JP5988793B2 - ワーク保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワーク保持装置に関し、さらに詳細には、加工工具に対して所定の角度でワークを保持することが可能なワーク保持装置に関する。
従来より、マイクロコンピューターなどによる数値制御により、所定のデータに基づいてワークを切削加工する切削装置においては、加工工具が取り付けられたキャリッジと、ワークを保持するワーク保持装置とがそれぞれ動作することにより加工工具に対してワークを所定の角度で接触させて、当該ワークを切削工具により切削して当該ワークを所望の形状に切削するようにしている。
以下、図1乃至図2を参照しながら、従来の技術によるワーク保持装置を備えた切削装置について説明する。
図1には、従来の技術によるワーク保持装置を備えた切削装置の概略構成斜視説明図が示されており、また、図2には、従来の技術によるワーク保持装置の要部を示す概略構成説明図が示されている。
この切削装置100は、固定系のベース部材102と、ベース部材102の左右両端でベース部材102に直交して配設された側方部材104L、104Rと、左右2つの側方部材104L、104Rを連結する後方部材106と、両端がそれぞれ側方部材104L、104Rに支持されXYZ直交座標系におけるX軸方向に延長されて配設されたガイドレール108と、両端がそれぞれ側方部材104L、104Rに支持されX軸方向に延長されてガイドレール108と並行するようにして配設されたシャフト110と、ガイドレール108ならびにシャフト110のそれぞれに摺動自在に装着されてX軸方向に移動自在に支持されたキャリッジ112と、キャリッジ112においてZ軸方向に移動自在に配設された主軸114と、ワークを保持するとともに、ベース部材102上においてY軸方向に移動自在に配設されるワーク保持装置120とを有して構成されている。
ワーク保持装置120は、ベース部材102上に設けられた一対のガイドレール116上に摺動自在に設けられたテーブル122と、ワークを保持するとともに、テーブル122上に配設された回動部材124とにより構成されている。
なお、以下の説明において、回転可能な範囲が360°より小さい範囲で設定されている回転を「回動」と称することとし、回転可能な範囲が360°以上に設定されている回転を「回転」と称することとする。
この回動部材124は、略矩形形状の枠体126の枠内において、略円形形状の枠体128を備えている。
枠体126はモーター134によりX軸周りに回動し、また、枠体128はモーター130によりY軸周りに回動する。
また、こうした回動部材124においては、枠体126の右側部材126aおよび左側部材126bの略中心部からそれぞれ中心軸が一致するようにX軸と平行に棒状部材126−1、126−2が延設されている。
棒状部材126−1はモーター134と接続され、棒状部材126−2はテーブル122に固定的に配設された固定部材136に回動自在に接続されている。
これにより、枠体126は、モーター134の駆動により、棒状部材126−1、126−2の中心軸O1を中心としてX軸周りを回動する構成となっている。
また、枠体128の後端部および前端部の略中心部からそれぞれ中心軸が一致するようにY軸と平行に棒状部材128−1、128−2が延設されている。
棒状部材128−1は枠体126の後方部材126cを貫通してモーター130と接続され、棒状部材128−2は枠体126の前方部材126dを貫通して前方部材126dにおいて回動自在に接続されている。
これにより、枠体128は、モーター130の駆動により、棒状部材128−1、128−2の中心軸O2を中心としてY軸周りを回動する構成となっている。
このため、ワーク保持装置120を備えた切削装置100では、ワーク200に対する加工工具132の接触角度を所定の範囲で調整しながら切削することができ、複雑な形状の切削が可能となる。
なお、切削装置100は、キャリッジ112をX軸方向に移動するモーター(図示せず。)、ワーク保持装置120をY軸方向に移動するモーター(図示せず。)、主軸114をZ軸方向に移動するモーター(図示せず。)、モーター130およびモーター134の駆動を含む全体の動作をマイクロコンピューター(図示せず。)に制御されている。
以上の構成において、切削装置100においてワーク200に対して切削処理を行う場合には、作業者が、主軸114に加工工具132を取り付けるとともに、ワーク保持装置120の枠体128にワーク200を保持させ、マイクロコンピューター(図示せず。)に切削データを入力する。
その後、切削装置100において、作業者によって図示しない操作子による操作により切削処理の開始が指示されると、切削装置100においては、入力された切削データに基づいて、テーブル122をY軸方向で移動するとともに、キャリッジ112をX軸方向で移動し、さらに、主軸114をZ軸方向で移動する(図2を参照する。)。
これにより、回動部材124の枠体128に保持されたワーク200と主軸114に取り付けられた加工工具132との相対的な位置関係が3次元で変化するようになる。
また、切削装置100においては、入力された切削データに基づいて、モーター134により枠体126をX軸周りに回動するとともに、モーター130により枠体128をY軸周りに回動する(図2を参照する。)。
これにより、加工装置100では、枠体128に保持されたワーク200に対して、主軸114に取り付けられた加工工具132を所定の角度で当接することができ、複雑な形状の切削ができることとなる。
しかしながら、こうしたワーク保持装置120においては、ワーク200を枠体128内に保持するようにしており、枠体128の径などに合わせてワーク200の寸法を加工しなければならず、作業工程が増加し、切削作業が繁雑になるといった問題点が指摘されていた。
こうした問題点を解消する手段として、ワークを一方側から保持する、所謂、片持ちによりワークを保持する技術が考えられるが、こうした技術においては、上記したようなX軸、Y軸の2軸による回動あるいは回転が可能なワーク保持装置は、これまで実現されていない。
このため、2軸で回動あるいは回転することが可能であるとともに、ワークを片持ちにより保持するワーク保持装置の提案が望まれていた。
欧州特許第2247405号明細書
本発明は、従来の技術の有する上記したような要望に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、2軸で回転あるいは回動することが可能であるとともに、ワークを片持ちにより保持するワーク保持装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、上方から加工工具により切削処理されるワークを保持するワーク保持装置において、上面側が開口するように互いに平行に配置された一対の側方部材(14−2L,14−2R)と、上記一対の側方部材(14−2L,14−2R)のうちの一方に一方の端部側を回動自在に支持され、かつ、上記一対の側方部材(14−2L,14−2R)のうちの他方に他方の端部側を回動自在に支持されて、上記一対の側方部材(14−2L,14−2R)間に延設されるとともに、上記一対の側方部材(14−2L,14−2R)に対して該延設方向の延長軸周りに回動自在に配設された支持部材(22)と、上記支持部材(22)の一方の端部側に配設されたウォームホイール(24b)と、上記支持部材(22)の下方側において上記ウォームホイール(24b)と噛合するウォーム(24a)を備え、駆動することにより上記ウォーム(24a)を回転するモーター(26)と、上記一対の側方部材(14−2L,14−2R)間において上記支持部材(22)に固定的に配設されて、上記モーター(26)の駆動による上記ウォーム(24a)ならびに上記ウォームホイール(24b)の回転により回動する上記支持部材(22)の回動に伴い回動する回動部材(16)と、上記支持部材(22)の上記延設方向と直交する方向に延設されるとともに、上記回動部材(16)に該延設方向の延長軸周りに回転自在に配設された回転部材(18)と、上記回転部材(18)の一方の端部側に配設されたウォームホイール(30b)と、上記回転部材(18)の下方側において上記ウォームホイール(30b)と噛合するウォーム(30a)を備え、駆動することにより上記ウォーム(30a)を回転するモーター(28)と、上記回転部材(18)の他方の端部側に固定的に配設されて、上記モーター(28)の駆動による上記ウォーム(30a)ならびに上記ウォームホイール(30b)の回転により回転する上記回転部材(18)の回転に伴い回転し、かつ、ワークを片持ちにより保持するワーク保持部材(20)と、上記モーター(26)と上記モーター(28)との駆動を制御する制御手段とを有するようにしたものである。
また、本発明は、上記した発明において、上記ワークはセラミックからなるようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、2軸で回転あるいは回動することが可能であるとともに、ワークを片持ちにより保持することができるという優れた効果を奏する。
図1は、従来の技術によるワーク保持装置を備えた切削装置の概略構成斜視説明図である。 図2は、従来の技術によるワーク保持装置の要部を示す概略構成説明図である。 図3は、本発明によるワーク保持装置の概略構成説明図である。 図4は、図3のI−I線断面説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるワーク保持装置の実施の形態の一例を詳細に説明することとする。
なお、以下の説明においては、図1乃至図2を参照しながら説明した従来の技術によるワーク保持装置と同一または相当する構成については、上記において用いた符号と同一の符号を用いて示すことにより、その詳細な構成ならびに作用効果の説明は適宜に省略することとする。
図3には、本発明によるワーク保持装置の概略構成説明図が示されており、また、図4には、図3のI−I線による断面説明図が示されている。
この図3に示すワーク保持装置10は、テーブル122の後方側において前面12aがテーブル122の上面122aと垂直になるように立設された立設部材12と、立設部材12の前面12aに固定的に配設された略コ字形状の枠体14と、枠体14において回動可能に支持され、回転部材18(後述する。)を回転自在に支持する回動部材16と、回動部材16において回転自在に支持され、前面18aにワーク200を固定するためのワーク固定部材20が設けられた回転部材18とを有して構成されている。
より詳細には、枠体14は、立設部材12の前面12aに固定されるとともにX軸方向に延設された固定部14−1と、固定部材14−1の左方側端部において立設部材12の前面12aから略垂直に前方側に延設された側方部材14−2Lと、側方部材14−2Lと平行であるとともに、固定部材14−1の右方側端部において立設部材12の前面12aから略垂直に前方側に延設された側方部材14−2Rとを有して構成されている。
即ち、枠体14は、一対の側方部材を有し、上方側から見たときに、後方側において立設部材12に固定され、前方側が開放された略コ字形状となっている。
また、枠体14には、前方側において回動部材16を支持する支持部材22が設けられている。
この支持部材22は、側方部材14−2Lおよび側方部材14−2Rを連結するようにして回動可能に配設されている。
ここで、枠体14においては、側方部材14−2Lの左側面14−2Laにモーター26が設けられており、このモーター26には、モーター26により回転するウォーム24aが設けられている。
そして、支持部材22においては、ウォーム24aと噛合するウォームホイール24bが左方側端部近傍に設けられている。
このため、支持部材22は、ウォーム24aおよびウォームホイール24bにより構成されるウォームギア24により、回動可能な構成となっている。
例えば、モーター26によりウォーム24aが所定の方向に回転すると、ウォームホイール24bが矢印A方向に回動することとなり、これにより、支持部材22が矢印B方向に回動する。また、モーター26によりウォーム24aが所定の方向と反対の方向に回転すると、ウォームホイール24bが矢印C方向に回転することとなり、これにより、支持部材22が矢印D方向に回転する。
このように、支持部材22は、モーター26の駆動により中心軸Oを中心としてX軸周りで回動することができる。なお、こうした支持部材22の回動可能な角度の範囲としては、例えば、25°に設定される。
また、モーター26の駆動は、マイクロコンピューター(図示せず。)によって制御される。
なお、支持部材22が側方部材14−2Lおよび側方部材14−2Rに回動可能に配設されるための具体的な構成としては、例えば、支持部材22をボールベアリングを介して側方部材14−2Lおよび側方部材14−2Rに配設するようにすればよく、こうした構成としては、適宜に他の公知の技術を用いるようにしてもよい。
また、回動部材16は、下方側において、支持部材22の略中心位置に固定的に配設されている。なお、本実施の形態においては、図3に示すように、回動部材16を支持部材22の略中心位置に配設するようにしたが、回動部材16をどちらか一方の側方部材側に寄せて配設するようにしてもよい。
そして、支持部材22の回動に伴って、回動部材16が矢印C方向および矢印D方向に回動することとなる。
即ち、支持部材22が矢印B方向に回動すると、回動部材16は矢印E方向に回動し、支持部材22が矢印D方向に回動すると、回動部材16は矢印F方向に回動することとなり、支持部材22の回動する角度に応じて回動部材16の傾斜角度が決定される。
つまり、回動部材16は、支持部材22の回動する方向および角度に応じて傾斜角度が変更されるものであり、支持部材22によって、モーター26の駆動により中心軸Oを中心として、X軸周りで回動することとなる。
また、回動部材16の上方側は、回転部材18が回転自在に配設されている。
そして、回動部材16は、後面16aにモーター28が設けられており、このモーター28には、モーター28により回転するウォーム30aが設けられている。このウォーム30aは、回転部材18に設けられたウォームホイール30b(後述する。)と噛合するようになされている。
なお、モーター28の駆動は、マイクロコンピューター(図示せず。)によって制御される。
回転部材18の後面18bは、ウォームホイール30bが設けられており、前面18aにはワーク固定部材20が設けられている。
具体的には、回転部材18は中心軸O3中心軸O4と直交する方向に延長された略円柱形状として形成されている。
そして、回転部材18の後面18bにおいて、回転部材18の中心軸O3と一致する中心軸となる略円柱形状の凸部18−1が形成されており、この凸部18−1にウォームホイール30bが配設されており、ウォームホイール30bの回転に伴い凸部を介して回転部材18が回転することとなる。
また、回転部材18の前面18bにおいて、回転部材18の中心軸O3と一致する中心軸となる略円柱形状のワーク固定部材20が設けられている。このワーク固定部材20の先端には、ワーク200を保持する形状となっており、ワーク保持部材20によって保持されたワーク200は、回転部材18の回転に伴って回転することとなる。
例えば、モーター28によるウォーム30aが矢印H方向に回転すると、ウォームホイール30bが矢印I方向に回転することとなり、これにより回転部材18を介してワーク200が矢印J方向に回転する。また、モーター28によりウォーム30aが矢印K方向に回転すると、ウォームホイール30bが矢印L方向に回転することとなり、これにより、回転部材18を介してワーク200が矢印M方向に回転する。
つまり、回転部材18は、モーター28の駆動により中心軸Oを中心として中心軸O3の軸周りで回転することとなり、これにより、回転部材18の前面18aに設けられたワーク保持部材20に保持されるワーク200は、中心軸Oを中心として中心軸O3の軸周りで回転することとなる。こうした回転部材18の回転可能な角度の範囲としては、例えば、360°である。
なお、回動部材16により回転部材18を回転可能に支持する構成としては、例えば、回転部材18をボールベアリングを介して回動部材16に支持するようにすればよく、こうした構成としては、適宜に他の公知の技術を用いるようにしてもよい。
また、ワーク保持部材20の先端は、例えば、セットスクリューとなっており、こうした構成としては、適宜に他の公知に技術を用いるようにしてもよい。
以上の構成において、ワーク保持装置10を備えた切削装置において切削処理を行う場合には、作業者が主軸114に加工工具132を取り付けるとともに、ワーク保持装置10のワーク保持部材20にワーク200を保持させ、マイクロコンピューター(図示せず。)に切削データを入力する。
その後、切削装置において、作業者によって図示しない操作による操作により切削処理の開始が指示されると、当該切削装置においては、入力された切削データに基づいて、テーブル112をY軸方向で移動するとともに、キャリッジ112をX軸方向で移動し、さらに、主軸114をZ軸方向で移動する。
これにより、ワーク保持部材20に保持されたワーク200と主軸に取り付けられた加工工具132との相対的な位置関係が3次元で変化するようになる。
また、当該切削装置において、入力された切削データに基づいて、モーター26により回動部材16を中心軸O4の軸周りで回するとともに、モーター28により回転部材18を中心軸O3の軸周りで回転する。
これにより、ワーク保持装置10を備えた切削装置においては、ワーク保持部材10に保持されたワーク200に対して、主軸114に取り付けられた加工工具132を任意の場所において任意の角度で当接することができるものである。
本発明によるワーク保持装置10は、回転部材18に設けられたワーク保持部材20により、ワーク200を一方側からのみ固定する(つまり、ワーク200を片持ちにより保持するということである。)ようにするとともに、Y軸周りに回転可能な回転部材18をX軸周りに回動可能な回動部材16により回動可能に支持するようにした。
これにより、本発明によるワーク保持装置10においては、2軸で回転あるいは回動することが可能であるとともに、ワークを片持ちにより保持することができるようになる。
また、本発明による保持装置10は、支持部材22の回動および回転部材18の回転をそれぞれウォームギアにより実現している。
このため、本発明によるワーク保持装置10においては、ワーク200にどのような負荷がかかったとしても、当該負荷により支持部材22および回転部材18が回転または回動してしまうことはない。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(5)に示すように変形するようにしてもよい。
(1)上記した実施の形態においては、ワーク保持装置10において、枠体14における側方部材14−2Lの左方側にモーター26およびウォームギア24を設けるようにしたがこれに限られるものではないことは勿論であり、モーター26およびウォームギア24を側方部材14−2Lの右方側に設けるようにしてもよい。
モーター26およびウォームギア24を側方部材14−2Lの右方側に設けることにより、枠体14の外部に構成部材がなくなり、ワーク保持装置を小型化することが可能となる。
(2)上記した実施の形態においては、テーブル122の上面に立設された立設部材12の前面12aに枠体14の固定部材14−1が固定的に配設され、固定部材14−1の左方側に側方部材14−2Lが配設されるとともに、固定部材14−1の右方側に側方部材14−2Rが配設されるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、固定部材14−1を削除し、立設部材12に側方部材14−2Lおよび側方部材14−2Rを直接形成するようにしてもよい。
これにより、ワーク保持装置の小型軽量化を促すことができる。
(3)上記した実施の形態においては、ワークを保持するワーク保持部材10が設置されたテーブル122がY軸方向に移動し、加工工具132をキャリッジ112および主軸114を介してX軸方向およびZ軸方向で移動するようにしたが、ワーク保持部材10を搭載した切削装置は、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、ワーク保持装置10を搭載する切削装置としては、ワーク保持装置10が設置されるテーブル122を固定し、加工工具132をX軸方向、Y軸方向ならびにZ軸方向に移動するような構成としてもよい。また、ワーク保持装置10が設置されるテーブル122をX軸方向およびY軸方向に移動するようにし、加工工具132をZ軸方向に移動するようにしてもよい。要は、ワーク保持装置10を搭載する切削装置としては、ワーク保持装置10に保持されたワーク200と、加工工具132との位置関係が3次元で変化する構成であれば、どのような切削装置であってもよい。
(4)上記した実施の形態においては、特に記載しなかったが、ワーク保持装置10を搭載する加工装置としては、例えば、デンタル用セラミックを切削して所望の形状に加工する加工装置としてもよい。
(5)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(4)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、切削装置などにおいてワークを保持する際に用いて好適である。
10、120 ワーク保持装置、12 立設部材、14 枠体、16 回動部材、18 回転部材、20 ワーク保持部材、22 支持部材、24、30 ウォームギア、26、28 モーター

Claims (2)

  1. 上方から加工工具により切削処理されるワークを保持するワーク保持装置において、
    上面側が開口するように互いに平行に配置された一対の側方部材(14−2L,14−2R)と、
    前記一対の側方部材(14−2L,14−2R)のうちの一方に一方の端部側を回動自在に支持され、かつ、前記一対の側方部材(14−2L,14−2R)のうちの他方に他方の端部側を回動自在に支持されて、前記一対の側方部材(14−2L,14−2R)間に延設されるとともに、前記一対の側方部材(14−2L,14−2R)に対して該延設方向の延長軸周りに回動自在に配設された支持部材(22)と、
    前記支持部材(22)の一方の端部側に配設されたウォームホイール(24b)と、
    前記支持部材(22)の下方側において前記ウォームホイール(24b)と噛合するウォーム(24a)を備え、駆動することにより前記ウォーム(24a)を回転するモーター(26)と、
    前記一対の側方部材(14−2L,14−2R)間において前記支持部材(22)に固定的に配設されて、前記モーター(26)の駆動による前記ウォーム(24a)ならびに前記ウォームホイール(24b)の回転により回動する前記支持部材(22)の回動に伴い回動する回動部材(16)と、
    前記支持部材(22)の前記延設方向と直交する方向に延設されるとともに、前記回動部材(16)に該延設方向の延長軸周りに回転自在に配設された回転部材(18)と、
    前記回転部材(18)の一方の端部側に配設されたウォームホイール(30b)と、
    前記回転部材(18)の下方側において前記ウォームホイール(30b)と噛合するウォーム(30a)を備え、駆動することにより前記ウォーム(30a)を回転するモーター(28)と、
    前記回転部材(18)の他方の端部側に固定的に配設されて、前記モーター(28)の駆動による前記ウォーム(30a)ならびに前記ウォームホイール(30b)の回転により回転する前記回転部材(18)の回転に伴い回転し、かつ、ワークを片持ちにより保持するワーク保持部材(20)と、
    前記モーター(26)と前記モーター(28)との駆動を制御する制御手段と
    を有することを特徴とするワーク保持装置。
  2. 請求項1に記載のワーク保持装置において、
    前記ワークはセラミックからなる
    ことを特徴とするワーク保持装置。
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