JP5993242B2 - 振動機能付きタッチセンサ、電子機器、振動機能付きタッチセンサの押圧点座標決定方法 - Google Patents

振動機能付きタッチセンサ、電子機器、振動機能付きタッチセンサの押圧点座標決定方法 Download PDF

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本発明は、振動機能付きタッチセンサ、電子機器、振動機能付きタッチセンサの押圧点座標決定方法に関する。
タッチパネル上に液晶画面によってスイッチなどの操作部を表示して、ユーザの指での操作を可能としたユーザインタフェースが多くの分野で利用されている。
また、振動機能付きタッチセンサとして、ユーザに対して、タッチパネルを操作したときに実際の物理的なスイッチを動かしたような操作感を与えるために、振動を発生させるものが開発されている。その場合は、例えばタッチパネルの周囲に圧電アクチュエータを装着して、ユーザがタッチパネル上の操作ボタンを押した場合に振動又は音を発生させることで、実際の物理的なボタンの操作と同様の操作感を提供する(例えば、特許文献1を参照。)。
圧電アクチュエータは、例えば、チタン酸バリウム等のセラミックスからなる。セラミックスに圧力を加えると電圧が発生し、その反対に、セラミックスに電圧を印加するとセラミックスが変形を起こす。このような圧電効果を用いることで、圧電アクチュエータに振動を発生させている。
特開2011−30290号公報
抵抗膜方式タッチパネルは、隙間を空けて配置された上部電極と下部電極とを有している。そして、指又はペンによってタッチパネルが押されると、上部電極と下部電極が接触することで、押圧点の座標が取得される。
しかし、振動機能付きタッチセンサではタッチパネルが振動するので、タッチパネルが押されていても押圧点において上部電極と下部電極が接触と離反を繰り返すことがある。その場合には、押圧点の座標が正しく取得されず、つまりタッチパネルに誤動作が生じる。
本発明の課題は、振動機能付きタッチセンサにおける誤動作を減らすことにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る振動機能付きタッチセンサは、振動膜方式タッチパネルと、振動素子と、haptics信号発生部と、信号変換部と、座標取得部と、座標記憶部と、座標決定部とを備えている。
振動素子は、抵抗膜方式タッチパネルを振動させる。
haptics信号発生部は、振動素子により抵抗膜方式タッチパネルを振動させるhaptics信号を発生する。
信号変換部は、抵抗膜方式タッチパネルの押圧点に応じて検出される抵抗膜方式タッチパネルの電圧を、抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標に変換する。
座標取得部は、抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を、信号変換部から所定のサンプリング周期Tsで取得する。
座標記憶部は、座標取得部で取得した抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を記憶する。
座標決定部は、座標記憶部に記憶された、所定のサンプリング数のタッチパネルの押圧点の座標に基づいて、抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標と決定する。
この振動機能付きタッチセンサでは、抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を所定のサンプリング周期で所定のサンプリング数取得し、抵抗膜方式タッチパネルの無押圧時の座標がゼロ座標である場合は、取得したサンプリング数の座標のうちの最大値を押圧点の座標とする。一方、抵抗膜方式タッチパネルの無押圧時の座標が最大座標である場合は、取得したサンプリング数の座標のうちの最小値を押圧点の座標とする。
ここで、ゼロ座標とは、抵抗膜方式タッチパネルの座標の基準点を表す座標のことを言う。また、最大座標とは、抵抗膜方式タッチパネルが取りうる座標の最大値のことを言う。
これにより、抵抗膜方式タッチパネルの振動により、抵抗膜方式タッチパネルが本来の押圧点の座標とは異なる座標を出力した場合でも、本来の押圧点の座標を得ることができる。
サンプリング周期Tsが、10μs以上、抵抗膜方式タッチパネル振動時の振動周期Thの1/3以下であってもよい。
この振動機能付きタッチセンサでは、サンプリング周期を抵抗膜方式タッチパネルの振動周期の1/3以下とすることで、抵抗膜方式タッチパネルが振動している場合でも、抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標の最大値又は最小値を漏れなくサンプリングできる。また、μs以上とし、システムの処理能力を超えない程度のサンプリング周期とすることで、抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を漏れなくサンプリングできる。
サンプリング数が、Th/Ts個以上、10×Th/Ts個以下であってもよい。
この振動機能付きタッチセンサでは、サンプリング数をTh/Ts個(抵抗膜方式タッチパネルの振動の1周期の間に取得されたサンプリング数)以上とすることにより、抵抗膜方式タッチパネルが振動している場合でも、少なくとも抵抗膜方式タッチパネルの振動1周期分の抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標が記憶されており、この記憶された座標には確実にサンプルされた押圧点の座標の最大値が含まれている。よって、座標記憶部に記憶された抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標から確実に実際の抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を得ることができる。また、10×Th/Ts個以下とすることにより、座標記憶部の記憶媒体の容量を多く使うことなく、かつ、演算速度が速くなるため、効率よく抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を求めることができる。
座標取得部は、haptics信号の振動周期に基づいて、サンプリング周期を決定してもよい。
この振動機能付きタッチセンサでは、haptics信号の振動周期に基づいてサンプリング周期を決定することで、抵抗膜方式タッチパネルの振動周期を取得する手段が不要となるため、より少ない部品点数で効率よくサンプリング周期を決定できる。
座標取得部は、haptics信号発生部からのhaptics信号の送信開始と同期して、抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標の取得を開始してもよい。
この振動機能付きタッチセンサでは、haptics信号の送信開始と同期して抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標の取得を開始することで、抵抗膜方式タッチパネルが振動して押圧点の座標の出力値が振動している場合、確実に押圧点の振動の0位相を捉えることができる。これにより、確実に少なくとも1周期分全体のデータを取得することができ、より確実に抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標の最大値又は最小値を取得できる。
本発明の他の見地に係る電子機器は、上記の振動機能付きタッチセンサを有している。
この電子機器では、上記の振動機能付きタッチセンサを有することにより、電子機器の誤動作を減少させることができる。
本発明の他の見地に係る振動機能付きタッチセンサの押圧点座標決定方法は、以下のステップを備えている。
◎抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を、所定のサンプリング周期で取得する座標取得ステップ
◎座標取得ステップで取得した座標を記憶する座標記憶ステップ
◎座標記憶ステップで記憶された所定のサンプリング数の座標を比較し、抵抗膜方式タッチパネルの無押圧時の座標がゼロ座標の場合は、比較対象となった座標のうちの最大値を、抵抗膜方式タッチパネルの無押圧時の座標が最大座標の場合は、比較対象となった座標のうちの最小値を、押圧点の座標とする座標決定ステップ
この方法では、抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を所定のサンプリング周期で所定のサンプリング数取得し、抵抗膜方式タッチパネルの無押圧時の座標がゼロ座標の場合は、取得した所定のサンプリング数の座標のうちの最大値を押圧点の座標とし、抵抗膜方式タッチパネルの無押圧時の座標が最大座標の場合は、取得した所定のサンプリング数の座標のうちの最小値を押圧点の座標とする。これにより、抵抗膜方式タッチパネルが本来の押圧点の座標とは異なる座標を出力した場合でも、本来の押圧点の座標を誤差なく出力できる。
本発明のタッチセンサでは、振動機能付きタッチセンサにおける誤動作を減らすことができる。
タブレット型コンピュータの平面図、A−A断面図、及びB−B断面図。 図1の部分拡大図。 他のタブレット型コンピュータのB−B断面図。 抵抗膜方式タッチパネルの模式的断面図。 タブレット型コンピュータの制御構成を示すブロック図。 信号変換部の構成を示すブロック図。 信号変換部の構成を示すブロック図。 信号変換部の構成を示すブロック図。 信号変換部の構成を示すブロック図。 コントローラの制御動作を示すフローチャート。 検出されたX座標の時間変化を示すグラフ。 検出されたX座標の時間変化を示すグラフ。 検出されたX座標の時間変化を示すグラフ。
(1)タブレット型コンピュータ
図1を用いて、本発明の一実施形態としてのタブレット型コンピュータ1(電子機器の一例)を説明する。図1は、タブレット型コンピュータの平面図、A−A断面図、及びB−B断面図である。
タブレット型コンピュータ1は、主に、ケース3と、ディスプレイ5と、抵抗膜方式タッチパネル7とを有している。ケース3は例えばプラスチック製の箱形部材である。ディスプレイ5は、例えば、液晶ディスプレイであり、ケース3内に配置されている。抵抗膜方式タッチパネル7は、ケース3に装着されている。
抵抗膜方式タッチパネル7は、一般に、透明導電膜が設けられた一対のフィルム又はガラスからなる。一対のフィルム又はガラスは、透明導電膜同士が互いに対向するように貼り合わされる。そして、指又はペンで押されたときに透明電極膜同士が接触することで、タッチパネル入力が行われる。なお、透明導電膜の一方がX座標回路を構成し、他方がY座標回路を構成する。
図4を用いて、抵抗膜方式タッチパネル7の構造を具体的に説明する。図4は、抵抗膜方式タッチパネルの模式的断面図である。具体的には、抵抗膜方式タッチパネル7は、図4に示すように、下部シート41、下部電極43と、上部シート45と、上部電極47とを有している。下部電極43は、下部シート41の上面に形成されている。上部シート45は、上部電極47の下面に形成されている。上部電極47と下部電極43との間には隙間が確保されている。図4に示すように人間の指が上部シート45を下方に押すと、上部電極47が下部電極43に接触して、押圧点の座標が取得される。
(2)振動素子
タブレット型コンピュータ1は、さらに、振動素子9を有している。振動素子9は、圧電効果を実現するための部材であってもよい。また、振動素子9は、2つの振動素子(第1振動素子9A及び第2振動素子9B)により構成されていてもよい。振動素子9が、2つの振動素子で構成されるとき、それぞれの振動素子(第1振動素子9A及び第2振動素子9B)は、抵抗膜方式タッチパネル7の裏面に装着されていてもよい。この場合、第1振動素子9A及び第2振動素子9Bは、図1に示すように、抵抗膜方式タッチパネル7の両端に離れて装着されている。
図2を用いて、振動素子9が圧電効果を実現するための部材であるときの振動素子9の構造を詳細に説明する。振動素子9は、DMA(Distributed Mode Actuator)であり、2枚の圧電素子を貼り合わせた構造であり、2枚の圧電素子のそれぞれに差動的な電圧を加えると伸縮方向が反対になるため反りが生ずる現象を利用している。振動素子9は、主に、第1金属板11と、ピエゾ素子13,15とを有している。ピエゾ素子13,15は、第1金属板11の両面に貼りつけられている。これら部材は、一方向に長く延びる短冊状の部材である。振動素子9は、さらに、樹脂成型物17と、第2金属板19とを有している。樹脂成型物17はブロック状の部材であり、第1金属板11の一端が固定されている。また、樹脂成型物17は、第2金属板19の一端側の平面に固定されている。第2金属板19は、第1金属板11と同様に一方向に長く延びる短冊状の部材である。振動素子9が抵抗膜方式タッチパネル7の裏面に装着されるとき、第2金属板19は、両面テープ21によって、抵抗膜方式タッチパネル7の裏面に固定されている。
以上のようにして、第1金属板11及びピエゾ素子13,15からなる振動体が片持ち状態で抵抗膜方式タッチパネル7の裏面に固定されている。電圧が加えられるとピエゾ素子13、15は画面内方向に延伸することで、第1金属板11に撓み振動が発生する。この振動は、樹脂成型物17及び第2金属板19を介して、抵抗膜方式タッチパネル7に伝達される。
なお、振動素子9の取り付け位置は、抵抗膜方式タッチパネル7の裏面に限定されない。例えば、図3に示すように、振動素子9をケース3の内壁に取り付けてもよい。この場合、抵抗膜方式タッチパネル7だけでなく、タブレット型コンピュータ1全体を振動できる。
また、振動素子9は、圧電効果を実現するための部材に限られず、圧電効果を実現するための部材以外の、振動機能付きタッチセンサに適用できる種々の振動素子であってよい。
例えば、振動素子9として、小型モータの回転軸にモータの回転軸から重心をずらした重りを取り付け、重りを小型モータにより回転させて振動を発生させる振動素子を用いてもよい。このような振動素子を用いると、圧電効果を用いる振動素子よりも大きな振動を発生できる。
(3)制御部
図5を用いて、タブレット型コンピュータ1の制御構成を説明する。図5は、タブレット型コンピュータ1の制御構成を示すブロック図である。
図5に示すように、タブレット型コンピュータ1は、抵抗膜方式タッチパネル7と、信号変換部25と、コントローラ23とを有している。信号変換部25は、抵抗膜方式タッチパネル7の押圧点に応じた電圧の検出を行い、当該電圧を押圧点の座標値信号に変換してコントローラ23に出力する。信号変換部25は、例えば、アナログタッチパネルコントローラボードである。コントローラ23は、信号変換部25から座標信号が入力されると、それに基づいて情報処理を行い、さらに各種表示を行う。コントローラ23は、CPU、RAM、ROM等からなりプログラムを実行するコンピュータである。
図6A〜図6Dに、信号変換部25の構成を示すブロック図を示す。図6A〜図6Dに示すように、信号変換部25は、A/D変換器251と、プルダウン抵抗253a又はプルアップ抵抗253bと、第1接続端子255aと、第2接続端子255bと、第3接続端子255cと、電圧−座標変換部257とを有する。
第1接続端子255aは、電圧Vccを出力しており、抵抗膜方式タッチパネル7の上部電極47の一端の設けられた第1接続電極47aに接続されている。第3接続端子255cは、GNDに接続され、抵抗膜方式タッチパネル7の上部電極47の他の一端に設けられた第2接続電極47bに接続されている。これにより、上部電極47には、第1接続電極47aから第2接続電極47bの方向に電流が流れる。
A/D変換器251は、一端が、第2接続端子255bを介して抵抗膜方式タッチパネル7の下部電極43と接続され、他の一端がGNDに接続されている。これにより、A/D変換器251は、下部電極43とGND間のアナログ電圧を検出し、検出されたアナログ電圧をデジタル信号に変換する。電圧−座標変換部257は、A/D変換器251と接続され、A/D変換器251から出力されるデジタル信号(下部電極43−GND間電圧)を抵抗膜方式タッチパネル7の押圧点の座標値信号に変換し、コントローラ23に座標値信号を出力する。
プルダウン抵抗253a又はプルアップ抵抗253bは、抵抗膜方式タッチパネル7が押圧されていない(無押圧)時の検出電圧を決定する。プルダウン抵抗253aは、図6A及び図6Cに示すように、A/D変換器251と並列に接続され、抵抗膜方式タッチパネル7無押圧時に、A/D変換器251に0Vを検出させる。プルアップ抵抗253bは、図6B及び図6Dに示すように、A/D変換器251のGNDが接続された一端とは異なる側の一端と電圧Vccの出力に接続され、抵抗膜方式タッチパネル7無押圧時に、A/D変換器251にVcc(V)を検出させる。
プルダウン抵抗253a及びプルアップ抵抗253bは、抵抗膜方式タッチパネル7の下部電極43及び上部電極47よりも十分に高い抵抗値を有していてもよい。これにより、A/D変換器251に入力される電圧値が、これらの抵抗に流れる電流の影響を受けにくくなる。そのため、複雑な補正をすることなく正確に下部電極43と共通電極間の電圧値を測定できる。
コントローラ23は、haptics信号発生部27と、座標取得部29と、座標記憶部31と、座標決定部33とを有している。これら機能は、ソフトウェア及びハードウェアで実現される。
haptics信号発生部27は、振動機能付きタッチセンサ22を振動させるhaptics信号を発生する。haptics信号発生部27は、第1振動素子9A及び第2振動素子9Bに駆動信号を送信して、それらを振動させる。haptics信号発生部27は、マイクロコントローラからなり、第1振動素子9A及び第2振動素子9Bにhaptics信号を送信できる。より具体的には、マイクロコントローラは、第1振動素子9A及び第2振動素子9Bにhaptics信号を送信する一対のDAコンバータ(DAC)を有している。
座標取得部29は、抵抗膜方式タッチパネル7の押圧点の座標を、信号変換部25から所定のサンプリング周期Tsで取得する。
座標記憶部31は、座標取得部29で取得した抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を記憶する。
座標決定部33は、抵抗膜方式タッチパネル7無押圧時の座標がゼロ座標の場合は、座標記憶部に記憶された、所定のサンプリング数の抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標のうちの最大値を、抵抗膜方式タッチパネル7無押圧時の座標が最大座標の場合は、所定のサンプリング数の抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標のうちの最小値を、抵抗膜方式タッチパネル7の押圧点の座標と決定する。
座標取得部29、座標記憶部31、及び座標決定部33は、抵抗膜方式タッチパネル7に人間の指が触れると、抵抗膜方式タッチパネル7からの検出電圧に基づいて指が触れた位置を判定する入力位置判定機能を実現している。この判定情報を用いて、コントローラ23は、タブレット型コンピュータ1としての機能を実行する。
上述の抵抗膜方式タッチパネル7と、第1振動素子9A及び第2振動素子9Bと、素子駆動部haptics信号発生部27とによって、振動機能付きタッチセンサ22が構成されている。
(4)抵抗膜方式タッチパネルの押圧点座標値取得動作
図6A〜図6Dを参照しながら、抵抗膜方式タッチパネル7が押圧された時の押圧点の座標値取得動作を説明する。図6A〜図6Bに示すように、指又はペンにより抵抗膜方式タッチパネル7が押圧点Pにおいて押圧されて、上部電極47と下部電極43が電気的に接触したとする。
この時、上部電極47には、第1接続電極47aから第2接続電極47bに向かって電流が流れているため、上部電極47の第1接続電極47aから押圧点Pまでの距離と、押圧点Pから第2接続電極47bまでの距離の比率に応じた電圧が、下部電極43に接続されたA/D変換器251により検出される。例えば、第1接続電極47aから押圧点Pまでの距離と、押圧点Pから第2接続電極47bまでの距離の比が、6:4であるとすると、A/D変換器251により検出される電圧は0.4Vcc(V)となる。
なお、プルダウン抵抗253a及びプルアップ抵抗253bの抵抗値が上部電極47及び下部電極43の抵抗値と比較して十分に大きい場合、図6A及び図6Cのようにプルダウン抵抗253aが接続されている場合でも、図6B及び図6Dのようにプルアップ抵抗253bが接続されている場合でも、押圧点Pに応じて検出される電圧は、ほぼ同じである。
上部電極47と下部電極43が離反している時にA/D変換器251により検出される電圧は、図6A及び図6Cのようにプルダウン抵抗253aが接続される場合と、図6B及び図6Dのようにプルアップ抵抗253bが接続される場合で異なる。
プルダウン抵抗253aが接続される場合、下部電極43がプルダウン抵抗253aを介してGNDと電気的に接続されているため、上部電極47と下部電極43が離反している時に検出される電圧は0Vとなる。一方、プルアップ抵抗253bが接続される場合、下部電極43がプルアップ抵抗253bを介してVccの出力と電気的に接続されるため、上部電極47と下部電極43が離反している時に検出される電圧はVcc(V)となる。
次に、押圧点Pに応じて検出された電圧を、電圧−座標変換部257により押圧点Pの座標値に変換する。この時、プルダウン抵抗253aが接続されるかプルアップ抵抗253bが接続されるか、及び、座標値の基準点(座標値が0である点)及び座標値の増加方向により以下に示す4種類の座標値決定方法が存在する。
以下の説明において、第1接続電極47aからの距離と、第2接続電極47bからの距離の比が6:4になる押圧点Pがユーザにより押圧され、A/D変換器251により0.4Vcc(V)が検出されたと仮定する。また、座標値は0〜Cmaxの範囲にあると仮定する。
(A)プルダウン抵抗が接続される場合
(A−1)座標値の基準点が第2接続電極47bで、座標値の増加方向が第2接続電極47bから第1接続電極47aに向かう方向の場合(図6A)
本条件における押圧点Pの座標値は0.4*Cmaxとなる。すなわち、押圧点Pの座標値は、A/D変換器251により検出される電圧をVdとすると、Vd/Vcc*Cmaxにより算出される。また、抵抗膜方式タッチパネル7が無押圧の時、Vd=0Vとなるので、座標値は0(ゼロ座標)となる。
(A−2)座標値の基準点が第1接続電極47aで、座標値の増加方向が第1接続電極47aから第2接続電極47bに向かう方向の場合(図6C)
本条件における押圧点Pの座標値は0.6*Cmaxとなる。すなわち、本条件における押圧点Pの座標値は、(Vcc−Vd)/Vcc*Cmaxにより算出される。また、抵抗膜方式タッチパネル7が無押圧の時、座標値はCmax(最大座標)となる。
(B)プルアップ抵抗が接続される場合
(B−1)座標値の基準点が第2接続電極47bで、座標値の増加方向が第2接続電極47bから第1接続電極47aに向かう方向の場合(図6B)
本条件における押圧点Pの座標値は0.4*Cmaxとなる。すなわち、本条件における押圧点Pの座標値は、Vd/Vcc*Cmaxにより算出される。また、抵抗膜方式タッチパネル7が無押圧の時、Vd=Vccとなるので、座標値はCmax(最大座標)となる。
(B−2)座標値の基準点が第1接続電極47aで、座標値の増加方向が第1接続電極47aから第2接続電極47bに向かう方向の場合(図6D)
本条件における押圧点Pの座標値は0.6*Cmaxとなる。すなわち、本条件における押圧点Pの座標値は、(Vcc−Vd)/Vcc*Cmaxにより算出される。また、抵抗膜方式タッチパネル7が無押圧の時、座標値は0(ゼロ座標)となる。
なお、抵抗膜方式タッチパネル7が2次元の座標を検出する場合、もう一方の軸方向の座標値は、以下のようにして算出する。まず、下部電極43の両端に信号変換部25のVccの出力とGNDを接続し、下部電極43に図6A〜図6Dの第1接続電極47aから第2接続電極47bの方向とは垂直の方向(図6A〜図6Dにおいては、紙面の法線方向)に電流を流す。また、上部電極47には信号変換部25のA/D変換器251を接続する。そして、下部電極43と上部電極47が接触した時にA/D変換器251により検出される電圧に基づいて、上記と同様にして座標値を算出する。
上記の例では、下部電極43に電流が図6A〜図6Dの第1接続電極47aから第2接続電極47bの方向とは垂直の方向に流れるように、下部電極43の両端にVccの出力とGNDを接続し、上部電極47に信号変換部25のA/D変換器251を接続していたが、これに限られない。上部電極47に電流が第1接続電極47aから第2接続電極47bの方向とは垂直の方向に流れるように、上部電極47の両端にVccの出力とGNDを接続し、下部電極43に信号変換部25のA/D変換器251を接続してもう一方の軸方向の座標値を算出してもよい。この場合、A/D変換器251を下部電極43から上部電極47に、Vccの出力とGNDを上部電極47から下部電極43に接続しなおす必要がなくなるため、信号変換部25の回路構成が単純になる。
(5)コントローラの制御動作
図7を用いて、コントローラ23の制御動作を説明する。図7は、コントローラの制御動作を示すフローチャートである。
振動機能付きタッチセンサ22の動作が開始されると、ステップS1では、座標取得部29が押圧点の座標の取得を開始する。具体的には、座標取得部29が、サンプリング周期Tsで信号変換部からX座標、Y座標を連続して取得する。
ステップS2では、座標記憶部31は、押圧点の座標の記憶を開始する。具体的には、座標記憶部31は、座標取得部29から送信されてくるX座標、Y座標を順番に記憶していく。
ステップS3では、所定数の座標が記憶されるのを待つ。
ステップS4では、抵抗膜方式タッチパネル7において無押圧時の座標値がゼロ座標であるか、最大座標であるかの判断を行う。無押圧時の座標値がゼロ座標である場合はステップS5へ、最大座標である場合はステップS7へ進む。
ステップS5では、所定数の座標から最大値が抽出される。具体的には、座標決定部33が座標記憶部31から所定数の座標から最大値を抽出する。
ステップS6では、座標の最大値が押圧点の座標として決定される。具体的には、座標決定部33が押圧点を決定する。
ステップS7では、所定数の座標から最小値が抽出される。具体的には、座標決定部33が座標記憶部31から所定数の座標から最小値を抽出する。
ステップS8では、座標の最小値が押圧点の座標として決定される。具体的には、座標決定部33が押圧点を決定する。
ステップS9では、振動機能付きタッチセンサ22の動作が停止したか否かが判断される。「Yes」の場合は制御動作が終了し、「No」であればプロセスはステップS3に戻る。ステップS3に戻る際には、先の押圧点の座標の決定に用いられた座標は消去されてもよい。いずれにしても、次の押圧点の座標の決定には、先の決定に用いられた座標は用いられない。
(6)検出されたX座標の時間変化
次に、図8A及び図8Bを用いて、座標取得部29によって検出されるX座標の変化を説明する。図8A及び図8Bは、検出されたX座標の時間変化を示すグラフである。なお、Y座標の場合もX座標の場合と同様であるので、Y座標の説明は省略する。
図8及び図8Bに示すように、抵抗膜方式タッチパネル7が無押圧の時に、座標値がゼロ座標となる場合は、時間の経過に伴って、検出されるX座標値は、本来の値から下がって0になり、再び本来の値に戻るという変化を繰り返す(図8A)。これは、haptics信号の出力によって、抵抗膜方式タッチパネル7が振動することで下部電極43及び上部電極47が接触と離反を繰り返すからである。
一方、抵抗膜方式タッチパネル7が無押圧の時に、座標値が最大座標となる場合は、時間の経過に伴って、検出されるX座標値は、本来の値から上がって最大座標になり、再び本来の値に戻るという変化を繰り返す(図8B)。
以上より、図8A及び図8Bに示すサンプリングされたX座標の値は様々であるが、本実施形態では座標決定部33が所定数サンプリングから、抵抗膜方式タッチパネル7が無押圧の時に座標値がゼロ座標となる場合には、最大値を抽出してそれをX座標と決定し、抵抗膜方式タッチパネル7が無押圧の時に座標値が最大座標となる場合には、最小値を抽出してそれをX座標と決定するので、本来のX座標が得られることになる。なお、ここで所定数サンプリングから平均値を抽出しても本来のX座標が得られないことは図より明らかである。
(7)各周期の関係
図9を用いて、サンプリング周期Ts、振動周期Th、座標更新周期の関係について説明する。図9は、検出されたX座標の時間変化を示すグラフである。この実施形態では、サンプリング周期Tsが、10μs以上、抵抗膜方式タッチパネル7振動時の振動周期Thの1/3以下になっている。サンプリング周期Tsを抵抗膜方式タッチパネル7の振動周期の1/3以下とすることで、抵抗膜方式タッチパネルが振動している場合でも、抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標の最大値又は最小値を漏れなくサンプリングできる。また、10μs以上とし、システムの処理能力を超えない程度のサンプリング周期とすることで、抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を漏れなくサンプリングできる。
また、サンプリング数が、Th/Ts個以上、10×Th/Ts個以下に設定されている。この実施形態では、サンプリング数をTh/Ts個(抵抗膜方式タッチパネルの振動の1周期の間に取得されたサンプリング数)以上とすることにより、抵抗膜方式タッチパネルが振動している場合でも、少なくとも抵抗膜方式タッチパネルの振動1周期分の抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標が記憶されており、この記憶された座標には確実にサンプルされた押圧点の座標の最大値又は最小値が含まれている。よって、座標記憶部に記憶された抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標から確実に実際の抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を得ることができる。また、10×Th/Ts個以下とすることにより、座標記憶部の記憶媒体の容量を多く使うことなく、かつ、演算速度が速くなるため、効率よく抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を求めることができる。
なお、座標更新周期=サンプリング周期×サンプリング数なので、例えばサンプリング周期が(1/3)Thであり、サンプリング数が6であれば、座標更新周期は2Thになる。
座標取得部29は、haptics信号の振動周期Th(図5参照)に基づいて、サンプリング周期Tsを決定してもよい。この場合は、抵抗膜方式タッチパネルの振動周期を取得する手段が不要となるため、より少ない部品点数で効率よくサンプリング周期を決定できる。
座標取得部29は、haptics信号発生部27からのhaptics信号の送信開始と同期して(図5参照)、抵抗膜方式タッチパネル7の押圧点の座標の取得を開始してもよい。
この場合は、haptics信号の送信開始と同期して抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標の取得を開始することで、抵抗膜方式タッチパネルが振動して押圧点の座標の出力値が振動している場合、確実に押圧点の振動の0位相を捉えることができる。これにより、確実に少なくとも1周期分全体のデータを取得することができ、より確実に抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標の最大値又は最小値を取得できる。
(8)実施形態の作用効果
上記実施形態は、下記のように表現可能である。
本発明の一見地に係る振動機能付きタッチセンサ22(振動機能付きタッチセンサの一例)は、抵抗膜方式タッチパネル7(抵抗膜方式タッチパネルの一例)と、振動素子9(振動素子の一例)と、haptics信号発生部27(haptics信号発生部の一例)と、信号変換部25(信号変換部の一例)と、座標取得部29(座標取得部の一例)と、座標記憶部31(座標記憶部の一例)と、座標決定部33(座標決定部の一例)とを備えている。振動素子9は、抵抗膜方式タッチパネル7を振動させる。haptics信号発生部27は、抵抗膜方式タッチパネル7を振動させるhaptics信号を発生する。信号変換部25は、抵抗膜方式タッチパネル7の押圧点に応じて検出される抵抗膜方式タッチパネル7の電圧を、抵抗膜方式タッチパネル7の押圧点の座標に変換する。座標取得部29は、抵抗膜方式タッチパネル7の押圧点の座標を、信号変換部25から所定のサンプリング周期Tsで取得する。座標記憶部31は、座標取得部29で取得した抵抗膜方式タッチパネル7の押圧点の座標を記憶する。座標決定部33は、座標記憶部31に記憶された、所定のサンプリング数のタッチパネルの押圧点の座標に基づいて、抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標と決定する。
この振動機能付きタッチセンサ22では、抵抗膜方式タッチパネル7の押圧点の座標を所定のサンプリング周期Tsで所定のサンプリング数取得し、抵抗膜方式タッチパネル7無押圧時の座標がゼロ座標である場合は、取得したサンプリング数の座標のうちの最大値を押圧点の座標とする。一方、抵抗膜方式タッチパネル7無押圧時の座標が最大座標である場合は、取得したサンプリング数の座標のうちの最小値を押圧点の座標とする。
これにより、抵抗膜方式タッチパネルの振動により、抵抗膜方式タッチパネルが本来の押圧点の座標とは異なる座標も出力した場合でも、本来の押圧点の座標を得ることができる。
(9)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
本発明は、振動機能付きタッチセンサ、電子機器、振動機能付きタッチセンサの押圧点座標決定方法に関する。
1 タブレット型コンピュータ
3 ケース
5 ディスプレイ
7 抵抗膜方式タッチパネル
9 振動素子
9A 第1振動素子
9B 第2振動素子
11 第1金属板
13 ピエゾ素子
15 ピエゾ素子
17 樹脂成型物
19 第2金属板
21 両面テープ
22 振動機能付きタッチセンサ
23 コントローラ
25 信号変換部
251 A/D変換器
253a プルダウン抵抗
253b プルアップ抵抗
255a 第1接続端子
255b 第2接続端子
255c 第3接続端子
257 電圧−座標変換部
27 haptics信号発生部
29 座標取得部
31 座標記憶部
33 座標決定部
41 下部シート
43 下部電極
45 上部シート
47 上部電極
47a 第1接続電極
47b 第2接続電極
P 押圧点

Claims (7)

  1. 抵抗膜方式タッチパネルと、
    前記抵抗膜方式タッチパネルを振動させる振動素子と、
    前記振動素子により前記抵抗膜方式タッチパネルを振動させるhaptics信号を発生するhaptics信号発生部と、
    前記抵抗膜方式タッチパネルの押圧点に応じて検出される前記抵抗膜方式タッチパネルの電圧を前記抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標に変換する信号変換部と、
    前記抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を、前記信号変換部から所定のサンプリング周期Tsで取得する座標取得部と、
    前記座標取得部で取得した前記抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を記憶する座標記憶部と、
    前記座標記憶部に記憶された、所定のサンプリング数の前記抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標に基づいて、前記抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を決定する座標決定部と、を備え、
    前記抵抗膜方式タッチパネルの無押圧時の座標がゼロ座標の場合は、前記座標決定部は、記憶された所定のサンプリング数の押圧点の座標のうちの最大値を前記抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標と決定し、前記抵抗膜方式タッチパネルの前記無押圧時の前記座標が最大座標の場合は、記憶された所定のサンプリング数の押圧点の座標のうちの最小値を前記抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標と決定する、振動機能付きタッチセンサ。
  2. 前記サンプリング周期Tsが、10μs以上、前記抵抗膜方式タッチパネル振動時の振動周期Thの1/3以下である、請求項1に記載の振動機能付きタッチセンサ。
  3. 前記サンプリング数が、Th/Ts個以上、10×Th/Ts個以下である、請求項2に記載の振動機能付きタッチセンサ。
  4. 前記座標取得部は、前記haptics信号の振動周期に基づいて、前記サンプリング周期を決定する、請求項1〜3のいずれかに記載の振動機能付きタッチセンサ。
  5. 前記座標取得部は、前記haptics信号発生部からのhaptics信号の送信開始と同期して、前記抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標の取得を開始する、請求項4に記載の振動機能付きタッチセンサ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の振動機能付きタッチセンサを有する、電子機器。
  7. 抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標を、所定のサンプリング周期で取得する座標取得ステップと、
    前記座標取得ステップで取得した座標を記憶する座標記憶ステップと、
    前記座標記憶ステップで記憶された所定のサンプリング数の前記座標を比較し、前記抵抗膜方式タッチパネルの無押圧時の座標がゼロ座標の場合は、比較対象となった前記座標のうちの最大値を、前記抵抗膜方式タッチパネルの前記無押圧時の前記座標が最大座標の場合は、比較対象となった前記座標のうちの最小値を、前記抵抗膜方式タッチパネルの押圧点の座標とする座標決定ステップと、
    備えた、振動機能付きタッチセンサの押圧点座標決定方法。
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