JP5986881B2 - 液面レベル検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液面レベル検出装置に係り、特に、自動車のガソリンやエンジンオイルなどの液体を貯蔵するタンクに装着され、前記液体の液面レベルを、磁力を利用して測定する液面レベル検出装置に関するものである。
従来、この種の液面レベル検出装置の一例として、図10に示すような磁気式液面計が知られている(特許文献1)。同図に示すように、磁気式液面計100は、油槽の外部に取り付けられており、液体導入部200の一部を構成するガラス管201内には、液面の変化に応じて移動可能に設けられたフロート101を有する。フロート101の上下面には、第1の磁石102A及び第2の磁石102Bが、極性が互いに逆になるようにして設けられている。ガラス管201には、センサケース103が取り付けられており、センサケース103には、上下方向に互いに間隔を空けて複数のセンサ部104A〜104Eが収容されている。
センサ部104A〜104Eは各々、第1の磁石102A及び第2の磁石102Bによる磁気を検知する角度センサと、磁気により近傍にフロート101が到達したことを検知する磁気センサと、を備えている。上述した磁気式液面計100によれば、磁気センサの出力が最大のセンサ部104A〜104Eを選択し、選択したセンサ部104A〜104Eの角度センサの出力を液面レベルに換算している。
即ち、上述した磁気式液面計100では、磁気センサでフロート101の位置を特定し、フロート101に最も近い角度センサで液面レベルを検出している。しかしながら、従来技術では、フロート101に一番近い角度センサで液面レベルを計測するため、磁気センサを用いてフロート101に一番近い角度センサを探す必要があり、角度センサを探すための磁気センサが必要だった、という問題があった。
特開2009−236615号公報
そこで、本発明は、磁気センサの出力を液面レベルに対してほぼ線形にすることにより、液面に浮かんだマグネットの位置を探さなくても良い液面レベル検出装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための請求項1記載の発明は、タンクに貯蔵された液体の液面に浮かべられ、前記液体の液面レベルの変化に応じて上下動するマグネットと、前記マグネットからの磁気を検出する磁気センサと、を備え、前記磁気センサの出力に基づいて前記液体の液面レベルを検出する液面レベル検出装置において、n個(nは4以上の偶数)の前記磁気センサが、前記マグネットの上下動範囲に上下方向に互いに離間して並べて設けられ、前記n個の磁気センサのうち上半分の出力を加算した加算値と前記n個の磁気センサのうち下半分の出力を加算した加算値との一方から他方を差し引いた値を演算して、前記液面レベルを検出する演算手段をさらに備えたことを特徴とする液面レベル検出装置に存する。
請求項2記載の発明は、タンクに貯蔵された液体の液面に浮かべられ、前記液体の液面レベルの変化に応じて上下動するマグネットと、前記マグネットからの磁気を検出する磁気センサと、を備え、前記磁気センサの出力に基づいて前記液体の液面レベルを検出する液面レベル検出装置において、n個(nは4以上の偶数)の前記磁気センサが、前記マグネットの上下動範囲に上下方向に互いに離間して並べて設けられ、前記n個の磁気センサの出力に各々重付値を乗じる重み付け手段と、前記n個の磁気センサのうち上半分の重み付けした出力を加算した加算値と前記n個の磁気センサのうち下半分の重み付けした出力を加算した加算値との一方から他方を差し引いた値を演算して、前記液面レベルを検出する演算手段と、を備え、前記重み付け手段は、前記磁気センサの配置位置が前記n個の磁気センサの上下配置範囲の中央から離れるほど大きな重付値を乗じるように設定されていることを特徴とする液面レベル検出装置に存する。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、演算手段が、n個の磁気センサのうち上半分の出力を加算した加算値とn個の磁気センサのうち下半分を加算した加算値との一方から他方を差し引いた値を演算して、液面レベルを検出するので、演算手段による演算結果が液面レベルに対してほぼ線形になり、マグネットの位置を探さなくてもよい。
請求項2記載の発明によれば、重み付け手段が、磁気センサの配置位置が中央から離れるほど大きな重付値を磁気センサの出力に乗じて重み付けし、演算手段が、n個の磁気センサのうち上半分の重み付けした出力を加算した加算値とn個の磁気センサのうち下半分の重み付けした出力を加算した加算値との一方から他方を差し引いた値を演算して、液面レベルを検出するので、演算手段による演算結果を液面レベルに対してより一層線形にすることができる。
第1実施形態における液面レベル検出装置を示す概略構成図である。 図1に示す液面レベル検出装置の電気構成図である。 磁気センサ5A−磁気センサ5B、磁気センサ5B−磁気センサ5C、磁気センサ5C−磁気センサ5Dの中間位置にマグネット3がそれぞれ位置したときの出力Va〜Vd、Va+Vb、Va+Vb−Vc−Vd、Vc+Vdを示す説明図である。 マグネット3の位置に対する各磁気センサ5A〜5Dの出力Va〜Vd、Va+Vb−Vc−Vdを示すグラフである。 第2実施形態における液面レベル検出装置を示す概略構成図である。 図5に示す液面レベル検出装置の電気構成図である。 液面レベル0〜5に対する各磁気センサ5A〜5Fの出力及び重み付けしていない演算増幅器の出力を示す説明図である。 液面レベル0〜5に対する各磁気センサ5A〜5Fの出力及び重み付けした演算増幅器の出力を示す説明図である。 液面レベル0〜5に対する重み付けした演算増幅器の出力を示すグラフである。 従来の液面レベル検出装置としての磁気式液面計の一例を示す図である。
第1実施形態
以下、第1実施形態における液面レベル検出装置を図1及び図2を参照して説明する。図1は、第1実施形態における液面レベル検出装置を示す概略図である。図2は、図1に示す液面レベル検出装置の電気構成図である。同図に示すように、液面レベル検出装置1は、タンク2に貯蔵された液体の液面に浮かべられ、液体の液面の変化に応じて上下動するマグネット3と、マグネット3が上下動自在に嵌合され、マグネット3の上下動をガイドする案内部材としてのロッド4と、ロッド4に取り付けられた4つの磁気センサ5A〜5Dと、演算増幅器6(図2)と、を備えている。
上記ロッド4は、上下方向に延在する棒状に設けられていて、マグネット3に設けた貫通孔3aに通すことによりマグネット3が上下動自在に嵌合される。このロッド4の下端部には、マグネット3の底面と当接してマグネット3の抜けを防止するフランジ状のストッパ4aが設けられている。ストッパ4aは、円盤状に設けられていて、その径はマグネット3に設けた貫通孔3aの径よりも大きく設けられている。
また、ロッド4の上端部には、液面レベル検出装置1をタンク2に取り付けるためのフランジ状の取付フランジ4bが設けられている。取付フランジ4bは、例えば、円盤状に設けられていて、その径はタンク2天井に設けられた液面レベル検出装置1をタンク2内に挿入するための開口2aの径よりも大きく設けられている。なお、取付フランジ4bは、開口2aよりも大きく設けられていればよく、その形状は円盤状に限ったものではない。ロッド4は、取付フランジ4bとストッパ4aとの間にマグネット3を通していて、マグネット3は取付フランジ4b及びストッパ4aの間をロッド4に沿って上下動する。
上記マグネット3は、図1に示すように、円柱状に形成されていて、その中央にロッド4を貫通する貫通孔3aが形成されている。本実施形態では、マグネット3自体が液面に浮かんでいるが、浮力が足りない場合には浮力のあるフロートにマグネット3を内蔵してもよい。上記4つの磁気センサ5A〜5Dは、ロッド4内に上下方向に互いに離間して並べて配置されている。このように磁気センサ5A〜5Dをロッド4内に配置することにより、磁気センサ5A〜5Dをマグネット3の上下動範囲に上下方向に互いに離間して並べて設けることができる。この磁気センサ5A〜5Dは各々、ホール素子、磁気抵抗素子などで構成され、上下動するマグネット3との距離に応じて変化する磁界の強さをそれぞれ検出する。
上記演算増幅器6は、図2に示すように、その+端子が抵抗Ra、Rbを介して磁気センサ5A、5Bの出力Va、Vbに接続され、その−端子が抵抗Rc、Rdを介して磁気センサ5C、5Dの出力Vc、Vdに接続されている。また、演算増幅器6は、その+端子が抵抗R2を介してグランドに接続され、その−端子が抵抗R3を介して出力に接続されている。演算増幅器6の出力Voutは、下記の式(1)に示す値となる。
Vout=[(R2/Ra)・Va+(R2/Rb)・Vb]−[(R3/Rc)・Vc+(R3/Rd)・Vd] …(1)
このとき、Ra=Rb=Rc=Rd=R1、R2=R3とすると、演算増幅器6の出力Voutは、下記の式(2)に示す値となる。
Vout=R2/R1(Va+Vb−Vc−Vd) …(2)
即ち、演算増幅器6は、演算手段として働き、4個の磁気センサ5A〜5Dのうち上半分の出力を加算した加算値(=Va+Vb)から4個の磁気センサ5A〜5Dのうち下半分の出力を加算した加算値(=Vc+Vd)を差し引いた値を液面レベルに応じた値として出力する。
次に、図3及び図4を参照して本発明の液面レベル検出装置1の原理について説明する。図3は、磁気センサ5A−磁気センサ5B、磁気センサ5B−磁気センサ5C、磁気センサ5C−磁気センサ5Dの中間位置にマグネット3をそれぞれ配置したときの出力Va〜Vd、Va+Vb、Va+Vb−Vc−Vd、Vc+Vdを示す説明図である。図4は、マグネット3の位置(液面レベル)に対する各磁気センサ5A〜5Dの出力Va〜Vd、Va+Vb−Vc−Vdを示すグラフである。
図3に示すように、液面レベルが磁気センサ5A−磁気センサ5Bの中間位置になり、マグネット3がその中間位置に配置されると、Va=Vb=9、Vc=2、Vd=0となり、結果Va+Vb=18、Vc+Vd=2、Va+Vb−Vc−Vd=16となる。液面レベルが磁気センサ5B−磁気センサ5Cの中間位置になり、マグネット3がその中間位置に配置されると、Va=4、Vb=Vc=8、Vd=4となり、結果Va+Vb=12、Vc+Vd=12、Va+Vb−Vc−Vd=0となる。また、液面レベルが磁気センサ5C−磁気センサ5Dの中間位置になり、マグネット3がその中間位置に配置されると、Va=0、Vb=2、Vc=Vd=9となり結果、Va+Vb=2、Vc+Vd=18、Va+Vb−Vc−Vd=−16となる。
即ち、図4に示すように、各磁気センサ5A〜5Dの出力は、マグネット3が磁気センサ5A〜5Dの配置位置に位置したとき最も大きくなり、マグネット3が磁気センサ5A〜5Dから離れるに従って小さくなる。本実施形態では、磁気センサ5A及び5Dの中間位置と、磁気センサ5B及び5Cの中間位置と、が同じ位置であるため、磁気センサ5B及び5Cの中間位置P0では、Va=Vd、Vb=Vcとなり、Va+Vb−Vc−Vd=0となる。この中間位置P0よりも液面レベルが高くなると、マグネット3が磁気センサ5A及び5Bに近づくと共に磁気センサ5C及び5Dから離れる。これに従って磁気センサ5A及び5Bの出力Va、Vbは増加し、磁気センサ5C及び5Dの出力Vc、Vdは減少するため、Va+Vb−Vc−Vdは増加する。
さらに、磁気センサ5Bの位置よりも液面レベルが高くなると、マグネット3が磁気センサ5Aに近づくと共に磁気センサ5B〜5Dから離れる。これに従って磁気センサ5Bの出力Vbは減少し、磁気センサ5Dの出力Vdは0を維持してしまうが、磁気センサ5Aの出力Vaの増加と磁気センサ5Cの出力Vcの減少とが維持されるため、Va+Vb−Vc−Vdもゆるやかに増加を維持する。従って、中間位置P0から磁気センサ5Aの配置位置までは、傾きは変わってしまうものの液面レベルの増加に応じてVa+Vb−Vc−Vdは増加する。
一方、中間位置P0よりも液面レベルが低くなると、マグネット3が磁気センサ5A及び5Bから離れると共に磁気センサ5C及び5Dに近づく。これに従って磁気センサ5A及び5Bの出力Va、Vbは減少し、磁気センサ5C及び5Dの出力は増加するため、Va+Vb−Vc−Vdは減少する。
さらに、磁気センサ5Cの位置よりも液面レベルが低くなると、マグネット3が磁気センサ5A〜5Cから離れると共に磁気センサ5Dに近づく。これに従って磁気センサ5Cの出力Vcは減少し、磁気センサ5Aの出力Vaは0を維持してしまうが、磁気センサ5Bの出力Vbの減少と磁気センサ5Dの出力Vdの増加とが維持されるため、Va+Vb−Vc−Vdもゆるやかに減少を維持する。従って、中間位置P0から磁気センサ5Dの配置位置までは、傾きは変わってしまうものの液面レベルの減少に応じてVa+Vb−Vc−Vdは減少する。
以上のことから明らかなように、図4に示すように、Va+Vb−Vc−Vdは、磁気センサ5Dから磁気センサ5Aの配置位置に亘って液面レベルに対してほぼ線形となり、液面レベルの増加に応じて漸増する。
上述した第1実施形態によれば、演算増幅器6が、4個の磁気センサ5A〜5Dのうち上半分の出力を加算した加算値(Va+Vb)から4個の磁気センサ5A〜5Dのうち下半分を加算した加算値(Vc+Vd)を差し引いた値(Va+Vb−Vc−Vd)を演算するので、上述したように演算増幅器6による演算結果(Va+Vb−Vc−Vd)が液面レベルに対してほぼ線形になり、マグネット3の位置を探さなくてもよい。
第2実施形態
次に、第2実施形態における液面レベル検出装置1を図5及び図6を参照して説明する。図5は、第2実施形態における液面レベル検出装置を示す概略構成図である。図6は、図5に示す液面レベル検出装置の電気構成図である。図5及び図6において、図1及び図2について上述した第1実施形態で既に説明した液面レベル検出装置1と同等の部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
第1実施形態と第2実施形態とで大きく異なる点は、磁気センサの数である。第1実施形態においては4つの磁気センサ5A〜5Dをロッド4内に内蔵させていたが、第2実施形態においては6つの磁気センサ5A〜5Fをロッド4内に内蔵させている。そして、上記演算増幅器6は、図6に示すように、その+端子が抵抗Ra、Rb、Rcを介して磁気センサ5A、5B、5Cの出力Va、Vb、Vcに接続され、その−端子が抵抗Rd、Re、Rfを介して磁気センサ5D、5E、5Fの出力Vd、Ve、Vfに接続されている。また、演算増幅器6は、その+端子が抵抗R2を介してグランドに接続され、その−端子が抵抗R3を介して出力に接続されている。演算増幅器6の出力Voutは、下記の式(3)に示す値となる。
Vout=[(R2/Ra)・Va+(R2/Rb)・Vb+(R2/Rc)・Vc]−[(R3/Rd)・Vd+(R3/Re)・Ve+(R3/Rf)・Vf] …(3)
このとき、R2/Ra=R3/Rf=m1>R2/Rb=R3/Re=m2>R2/Rc=R3/Rd=m3となるように各抵抗R1、R3、抵抗Ra〜Rdの抵抗値が設定されていると、出力Voutは下記の式(4)に示すようになる。
Vout=(m1・Va+m2・Vb+m3・Vc)−(m3・Vd+m2・Ve+m1・Vf)(m1>m2>m3) …(4)
即ち、演算増幅器6は、重み付け手段及び演算手段として働き、磁気センサ5A〜5Fの配置位置が中央から離れるほど大きな重付値m1、m2、m3を磁気センサ5A〜5Fの出力Va〜Vfに乗じて重み付けし、6個の磁気センサ5A〜5Fのうち上半分の重み付けした出力m1・Va、m2・Vb、m3・Vcを加算した加算値(m1・Va+m2・Vb+m3・Vc)から6個の磁気センサ5A〜5Fのうち下半分の重み付けした出力m3・Vd、m2・Ve、m1・Vfを加算した加算値(m3・Vd+m2・Ve+m1・Vf)を差し引いた値(m1・Va+m2・Vb+m3・Vc)−(m3・Vd+m2・Ve+m1・Vf)を液面レベルに応じた値として出力する。
次に、図7及び図8を参照して本発明の液面レベル検出装置1の原理について説明する。図7は、液面レベル0〜5に対する各磁気センサ5A〜5Fの出力Va〜Vf及び重み付けしていない演算増幅器6の出力を示す説明図である。図8は、液面レベル0〜5に対する各磁気センサ5A〜5Fの出力Va〜Vf及び重み付けした演算増幅器6の出力を示す説明図である。
図7及び図8に示す液面レベル0は、液面レベルが磁気センサ5Fの配置位置に位置したときのレベルであり、液面レベル1〜5は、液面レベルが磁気センサ5E〜5Aの配置位置に位置したときのレベルである。図7及び図8に示すように、磁気センサ5Aの出力Vaは、液面レベル5のとき最も大きい「6」になり、液面レベルが液面レベル5から下がるに従って下がる。そして、液面レベル4になると、磁気センサ5Aの出力Vaは「3.5」となりこれ以上液面レベルが下がっても「3.5」を維持する。磁気センサ5Bの出力Vbは、液面レベル4のとき最も大きい「6」になり、液面レベルが液面レベル4から離れるに従って下がり、液面レベル5又は液面レベル3に達すると「3.5」となる。そして、磁気センサ5Bの出力Vbは、液面レベルが液面レベル3より下がっても「3.5」を維持する。
磁気センサ5Cの出力Vcは、液面レベル3のとき最も大きい「6」になり、液面レベルが液面レベル3から離れるに従って下がり、液面レベル4又は液面レベル2に達すると「3.5」となる。そして、磁気センサ5Cの出力Vcは、液面レベルが液面レベル4より上がっても液面レベル2より下がっても「3.5」を維持する。磁気センサ5Dの出力Vdは、液面レベル2のとき最も大きい「6」になり、液面レベルが液面レベル2から離れるに従って下がり、液面レベル3又は液面レベル1に達すると「3.5」となる。そして、磁気センサ5Dの出力Vdは、液面レベルが液面レベル3より上がっても液面レベル1より下がっても「3.5」を維持する。
磁気センサ5Eの出力Veは、液面レベル1のとき最も大きい「6」になり、液面レベルが液面レベル1から離れるに従って下がり、液面レベル2又は液面レベル0に達すると「3.5」となる。そして、磁気センサ5Eの出力Veは、液面レベルが液面レベル2より上がっても「3.5」を維持する。磁気センサ5Fの出力Vfは、液面レベル0のとき最も大きい「6」になり、液面レベルが液面レベル0から離れるに従って下がり、液面レベル1に達すると「3.5」となる。そして、磁気センサ5Fの出力Vfは、液面レベルが液面レベル1より上がっても「3.5」を維持する。
従って、重み付しないと、演算増幅器6の出力Voutは、液面レベル3及び2の中間において0になり、中間よりも液面レベルが高くなると徐々に上がりその後「2.5」でフラットとなり、中間よりも液面レベルが低くなると徐々に下がりその後「−2.5」でフラットとなる。
一方、上述したように磁気センサ5A〜5Fの配置位置が中央から離れるほど大きな重付値m1、m2、m3を磁気センサ5A〜5Fの出力Va〜Vfに乗じて重み付けすると(図8に示す例ではm1=3、m2=1.76、m3=0.55に設定している)、演算増幅器6の出力Voutは、液面レベル5〜0のときそれぞれ7.5、4.4、1.375、−1.375、−4.4、−7.5となる。従って、図9からも明らかなように、出力Voutは液面レベル5〜0に亘って液面レベルに対してほぼ線形となり、液面レベルの増加に応じて漸増する。
即ち、本実施形態では、図8に示すように、液面レベル3〜2の中間位置P0では、Vc=Vd、Va=Vb=Ve=Vf=3.5となり、(m1・Va+m2・Vb+m3・Vc)−(m3・Vd+m2・Ve+m1・Vf)=0となる。この中間位置P0と液面レベル3との間の範囲A11に液面レベルがある場合、マグネット3が磁気センサ5C(液面レベル3)に近づくに従って、磁気センサ5Cの出力Vcが増加すると共に磁気センサ5Dの出力Vdが減少し、磁気センサ5A、5B、5E、5Fの出力は変動しないため、出力Voutは増加する。
液面レベル3と液面レベル4との間の範囲A12に液面レベルがある場合、マグネット3が磁気センサ5B(液面レベル4)に近づくに従って、磁気センサ5Bの出力Vbが増加すると共に磁気センサ5Cの出力Vcが減少し、磁気センサ5A、5D、5E、5Fの出力は変動しない。このとき出力Vcの重付値m3よりも出力Vbの重付値m2の方が大きい値に設定されているため、出力Voutは増加する。また、液面レベル4と液面レベル5との間の範囲A13に液面レベルがある場合、マグネット3が磁気センサ5A(液面レベル5)に近づくに従って、磁気センサ5Aの出力Vaが増加すると共に磁気センサ5Bの出力Vbが減少し、磁気センサ5C〜5Fの出力Vc〜Vfは変動しない。このとき、出力Vbの重付値m2よりも出力Vaの重付値m1の方が大きい値に設定されているため、出力Voutはさらに増加する。
一方、中間位置P0と液面レベル2との間の範囲A21に液面レベルがある場合、マグネット3が磁気センサ5D(液面レベル2)に近づくに従って、磁気センサ5Dの出力Vdが増加すると共に磁気センサ5Cの出力Vcが減少し、磁気センサ5A、5B、5E、5Fの出力は変動しないため、出力Voutは減少する。
液面レベル2と液面レベル1との間の範囲A22に液面レベルがある場合、マグネット3が磁気センサ5E(液面レベル1)に近づくに従って、磁気センサ5Eの出力Veが増加すると共に磁気センサ5Dの出力Vdが減少し、磁気センサ5A、5B、5C、5Fの出力は変動しない。このとき出力Vdの重付値m3よりも出力Veの重付値m2の方が大きい値に設定されているため、出力Voutは減少する。また、液面レベル1と液面レベル0との間の範囲A23に液面レベルがある場合、マグネット3が磁気センサ5F(液面レベル0)に近づくに従って、磁気センサ5Fの出力Vfが増加すると共に磁気センサ5Eの出力Veが減少し、磁気センサ5A〜5Dの出力Va〜Vdは変動しない。このとき、出力Veの重付値m2よりも出力Vfの重付値m1の方が大きい値に設定されているため、出力Voutはさらに減少する。以上の説明から明らかなように、(m1・Va+m2・Vb+m3・Vc)−(m3・Vd+m2・Ve+m1・Vf)は、磁気センサ5Aから磁気センサ5Fの配置位置に亘って液面レベルに対してほぼ線形となり、液面レベルの増加に応じて漸増する。
上述した第2実施形態によれば、演算増幅器6が、磁気センサ5A〜5Fの配置位置が中央から離れるほど大きな重付値m1、m2、m3を磁気センサ5A〜5Fの出力Va〜Vfに乗じて重み付けし、重み付けした磁気センサ5A〜5Fの出力Va〜Vfを用いて演算を行うので、出力Voutを液面レベルに対してより一層線形にすることができる。
なお、上述した実施形態によれば、磁気センサの数を4個、6個としていたが本発明はこれに限ったものではない。磁気センサの数としては4個以上の偶数であれば良い。
また、上述した液面レベル検出装置1によれば、磁気センサはマグネット3の上下動をガイドするロッド4内に設けられていたが、本発明はこれに限ったものではない。従来のようにロッド4とは別に設けたセンサケース内に内蔵するようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、演算増幅器6は、n個の磁気センサの上半分の出力の加算値からn個の磁気センサの下半分の出力の加算値を差し引いていたが、本発明はこれに限ったものではない。逆に、n個の磁気センサの下半分の出力の加算値からn個の磁気センサの上半分の出力の加算値を差し引いてもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 液面レベル検出装置
2 タンク
3 マグネット
5A〜5F 磁気センサ
6 演算増幅器(演算手段、重み付け手段)

Claims (2)

  1. タンクに貯蔵された液体の液面に浮かべられ、前記液体の液面レベルの変化に応じて上下動するマグネットと、前記マグネットからの磁気を検出する磁気センサと、を備え、前記磁気センサの出力に基づいて前記液体の液面レベルを検出する液面レベル検出装置において、
    n個(nは4以上の偶数)の前記磁気センサが、前記マグネットの上下動範囲に上下方向に互いに離間して並べて設けられ、
    前記n個の磁気センサのうち上半分の出力を加算した加算値と前記n個の磁気センサのうち下半分の出力を加算した加算値との一方から他方を差し引いた値を演算して、前記液面レベルを検出する演算手段をさらに備えた
    ことを特徴とする液面レベル検出装置。
  2. タンクに貯蔵された液体の液面に浮かべられ、前記液体の液面レベルの変化に応じて上下動するマグネットと、前記マグネットからの磁気を検出する磁気センサと、を備え、前記磁気センサの出力に基づいて前記液体の液面レベルを検出する液面レベル検出装置において、
    n個(nは4以上の偶数)の前記磁気センサが、前記マグネットの上下動範囲に上下方向に互いに離間して並べて設けられ、
    前記n個の磁気センサの出力に各々重付値を乗じる重み付け手段と、
    前記n個の磁気センサのうち上半分の重み付けした出力を加算した加算値と前記n個の磁気センサのうち下半分の重み付けした出力を加算した加算値との一方から他方を差し引いた値を演算して、前記液面レベルを検出する演算手段と、を備え、
    前記重み付け手段は、前記磁気センサの配置位置が前記n個の磁気センサの上下配置範囲の中央から離れるほど大きな重付値を乗じるように設定されている
    ことを特徴とする液面レベル検出装置。
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