JP5989945B2 - コーナーリフレクタ及びその傘体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電波を反射することで、おとり(デコイ)などとして機能するコーナーリフレクタ及びその傘体の製造方法に関する。
コーナーリフレクタについては、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1のコーナーリフレクタは、図1の構成を有する。コーナーリフレクタは、図1のように、互いに直交する3つの電波反射膜21を8組有する。これにより、コーナーリフレクタに対し、どの角度から電波が入射してきても、コーナーリフレクタによって、電波を入射してきた方向に反射することができる。
例えば、図2のように、電波Aと電波Bのいずれについても、互いに直交する電波反射膜21により、入射してきた方向に反射することができる。
コーナーリフレクタは、飛翔体、船、地上などから放出され、その後、空中や水上で図1の形状に展開する。そのために、コーナーリフレクタは、例えば、図1の例のように、バルーン23を有する。このバルーン23は、膨張すると球形となる。この膨張により、各電波反射膜21が図1のように展開するように電波反射膜21がバルーン23の内部に取り付けられている。なお、図1の例では、ボンベ25がバルーン23内にガスを供給することで、バルーンを球形に膨張させる。
上述のような構成により、例えば、空中で展開したコーナーリフレクタに、追尾用レーダ装置やミサイルのレーダシーカから電波が入射すると、コーナーリフレクタは、図2のように電波を入射してきた方向に反射することができる。これにより、コーナーリフレクタをレーダのおとりにすることができる。
なお、本願の他の先行技術文献として、下記の特許文献2がある。
特開平04−355388号公報 特開平09−190585号公報
上記特許文献に記載されているようなコーナーリフレクタについて、長時間敵を欺瞞するために、空中に浮遊する時間を長くするための工夫が必要である。
この点に対して、図3のようにコーナーリフレクタをパラシュートに吊るして降下させる方法や自身を軽量化したコーナーリフレクタが用いられている。
図3(A)は、発射台32を有した艦艇31が、飛翔体33を放出してから、パラシュート35及びコーナーリフレクタ34が展開されるまでの図である。
この図において、飛翔体33から、パラシュート35及びコーナーリフレクタ34が放出された後、適切なタイミングで展開が行われる。
図3(B)は、自身を軽量化して空気抵抗を利用して降下速度抑制を図ったコーナーリフレクタの図である。
この図において、図3(A)の場合と同様に発射及び展開された後、コーナーリフレクタ36は、3次元的に展張を行うために、従来元の形状に復元させる支持構造(軸37a、37b、37c)に電波反射膜37dが張られている。かかる構成によって、展張を終えたコーナーリフレクタ36は、空気抵抗を利用することで降下速度抑制を図り自由落下する構成になっている。
しかし、上記のようにパラシュートを用いる場合は、速度抑制が可能であるが、パラシュートの分の収容容積が大きくなってしまうという問題点があり、また、吊索が絡み合って適切に展開しないことも考えられる。
また、上記自由落下の場合は、電波反射面はフラットであるために十分な速度抑制は困難である場合があった。
これらの上記問題点に対し、図4のように、展開時において半球形状を有する傘体39を設置したコーナーリフレクタ38を用いることが考えられる。
このコーナーリフレクタ38は、図3(A)のように吊索を用いるものではないため、降下時において吊索が絡み合うことなく適切に展開させることが可能になり、また、図3(B)におけるコーナーリフレクタの形状とは異なり、球形状のコーナーリフレクタを用いるものであるため、降下速度の抑制を実現することが可能になるものである。
ここで、コーナーリフレクタは、電波の発射元に対する角度や位置によって電波反射能力が異なる。そのため、電波の発射元とコーナーリフレクタとの位置関係に関わらず、可能な限り電波反射能力に差が出ない構成で使用することが求められている。
そのため、例えば、図4に記載のコーナーリフレクタ38のように球形状からなるバルーンの場合においては、コーナーリフレクタ38の中心部を通る回転軸39aを基準として旋回しながら降下することを想定した構成になっている。
しかし、このコーナーリフレクタ39の旋回は、降下時における風量や風向きによって左右される不確実なものであるため、一定のペースで旋回することを制御することができない。そのため、風向き等によっては、電波反射元に対して電波反射能力が弱い角度で旋回が停止してしまい、電波反射元に対して欺瞞を行うためのデコイであることが見つかってしまう可能性があるというリスクを有していた。
そこで、本発明の目的は、降下時において、同一旋回方向に向けて安定した速度での旋回を持続させながら降下を行うコーナーリフレクタ及びその傘体の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明によると、電波を反射させるコーナーリフレクタであって、
内部にガスが供給されるとガス圧で膨張するバルーンと、
前記バルーンに取り付けられた電波を反射する電波反射膜と、を備え、
前記電波反射膜は、前記バルーンの膨張により展張して、同一の中心を共有し、かつ互いに直交して、8つの電波反射領域を構成し、
さらに、前記バルーンの膨張により展張する傘体を備え、
前記傘体は、前記バルーンの外周との間に隙間を設けながら、前記バルーンの一部に覆い被さるように取り付けられており、隣接して縫合された複数の平面形状部材と、前記隙間から外部に向けて貫通する1つ以上の通気口と、を有し、
前記通気口は、前記隣接する平面形状部材間の縫合が一部途切れた部分に設けられ、
前記隣接する平面形状部材の一方は、前記途切れた部分の位置で他方の平面形状部材に対して弛むように他方の平面形状部材に縫合されており、
さらに前記通気口は、前記中心と該通気口の設置位置とを結ぶ直線に対して水平成分を含む傾動させた方向に向いている、ことを特徴とするコーナーリフレクタが提供される。
また、本発明によると、前記通気口は、前記バルーンの落下時における水平方向に向けた形で設けられている。
また、本発明の第1実施例によれば、前記バルーンは、内部にガスが供給されることにより膨張して球形状になる球状バルーンであり、
前記電波反射膜は、前記球状バルーンの内壁に取り付けられている。
さらに、本発明の第2実施例によれば、前記バルーンは、内部にガスが供給されることにより膨張してそれぞれが環状になる3つの環状体バルーンであり、
前記3つの環状体バルーンは、同一の中心を共有し、かつ、膨張時おいてそれぞれが他の2つの環状体バルーンと互いに直交するように形成されており、
前記電波反射膜は、前記環状体バルーンの外壁に取り付けられている。
本発明におけるコーナーリフレクタは、バルーンの一部に覆いかぶさるような形でバルーンと接続した傘体を設けている。
これによって、コーナーリフレクタの降下時において、傘体とバルーンの間の隙間に空気が入り込むことによって降下速度を抑制できる。
さらに、傘体は傘体自身を貫通させる1つ以上の通気口を有していることによって、降下に伴って傘体とバルーンの間の隙間に入り込んだ空気を傘体外部に排出することが可能になるため、一定の旋回方向に向けて安定した速度で旋回を持続させながら降下することが可能になる。
特許文献1のコーナーリフレクタの構成を示す。 コーナーリフレクタの作用を説明する図である。 従来技術のコーナーリフレクタの図である。 従来技術の傘体を有するコーナーリフレクタを示す斜視図である。 本発明のコーナーリフレクタを示す斜視図である。 本発明のコーナーリフレクタが旋回している状態を示す斜視図である。 本発明の球状バルーンを用いたコーナーリフレクタを示す斜視図である。 本発明の球状バルーンを用いたコーナーリフレクタの断面図である。 本発明のガスボンベをつけた状態におけるコーナーリフレクタの斜視図である。
本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図5(A)は、本発明におけるコーナーリフレクタで用いる環状体バルーンを示す斜視図であり、図5(B)は、本発明におけるコーナーリフレクタを示す斜視図である。
この図において、1はコーナーリフレクタ本体、1aは電波反射膜、1bは環状体バルーン、2は傘体、2aは通気口、10はコーナーリフレクタである。
コーナーリフレクタ本体1は、この例においては、電波反射膜1a及び環状体バルーン1bから構成されているものを想定している。
電波反射膜1aは、この例において、導電性繊維で形成されている。
導電性繊維は、例えば、ナイロンの繊維に金属膜(銅、銀など)をコーティングしたものであってよい。
この例において、電波反射膜1aは、12枚の扇形(中心角が90°)の膜からなり、膨張時には平面が互いに直交用に組まれる構造になっている。この構造によって、環状体バルーン1bの膨張時には互いに直交する3つの電波反射膜1aからなる電波反射領域が、合計8組設けられることになる。
また、この例においては、各電波反射膜1aの外周と環状体バルーン1bとの間に間隔と有しており、電波反射膜1aと環状体バルーン1bとは複数のワイヤー等(図示しない)で接続されている場合を想定しているが、環状体バルーン1bの膨張時において、各電波反射膜1aの外周が環状体バルーン1bに密着する形になるように設計されているものであってもよい。
環状体バルーン1bは、内部にガスが供給されると、ガス圧で膨張して環状になる構成を有している。
この環状体バルーン1bは、他の形状のバルーン(例えば、球状バルーン)に比べ格段に少ないガス量でコーナーリフレクタ本体1を展張することが可能になる。そのため、コーナーリフレクタ本体1の展張に要する時間を短縮することができるというメリットがある。
なお、環状体バルーン1bは、ポリオレフィンやポリ塩化ビニルなどのプラスチックフィルムで形成されてよい。
また、好ましくは、環状体バルーン1bの外周を拘束用繊維で包むことによって、環状体バルーン1bが所定の限界体積以上に膨張することを抑制することが望ましい。
傘体2は、この例においては、展開時においては半球形状であり、環状体バルーン1bの外壁に取り付けられており、上記環状体バルーン1bの膨張に伴って展張されるようになっている。
環状体バルーン1bの形状が球状でない場合においては、傘体2は、環状体バルーン1bの外壁に沿う形状からなるものであってもよい。
傘体2は、従来技術で使用されていたパラシュートと比較して吊索がないため、絡みによって展開しないといったリスクを排除することができる。また、環状体バルーン1bの膨張によって強制的かつ速やかに開傘することができる。更に、傘体2には薄く軽量な布を用いることで、収容容積を抑制することが可能になる。
なお、傘体2は、従来のパラシュートで用いられているナイロン等を材質とするものであってよい。
傘体2は、図5(B)のように、傘体自身を貫通させる1つ以上の通気口2aを有している。
この例において通気口2aは4つ設置されているが、1つ以上で設定されていればよい。ただし、2つ以上設置する場合には、コーナーリフレクタ10の旋回を安定的に行うために、コーナーリフレクタ10の鉛直落下時において全ての通気口2aが水平方向に向くようにし、かつ、等間隔をもって設置することが望ましい。
通気口2aは、例えば、複数の平面形状部材(図示しない)を縫い合わせて傘体2を製造する際においては、一部を弛ませた状態で縫い合わせることで通気口2aを設ける構成であってよい。
また、プラスチック製の円筒形状部材(図示しない)を複数用意し、これを傘体2に対して等間隔に貫通させる形で固定することによって通気口2aを設ける構成であってもよい。
図6は、本発明のコーナーリフレクタが旋回している状態を示す斜視図である。
コーナーリフレクタ10が降下する場合、傘体2とコーナーリフレクタ本体1の間の隙間に空気が入り込み、これによってコーナーリフレクタ10の降下速度を抑制している。この場合において、傘体2が通気口2aを有していることによって、傘体2とコーナーリフレクタ本体1の間の隙間に入り込んだ空気が通気口2aによって外に排出されることになる。
これによって、コーナーリフレクタ10が降下する際においては、回転軸3を中心として一定の旋回方向に向けて旋回を行うことになる。
そのため、傘体2とコーナーリフレクタ本体1の間の隙間に空気が入り込みやすくするために、傘体2をコーナーリフレクタ10に対して密着させない形で取り付ける構成が望ましい。なお、傘体2をコーナーリフレクタ10に対して密着させる場合には、傘体2に空気が入り込むことを可能にするために、傘体2の下端が環状体バルーン1bの中心よりも上にくるような大きさに設計する必要がある。
ここで、通気口2aの方向については、コーナーリフレクタ10の旋回を補助するという目的を達成するために、コーナーリフレクタ10の中心と通気口2aの設置位置を結ぶ直線に対して、コーナーリフレクタ10の旋回方向(水平方向)の成分を有する方向に向けて取り付けられている必要がある。
具体的に説明すると、例えば、コーナーリフレクタ10の鉛直落下時における鉛直上方向に向けた状態で通気口2aを取り付けた場合、コーナーリフレクタ10の旋回を補助する方向に空気が排出されないため、本発明の目的を達成することができなくなる。
さらに、例えば、コーナーリフレクタ10の中心と通気口2aの設置位置を結ぶ直線と同じ方向に取り付けた場合においても同様に、コーナーリフレクタ10の旋回を補助する方向に空気が排出されないため、本発明の目的を達成できない。
つまり、通気口2aは、コーナーリフレクタ10の中心と通気口2aの設置位置を結ぶ直線に対して、少しでも旋回方向(水平方向)に向けた成分を持たせた方向に向けて設置する必要があるということになる。
さらに、上記の通気口2aを、等間隔を有しながら2つ以上傘体2に設けることによって、回転軸3を中心とした旋回の安定性を高めることが可能になる。
また、通気口2aの大きさを調整することによって、旋回速度を調整することが可能になる。
図7は、本発明の球状バルーンを用いたコーナーリフレクタを示す斜視図である。
図7(A)は、本発明におけるコーナーリフレクタで用いる球状バルーンを示す斜視図であり、図7(B)は、本発明におけるコーナーリフレクタを示す斜視図である。
上記においては、環状体バルーン1bを用いたコーナーリフレクタ10について説明を行ったが、例えば、図7(A)の球状バルーンを用いた構成であってもよい。
この図において、11はコーナーリフレクタ本体、11aは電波反射膜、11bは球体バルーン、12は傘体、12aは通気口、20はコーナーリフレクタである。
図7(B)における球状バルーン11bを用いたコーナーリフレクタ20においては、上記の環状体バルーン1bを用いたコーナーリフレクタ10の場合と異なり、傘体12とコーナーリフレクタ本体11の間に隙間を設ける構成が必須になる。傘体12を球体バルーン11bの外壁に密着するように取り付けてしまうと、傘体12と球状バルーン11bの間に空気が入りこむ隙間を設けることができなくなってしまうからである。
そのため、図8に記載の球体バルーン11bを用いたコーナーリフレクタ20の断面図のように、傘体12とコーナーリフレクタ本体11の間に連結部材14を設けることによって、傘体12とコーナーリフレクタ本体11の間に隙間を設ける構成にする必要がある。
図9は、本発明のガスボンベをつけた状態におけるコーナーリフレクタの斜視図である。
ガスボンベ5は、コーナーリフレクタ10が艦艇等から発射された飛翔体から放出されたことを契機に、環状体バルーン1bにガスを注入して膨張させ、同時に傘体2も展張する。
ガスボンベ5は、環状体バルーン1bの膨張及び傘体2の展開時に、環状体バルーン1bの重心から降下方向に下ろした垂線と環状体バルーン1bの表面との交点を接続部として、環状体バルーン1bと接続している。
かかる位置において接続していることによって、ガスの注入後もガスボンベ5をコーナーリフレクタ10の姿勢安定用ウェートとして機能させることができる。
この例において、ガスボンベ5は、コーナーリフレクタ10が飛翔体から放出されたことを契機にガスを注入しているが、飛翔体から放出されてから一定時間経過後にガスの注入を開始する形、または、遠隔操作によってガスの注入を開始する形でもよい。
ガスボンベ5は、例えば、火薬を用いたガスジェネレータなどであってよく、所定のタイミングで、環状体バルーン1b内にガスを供給するように作動させられる。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明のコーナーリフレクタ10は、デコイとして用いる以外の用途にも使用してもよい。例えば、本発明のコーナーリフレクタ10を、特許文献2のように、遭難者の居場所を知らせるために使用してもよい。
1 コーナーリフレクタ本体、1a 電波反射膜、
1b 環状体バルーン(バルーン)、
2 傘体、2a 通気口、3 回転軸、5 ガスボンベ、
10 コーナーリフレクタ、11 コーナーリフレクタ本体、
11a 電波反射膜、11b 球体バルーン(バルーン)、
12 傘体、12a 通気口、14 連結部材、
20 コーナーリフレクタ

Claims (5)

  1. 電波を反射させるコーナーリフレクタであって、
    内部にガスが供給されるとガス圧で膨張するバルーンと、
    前記バルーンに取り付けられた電波を反射する電波反射膜と、を備え、
    前記電波反射膜は、前記バルーンの膨張により展張して、同一の中心を共有し、かつ互いに直交して、8つの電波反射領域を構成し、
    さらに、前記バルーンの膨張により展張する傘体を備え、
    前記傘体は、前記バルーンの外周との間に隙間を設けながら、前記バルーンの一部に覆い被さるように取り付けられており、隣接して縫合された複数の平面形状部材と、前記隙間から外部に向けて貫通する1つ以上の通気口と、を有し、
    前記通気口は、前記隣接する平面形状部材間の縫合が一部途切れた部分に設けられ、
    前記隣接する平面形状部材の一方は、前記途切れた部分の位置で他方の平面形状部材に対して弛むように他方の平面形状部材に縫合されており、
    さらに前記通気口は、前記中心と該通気口の設置位置とを結ぶ直線に対して水平成分を含む傾動させた方向に向いている、ことを特徴とするコーナーリフレクタ。
  2. 前記通気口は、前記バルーンの鉛直落下時における水平方向に向けた形で設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載のコーナーリフレクタ。
  3. 前記バルーンは、内部にガスが供給されることにより膨張して球形状になる球状バルーンであり、
    前記電波反射膜は、前記球状バルーンの内壁に取り付けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコーナーリフレクタ。
  4. 前記バルーンは、内部にガスが供給されることにより膨張してそれぞれが環状になる3つの環状体バルーンであり、
    前記3つの環状体バルーンは、同一の中心を共有し、かつ、膨張時おいてそれぞれが他の2つの環状体バルーンと互いに直交するように形成されており、
    前記電波反射膜は、前記環状体バルーンの外壁に取り付けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコーナーリフレクタ。
  5. 内部にガスが供給されるとガス圧で膨張するバルーンと、
    前記バルーンに取り付けられた電波を反射し前記バルーンの膨張により展張して、同一の中心を共有し、かつ互いに直交して、8つの電波反射領域を構成する電波反射膜と、
    前記バルーンの膨張により、前記バルーンの外周との間に隙間を設けながら前記バルーンの一部に覆い被さるように展張し、かつ前記隙間から外部に向けて貫通する1つ以上の通気口を有する傘体と、を備える電波を反射させるコーナーリフレクタの傘体の製造方法であって、
    隣接する平面形状部材のうちの一方を他方の平面形状部材に対して一部弛ませた状態で縫い合わせることにより隣接する平面形状部材の間に前記通気口を形成しながら、複数の平面形状部材を縫い合わせて前記傘体を製造し、
    前記通気口は、前記中心と該通気口の設置位置とを結ぶ直線に対して水平成分を含む傾動させた方向に向いている、ことを特徴とするコーナーリフレクタの傘体の製造方法。
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