JP5988415B1 - 身体内施術効果可視化システム - Google Patents

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【課題】施術者に対してリアルタイムに被施術者の身体内の改善効果を通知する。【解決手段】身体内施術効果可視化システム100は、施術者が顔部分に装着して使用する眼鏡型のウェアラブル端末1と、被施術者の身体画像を撮影する赤外線サーモグラフィカメラ2とが通信可能に接続されてなる。ウェアラブル端末1の画像表示手段14は、押圧検出手段が検出した押圧の数値ならびに赤外線サーモグラフィカメラ2から受信した被施術者の温度分布画像を同期させて表示することにより、同被施術者の身体内における施術効果を可視化する。【選択図】図1

Description

本発明は、マッサージなどの施術中に被施術者の身体内における施術効果を施術者に対してリアルタイムに通知可能な身体内施術効果可視化システムに関する。
昨今の美容ブーム・癒しブームが隆盛な中、施術サービスに通った経験のあるユーザ数も拡充の一途をたどっている。
施術サービスを受けることにより、日常生活において蓄積された疲労や精神的なストレスが解消されたり、また美容サービスを受けることにより気持が活き活きとして精神的にも張りをもたらすといった効能がある。
このような実情から美容サロン・整体院などに通うことが日常の習慣として広く浸透しつつある。
上述した施術サービス(マッサージ等)を施す場合、施術者は、自己の行った施術により被施術者の施術箇所に改善効果(体温上昇など)が表れているかどうかを経験や勘を頼りに把握している。
一方、身体内の体温を客観的に把握できるように可視化する技術の例としては以下のようなものが公知である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−124629号公報
上述したように施術サービス(マッサージ等)の施術者は、施術による改善効果が表れているかどうかを経験や勘を頼りに判断している。
そのため施術サービスの提供時には、以下のような問題が生じうる。
第1に個々の施術者は皆それぞれに感覚が異なるため(たとえば同一の温度であっても温かく感じるか冷たく感じるかの感じ方は1人1人異なる)、担当する施術者に応じて施術時の力加減(押圧の強さ)がばらつくことになり均質な施術サービスを顧客に提供することは難しい。
また同一の施術者であっても、その時々の体調や心理に応じて感覚は変わってしまう。そのため被施術者が以前と同じような品質の施術を受けられることを期待して前回と同じ施術者を指名したとしても、リピータ(上記被施術者)に対して安定的に毎回均一な力加減の施術を施すことは困難である。
このように施術時の力加減を常時同じぐらいの強さに保つことは、感覚頼りでは難しい。
さらに施術は人間の五感を頼りに行うものである以上、いかに長年経験を積んだ施術者であっても被施術者の身体内部における施術効果(例えば、各部位における個々の体内温度の上昇)まで把握することは不可能である。
そのため施術サービスを提供する現場では施術を行っている最中に、力加減の客観的指標や施術による改善効果を施術者当人がリアルタイムにモニタリングできる有効な術がないのが現状である。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、マッサージなどの施術中に被施術者の身体内の改善効果や力加減の客観的指標を施術者に対してリアルタイムに通知可能な仕組の提供を目的とする。
〔第1発明〕
そこで上記の課題を解決するために、本願の第1発明に係る身体内施術効果可視化システムは、
マッサージ等の施術サービスを施す施術者が顔部分に装着して使用する眼鏡型のウェアラブル端末と、被施術者の身体画像を撮影する赤外線サーモグラフィカメラとが通信可能に接続されてなる、
同施術サービスの最中に施術者に対してリアルタイムに被施術者の身体内の施術効果を通知するための身体内施術効果可視化システムであって、

前記赤外線サーモグラフィカメラは、
被施術者の身体から放射された赤外線のエネルギー量を検出する赤外線検出手段と、
同赤外線検出手段が検出した赤外線のエネルギー量に基づいて被施術者の身体内における温度分布を算出する温度分布算出手段と、
同温度分布算出手段が算出した被施術者の身体内における温度分布を同被施術者の身体画像に重ね合わせることで当該被施術者の温度分布画像を生成する温度分布画像生成手段と、
同温度分布画像生成手段が生成した被施術者の温度分布画像を一定の時間間隔で記録するとともに同温度分布画像をウェアラブル端末に送信する温度履歴記録手段と、
を備え、

前記ウェアラブル端末は、
前記施術者の手の指先部分に装着される圧力センサと、
前記施術サービスの際に施術者が被施術者の施術箇所に加えた押圧を圧力センサを介して検出する押圧検出手段と、
前記赤外線サーモグラフィカメラから被施術者の温度分布画像を前記一定の時間間隔で受信するごとに、同温度分布画像に対して押圧検出手段が検出した押圧と時刻を対応付けて記録する押圧履歴記録手段と、
眼鏡を構成する透光性のレンズ部分に設けられた画像表示手段と、
を備え、

前記ウェアラブル端末の画像表示手段は、
押圧検出手段が検出した押圧の数値ならびに赤外線サーモグラフィカメラから受信した被施術者の温度分布画像を同期させて表示することにより、同被施術者の身体内における施術効果を可視化する構成とした。
第1発明によれば施術者は眼鏡型のウェアラブル端末1(図1)を装着することにより、自分自身が行っている実際の施術作業の様子とともに、眼鏡のレンズ部分に投射された施術効果確認画面(図6の破線部)を介して被施術者の身体内の温度分布(同図6中の温度分布画像TP)についても視覚的に確認することができる。
そのためマッサージなどの施術中にリアルタイムに被施術者の身体内の改善効果(例えば、体温上昇による血行促進効果など)を確認しながら、施術者に対して施術を施すことが可能となる。
また第1発明によれば、上記施術効果確認画面(同図6の破線部)において被施術者の施術箇所に加わっている押圧の強さについても表示される。
このようにすることで施術者は施術を中断して集中を途切れさせることなく施術作業を継続したまま、どの程度の強さ(押圧)でマッサージを行っているのかを数値で確認することができる。
なお施術時の押圧が強すぎる(ないしは弱すぎる)と感じた場合には、その押圧の強弱を数値でリアルタイムに視認したままでマッサージに合った適性な強さに調節することができる。
ここで個々の施術者はそれぞれ感覚が異なるため(例えば、もう少し力を込めて強めに指圧するよう要望されても、力のかけ具合は施術者によって1人1人異なる)、均質な施術サービスを提供することは難しい。
しかしながら本発明によれば圧力センサを採用することで施術時の押圧が数値化されて読取可能なため、ある施術者から別の施術者に対してマッサージに適正な押圧(例えば、ある特定の被施術者の好みに合う指圧具合)を数値で伝えることができ、ノウハウの共有が可能となる。
そのため個々の施術者の感覚によらずに客観的なデータ(数値)を基に押圧の強さを共通認識することができ、マッサージのやり方を指導する際により正確な指導内容を伝えることが可能となる。
さらにマッサージ業界では現状、施術者が被施術者ごとの好みを記憶しておき、次回以降も経験と記憶に基づいて各被施術者の嗜好に合うように施術サービスの提供が行われている。
しかし施術者の記憶に頼る手法によれば、顧客(被施術者)が来店した各回における身体部位ごとの力加減(押圧の強さ)を施術者が正確に思い出すことは至難である。
しかしながら本願の第1発明によれば、施術時の力加減(押圧)を記録していくことにより、その力加減に応じた被施術者の身体内の温度分布が一定の時間間隔で規則正しく記録(データベース化)される。
このような押圧に対する被施術者の身体内における温度変化の履歴を被施術者ごとに記録しておくことにより個々の被施術者に対して得られる施術効果を傾向分析できるため、各施術者の体質に適合したよりきめ細かな施術サービスを提供することが可能になり、ひいてはリピータ率の向上も期待できる。
本発明の実施形態に係る身体内施術効果可視化システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施形態のウェアラブル端末の電気的構成を示すブロック図である。 施術効果履歴情報のデータ構造の一例を示す図である。 本実施形態の赤外線サーモグラフィカメラの内部構成を示すブロック図である。 身体内施術効果可視化システムの利用形態を示す模式図である。 ウェアラブル端末における施術効果確認画面の一例を示す図である。 施術効果のリアルタイム表示時における各構成要素の動作を示すシーケンス図である。
以下、本発明の身体内施術効果可視化システムについて説明する。
[実施形態]
本発明の実施形態は、施術サービスの最中に施術者に対してリアルタイムに被施術者の身体内の施術効果(体温分布)を通知するための身体内施術効果可視化システム100の構成例である。
なお以下では本システム100を、来店した顧客(被施術者)に対してマッサージサービスを提供する店舗に適用したケースを例に挙げて説明する。
身体内施術効果可視化システム100は図1に示すように、ウェアラブル端末1と、赤外線サーモグラフィカメラ2とを通信可能な状態で接続したシステムである。
赤外線サーモグラフィカメラ2は、被施術者の身体画像を撮影する。
同カメラ2は、被施術者の身体から放射された赤外線のエネルギー量を赤外線検出手段24(図1)により検出し、同エネルギー量に基づいて被施術者の身体内における温度分布を算出する。
ウェアラブル端末1は、マッサージ等の施術サービスを施す施術者が顔部分に装着して使用する眼鏡型の携帯型電子装置である。
同端末1は、信号線SLにより同端末1本体に接続された圧力センサ13を介して施術者が施術箇所に加えた押圧を検出する。
そしてウェアラブル端末1は、上記検出した押圧の数値ならびに赤外線サーモグラフィカメラ2から受信した被施術者の温度分布画像TPを同期させて表示する(図6参照)。
このようにすることで、被施術者の身体内における施術効果の可視化が実現される。
つぎに本実施形態のウェアラブル端末1の電気的構成について順次説明する。
図2は、ウェアラブル端末1の電気的構成を示すブロック図である。
本端末1は、図1に示した圧力センサ13・出力部14(画像表示手段)に加えて、任意の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)を含む制御部11のほか、ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)等を含む記憶部12、各種信号あるいは情報の入出力経路をなす通信ポート(図示略)を含む通信部15を備えている。
図2の制御部11は、CPU・ROM・RAM等を有し、ROM・記憶部12に記憶されているアプリケーションプログラムをRAMにロードして実行し、それにより各種の論理的手段を実現する。
本端末1では、押圧検出手段111および押圧履歴記録手段112が実現される。
押圧検出手段111は、施術サービスの際に施術者が被施術者の施術箇所に加えた押圧を圧力センサ13を介して検出する。
なお同検出手段111は、検出した押圧の数値を出力部14(画像表示手段)に出力する。
押圧履歴記録手段112は、通信部15が赤外線サーモグラフィカメラ2から温度分布画像TPを受信するごと(一定の時間間隔ごと)に、同温度分布画像TPに対して押圧検出手段111が検出した押圧ならびに時刻を対応付けて記憶部12内の施術効果履歴情報121(図3)に記録する。
すなわち上述した記録動作により施術者が施術箇所に加えた押圧の記録動作は、赤外線サーモグラフィカメラ2側における温度分布画像TPの記録動作と同期して行われる。
さらに本例において押圧履歴記録手段112は、上記画像TPを出力部14(画像表示手段)に出力する。
圧力センサ13は、施術者の手の指先部分に装着されるセンサである。
同センサ13としては、ダイヤフラムの表面に半導体ひずみゲージを形成した半導体ピエゾ抵抗拡散圧力センサ、ガラスの固定極とシリコンの可動極を対向させてコンデンサを形成した静電容量形圧力センサなどの任意の圧力センサを採用できる。
圧力センサ13は、施術者の押圧に付随して発生するピエゾ抵抗効果による電気抵抗の変化ないしは静電容量の変化を電気信号に変換して出力する。
出力部14(画像表示手段)は、眼鏡を構成する透光性のレンズ部分に設けられる。
同出力部14は、施術者が施術サービスを行っている間、施術効果確認画面(図6)を表示する。
同図6の画面例では、施術者がマッサージにより施術箇所に加えた「押圧」ならびに被施術者の身体内の対応状態を表す「温度分布画像」が同期して表示される。これらの情報(押圧、温度分布画像TP)は、一定の時間間隔ごとに最新の状態に更新される。
なおウェアラブル端末1の出力部14(画像表示手段)は、施術者が施術サービスを実施するときの作業快適性を確保するため、施術者の視界を遮ることのないよう配慮する必要がある。
そのため同端末1の出力部14(図6の破線部)における画像表示方式としては、眼鏡を構成する透光性のレンズ部分の後方から映像を投射しておき同レンズ部分に対して映像を反射させることでユーザ(本例では施術者)の眼から数メートルほど前方に任意の画像を表示する光学シースルー型バーチャルイメージ方式を採用するのが望ましい。
ウェアラブル端末1の出力部14(画像表示手段)における画像表示手法として光学シースルー型バーチャルイメージ方式を採用することにより、施術者は同端末1から通知される押圧の数値を確認する際、顔をそらしたりする必要がなくなる。
そのため施術者の施術サービスが中断されることにより集中が途切れてしまうことを回避でき、被施術者に対して従来通りの快適な施術サービスを提供することができる。
なお図5に例示する使用形態では施術サービスが提供される際、「眼鏡型」のウェアラブル端末1は一般的な眼鏡をかける要領で施術者の顔部分に装着された状態にある。
本実施形態において施術者はその視界を通じて、自身が現在施術を行っている実際の作業の様子とともに(図6)、自身が装着しているウェアラブル端末1の出力部14(同図6に破線で示すレンズ部分)に投射された施術効果確認画面を介して被施術者の身体内における施術効果(体温変化)を確認できる。
つぎに本実施形態の赤外線サーモグラフィカメラ2の内部構成について説明する。
図4は、赤外線サーモグラフィカメラ2の内部構成を示すブロック図である。
同図4に示すように本カメラ2は、制御部21と、記憶部22と、光学系23と、赤外線検出手段24と、A/D変換器25と、通信部26とを備えている。
図4の制御部21は、CPU・ROM・RAM等を有し、ROM・記憶部22に記憶されているアプリケーションプログラムをRAMにロードして実行し、それにより各種の論理的手段を実現する。
赤外線サーモグラフィカメラ2では、温度分布算出手段211、温度分布画像生成手段212および温度履歴記録手段213が実現される。
温度分布算出手段211は、赤外線検出手段24が検出した赤外線のエネルギー量に基づいて被施術者の身体内における温度分布を算出する。
温度分布画像生成手段212は、温度分布算出手段211が算出した温度分布を身体画像に重ね合わせて温度分布画像TP(図6参照)を生成する。
温度履歴記録手段213は、温度分布画像生成手段212が生成した温度分布画像TPを一定の時間間隔(例えば10秒)ごとに記憶部22に記録することにより、同被施術者の身体内における体温変化の履歴を蓄積する。
また同記録手段213は、温度分布画像TPを記憶部22に記録するタイミングと同時に同画像TPを通信部26にも出力する。
光学系23は、光学レンズなどから構成されており、被施術者の身体から放射された赤外線を入射させて赤外線検出手段24に収束させる役割を果たす。
赤外線検出手段24は、光学系23を介して照射された赤外線(被施術者の身体から放射された赤外線)のエネルギー量を検出する。
同手段24は、多数の赤外線検出素子(図示略)を格子状に平面配列してなる2次元赤外線センサから構成される。なお赤外線検出素子が配列された平面は、その中心部分が光学系23の光軸に一致するよう配置される。
A/D(Analogue to Digital)変換器25は、赤外線検出手段24(2次元赤外線センサ)が出力したアナログ電気信号(赤外線のエネルギー量を表す信号)をデジタル形式の画素データに変換して温度分布算出手段211へ出力する。
通信部26は、各種信号あるいは情報の入出力経路をなす通信ポート(図示略)を含んでなる通信ユニットである。
本例において通信部26は、温度分布画像生成手段212が生成した温度分布画像TPを一定の時間間隔(例えば10秒)ごとにウェアラブル端末1に送信する。
つぎに上記構成を有する身体内施術効果可視化システム100の動作について説明する。
以下では、施術者が施術を行っている最中に被施術者の身体内における温度分布画像TPと施術時の押圧を表示するときの各構成要素1・2の動作フローについて説明する。
なお図5に例示する使用形態では、赤外線サーモグラフィカメラ2は被施術者の近傍に設置され、施術中における同被施術者の身体画像の撮影を実行する。
[図7のステップS11]
ウェアラブル端末1を装着した施術者が施術箇所(施術が行われる身体部位)に対して押圧を加えると、施術者の指先に固着された圧力センサ13が施術箇所に加わる押圧を電気信号に変換してウェアラブル端末1本体あてに出力する。
すると図7に示すようにウェアラブル端末1は、この電気信号に基づいて施術サービスの際に施術者が被施術者の施術箇所に加えた押圧を検出する(ステップS11)。
[図7のステップS12]
一方、赤外線サーモグラフィカメラ2は、光学系23を介して被施術者の身体から放射された赤外線を赤外線検出手段24に入射させる。
これにより赤外線サーモグラフィカメラ2は、同赤外線(被施術者の身体から放射された赤外線)のエネルギー量を検出する(ステップS12)。
[図7のステップS13]
続いて赤外線サーモグラフィカメラ2は、赤外線検出手段24により検出した赤外線のエネルギー量に基づいて被施術者の身体内における温度分布を算出する(ステップS13)。
[図7のステップS14]
さらに赤外線サーモグラフィカメラ2は、温度分布算出手段211が算出した温度分布を身体画像に重ね合わせて温度分布画像TP(図6)を生成する(ステップS14)。
なお赤外線サーモグラフィカメラ2は、生成した温度分布画像TPを一定の時間間隔(例えば10秒)ごとに記憶部22に記録する。これにより同カメラ2は、被施術者の身体内における体温変化(すなわち施術による効果)の履歴を蓄積する。
[図7のステップS15]
また赤外線サーモグラフィカメラ2は、温度分布画像TPを記憶部22に記録するタイミングと同時に通信部26を介して同画像TPをウェアラブル端末1に無線送信する(ステップS15)。
[図7のステップS16]
受信側のウェアラブル端末1は、赤外線サーモグラフィカメラ2から温度分布画像TPを受信するごと(一定の時間間隔ごと)に、同画像TPに対して施術時の押圧ならびに時刻を対応付けて記憶部12に記録する(ステップS16)。
[図7のステップS17]
またウェアラブル端末1は、赤外線サーモグラフィカメラ2から上記画像TPを受信するごとに、同画像TPを出力部14上の施術効果確認画面(図6)に表示する(ステップS18)。
さらに同端末1は、圧力センサ13を介して検出した押圧の数値についても出力部14(画像表示手段)に表示する(同ステップS17)。
すなわち画像表示手段上の施術効果確認画面(図6)には、被施術者の温度分布画像TPならびに施術時の押圧が同期した状態で映し出される。
以上で、施術者が施術を行っている最中に施術効果をリアルタイムに表示するときの一連の動作が終了する。
以上説明したように本発明によれば、施術者は施術効果確認画面(図6)を参照することで集中を乱すことなく、施術による身体内の効果・施術が全く施されていない身体部位・施術したものの効果が充分に表れていない身体部位などを確認することができる。
なお施術サービスを提供する間、施術者はもっぱら施術(マッサージなど)作業に没頭しているものと考えられる。
そのため施術が終わってしばらく時間が経った後に、施術者の記憶だけを頼りに「施術開始からの時間経過に伴って、マッサージによる効果(被施術者の身体内における体温変化)がどのように推移したか」をすべて正確に思い出すことは再現不能といっても過言ではない。
しかしながら本発明によれば施術時の押圧と被施術者の温度分布画像TPと時刻を対応付けて施術効果履歴情報121に登録しておくことで、マッサージ中における被施術者の「体内温度の変遷を個々の被施術者ごとに事後的に追跡」することが可能となる。
さらに上記実施形態によれば施術サービスの開始から終了までにおける押圧(施術の力加減)をすべて履歴に残すことができるため、施術サービス終了後に被施術者に対してヒアリングを行いその聴取り調査によって得られた施術に対する評価を勘案することで、個々の施術者の嗜好に適合したよりきめ細かな施術サービスを提供することが可能になり、ひいてはリピータ率の向上も期待できる。
上述した実施形態では「施術者と被施術者」が存在するケースを例に挙げて説明したものの、本願の身体内施術効果可視化システム100は「ウェアラブル端末1の装着者が自分自身に対して施術を行う」ケースにも応用できる。
人は日常において普段なにげなく自分自身に肩もみをしたり、自身のふくらはぎをほぐしたりといったような行動をとることがある。
このように自分自身へのマッサージを施す際に、手の指先に圧力センサ13を取付けておき、さらにウェアラブル端末1を眼鏡をかける要領で顔面に装着しておけば、自らに適した力加減(押圧の強さ)や体内における体温変化(マッサージの効果)を確認することが可能となる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が理解し得る各種の変形が可能である。
1 ウェアラブル端末
2 赤外線サーモグラフィカメラ
100 身体内施術効果可視化システム

Claims (1)

  1. マッサージ等の施術サービスを施す施術者が顔部分に装着して使用する眼鏡型のウェアラブル端末と、被施術者の身体画像を撮影する赤外線サーモグラフィカメラとが通信可能に接続されてなる、
    同施術サービスの最中に施術者に対してリアルタイムに被施術者の身体内の施術効果を通知するための身体内施術効果可視化システムであって、

    前記赤外線サーモグラフィカメラは、
    被施術者の身体から放射された赤外線のエネルギー量を検出する赤外線検出手段と、
    同赤外線検出手段が検出した赤外線のエネルギー量に基づいて被施術者の身体内における温度分布を算出する温度分布算出手段と、
    同温度分布算出手段が算出した被施術者の身体内における温度分布を同被施術者の身体画像に重ね合わせることで当該被施術者の温度分布画像を生成する温度分布画像生成手段と、
    同温度分布画像生成手段が生成した被施術者の温度分布画像を一定の時間間隔で記録するとともに同温度分布画像をウェアラブル端末に送信する温度履歴記録手段と、
    を備え、

    前記ウェアラブル端末は、
    前記施術者の手の指先部分に装着される圧力センサと、
    前記施術サービスの際に施術者が被施術者の施術箇所に加えた押圧を圧力センサを介して検出する押圧検出手段と、
    前記赤外線サーモグラフィカメラから被施術者の温度分布画像を前記一定の時間間隔で受信するごとに、同温度分布画像に対して押圧検出手段が検出した押圧と時刻を対応付けて記録する押圧履歴記録手段と、
    眼鏡を構成する透光性のレンズ部分に設けられた画像表示手段と、
    を備え、

    前記ウェアラブル端末の画像表示手段は、
    押圧検出手段が検出した押圧の数値ならびに赤外線サーモグラフィカメラから受信した被施術者の温度分布画像を同期させて表示することにより、同被施術者の身体内における施術効果を可視化する
    ように構成されたことを特徴とする、身体内施術効果可視化システム。
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