JP5993475B1 - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】端子の挿入方向での小型化と、接続信頼性とを両立できるコネクタを提供する。【解決手段】ソケットハウジングには、プラグ端子の挿入口を設け、ソケット端子には第1の端子片4cと第2の端子片4dとを設け、第1の端子片4cを金属片を板厚方向に屈曲した形状とし、挿入口へのプラグ端子の挿入方向又は抜去方向の何れか一方向に、伸長する第1の弾性片部と、第1の弾性片部によって弾性的に支持され、プラグ端子の端子面3d1と接触する第1の接点部とを設け、第2の端子片4dを金属片を板厚方向に屈曲した形状として、何れか他方向に向かって折り返す折返し部を有しており他方向に伸長する第2の弾性片部と、折返し部の先端側で弾性的に支持され、プラグ端子の端子面3d1と接触する第2の接点部とを設けた。これにより、接続信頼性が高く、端子の挿入方向での小型化されたソケットコネクタ1を実現できる。【選択図】図22

Description

本発明は、プリント基板等に取付けられ、例えば基板と接続対象物を電気的に接続するために用いる端子とコネクタに関する。
接続対象物となる相手端子の表面には、基板かすやホコリ等の異物が付着していることがある。それらの異物が端子の接点部と相手端子との間に挟まれると、端子間の導通接続が不安定になるおそれがある。その対策として、1つの端子に複数の接点部を設けることで接続信頼性を高めるコネクタが知られている。このコネクタでは、複数の接点部のうちいずれかの接点部と接続対象物との間に異物が挟み込まれても、他の接点部が接続対象物と接触することでコネクタと接続対象物とが導通接続することができる。また、他のコネクタとしては、ハウジングへの接続対象物の挿入方向に沿って複数の接点部を設けることで、いずれかの接点部が接続対象物をワイピングして異物を除去し、他の接点部が接続対象物の異物を除去された箇所に接触することで、接続対象物と確実に導通接触することができるものも使用されている(例として特許文献1)。
特開2012−221592号公報
しかし上記のように、接続信頼性を高めるために1つの端子に複数の接点部を設けると、その分だけ端子が大型化する。特に複数の接点部を端子の並列方向に配置するとコネクタの実装面積が広くなってしまうため、他の実装品が密集している狭い部分への実装が困難になってしまう。そこで、コネクタの実装面積を狭くするために、上記の特許文献1に記載されているように、接続対象物の挿入方向に沿って複数の接点部を設ける場合には、接点部同士が干渉し合わないようにするために前記挿入方向で位置をずらして配置する必要がある。しかしこの場合には、端子が前記挿入方向で大型化するという課題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものである。すなわち、端子の挿入方向での小型化と、接続信頼性とを両立できるコネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明は以下のように構成される。
本発明は、接続対象物と接続する端子と、該端子を保持するハウジングとを備えるコネクタにおいて、前記ハウジングは、接続対象物の挿入口を有しており、前記端子は、第1の端子片と、第2の端子片とを有し、前記第1の端子片は、金属片を板厚方向に屈曲した形状でなり、前記挿入口への接続対象物の挿入方向又は抜去方向の何れか一方向に伸長する第1の弾性片部と、該第1の弾性片部によって弾性的に支持され、前記接続対象物と接触する第1の接点部とを有し、前記第2の端子片は、金属片を板厚方向に屈曲した形状でなり、前記何れか他方向に向かって折り返す折返し部を有しており前記他方向に伸長する第2の弾性片部と、前記折返し部の先端側で弾性的に支持され、前記接続対象物と接触する第2の接点部とを有することを特徴とするコネクタを提供する。
端子が第1の接点部と第2の接点部を有することで、何れか一方の接点部と接続対象物との間に異物が挟み込まれて導通接触ができない場合であっても、他方の接点部が接続対象物と接触することで接続対象物と導通接触することができる。よって、端子が接点部を1つしか有さない場合と比較して、接続信頼性を高めることができる。
第1の弾性片部は、挿入口への接続対象物の挿入方向又は抜去方向の何れか一方向に伸長するため、接続対象物に対する接離方向で容易に弾性変形することができる。また、第2の弾性片部を第1の弾性片部とは反対方向に向けて伸長させる折返し部を有することで、第1の弾性片部と同様に接続対象物に対する接離方向で容易に弾性変形できる。さらに、第2の弾性片部がそうした折返し部を有することで、第2の弾性片部が一方向にのみ伸長する場合よりも、第2の弾性片部のばね長を長く確保してばねとしての耐久性を確保しながらも、コネクタ全体を接続対象物の挿抜方向で小型化できる。そして折返し部の位置や折返しの程度を調整することで、第2の接点部の前記挿抜方向における位置を自由に変更することができる。そのため第1の弾性片部と第2の弾性片部とが同じ方向に向けて伸長する場合と比較して、コネクタ全体を接続対象部の挿抜方向で小型化することができる。
さらに、こうした折返し部を有することで、折返し部の幅や長さを変更するだけで第2の接点部の接圧を容易に変更することができる。そのため、接続対象物の挿入力を弱めたり、第2の端子片の接圧を高めたりすることが容易に可能となり、本発明のコネクタにおける接続対象物の挿入性や接続対象物との接触力を容易に調整することができる。
前記本発明の前記第2の弾性片部が、並列に配置した2本のばね部と、2本のばね部の先端が繋がる結合部とを有しており、前記第2の接点部が、当該結合部から突出して形成されているものとすることができる。
並列に配置した2本のばね部と、2本のばね部の先端が繋がる結合部とを有するため、ばね部の並列方向で第2の弾性片部に加えられる負荷に対する剛性を高めることができる。また、第2の接点部が、当該結合部から突出して形成されているため、2本のばね部によって、接点部を接続対象物に対して確実に接触させることができる。
前記本発明の前記第1の弾性片部が、前記2本のばね部の間に配置されるものとすることができる。
こうすることで、第1の弾性片部が2本のばね部の並列方向で弾性変形できる範囲を、それら2本のばね部によって挟まれた範囲に制限することができる。よって、第1の弾性片部に過度な負荷が加えられた場合であっても塑性変形を生じ難くすることができる。
前記本発明の前記第1の接点部と第2の接点部が、前記板厚方向に湾曲する湾曲面であるものとすることができる。
こうすることで、例えば各接点部が角部で接続対象物と接触する場合と比較して、接続対象物を挿入口から滑らかに挿入して、各接点部と接触させることができる。このように各接点部を滑らかにすることで、接続対象物の接触面に損傷を加えにくくすることができる。
また、打ち抜き端子の破断面(板厚面)には通常、打ち抜き工程で生じる細かい凹凸が存在し、打ち抜き端子の破断面に接点部を有する場合にはその凸部分の先端で接続対象物と接触する。そのため、接続対象物との接触面積は狭くなり、より多くの電流を流すと電気抵抗が大きくなって高温が生じやすくなる。これに対して、本発明のように接点部を湾曲面とすることで、接続対象物との接触面積を増やすことができるため、接触部分における電気抵抗を小さくすることができる。よって、前記接触部分での発熱を抑えることができるため、破断面で接触する場合と比較してより多くの電流を流すことができる。さらに、接点部を滑らかな湾曲面とすることで、接続対象物と接触可能な面積を増やすことができるため、接続信頼性を高めることができる。
前記本発明の端子が、前記第1の弾性片部と前記第2の弾性片部の基端部が繋がる基部を有するものとすることができる。
こうすることで、第1の弾性片部と第2の弾性片部とを先端側でそれぞれ独立して弾性変形させることができる。また、第1の弾性片部と第2の弾性片部のばね定数や、接圧を互いに異ならせることもできる。
前記本発明の第1の接点部と第2の接点部とが前記挿入方向に沿う同一直線上に配置されるものとすることができる。
こうすることで、第2の接点部が第1の接点部の摺動軌跡を追従することができる。よって、第1の接点部が接続対象物をワイピングして異物を除去し、第2の接点部は接続対象物において異物が除去された箇所に接触することができるため、より接続信頼性の高いコネクタとすることができる。
本発明のコネクタによれば、複数の接点を設けることで接続信頼性を高めるとともに、接続対象物の挿入方向での小型化を実現することを両立することができる。
実施形態のソケットコネクタを示す斜視図。 図1のソケットコネクタを示す正面図。 図1のソケットコネクタを示す平面図。 図1のソケットコネクタを示す底面図。 図1のソケットコネクタを示す右側面図。 図1のソケット端子を示す斜視図。 図6のソケット端子を示す正面図。 図6のソケット端子を示す背面図。 図6のソケット端子を示す平面図。 図6のソケット端子を示す底面図。 図6のソケット端子を示す右側面図。 図6のソケット端子を示す展開図。 実施形態のプラグコネクタを示す斜視図。 図13のプラグコネクタを示す正面図。 図13のプラグコネクタを示す平面図。 図13のプラグコネクタを示す底面図。 図13のプラグコネクタを示す右側面図。 図13のプラグ端子を示す斜視図。 図1のソケットコネクタと図13のプラグコネクタの嵌合状態を示す正面図。 図19のソケットコネクタとプラグコネクタの嵌合前の状態を示す断面図。 図19のソケットコネクタとプラグコネクタの半嵌合状態を示す断面図。 図19のソケットコネクタとプラグコネクタの矢示SA−SA線断面図。
以下、本発明のコネクタの好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、基板P1に半田付けされるソケットコネクタ1を「コネクタ」として例示する。また、フローティングコネクタであって基板P2に半田付けされるプラグコネクタ2のプラグ端子3を「接続対象物」として例示する。ソケットコネクタ1とプラグコネクタ2とが嵌合することでソケット端子4とプラグ端子3とが導通接触し、基板P1と基板P2とが導通接続する。
また、本明細書中では、ソケットコネクタ1の幅方向(長手方向)をX方向、前後方向(短手方向)をY方向、ソケットコネクタ1の高さ方向(上下方向)をZ方向として説明する。そして、ソケットコネクタ1とプラグコネクタ1とが嵌合している状態において、高さ方向Zにおけるソケットコネクタ1の側を「下側」とし、プラグコネクタ2側を「上側」として説明する。しかし、これらによってソケットコネクタ1の実装方法や使用方法を限定するものではない。なお、左側面図は右側面図とは左右対称に表されるため、記載を省略する。
実施形態〔図1〜図22〕:
〔ソケットコネクタ〕
ソケットコネクタ1は、図1〜図5で示すように、ソケットハウジング5と、ソケット端子4とを備える。
〔ソケットハウジング〕
ソケットハウジング5は、絶縁性樹脂でなり、脚部5aと、嵌合部5bとを有する。
脚部5aは、ソケットハウジング5の幅方向Xにおける両端側の下側に1つずつ設けられ、略直方体でなる。各脚部5aの前後方向Yにおける両端には、固定金具5cが1つずつ固定される。この固定金具5cによって、ソケットハウジング5が基板P1に対して半田付けされる。
嵌合部5bは、2つの脚部5aの間に配置され、略直方体でなる。また、嵌合部5bは、嵌合室5b1と、端子収容部5b2とを有する。嵌合部5bは、幅方向Xに沿って設けられる前壁部5dと後壁部5eと、前後方向Yに沿って設けられて前壁部5dと後壁部5eとを連結する側壁部5f,5fとを有する。また、嵌合部5bは上面と下面とで開口する箱型形状でなる。
嵌合室5b1は、前壁部5dと、後壁部5eと、側壁部5f,5fとによって囲まれて設けられ、上端にはプラグコネクタ2が挿入される挿入口5gが設けられる。前壁部5dと後壁部5eにおいて嵌合室5b1側の内壁5hには、嵌合室5b1と端子収容部5b2とを連通する開口部5iが設けられる。
端子収容部5b2は、ソケット端子4を1つずつ収容する。本実施形態のソケットコネクタ1はソケット端子4を6つ有しており、端子収容部5b2も6つ設けられる。また、端子収容部5b2は前壁部5dと後壁部5eとに3つずつ設けられ、それらが幅方向Xに沿って並列に配置される。
〔ソケット端子〕
ソケット端子4は、金属板を打ち抜いて設けた金属片を折り曲げ加工することで形成されている。また、ソケット端子4は、ソケットハウジング5の端子収容部5b2に1つずつ収容され、金属片の板面を幅方向Xに沿わせた状態で3つ並列に配置される。また、それら3つのソケット端子4はそれぞれ嵌合室5b1を介して他の3つのソケット端子4と対向して設けられる。こうしてソケット端子4は1つのソケットコネクタに6つずつ設けられている。
ソケット端子4は、図6〜図12で示すように基板固定部4aと、基部4bと、第1の端子片4cと、第2の端子片4dとを有する。
基板固定部4aは、ソケット端子4の下端に設けられ、半田付け部4a1と、連結部4a2とを有する。
半田付け部4a1は、平板な略正方形の板面を有する。この略正方形の板面が基板P1の基板面に接触した状態で半田付けされて、ソケット端子4が基板P1に対して固定される。
連結部4a2は、金属片を断面略L字状に屈曲させて形成され、半田付け部4a1と後述の基部4bとを連結する。
基部4bは、略矩形でなり、表面は平坦な板面でなる。基部4bの幅方向Xにおける両端側に係止突起4b1がそれぞれ設けられる。ソケット端子4をソケットハウジング5の端子収容部5b2に圧入する際に、ソケット端子4の係止突起4b1を端子収容部5b2の内壁(図示略)に噛み込ませることでソケット端子4をソケットハウジング5に対して固定することができる。この基部4bには第1の弾性片部4c1の基端部4c5と第2の弾性片部4d1の基端部4d5が繋がる。第1の弾性片部4c1と第2の弾性片部4d1とを基部4bの異なる位置から伸長させることで、第1の端子片4cや第2の端子片4dのばね長や接圧をそれぞれ調節して、互いに異ならせることができる。
第1の端子片4cは金属片を板厚方向に屈曲した形状でなり、第1の弾性片部4c1と、第1の接点部4c2と、ガイド部4c3とを有する。
第1の弾性片部4c1は、基部4bの上端の幅方向Xにおける略中央であって、後述する第2の端子片4dのばね部4d3,4d3の略中央に配置される。こうすることで、第1の弾性片部4c1が2本のばね部4d3の並列方向で弾性変形できる範囲を、それら2本のばね部4d3によって挟まれた範囲に制限することができる。また、第1の弾性片部4c1の基端部4c5は基部4bに繋がっており、第1の弾性片部4c1は基部4b側から先端側に向けて、嵌合状態にあるプラグコネクタ2のプラグ端子3に近づく方向に傾斜しながら、上側に向けて伸長する。また、第1の弾性片部4c1の先端側には、金属板の板厚方向に湾曲し、嵌合状態にあるプラグコネクタ2のプラグ端子3側に突出する湾曲部4c4を有する。
第1の接点部4c2は、湾曲部4c4の湾曲面に設けられており、第1の弾性片部4c1によって弾性的に支持される。第1の接点部4c2はソケット端子4の幅方向Xにおける略中央に配置される。こうした湾曲面は、第1の端子片4cを板厚方向で屈曲させたロール面として得ることができる。このように第1の接点部4c2をロール面として設けることで、プラグ端子3の端子面3d1と接触する部分を滑らかにすることができる。即ち、打ち抜き端子の破断面(板厚面)には通常、打ち抜き工程で生じる細かい凹凸が存在し、相手端子との接点部を、例えば打ち抜き端子の破断面として形成すると、相手端子の接触面を傷付けてしまうおそれがある。しかしながら、ロール面の第2の接点部4d2であれば、コネクタ同士の挿抜が繰り返されてプラグ端子3とソケット端子4の間で摺動接触しても、第1の接点部4c2がプラグ端子3の端子面3d1を傷つけにくくすることができる。
また、上記の打ち抜き端子は破断面に生じる凸部分の先端でプラグ端子3と接触する。そのため、破断面のプラグ端子3との接触面積は狭くなり、より多くの電流を流すと電気抵抗が大きくなって高温が生じる場合がある。これに対して、本実施形態のソケットコネクタ1のように第1の接点部4c2を湾曲面とすることでプラグ端子3との接触面積を増やすことができるため、接触部分における電気抵抗を小さくすることができる。よって、第1の接点部4c2での発熱を抑えることができるため、破断面で接触する場合と比較してより多くの電流を流すことができる。さらに、第1の接点部4c2を滑らかな湾曲面とすることで、プラグ端子3との接触可能な面積を増やすことができるため、接続信頼性を高めることができる。
ガイド部4c3は、湾曲部4c4よりも上側に形成される。また、プラグコネクタ2との嵌合時には、プラグ端子3がガイド部4c3に対して押圧接触し、第1の接点部4c2をプラグ端子3から離れる方向に向けて弾性変形させる。
第2の端子片4dは金属片を板厚方向に屈曲した形状でなり、第2の弾性片部4d1と、第2の接点部4d2とを有する。
第2の弾性片部4d1は、2本のばね部4d3と、結合部4d4とを有しており、その基端部4d5,4d5は基部4bに繋がる。
ばね部4d3は、基部4bの幅方向Xにおける両端側に繋がる基端部4d5から1本ずつ上側に向けて伸長する。各ばね部4d3は、第1の伸長部4d6と、折返し部4d7と、第2の伸長部4d8と、傾斜部4d9とを有しており、2つのばね部4d3は幅方向Xで対称に設けられる。
第1の伸長部4d6は基部4bの上端に繋がり、高さ方向Zに沿って上側に向けて伸長する。
折返し部4d7は、第1の伸長部4d6の上端から伸長し、プラグコネクタ2の挿入方向(本実施形態では高さ方向Zにおける下側)に向かって略逆U字状に折り返す形状でなる。第2の弾性片部4d1がこの折返し部4d7を有することで、第2の接点部4d2の先端側と第2の弾性片部4d1の基端部4d5とを高さ方向Zでほぼ同じ位置に配置されている。このように、第2の接点部4d2の高さ方向Zにおける位置を基部4bの上端と同じ位置、又はそれよりも上側に配置することで、第2の接点部4d2をさらに下側に配置する場合と比較して嵌合室5b1の底部と第2の接点部4d2との間隔を拡げることができる。よって有効嵌合長を長くすることができる。
第2の伸長部4d8は、折返し部4d7の先端側からプラグコネクタ2の挿入方向に沿って伸長する。第2の伸長部4d8は、折返し部4d7から高さ方向Zでは下側に向けて伸長する。
傾斜部4d9は、第2の伸長部4d8の下端に繋がり、プラグコネクタ2の挿入方向、かつ幅方向Xにおける第1の端子片4cの側に向けて伸長し、前後方向Yでは第1の伸長部4d6から離れる方向に向けて傾斜しながら伸長する。
結合部4d4は、2つのばね部4d3が下端で一体となるように結合して設けられる。結合部4d4の下側からは、金属板の板厚方向に湾曲し、嵌合状態にあるプラグコネクタ2のプラグ端子3に向けて突出する湾曲部4d10が突出する。このように2本のばね部4d3の先端が繋がる結合部4d4を有するため、2本のばね部4d3によってプラグ端子3に対して第2の接点部4d2を確実に接触させることができる。また、ばね部4d3の並列方向で第2の弾性片部4d1に負荷が加えられた場合であっても第2の弾性片部4d1を各ばね部4d3の基端部4d5が基部4bに対して固定されることで、塑性変形を生じる程には変形難くすることができる。
第2の接点部4d2は、第2の弾性片部4d1によって弾性的に支持され、湾曲部4d10の湾曲面に設けられる。こうした湾曲面は、第2の端子片4dを板厚方向で屈曲させたロール面として得ることができる。このように第2の接点部4d2をロール面として設けることで、プラグ端子3の端子面3d1と接触する部分を滑らかにすることができる。即ち、上記の通り打ち抜き端子の破断面には通常、打ち抜き工程で生じる細かい凹凸が存在し、相手端子との接点部を、例えば打ち抜き端子の破断面として形成すると、相手端子の接触面を傷付けてしまうおそれがある。しかしながら、ロール面の第2の接点部4d2であれば、コネクタ同士の挿抜が繰り返されてプラグ端子3とソケット端子4の間で摺動接触しても、第2の接点部4d2がプラグ端子3の端子面3d1を傷つけにくくすることができる。
また、上記の第1の接点部4c2の場合と同様に、第2の接点部4d2を湾曲面とすることでプラグ端子3との接触面積を増やすことができるため、接触部分における電気抵抗を小さくすることができる。よって、第2の接点部4d2での発熱を抑えることができるため、破断面で接触する場合と比較してより多くの電流を流すことができる。さらに、第2の接点部4d2を滑らかな湾曲面とすることで、プラグ端子3との接触可能な面積を増やすことができるため、接続信頼性を高めることができる。
第1の端子片4cは、第1の弾性片部4c1の基端部側ではばね部4d3,4d3によって挟まれた範囲内に配置されている。これに対して第1の弾性片部4c1の先端側と、第1の接点部4c2と、ガイド部4c3は前記ばね部4d3,4d3によって挟まれた空間から前後方向Yで嵌合状態にあるプラグコネクタ2のプラグ端子3の側に向けて飛び出している。従って、ソケット端子4を板縁方向から見た場合、第1の弾性片部4c1と、第2の弾性片部4d1が有する第2の伸長部4d8とが交差している(図11)。
第2の接点部4d2はソケット端子4の幅方向Xにおける略中央であって、第1の接点部4c2とは、プラグコネクタ2の挿入方向に沿う同一直線L1上に配置される(図7)。また、第2の接点部4d2の幅方向Xの長さは第1の接点部4c2の幅方向Xの長さよりも短くしている(図7)。こうすることで、後述するようにワイピングによるプラグ端子3の端子面3d1の異物を除去することができる。
このようにプラグ端子3の挿入方向において異なる位置に第1接点部4c2と第2の接点部4d2とを配置することで、プラグ端子3を挿入する際に作業者の手元に同時に全ての接点部による負荷が掛からないようにすることができる。よって、作業者にとってプラグ端子3の挿入作業を行いやすくすることができる。
第1の接点部4c2の接圧と第2の接点部4d2の接圧は適宜調整できる。特に第1の接点部4c2の接圧は、第2の接点部4d2の接圧よりも若干低くすることが好ましい。ソケットコネクタ1とプラグコネクタ2との嵌合時の操作性が向上するからである。また、前後方向Yにおいて第1の接点部4c2よりも第2の接点部4d2を嵌合状態にあるプラグコネクタ2のプラグ端子3の側に配置しているため、嵌合室5b1において第1の接点部4c2よりも奥側に配置される第2の接点部4d2に対しても、確実にプラグ端子3を接触させることができる(図9)。
〔プラグコネクタ〕
プラグコネクタ2は、プラグハウジング6と、プラグ端子3とを備えるフローティングコネクタである。
〔プラグハウジング〕
プラグハウジング6は、図13〜図17で示すように、固定ハウジング7と、可動ハウジング8とを備える。
固定ハウジング7は絶縁性樹脂でなり、基板P2に対して半田付けするための固定金具7gを備える。本実施形態では、固定ハウジング7は固定金具7gを計4つ備える。また固定ハウジング7は、前壁部7aと、後壁部7bと、側壁部7c,7cとを有しており、中央には、前壁部7aと、後壁部7bと、側壁部7c,7cとによって囲まれる可動間隙7dが形成されている。
前壁部7aと後壁部7bは、隣接する側壁部7c,7cよりも高さ方向Zにおける下側(図14,図17における上側)に突出して設けられている。また、前壁部7aと後壁部7bはプラグ端子3を1つずつ収容する端子収容部7eをそれぞれ3つ有する。端子収容部7eは前壁部7aと後壁部7bに、幅方向Xに沿って3つずつ並列に配置されている。また前壁部7aと後壁部7bの外側面(前壁部7aにおける前面と、後壁部7bにおける後面)には端子収容部7eの内部と外部とを連通する窓部7fが形成されている。プラグ端子3の可動部3cがこの窓部7fから外部に露出する。こうすることで、可動部3cが窓部7fの内部に入り込んで弾性変形することができるため、可動部3cが前壁部7aと後壁部7bに干渉することなく十分に弾性変形することができる。よって、プラグコネクタ2を全体として小型化しつつ、可動部3cが十分に弾性変形する空間を確保することができる。
側壁部7cは、幅方向Xにおける両端側に1つずつ設けられ、前壁部7aと後壁部7bとを連結する。また、側壁部7cの上側には係止凹部7c1が2つ形成されている。この係止凹部7c1の内部には後述する係止部8b1が配置される。
可動ハウジング8は絶縁性樹脂でなり、固定ハウジング7に対して相対変位可能に保持される。可動ハウジング8は、固定ハウジング7の可動間隙7dの範囲で固定ハウジング7に対して相対変位することができる。また、可動ハウジング8は、嵌合壁8aと、固定ハウジング7に対する抜け止め部8bとを有する。
嵌合壁8aは、幅方向X及び高さ方向Zに沿う板面を有しており、固定ハウジング7の可動間隙7dの内側に配置される。また、嵌合壁8aは端子溝(図示略)と、固定孔8a1とを有する。端子溝は嵌合壁8aの前側と後側の両方の板面に高さ方向Zに沿って設けられ、プラグ端子3のプラグ接点部3dが挿入される。固定孔8a1は嵌合壁8aの下端に開口し、高さ方向Zに沿って設けられる。この固定孔8a1にハウジング取付部3eを挿入することで、プラグ端子3の一端側が嵌合壁8aに対して固定される(図20)。
抜け止め部8bは、幅方向Xにおける両端側に係止部8b1を有する。この係止部8b1は、前後方向Yに沿って2つずつ設けられる。そして、係止部8b1,8b1が係止凹部7c1,7c1の内部に収容されるため、例えば可動ハウジング8が、固定ハウジング7に対して高さ方向Zで変位しても、係止部8b1が係止凹部7c1の内縁7c2に係止することで、可動ハウジング8が固定ハウジング7に対して抜け止めされる。また、係止部8b1が上記のように前後方向Yに沿って2つ設けられることで、係止部8b1を1つしか有さない場合と比較して、可動ハウジング8が固定ハウジング7に対して前後方向Yで傾き難くなっている。
〔プラグ端子〕
プラグ端子3は、図18で示すように嵌合壁8aを挟んで3対が幅方向Xに沿って並列に配置される。基板接続部3aと、ハウジング固定部3bと、可動部3cと、プラグ接点部3dと、ハウジング取付部3eとを有する。
基板接続部3aは、プラグ端子3の上端(図18における下端)に設けられ、平板な略矩形の板面を有する。この略矩形の板面で基板P1の基板面に接触した状態で、基板接続部3aが基板P1に対して半田付けされる。
ハウジング固定部3bは、略矩形の板面を有する。ハウジング固定部3bの幅方向Xにおける両端側に係止突起3b1がそれぞれ設けられる。プラグ端子3をプラグハウジング6の固定ハウジング7に設けられる端子収容部(図示略)に圧入し、プラグ端子3の係止突起3b1を端子収容部の内壁に噛み込ませることで、プラグ端子3を固定ハウジング7に対して固定することができる。
可動部3cは、ハウジング固定部3bの下端から伸長する細軸の金属片として設けられる。可動部3cは第1の伸長部3c1と、第1の屈曲部3c2と、第2の伸長部3c3と、第2の屈曲部3c4と、第3の伸長部3c5と、第3の屈曲部3c6とを有する。
第1の伸長部3c1は、ハウジング固定部3bの下端に繋がり、下側に向けて伸長する。第1の伸長部3c1の上側は高さ方向Zに沿って伸長するが、下側は、嵌合状態にあるプラグコネクタ2のプラグ端子3の側に向けてやや屈折し、高さ方向Zに対して傾斜して伸長する。第1の屈曲部3c2は、第1の伸長部3c1の下端に繋がり、下側から上側に向けて略U字状に折り返す形状でなる。第2の伸長部3c3は、第1の屈曲部3c2の上端に繋がり、上側に向けて伸長する。第2の屈曲部3c4は、第2の伸長部3c3の上端に繋がり、略L字状に屈曲する。第3の伸長部3c5は、第2の屈曲部3c4に繋がり、前後方向Yに沿って伸長する。第3の屈曲部3c6は、第3の伸長部3c5に繋がり、略L字状に屈曲する。
プラグ接点部3dは、第3の屈曲部3c6の端部に繋がり、幅方向Xと高さ方向Zに沿う金属板として設けられる。また、プラグ接点部3dはプラグハウジング6の嵌合壁8aの端子溝に挿入された状態で保持される。端子溝は上述の通り嵌合壁8aの前側と後側の両方の板面に設けられるため、1つのプラグコネクタ2が備えるプラグ端子3のプラグ接点部3dは、嵌合壁8aを介して3つずつ設けられる。嵌合状態においてソケット端子4と対面する側の板面は端子面3d1としてソケット端子4と接触する。
ハウジング取付部3eは、プラグ接点部3dの下端に繋がり、下方向から上方向に向けて略U字状に折り返す。また、ハウジング取付部3eの先端側はプラグハウジング6の可動ハウジング8が有する固定孔8a1に挿入される(図20)。可動ハウジング8は固定ハウジング7に対して相対変位可能であるため、可動部3cを弾性変形させることで、プラグ接点部3dをプラグハウジング6の変位に追従させつつ、可動部3cよりも基板接続部3aの側は固定ハウジング7に確実に固定されている必要がある。そのために、可動部3cよりも基板接続部3aの側にハウジング固定部3bを設け、固定ハウジング7に対して固定している。また、可動部3cよりもプラグ接点部3dの側にハウジング取付部3eを設け、可動ハウジング8の固定孔8a1に挿入して固定することで、プラグ接点部3dを嵌合壁8aに対して確実に固定することができる。固定孔8a1は高さ方向Zに沿って設けられるため、ハウジング取付部3eが固定孔8a1に挿入された状態でプラグ端子3に前後方向Yや幅方向Xで負荷が加えられた場合であっても、ハウジング取付部3eが固定孔8a1から容易には脱離し難くすることができる。これにより、プラグ端子3におけるプラグ接点部3d側を可動ハウジング8に対して固定することができるため、可動ハウジング8が固定ハウジング7に対して相対変位しても、プラグ接点部3dを確実に可動ハウジング8に追従させることができる。
〔使用方法の説明〕
まず、ソケットコネクタ1にプラグコネクタ2を嵌合する。具体的には、図20,図21で示すように、プラグコネクタ2の嵌合壁8aを、ソケットコネクタ1の挿入口5gから挿入する。これによりプラグ接点部3dの先端側が嵌合室5b1の内部に挿入されて、ソケット端子4の第1の端子片4cが有する傾斜部4d9や、第1の接点部4c2に接触する。さらにプラグコネクタ2の嵌合壁8aをソケットコネクタ1の嵌合室5b1の奥側に挿入する。ソケット端子4の第1の接点部4c2はプラグ端子3の端子面3d1をワイピングして異物を除去しながら、前後方向Yにおいて端子面3d1から離れる方向に向けて変位する。
その後、プラグ端子3は第2の端子片4dの第2の弾性片部4d1に接触する。第2の弾性片部4d1は、第2の伸長部4d8の下端側から傾斜部4d9にかけて、嵌合状態にあるプラグコネクタ2のプラグ端子3側に向けて屈曲する。プラグ端子3が最初に接触するのはこの屈曲している部分である。第2の弾性片部4d1はプラグ端子3から押圧を受け、第2の接点部4d2が嵌合状態にあるプラグコネクタ2のプラグ端子3の端子面3d1から離れる方向に向けて変位する。こうしてソケットコネクタ1とプラグコネクタ2の嵌合作業が完了する(図19,図22)。
第2の接点部4d2と第1の接点部4c2とはプラグコネクタ2の挿入方向に沿う直線L1上に配置される(図7)。よって、第2の接点部4d2はプラグ端子3の端子面3d1において、ワイピングにより異物を除去された箇所に確実に接触することができるため、より接続信頼性を高めることができる。
〔コネクタの低背化〕
本実施形態のように複数の接点部を有しており、いずれかの接点部がプラグ端子3の異物をワイピングするものとすると、各接点部の高さ方向Zにおける位置を互いに異ならせる必要がある。すなわち、ワイピング用の接点部が、他の接続用の接点部よりも上側に配置されて、先にプラグ端子3の端子面3d1と接触する必要がある。また、それらのワイピング用の接点部とプラグ端子3との接続用の接点部が、プラグコネクタ2の挿入方向において同一直線L1上に設けられる必要もある。しかし、ここで仮に第2の弾性片部4d1が本実施形態とは異なり、折返し部4d7を有しておらず、高さ方向Zにおける上側に向けて伸長するものとする。この場合には、第2の接点部4d2が第1の接点部4c2よりもさらに上側に配置されることとなるため、ソケット端子4が高さ方向Zで長くなってしまう。よって、ソケットコネクタ1の低背化も困難になる。
そこで本実施形態では、第2の弾性片部4d1が上記の様に折返し部4d7を有することとした。そのため、第2の弾性片部4d1は高さ方向Zで反り返るような形状とし、第1の弾性片部4c1は高さ方向Zにおける上側に向けて伸長することとしている。これにより第2の接点部4d2を第1の接点部4c2よりも下側に配置することができるため、第2の接点部4d2が第1の接点部4c2よりもさらに上側に配置される場合と比較して、ソケット端子4の高さ方向Zにおける長さを短くすることができる。よって、ソケットコネクタ1の低背化もより容易に可能となる。
また、第2の弾性片部4d1がこうした折返し部4d7を有することで、ソケットコネクタ1全体を低背化するとともに、第2の弾性片部が一方向にのみ伸長する場合よりも、狭いソケットハウジング5の内部でばね長を十分に長く確保することができる。よって、第2の弾性片部4d1を柔らかく弾性変形させることができる。また、ばねとしての耐久性を確保しながらも、ソケットコネクタ1全体を接続対象物の挿抜方向(本実施形態では高さ方向Z)で小型化できる。
上記の様に、本実施形態のソケットコネクタ1によれば、1つのソケット端子4が第1の接点部4c2と第2の接点部4d2という2つの接点部を有しており、第1の接点部4c2によってプラグ端子3の端子面3d1をワイピングした箇所に第2の接点部4d2が導通接触する。よって。接続信頼性の高いコネクタとすることができる。また、第2の端子片4dが折返し部4d7を有しており、第2の接点部4d2を第1の接点部4c2よりも下側に配置することができる。よって、より高さ方向Zの長さが短いソケット端子4とすることができるとともに、ソケットコネクタ1全体を低背化することができる。
実施形態の変形例:
前記実施形態では、第1の接点部4c2が第2の接点部4d2よりも上側に配置される例を示した。これに対して、第2の弾性片部4d1の折返し部4d7の高さ方向Zにおける位置を調整し、例えば第2の端子片4dの折返し部をより上側に配置することで、第2の接点部4d2を第1の接点部4c2よりも上側に配置することもできる。この場合、第2の接点部4d2がワイピング用の接点部となり、第1の接点部4c2が接続用の接点部となる。
また、前記実施形態では、第2の接点部4d2が基部4bの上端と略同じ高さ位置に配置される例を示した。これに対して、第2の接点部4d2を基部4bよりも上側に配置することもできる。こうすることで、嵌合室5b1の底部と第2の接点部4d2との距離を長くすることができるため、有効嵌合長を長くすることができる。これに対して第2の接点部4d2を基部4bよりも下側に配置することもできる。こうすることで、よりソケット端子4を高さ方向Zでより短くすることができるため、ソケットコネクタ1全体のさらなる低背化が可能となる。
1 ソケットコネクタ
2 プラグコネクタ
3 プラグ端子
3a 基板接続部
3b ハウジング固定部
3b1 係止突起
3c 可動部
3c1 第1の伸長部
3c2 第1の屈曲部
3c3 第2の伸長部
3c4 第2の屈曲部
3c5 第3の伸長部
3c6 第3の屈曲部
3d プラグ接点部
3d1 端子面
3e ハウジング取付部
4 ソケット端子
4a 基板固定部
4a1 半田付け部
4a2 連結部
4b 基部
4b1 係止突起
4c 第1の端子片
4c1 第1の弾性片部
4c2 第1の接点部
4c3 ガイド部
4c4 湾曲部
4c5 基端部
4d 第2の端子片
4d1 第2の弾性片部
4d2 第2の接点部
4d3 ばね部
4d4 結合部
4d5 基端部
4d6 第1の伸長部
4d7 折返し部
4d8 第2の伸長部
4d9 傾斜部
4d10 湾曲部
5 ソケットハウジング
5a 固定部
5b 嵌合部
5b1 嵌合室
5b2 端子収容部
5c 固定金具
5d 前壁部
5e 後壁部
5f 側壁部
5g 挿入口
5h 内壁(嵌合室)
5i 開口部
6 プラグハウジング
7 固定ハウジング
7a 前壁部
7b 後壁部
7c 側壁部
7c1 係止凹部
7c2 内縁(係止凹部)
7d 可動間隙
7e 端子収容部
7f 窓部
7g 固定金具
8 可動ハウジング
8a 嵌合壁
8a1 固定孔
8b 抜け止め部
8b1 係止部
P1 基板(ソケットコネクタ側)
P2 基板(プラグコネクタ側)
L1 挿入方向に沿う直線

Claims (6)

  1. 接続対象物と接続する端子と、該端子を保持するハウジングとを備えるコネクタにおいて、
    前記ハウジングは、接続対象物の挿入口を有しており、
    前記端子は、第1の端子片と、第2の端子片とを有し、
    前記第1の端子片は、
    金属片を板厚方向に屈曲した形状でなり、前記挿入口への接続対象物の抜去方向に伸長する第1の弾性片部と、該第1の弾性片部によって弾性的に支持され、前記接続対象物と接触する第1の接点部とを有し、
    前記第2の端子片は、
    金属片を板厚方向に屈曲した形状でなり、前記挿入口への接続対象物の挿入方向に向かって折り返す折返し部を有しており前記挿入方向に伸長する第2の弾性片部と、前記折返し部の先端側で弾性的に支持され、前記第1の接点部よりも前記挿入方向奥側で前記接続対象物と接触する第2の接点部とを有することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記第2の弾性片部が、並列に配置した2本のばね部と、2本のばね部の先端が繋がる結合部とを有しており、
    前記第2の接点部が、当該結合部から突出して形成されている請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記第1の弾性片部が、前記2本のばね部の間に配置される請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記第1の接点部と第2の接点部が、前記板厚方向に湾曲する湾曲面である請求項1〜請求項3何れか1項記載のコネクタ。
  5. 前記端子が、前記第1の弾性片部と前記第2の弾性片部の基端部が繋がる基部を有する請求項1〜請求項4何れか1項記載のコネクタ。
  6. 前記第1の接点部と第2の接点部とが前記挿入方向に沿う同一直線上に配置される請求項1〜請求項5何れか1項記載のコネクタ。
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