JP5993424B2 - アーム取付金具 - Google Patents

アーム取付金具 Download PDF

Info

Publication number
JP5993424B2
JP5993424B2 JP2014205130A JP2014205130A JP5993424B2 JP 5993424 B2 JP5993424 B2 JP 5993424B2 JP 2014205130 A JP2014205130 A JP 2014205130A JP 2014205130 A JP2014205130 A JP 2014205130A JP 5993424 B2 JP5993424 B2 JP 5993424B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
arm member
column
arm
mounting bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014205130A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015034634A (ja
Inventor
渡辺 学
学 渡辺
Original Assignee
イワブチ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イワブチ株式会社 filed Critical イワブチ株式会社
Priority to JP2014205130A priority Critical patent/JP5993424B2/ja
Publication of JP2015034634A publication Critical patent/JP2015034634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5993424B2 publication Critical patent/JP5993424B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

本発明は、ほぼ円柱状または円筒状の支柱にアーム部材を介し車両用灯器や歩行者用灯器等の信号器や、道路案内板、標示板等を取付けるためのアーム取付金具に関する。
支柱にアーム部材を介し車両用灯器や歩行者用灯器等の信号器や、道路案内板、標示板等を取付けるためのアーム取付金具として、アーム部材の基端の両側面にそれぞれ取付けた一対の金具本体と、一端はその一対の金具本体に連結される一方、他端は支柱締付けボルトにより連結した一対の締付けバンドとからなり、その一対の金具本体および締付けバンドにより支柱に固定するものがある(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開2005−6411号公報 特許第3387910号公報
ところで、車両用灯器や歩行者用灯器等の信号器や、道路案内板、標示板等は、支柱の高いところに設けられ、しかも受風面積が比較的大きいため、風圧によりそれらを支持しているアーム部材が支柱に対し回転しようとしたり、振動などして暴れる。そのため、アーム取付金具を留めているボルトやナットが緩み、信号器や、道路案内板、標示板等が回転するおそれがあり、定期的にアーム取付金具の締付け状態を確認することが必要であり、また支柱に対しアーム取付金具やアーム部材、信号器などがなるべく回転しないようにすることが望まれている。
しかし、上述の特許文献1に記載の従来のアーム取付金具では、一対の金具本体および締付けバンドの支柱との当接面は、支柱の直径に合わせて湾曲しただけの構造をとり、単にボルトの締付力の大きさに頼って固定するため、アーム取付金具やアーム部材、信号器などの回転や振動、緩み等といった課題への解決手段としての性能とボルトの締付力の上限が一致する傾向にあった。なお、特許文献2に記載のアーム取付金具では、アーム取付金具の締付けバンド(第一バンド片)に先端が丸い突縁を設けて支柱(電柱)との間の接触抵抗を低下させ、風圧によりむしろ回転させるようにしていた。
そこで、本発明は、アーム部材の先端に取付けられた信号器や、道路案内板、標示板等が風圧などの風の影響を受けて回転しようとしても、その回転を防止できるアーム取付金具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のアーム取付金具は、ほぼ円柱状または円筒状の支柱にアーム部材を取付けるためのアーム取付金具であって、アーム部材の基端の両側面にそれぞれ取付けられ、上側面と、下側面と、その上側面と下側面との間の中継側面とを有し、前記上側面および前記下側面にはそれぞれ通し孔が設けられると共に、支柱の外周面に対向して当接する支柱対向縁部が設けられた一対の金具本体と、一端はその一対の金具本体に連結される一方、他端は支柱締付けボルトにより締付けられる一対の締付けバンドとを有し、当該一対の締付けバンドは、それぞれ、前記一対の金具本体から前記支柱締付けボルトまで延びて支柱に接触する中継側面の前記一対の金具本体側の上下両側にそれぞれ本体側上側面と本体側下側面とが設けられた断面コ字形状であって、それら本体側上側面と本体側下側面とには通し孔が設けられており、前記一対の金具本体の上側面および下側面と、前記一対の締付けバンドの本体側上側面および本体側下側面とは、それぞれに設けられた前記通し孔にバンド連結ボルトが通されて連結されており、一対の金具本体それぞれの支柱対向縁部には、支柱に対しアーム部材が回転することを防止するための複数の角部が設けられており、支柱に取付けられる場合には、その複数の角部が支柱の外周面に当接して支柱に対しアーム部材が回転することを防止するように構成されていることを特徴とする。
ここで、一対の金具本体は、それぞれ、上側面と、下側面と、その上側面と下側面との間の中継側面とからなり、対向する中継側面によりアーム部材を挟持しながらそのアーム部材の長手方向の複数でボルト孔を介してアーム締付けボルトにより締付けて固定され、各中継側面におけるその複数のボルト孔のうち少なくとも支柱に近い側のボルト孔が設けられた箇所の内周面の半径は、アーム部材の外周面の所定半径よりも小であるのに対し、他のボルト孔が設けられた箇所の内周面の半径は、アーム部材の外周面の所定半径とほぼ同じで、支柱に近い側のボルト孔の周辺にアーム部材の外周面から離間するように盛り上がった窪み部が形成されていることを特徴とする。
本発明のアーム取付金具では、一対の金具本体それぞれの支柱対向縁部には、支柱に対しアーム部材が回転することを防止するための複数の角部が設けられており、アーム取付金具が支柱に取付けられる場合、その複数の角部が支柱の外周面に当接し食い込んだり、引っ掛るので、アーム取付金具やアーム部材、信号器、標示板等が支柱に対し回転することを防止できる。また、その角部は、締付けバンド側ではなく、アーム部材や信号器、標示板などの風の抵抗を受け易い物が固定される金具本体側に設けられているため、金具本体に伝達される振動や外力を当該金具本体の複数の角部で止めて、支柱への締付けボルトが設けられる締付けバンド側に伝達しないようにするため、アーム取付金具の回転や振動、緩み等も効果的に抑制することができる。
特に、本願発明では、一対の締付けバンドは、それぞれ、一対の金具本体から支柱締付けボルトまで延びて支柱に接触する中継側面と、中継側面の一対の金具本体側の上下両側にそれぞれ本体側上側面と本体側下側面とが設けられ断面コ字形状であって、本体側上側面と本体側下側面とには通し孔が設けられている一方、中継側面の支柱締付けボルト側の上下両側にそれぞれ連結側上側面と連結側下側面とが設けられた断面コ字形状であり、一対の金具本体の上側面および下側面と、一対の締付けバンドの本体側上側面および本体側下側面とは、それぞれに設けられた通し孔にバンド連結ボルトを通して連結されている。
そのため、通し孔とバンド連結ボルトとの間に隙間が生じ難く、ガタが発生し難いと共に、締付けバンドの溶接等の固着箇所がないので、締付けバンド先端部をループ状に折り返して締付けバンドに固着して連結する場合よりも締付けバンドを強固に締付けることが可能となり、アーム部材の先端に取付けられた信号器や道路案内板、標示板等が風圧などの風の影響を受けて回転することをより確実に防止できる。
歩行者用灯器を一例にした本発明にかかるアーム取付金具の使用例を示す図である。 本発明にかかるアーム取付金具の斜視図である。 (a),(b)それぞれ、本発明にかかるアーム取付金具を支柱に固定した状態を示す平面図、正面図である。 締付けバンドの斜視図である。 (a)〜(d)それぞれ、締付けバンドの正面図、底面図、A−A線断面図、B−B線断面図である。 金具本体の斜視図である。 (a)〜(c)それぞれ、金具本体の正面図、C−C線断面図、D−D線断面図である。 車両用灯器を一例にした本発明にかかるアーム取付金具の使用例を示す図である。
以下、本発明にかかるアーム取付金具の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、歩行者用灯器4を一例にした本発明にかかるアーム取付金具1の使用例を示す図である。図1に示すように、アーム取付金具1は、ほぼ円柱状または円筒状の支柱2にアーム部材3を取付けるための金具であり、アーム部材3における支柱2の反対側、すなわちアーム部材3の先端側には、ここでは、歩行者用灯器4や標示板5が取付けられている。なお、図1において、51は灯器取付金具、52は標示板取付金具、53は吊り金具、54は支持棒、55は自在バンドであり、これらのものは周知なものであるので、説明を省略する。
図2は、本発明にかかるアーム取付金具1の斜視図、図3(a),(b)は、それぞれ、本発明にかかるアーム取付金具1を支柱2に固定した状態を示す平面図、正面図である。
アーム取付金具1は、図2および図3に示すように、一対の金具本体11,11と、一対の締付けバンド12,12とを有する。一対の金具本体11,11は、それぞれ、アーム部材3の基端の両側面にそれぞれ取付けられ、その反対側で一対の締付けバンド12,12に連結して、その一対の締付けバンド12,12と共に支柱2を挟持して固定される。一対の締付けバンド12は、それぞれ、一対の金具本体11,11に連結される一方、他端は支柱締付けボルト13aとナット13bおよび座金13cを介して締付けられて、一対の金具本体11と共に支柱2の外周面を締付け固定される。その結果、支柱締付けボルト13aとナット13b等を締め付けると、支柱2の外周面には、後述する一対の金具本体11,11それぞれの上側面11aおよび下側面11bの角部11a11,11a12、角部11b11,11b12と、一対の締付けバンド12,12それぞれの連結側上側面12a2および連結側下側面12b2の基部12a22,12b22が強く当接することになる。
なお、図2および図3において、14a,15aはアーム締付けボルト、14b,15bはナット,14c,15cは座金,16aは一対の金具本体11,11と一対の締付けバンド12,12とをそれぞれ連結するためのバンド連結ボルト、16bはナット、16cは座金であり、これらのものは周知なものであるので、説明を省略する。また、本実施形態の説明では、説明の便宜上、アーム部材3と一対の金具本体11,11とは、2箇所でボルト固定しているが、本発明では、3箇所以上でも勿論よい。
次に、まず一対の締付けバンド12から詳細に説明する。ただし、一対の締付けバンド12,12は、同じものであるので、一方の締付けバンド12のみを図示して詳細に説明する。図4は、締付けバンド12の斜視図、図5(a)〜(d)は、それぞれ、締付けバンド12の正面図、底面図、A−A線断面図、B−B線断面図である。
図4および図5に示すように、締付けバンド12は、本体側上側面12a1と、連結側上側面12a2と、本体側下側面12b1と、連結側下側面12b2と、それらの間の中継側面12cとからなる。本体側上側面12a1および本体側下側面12b1には、図5(a),(c)等に示すように、対応する側の金具本体11の通し孔11a2,11b2(図7参照。)にバンド連結ボルト16a(図3参照。)を介して連結するための通し孔12a11,12b11が設けられている。なお、締付けバンド12の形状等は一例であり、例えば、本体側上側面12a1および本体側下側面12b1が設けられていない場合には、中継側面12cの一端を折り返し溶着してその一端に筒部を設け、その筒部と金具本体11の通し孔11a2,11b2にバンド連結ボルト16aを通して連結するようにしても良い。この場合、中継側面12cの一端を折り返し設けた筒部が通し孔12a11,12b11に相当する。一方、中継側面12cにおける連結側上側面12a2と連結側下側面12b2との間には、図5(b),(d)に示すように、角型ボルト孔12c1が設けられており、支柱締付けボルト13a(図3参照。)が挿入されて締め付けることによりこのアーム取付金具1を支柱2に固定する。
そして、連結側上側面12a2および連結側下側面12b2の支柱2に対向する支柱対向縁部12a21,12b21は、それぞれ、支柱2の外周面の半径とほぼ同じ半径で円弧状に形成されているが、金具本体11と連結された締付けバンド12では、角型ボルト孔12c1に挿入された支柱締付けボルト13aにより締付けて支柱2に固定するため、主に、連結側上側面12a2および連結側下側面12b2それぞれの中心寄りの基部12a22,12b22が支柱2の外周面に強く当接することになる。
次に、本実施形態のバンド締付け金具1を構成する一対の金具本体11,11について詳細に説明する。ただし、一対の金具本体11,11は、同じものであるので、一方の金具本体11のみを図示して詳細に説明する。図6は、金具本体11の斜視図、図7(a)〜(c)は、それぞれ、金具本体11の正面図、C−C線断面図、D−D線断面図である。
図6および図7に示すように、金具本体11は、それぞれ、上側面11aと、下側面11bと、その上側面11aと下側面11bとの間の中継側面11cとから構成される。
上側面11aおよび下側面11bには、それぞれ、締付けバンド12の本体側上側面12a1および本体側下側面12b1の通し孔12a11,12b11とバンド連結ボルト16a(図3参照。)を介して連結するための通し孔11a2,12b2が設けられている。
中継側面11cは、アーム部材3を挟持しながらそのアーム部材3の長手方向に複数箇所(ここでは、説明の便宜上、2箇所とするが、2箇所に限定されるものではない。)のボルト孔11c1,11c2を介してアーム締付けボルト14a,15a,ナット14b,15b,座金14c,15cにより締付けて固定する。従って、中継側面11cの内周面の半径は、アーム部材3の外周面の半径とほぼ同じである。例えば、アーム部材3の外周面の直径が60.5mm、すなわちその半径が30.25mmとすると、中継側面11cの内周面の半径は30mmとほぼ半分になる。
ここで、この金具本体11の上側面11aの支柱対向縁部11a1と、下側面11bの支柱対向縁部11b1には、それぞれ、例えば、半径7mm、30mm、50mmなどの異る半径の円弧により切削する等して、複数(ここでは、説明の便宜上2箇所とするが、本発明では、2箇所以上であれば良い。)の角部11a11,11a12、角部11b11,11b12を、支柱2の外周面に当接するように支柱2の外周面の直径に合わせて設けている。
そのため、このアーム取付金具1を支柱2に取付けた場合には、上側面11aおよび下側面11bそれぞれの支柱対向縁部11a1,11b1では、それぞれの角部11a11,11a12、角部11b11,11b12が支柱2の外周面に当接して食い込んだり、引っ掛るので、風圧等によりアーム取付金具1やアーム部材3、歩行者用信号器4などが支柱2に対し回転しようとしても、その回転を確実に防止できる。
特に、この角部11a11,11a12および角部11b11,11b12は、締付けバンド12側ではなく、アーム部材3や歩行者用灯器4、標示板5などの風の抵抗を受け易い物が固定される金具本体11側に設けられているため、締付けバンド12側に設けた場合よりも、金具本体11に伝達される振動や外力を、それぞれの角部11a11,11a12、角部11b11,11b12が直接抵抗して締付けバンド12側に伝達しないようにする。そのため、従来技術よりも、金具本体11と締付けバンド12とを連結するバンド連結ボルト16aや、締付けバンド12同士を締付け固定する支柱締付けボルト13a等の締付け部分に、金具本体11からの振動や外力が伝達されることがなくなり、アーム取付金具1全体の回転や振動、緩み等を効果的に抑制することができる。
また、中継側面11cにおけるその複数のボルト孔11c1,11c2のうち少なくとも支柱2に近い側のボルト孔11c1周辺の内周面の半径は、アーム部材3の外周面の所定半径よりも小であるのに対し、他のボルト孔11c2周辺の内周面の半径をアーム部材3の外周面の所定半径とほぼ同じにして、図7(a)〜(c)に示すように、支柱2に近い側のボルト孔11c1の周辺に窪み部11c3を設けている。そのため、支柱2に近い側のボルト孔11c1が設けられた箇所は、図7(b),(c)に示すように、窪み部11c3によってアーム部材3の外周面から盛り上がり離間している。例えば、アーム部材3の外周面の直径が60.5mm、すなわちその半径が30.25mmとすると、支柱2に近い側のボルト孔11c1周辺の内周面の半径は、20mmとし、アーム部材3の外周面の所定半径よりも小にし、そのボルト孔11c1が設けられた箇所以外の内周面の半径は、前述の通り、中継側面11cの内周面の半径は30mmとほぼ半分としている。その結果、支柱2に近い側のボルト孔11c1が設けられた箇所は、図7(a)〜(c)に示すような窪み部11c3によって強度や剛性が向上しているので、金具本体11を変形させずに支柱締付けボルト13aをより強く締付けることができ、アーム取付金具1全体の回転や緩み等を効果的に抑制することができる。
これは、このアーム取付金具1では、金具本体11に取付けられたアーム部材3や歩行者用灯器4等を、いわゆる片持ち梁のように支持するので、それらの重量や風圧を考慮すると、このアーム取付金具1に非常に強い強度や剛性が求められると共に、非常に大きな締付け力で締付けて固定する必要がある。そして、このアーム取付金具1では、支柱2への締付け固定は、支柱2を介し金具本体11とは反対側の支柱締付けボルト13aやナット13b等により行なっており、支柱締付けボルト13aやそのナット13b等を強く締付けると、支柱2を介して金具本体11がそれぞれ締付けバンド12の方へ引っ張られる。そのため、金具本体11は、支柱2の外周面に沿って拡がろうとして、角部11a11、11a12等の支柱2に近い側程、大きな力がかかり、変形しやすい。特に、ボルト孔11c1,11c2の周辺では、ボルト孔11c1,11c2により必然的に強度や剛性が落ちており、支柱2に近い側のボルト孔11c1周辺では、なにも補強等していなければ、変形する可能性が一層高い。
従って、風圧荷重や引張力による金具本体11の変形を発生させず、支柱締付けボルト13aを強く締付けるためには、大きな力がかかり変形し易いボルト孔11c1周辺の強度や剛性を向上させることが効果的である。そのため、この金具本体11では、窪み部11c3を設けることにより支柱2に近い側のボルト孔11c1周辺の強度や剛性を向上させ、支柱締付けボルト13aを強く締付けることができるようにした。
さらに、支柱2に近い側のボルト孔11c1周辺の窪み部11c3は、図7(c)に示すように、アーム部材3の外周面から浮き上がり接触しないため、より強い締付け力でアーム締付けボルト14aを締付けて、その周辺自身が変形しても、アーム部材3を変形させることはないので、他のボルト孔11c2周辺よりも大きな力で締付けることが可能となり、アーム取付金具1全体の振動や緩み等を効果的に抑制することができる。また、その窪み部11c3は、図7(c)に示すように、アーム部材3の外周面から浮き上がり接触してなく、さらにその湾曲形状によりアーム部材3からの振動等を吸収するので、アーム部材3からの振動等を金具本体11を介し締付けバンド12へ伝達することが少なくなり、アーム取付金具1全体の振動や緩み等を効果的に抑制することができる。
なお、上記の説明では、金具本体11の中継側面11cにおけるその複数のボルト孔11c1,11c2のうち少なくとも支柱2に近い側のボルト孔11c1周辺の内周面の半径を、他のボルト孔11c2周辺の内周面の半径より小さくして、支柱2に近い側のボルト孔11c1が設けられた箇所に窪み部11c3を設けることにより補強して説明したが、他のボルト孔11c2周辺にも同様の窪み部11c3を設けるようにしても勿論良い。また、本発明では、金具本体11の支柱対向縁部11a1,11b1に2箇所以上の角部11a11,11a12、角部11b11,11b12を設けることが第1の特徴であるので、支柱2に近い側のボルト孔11c1の周辺に窪み部11c3を設けることは必須ではなく、省略しても良い。ただし、この場合には、支柱2に近い側のボルト孔11c1が設けられた箇所は、窪み部11c3を設けた場合よりも強度や剛性が低下するので、その分、金具本体11の鋼板を厚肉化や増肉化したり、補強リブを設ける等して、その強度や剛性を向上させると良い。
また、上記実施形態の説明では、図1に示すように、歩行者用灯器4を一例にしたアーム取付金具1の使用例を示して説明したが、例えば、歩行者用灯器4よりも重量のある車両用灯器6等の場合は、図8に示すように、アーム部材3を上下に2本使用してそれぞれ上述のような本実施形態のアーム取付金具1を介して支柱2に取付けることもできる。なお、図8において、54は支持棒、55は自在バンド、56,57は振れ止め金具であり、周知のものである。
1 アーム取付金具
11 金具本体
11a 上側面
11b 下側面
11c 中継側面
11a1,11b1 支柱対向縁部
11a11,11a12,11b11,11b12 角部
11c3 窪み部
12 締付けバンド
13a 支柱締付けボルト
13b ナット
13c 座金
14a,15a アーム締付けボルト
14b,15b ナット
14c、15c 座金
16a バンド連結ボルト
2 支柱
3 アーム部材
4 歩行者用灯器
5 標示板
51 灯器取付金具
52 標示板取付金具
53 吊り金具
54 支持棒
55 自在バンド
56,57 振れ止め金具
6 車両用灯器

Claims (2)

  1. ほぼ円柱状または円筒状の支柱にアーム部材を取付けるためのアーム取付金具であって、
    アーム部材の基端の両側面にそれぞれ取付けられ、上側面と、下側面と、その上側面と下側面との間の中継側面とを有し、前記上側面および前記下側面にはそれぞれ通し孔が設けられると共に、支柱の外周面に対向して当接する支柱対向縁部が設けられた一対の金具本体と、
    一端はその一対の金具本体に連結される一方、他端は支柱締付けボルトにより締付けられる一対の締付けバンドとを有し、
    当該一対の締付けバンドは、それぞれ、前記一対の金具本体から前記支柱締付けボルトまで延びて支柱に接触する中継側面の前記一対の金具本体側の上下両側にそれぞれ本体側上側面と本体側下側面とが設けられた断面コ字形状であって、それら本体側上側面と本体側下側面とには通し孔が設けられており、前記一対の金具本体の上側面および下側面と、前記一対の締付けバンドの本体側上側面および本体側下側面とは、それぞれに設けられた前記通し孔にバンド連結ボルトが通されて連結されており、
    一対の金具本体それぞれの支柱対向縁部には、支柱に対しアーム部材が回転することを防止するための複数の角部が設けられており、支柱に取付けられる場合には、その複数の角部が支柱の外周面に当接して支柱に対しアーム部材が回転することを防止するように構成されていることを特徴とするアーム取付金具。
  2. 請求項1記載のアーム取付金具において、
    一対の金具本体は、それぞれ、上側面と、下側面と、その上側面と下側面との間の中継側面とからなり、対向する中継側面によりアーム部材を挟持しながらそのアーム部材の長手方向の複数でボルト孔を介してアーム締付けボルトにより締付けて固定され、各中継側面におけるその複数のボルト孔のうち少なくとも支柱に近い側のボルト孔が設けられた箇所の内周面の半径は、アーム部材の外周面の所定半径よりも小であるのに対し、他のボルト孔が設けられた箇所の内周面の半径は、アーム部材の外周面の所定半径とほぼ同じで、支柱に近い側のボルト孔の周辺にアーム部材の外周面から離間するように盛り上がった窪み部が形成されていることを特徴とするアーム取付金具。
JP2014205130A 2014-10-03 2014-10-03 アーム取付金具 Active JP5993424B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014205130A JP5993424B2 (ja) 2014-10-03 2014-10-03 アーム取付金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014205130A JP5993424B2 (ja) 2014-10-03 2014-10-03 アーム取付金具

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011273096A Division JP5693437B2 (ja) 2011-12-14 2011-12-14 アーム取付金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015034634A JP2015034634A (ja) 2015-02-19
JP5993424B2 true JP5993424B2 (ja) 2016-09-14

Family

ID=52543294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014205130A Active JP5993424B2 (ja) 2014-10-03 2014-10-03 アーム取付金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5993424B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2811375A (en) * 1956-08-14 1957-10-29 Pastushin Aviat Corp Demountable tank joint construction
JPS559944A (en) * 1978-07-06 1980-01-24 Dainichi Concrete Kogyo Kk Construction of connection between pole for mounting apparatus such as traffic sign and clamping device
JPS6032404Y2 (ja) * 1979-07-16 1985-09-27 株式会社クボタ プラスチックパイプ挾持用金具
JP2564204B2 (ja) * 1990-07-23 1996-12-18 小島プレス工業株式会社 合成樹脂製ダクトのブラケット支持構造及び方法
JP3387910B2 (ja) * 2001-01-18 2003-03-17 イワブチ株式会社 腕金用装柱バンド
JP2005006411A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Nippon Signal Co Ltd:The 腕金装柱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015034634A (ja) 2015-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7758060B2 (en) Integrated tow hook and bumper mounting bracket
JP5693437B2 (ja) アーム取付金具
JP6523630B2 (ja) 転落防止具
JP5993424B2 (ja) アーム取付金具
KR101904588B1 (ko) 설치가 용이한 가드레일 클램프
RU2471667C2 (ru) Грузовой автомобиль с рамой шасси
JP4640418B2 (ja) リーフスプリングの支持構造
JP6136302B2 (ja) ステアリングナックルの構造
KR100764485B1 (ko) 자동차용 서포트 빔
AU2015101794A4 (en) Chassis Assembly
JP6090718B2 (ja) 表示器用支柱
CN202368510U (zh) 汽车保险丝盒与转向支撑的安装结构
JP5978005B2 (ja) ブレース取付構造
JP4554458B2 (ja) 腕金の装柱装置
JP6214392B2 (ja) 押縁用押え金具
KR20140068581A (ko) 차량용 트랜스미션마운팅브라켓의 장착구조
JP2011189790A (ja) 車体への部材搭載構造
CN207989174U (zh) 碳罐安装支架结构及汽车
CN216663852U (zh) 一种拱桥钢梁结构施工用防落装置
JP5629560B2 (ja) 金車取付具及び架空線の延線方法
JP5537603B2 (ja) ブレース取付金具とその取扱方法
JP3175687U (ja) ガードレール設置補助具
JP6469901B1 (ja) ネットフェンス
WO2016163247A1 (ja) アンダーランプロテクタの取付部材
KR101560207B1 (ko) 판스프링용 사이렌서

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5993424

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250