JP5993085B2 - 屈折力矯正のための角膜切片の摘出 - Google Patents

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Description

本発明は、角膜の手術装置に関し、特に、屈折力矯正のための角膜切片の摘出に関する。
屈折力矯正手術では、角膜を再形成し、眼球の屈折欠陥を矯正するため、レーザーを使用する。いくつかの技術によると、エキシマレーザーを用いた切除によって再形成される角膜の一部分を露出させるために、眼球のフラップが持ち上げられる。その後、フラップは元の位置に戻される。別の技術によると、角膜切片(レンチクル)を形成するため、フェムト秒レーザーによって角膜に切開が形成される。この角膜切片は、角膜を再形成するため、除去される。
本発明の実施形態において、屈折力矯正のための装置は、レーザー装置および制御コンピュータを具備する。レーザー装置は、複数の超短パルスを有するパルスレーザー放射を用いて眼球に角膜切片を形成するように構成される。レーザー装置は、パルスレーザー放射の焦点を制御するように構成された一つ以上の制御可能なコンポーネントを具備する。制御コンピュータは、眼球からの角膜切片の分離を容易にするために、パルスレーザー放射を用いて通路を形成すること、パルスレーザー放射を用いて背面切開を形成して角膜切片の背面側を形成すること、およびパルスレーザー放射を用いて前面切開を形成して角膜切片の前面側を形成することを一つ以上の制御可能なコンポーネントに命令するように構成される。
本発明の実施形態において、屈折力矯正のための方法は、複数の超短パルスを有するパルスレーザー放射の焦点を制御する工程を含む。眼球からの角膜切片の分離を容易にするために、パルスレーザー放射を用いて通路が形成される。パルスレーザー放射を用いて背面切開が形成され、角膜切片の背面側が形成される。パルスレーザー放射を用いて前面切開が形成され、角膜切片の前面側が形成される。
本発明の実施形態において、屈折力矯正のための実体のコンピュータ可読媒体は、コンピュータによって実行されるときに、複数の超短パルスを有するパルスレーザー放射の焦点を制御するように構成されたコンピュータコードを記憶している。また、コンピュータコードは、眼球からの角膜切片の分離を容易にするためにパルスレーザー放射を用いて通路を形成し、パルスレーザー放射を用いて背面切開を形成して角膜切片の背面側を形成し、パルスレーザー放射を用いて前面切開を形成して角膜切片の前面側を形成するようにさらに構成されている。
添付された図面を参照し、例を用いて、本発明の例示的な実施形態をより詳細に説明する。
本発明の実施形態による屈折力矯正を実施するように構成された装置の一例を示す図である。 本発明の実施形態による角膜切片の形成の一例を示す上面図である。 本発明の実施形態による角膜切片の形成の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態による角膜切片を形成する方法の一例を示す図である。
以下、記載および図面を参照しながら、本発明の装置、システム、および方法の実施形態の例を詳細に説明する。この記載および図面はすべてを網羅しているわけではなく、本発明の請求の範囲が、ここで図示され、記載される特定の実施形態に限定または制限されることはない。図面は実現可能な実施形態を示すが、必ずしも同じ縮尺で示されているわけではなく、よりわかりやすく図示するために、いくつかの構造は、簡略化、誇張化、省略化、または部分的に断片化されている可能性がある。また、一部の図面では模式図が用いられている可能性がある。
図1は、本発明の実施形態による角膜切片を形成するように構成された装置10の一例を示している。この実施形態において、装置10は、レーザー装置および制御コンピュータを含む。レーザー装置は、超短パルス(例えば、ピコ秒、フェムト秒、またはアト秒パルスなど)を有するパルスレーザー放射によって、眼球の角膜に(例えば実質層に)角膜切片を形成することができる。角膜切片は、角膜切片が除去される際に屈折力矯正が行われるように、屈折力矯正プロファイルに従って形成されても良い。
レーザー装置は、パルスレーザー放射の焦点を合わせるための制御可能なコンポーネントを含んでいても良い。制御コンピュータは、角膜切片の分離を容易にするために、パルスレーザー放射の焦点を角膜に合わせ、通路(例えば前面通路または背面通路など)を形成するように制御可能なコンポーネントを命令する。パルスレーザー放射は、角膜切片の前面側を形成するために前面切開を形成しても良く、角膜切片の背面側を形成するために背面切開を形成しても良い。ある実施形態において、パルスレーザー放射は、除去用切開を形成しても良く、この除去用切開を通じて角膜切片を手動または自動で除去できる。
図1に示された例において、装置10は、眼球22に手術を施す。装置10は、図のように連結されたレーザー装置15、患者用アダプター20、制御コンピュータ30、およびメモリ32を含む。レーザー装置15は、図のように連結されたレーザー光源12、スキャナ16、一つ以上の光学素子17、および/または集光対物レンズ18を含んでも良い。患者用アダプター20は、図のように連結された(試料から外側方向に配置された接触面26を有する)接触部品24およびスリーブ28を含んでも良い。メモリ32は制御プログラム34を記憶する。試料は、眼球22であっても良い。
レーザー光源12は、超短パルスを有するレーザービーム14を生成する。本明細書において、光の「超短」パルスとは、持続時間がピコ秒、フェムト秒、またはアト秒の単位であるような、1ナノ秒未満の持続時間を有する光のパルスのことを示す。角膜などの組織において、レーザービーム14の焦点が合う位置では、レーザー誘起光学破壊(LIOB)が起こり得る。レーザービーム14の焦点を正確に合わせることで、角膜細胞層に正確な切開を形成することができる。これによって、他の組織の不必要な破壊を減らすこと、または避けることが可能である。
レーザー光源12の例として、フェムト秒、ピコ秒、およびアト秒レーザーなどが挙げられる。レーザービーム14は、例えば、300〜650ナノメーター(nm)、650〜1050nm、1050〜1250nm、または1100〜1500nmの範囲の波長といったように、300〜1500nmの範囲の波長のような適当な波長を有していても良い。また、レーザービーム14は、例えば直径4マイクロメーター(μm)以下といったように比較的小さな焦点量を有していても良い。いくつかの実施形態において、レ−ザー光源12および/または放射路は、真空か、または真空に近い状態であっても良い。
スキャナ16、光学素子17、および集光対物レンズ18は、ビームの軌道上に位置する。スキャナ16は、横方向または縦方向にレーザービーム14の焦点を制御する。ここで「横方向」とはレーザービーム14の伝播方向に対して垂直な方向を示し、「縦方向」とはビームの伝播方向を示す。横方向の平面はx−y平面と呼ばれても良く、縦方向はz方向と呼ばれても良い。いくつかの実施形態において、患者用インターフェース20の接触面26はx−y平面上に位置する。
スキャナ16は、適切な方式でレーザービーム14を横方向に導くことができる。例えば、スキャナ16は相互に垂直な軸周りに傾斜可能な一組のガルバノメトリック作動式のスキャナミラーを含んでいても良い。別の例として、スキャナ16は、レーザービーム14を電気光学的に動かすことができる電気光学結晶を含んでいても良い。スキャナ16は適切な方式でレーザービーム14を縦方向に導くことができる。例えば、スキャナ16は、ビームの焦点のz位置を制御することができる縦方向に調節可能なレンズ、屈折力可変レンズ、または形状可変ミラーを含んでいても良い。スキャナ16の焦点を制御するコンポーネントは、例えば、同様のまたは異なるモジュールユニットにおいて、ビームの軌道に沿って適切な方式で配置されても良い。
一つ(以上)の光学素子17は、レーザービーム14を集光対物レンズ18の方向に導く。光学素子17は、レーザービーム14を反射、屈折、および/または回折させることができる適切な光学素子であっても良い。例えば、光学素子17は、固定の偏向ミラーであっても良い。集光対物レンズ18は、レーザービーム14の焦点を患者用アダプター20に合わせ、患者用アダプター20と分離可能に連結されても良い。集光対物レンズ18は、fθ対物レンズなどの適切な光学素子であっても良い。
患者用アダプター20は、眼球22の角膜に接触する。例えば、患者用アダプター20は、接触部品24と連結されたスリーブ28を有する。スリーブ28は、集光対物レンズ18と連結している。接触部品24は、レ−ザー放射に対して透明であっても良く、あるいは半透明であっても良い。接触部品24は、角膜と接触する接触面26を有し、角膜の一部を平らにすることができる。いくつかの実施形態において、接触面26は平面であり、角膜上に平面領域をつくる。接触面26はx−y平面上にあっても良く、そのため、その平面領域もまたx−y平面上にあっても良い。別の実施形態では、接触面26は平面である必要はなく、例えば、凸面または凹面であっても良い。
制御コンピュータ30は、制御プログラム34に従って、例えばレ−ザー光源12およびスキャナ16などの制御可能なコンポーネントを制御する。制御プログラム34は、角膜領域にパルスレーザー放射の焦点を合わせて該領域の少なくとも一部分を光切断するように制御可能なコンポーネントに命令するコンピュータコードを含む。
いくつかの実施例において、スキャナ16は、適当な形状の切開を形成するためにレーザービーム14を方向付けても良い。切開の種類の例としては、ベッド切開と側面切開が挙げられる。ベッド切開は、典型的にx−y平面上に位置する2次元的な切開である。スキャナ16は、レーザービーム14の焦点を接触面26の下方の一定のz値の位置に合わせ、x−y平面において任意のパターンで焦点を移動させることで、ベッド切開を形成しても良い。側面切開は、角膜表面の下から(例えばベッド切開から)表面に延びる切開である。スキャナ16は、レーザービーム14の焦点のz値を変更し、x値および/またはy値を任意に変更することによって側面切開を形成しても良い。
角膜の任意の適切な部分を光切断しても良い。複数の角膜層のうちいずれか一つ以上の層を光切断のために選択しても良い。また、細胞層の一部を角膜に残しつつ、該細胞層の一部分をz方向に光切断しても良い。さらに、x−y平面上の特定の領域(または「目的部位」)を光切断のために選択しても良い。例えば、ベッド切開を形成している目的部位を光切断しても良い。
装置10は、任意の適当な方式で角膜層を光切断しても良い。いくつかの実施形態において、制御コンピュータ30は、レーザービーム14の焦点を接触面26の下方の一定のz値の位置に合わせ、目的部位を実質的に包含するx−y平面においてパターンで移動させるようにレーザー装置に命令しても良い。このとき、任意の適当なパターンを用いることができる。例えば、ジグザグパターンでは、スキャン軌道は一定のy値を有し、正(+)のx方向に移動する。スキャン軌道が目的部位の境界点に到達した場合、軌道は前のy値から所定の距離の次のy値に移動し、その後、別の境界点に到達するまで負(−)のx方向へ移動する。スキャン軌道は目的部位全体が完全にスキャンされるまで続く。別の例として、螺旋パターンでは、スキャン軌道は目的部位の中心またはその近傍から開始され、軌道が目的部位の境界に到達するまで螺旋状に移動する。逆もまた同様である。
レーザービーム14がスキャン軌道に沿って動く際に、レ−ザービームパルスは微小破壊を引き起こす。ある状況において、スキャン軌道のパターンが目的部位に微小破壊の不均一な分布を生む可能性がある。この場合、レーザービーム14はその分布をより均一にするために修正されても良い。例えば、特定の領域におけるパルスの数またはパルスの影響を減少させるために、特定のパルスを遮断しても良く、あるいはパルスエネルギーを低下させても良い。
図2および図3は、本発明の実施形態による角膜切片110の形成の一例を示している。図2は、角膜切片110の形成の上面図を示している。図3は、角膜切片110の形成の断面図を示している。
角膜切片110は、任意の適当な形状であっても良い。いくつかの実施形態において、角膜切片110は、例えば円形、楕円形、自由形状、または不均一形状などの適当な外周を持つ平らなディスク形状であっても良い。角膜切片110は、任意の適当な大きさを有していても良い。例えば、角膜切片110は、任意の適当な直径d(または半径r)、例えば約6.5mmのような1〜10mmの範囲の直径dを有していても良い。角膜切片110は、任意の適当な厚さt、例えば約50マイクロメートル(μm)のような10〜200μmの範囲の値を有していても良い。
装置10は、任意の適当な方式で角膜切片110を形成しても良い。いくつかの実施形態において、制御コンピュータ30は、レーザー放射を用いて、ベッド切開の一種である前面切開114および背面切開116を形成するようにレーザー装置を命令しても良い。前面切開114は角膜切片110の前面側を形成し、背面切開116は角膜切片110の背面側を形成する。いくつかの実施形態において、前面切開114および/または背面切開116は、角膜切片110が除去された後に屈折力矯正が行われるように、屈折力矯正のための屈折プロファイルを生じさせる。
前面切開114および背面切開116は、任意の適当な方式で、任意の適当な順番で形成されても良い。いくつかの実施形態において、側面切開の一種である通路によって、角膜切片110の除去を容易にしても良い。例えば、周囲の組織から角膜切片110の前面側を分離するために前面通路118を用いても良く、および/または、周囲の組織から角膜切片110の背面側を分離するために背面通路120を用いても良い。いくつかの実施形態では、角膜切片110を除去するために、通路を使用して、器具を切開の中に(例えば、手動または自動で)挿入し、角膜切片110の表面を残りの角膜から分離しても良い。
通路および切開は、任意の適当な順番で形成されても良い。例えば、通路は対応する切開より前に形成されても良く、後に形成されても良い。別の例として、前面通路および/または前面切開は、背面通路および/または背面切開より前に形成されても良く、後に形成されても良い。
通路は、任意の適当な大きさおよび形状を有していても良い。いくつかの実施形態において、中心線αを有する通路(ここで、iは通路を特定する)は、任意の適当な長さl、幅w、半径rに対する中心線αの角度Φ、および眼球の前方表面に対する中心線αの角度θを有していても良い。図2において、前面通路118は、通路の入口に向かってより狭くなる幅wと角膜切片110の中心に向かってより広くなる幅w´を有している。背面通路120は、端から端まで同じ幅wを有している。これらの幅は、任意の適当な値を有していても良く、例えば、0.5〜4mm、1〜3mm、または1.5〜2.0mmの範囲の値であっても良い。別の例において、背面通路は、通路118と同じ形状にされても良く、別の任意の形状を有していても良い。また、前面通路は、通路120と同じ形状にされても良く、別の任意の形状を有していても良い。背面通路および前面通路は、同じ形状であっても良く、別々の形状であっても良い。前面通路118の中心線αは、半径rに対して角度Φをなす。背面通路120の中心線αは、半径rに対して0度の角度Φ(不図示)をなす。これらの角度Φは、任意の適当な値を有していても良く、例えば0〜5度、5〜10度、10〜15度、または15〜20度の範囲であっても良い。
通路および切開は、任意の適当な順番で形成されても良い。例えば、通路は対応する切開より前に形成されても良く、後に形成されても良い。別の例として、前面通路および/または前面切開は、背面通路および/または背面切開より前に形成されても良く、後に形成されても良い。
図3において、前面通路118は長さlを有しており、背面通路120は長さlを有している。これらの長さは、1〜5mmの範囲などの任意の適当な値を有していても良い。前面通路118の中心線αは、眼球の表面に対して角度θを有していても良い。また、背面通路120の中心線αは、眼球の表面に対して角度θを有していても良い。これらの角度θは、通路の中に挿入された器具が切開に入り、残りの角膜から角膜切片の表面を分離することができるように、任意の適当な値を有していても良く、例えば、通路が対応する切開と実質的に接するような、または(5度以内で)ほぼ接するような値を有していても良い。例えば角度θは、通路が角膜切片の表面に対して接し得る、またはほぼ接し得る、0〜10、10〜20、または20〜30度の範囲の値を有していても良い。いくつかの実施形態において、角度θは、眼球の入射部で異なる値を有していても良く(例えば約90度)、その後、通路が角膜切片の表面と接する、またはほぼ接することが可能な値に変更されても良い。
角膜切片110は、任意の適当な方式で除去することができる。いくつかの実施形態において、角膜切片110は、前面切開または背面切開を通じて摘出されても良い。別の実施形態において、制御コンピュータ30は、除去用切開を形成するようにレーザー装置を命令しても良く、この除去用切開を通じて角膜切片を手動または自動で除去できる。除去用切開124は、任意の適当な大きさまたは形状を有していても良い。いくつかの実施形態において、除去用切開124は、適当な長さlremおよび眼球の表面に対する角度θremを有していても良い。例えば、長さlremは、直径dとほぼ同じか、あるいはその2mm前後の大きさであるような、除去用切開を介して角膜切片110を摘出することが可能な値を有していても良い。角度θremは、80〜110度の範囲の値を有していても良い。
図4は、本発明の実施形態による眼球の角膜に角膜切片を形成する方法の一例を示している。本発明の方法は、図1の装置10によって実行されても良い。
上記の方法は、背面通路120を形成する工程210から開始される。眼球の残部から角膜切片110の背面側を分離するために、背面通路120を用いても良い。工程212では、背面切開116が形成される。背面切開116は、角膜切片110の背面を形成する。工程214では前面通路118が形成される。眼球の残部から角膜切片110の前面側を分離するために、前面通路118を用いても良い。工程216では前面切開114が形成される。前面切開114は、角膜切片110の前面を形成する。
工程218では除去用切開124が形成される。この除去用切開124は、角膜切片110を分離することを考慮したものである。工程220では除去用切開124を介して角膜切片110が除去される。角膜切片110は、自動で除去されても良く、手動で除去されても良い。別の実施形態において、角膜切片110は、前面通路118または背面通路120を介して除去されても良い。
ここに開示された(制御コンピュータ30などの)システムおよび装置のコンポーネントは、インターフェース、ロジック、メモリ、および/または他の適当な要素を含んでいて良く、それらのいずれもハードウェアおよび/またはソフトウェアを含んでいても良い。インターフェースは、入力を受信し、出力を送信し、入力および/または出力を処理し、および/または別の適当な動作を実行することができる。ロジックは、例えば入力から出力を生成する命令を実行するような、コンポーネントの動作を実行することができる。ロジックはメモリにエンコードされていても良く、コンピュータによって実行された時に動作を行っても良い。ロジックは一つ以上のコンピュータのような処理装置、一つ以上のマイクロプロセッサ、一つ以上のアプリケーション、および/または他のロジックであっても良い。メモリは情報を記憶することが可能であり、一つ以上の実体のコンピュータ可読媒体および/またはコンピュータによって実行可能な記憶媒体を含んでいても良い。メモリの例としては、コンピュータメモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読み出し専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、取外し可能な記憶媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、データベースおよび/またはネットワークストレージ(例えば、サーバー)、および/またはコンピュータ可読媒体が挙げられる。
特定の実施形態において、その実施形態の動作は、コンピュータプログラムがエンコードされた一つ以上のコンピュータ可読媒体、ソフトウェア、コンピュータが実行可能な命令、および/またはコンピュータによって実行され得る命令などによって実現されても良い。特定の実施形態において、その動作は、コンピュータプログラムを記憶し、実体化し、および/またはエンコードする一つ以上のコンピュータ可読媒体、および/または、記憶されたおよび/またはエンコードされたコンピュータプログラムを有する一つ以上のコンピュータ可読媒体によって実現されても良い。
本発明は、特定の実施形態によって説明されてきたが、(変化、置換、追加、省略、および/または他の変更のような)実施形態の変更がなされ得ることは当業者にとって明白であろう。従って、本発明の範囲から逸脱することなく実施形態対する変更がなされ得る。例えば、ここに開示されたシステムと装置に変更を行っても良い。システムおよび装置のコンポーネントは統合されていても良く、あるいは分割されていても良い。システムおよび装置の動作は、より多くの、またはより少ない、あるいは別のコンポーネントによって実行されても良い。別の例として、変更はここに開示された方法に対してなされても良い。別の例として、その方法は、より多くの、またはより少ない、あるいは別の工程を含んでいても良く、それらの工程は、任意の適当な順番で実行されても良い。
本発明の範囲から逸脱することなく別の変更を実施することが可能である。例えば、本記載では特に実用的な適用についての実施形態を説明したが、他の適用も当業者にとって明白であろう。また、将来的な発展がこの中で議論された技術に対して起こる可能性があり、開示されたシステム、装置、および方法はそのような将来的な発展とともに用いられるであろう。
本発明の範囲は、本記載のみに関して決定されるべきではない。患者の状態に応じて、本記載は例示的な実施形態を用いて本発明の実施の原理および様式を説明または図示している。本記載は、当業者がシステム、装置、および方法を様々な実施形態において様々な変更を伴って使用することができるようになっているが、本発明の範囲を限定するために用いられるべきではない。
本発明の範囲は、請求項とその請求項が権利を保有する同等物の広い範囲に関して決定されるべきである。全ての請求項の用語は、ここで明白に述べていない限りは、妥当に広い解釈をされるべきであり、当業者によって理解される通常の意味として見なされるべきである。例えば、「a」や「the」等の単数の冠詞は、請求項が相反する明確な限定をしていない限りは、1つ以上の示唆された要素を意味するように読まれるべきである。別の例として、「each」は、セットのうちの各要素、またはセットのサブセットのうちの各要素を示す。ここでセットとは0または1つ以上の要素を含むものであっても良い。要するに、本発明は変更が可能であり、本発明の範囲は本記載のみに関してではなく、請求項とその同等物の全範囲に関して決定されるべきである。

Claims (24)

  1. 屈折力矯正のための装置であって、
    複数の超短パルスを有するパルスレーザー放射の焦点を制御するように構成された一つ以上の制御可能なコンポーネントを具備し、前記パルスレーザー放射を用いて眼球に角膜切片を形成するように構成されたレーザー装置と、
    前記眼球からの前記角膜切片の分離を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて通路を形成すること、前記パルスレーザー放射を用いて背面切開を形成して前記角膜切片の背面側を形成すること、および前記パルスレーザー放射を用いて前面切開を形成して前記角膜切片の前面側を形成することを前記一つ以上の制御可能なコンポーネントに命令するように構成された制御コンピュータとを具備し、
    前記制御コンピュータは、前記眼球からの前記角膜切片の分離を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて第2の通路を形成するように前記一つ以上の制御可能なコンポーネントを命令するものであり、
    前記制御コンピュータは、前記眼球からの前記角膜切片の背面側の分離を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて背面通路を形成することによって、及び、前記眼球からの前記角膜切片の前面側の分離を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて前面通路を形成することによって、前記通路及び前記第2の通路を形成するように前記一つ以上の制御可能なコンポーネントを命令するものである、装置。
  2. 前記制御コンピュータは、前記眼球からの前記角膜切片の背面側の分離を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて背面通路を形成することによって、前記通路を形成するように前記一つ以上の制御可能なコンポーネントを命令するものであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御コンピュータは、前記眼球からの前記角膜切片の前面側の分離を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて前面通路を形成することによって、前記通路を形成するように前記一つ以上の制御可能なコンポーネントを命令するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の装置。
  4. 前記背面通路は、前記背面切開と接するか、または5度以内の角度で接するものであることを特徴とする請求項または請求項に記載の装置。
  5. 前記前面通路は、前記前面切開と接するか、または5度以内の角度で接するものであることを特徴とする請求項または請求項に記載の装置。
  6. 前記背面通路及び前記前面通路は、別々の形状を有するものであることを特徴とする請求項に記載の装置。
  7. 前記背面通路は、端から端まで同じ幅を有するものであることを特徴とする請求項または請求項に記載の装置。
  8. 前記前面通路は、前記前面通路の入口に向かってより狭くなる幅と前記角膜切片の中心に向かってより広くなる幅を有するものであることを特徴とする請求項または請求項に記載の装置。
  9. 前記制御コンピュータは、前記眼球からの前記角膜切片の除去を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて除去用切開を形成するように前記一つ以上の制御可能なコンポーネントを命令するものであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記背面通路が、前記眼球の表面に対して0〜20度の間の角度を有するものであることを特徴とする請求項または請求項に記載の装置。
  11. 前記前面通路が、前記眼球の表面に対して0〜20度の間の角度を有するものであることを特徴とする請求項または請求項に記載の装置。
  12. 前記超短パルスが、1ナノ秒未満のパルスを有するものであることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の装置。
  13. コンピュータコードを記憶した一つ以上の実体のコンピュータ可読媒体であって、コンピュータによって実行されるときに、
    複数の超短パルスを有するパルスレーザー放射の焦点を制御し、
    眼球からの角膜切片の分離を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて通路を形成し、
    前記パルスレーザー放射を用いて背面切開を形成して前記角膜切片の背面側を形成し、
    前記パルスレーザー放射を用いて前面切開を形成して前記角膜切片の前面側を形成し、
    前記眼球からの前記角膜切片の分離を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて第2の通路を形成するようにさらに構成され、
    前記通路及び第2の通路の形成は、前記眼球からの前記角膜切片の背面側の分離を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて背面通路を形成すること、及び、前記眼球からの前記角膜切片の前面側の分離を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて前面通路を形成することをさらに含むことを特徴とする媒体。
  14. 前記通路の形成は、前記眼球からの前記角膜切片の背面側の分離を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて背面通路を形成することをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の媒体。
  15. 前記通路の形成は、前記眼球からの前記角膜切片の前面側の分離を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて前面通路を形成することをさらに含むことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の媒体。
  16. 前記背面通路は、前記背面切開と接するか、または5度以内の角度で接するものであることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の媒体。
  17. 前記前面通路は、前記前面切開と接するか、または5度以内の角度で接するものであることを特徴とする請求項13または請求項15に記載の媒体。
  18. 前記背面通路及び前記前面通路は、別々の形状を有するものであることを特徴とする請求項13に記載の媒体。
  19. 前記背面通路は、端から端まで同じ幅を有するものであることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の媒体。
  20. 前記前面通路は、前記前面通路の入口に向かってより狭くなる幅と前記角膜切片の中心に向かってより広くなる幅を有するものであることを特徴とする請求項13または請求項15に記載の媒体。
  21. 前記眼球からの前記角膜切片の除去を容易にするために、前記パルスレーザー放射を用いて除去用切開を形成するようにさらに構成されたものであることを特徴とする請求項13から請求項20のいずれか1項に記載の媒体。
  22. 前記背面通路が、前記眼球の表面に対して0〜20度の間の角度を有するものであることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の媒体。
  23. 前記前面通路が、前記眼球の表面に対して0〜20度の間の角度を有するものであることを特徴とする請求項13または請求項15に記載の媒体。
  24. 前記超短パルスが、1ナノ秒未満のパルスを有するものであることを特徴とする請求項13から請求項23のいずれか1項に記載の媒体。
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