JP5990906B2 - 測定装置、測定方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

測定装置、測定方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本開示は、測定装置、測定方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
近年、光学測定によって非侵襲的に体内物質を測定する技術が開発されている。こうした技術は、例えば、皮下組織や動脈血の成分の測定に利用されている。一方、例えば特許文献1に記載されているように、光学測定によって皮下の静脈のパターンを認識する技術も知られている。
特開2007−72677号公報
しかしながら、上記のような技術において、静脈の血中成分を測定することは困難であった。光学測定によって静脈血を測定しようとすると、動脈血や皮下組織の影響が大きく、またこれらの影響を分離することが困難であったためである。しかしながら、血液中とは成分の濃度が異なる皮下組織の体液の測定や、食事などによる成分の濃度の時間変動が大きい動脈血の測定では、正確な血中成分の分析は困難であった。
そこで、本開示では、光学測定によって静脈の血中成分を正確に測定することが可能な、新規かつ改良された測定装置、測定方法、プログラムおよび記録媒体を提案する。
本開示によれば、生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、上記生体内で散乱されて上記生体の表面から放出される上記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して上記生体の撮像画像を取得する測定部と、上記撮像画像に基づいて上記生体の内部に存在する静脈の位置を特定する静脈位置特定部と、上記撮像画像に基づいて上記静脈の深度を特定する静脈深度特定部と、上記静脈の位置および上記静脈の深度を利用して、上記検出された測定光から得られる情報に基づいて上記静脈の血中成分を推定する血中成分推定部とを含む測定装置が提供される。
また、本開示によれば、生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、上記生体内で散乱されて上記生体の表面から放出される上記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して上記生体の撮像画像を取得することと、上記撮像画像に基づいて上記生体の内部に存在する静脈の位置を特定することと、上記撮像画像に基づいて上記静脈の深度を特定することと、上記静脈の位置および上記静脈の深度を利用して、上記検出された測定光から得られる情報に基づいて上記静脈の血中成分を推定することとを含む測定方法が提供される。
また、本開示によれば、生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、上記生体内で散乱されて上記生体の表面から放出される上記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して上記生体の撮像画像を取得する測定部と通信可能なコンピュータに、上記撮像画像に基づいて上記生体の内部に存在する静脈の位置を特定する静脈位置特定機能と、上記撮像画像に基づいて上記静脈の深度を特定する静脈深度特定機能と、上記静脈の位置および上記静脈の深度を利用して、上記検出された測定光から得られる情報に基づいて上記静脈の血中成分を推定する血中成分推定機能とを実現させるためのプログラムが提供される。
生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、上記生体内で散乱されて上記生体の表面から放出される上記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して上記生体の撮像画像を取得する測定部と通信可能なコンピュータに、上記撮像画像に基づいて上記生体の内部に存在する静脈の位置を特定する静脈位置特定機能と、上記撮像画像に基づいて上記静脈の深度を特定する静脈深度特定機能と、上記静脈の位置および上記静脈の深度を利用して、上記検出された測定光から得られる情報に基づいて上記静脈の血中成分を推定する血中成分推定機能とを実現させるためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
また、本開示によれば、生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、上記生体内で散乱されて上記生体の表面から放出される上記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して上記生体の撮像画像を取得する測定部と、上記撮像画像に基づいて上記生体の内部に存在する静脈の位置を特定する静脈位置特定部と、上記撮像画像に基づいて上記静脈の深度を特定する静脈深度特定部と、上記静脈の深度に基づいて上記生体の表面と上記静脈との間に存在する体組織の厚さを推定し、上記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から上記推定された厚さ分の上記体組織の影響を除外するとともに、上記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された測定光から得られる情報から上記生体の内部に存在する動脈の拍動に由来する時間変化成分を抽出し、上記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から上記時間変化成分をさらに除外して上記静脈の血中成分を推定する血中成分推定部とを含む測定装置が提供される。
また、本開示によれば、生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、上記生体内で散乱されて上記生体の表面から放出される上記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して上記生体の撮像画像を取得することと、上記撮像画像に基づいて上記生体の内部に存在する静脈の位置を特定することと、上記撮像画像に基づいて上記静脈の深度を特定することと、上記静脈の深度に基づいて上記生体の表面と上記静脈との間に存在する体組織の厚さを推定し、上記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から上記推定された厚さ分の上記体組織の影響を除外するとともに、上記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された測定光から得られる情報から上記生体の内部に存在する動脈の拍動に由来する時間変化成分を抽出し、上記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から上記時間変化成分をさらに除外して上記静脈の血中成分を推定することとを含む測定方法が提供される。
また、本開示によれば、生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、上記生体内で散乱されて上記生体の表面から放出される上記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して上記生体の撮像画像を取得する測定部と通信可能なコンピュータに、上記撮像画像に基づいて上記生体の内部に存在する静脈の位置を特定する静脈位置特定機能と、
上記撮像画像に基づいて上記静脈の深度を特定する静脈深度特定機能と、上記静脈の深度に基づいて上記生体の表面と上記静脈との間に存在する体組織の厚さを推定し、上記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から上記推定された厚さ分の上記体組織の影響を除外するとともに、上記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された測定光から得られる情報から上記生体の内部に存在する動脈の拍動に由来する時間変化成分を抽出し、上記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から上記時間変化成分をさらに除外して上記静脈の血中成分を推定する血中成分推定機能とを実現させるためのプログラムが提供される。
上記の構成によれば、生体の内部に存在する測定対象である静脈の位置や深さを特定することによって、静脈の領域で検出された測定光の光学スペクトルから、例えば体成分の影響や動脈の影響によるノイズを分離し、静脈の血中成分を正確に測定することができる。
以上説明したように本開示によれば、光学測定によって静脈の血中成分を正確に測定することができる。
本開示の第1の実施形態に係る測定装置の全体構成を示すブロック図である。 本開示の第1の実施形態に係る測定装置の測定部の構成を示す図である。 本開示の第1の実施形態において測定光から得られる情報について説明するための図である。 本開示の第1の実施形態における静脈位置特定部の処理について説明するための図である。 本開示の第1の実施形態における静脈深度特定部の処理について説明するための図である。 本開示の第1の実施形態における血中成分推定部の処理について説明するための図である。 本開示の第1の実施形態における血中成分推定部の処理について説明するための図である。 本開示の第1の実施形態における処理を示すフローチャートである。 本開示の第2の実施形態に係る測定装置の測定部の構成を示す図である。 本開示の第3の実施形態に係る測定装置の測定部の構成を示す図である。 本開示の第4の実施形態に係る測定装置の測定部の構成を示す図である。 本開示の第5の実施形態に係る測定装置の測定部の構成を示す図である。 本開示の第6の実施形態に係る測定装置の測定部の構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
1−1.測定装置の全体構成
1−2.測定部の構成
1−3.静脈位置特定部の処理
1−4.静脈深度特定部の処理
1−5.血中成分推定部の処理
1−6.処理フロー
2.第2の実施形態
3.第3の実施形態
4.第4の実施形態
5.第5の実施形態
6.第6の実施形態
7.補足
(1.第1の実施形態)
まず、図1〜図8を参照して、本開示の第1の実施形態について説明する。
(1−1.測定装置の全体構成)
図1は、本開示の第1の実施形態に係る測定装置の全体構成を示すブロック図である。図1を参照すると、測定装置100は、測定部110と、測定制御部120と、測定データ取得部130と、静脈位置特定部140と、静脈深度特定部150と、血中成分推定部160と、測定結果出力部170と、記憶部180とを含む。
測定部110は、生体Bの少なくとも一部を測定する測定プローブとして機能する。測定部110は、生体Bの少なくとも一部に対して所定波長の測定光Lを照射し、生体B内で散乱されて生体Bの表面から放出される測定光Lを検出するとともに、放出される測定光Lをアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して生体Bの撮像画像を取得する。
例えば、測定部110は、所定波長の赤色光または近赤外光を測定光Lとして生体Bの一部(測定部位)に照射し、測定部位の肌画像を撮像する。また、測定部110は、生体Bの内部で散乱した測定光Lを検出する。このとき、測定光Lは、動脈、静脈、およびその他の体組織によって一部が吸収されるため、光量が照射時に比べて減少している。例えば、測定部110は、生体Bの表面から放出される測定光Lの光量の分布を測定して、測定部位に関する測定データとする。この測定データは、測定部110から検出された測定光から得られる情報の例である。
後述するように、本実施形態では、光学測定によって生体Bの内部に存在する静脈の血中成分が推定される。光学測定の手法は、上記のように体内物質の吸光特性を利用したものであってもよいし、散乱特性または旋光特性などを利用したものであってもよい。測定部110は、測定装置100で用いられる手法に応じた適切な波長の光を測定光Lとして照射する。例えば、上記のように吸光特性を利用して、静脈血に含まれるグルコースの量を測定する場合、測定部110は1400nm〜2200nmの近赤外光を測定光Lとして照射する。なお、測定部110が照射する測定光Lは、単一の波長の光には限られない。例えば、測定部110は、測定光Lとして、相異なる波長の複数の光を時分割で照射してもよい。この場合、測定部110は、撮像画像の取得と光量分布の測定とに、それぞれ別の光を用いてもよい。
測定制御部120は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信装置などによって実現される。測定制御部120は、測定部110に含まれる光源部や撮像素子などの駆動を制御し、測定部110における生体Bの測定処理全般を制御する。例えば、測定制御部120は、所定の同期信号に基づいて、撮像素子の走査タイミングや画素の選択などを制御する。また、測定制御部120は、光源部での測定光Lの照射タイミングや光量などを制御する。測定制御部120は、上記のような制御のために、記憶部180などに記録されている各種のプログラム、パラメータ、またはデータベースなどを参照してもよい。
測定データ取得部130は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置などによって実現される。測定データ取得部130は、測定部110が取得した撮像画像および測定データを取得し、静脈位置特定部140、静脈深度特定部150、および血中成分推定部160に出力する。測定データ取得部130は、所定のタイミングごとに測定部110から出力される測定データを順次取得することで、時系列で測定データを取得してもよい。測定データ取得部130は、取得した測定データを、当該データを取得した日時等に関する時刻情報と関連付けて、履歴情報として記憶部180に格納してもよい。
静脈位置特定部140は、例えば、CPU、ROM、RAMなどによって実現される。静脈位置特定部140は、測定データ取得部130を介して測定部110から取得された撮像画像に基づいて、生体Bの内部に存在する静脈の位置を特定する。なお、静脈位置特定部140の処理の詳細については、後述する。
静脈深度特定部150は、例えば、CPU、ROM、RAMなどによって実現される。静脈深度特定部150は、測定データ取得部130を介して測定部110から取得された撮像画像に基づいて、生体Bの内部に存在する静脈の深度を特定する。なお、静脈深度特定部150の処理の詳細については、後述する。
血中成分推定部160は、例えば、CPU、ROM、RAMなどによって実現される。血中成分推定部160は、測定データ取得部130を介して測定部110から取得された測定データに基づいて、生体Bの内部に存在する静脈の血中成分を推定する。血中成分推定部160は、血中成分の推定にあたって、静脈位置特定部140によって特定された静脈の位置と、静脈深度特定部10によって特定された静脈の深度とを利用する。血中成分推定部160は、さらに、予め採血によって計測された静脈の血中成分の情報に基づいて、推定の結果をキャリブレーションしてもよい。血中成分推定部160は、推定した血中成分のデータを、当該データを取得した日時等に関する時刻情報と関連付けて、履歴情報として記憶部180に格納してもよい。なお、血中成分推定部160の処理の詳細については、後述する。
測定結果出力部170は、例えば、CPU、ROM、RAM、出力装置、通信装置などによって実現される。測定結果出力部170は、血中成分推定部160によって推定された、生体Bの内部に存在する静脈の血中成分に関する情報を出力する。測定結果出力部170は、この情報を、測定装置100が有するディスプレイなどの出力装置に出力してもよいし、プリンタなどを利用して紙媒体として出力してもよい。また、測定結果出力部170は、静脈の血中成分に関する情報を、測定装置100の外部に設けられたディスプレイまたは各種の情報処理装置などに出力してもよい。このように、測定結果出力部170が静脈の血中成分に関する情報を出力することによって、測定装置100のユーザは、測定結果を把握することができる。
記憶部180は、例えば、測定装置100が有するRAMやストレージ装置などによって実現される。記憶部180には、測定部110によって測定された測定データや撮像画像、および測定装置100が実行する処理に用いられる各種のプログラム、パラメータおよびデータなどが記録されていてもよい。また、記憶部180には、これらのデータ以外にも、測定装置100が処理を実行する際に発生する変数などの中間データが記録されてもよい。測定制御部120、測定データ取得部130、静脈位置特定部140、静脈深度特定部150、血中成分推定部160、および測定結果出力部170などの各処理部は、記憶部180に自由にアクセスし、データを書き込んだり読み出したりすることが可能であってもよい。
なお、上記の測定制御部120、測定データ取得部130、静脈位置特定部140、静脈深度特定部150、血中成分推定部160、および測定結果出力部170は、測定装置100の一部として実現されてもよいし、また測定装置100に接続されたコンピュータなどの外部機器によって実現されてもよい。また、測定部110によって生成された測定データがリムーバブル記憶媒体などに格納され、この記憶媒体が測定装置100から取り外されて、測定制御部120、測定データ取得部130、静脈位置特定部140、静脈深度特定部150、血中成分推定部160、および測定結果出力部170を有する他の装置に接続されることで、測定データが解析されてもよい。
また、本開示の他の実施形態として、上述のような本実施形態に係る測定装置の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、パーソナルコンピュータなどに実装してもよい。かかるコンピュータプログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどでありうる。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
(1−2.測定部の構成)
図2は、本開示の第1の実施形態に係る測定装置の測定部の構成を示す図である。図2を参照すると、測定部110は、光源部111と、マイクロレンズアレイ113と、撮像素子115とを含む。
光源部111は、生体Bに対して所定波長の測定光Lを照射する。本実施形態において、光源部111は、測定光Lの射出面が生体Bに対向するように、マイクロレンズアレイ113に隣接して設けられる。光源部111は、マイクロレンズアレイ113の端部に設けられてもよい。光源部111としては、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)や小型のレーザなどが用いられる。上述のように、光源部111は、測定光Lとして単一の波長の光を照射してもよいし、また相異なる波長の複数の光を時分割で照射してもよい。
マイクロレンズアレイ(MLA:Micro Lens Array)113は、生体Bの内部で反射・拡散して生体Bの表面から放出される測定光Lを、撮像素子115へと導光する。マイクロレンズアレイ11は、例えば格子状に配列された複数の受光レンズを含み、それぞれの受光レンズが、所定の領域の生体Bの表面から放出される測定光Lを撮像素子115の所定の受光素子に導光する。マイクロレンズアレイ113は、像面湾曲が少なく深さ方向のひずみがないレンズアレイであるため、マイクロレンズアレイ113を用いて測定光Lを撮像素子115に導光することで、良好な測定データを得ることができる。
撮像素子115は、光検出器(Photo Detector:PD)等により受光した測定光Lの強度を電気信号に変換して、測定データ取得部130に出力する。撮像素子115としては、例えばCCD(Charge Coupled Devic)型画像センサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型画像センサ、有機ELを受光素子としたセンサ、TFT(Thin Film Transistor)型画像センサなどの2次元エリアセンサが用いられる。本実施形態では、撮像素子115によって、後述する静脈の位置および深度の特定のための撮像画像と、血中成分の推定のための光量の分布との両方が取得される。従って、撮像素子115は、広い波長帯域の光に対応することが望ましい。なお、光源部111から相異なる波長の光が時分割で照射される場合、撮像素子115は、撮像画像と光量分布とをそれぞれ異なる波長の光を用いて取得してもよい。
ここで、図示されているように、光源部111によって照射されて生体Bの内部で反射・拡散する測定光Lは、その少なくとも一部が生体Bの内部に存在する静脈Vを通過する。このとき、静脈Vの血中成分の特性によって、測定光Lには何らかの変化が生じる。測定装置100では、この測定光Lの変化を、マイクロレンズアレイ113および撮像素子115を用いて測定し、静脈Vの血中成分を推定する。上述のように、ここで利用される血中成分の特性は、吸光特性であってもよいし、散乱特性または旋光特性などであってもよい。測定部110は、ここで用いられる特性に応じて他の構成要素を適宜含む。例えば、血中成分の旋光特性を利用する場合、マイクロレンズアレイ113と生体Bとの間には偏光フィルタが設けられてもよい。
図3は、本開示の第1の実施形態において測定光から得られる情報について説明するための図である。生体Bは光を極めてよく散乱させる媒質であるため、光源部11から照射された測定光Lは、生体Bの内部を拡散しながら進行し、ある位置で生体Bの表面から放出されてマイクロレンズアレイ113に入射し、撮像素子115によって測定される。
このとき、マイクロレンズアレイ113の受光レンズの位置が光源部111から離れるほど、生体Bのより深い位置まで散乱して体表に戻ってきた測定光Lが検出される。つまり、図中のx軸方向の位置が光源部111から離れている受光レンズほど、より深くまで浸透した測定光Lを検出する。本実施形態において、測定装置100の血中成分推定部160は、このような測定光Lの光路を、例えばマイクロレンズアレイ113の各受光レンズの位置での光の散乱や減衰などの特性をモデル化することによって推定して、血中成分の推定に利用する。
測定光Lは、上記のように散乱する過程で、光路上にある血管や皮膚、皮下組織などの体成分によって、特定の波長のエネルギーが吸収されたり、偏光が変化したり、さらに散乱されたりといった影響を受ける。図示されているように、光源部111から照射されてマイクロレンズアレイ113に入射する測定光Lは、光路上にある静脈Vだけではなく、同じく生体Bの内部に存在する動脈Aや、皮膚や皮下組織といった体組織の影響をも受ける。従って、静脈Vの血中成分を正確に推定するためには、動脈Aや体組織といった他の成分の影響を測定結果から除外することが望ましい。
そのために、本実施形態では、静脈位置特定部140による静脈Vの位置の特定や、静脈深度特定部150による静脈Vの深度の特定が実行される。なお、本実施形態の説明において、「位置」は、測定部110に平行な方向での位置、つまり図中のx軸およびy軸の座標に対応し、「深度」は、測定部110に垂直な方向での深度、つまり図中のz軸の座標に対応する。
(1−3.静脈位置特定部の処理)
図4は、本開示の第1の実施形態における静脈位置特定部の処理について説明するための図である。図4を参照すると、静脈位置特定部140は、(a)に示すような測定部110によって取得される撮像画像を画像処理して、(b)に示すような静脈Vの位置を表す情報を生成する。
測定部110の光源部111から射出されて生体Bの内部に入射した測定光Lは、生体Bの内部で散乱してマイクロレンズアレイ113に入射する。このとき、生体Bの内部の静脈Vが存在する位置では、静脈血による光吸収が起こり、生体Bから放出される測定光Lの強度が減少する。従って、測定部110によって取得される撮像画像において、静脈Vに相当する位置は、周囲よりも輝度が低い領域である。なお、以下では、撮像画像に表される静脈Vの形状を、静脈パターンともいう。
静脈位置特定部140は、例えば、撮像画像に差分フィルタを適用することによって静脈パターンを抽出する。差分フィルタは、注目している画素とその周囲の画素について、注目している画素と周囲の画素との差分が大きな部分で、大きな値を出力値として出力するフィルタである。換言すれば、差分フィルタは、注目している画素とその近傍の画素との階調値の差分を用いた演算によって、画像中の線や縁を強調するフィルタである。
一般的に、2次元平面の格子点(x,y)を変数とする画像データu(x,y)に対して、フィルタh(x,y)を用いてフィルタ処理を実行すると、以下の式101に示すように、画像データν(x,y)が生成される。なお、以下の式101において、“*”は、畳込み積分(コンボリューション)を表す。
本実施形態に係る静脈パターンの抽出では、上記の差分フィルタとして、1次空間微分フィルタや2次空間微分フィルタ等の微分フィルタを用いてもよい。1次空間微分フィルタは、注目している画素について、横方向と縦方向の隣接している画素の階調値の差分を算出するフィルタであり、2次空間微分フィルタは、注目している画素について、階調値の差分の変化量が大きくなっている部分を抽出するフィルタである。
上記の2次空間微分フィルタとして、例えば、以下に示すLog(Laplacian of Gaussian)フィルタを用いることが可能である。Logフィルタ(式103)は、ガウス関数を用いた平滑化フィルタであるガウシアン(Gaussian)フィルタ(式102)の2次微分で表される。ここで、以下の式102において、σはガウス関数の標準偏差を表し、ガウシアンフィルタの平滑化の度合いを表す変数である。また、以下の式103におけるσは、式102と同様にガウス関数の標準偏差を表すパラメータであり、σの値を変化させることで、Logフィルタ処理を行なった場合の出力値を変化させることができる。
静脈位置特定部140は、上記のように差分フィルタを適用した後の撮像画像に対して、閾値処理、2値化処理、細線化処理などの後処理を実行してもよい。かかる後処理を経て、図の(b)に示すような静脈パターンのスケルトンが抽出される。静脈位置特定部140は、例えば上記のようにして抽出した静脈パターンを、生体の内部に存在する静脈Vの位置を表す情報として血中成分推定部160に提供する。
(1−4.静脈深度特定部の処理)
図5は、本開示の第1の実施形態における静脈深度特定部の処理について説明するための図である。図5を参照すると、静脈深度特定部150は、(a)に示すようにして測定部110によって取得される(b)に示すような撮像画像を画像処理して、(c)に示すような視差情報を取得する。さらに、静脈深度特定部150は、視差情報に基づいて、(d)に示すような静脈Vの深度情報を取得する。この際、静脈深度特定部150は、Light Field Photographyの手法を用いてもよい。
(a)に示すように、測定部110では、生体Bの表面(体表)から放出される測定光が、マイクロレンズアレイ113に入射する。上述のように、マイクロレンズアレイ113は、格子状などに配列された複数の受光レンズ1131を含む。ここで、それぞれの受光レンズ1131によって導光された光は、撮像素子115上の受光素子1151に結像し、受光素子1151によって撮像画像が生成される。
ここで、図示されているように、本実施形態において、1つの受光レンズ1131には、複数の受光素子1151が割り当てられている。同じ受光レンズ1131に割り当てられた受光素子1151には、ほぼ同じ画像が結像するが、受光素子1151の配設位置に応じて各受光素子1151に対する撮像対象の方向が異なる。従って、(b)に示すように、同じ受光レンズ1131に割り当てられた各受光素子1151による撮像画像の間には、縦方向および横方向について視差が含まれる。
例えば、静脈深度特定部150は、同じ受光レンズ1131に対応するそれぞれの受光素子1151から得られた撮像画像を微分処理してエッジを検出する。静脈深度特定部150は、エッジによって示される撮像対象の同一の点が、それぞれの撮像画像においてどの場所に位置するかを比較することによって、上記の視差を検出する。ここで検出される視差をマップとして表したものが、(c)に示されている。なお、本実施形態において、受光レンズ1131は生体Bの内部の静脈Vを被写界深度に含むように設定されているため、検出されるエッジは、静脈Vの像に由来するものである。
さらに、静脈深度特定部150は、上記のようにして検出された撮像画像間の視差と、それぞれの撮像画像を取得した受光素子1151の間の位置関係とに関する情報を用いて、受光素子1151と撮像対象、すなわち静脈Vとの離隔距離を算出する。ここから、受光素子1151から生体Bまでの距離を減じれば、生体Bの表面から静脈Vまでの深度が算出される。そのようにして算出された深度のマップが、(d)に示されている。図示された例において、深度が検出されている部分は静脈Vの領域であり、深度が検出されていない部分は静脈V以外の表皮の領域である。
一方、同じ受光レンズ1131に対応する各受光素子1151の間での撮像対象の方向の違いは、当該受光レンズ1131に入射する光の方向の違いでもある。つまり、各受光素子1151は、受光レンズ1131に入射する互いに異なる方向の光を受光する。例えば特表2008−515110号公報などで紹介されているLight Field Photographyの手法を用いれば、各受光レンズ1131に対応する受光素子1151によって取得された画像によって表される光線をソフトウェア的に合成することで、任意の位置に焦点を合わせた画像を生成することができる。静脈深度特定部150は、この技術を用いて、焦点位置を任意に設定した撮像画像を取得し、さらに詳細に静脈Vの深度を算出してもよい。
(1−5.血中成分推定部の処理)
図6および図7は、本開示の第1の実施形態における血中成分推定部の処理について説明するための図である。
血中成分推定部160は、生体Bの静脈Vに対応する領域から放出された測定光Lの光学スペクトルを解析する。静脈Vに対応する領域は、例えば、静脈位置特定部140によって特定される静脈Vの位置の情報に基づいて把握される。ここで、図6および図7に示すように、静脈Vの領域での測定光Lの光学スペクトルには、静脈Vの血中成分による変化に、動脈Aの血中成分の影響や、静脈Vと生体Bの表面との間に存在する皮膚や皮下組織の成分の影響が重畳したものである。そこで、血中成分推定部160は、これらの成分の影響を、測定結果から分離する。
まず、皮膚や皮下組織の影響について、血中成分推定部160は、静脈深度特定部150によって取得された静脈Vの深度を示す情報に基づいてこれを分離する。図示されているように、静脈深度特定部150による処理の結果として、静脈Vの生体Bの表面からの深度(例えばD1〜D3)が算出される。血中成分推定部160は、この深度D1〜D3、すなわち皮膚および皮下組織の厚さに、予め測定された皮膚および皮下組織の光吸収スペクトルを乗じることによって、測定光Lの光学スペクトルに混入した皮膚および皮下組織の成分の影響を算出し、測定結果からこれを取り除く。
次に、動脈Aの血中成分の影響について、血中成分推定部160は、静脈位置特定部140によって取得された静脈Vの位置を示す情報と、測定光Lの光学スペクトルの時系列変化とに基づいてこれを分離する。例えば、血中成分推定部160は、静脈Vの位置に隣接する領域で検出された測定光Lの光学スペクトルに含まれる、脈拍に同期した時間変化成分を抽出し、このベクトル成分を動脈の拍動に由来する成分として測定結果から取り除く。静脈Vの位置に隣接する領域で検出された測定光Lの光学スペクトルを用いるのは、この隣接領域で検出される測定光Lは、静脈Vを通過していないと考えられ、ノイズ成分を示す光学スペクトルとして適切と考えられるためである。
血中成分推定部160は、以上のような処理によって、静脈Vの領域から放出された測定光Lの光学スペクトルから動脈Aや皮膚、皮膚組織の影響を分離する。測定装置100では、血中成分推定部160が、動脈Aや皮膚、皮膚組織の影響が分離された光学スペクトルを解析することによって、より正確に静脈Vの血中成分を推定することができる。
(1−6.処理フロー)
図8は、本開示の第1の実施形態における処理を示すフローチャートである。
まず、測定部110が、生体を測定する(ステップS101)。ここで、測定部110は、光源部111から測定光Lを照射して生体Bに入射させ、生体Bの内部で散乱して生体Bの表面から放出される測定光Lをマイクロレンズアレイ113に入射させて撮像素子115で受光することによって、生体Bを測定する。
次に、静脈位置特定部140が、生体Bの内部にある静脈Vの位置を特定する(ステップS103)。ここで、静脈位置特定部140は、例えば撮像素子115によって取得された生体Bの撮像画像に差分フィルタを用いた画像処理を適用することによって、静脈Vの位置を特定する。
次に、静脈深度特定部150が、静脈Vの深度を特定する(ステップS105)。ここで、静脈深度特定部150は、マイクロレンズアレイ113の受光レンズ1131に対応する撮像素子115の複数の受光素子1151によってそれぞれ取得された撮像画像から抽出される視差に基づいて、静脈Vの深度を特定する。
次に、血中成分推定部160が、静脈深度特定部150によって特定された静脈Vの深度に基づいて、静脈Vと生体Bの表面との間に存在する皮膚や皮下組織などの体組織の厚さを推定し、この厚さ分の体組織の影響を、静脈Vの領域で撮像素子115によって取得された測定光Lの光学スペクトルから分離する(ステップS107)。
次に、血中成分推定部160が、静脈Vの位置に隣接する領域での測定光Lの光学スペクトルの、脈拍に同期する時間変化成分を、動脈成分の影響として、静脈Vの位置で撮像素子115によって取得された測定光Lの光学スペクトルから分離する(ステップS109)。
次に、血中成分推定部160が、ステップS107およびステップS109で動脈Aや皮膚、皮膚組織の影響が分離された光学スペクトルに基づいて、静脈Vの血中成分を推定する(ステップS111)。
なお、上記の処理フローで、例えばステップS101で取得される撮像画像を入力とするステップS103とステップS105とは、ステップS101の実行後に並行して、または逆順で実行されてもよい。また、同様に、ステップS103で特定される静脈Vの位置の情報を用いるステップS109は、ステップS105またはステップS107と並行して、またはこれらのステップよりも先に実行されてもよい。
以上、本開示の第1の実施形態について説明した。本実施形態では、生体Bの内部に存在する測定対象である静脈Vの位置や深さを特定することによって、静脈Vの領域で検出された測定光Lの光学スペクトルから体成分の影響や動脈Aの影響を分離し、静脈Vの血中成分を正確に測定することができる。
また、本実施形態では、測定部110にマイクロレンズアレイ113および撮像素子115を含む光学系を用いることによって、測定部110を薄型化することができる。ここで、マイクロレンズアレイ113の各受光レンズ1131には、撮像素子115の複数の受光素子1151が対応する。視差情報による静脈Vの深度特定と、撮像画像の解像度とを両立させることができる。また、光源部111をマイクロレンズアレイ113に隣接して設けることによって、測定部110を小型化することができる。
(2.第2の実施形態)
次に、図9を参照して、本開示の第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る測定装置では、測定部210の構成が上記の第1の実施形態に係る測定部110とは異なるが、それ以外の構成要素はほぼ同じであるため、測定部210以外についての詳細な説明は省略する。
図9を参照すると、測定部210は、光源部111と、マイクロレンズアレイ113と、撮像素子215と、光検出器217とを含む。光源部111およびマイクロレンズアレイ113は、第1の実施形態と同様の構成要素である。
撮像素子215は、第1の実施形態の撮像素子115とは異なり、専ら撮像画像を取得し、測定光Lの光量の分布を取得しない。従って、撮像素子215は、必ずしも広い波長帯域の光に対応していなくてもよい。また、後述するように、本実施形態では、生体Bから見て撮像素子215をはさんだ反対側に設けられる光検出器217によって測定光Lの光量の分布が取得される。このため、撮像素子215には、光検出器217による検出の対象になる波長の光を透過するシリコンなどの材料が用いられる。
光検出器217は、生体Bから見て撮像素子215の奥側に設けられ、測定光Lの光量の分布を取得する。光検出器217は、例えばインジウムガリウムヒ素(InGaAs)などの材料を用いた、広い波長帯域の光に対応するものであることが望ましい。
以上で説明した本開示の第2の実施形態では、生体Bの撮像画像を取得する撮像素子215とは別に、測定光Lを検出する光検出器217が設けられる。従って、本実施形態では、撮像素子215を広帯域対応にしなくてもよい。
(3.第3の実施形態)
次に、図10を参照して、本開示の第3の実施形態について説明する。本実施形態に係る測定装置では、測定部310の構成が上記の第1の実施形態に係る測定部110とは異なるが、それ以外の構成要素はほぼ同じであるため、測定部310以外についての詳細な説明は省略する。
図10を参照すると、測定部310は、光源部111と、マイクロレンズアレイ113,313と、撮像素子215,315とを含む。光源部111およびマイクロレンズアレイ113は、第1の実施形態と同様の構成要素である。撮像素子215は、第2の実施形態と同様の構成要素である。
マイクロレンズアレイ313および撮像素子315は、第2の実施形態での光検出器217の代わりに用いられる。つまり、マイクロレンズアレイ313および撮像素子315は、生体Bから見て撮像素子215の奥側に設けられる。つまり、マイクロレンズアレイ113および撮像素子215と、マイクロレンズアレイ313および撮像素子315とは、測定光Lが放出される方向に重畳されている。
上記の光検出器217と同様に、撮像素子315は、測定光Lの光量の分布を取得するために、例えばインジウムガリウムヒ素(InGaAs)などの材料を用いた、広い波長帯域の光に対応するものであることが望ましい。なお、マイクロレンズ313および撮像素子315の面積は、マイクロレンズアレイ113および撮像素子215の面積よりも小さくてよい。
以上で説明した本開示の第3の実施形態では、生体Bの撮像画像を取得する撮像素子215とは別に、測定光Lを検出する別のマイクロレンズアレイ313および別の撮像素子315が設けられる。これによって、撮像素子215を広帯域対応にしなくてもよいのに加えて、測定部110を薄型化することができる。
(4.第4の実施形態)
次に、図11を参照して、本開示の第4の実施形態について説明する。本実施形態に係る測定装置では、測定部410の構成が上記の第1の実施形態に係る測定部110とは異なるが、それ以外の構成要素はほぼ同じであるため、測定部410以外についての詳細な説明は省略する。
図11を参照すると、測定部410は、光源部411と、マイクロレンズアレイ113と、撮像素子115とを含む。マイクロレンズアレイ113および撮像素子115は、第1の実施形態と同様の構成要素である。
光源部411は、生体Bに対して所定波長の測定光Lを照射する。光源部411は、例えば、LEDアレイ、偏光フィルタ、および対物レンズなどを含む。光源部411は、測定光Lの射出面が生体Bに対向するように配置される点では第1の実施形態に係る光源部111と同様であるが、マイクロレンズアレイ113とは離隔して設けられる点が光源部111とは異なる。
図示されているように、本実施形態では、光源部411から照射されてマイクロレンズアレイ113に入射する測定光Lが、生体Bの内部のより広い範囲を通過する。つまり、測定部410は、生体Bの内部のより広い範囲について、測定データを取得することができる。従って、例えば被測定者が測定部410に載置する生体Bの位置や向きに関わらず、静脈Vの血中成分を測定することができる。
(5.第5の実施形態)
次に、図12を参照して、本開示の第5の実施形態について説明する。本実施形態に係る測定装置では、測定部510の構成が上記の第1の実施形態に係る測定部110とは異なるが、それ以外の構成要素はほぼ同じであるため、測定部510以外についての詳細な説明は省略する。
図12を参照すると、測定部510は、光源部411と、マイクロレンズアレイ113と、撮像素子215と、光検出器217とを含む。光源部411は、第4の実施形態と同様の構成要素である。マイクロレンズアレイ113、撮像素子215、および光検出器217は、第2の実施形態と同様の構成要素である。
このように、本実施形態は、上記の第2の実施形態と第4の実施形態とを組み合わせたものである。従って、生体Bの内部のより広い範囲について測定データを取得することができるのに加えて、撮像素子215を広帯域対応にしなくてもよい。
(6.第6の実施形態)
次に、図13を参照して、本開示の第6の実施形態について説明する。本実施形態に係る測定装置では、測定部610の構成が上記の第1の実施形態に係る測定部110とは異なるが、それ以外の構成要素はほぼ同じであるため、測定部610以外についての詳細な説明は省略する。
図13を参照すると、測定部610は、光源部411と、マイクロレンズアレイ113,313と、撮像素子215,315とを含む。光源部411は、第4の実施形態と同様の構成要素である。マイクロレンズアレイ113,313、撮像素子215,315は、第3の実施形態と同様の構成要素である。
このように、本実施形態は、上記の第3の実施形態と第4の実施形態とを組み合わせたものである。従って、生体Bの内部のより広い範囲について測定データを取得することができるのに加えて、撮像素子215を広帯域対応にしなくてもよく、また測定部610を薄型化することができる。
(7.補足)
以上で説明したように、本開示の実施形態では、光学測定によって静脈の血中成分を正確に測定することができる。これによって、例えば、病院で計測する静脈血の血中成分分析と同様の計測が、非侵襲でできるようになる。また、従来の体液の解析よりも少ない頻度のキャリブレーションでの血中成分分析が可能になる。また、皮膚組織などによる影響をキャンセルすることで、個人差による測定結果への影響を軽減できる。また、静脈血では動脈血よりも食事などの影響による血中成分の変化が緩やかであるため、安定した計測が可能である。
(ハードウェア構成)
最後に、図14を参照しながら、本開示の実施形態に係る測定装置を実現可能な情報処理装置900のハードウェア構成について、詳細に説明する。図14は、本開示の実施形態に係る情報処理装置900のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
情報処理装置900は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、を備える。また、情報処理装置900は、更に、ホストバス907、ブリッジ909、外部バス911、インターフェース913、センサ914、入力装置915、出力装置917、ストレージ装置919、ドライブ921、接続ポート923および通信装置925を備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、情報処理装置900内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM905は、CPU901が使用するプログラムや、プログラムの実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。
ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
センサ914は、例えば、ユーザに固有の生体情報、または、かかる生体情報を取得するために用いられる各種情報を検出する検出手段である。このセンサ914として、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の各種の撮像素子を挙げることができる。また、センサ914は、生体部位を撮像するために用いられるレンズ等の光学系や光源等を更に有していてもよい。また、センサ914は、音声等を取得するためのマイクロフォン等であってもよい。なお、センサ914は、上述のもの以外にも、温度計、照度計、湿度計、速度計、加速度計などの様々な測定機器を備えていてもよい。
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段であってもよいし、情報処理装置900の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部接続機器929であってもよい。さらに、入力装置915は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置900のユーザは、この入力装置915を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置917は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなどがある。出力装置917は、例えば、情報処理装置900が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、情報処理装置900が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
ストレージ装置919は、情報処理装置900の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置919は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置919は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種データなどを格納する。
ドライブ921は、記録媒体用リーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体927は、例えば、DVDメディア、HD−DVDメディア、Blu−rayメディア等である。また、リムーバブル記録媒体927は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、フラッシュメモリ、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等であってもよい。また、リムーバブル記録媒体927は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器等であってもよい。
接続ポート923は、機器を情報処理装置900に直接接続するためのポートである。接続ポート923の一例として、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート等がある。接続ポート923の別の例として、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)ポート等がある。この接続ポート923に外部接続機器929を接続することで、情報処理装置900は、外部接続機器929から直接各種データを取得したり、外部接続機器929に各種データを提供したりする。
通信装置925は、例えば、通信網931に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。通信装置925は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード等である。また、通信装置925は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデム等であってもよい。この通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。また、通信装置925に接続される通信網931は、有線または無線によって接続されたネットワーク等により構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信等であってもよい。
以上、本開示の実施形態に係る情報処理装置900の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、前記生体内で散乱されて前記生体の表面から放出される前記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して前記生体の撮像画像を取得する測定部と、
前記撮像画像に基づいて前記生体の内部に存在する静脈の位置を特定する静脈位置特定部と、
前記撮像画像に基づいて前記静脈の深度を特定する静脈深度特定部と、
前記静脈の位置および前記静脈の深度を利用して、前記検出された測定光から得られる情報に基づいて前記静脈の血中成分を推定する血中成分推定部と
を備える測定装置。
(2)前記血中成分推定部は、前記静脈の深度に基づいて前記生体の表面と前記静脈との間に存在する体組織の厚さを推定し、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から前記推定された厚さ分の前記体組織の影響を除外して前記静脈の血中成分を推定する、前記(1)に記載の測定装置。
(3)前記血中成分推定部は、前記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された測定光から得られる情報と、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報とを比較して前記静脈の血中成分を推定する、前記(1)または(2)に記載の測定装置。
(4)前記血中成分推定部は、前記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された測定光から得られる情報を用いて、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報を補正して前記静脈の血中成分を推定する、前記(3)に記載の測定装置。
(5)前記血中成分推定部は、前記隣接領域で検出された測定光から得られる情報から前記生体の内部に存在する動脈の拍動に由来する時間変化成分を抽出し、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から前記時間変化成分を除外して前記静脈の血中成分を推定する、前記(4)に記載の測定装置。
(6)前記測定部は、前記撮像画像を取得する撮像素子を含み、
前記撮像素子では、1つの前記受光レンズに対して複数の受光素子が割り当てられ、
前記静脈深度特定部は、同じ受光レンズに対応する前記複数の受光素子によってそれぞれ取得される前記撮像画像から抽出される視差の情報に基づいて前記静脈の深度を特定する、前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の測定装置。
(7)前記静脈深度特定部は、Light Field Photographyの手法を用いて前記撮像画像から前記視差の情報を抽出する、前記(6)に記載の測定装置。
(8)前記血中成分推定部は、前記血中成分の推定結果を、予め採血によって計測された血中成分に基づいてキャリブレーションする、前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の測定装置。
(9)前記測定部は、前記放出される測定光を検出するとともに前記撮像画像を取得する撮像素子を含む、前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の測定装置。
(10)前記測定部は、前記放出される測定光を検出する検出器と、前記撮像画像を取得する撮像素子とを含む、前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の測定装置。
(11)前記測定部は、前記レンズアレイとは別のレンズアレイおよび前記撮像素子とは別の撮像素子を前記検出器として含む、前記(10)に記載の測定装置。
(12)前記撮像素子と前記検出器とは、前記測定光が放出される方向に重畳され、前記撮像素子は測定光の少なくとも一部を透過させる、前記(10)または(11)に記載の測定装置。
(13)前記測定部は、前記測定光を照射する光源部を含み、
前記光源部は、前記レンズアレイの端部に設けられる、前記(1)〜(12)のいずれか1項に記載の測定装置。
(14)前記測定部は、前記測定光を照射する光源部を含み、
前記光源部は、前記レンズアレイとは離隔して設けられる、前記(1)〜(12)のいずれか1項に記載の測定装置。
(15)生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、前記生体内で散乱されて前記生体の表面から放出される前記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して前記生体の撮像画像を取得することと、
前記撮像画像に基づいて前記生体の内部に存在する静脈の位置を特定することと、
前記撮像画像に基づいて前記静脈の深度を特定することと、
前記静脈の位置および前記静脈の深度を利用して、前記検出された測定光から得られる情報に基づいて前記静脈の血中成分を推定することと
を含む測定方法。
(16)生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、前記生体内で散乱されて前記生体の表面から放出される前記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して前記生体の撮像画像を取得する測定部と通信可能なコンピュータに、
前記撮像画像に基づいて前記生体の内部に存在する静脈の位置を特定する静脈位置特定機能と、
前記撮像画像に基づいて前記静脈の深度を特定する静脈深度特定機能と、
前記静脈の位置および前記静脈の深度を利用して、前記検出された測定光から得られる情報に基づいて前記静脈の血中成分を推定する血中成分推定機能と
を実現させるためのプログラム。
(17)生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、前記生体内で散乱されて前記生体の表面から放出される前記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して前記生体の撮像画像を取得する測定部と通信可能なコンピュータに、
前記撮像画像に基づいて前記生体の内部に存在する静脈の位置を特定する静脈位置特定機能と、
前記撮像画像に基づいて前記静脈の深度を特定する静脈深度特定機能と、
前記静脈の位置および前記静脈の深度を利用して、前記検出された測定光から得られる情報に基づいて前記静脈の血中成分を推定する血中成分推定機能と
を実現させるためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(18)生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、前記生体内で散乱されて前記生体の表面から放出される前記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して前記生体の撮像画像を取得する測定部と、
前記撮像画像に基づいて前記生体の内部に存在する静脈の位置を特定する静脈位置特定部と、
前記撮像画像に基づいて前記静脈の深度を特定する静脈深度特定部と、
前記静脈の深度に基づいて前記生体の表面と前記静脈との間に存在する体組織の厚さを推定し、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から前記推定された厚さ分の前記体組織の影響を除外するとともに、前記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された測定光から得られる情報から前記生体の内部に存在する動脈の拍動に由来する時間変化成分を抽出し、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から前記時間変化成分をさらに除外して前記静脈の血中成分を推定する血中成分推定部と
を備える測定装置。
(19)生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、前記生体内で散乱されて前記生体の表面から放出される前記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して前記生体の撮像画像を取得することと、
前記撮像画像に基づいて前記生体の内部に存在する静脈の位置を特定することと、
前記撮像画像に基づいて前記静脈の深度を特定することと、
前記静脈の深度に基づいて前記生体の表面と前記静脈との間に存在する体組織の厚さを推定し、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から前記推定された厚さ分の前記体組織の影響を除外するとともに、前記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された測定光から得られる情報から前記生体の内部に存在する動脈の拍動に由来する時間変化成分を抽出し、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から前記時間変化成分をさらに除外して前記静脈の血中成分を推定することと
を含む測定方法。
(20)生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、前記生体内で散乱されて前記生体の表面から放出される前記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して前記生体の撮像画像を取得する測定部と通信可能なコンピュータに、
前記撮像画像に基づいて前記生体の内部に存在する静脈の位置を特定する静脈位置特定機能と、
前記撮像画像に基づいて前記静脈の深度を特定する静脈深度特定機能と、
前記静脈の深度に基づいて前記生体の表面と前記静脈との間に存在する体組織の厚さを推定し、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から前記推定された厚さ分の前記体組織の影響を除外するとともに、前記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された測定光から得られる情報から前記生体の内部に存在する動脈の拍動に由来する時間変化成分を抽出し、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から前記時間変化成分をさらに除外して前記静脈の血中成分を推定する血中成分推定機能と
を実現させるためのプログラム。
100 測定装置
110 測定部
140 静脈位置特定部
150 静脈深度特定部
160 血中成分推定部
180 記憶部

Claims (16)

  1. 生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、前記生体内で散乱されて前記生体の表面から放出される前記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して前記生体の撮像画像を取得する測定部と、
    前記撮像画像に基づいて、前記測定部の撮像素子の撮像面に平行な直交座標系の座標成分で表される静脈の位置を特定する静脈位置特定部と、
    前記撮像画像に基づいて、前記撮像面に垂直な座標軸上の座標成分で表される前記静脈の深度を特定する静脈深度特定部と、
    前記静脈の位置および前記静脈の深度を利用して、前記検出された測定光から得られる情報に基づいて前記静脈の血中成分を推定する血中成分推定部とを備え
    前記血中成分推定部は、前記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された前記測定光から得られる情報から前記生体の内部に存在する動脈の拍動に由来する時間変化成分を抽出し、前記静脈の位置で検出された前記測定光から得られる情報から前記時間変化成分を除外して前記静脈の血中成分を推定する、測定装置。
  2. 前記血中成分推定部は、前記静脈の深度に基づいて前記生体の表面と前記静脈との間に存在する体組織の厚さを推定し、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から前記推定された厚さ分の前記体組織の影響を除外して前記静脈の血中成分を推定する、請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記測定部は、前記撮像画像を取得する撮像素子を含み、
    前記撮像素子では、1つの前記受光レンズに対して複数の受光素子が割り当てられ、
    前記静脈深度特定部は、同じ受光レンズに対応する前記複数の受光素子によってそれぞれ取得される前記撮像画像から抽出される視差の情報に基づいて前記静脈の深度を特定する、請求項1または2に記載の測定装置。
  4. 前記静脈深度特定部は、Light Field Photographyの手法を用いて前記撮像画像から前記視差の情報を抽出する、請求項3に記載の測定装置。
  5. 前記血中成分推定部は、前記血中成分の推定結果を、予め採血によって計測された血中成分に基づいてキャリブレーションする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の測定装置。
  6. 前記測定部は、前記放出される測定光を検出するとともに前記撮像画像を取得する撮像素子を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の測定装置。
  7. 前記測定部は、前記放出される測定光を検出する検出器と、前記撮像画像を取得する撮像素子とを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の測定装置。
  8. 前記測定部は、前記レンズアレイとは別のレンズアレイおよび前記撮像素子とは別の撮像素子を前記検出器として含む、請求項7に記載の測定装置。
  9. 前記撮像素子と前記検出器とは、前記測定光が放出される方向に重畳され、前記撮像素子は測定光の少なくとも一部を透過させる、請求項7または8に記載の測定装置。
  10. 前記測定部は、前記測定光を照射する光源部を含み、
    前記光源部は、前記レンズアレイの端部に設けられる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の測定装置。
  11. 前記測定部は、前記測定光を照射する光源部を含み、
    前記光源部は、前記レンズアレイとは離隔して設けられる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の測定装置。
  12. 生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、前記生体内で散乱されて前記生体の表面から放出される前記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して前記生体の撮像画像を取得することと、
    前記撮像画像に基づいて、測定部の撮像素子の撮像面に平行な直交座標系の座標成分で表される静脈の位置を特定することと、
    前記撮像画像に基づいて、前記撮像面に垂直な座標軸上の座標成分で表される前記静脈の深度を特定することと、
    前記静脈の位置および前記静脈の深度を利用して、前記検出された測定光から得られる情報に基づいて前記静脈の血中成分を推定し、前記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された前記測定光から得られる情報から前記生体の内部に存在する動脈の拍動に由来する時間変化成分を抽出し、前記静脈の位置で検出された前記測定光から得られる情報から前記時間変化成分を除外して前記静脈の血中成分を推定することと
    を含む測定方法。
  13. 生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、前記生体内で散乱されて前記生体の表面から放出される前記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して前記生体の撮像画像を取得する測定部と通信可能なコンピュータに、
    前記撮像画像に基づいて、前記測定部の撮像素子の撮像面に平行な直交座標系の座標成分で表される静脈の位置を特定する静脈位置特定機能と、
    前記撮像画像に基づいて、前記撮像面に垂直な座標軸上の座標成分で表される前記静脈の深度を特定する静脈深度特定機能と、
    前記静脈の位置および前記静脈の深度を利用して、前記検出された測定光から得られる情報に基づいて前記静脈の血中成分を推定し、前記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された前記測定光から得られる情報から前記生体の内部に存在する動脈の拍動に由来する時間変化成分を抽出し、前記静脈の位置で検出された前記測定光から得られる情報から前記時間変化成分を除外して前記静脈の血中成分を推定する血中成分推定機能と
    を実現させるためのプログラム。
  14. 生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、前記生体内で散乱されて前記生体の表面から放出される前記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して前記生体の撮像画像を取得する測定部と通信可能なコンピュータに、
    前記撮像画像に基づいて、前記測定部の撮像素子の撮像面に平行な直交座標系の座標成分で表される静脈の位置を特定する静脈位置特定機能と、
    前記撮像画像に基づいて、前記撮像面に垂直な座標軸上の座標成分で表される前記静脈の深度を特定する静脈深度特定機能と、
    前記静脈の位置および前記静脈の深度を利用して、前記検出された測定光から得られる情報に基づいて前記静脈の血中成分を推定し、前記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された前記測定光から得られる情報から前記生体の内部に存在する動脈の拍動に由来する時間変化成分を抽出し、前記静脈の位置で検出された前記測定光から得られる情報から前記時間変化成分を除外して前記静脈の血中成分を推定する血中成分推定機能と
    を実現させるためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、前記生体内で散乱されて前記生体の表面から放出される前記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して前記生体の撮像画像を取得することと、
    前記撮像画像に基づいて、測定部の撮像素子の撮像面に平行な直交座標系の座標成分で表される静脈の位置を特定することと、
    前記撮像画像に基づいて、前記撮像面に垂直な座標軸上の座標成分で表される前記静脈の深度を特定することと、
    前記静脈の深度に基づいて前記生体の表面と前記静脈との間に存在する体組織の厚さを推定し、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から前記推定された厚さ分の前記体組織の影響を除外するとともに、前記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された測定光から得られる情報から前記生体の内部に存在する動脈の拍動に由来する時間変化成分を抽出し、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から前記時間変化成分をさらに除外して前記静脈の血中成分を推定することと
    を含む測定方法。
  16. 生体の少なくとも一部に対して所定波長の測定光を照射し、前記生体内で散乱されて前記生体の表面から放出される前記測定光を検出するとともに、該放出される測定光をアレイ状に配設された複数の受光レンズを有するレンズアレイを用いて集光して前記生体の撮像画像を取得する測定部と通信可能なコンピュータに、
    前記撮像画像に基づいて、前記測定部の撮像素子の撮像面に平行な直交座標系の座標成分で表される静脈の位置を特定する静脈位置特定機能と、
    前記撮像画像に基づいて、前記撮像面に垂直な座標軸上の座標成分で表される前記静脈の深度を特定する静脈深度特定機能と、
    前記静脈の深度に基づいて前記生体の表面と前記静脈との間に存在する体組織の厚さを推定し、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から前記推定された厚さ分の前記体組織の影響を除外するとともに、前記静脈の位置に隣接する隣接領域で検出された測定光から得られる情報から前記生体の内部に存在する動脈の拍動に由来する時間変化成分を抽出し、前記静脈の位置で検出された測定光から得られる情報から前記時間変化成分をさらに除外して前記静脈の血中成分を推定する血中成分推定機能と
    を実現させるためのプログラム。
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