行われる。
(右停止スイッチ13sw)
右停止スイッチ13swは、遊技者による右停止ボタン13の操作を検出するためのスイッチである。また、右停止スイッチ13swにより、遊技者による右停止ボタン13の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、回転中の右リール17cの停止制御が行われる。
なお、本実施形態において、左停止スイッチ11sw、中停止スイッチ12sw、右停止スイッチ13swは、これら左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13の操作のON/OFFが検出可能に設けられている。
従って、遊技者により左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13の操作がされたとき(ONエッジ)、及び遊技者が左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13の操作した後、遊技者の指が左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13から離れたとき(OFFエッジ)を検出可能に設けられている。
(メダルセンサ16s)
メダルセンサ16sは、メダル投入口6に投入されたメダルがセレクター16内を通過したことを検出するためのセンサである。また、メダルセンサ16sにより、正常なメダルの通過が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、メダル投入時の制御を行う。
なお、本実施形態において、メダルセンサ16sは、上述したように、第1物理センサ64、第1光学センサ65、第2光学センサ66、第2物理センサ67及び第3光学センサ69により構成されている。
(設定変更スイッチ37sw)
設定変更スイッチ37swは、設定変更ボタン37が操作されたことを検出するためのスイッチである。また、設定変更スイッチ37swにより、設定変更ボタン37の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、設定表示部36に設定値を切替表示する制御を行う。
(電源基板500、電源装置510)
電源基板500には、電源装置510、ホッパー520、補助貯留部満タンセンサ530sが接続されている。この電源装置510には、電源スイッチ511sw、リセットスイッチ512swが設けられており、これらのスイッチは電源装置510を介して電源基板500に接続されている。
(電源スイッチ511sw)
電源スイッチ511swは、遊技店の店員等により電源ボタン511が操作されたことを検出するためのスイッチである。また、電源スイッチ511swにより、遊技店の店員等による操作が検出された場合に、電源基板500は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して、所定の信号を送信する。また、電源スイッチ511swが遊技店の店員等による操作が検出されたことに基づいて、遊技機1全体に電圧を供給する。
(リセットスイッチ512sw)
リセットスイッチ512swは、遊技店の店員等によりリセットボタン512が操作されたことを検出するためのスイッチである。また、リセットスイッチ512swにより、遊技店の店員等による操作が検出された場合に、電源基板500は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して、所定の信号を送信する。これにより、エラー信号等の出力を停止させ、エラー状態から復旧させることができる。
(補助貯留部満タンセンサ530s)
補助貯留部満タンセンサ530sは、補助貯留部530に貯留されたメダルが所定数を超えたことを検出するためのセンサである。また、補助貯留部満タンセンサ530sにより補助貯留部530に貯留されたメダルが所定数を超えたと検出された場合に、電源基板500は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して、補助貯留部530に貯留されたメダルが所定数を超えた旨の信号を出力する。
そして、メイン制御基板300が補助貯留部530に貯留されたメダルが所定数を超えた旨の信号を入力した場合には、所定のエラーを表示する制御を行う。また、当該エラー表示がされている場合、遊技者が遊技店の店員を呼び出し、遊技店の店員がメダルを回収した後に、リセットボタン512を操作することで、エラー状態が解除され、遊技が可能な状態に復帰する。
(リール制御基板100)
リール制御基板100には、左ステッピングモータ101、中ステッピングモータ102、右ステッピングモータ103、左リールセンサ111s、中リールセンサ112s、右リールセンサ113sが接続されている。
(ステッピングモータ)
左ステッピングモータ101、中ステッピングモータ102、右ステッピングモータ103は、左リール17a、中リール17b、右リール17cを回転駆動するために設けられる。
また、左ステッピングモータ101、中ステッピングモータ102、右ステッピングモータ103は、運動量がパルスの出力数に比例し、回転軸を指定された角度で停止させることが可能な構成を備えている。
そして、左ステッピングモータ101、中ステッピングモータ102、右ステッピングモータ103の駆動力は、所定の減速比をもったギアを介して左リール17a,中リール17b,右リール17cに伝達される。
これにより、左ステッピングモータ101、中ステッピングモータ102、右ステッピングモータ103に対して1回のパルスが出力されるごとに、左リール17a,中リール17b,右リール17cが一定の角度で回転する。
なお、メインCPU301は、リールインデックスを検出してから、左ステッピングモータ101、中ステッピングモータ102、右ステッピングモータ103に対してパルスを出力した回数をカウントすることによって、左リール17a,中リール17b,右リール17cの回転角度を管理する。
(左リールセンサ111s)
左リールセンサ111sは、発光部と受光部とを有する光センサにより、左リール17aが一回転したことを示すリールインデックスを検出するためのセンサである。
(中リールセンサ112s)
中リールセンサ112sは、発光部と受光部とを有する光センサにより、中リール17bが一回転したことを示すリールインデックスを検出するためのセンサである。
(右リールセンサ113s)
右リールセンサ113sは、発光部と受光部とを有する光センサにより、右リール17cが一回転したことを示すリールインデックスを検出するためのセンサである。
(サブ制御基板400)
サブ制御基板400は、主として演出を制御するための基板である。また、サブ制御基板400には、演出制御基板410、画像制御基板420、サウンド制御基板430、サイドランプ5、演出ボタン検出スイッチ18sw、十字キー検出スイッチ19sw、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、及びスタートレバー演出用ランプ42が接続されている。
(演出ボタン検出スイッチ18sw)
演出ボタン検出スイッチ18swは、遊技者による演出ボタン18の操作を検出するためのスイッチである。また、演出ボタン検出スイッチ18swにより、遊技者による演出ボタン18の操作が検出された場合に、サブ制御基板400は、遊技者による演出ボタン18の操作に基づいた制御を行う。
(十字キー検出スイッチ19sw)
十字キー検出スイッチ19swは、遊技者による十字キー19の操作を検出するためのスイッチである。また、十字キー検出スイッチ19swにより、遊技者による十字キー19の操作が検出された場合に、サブ制御基板400は、遊技者による十字キー19の操作に基づいた制御を行う。
(スタートレバー演出用ランプ42)
スタートレバー演出用ランプ42は、高輝度発光ダイオードからなり、所定の条件が充足されたことに基づいて、遊技者に対して視覚に訴える演出を行うために設けられている。ここで、後述の内部抽選処理において、所定の当選エリアが当選された場合等の所定の条件が充足されたことに基づいて、サブ制御基板400は、スタートレバー演出用ランプ42の点灯・点滅制御を行う。
(演出制御基板410)
演出制御基板410は、主として演出時に左サイドランプ5a、右サイドランプ5b、演出ボタン検出スイッチ18sw、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30及びスタートレバー演出用ランプ42の制御を行うための基板である。また、演出制御基板410は、I/F(インタフェース)回路411、サブCPU412、乱数発生器413、サブROM414、サブRAM415が接続されている。
(I/F回路411)
I/F(インタフェース)回路411は、メイン制御基板300のI/F回路305からの信号等を受信するために設けられている。
(サブCPU412)
サブCPU412は、サブROM414に記憶されている演出用のプログラムを読み込み、メイン制御基板300からのコマンドや、演出ボタン検出スイッチ18swや、十字キー検出スイッチ19swの入力信号に基づいて所定の演算を行い、当該演算の結果を画像制御基板420やサウンド制御基板430に供給するために設けられている。
(乱数発生器413)
乱数発生器413は、液晶表示装置41や、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b、左上方スピーカ35a、右上方スピーカ35b等により行われる演出等を決定する際に用いられる乱数を発生させるために設けられている。また、乱数発生器413は、ART状態への移行抽選や、ART状態におけるゲーム数の上乗せゲーム数を決定するための乱数を発生させるために設けられている。
(サブROM414)
サブROM414は、演出を実行するためのプログラム、演出テーブル、ART抽選テーブル等を記憶するために設けられている。また、サブROM414は、主に、プログラム記憶領域とテーブル記憶領域によって構成される。
(サブRAM415)
サブRAM415は、サブCPU412の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。具体的には、メイン制御基板300から送信された当選エリア等の各種データを格納する格納領域や、決定された演出内容及び演出データを格納する格納領域が設けられている。また、サブRAM415には、ART状態を格納するART状態格納領域や、ARTゲーム数を格納するARTゲーム数格納領域が設けられている。
(画像制御基板420)
画像制御基板420は、主として演出を行う時に、液晶表示装置41の表示を制御するために設けられている。また、画像制御基板420には、画像制御部(VDP)421、液晶制御CPU422a、液晶制御ROM422b、液晶制御RAM422c、フレームカウンタ422d、CGROM423、水晶発振器424、VRAM425及びRTC装置426が接続されている。
(画像制御部(VDP)421)
画像制御部(VDP(Video Display Processor))421は、いわゆる画像プロセッサであり、液晶制御CPU422aからの指示に基づいて、第1フレームバッファ領域と第2フレームバッファ領域のフレームバッファ領域のうち「表示用フレームバッファ領域」から画像データを読み出す制御を行う。
そして、画像制御部421は、読み出した画像データに基づいて、映像信号(例えば、LVDS信号やRGB信号)を生成して、汎用基板38に出力することにより、液晶表示装置41に画像を表示する制御が行われる。
なお、画像制御部(VDP)421は、図示しない制御レジスタ、CGバス I/F、CPU I/F、クロック生成回路、伸長回路、描画回路、表示回路、メモリコントローラ等を備えており、これらはバスによって接続されている。
(液晶制御CPU422a)
液晶制御CPU422aは、演出制御基板410から受信したコマンドに基づいてディスプレイリストを作成し、このディスプレイリストを画像制御部(VDP)421に対して送信するために設けられている。また、液晶制御CPU422aは、CGROM423に記憶されている画像データを液晶表示装置41に表示させる制御を行う。
(液晶制御ROM422b)
液晶制御ROM422bは、マスクROM等で構成されており、液晶制御CPU422aの制御処理のプログラム、ディスプレイリストを生成するためのディスプレイリスト生成プログラム、演出パターンのアニメーションを表示するためのアニメパターン、アニメシーン情報等が記憶されている。
ここでいうアニメパターンは、演出パターンのアニメーションを表示するにあたり参照され、演出パターンに含まれるアニメシーン情報の組み合わせや各アニメシーン情報の表示順序等を記憶している。
また、アニメシーン情報には、ウェイトフレーム(表示時間)、対象データ(スプライトの識別番号、転送元アドレス等)、パラメータ(スプライトの表示位置、転送先アドレス等)、描画方法、演出画像を表示する表示装置を指定した情報等などの情報を記憶している。
(液晶制御RAM422c)
液晶制御RAM422cは、液晶制御CPU422aに内蔵されている。また、液晶制御RAM422cは、液晶制御CPU422aの演算処理時におけるデータのワークエリアとしても機能し、液晶制御ROM422bから読み出されたデータを一時的に記憶するために設けられている。なお、液晶制御RAM422cに記憶する情報として、所定時間を計時することによって行われる特定演出を実行するために用いられる「演出時間情報」等がある。
(フレームカウンタ422d)
フレームカウンタ422dは、電源基板500からの電力供給を受けてフレームカウンタ値を計数するために設けられている。また、フレームカウンタ422dは、電源基板500からの電力の供給が停止されると、フレームカウンタ値の計数を停止する。そして、フレームカウンタ422dは、電源基板500による電力の供給が再開されると、レジスタに登録しているフレームカウンタ値を初期化して計数を再開する。
(CGROM423)
CGROM(Character Generator Read Only Memory)423は、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、マスクROM等から構成されている。
また、CGROM423は、所定範囲の画素(例えば、32ピクセル×32ピクセル)における画素情報の集まりからなる画像データ(例えば、スプライト、ムービー)等を圧縮して記憶している。そして、この画素情報は、それぞれの画素毎に色番号を指定する色番号情報と、画像の透明度を示すα値とから構成されている。
また、CGROM423は、画像制御部(VDP)421によって画像データ単位で読み出しが行われ、フレームの画像データ単位で画像処理が行われる。さらに、CGROM423には、色番号を指定する色番号情報と実際に色を表示するための表示色情報とが対応づけられたパレットデータを圧縮せずに記憶している。
なお、本実施形態において、CGROM423は、色番号を指定する色番号情報と実際に色を表示するための表示色情報とが対応づけられたパレットデータを圧縮せずに記憶しているが、これに限らず、一部のみ圧縮している構成でもよい。また、ムービーの圧縮方式としては、MPEG4等の種々の圧縮方式を用いることができる。
(水晶発振器424)
水晶発振器424は、「1/60秒(約16.6ms)」ごとにパルス信号(Vブランク割込信号)を画像制御部(VDP)421に出力するために設けられている。また、画像制御部(VDP)421が、このパルス信号を分周することで制御を行うためのシステムクロック、液晶表示装置41と同期を図るための同期信号等を生成する。そして、Vブランク割込信号を検知した画像制御部(VDP)421が所定のタイミングにおいて液晶制御CPU422aに対してそのVブランク割込信号に基づく演出処理タイミング通知信号を出力する。
(VRAM425)
VRAM425は、SRAM(Static Random Access Memory)により構成されている。ここで、SRAMとは、読み込み、書き込みが可能なメモリであって、一時的にデータを保持するための揮発性メモリの一種である。
そして、VRAM425をSRAMで構成することにより、画像データの書込や読出を高速で処理することができる。また、VRAM425は、任意領域、複数のディスプレイリスト領域、複数のフレームバッファ領域からなるメモリマップによって構成されている。
(RTC装置426)
RTC装置426は、フレームカウンタ422dにより計数される計数値とは異なる計数間隔で所定のカウンタ値を計数するために設けられている。また、RTC装置426は、画像制御基板420の液晶制御CPU422aに対してバスを介して接続されている。また、RTC装置426は、現在の日付や時刻を取得するために設けられている。
(汎用基板38)
汎用基板38は、画像制御基板420と、液晶表示装置41との間に設けられており、画像データを表示させる際に所定の画像形式に変換して出力するブリッジ機能を有している。また、汎用基板38は、画像データを表示する液晶表示装置41の性能に対応する画像形式に変換するブリッジ機能を有している。例えば、SXGA(1280ドット×1080ドット)の19インチの液晶表示装置41を接続したときと、XGA(1024ドット×768ドット)の17インチの液晶表示装置41を接続したときとの解像度の違い等を吸収する。
(サウンド制御基板430)
サウンド制御基板430は、主として演出を行う時に、スピーカ34,35の音声の出力を制御するための基板である。また、サウンド制御基板430は、音源IC431、音源ROM432、オーディオRAM433、アンプ434が接続されている。
(音源IC431)
音源IC431は、音源ROM432から音声に関するプログラムやデータを読み込み、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b、左上方スピーカ35a、右上方スピーカ35bを駆動するための音声信号を生成するために設けられている。
(音源ROM432)
音源ROM432は、演出を実行するためのプログラムやデータを記憶するために設けられている。具体的には、音声に関するプログラムやデータ等を記憶している。
(オーディオRAM433)
オーディオRAM433は、演出に対応するサウンドデータに基づいてBGM等のサウンドを生成するために設けられている。
(アンプ434)
アンプ434は、音源IC431からの音声信号を増幅して左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b、左上方スピーカ35a、右上方スピーカ35bに出力するために設けられている。
(メイン制御基板300によるプログラム開始処理)
次に、図12に基づいて、メイン制御基板300により行われるプログラム開始処理についての説明を行う。なお、プログラム開始処理は、電源スイッチ511swがONとなったことに基づいて行われる処理である。
(ステップS1)
ステップS1において、メインCPU301は、初期設定処理を行う。具体的には、遊技機1の内部レジスタを設定するためのテーブルの番地を設定し、当該テーブルに基づいて、レジスタの番地をセットする処理を行う。そして、ステップS1の処理が終了すると、ステップS2に処理を移行する。
(ステップS2)
ステップS2において、メインCPU301は、RAMチェックサム算出処理を行う。具体的には、メインRAM303のチェックサムを算出し、この算出が終了した場合には、メインRAM303のチェックサムをセットする処理を行う。ここで、チェックサム(CheckSum)とは、誤りを検出するための符号の一種である。そして、ステップS2の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
(ステップS3)
ステップS3において、メインCPU301は、設定変更スイッチがONであるか否かを判定する処理を行う。本実施形態においては、図示しない設定変更用の鍵が設定変更用鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されることにより、設定変更スイッチがONとなる。
このため、この処理において、メインCPU301は、図示しない設定変更用の鍵が設定変更用鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されているか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更スイッチがONであると判定された場合には(ステップS3=Yes)、ステップS4に処理を移行し、設定変更スイッチがOFFであると判定された場合には(ステップS3=No)、ステップS6に処理を移行する。
(ステップS4)
ステップS4において、メインCPU301は、ドア開閉スイッチがONであるか否かを判定する。本実施形態においては、鍵穴4に専用の鍵が挿入されて所定角度回動され、かつ、前面扉3が所定角度以上開放されることにより、ドア開閉スイッチがONとなる。
このため、この処理において、メインCPU301は、鍵穴4に専用の鍵が挿入されて所定角度回動され、かつ、前面扉3が所定角度以上開放されているか否かを判定する処理を行う。そして、ドア開閉スイッチがONであると判定された場合には(ステップS4=Yes)、ステップS7に処理を移行し、ドア開閉スイッチがOFFであると判定された場合には(ステップS4=No)、ステップS5に処理を移行する。
(ステップS5)
ステップS5において、メインCPU301は、設定変更装置作動異常フラグをセットする。具体的には、設定変更スイッチがONであって(ステップS3=Yes)、ドア開閉スイッチがOFFである場合(ステップS4=No)、前面扉3が所定角度以上開放していないにもかかわらず、設定変更用の鍵が挿入された状態で所定角度回動されていることとなる。
このため、この処理において、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている設定変更装置作動異常フラグ格納領域に設定変更装置作動異常フラグをセットする。そして、ステップS5の処理が終了すると、ステップS6に処理を移行する。
(ステップS6)
ステップS6において、メインCPU301は、電断復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技機1に対して電源の供給が遮断された後、電源の供給が開始された場合に、退避されたレジスタの値や、保存されたスタックポインタの値を復帰させる処理等を行う。また、電断復帰処理においては、メインRAM303の初期化処理が行われる。そして、ステップS6の処理が終了すると、図13のメインループ処理に移行する。
(ステップS7)
ステップS7において、メインCPU301は、設定変更装置作動開始コマンドをセットする処理を行う。具体的には、設定変更スイッチがONであって(ステップS3=Yes)、ドア開閉スイッチがONである場合(ステップS4=Yes)に、メインCPU301は、設定変更装置作動開始コマンドをサブ制御基板400に対して送信するために、当該設定変更装置作動開始コマンドを、メインRAM303の演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。ここで、設定変更装置作動開始コマンドとは、遊技機1の設定変更を開始する旨の情報を有するコマンドである。そして、ステップS7の処理が終了すると、ステップS8に処理を移行する。
(ステップS8)
ステップS8において、メインCPU301は、設定値変更処理を行う。具体的には、メインCPU301は、現在の設定値を取得し、設定値の範囲が正常であるか否かを判定する。
ここで、当該判定結果が正常である場合には、貯留枚数表示器25や、設定表示部36に現在の設定値を表示する処理を行う。一方、上述の判定結果が正常でない場合には、設定値の初期設定値をメインRAM303に設けられている設定値格納領域にセットした後に、貯留枚数表示器25や、設定表示部36に設定値の初期値を表示する処理を行う。
そして、メインCPU301は、設定変更スイッチ37swにより設定変更ボタン37の操作が検出されたことに基づいて、設定値の切替表示処理を行うとともに、スタートスイッチ10swによりスタートレバー10の操作が検出されたことに基づいて、設定値の確定処理を行い、所定角度回動されている設定変更用の鍵が抜差可能な角度まで回動されたことが検出されたことに基づいて、設定値をメインRAM303の設定値格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS8の処理が終了すると、ステップS9に処理を移行する。
(ステップS9)
ステップS9において、メインCPU301は、貯留枚数表示・獲得枚数表示LED点灯処理を行う。具体的には、メインCPU301は、I/F回路305を介して中継基板200に接続されている貯留枚数表示器25や、払出枚数表示器27に対して貯留枚数や払出枚数を表示させる指令を行う。そして、ステップS9の処理が終了すると、ステップS10に処理を移行する。
(ステップS10)
ステップS10において、メインCPU301は、設定変更装置作動終了コマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、設定変更装置作動終了コマンドをサブ制御基板400に対して送信するために、当該設定変更装置作動終了コマンドを、メインRAM303の演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。ここで、設定変更装置作動終了コマンドとは、設定値が変更された旨や、変更後の設定値に係る情報を有するコマンドである。そして、ステップS10の処理が終了すると、図13のメインループ処理に移行する。
(メインループ処理)
次に、図13に基づいて、メインループ処理についての説明を行う。
(ステップS101)
ステップS101において、メインCPU301は、初期化処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタックポインタをセットしたり、メインRAM303の初期化処理を行ったりする処理を行う。そして、ステップS101の処理が終了すると、ステップS102に処理を移行する。
(ステップS102)
ステップS102において、メインCPU301は、遊技開始管理処理を行う。具体的には、払出枚数をクリアする処理や、現在の遊技状態をセットする処理を行う。そして、ステップS102の処理が終了すると、ステップS103に処理を移行する。
(ステップS103)
ステップS103において、メインCPU301は、オーバーフロー表示処理を行う。具体的には、補助貯留部満タンセンサ530sにより、補助貯留部530に貯留されているメダルが満タンであることが検出されたことに基づいて、メインCPU301は、中継基板200を介して、払出枚数表示器27により所定のエラー表示を行う処理を行う。そして、ステップS103の処理が終了すると、ステップS104に処理を移行する。
なお、本実施形態において、所定のエラー表示は、払出枚数表示器27に行うこととしているが、これに限らず、他の表示機やランプを用いて表示してもよい。例えば、払出枚数表示器27と液晶表示装置41等、複数の装置により、報知を行ってもよい。
(ステップS104)
ステップS104において、メインCPU301は、メダル受付開始処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、再遊技が作動していない場合に、メダルの受付を許可する処理等を行う。そして、ステップS104の処理が終了すると、ステップS105に処理を移行する。なお、このメダル受付開始処理では、メダルの投入によるメダル投入枚数カウンタの加算処理や再遊技時のメダル自動投入コマンドのセット等が行われる。
(ステップS105)
ステップS105において、メインCPU301は、設定値確認処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS10の処理によりメインRAM303に設けられている設定値格納領域に格納された設定値を読み出す処理を行う。そして、ステップS105の処理が終了すると、ステップS106に処理を移行する。
(ステップS106)
ステップS106において、メインCPU301は、メダル管理処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、メダル投入チェック処理等を行う。そして、ステップS106の処理が終了すると、ステップS107に処理を移行する。なお、このメダル管理処理では、メダル投入口6に適正なメダルが投入されたか否かのメダル投入チェック処理や、メダルを精算するメダル精算時処理等が行われる。
(ステップS107)
ステップS107において、メインCPU301は、投入・払出センサチェック処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、セレクター16に設けられた第1物理センサ64、第1光学センサ65、第2光学センサ66及び第2物理センサ67や、ホッパー520に設けられた第3光学センサ69の異常を検出した場合に、検出した異常を表示する処理等を行う。そして、ステップS107の処理が終了すると、ステップS108に処理を移行する。
具体的には、この投入・払出センサチェック処理では、第1物理センサ64、第1光学センサ65、第2光学センサ66及び第2物理センサ67が異常を検出したか否か、第3光学センサ69が異常を検出したか否か等を判定する処理が行われる。なお、この投入・払出センサチェック処理については、図14乃至図16を用いて後述する。
(ステップS108)
ステップS108において、メインCPU301は、スタートレバーチェック処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、スタートスイッチ10swがONであるか否かを判定する処理等を行う。そして、ステップS108の処理が終了すると、ステップS109に処理を移行する。なお、このスタートレバーチェック処理では、スタートレバー10の操作が受け付け可能であるか否かを判定する処理が行われ、受け付け可能であると判定された場合には、スタートレバー10への操作の受け付けが許可される。
(ステップS109)
ステップS109において、メインCPU301は、内部抽選処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、抽選により当選エリアを決定する処理等を行う。そして、ステップS109の処理が終了すると、ステップS110に処理を移行する。なお、この内部抽選処理では、さらに、現在の遊技状態や現在の遊技状態における抽選回数、RT種別等の情報も取得される。
(ステップS110)
ステップS110において、メインCPU301は、図柄コード設定処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、ステップS109により決定された当選エリアに基づいて、回胴演出を実行するか否かを抽選する処理等を行う。そして、ステップS110の処理が終了すると、ステップS111に処理を移行する。
(ステップS111)
ステップS111において、メインCPU301は、リール回転開始準備処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、遊技時間をセットする処理等を行う。そして、ステップS111の処理が終了すると、ステップS112に処理を移行する。なお、このリール回転開始準備処理では、前回の遊技において設定されたタイマカウンタの値が「0」になったか否かが判定される。ここでいうタイマカウンタの値には遊技時間(約4.1秒)がセットされる。また、リール回転開始準備処理では、リール17の回転が定速になるまでの待ち時間もセットされる。
(ステップS112)
ステップS112において、メインCPU301は、リール停止前処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、回転中のリール17に対する引込予想処理等を行う。そして、ステップS112の処理が終了すると、ステップS113に処理を移行する。なお、引込予想処理では、まず仮想停止位置の初期値をセットし、引込優先順位を取得する処理を行い、停止位置が「00」でなければ停止位置の補正を行い、引込優先順位を保存する処理が行われる。
(ステップS113)
ステップS113において、メインCPU301は、リール回転開始処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール制御基板100を介して、ステッピングモータ101,102,103を駆動することにより、リール17を定速回転させる処理を行う。そして、ステップS113の処理が終了すると、ステップS114に処理を移行する。
(ステップS114)
ステップS114において、メインCPU301は、操作可能状態フラグをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている操作可能状態フラグ格納領域の操作可能状態フラグをONにする処理を行う。ここで、操作可能状態フラグ格納領域は、左停止ボタン11(中停止ボタン12,右停止ボタン13)それぞれに対応して設けられている。また、操作可能状態フラグは、左停止ボタン11(中停止ボタン12,右停止ボタン13)が停止操作可能か否かを判定するために用いられる。例えば、左停止ボタン11(中停止ボタン12,右停止ボタン13)それぞれに対応する操作可能状態フラグが全てONである場合、メインCPU301は、全ての左停止ボタン11(中停止ボタン12,右停止ボタン13)が停止操作可能であると判定する。そして、ステップS114の処理が終了すると、ステップS115に処理を移行する。
(ステップS115)
ステップS115において、メインCPU301は、リール回転中処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、停止スイッチ11sw,12sw,13swが遊技者による左停止ボタン11(中停止ボタン12,右停止ボタン13)に対する停止操作を検出したことに基づいて、対応するリール17の回転を停止させる制御等を行う。そして、ステップS115の処理が終了すると、ステップS116に処理を移行する。
(ステップS116)
ステップS116において、メインCPU301は、停止要求があるか否かを判定する処理を行う。具体的には、ステップS115において、停止スイッチ11sw,12sw,13swが遊技者による左停止ボタン11(中停止ボタン12,右停止ボタン13)に対する停止操作を検出し、回転中のリール17を停止させたか否かを判定する。そして、停止要求がないと判定された場合には(ステップS116=No)、ステップS118に処理を移行し、停止要求があると判定された場合には(ステップS116=Yes)、ステップS117に処理を移行する。
(ステップS117)
ステップS117において、メインCPU301は、リール停止コマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301がサブ制御基板400に対して、リール停止コマンドを送信するために、当該リール停止コマンドをメインRAM303の演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。ここで、リール停止コマンドとは、停止したリール17の種別に係る情報や、停止スイッチ11sw,12sw,13swが遊技者による左停止ボタン11(中停止ボタン12,右停止ボタン13)に対する停止操作を検出した際の図柄位置に係る情報、当該図柄位置に対応する図柄コードに係る情報を有するコマンドである。そして、ステップS117の処理が終了すると、ステップS118に処理を移行する。
(ステップS118)
ステップS118において、メインCPU301は、全リールが停止済みであるか否かを判定する。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている操作可能状態フラグ格納領域の値に基づいて、リール17が全て停止しているか否かの判定する処理を行う。そして、全リールが停止済みでないと判定された場合には(ステップS118=No)、ステップS114に処理を移行し、全リールが停止済みとなるまで、同様の処理を繰り返し実行する。一方、全リールが停止済みであると判定された場合には(ステップS118=Yes)、ステップS119に処理を移行する。
(ステップS119)
ステップS119において、メインCPU301は、左停止ボタン11(中停止ボタン12,右停止ボタン13)が操作中であるか否かを判定する。具体的には、メインCPU301は、停止スイッチ11sw,12sw,13swのOFFエッジが検出されたか否かを判定する処理を行う。そして、左停止ボタン11(中停止ボタン12,右停止ボタン13)が操作中であると判定された場合には(ステップS119=Yes)、左停止ボタン11(中停止ボタン12,右停止ボタン13)が操作中で無くなるまで、ステップS119の処理を繰り返し実行する。一方、左停止ボタン11(中停止ボタン12,右停止ボタン13)が操作中でないと判定された場合には(ステップS119=No)、ステップS120に処理を移行する。
(ステップS120)
ステップS120において、メインCPU301は、表示判定処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、入賞した図柄の組み合わせに応じて払出枚数を算定する処理等を行う。そして、ステップS120の処理が終了すると、ステップS121に処理を移行する。
なお、この表示判定処理では、再遊技表示時における再遊技作動コマンドのセットや払出枚数の算出、表示判定の異常を判定する処理も行われる。
(ステップS121)
ステップS121において、メインCPU301は、投入・払出センサチェック処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、ステップS107と同様に、メダルセンサ16sや、ホッパー520に設けられた図示しない払出センサの異常を検出した場合に、検出した異常を表示する処理等を行う。そして、ステップS121の処理が終了すると、ステップS122に処理を移行する。
(ステップS122)
ステップS122において、メインCPU301は、払出処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、電源基板500を介してホッパー520を駆動することによりメダルの払出等の処理を行う。そして、ステップS122の処理が終了すると、ステップS123に処理を移行する。
なお、この払出処理では、メダル貯留枚数カウンタの値が「50」であるか否かも判定され、「50」未満である場合には、貯留枚数が加算され、加算途中で「50」を超えた場合には、この超えた分のメダルが払い出される。
(ステップS123)
ステップS123において、メインCPU301は、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせに基づいて、RT遊技状態を移行させる処理等を行う。そして、ステップS123の処理が終了すると、ステップS101に処理を移行し、以降の処理を繰り返し実行する。
(投入・払出センサチェック処理)
次に、図14に基づいて、投入・払出センサチェック処理について説明する。図14は、メイン制御基板300における投入・払出センサチェック処理を示す図であり、具体的には、メインループ処理におけるステップS107のサブルーチンを示す図である。
(ステップS107−1)
ステップS107−1において、メインCPU301は、第1物理センサチェック処理を行う。この第1物理センサチェック処理では、第1物理センサ64により投入物が検出された際に、この投入物がメダルであるか、メダル以外の異物であるかをチェックしている。なお、この第1物理センサチェック処理については、図15を用いて後述する。
(ステップS107−2)
ステップS107−2において、メインCPU301は、第1光学センサ・第2光学センサチェック処理を行う。この第1光学センサ・第2光学センサチェック処理では、第1光学センサ65及び第2光学センサ66を用いて、第1メダル誘導通路62でのメダルの詰まりをチェックしている。なお、この第1光学センサ・第2光学センサチェック処理については、図16を用いて後述する。
(ステップS107−3)
ステップS107−3において、メインCPU301は、第2物理センサチェック処理を行う。この第2物理センサチェック処理では、第2物理センサ67により、第1メダル誘導通路62をメダルが通過したか否かを確認している。なお、この第2物理センサチェック処理でも、第1物理センサチェック処理と同様に、第2物理センサ67により所定時間以上、投入物が検出されている場合には、エラーである旨を判定している。
(ステップS107−4)
ステップS107−4において、メインCPU301は、第3光学センサチェック処理を行う。この第3光学センサチェック処理では、第3光学センサ69により第2メダル誘導通路68をメダルが通過したか否かを確認している。なお、この第3光学センサチェック処理でも、第1物理センサチェック処理及び第2物理センサチェック処理と同様に、第3光学センサ69により所定時間以上、投入物が検出されている場合には、エラーである旨を判定している。
(第1物理センサチェック処理)
次に、図15を用いて、第1物理センサチェック処理について説明する。図15は、メイン制御基板300における第1物理センサチェック処理を示す図であり、具体的には、投入・払出センサチェック処理におけるステップS107−1のサブルーチンを示す図である。
(ステップS107−1−1)
ステップS107−1−1において、メインCPU301は、第1物理センサ信号を入力したか否かを判定する。すなわち、この処理において、メインCPU301は、第1物理センサ64により、メダル投入口6から投入された投入物が検出されているか否かを判定している。
この処理において、メインCPU301は、第1物理センサ信号を入力していると判定した場合、すなわち、第1物理センサ64により投入物が検出されている場合には、ステップS107−1−2に処理を移す。
一方、この処理において、メインCPU301は、第1物理センサ信号を入力していないと判定した場合、すなわち、第1物理センサ64により投入物が検出されていない場合には、ステップS107−1−8に処理を移す。
(ステップS107−1−2)
ステップS107−1−2において、メインCPU301は、第1物理センサフラグがOFFであるか否かを判定する。この処理において、メインCPU301は、第1物理センサフラグがOFFであると判定した場合には、ステップS107−1−3に処理を移す。一方、この処理において、メインCPU301は、第1物理センサフラグがOFFではない、すなわち、ONであると判定した場合には、ステップS107−1−5に処理を移す。
ここで、メインCPU301は、上記ステップS107−1−1において、第1物理センサ信号を入力していると判定し、この処理おいて、第1物理センサフラグがOFFであると判定した場合には、前回の第1物理センサチェック処理では、第1物理センサ信号を入力していないと判定され、今回の第1物理センサチェック処理で新たに第1物理センサ信号を入力していると判定している。
一方、メインCPU301は、上記ステップS107−1−1において、第1物理センサ信号を入力していると判定し、この処理おいて、第1物理センサフラグがONであると判定した場合には、前回の第1物理センサチェック処理でも、第1物理センサ信号を入力していると判定し、前回の第1物理センサチェック処理から継続して第1物理センサ信号を入力していると判定している。
(ステップS107−1−3)
ステップS107−1−3において、メインCPU301は、上記ステップS107−1−2で第1物理センサフラグがOFFであると判定した場合、第1物理センサフラグをONにする。
すなわち、この処理において、メインCPU301は、上記ステップS107−1−1及び上記ステップS107−1−2において、前回の第1物理センサチェック処理では、第1物理センサ信号を入力していないと判定され、今回の第1物理センサチェック処理で新たに第1物理センサ信号を入力していると判定した場合に、第1物理センサフラグをONにしている。
(ステップS107−1−4)
ステップS107−1−4において、メインCPU301は、タイマカウンタ値をセットする(T=0)。具体的には、この処理において、メインCPU301は、今回の第1物理センサチェック処理で新たに第1物理センサ信号を入力していると判定した場合に、タイマカウンタ値として「0」をセットする。
そして、メインCPU301は、後述するタイマ計測処理において、セットされたタイマカウンタ値から「1.49ms」毎に「1」を加算する処理が行われる。
(ステップS107−1−5)
ステップS107−1−5において、メインCPU301は、上述したように、上記ステップS107−1−4でセットされたタイマカウンタ値(T=0)が後述するタイマ計測処理により「1.49ms」毎に「1」を加算する処理が行われるが、このタイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)以上であるか否かを判定する。
この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)以上であると判定した場合には、ステップS107−1−6に処理を移す。一方、この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)未満であると判定した場合には、今回の第1物理センサチェック処理を終了する。
すなわち、この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)以上であると判定した場合には、第1物理センサ信号が入力されてから所定時間以上経過したと判定している。
一方、この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)未満であると判定した場合には、第1物理センサ信号が入力されてから所定時間以上経過していないと判定している。
(ステップS107−1−6)
ステップS107−1−6において、メインCPU301は、上記ステップS107−1−5でタイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)以上であると判定した場合、すなわち、第1物理センサ信号が入力されてから所定時間以上経過したと判定した場合には、第1エラー情報を生成する。
(ステップS107−1−7)
ステップS107−1−7において、メインCPU301は、上記ステップS107−1−6で生成された第1エラー情報を演出用伝送データ格納領域にセットする。
(ステップS107−1−8)
ステップS107−1−8において、メインCPU301は、第1物理センサフラグがONであるか否かを判定する。この処理において、メインCPU301は、第1物理センサフラグがONであると判定した場合、ステップS107−1−9に処理を移す。一方、この処理において、第1物理センサフラグがONではない、すなわち、OFFであると判定した場合には、今回の第1物理センサチェック処理を終了する。
ここで、メインCPU301は、上記ステップS107−1−1において、第1物理センサ信号を入力していないと判定し、この処理において、第1物理センサフラグがONであると判定した場合には、前回の第1物理センサチェック処理では、第1物理センサ信号を入力していると判定されたが、今回の第1物理センサチェック処理で第1物理センサ信号を入力していないため、投入物が第1物理センサ64を通過したと判定している。
(ステップS107−1−9)
ステップS107−1−9において、メインCPU301は、上記ステップS107−1−8で第1物理センサフラグがONであると判定した場合、第1物理センサフラグをOFFにする。
すなわち、この処理において、メインCPU301は、前回の第1物理センサチェック処理では、第1物理センサ信号を入力していると判定されたが、今回の第1物理センサチェック処理では、第1物理センサ信号を入力していないため、第1物理センサフラグをOFFにしている。
(ステップS107−1−10)
ステップS107−1−10において、メインCPU301は、上記ステップS107−1−8で今回の第1物理センサチェック処理では、第1物理センサ信号を入力していないと判定した場合には、タイマカウンタ値(T)をクリアする。
このように、本実施形態において、第1物理センサチェック処理では、第1物理センサ64により投入物が検出された際、この第1物理センサ64により検出されている時間が所定時間以上であれば、メダルではない、針金等の不正具であると判定しているため、不正具が投入されたことを把握することができる。その後、針金等の不正具の進入を把握した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不正行為に対し、迅速に対応することができる。
(第1光学センサ・第2光学センサチェック処理)
次に、図16に基づいて、第1光学センサ・第2光学センサチェック処理について説明する。図16は、メイン制御基板300における第1光学センサ・第2光学センサチェック処理を示す図であり、具体的には、投入・払出センサチェック処理におけるステップS107−2のサブルーチンを示す図である。
(ステップS107−2−1)
ステップS107−2−1において、メインCPU301は、第1光学センサ信号を入力したか否かを判定する。この処理において、メインCPU301は、第1光学センサ信号を入力したと判定した場合には、ステップS107−2−2に処理を移す。一方、この処理において、メインCPU301は、第1光学センサ信号を入力していないと判定した場合には、ステップS107−2−12に処理を移す。
(ステップS107−2−2)
ステップS107−2−2において、メインCPU301は、第1光学センサフラグがONであるか否かを判定する。この処理において、メインCPU301は、第1光学センサフラグがONであると判定した場合、ステップS107−2−5に処理を移す。一方、この処理において、メインCPU301は、第1光学センサフラグがONではない、すなわち、OFFであると判定した場合、ステップS107−2−3に処理を移す。
(ステップS107−2−3)
ステップS107−2−3において、メインCPU301は、上記ステップS107−2−2で第1光学センサフラグがOFFであると判定した場合、第1光学センサフラグをONにする。
ここで、メインCPU301は、上記ステップS107−2−1において、第1光学センサ信号を入力していると判定し、この処理において、第1光学センサフラグがOFFであると判定した場合には、前回の第1光学センサ・第2光学センサチェック処理では、第1光学センサ信号を入力していないと判定され、今回の第1光学センサ・第2光学センサチェック処理で新たに第1光学センサ信号を入力していると判定している。
一方、メインCPU301は、上記ステップS107−2−1において、第1光学センサ信号を入力していると判定し、この処理において、第1光学センサフラグがONであると判定した場合には、前回の第1光学センサ・第2光学センサチェック処理でも、第1光学センサ信号を入力していると判定し、前回の第1光学センサ・第2光学センサチェック処理から継続して第1光学センサ信号を入力していると判定している。
(ステップS107−2−4)
ステップS107−2−4において、メインCPU301は、タイマカウンタ値をセットする(T=0)。具体的には、この処理において、メインCPU301は、今回の第1光学センサ・第2光学センサチェック処理で新たに第1光学センサ信号を入力していると判定した場合に、タイマカウンタ値として「0」をセットする。
そして、メインCPU301は、後述するタイマ計測処理において、セットされたタイマカウンタ値から「1.49ms」毎に「1」を加算する処理が行われる。
(ステップS107−2−5)
ステップS107−2−5において、メインCPU301は、第2光学センサ信号を入力したか否かを判定する。この処理において、メインCPU301は、第2光学センサ信号を入力したと判定した場合には、ステップS107−2−9に処理を移す。一方、この処理において、メインCPU301は、第2光学センサ信号を入力していないと判定した場合には、ステップS107−2−6に処理を移す。
(ステップS107−2−6)
ステップS107−2−6において、メインCPU301は、上述したように、上記ステップS107−2−4でセットされたタイマカウンタ値(T=0)が後述するタイマ計測処理により「1.49ms」毎に「1」を加算する処理が行われるが、このタイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)未満であるか否かを判定する。
この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)未満であると判定した場合には、今回の第1光学センサ・第2光学センサチェック処理を終了する。
一方、この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)未満ではない、すなわち、所定の閾値(Tx)以上であると判定した場合には、ステップS107−2−7に処理を移す。
すなわち、この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)未満であると判定した場合には、第1光学センサ信号が入力されてから所定時間が経過していないと判定している。
一方、この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)以上であると判定した場合には、第1光学センサ信号が入力されてから所定時間が経過していると判定している。
(ステップS107−2−7)
ステップS107−2−7において、メインCPU301は、上記ステップS107−2−6でタイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)以上であると判定した場合、すなわち、第1光学センサ信号が入力されてから所定時間が経過したと判定した場合には、第2エラー情報を生成する。
すなわち、この処理において、メインCPU301は、上記ステップS107−2−1で第1光学センサ信号を入力したと判定し、上記ステップS107−2−5で第2光学センサ信号を入力していないと判定した場合(1,0)における、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)以上である際に第2エラー情報を生成している。
したがって、この処理において、メインCPU301は、第1光学センサ65の近傍でメダルが詰まっていることを把握することができる。その後、メダルの詰まりを把握した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不具合に対し、迅速に対応することができる。
(ステップS107−2−8)
ステップS107−2−8において、メインCPU301は、上記ステップS107−2−7で生成された第2エラー情報を演出用伝送データ格納領域にセットする。そして、今回の第1光学センサ・第2光学センサチェック処理を終了する。
(ステップS107−2−9)
ステップS107−2−9において、メインCPU301は、上述したように、上記ステップS107−2−4でセットされたタイマカウンタ値(T=0)が後述するタイマ計測処理により「1.49ms」毎に「1」を加算する処理が行われるが、このタイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)未満であるか否かを判定する。
この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)未満であると判定した場合には、今回の第1光学センサ・第2光学センサチェック処理を終了する。
一方、この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)未満ではない、すなわち、所定の閾値(Tx)以上であると判定した場合には、ステップS107−2−10に処理を移す。
すなわち、この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)未満であると判定した場合には、第1光学センサ信号が入力されてから所定時間が経過していないと判定している。
一方、この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)以上であると判定した場合には、第1光学センサ信号が入力されてから所定時間が経過していると判定している。
(ステップS107−2−10)
ステップS107−2−10において、メインCPU301は、上記ステップS107−2−9でタイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)以上であると判定した場合、すなわち、第1光学センサ信号が入力されてから所定時間が経過したと判定した場合には、第3エラー情報を生成する。
すなわち、この処理において、メインCPU301は、上記ステップS107−2−1で第1光学センサ信号を入力したと判定し、上記ステップS107−2−5で第2光学センサ信号を入力したと判定した場合(1,1)における、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)以上である際に第3エラー情報を生成している。
したがって、この処理において、メインCPU301は、第1光学センサ65及び第2光学センサ66の間でメダルが詰まっていることを把握することができる。その後、メダルの詰まりを把握した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不具合に対し、迅速に対応することができる。
(ステップS107−2−11)
ステップS107−2−11において、メインCPU301は、上記ステップS107−2−10で生成された第3エラー情報を演出用伝送データ格納領域にセットする。そして、今回の第1光学センサ・第2光学センサチェック処理を終了する。
(ステップS107−2−12)
ステップS107−2−12において、メインCPU301は、第2光学センサ信号を入力したか否かを判定する。この処理において、メインCPU301は、第2光学センサ信号を入力したと判定した場合には、ステップS1−7−2−13に処理を移す。一方、この処理において、メインCPU301は、第2光学センサ信号を入力していないと判定した場合には、ステップS107−2−19に処理を移す。
(ステップS107−2−13)
ステップS107−2−13において、メインCPU301は、第1光学センサフラグがOFFであるか否かを判定している。この処理において、メインCPU301は、第1光学センサフラグがOFFであると判定した場合には、ステップS107−2−17に処理を移す。一方、この処理において、メインCPU301は、第1光学センサフラグがOFFではない、すなわち、ONであると判定した場合には、ステップS107−2−14に処理を移す。
(ステップS107−2−14)
ステップS107−2−14において、メインCPU301は、上述したように、上記ステップS107−2−4でセットされたタイマカウンタ値(T=0)が後述するタイマ計測処理により「1.49ms」毎に「1」を加算する処理が行われるが、このタイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)未満であるか否かを判定する。
この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定に閾値(Tx)未満であると判定した場合には、今回の第1光学センサ・第2光学センサチェック処理を終了する。
一方、この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)未満ではない、すなわち、所定の閾値(Tx)以上であると判定した場合には、ステップS107−2−15に処理を移す。
すなわち、この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)未満であると判定した場合には、第1光学センサ信号が入力されてから所定時間が経過していないと判定している。
一方、この処理において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)以上であると判定した場合には、第1光学センサ信号が入力されてから所定時間が経過していると判定している。
(ステップS107−2−15)
ステップS107−2−15において、メインCPU301は、上記ステップS107−2−14でタイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)以上であると判定した場合、すなわち、第1光学センサ信号が入力されてから所定時間が経過したと判定した場合には、第4エラー情報を生成する。
すなわち、この処理において、メインCPU301は、上記ステップS107−2−1で第1光学センサ信号を入力していないと判定し、上記ステップS107−2−13で第1光学フラグがONであると判定した場合(0,1)における、タイマカウンタ値(T)が所定の閾値(Tx)以上である際に第4エラー情報を生成している。
したがって、この処理において、メインCPU301は、第2光学センサ66の近傍でメダルが詰まっていることを把握することができる。その後、メダルの詰まりを把握した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不具合に対し、迅速に対応することができる。
(ステップS107−2−16)
ステップS107−2−16において、メインCPU301は、上記ステップS107−2−15で生成された第4エラー情報を演出用伝送データ格納領域にセットする。そして、今回の第1光学センサ・第2光学センサチェック処理を終了する。
(ステップS107−2−17)
ステップS107−2−17において、メインCPU301は、上記ステップS107−2−12で第2光学センサ信号を入力していると判定し、上記ステップS107−2−13で第1光学センサフラグがOFFであると判定した場合、すなわち、第1光学センサ65よりも第2光学センサ66の方が先に検出された場合、第5エラー情報を生成する。
したがって、本実施形態では、メダル排出口63側から針金等の不正具が投入された場合、第1光学センサ65よりも第2光学センサ66の方が先に検出されるため、エラーである旨を把握することができる。その後、針金等の不正具の進入を把握した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不正行為に対し、迅速に対応することが可能になる。
(ステップS107−2−18)
ステップS107−2−18において、メインCPU301は、上記ステップS107−2−17で生成された第5エラー情報を演出用伝送データ格納領域にセットする。そして、今回の第1光学センサ・第2光学センサチェック処理を終了する。
(ステップS107−2−19)
ステップS107−2−19において、メインCPU301は、上記ステップS107−2−1で第1光学センサ信号を入力していないと判定し、上記ステップS107−2−12で第2光学センサ信号を入力していないと判定した場合には、第1光学センサフラグをOFFにする。
(ステップS107−2−20)
ステップS107−2−20において、メインCPU301は、タイマカウンタ値(T)をクリアする。
(割込処理)
次に、図17に基づいて、割込処理についての説明を行う。ここで、割込処理は、メインループ処理に対して、「1.49ms」毎に割り込んで行われる処理である。
(ステップS201)
ステップS201において、メインCPU301は、レジスタを退避する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の時点で使用しているレジスタの値を退避する処理を行う。そして、ステップS201の処理が終了すると、ステップS202に処理を移行する。
(ステップS202)
ステップS202において、メインCPU301は、入力ポート読込処理を行う。具体的には、メインCPU301は、I/F回路305を通じて、リール制御基板100,中継基板200、電源基板500からの信号を受信する処理を行う。そして、ステップS202の処理が終了すると、ステップS203に処理を移行する。
(ステップS203)
ステップS203において、メインCPU301は、タイマ計測処理を行う。具体的には、メインCPU301は、回胴演出時の回胴演出時間や、遊技時間等を計測するためのタイマカウンタの値から「1」を加算又は減算する処理を行う。そして、ステップS203の処理が終了すると、ステップS204に処理を移行する。
(ステップS204)
ステップS204において、メインCPU301は、リール番号をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、後述するステップS205のリール駆動制御処理において、駆動制御するリールの対象を設定するために、リール番号をセットする処理を行う。そして、ステップS204の処理が終了すると、ステップS205に処理を移行する。
(ステップS205)
ステップS205において、メインCPU301は、リール駆動制御処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール制御基板100を介して、ステップS204の処理によりセットされたリール番号に対応するリールの左ステッピングモータ101、中ステッピングモータ102、右ステッピングモータ103を駆動することにより、左リール17a、中リール17b、右リール17cの加速、定速、減速制御等を行う。
また、回胴演出実行時は、左リール17a、中リール17b、右リール17cの回転方向を逆回転方向に回転させる制御を行う。そして、ステップS205の処理が終了すると、ステップS206に処理を移行する。
(ステップS206)
ステップS206において、メインCPU301は、全リール終了したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、左リール17a、中リール17b、右リール17cの全てのリールに対して、ステップS205のリール駆動制御処理を行ったか否かを判定する処理を行う。
そして、全リール終了したと判定された場合には(ステップS206=Yes)、ステップS207に処理を移行し、全リール終了していないと判定された場合には(ステップS206=No)、ステップS204に処理を移行し、全リールに対してリール駆動制御処理を行うまで、同様の処理を繰り返し実行する。
(ステップS207)
ステップS207において、メインCPU301は、外部信号出力処理を行う。そして、ステップS207の処理が終了すると、ステップS208に処理を移行する。
(ステップS208)
ステップS208において、メインCPU301は、LED表示処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタートランプ23、BETランプ24a〜24c、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26、払出枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、及び再遊技表示ランプ29の発光制御を行う。そして、ステップS208の処理が終了すると、ステップS209に処理を移行する。
(ステップS209)
ステップS209において、メインCPU301は、制御コマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットされた各種コマンドをサブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS209の処理が終了すると、ステップS210に処理を移行する。
(ステップS210)
ステップS210において、メインCPU301は、レジスタの復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の処理において、退避したレジスタの値を復帰させる処理を行う。そして、ステップS210の処理が終了すると、割込処理を終了し、メインループ処理に復帰する。
(サブ制御基板におけるメイン処理)
次に、図18に基づいて、サブ制御基板におけるメイン処理についての説明を行う。なお、サブ制御基板におけるメイン処理は、電源スイッチ511swがONとなったことに基づいて行われる処理である。
(ステップS301)
ステップS301において、サブCPU412は、スケジュール取得処理を行う。当該処理において、サブCPU412は、例えば、図示しない特定日用特定演出スケジュールテーブル又は曜日用特定演出スケジュールテーブルに基づいて、スケジュールを取得する処理等を行う。
具体的には、サブCPU412は、RTC装置426により取得された日付情報をロードする処理を行う。また、この際に、日付情報に対応する曜日情報もロードする処理が行われる。
そして、サブCPU412は、ロードされた日付情報と特定日用特定演出スケジュールテーブルと基づいて、現在の日付が特定日に該当するか否かを判定する。特定日であると判定された場合には、特定日用特定演出スケジュールテーブルからロードされた日付情報に対応するスケジュールを取得する処理を行う。また、現在の日付が特定日でないと判定された場合には、曜日用特定演出スケジュールテーブルからロードされた曜日情報に対応するスケジュールを取得する処理を行う。そして、ステップS301の処理が終了すると、ステップS302に処理を移行する。
(ステップS302)
ステップS302において、サブCPU412は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU412は、サブRAM415のエラーチェックや、タスクシステムの初期化等の処理を行う。そして、ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に処理を移行する。
(ステップS303)
ステップS303において、サブCPU412は、主基板通信タスクを起動する処理を行う。具体的には、サブCPU412は、図19の処理を実行するために、主基板通信タスクを起動する処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
(ステップS304)
ステップS304において、サブCPU412は、サウンド制御タスクを起動する処理を行う。具体的には、サブCPU412は、図20の処理を実行するために、サウンド制御タスクを起動する処理を行う。そして、ステップS304の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
(ステップS305)
ステップS305において、サブCPU412は、ランプ制御タスクを起動する処理を行う。具体的には、サブCPU412は、図21の処理を実行するために、ランプ制御タスクを起動する処理を行う。そして、ステップS305の処理が終了すると、ステップS306に処理を移行する。
(ステップS306)
ステップS306において、サブCPU412は、画像制御タスクを起動する処理を行う。具体的には、サブCPU412は、図22の処理を実行するために、画像制御タスクを起動する処理を行う。
(主基板通信タスク)
次に、図19に基づいて、主基板通信タスクについての説明を行う。
(ステップS401)
ステップS401において、サブCPU412は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU412は、サブRAM415の所定の格納領域を初期化する処理を行う。そして、ステップS401の処理が終了すると、ステップS402に処理を移行する。
(ステップS402)
ステップS402において、サブCPU412は、受信コマンドチェック処理を行う。具体的には、サブCPU412は、I/F回路411がメイン制御基板300のI/F回路305から送信されたコマンドをチェックする処理を行う。そして、ステップS402の処理が終了すると、ステップS403に処理を移行する。
(ステップS403)
ステップS403において、サブCPU412は、異なるコマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU412は、ステップS402の処理を行った結果、メイン制御基板300のI/F回路305から送信されたコマンドが前回送信されたコマンドと異なるコマンドであるか否か判定する処理を行う。そして、異なるコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS403=Yes)、ステップS404に処理を移行し、異なるコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS403=No)、ステップS402に処理を移行する。
(ステップS404)
ステップS404において、サブCPU412は、遊技情報格納処理を行う。具体的には、サブCPU412は、サブ制御基板400がステップS402の処理によりチェックしたコマンドから遊技情報を作成し、サブRAM415に格納する処理を行う。当該処理により、I/F回路411がメイン制御基板300のI/F回路305から受信したコマンドのパラメータに含まれる情報がサブRAM415に格納されるので、サブ制御基板400においても、メイン制御基板300において管理されている情報を管理することができる。そして、ステップS404の処理が終了すると、ステップS405に処理を移行する。
(ステップS405)
ステップS405において、サブCPU412は、後で図23を用いて詳述するコマンド解析処理を行う。当該処理において、サブCPU412は、I/F回路411がメイン制御基板300のI/F回路305から受信したコマンドに対応する処理等を行う。そして、ステップS405の処理が終了すると、ステップS402に処理を移行する。
(サウンド制御タスク)
次に、図20に基づいて、サウンド制御タスクについての説明を行う。
(ステップS501)
ステップS501において、サブCPU412は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU412は、サウンドに関連するデータを初期化する処理を行う。そして、ステップS501の処理が終了すると、ステップS502に処理を移行する。
(ステップS502)
ステップS502において、サブCPU412は、ランプ制御タスク実行処理を行う。具体的には、サブCPU412は、図21のランプ制御タスクへジャンプする処理を行う。そして、ステップS502の処理が終了すると、ステップS503に処理を移行する。
(ステップS503)
ステップS503において、サブCPU412は、サウンドデータ解析処理を行う。具体的には、サブCPU412は、図22のステップS652の処理により、画像制御タスクからサウンド制御タスクの実行処理にジャンプした際に行われる処理であって、後述のステップS405−3のサウンドデータ決定処理により決定されたサウンドデータを解析する処理を行う。そして、ステップS503の処理が終了すると、ステップS504に処理を移行する。
(ステップS504)
ステップS504において、サブCPU412は、サウンド制御処理を行う。具体的には、サブCPU412は、ステップS503の処理の解析結果に基づいて、スピーカ34,35により出力される音声を制御する処理を行う。そして、ステップS504の処理が終了すると、ステップS502に処理を移行する。
(ランプ制御タスク)
次に、図21に基づいて、ランプ制御タスクについての説明を行う。
(ステップS601)
ステップS601において、サブCPU412は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU412は、ランプに関連するデータを初期化する処理を行う。そして、ステップS601の処理が終了すると、ステップS602に処理を移行する。
(ステップS602)
ステップS602において、サブCPU412は、画像制御タスク実行処理を行う。具体的には、サブCPU412は、図22の画像制御タスクへジャンプする処理を行う。そして、ステップS602の処理が終了すると、ステップS603に処理を移行する。
(ステップS603)
ステップS603において、サブCPU412は、ランプデータ解析処理を行う。具体的には、サブCPU412は、図20のステップS502の処理により、サウンド制御タスクからランプ制御タスクの実行処理にジャンプした際に行われる処理であって、後述のステップS405−2のランプデータ決定処理により決定されたランプデータを解析する処理を行う。そして、ステップS603の処理が終了すると、ステップS604に処理を移行する。
(ステップS604)
ステップS604において、サブCPU412は、ランプ制御処理を行う。具体的には、サブCPU412は、ステップS603の処理の解析結果に基づいて、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、スタートレバー演出用ランプ42のランプを発光制御する処理を行う。そして、ステップS604の処理が終了すると、ステップS602に処理を移行する。
(画像制御タスク)
次に、図22に基づいて、画像制御タスクについての説明を行う。
(ステップS651)
ステップS651において、サブCPU412は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU412は、画像に関連するデータを初期化する処理を行う。そして、ステップS651の処理が終了すると、ステップS652に処理を移行する。
(ステップS652)
ステップS652において、サブCPU412は、サウンド制御タスク実行処理を行う。具体的には、サブCPU412は、図20のサウンド制御タスクへジャンプする処理を行う。そして、ステップS652の処理が終了すると、ステップS653に処理を移行する。
(ステップS653)
ステップS653において、サブCPU412は、画像データ解析処理を行う。具体的には、サブCPU412は、図21のステップS602の処理により、ランプ制御タスクから画像制御タスクの実行処理にジャンプした際に行われる処理であって、後述のステップS405−4の画像データ決定処理により決定された画像データを解析する処理を行う。そして、ステップS653の処理が終了すると、ステップS654に処理を移行する。
(ステップS654)
ステップS604において、サブCPU412は、画像制御処理を行う。具体的には、サブCPU412は、ステップS653の処理の解析結果に基づいて、画像制御基板420に対して信号を出力する処理を行う。そして、ステップS654の処理が終了すると、ステップS652に処理を移行する。
(コマンド解析処理)
次に、図23に基づいて、コマンド解析処理についての説明を行う。なお、図23はコマンド解析処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS405−1)
ステップS405−1において、サブCPU412は、演出内容決定処理を行う。この処理において、サブCPU412は、演出内容を取得する処理等を行う。
また、この処理において、サブCPU412は、メインCPU301から送信された情報が、例えば、上記ステップS107−1−6で生成された第1エラー状態に係る情報、上記ステップS107−2−8で生成された第2エラー状態に係る情報、上記ステップS107−2−11で生成された第3エラー状態に係る情報、上記ステップS107−2−16で生成された第4エラー状態に係る情報、上記ステップS107−2−18で生成された第5エラー状態に係る情報である場合でも、エラー報知態様として、演出内容を取得している。そして、ステップS405−1の処理が終了すると、ステップS405−2に処理を移行する。
(ステップS405−2)
ステップS405−2において、サブCPU412は、ランプデータ決定処理を行う。具体的には、サブCPU412は、ステップS405−1の処理により決定された演出内容に対応するランプデータを決定する処理を行う。そして、ステップS405−2の処理が終了すると、ステップS405−3に処理を移行する。
(ステップS405−3)
ステップS405−3において、サブCPU412は、サウンドデータ決定処理を行う。具体的には、サブCPU412は、ステップS405−1の処理により決定された演出内容に対応するサウンドデータを決定する処理を行う。そして、ステップS405−3の処理が終了すると、ステップS405−4に処理を移行する。
(ステップS405−4)
ステップS405−4において、サブCPU412は、画像データ決定処理を行う。具体的には、サブCPU412は、ステップS405−1の処理により決定された演出内容に対応する画像データを決定する処理を行う。そして、ステップS405−4の処理が終了すると、コマンド解析処理を終了し、主基板通信タスクのステップS406に処理を移行する。
以上のように、本実施形態では、セレクター16に第1物理センサ64、第1光学センサ65、第2光学センサ66及び第2物理センサ67有し、ホッパーガイド部材522に第3光学センサ69を有し、これら第1物理センサ64、第1光学センサ65、第2光学センサ66、第2物理センサ67及び第3光学センサ69を用いて、メダル投入口6からホッパー520までの間で、投入された投入物がメダルであるか否かを把握することができる。その後、メダルでないと把握した場合には、左下方スピーカ34a、右下方スピーカ34b等を用いて音声により報知したり、左サイドランプ5a、右サイドランプ5b等を用いて光により報知し、不正行為に対し、迅速に対応することができる。
このように、本実施形態では、メダル投入口6からホッパー520までの間における複数の箇所で、メダルであるか否かを把握しているため、不正行為に対する強化を図ることが可能になる。
また、本実施形態では、ホッパーガイド部材522に第3光学センサ69を配設し、ホッパーガイド部材522に確実にメダルが案内されたか否かを把握することが可能になる。
なお、本実施形態では、遊技機1は、回胴式遊技機(スロットマシン)であり、この遊技機1が「遊技機」の一態様を構成するが、これに限定されず、例えば、弾球式遊技機(パチンコ遊技機)、新回胴式遊技機(パロット遊技機)が「遊技機」の一態様を構成しても良い。
なお、本実施形態では、メダル、コイン、遊技球等の遊技媒体、針金、クレジットを満タンにする装置(いわゆる、クレマン)等の不正具が「投入物」の一態様を構成する。
また、本実施形態では、メダル投入口6が「投入部」の一態様を構成し、セレクター16が「投入物選別部」の一態様を構成し、ホッパー520が「投入物貯留部」の一態様を構成し、ホッパーガイド部材522が「投入物案内部」の一態様を構成する。
また、本実施形態では、メダル受け入れ口61が「投入物受け入れ部」の一態様を構成し、第1メダル誘導通路62が「第1投入物誘導部」の一態様を構成し、メダル排出口63が「投入物排出部」の一態様を構成する。
また、本実施形態では、第1物理センサ64が「第1物理検出部」の一態様を構成し、第1光学センサ65が「第1光学検出部」の一態様を構成し、第2光学センサ66が「第2光学検出部」の一態様を構成し、第2物理センサ67が「第2物理検出部」の一態様を構成する。
また、本実施形態では、第2メダル誘導通路68が「第2投入物誘導部」の一態様を構成し、第3光学センサ69が「第3光学検出部」の一態様を構成する。
また、本実施形態では、メインCPU301が「第1時間計時手段」の一態様を構成するが、具体的には、メインCPU301による第1物理センサチェック処理におけるステップS107−1−4及び割込処理におけるステップS203のタイマ計測処理が「第1時間計時手段」の一態様を構成する。
また、本実施形態では、メインCPU301が「第1エラー判定手段」の一態様を構成するが、具体的には、メインCPU301による第1物理センサチェック処理におけるステップS107−1−5が「第1エラー判定手段」の一態様を構成する。
また、本実施形態では、メインCPU301が「第2時間計時手段」の一態様を構成するが、具体的には、メインCPU301による第1光学センサ・第2光学センサチェック処理におけるステップS107−2−4が「第2時間計時手段」の一態様を構成する。
また、本実施形態では、メインCPU301が「第2エラー判定手段」の一態様を構成するが、具体的には、メインCPU301による第1光学センサ・第2光学センサチェック処理におけるステップS107−2−6、ステップS107−2−9、ステップS107−2−14が「第2エラー判定手段」の一態様を構成する。
また、本実施形態では、メインCPU301が「第3エラー判定手段」の一態様を構成するが、具体的には、メインCPU301による第1光学センサ・第2光学センサチェック処理におけるステップS107−2−13が「第3エラー判定手段」の一態様を構成する。
1 遊技機
6 メダル投入口(投入部)
16 セレクター(投入物選別部)
61 メダル受け入れ口(投入物受け入れ部)
62 第1メダル誘導通路(第1投入物誘導部)
63 メダル排出口(投入物排出部)
64 第1物理センサ(第1物理検出部)
65 第1光学センサ(第1光学検出部)
66 第2光学センサ(第2光学検出部)
67 第2物理センサ(第2物理検出部)
68 第2メダル誘導通路(第2投入物誘導部)
69 第3光学センサ(第3光学検出部)
200 中継基板
300 メイン制御基板
301 メインCPU(第1時間計時手段、第1エラー判定手段、第2時間計時手段、第2エラー判定手段、第3エラー判定手段)
302 メインROM
303 メインRAM
304 乱数発生器
305 I/F回路
400 サブ制御基板
410 演出制御基板
411 I/F回路
412 サブCPU
413 乱数発生器
414 サブROM
415 サブRAM
520 ホッパー(投入物貯留部)
522 ホッパーガイド部材(投入物案内部)

Claims (1)

  1. 遊技者により投入部から投入された投入物が所定の規格に適合するか否かの選別を行う投入物選別部と、
    前記投入物選別部により前記所定の規格に適合すると選別された投入物を、投入物貯留部に案内する投入物案内部と
    遊技の制御を行う制御手段と、を備え、
    前記投入物選別部は、
    前記投入部から投入された投入物を受け入れるための投入物受け入れ部と、
    前記投入物受け入れ部から受け入れられた投入物を誘導する第1投入物誘導部と、
    前記第1投入物誘導部に誘導された投入物を、この第1投入物誘導部から排出する投入物排出部と、
    前記投入部から前記第1投入物誘導部に投入された投入物を検出する第1物理検出部と、
    前記第1投入物誘導部に誘導された投入物の通過を互いに異なるタイミングで検出する第1及び第2光学検出部と、
    前記第1及び第2光学検出部により投入物の通過が検出され、検出された投入物の通過を検出する第2物理検出部と、を有し、
    前記投入物案内部は、
    前記第1投入物誘導部の前記投入物排出部から排出された投入物を誘導する第2投入物誘導部と、
    前記第2投入物誘導部における投入物の通過を検出する第3光学検出部と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記第1物理検出部が検出する投入物の通過検出時間が所定時間を超えた場合に、エラーとする判定を行う第1物理検出部エラー判定手段と、
    前記第1及び第2光学検出部により検出された時間差を計時する計時手段により所定の時間差を超えたことが計時された場合に、エラーである旨を判定するとともに、前記第1及び第2光学検出部により投入物の通過が検出される順番に基づいて、エラーであるか否かを判定する第1及び第2光学検出部エラー判定手段と、
    前記第2物理検出部が検出する投入物の通過検出時間が所定時間を超えた場合に、エラーとする判定を行う第2物理検出部エラー判定手段と、
    前記第3光学検出部が検出する投入物の通過検出時間が所定時間を超えた場合に、エラーとする判定を行う第3光学検出部エラー判定手段と、
    前記第1物理検出部エラー判定手段、または、前記第1及び第2光学検出部エラー判定手段、または、前記第2物理検出部エラー判定手段、または、前記第3光学検出部エラー判定手段のいずれかのエラー判定手段がエラーとする判定を行った場合に、判定したエラーに対応するエラー情報を生成するエラー情報生成手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
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