JP5992844B2 - 高所作業用の転落防止装置及びその施工方法 - Google Patents
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Description
(1)最初に屋根面上にアンカーを設置するとき、図14に示す如く、屋根面の外周の足場から手の届く範囲にしかアンカーを設置できない。足場が屋根面の外周の一辺に沿ってしか配置できない場合は、親綱を足場面に沿ってしか張れず、安全帯のD環に連結したランヤードを親綱に掛けた作業者の行動範囲(立位での安全帯D環可動範囲)が図14に示す如く、足場面の近傍の限定されてしまう。
(a)2本の棒材の各固定部を高所作業面に固定することで、該高所作業面の傾斜にかかわらず、それらの2本の棒材とロープセットからなる転落防止具を該高所作業面に簡易に設置できる。
(e)作業者の安全帯が第1と第2のランヤードを連結した2丁掛けとされ、両ランヤードの各フックが、ロープセットの各ロープ部の接続部と、2本の棒材の連結部のそれぞれに係脱自在にされる。作業者は、高所作業面上で、第1と第2のランヤードのいずれか一方のフックが、2本の棒材の連結部とロープセットの各ロープ部の接続部の一方に既に掛けられている状態で、第1と第2のランヤードの他方のフックを、2本の棒材の連結部とロープセットの各ロープ部の接続部の他方に新たに掛け、その後、既に掛けられていた一方のフックを2本の棒材の連結部とロープセットの各ロープ部の接続部の一方から外す。これにより、作業者はそれらの第1と第2のランヤードのいずれかが必ず、2本の棒材の連結部とロープセットの各ロープ部の接続部のいずれかに掛けられた状態を保って高所作業できるものになり、転落防止の確実を図ることができる。
(f)2本の棒材の連結部がヒンジからなる。棒材をヒンジでつないでトラス構造とすることで、棒材には軸力のみが働き、曲げモーメントが作用しなくなる。これにより、棒材の断面が曲げ強さを必要としなくなり、例えばアルミのパイプを採用する等によって軽量化できる。
(h)2本の棒材の連結部と各固定部のそれぞれに、リングキャッチ掛けが設けられる。ロープセットの各ロープ部をそれらのリングキャッチ掛けに簡易に連結できる。また、安全帯に連結したランヤードのフックを、2本の棒材の連結部に設けたリングキャッチ掛けに簡易に係脱できる。
(i)ロープセットの各ロープ部の接続部に、リングキャッチが設けられる。安全帯に連結したランヤードのフックを、ロープセットの各ロープ部の接続部に設けたリングキャッチに簡易に係脱できる。
(j)作業者が、足場から高所作業面に転落防止具を設置した後、安全帯に連結されたランヤードのフックをロープセットの各ロープ部の接続部に掛け、高所作業面に上がる。作業者は、転落防止を図られながら、高所作業面に上がることができる。
(k)作業者が、足場から高所作業面に転落防止具を設置した後、安全帯に連結された第1ランヤードのフックをロープセットの各ロープ部の接続部に掛け、高所作業面に上がり、更に、高所作業面上で、安全帯に連結された第2ランヤードのフックを2本の棒材の連結部に掛けた後、第1ランヤードのフックをロープセットの各ロープ部の接続部から外し、高所作業を行なう。作業者は、転落防止を図られながら、高所作業を行なうことができる。
(l)前記高所作業面の足場から離れる方向に沿う奥行きが長いとき、作業者が、高所作業面上の奥側位置に新たな転落防止具を設置し、安全帯に連結された第1と第2のランヤードの各フックをロープセットの各ロープ部の接続部、又は2本の棒材の連結部に掛け、高所作業を行なう。作業者は、高所作業面の奥行きの深い位置でも、転落防止を図られながら、高所作業を行なうことができる。
i)J=K+(L1−E1)≦1700mm
ii)E2≦900mm程度(足場A上から片手を伸ばしてD環31Hをロープセット20の接続部23のリングキャッチ23Rに掛けられる距離)
iii)E2≦L1
i)J=K+(L2−P)≦1700mm
(a)2本の棒材10、10の各固定部12を屋根面1に固定することで、該屋根面1の傾斜にかかわらず、それらの2本の棒材10、10とロープセット20からなる転落防止具100Aを該屋根面1に簡易に設置できる。
10 棒材
11 連結部
11C ヒンジ
11R リングキャッチ掛け
12 固定部
12R リングキャッチ掛け
20 ロープセット
21 中央ロープ部
21R リングキャッチ
22 両側ロープ部
22R リングキャッチ
23 接続部
23R リングキャッチ
30 安全帯
31 第1ランヤード
31H フック
32 第2ランヤード
32H フック
100 転落防止装置
100A 転落防止具
A 足場
Claims (8)
- 高所作業用の転落防止装置において、
2本の棒材とロープセットからなる転落防止具を有し、
2本の棒材の各一端部が連結部で連結され、それらの棒材の各他端部に設けた各固定部が高所作業面に固定可能にされ、
ロープセットを構成する中央ロープ部の一端部が2本の棒材の連結部に連結され、ロープセットを構成する両側ロープ部の各一端部のそれぞれが一方の棒材の固定部と他方の棒材の固定部のそれぞれに連結されるとともに、中央ロープ部と両側ロープ部の各他端部とが互いに接続され、
ロープセットを構成する中央ロープ部と両側ロープ部の各他端部の接続部に、作業者の安全帯に連結されたランヤードのフックが係脱自在に取着されてなることを特徴とする高所作業用の転落防止装置。 - 前記作業者の安全帯が第1と第2のランヤードを連結した2丁掛けとされ、両ランヤードの各フックが、ロープセットの各ロープ部の接続部と、2本の棒材の連結部のそれぞれに係脱自在にされる請求項1に記載の高所作業用の転落防止装置。
- 前記2本の棒材の連結部がヒンジからなる請求項1又は2に記載の高所作業用の転落防止装置。
- 前記2本の棒材の連結部と各固定部のそれぞれに、リングキャッチ掛けが設けられてなる請求項1〜3のいずれかに記載の高所作業用の転落防止装置。
- 前記ロープセットの各ロープ部の接続部に、リングキャッチが設けられてなる請求項1〜4のいずれかに記載の高所作業用の転落防止装置。
- 請求項1に記載の高所作業用の転落防止装置を用いた施工方法であって、
作業者が、足場から高所作業面に転落防止具を設置した後、安全帯に連結されたランヤードのフックをロープセットの各ロープ部の接続部に掛け、高所作業面に上がる施工方法。 - 請求項2に記載の高所作業用の転落防止装置を用いた施工方法であって、
作業者が、足場から高所作業面に転落防止具を設置した後、安全帯に連結された第1ランヤードのフックをロープセットの各ロープ部の接続部に掛け、高所作業面に上がり、
更に、高所作業面上で、安全帯に連結された第2ランヤードのフックを2本の棒材の連結部に掛けた後、第1ランヤードのフックをロープセットの各ロープ部の接続部から外し、高所作業を行なう施工方法。 - 前記高所作業面の足場から離れる方向に沿う奥行きが長いとき、
作業者が、高所作業面上の奥側位置に新たな転落防止具を設置し、安全帯に連結された第1と第2のランヤードの各フックをロープセットの各ロープ部の接続部、又は2本の棒材の連結部に掛け、高所作業を行なう請求項7に記載の施工方法。
Priority Applications (1)
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JP2013011721A JP5992844B2 (ja) | 2013-01-25 | 2013-01-25 | 高所作業用の転落防止装置及びその施工方法 |
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JP2013011721A JP5992844B2 (ja) | 2013-01-25 | 2013-01-25 | 高所作業用の転落防止装置及びその施工方法 |
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JP2014140556A JP2014140556A (ja) | 2014-08-07 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP5992844B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2991612B2 (ja) * | 1994-04-12 | 1999-12-20 | 藤井電工株式会社 | 屋根上作業用安全帯取付具 |
JPH11247388A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-14 | Matsushita Electric Works Ltd | 屋根用安全装置 |
-
2013
- 2013-01-25 JP JP2013011721A patent/JP5992844B2/ja active Active
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