JP5987461B2 - 電気光学装置の製造方法、及び、電気光学装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、上記の製造方法では、画素電極を形成する前に共通配線を切断するので、画素電極を形成する工程で電気素子などを静電気から保護することが困難となる。そこで、画素電極を形成してから共通配線を切断することが好ましい。しかしながら、画素電極を形成した後では、共通配線に重畳する絶縁膜の厚みが増大してしまうので、共通配線の切断が困難となる。
このように、従来の製造方法では、製造過程で電気光学装置を静電気から効果的に保護することが困難であるという課題がある。
この製造方法では、第1配線層を形成する工程において、複数の第1配線を相互に接続する第1共通配線を形成するので、複数の第1配線を静電気から保護しやすくすることができる。このように、この製造方法によれば、複数の第1配線、複数の第2配線、及び複数の第3配線を静電気から保護しやすくすることができ、且つ、第1共通配線及び第2共通配線の切断が困難となることを避けやすくすることができる。この結果、製造過程で電気光学装置を静電気から効果的に保護しやすくすることができる。
この製造方法では、第1配線層を形成する工程において、複数の第1配線を相互に接続する第1共通配線を形成するので、複数の第1配線を静電気から保護しやすくすることができる。第1共通配線は、第2配線層を形成した後、且つ第2絶縁層を形成する前に、第1共通配線を切断する工程において切断される。つまり、第1共通配線を、第2絶縁層を形成する前に切断することができるので、第1共通配線に重畳する絶縁層の厚みが増大する前に切断することができる。このため、第1共通配線の切断が困難となることを避けやすくすることができる。第1共通配線の切断により、第1配線と第2配線の間の接続が切断される。
ここで、第2配線層を形成する工程では、複数の第2配線を相互に接続する第2共通配線を形成する。このため、第3配線と第4配線とを静電気から保護しやすくすることができる。また、第2配線層を形成する工程では、第1配線と第3配線、並びに第2配線と第4配線はそれぞれ電気的に接続されるので、第1配線と第2配線のそれぞれを第2共通配線に電気的に接続することができる。これにより、第1共通配線を切断しても、複数の第1配線は、それぞれ、第2共通配線に電気的に接続しているので、複数の第1配線も静電気から保護しやすくすることができる。
第2共通配線は、第3配線層を形成した後に、第2共通配線を切断する工程において切断される。つまり、第2共通配線を、第3絶縁層を形成する前に切断することができるので、第2共通配線に重畳する絶縁層の厚みが増大する前に切断することができる。このため、第2共通配線の切断が困難となることを避けやすくすることができる。第2共通配線の切断により、第3配線と第4配線との相互間の電気的な接続が切断される。
このように、この製造方法によれば、複数の第1配線、複数の第2配線、及び複数の第3配線を静電気から保護しやすくすることができ、且つ、第1共通配線及び第2共通配線の切断が困難となることを避けやすくすることができる。この結果、製造過程で電気光学装置を静電気から効果的に保護しやすくすることができる。
この製造方法では、第1配線層を形成する工程において、複数の第1配線を相互に接続する第1共通配線を形成するので、複数の第1配線を静電気から保護しやすくすることができる。第1共通配線は、第2配線層を形成した後、且つ第2絶縁層を形成する前に、第1共通配線を切断する工程において切断される。つまり、第1共通配線を、第2絶縁層を形成する前に切断することができるので、第1共通配線に重畳する絶縁層の厚みが増大する前に切断することができる。このため、第1共通配線の切断が困難となることを避けやすくすることができる。第1共通配線の切断により、複数の第1配線の相互間の接続が切断される。
ここで、第2配線層を形成する工程では、複数の第2配線を相互に接続する第2共通配線を形成する。このため、複数の第2配線を静電気から保護しやすくすることができる。また、第2配線層を形成する工程では、複数の第1配線のそれぞれを複数の第2配線のいずれかに電気的に接続するので、複数の第1配線のそれぞれを第2共通配線に電気的に接続することができる。これにより、第1共通配線を切断しても、複数の第1配線は、それぞれ、第2共通配線に電気的に接続しているので、複数の第1配線も静電気から保護しやすくすることができる。
第2共通配線は、第3配線層を形成した後に、第2共通配線を切断する工程において切断される。つまり、第2共通配線を、第2絶縁層を形成する前に切断することができるので、第1共通配線に重畳する絶縁層の厚みが増大する前に切断することができる。このため、第1共通配線の切断が困難となることを避けやすくすることができる。第2共通配線の切断により、複数の第2配線の相互間の電気的な接続が切断される。また、第2共通配線の切断により、複数の第1配線も、相互に電気的な接続が切断される。
このように、この製造方法によれば、複数の第1配線、複数の第2配線、及び複数の第3配線を静電気から保護しやすくすることができ、且つ、第1共通配線及び第2共通配線の切断が困難となることを避けやすくすることができる。この結果、製造過程で電気光学装置を静電気から効果的に保護しやすくすることができる。
これにより、第3配線層を形成する工程において、金属系の材料で構成された膜をパターニングするときに、エッチング処理によって切断ホールを介して第2共通配線を切断することができる。つまり、パターニングする工程において、複数の第3配線の形成と、第2共通配線の切断とを、エッチング処理によって実施することができる。
また、以下において、例えば「基板上に」と記載された場合、基板の上に接するように配置される場合、または基板の上に他の構成物を介して配置される場合、または基板の上に一部が接するように配置され、一部が他の構成物を介して配置される場合を表すものとする。
まず、本実施形態の電気光学装置としての液晶装置について、図1および図2を参照して説明する。図1(a)は第1実施形態の液晶装置の構成を示す概略平面図、同図(b)は、同図(a)に示す液晶装置のH−H’線に沿う概略断面図である。図2は、第1実施形態の液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図である。
なお、以下においては、複数の外部接続用端子104のうち共通電位(LCCOM)が供給される外部接続用端子104は、端子104aとも表記される。また、端子104aの他の外部接続用端子104は、端子104bとも表記される。
一対の接続配線132同士は、上下導通部106と電気的に接続された対向基板20の共通電極23を介して電気的に接続される。さらに一対の接続配線132のうちの外部接続用端子104側に位置する接続配線132は、共通電位(LCCOM)が供給される端子104aに接続された引き回し配線133に接続されている。つまり、容量線3bには、共通電位(LCCOM)が印加される。
さらに、各画素Pに保持された画像信号(VID1〜VID6)がリークするのを防ぐために、画素電極15と共通電極23との間に形成される液晶容量と並列に保持容量16が付加されている。
図4に示すように、素子基板10の基材10s上には、まず走査線3aが形成される。走査線3aは、例えばAl(アルミニウム)、Ti(チタン)、Cr(クロム)、W(タングステン)、Ta(タンタル)、Mo(モリブデン)などの金属のうちの少なくとも1つを含む金属単体、合金、金属シリサイド、ポリシリサイド、ナイトライド、あるいはこれらが積層されたものを用いることができ、遮光性を有している。
半導体層30aを覆うように第2絶縁膜(ゲート絶縁膜)11bが形成される。さらに第2絶縁膜11bを挟んでチャネル領域に対向する位置にゲート電極30gが形成される。
そして、2つのコンタクトホールCNT1,CNT2を埋めると共に第3絶縁膜11cを覆うようにAl(アルミニウム)やその合金などの遮光性の導電部材料を用いて導電膜を成膜し、これをパターニングすることにより、コンタクトホールCNT1を介して第1ソース・ドレイン領域に繋がるソース電極31ならびにデータ線6aが形成される。同時にコンタクトホールCNT2を介して第2ソース・ドレイン領域に繋がるドレイン電極32(第1中継電極6b)が形成される。
第1中継電極6bと重なる位置に第1層間絶縁膜12を貫通するコンタクトホールCNT3が形成される。このコンタクトホールCNT3を被覆すると共に第1層間絶縁膜12を覆うように例えばAl(アルミニウム)やその合金などの遮光性の金属からなる導電膜が成膜され、これをパターニングすることにより、第1容量電極16aと第2中継電極16dとが形成される。
絶縁膜13bと第1容量電極16aを覆って誘電体層16bが成膜される。誘電体層16bとしては、シリコン窒化膜や、酸化ハウニュウム(HfO2)、アルミナ(Al2O3)、酸化タンタル(Ta2O5)などの単層膜、またはこれらの単層膜のうち少なくとも2種の単層膜を積層した多層膜を用いてもよい。平面的に第2中継電極16dと重なる部分の誘電体層16bはエッチング等により除かれる。誘電体層16bを覆うように例えばTiN(窒化チタン)などの導電膜が形成され、これをパターニングすることにより、第1容量電極16aに対向配置され、第2中継電極16dに繋がる第2容量電極16cが形成される。誘電体層16bと、誘電体層16bを挟んで対向配置された第1容量電極16aと第2容量電極16cとにより保持容量16が構成される。
このコンタクトホールCNT5を被覆し、第2層間絶縁膜14を覆うようにITOなどの透明導電膜(電極膜)が成膜される。この透明導電膜(電極膜)をパターニングしてコンタクトホールCNT5を介して第2容量電極16cおよび第2中継電極16dと電気的に繋がる画素電極15が形成される。
第1容量電極16aは複数の画素Pに跨るように形成され、等価回路(図3参照)における容量線3bとして機能している。これにより、TFT30のドレイン電極32を介して画素電極15に与えられた電位を第1容量電極16aと第2容量電極16cとの間において保持することができる。
端子104a及び配線133は、第1容量電極16a及び第2中継電極16dと同じ階層に設けられている。つまり、端子104a及び配線133は、第1層間絶縁膜12の液晶層50側に設けられている。端子104a及び配線133は、第1容量電極16a及び第2中継電極16dと同じ材料で構成されている。端子104a及び配線133は、第1容量電極16a及び第2中継電極16dと同じ工程で形成される。
端子104a及び配線133の液晶層50側には、第2層間絶縁膜14が設けられている。配線133は、第2層間絶縁膜14によって覆われている。端子104aは、第2層間絶縁膜14に開口されたコンタクトホールCNT6から露呈している。
端子104b及び配線123の液晶層50側には、第1層間絶縁膜12及び第2層間絶縁膜14が、この順に設けられている。配線123は、第1層間絶縁膜12によって覆われている。端子104bは、第2層間絶縁膜14及び第1層間絶縁膜12に開口されたコンタクトホールCNT7から露呈している。
また、端子104b及び配線123、並びに、データ線6a及び第1中継電極6bが属する階層を配線層153(後述する)と呼ぶ。端子104b及び配線123、並びに、データ線6a及び第1中継電極6bは、配線層153に含まれる。
また、端子104a及び配線133、並びに、第1容量電極16a(容量線3b)及び第2中継電極16dが属する階層を配線層155(後述する)と呼ぶ。端子104a及び配線133、並びに、第1容量電極16a及び第2中継電極16dは、配線層155に含まれる。
共通配線161と、共通配線163と、共通配線165とは、素子基板10の断面階層において、相互に異なる階層に設けられる。また、共通配線167と、共通配線169とは、素子基板10の断面階層において、相互に異なる階層に設けられる。他方で、共通配線163と共通配線167とは、素子基板10の断面階層において、相互に同じ階層に設けられる。また、共通配線165と共通配線169とは、素子基板10の断面階層において、相互に同じ階層に設けられる。
共通配線163は、複数の走査線3aの間を相互に接続し、且つ複数のデータ線6aの間を相互に接続している。さらに、共通配線163は、複数の走査線3aと複数のデータ線6aとの間も接続している。共通配線163により、複数の走査線3a及び複数のデータ線6aが、相互に電気的に接続される。共通配線163は、データ線6aが属する配線層153と同じ階層に設けられている。
共通配線169は、複数の配線123の間を相互に接続し、且つ複数の配線133の間を相互に接続している。さらに、共通配線169は、複数の配線123と複数の配線133との間も接続している。共通配線169により、複数の配線123及び複数の配線133が、相互に電気的に接続される。共通配線169は、共通配線165と同じ階層、すなわち容量線3bが属する配線層155と同じ階層に設けられている。
共通配線165は、隣り合う2つの走査線3aの間、及び隣り合う2つのデータ線6aの間で切断される。さらに、共通配線165は、走査線3aとデータ線6aと接続配線131との間の接続も切断される。
上記により、複数の走査線3a同士間の接続が切断される。また、複数のデータ線6a同士間の接続も切断される。さらに、走査線3aとデータ線6aと接続配線131との間の接続も切断される。
上記により、複数の配線123同士間の接続が切断される。また、配線123と配線133との間の接続も切断される。
素子基板10の製造では、まず、図7(a)に示すように、基材10sに走査線3aの主配線3aMを形成する。主配線3aMとしては、例えばAl(アルミニウム)、Ti(チタン)、Cr(クロム)、W(タングステン)、Ta(タンタル)、Mo(モリブデン)などの金属のうちの少なくとも1つを含む金属単体、合金、金属シリサイド、ポリシリサイド、ナイトライド、あるいはこれらを積層したものが採用され得る。
このとき、基材10sには、図8に示すように、平面視でX方向に並行する複数の主配線3aMが形成される。
次いで、図7(b)に示すように、主配線3aMを覆う第1絶縁膜11aを形成してから、第1絶縁膜11a上に島状に半導体層30aを形成する。
次いで、半導体層30aを覆う第2絶縁膜11bを形成する。
このとき、ゲート電極30gの形成とともに、図9(a)に示すように、共通配線161を形成する。本実施形態では、共通配線161の材料として、ゲート電極30gの材料と同じ材料が採用されている。
共通配線161は、図9(a)中のB部の拡大図である図9(b)に示すように、中継配線161aと、接続配線161bと、を有している。中継配線161aは、主配線3aMごとに設けられ、主配線3aMの導電路をX方向に延長する。中継配線161aは、第1絶縁膜11a、第2絶縁膜11bに設けられたコンタクトホールCNT8を介して主配線3aMに接続されている。接続配線161bは、隣り合う2つの中継配線161aを互いに接続している。
つまり、配線層153の形成では、データ線6a及び第1中継電極6b、並びに、端子104b及び配線123の形成とともに、図10に示すように、共通配線163及び共通配線167を形成する。
共通配線163は、図10中のC部の拡大図である図11に示すように、中継配線163aと、接続配線163bと、接続配線163cと、接続配線163dと、を有している。なお、本実施形態では、主配線3aM、中継配線161a、及び中継配線163aの一組が、1つの走査線3aを構成する。
接続配線163cは、複数のデータ線6aを相互に接続する。また、接続配線163dは、中継配線163aとデータ線6aとを接続する。
共通配線167は、図10に示すように、複数の配線123にまたがっており、複数の配線123を相互に接続している。
上記により、配線層153が形成される。
接続配線161bの切断では、まず、第3絶縁膜11cの接続配線161bに重なる領域に、接続配線161bを露呈させるホール(図示せず)を形成する。そして、このホールを介して接続配線161bにエッチング処理を施すことによって、接続配線161bを切断する。
接続配線161bを切断した状態においても、複数の主配線3aMは、共通配線163によって相互に接続されている。
つまり、配線層155の形成では、端子104a及び配線133、並びに、第1容量電極16a(容量線3b)及び第2中継電極16dの形成とともに、図13に示すように、共通配線165及び共通配線169を形成する。
共通配線169は、複数の配線123をまたいで、2つの配線133を互いに接続している。共通配線169は、第1層間絶縁膜12に設けられたコンタクトホール(図示せず)を介して各配線123に接続されている。
共通配線165は、図13中のD部の拡大図である図14に示すように、第1層間絶縁膜12に設けられたコンタクトホールCNT10を介して各中継配線163aに接続されている。
また、共通配線165は、第1層間絶縁膜12に設けられたコンタクトホールCNT11を介して各データ線6aに接続されている。
共通配線163の切断では、図15に示すように、隣り合う2つの主配線3aM間で共通配線163の接続配線163bを切断する。また、このとき、隣り合う2つのデータ線6a間で共通配線163の接続配線163cを切断する。さらに、このとき、共通配線163の接続配線163dも切断する。
共通配線167の切断では、隣り合う2つの配線123間で共通配線167を切断する(図6)。
共通配線163を切断した状態においても、複数の走査線3a、複数のデータ線6a、及び複数の容量線3bは、共通配線165によって相互に接続されている。また、共通配線167を切断した状態においても、複数の配線123、及び2つの配線133は、共通配線169によって相互に接続されている。
本実施形態において、基材10sが基板に対応し、中継配線161aが第1配線に対応し、接続配線161bが第1共通配線に対応し、配線層151が第1配線層に対応している。また、第3絶縁膜11cが第1絶縁層に対応し、配線123及びデータ線6aが第2配線に対応し、共通配線163が第2共通配線に対応し、配線層153が第2配線層に対応している。また、第1層間絶縁膜12が第2絶縁層に対応し、配線131、配線132、配線133及び容量線3bが第3配線に対応し、配線層155が第3配線層に対応している。
素子基板10の製造過程において、共通配線161は、配線層153を形成した後、且つ第1層間絶縁膜12を形成する前に、切断される。つまり、第1層間絶縁膜12を形成する前に共通配線161を切断することができるので、共通配線161に重畳する層の厚みが増大する前に切断することができる。これにより、共通配線161の切断が困難となることを避けやすくすることができる。
共通配線163、共通配線165、共通配線167、及び共通配線169についても同様である。
このように、本実施形態によれば、複数の走査線3a、複数のデータ線6a、複数の容量線3b、配線123、配線133等を静電気から保護しやすくすることができ、且つ、共通配線161〜共通配線169の切断が困難となることを避けやすくすることができる。この結果、製造過程で液晶装置100を静電気から効果的に保護しやすくすることができる。
また、このとき、切断ホールとコンタクトホールCNT3との深さが互いに異なる場合、配線層151の形成工程において、ダミーの層を設けることによって切断ホールとコンタクトホールCNT3との深さをそろえやすくすることができる。これにより、切断ホールの形成条件と、コンタクトホールCNT3の形成条件とをそろえやすくすることができるので、液晶装置100の製造を一層効率化しやすくすることができる。
共通配線163上の第1層間絶縁膜12に、コンタクトホールCNT10と、共通配線163を切断するための切断ホールとを形成する。
次いで、第1層間絶縁膜12上に、第1層間絶縁膜12と、コンタクトホールCNT10と、共通配線163を切断するための切断ホールとを覆う膜を形成する。
次いで、フォトリソグラフィー法及びエッチング法を活用して、第1層間絶縁膜12上の膜をパターニングすることによって、共通配線165を形成する。このとき、第1層間絶縁膜12に設けられた切断ホール内の膜をエッチング処理によって除去するとともに、切断ホールを介して共通配線163を部分的に除去する。これにより、共通配線165を形成(パターニング)する工程において、共通配線163を切断することができる。これにより、液晶装置100の製造を効率化しやすくすることができる。
液晶装置100を用いた電子機器を、投射型表示装置の1つであるプロジェクターを例示して説明する。
本実施形態におけるプロジェクター500は、図16に示すように、システム光軸Lに沿って配置された偏光照明装置501と、光分離素子としての2つのダイクロイックミラー503,505と、3つの反射ミラー507,508,509と、5つのリレーレンズ511,512,513,514,515と、3つの光変調手段としての透過型の液晶ライトバルブ517,518,519と、光合成素子としてのクロスダイクロイックプリズム521と、投射レンズ523とを備えている。
ダイクロイックミラー503は、偏光照明装置501から射出された偏光光束のうち、赤色光(R)を反射させ、緑色光(G)と青色光(B)とを透過させる。もう1つのダイクロイックミラー505は、ダイクロイックミラー503を透過した緑色光(G)を反射させ、青色光(B)を透過させる。
ダイクロイックミラー505で反射した緑色光(G)は、リレーレンズ514を経由して液晶ライトバルブ518に入射する。
ダイクロイックミラー505を透過した青色光(B)は、3つのリレーレンズ511,512,513と2つの反射ミラー508,509とからなる導光系を経由して液晶ライトバルブ519に入射する。
また、電気光学装置は、液晶装置100に限定されず、有機EL(Electro Luminescence)装置も適用され得る。
Claims (7)
- 互いに絶縁された第1配線と第2配線とを含む第1配線層と、互いに絶縁された第3配線と第4配線を含む第2配線層と、互いに絶縁された第5配線と第6配線を含む第3配線層を有する電気光学装置の製造方法であって、
基板上に、前記第1配線と前記第2配線と、前記第1配線と前記第2配線とを電気的に接続する第1共通配線とを含む、前記第1配線層を形成する工程と、
前記第1配線層上に、第1絶縁層を形成する工程と、
前記第1絶縁層上に、前記第3配線と前記第4配線と、前記第3配線と前記第4配線とを電気的に接続する第2共通配線とを含む、前記第2配線層を形成する工程と、
前記第1共通配線を切断する工程と、
前記第2配線層上に、第2絶縁層を形成する工程と、
前記第2絶縁層上に、前記第5配線と前記第6配線と、前記第5配線と前記第6配線とを電気的に接続する第3共通配線とを含む、前記第3配線層を形成する工程と、
前記第2共通配線を切断する工程と、を含む
ことを特徴とする電気光学装置の製造方法。 - 互いに絶縁された第1配線と第2配線とを含む第1配線層と、互いに絶縁された第3配線と第4配線を含む第2配線層と、互いに絶縁された第5配線と第6配線を含む第3配線層を有する電気光学装置の製造方法であって、
基板上に、前記第1配線と前記第2配線と、前記第1配線と前記第2配線とを電気的に接続する第1共通配線とを含む、前記第1配線層を形成する工程と、
前記第1配線層上に、第1絶縁層を形成する工程と、
前記第1絶縁層に、前記第1配線の一部を露出する第1コンタクトホールと、前記第2配線の一部を露出する第2コンタクトホールを形成する工程と、
前記第1絶縁層上に、前記第1コンタクトホールを介して前記第1配線と電気的に接続された前記第3配線と、前記第2コンタクトホールを介して前記第2配線と電気的に接続された前記第4配線と、前記第3配線と前記第4配線とを電気的に接続する第2共通配線とを含む、前記第2配線層を形成する工程と、
前記第1共通配線を切断する工程と、
前記第2配線層上に、第2絶縁層を形成する工程と、
前記第2絶縁層に、前記第3配線の一部を露出する第3コンタクトホールと、前記第4配線の一部を露出する第4コンタクトホールを形成する工程と、
前記第2絶縁層上に、前記第3コンタクトホールを介して前記第3配線と電気的に接続された前記第5配線と、前記第4コンタクトホールを介して前記第4配線と電気的に接続された前記第6配線と、前記第5配線と前記第6配線とを電気的に接続する第3共通配線とを含む、前記第3配線層を形成する工程と、
前記第2共通配線を切断する工程と、
ことを特徴とする電気光学装置の製造方法。 - 前記第3配線層上に、第3絶縁層を形成する工程と、
前記第3絶縁層に、前記第5配線の一部を露出する第5コンタクトホールと、前記第6配線の一部を露出する第6コンタクトホールを形成する工程と、をさらに含み、
前記第5コンタクトホールと前記第6コンタクトホールとを形成する工程は、前記第2共通配線を切断する工程を含み、
前記第2共通配線を切断する工程は、前記第3絶縁層と前記第2絶縁層とを貫き前記第2共通配線を切断する切断ホールを形成する工程と、を含む
ことを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置の製造方法。 - 前記第2配線層を形成する工程では、前記第2共通配線をシリコン系の材料で形成し、
前記第2絶縁層を形成する工程では、前記第2絶縁層をシリコン系の材料で形成し、
前記第3絶縁層を形成する工程では、前記第3絶縁層をシリコン系の材料で形成し、
前記第2共通配線を切断する工程では、前記第3絶縁層と前記第2絶縁層との前記第2共通配線に重なる部位にエッチング処理を施すことによって、前記第3絶縁層と前記第2絶縁層とともに前記第2共通配線の少なくとも一部を除去する、
ことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置の製造方法。 - 前記第3配線層を形成する工程は、
金属系の材料で前記第2絶縁層を覆う膜を形成する工程と、
前記膜にエッチング処理を施すことによって、前記膜から前記第5配線と第6配線と前記第3共通配線とにパターニングする工程と、を含む、
ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の電気光学装置の製造方法。 - 前記第2配線を形成する工程では、前記第2共通配線をシリコン系の材料で形成し、
前記第2絶縁層を形成する工程では、前記第2絶縁層をシリコン系の材料で形成し、
前記第2共通配線を切断する工程では、前記第2絶縁層の前記第2共通配線に重なる部位にエッチング処理を施すことによって、前記第2絶縁層とともに前記第2共通配線の少なくとも一部を除去する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の製造方法。 - 互いに絶縁された第1配線と第2配線とを含む第1配線層と、互いに絶縁された第3配線と第4配線を含む第2配線層と、互いに絶縁された第5配線と第6配線を含む第3配線層を有する電気光学装置であって、
基板と、
前記基板上の前記第1配線層に設けられた前記第1配線、前記第2配線、及び、前記第1配線と前記第2配線との間に配置された第1共通配線と、
前記第1配線層上に設けられた第1絶縁層と、
前記第1絶縁層に設けられ、前記第1配線の一部を露出する第1コンタクトホール、前記第2配線の一部を露出する第2コンタクトホール、及び、前記第1共通配線を前記第1配線と前記第2配線との間で分断する第1切断ホールと、
前記第1絶縁層上の前記第2配線層に設けられ、前記第1コンタクトホールを介して前記第1配線と電気的に接続された前記第3配線、前記第2コンタクトホールを介して前記第2配線と電気的に接続された前記第4配線、及び、前記第3配線と前記第4配線との間に配置された第2共通配線と、
前記第2配線層上に設けられた第2絶縁層と、
前記第2絶縁層に設けられ、前記第3配線の一部を露出する第3コンタクトホール、前記第4配線の一部を露出する第4コンタクトホール、及び、前記第2共通配線を前記第3配線と前記第4配線との間で分断する第2切断ホールと、
前記第2絶縁層上の前記第3配線層に設けられ、前記第3コンタクトホールを介して前記第3配線と電気的に接続された前記第5配線、及び、前記第4コンタクトホールを介して前記第4配線と電気的に接続された前記第6配線と
を備えたことを特徴とする電気光学装置。
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