JP2014085139A - 液面レベルセンサ - Google Patents

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JP2014085139A JP2012231983A JP2012231983A JP2014085139A JP 2014085139 A JP2014085139 A JP 2014085139A JP 2012231983 A JP2012231983 A JP 2012231983A JP 2012231983 A JP2012231983 A JP 2012231983A JP 2014085139 A JP2014085139 A JP 2014085139A
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Ayako Saito
亜矢子 齋藤
Takahiro Shoda
隆博 荘田
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Abstract

【課題】低い液面レベルも測定することができる液面レベルセンサを提供する。
【解決手段】マグネット5が内蔵されたフロート押さえ治具3が、タンク2に貯蔵された液体の液面に浮かべられ、液体の液面レベルの変化に応じて上下動する。磁気センサ7a、7bが取り付けられたロッド6には、フロート押さえ治具3が上下動自在に嵌合され、ロッド6はフロート押さえ治具3の上下動をガイドする。ロッド6には、フロート押さえ治具3の底面と当接してフロート押さえ治具3の抜けを防止するストッパ6aが設けられている。また、フロート4が、フロート押さえ治具3底面のストッパ6aと当接する当接面を除いた部分に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、液面レベルセンサに係り、特に、自動車のガソリンやエンジンオイルなどの液体を貯蔵するタンクに装着され、前記液体の液面レベルを、磁力を利用して測定する液面レベルセンサに関するものである。
従来、この種の液面レベルセンサの一例として、図6に示すような液面レベルセンサが知られている(特許文献1)。同図に示すように、液面レベルセンサ100は、タンク200に貯蔵された液体の液面に浮かべられ、液体の液面の変化に応じて上下動するフロート101と、フロート101に取り付けられたマグネット102と、フロート101に設けられた貫通孔に挿入され、フロート101の上下動をガイドする案内部材としてのロッド103と、ロッド103の上下端に取り付けられた磁気センサ104a、104bと、を備えている。以上の構成によれば、液面レベルの変動に応じてフロート101が上下動し、これに応じて磁気センサ104a、104bの出力も変動するため、磁気センサ104a、104bの出力に基づいて液面レベルを測定することができる。
上述したフロート101やロッド103は、収容ケース105に収容されている。収容ケース105は、フロート101やロッド103が収容される筒状ハウジング105aと、筒状ハウジング105aの下側開口を塞ぐように取り付けられた下蓋105bと、筒状ハウジング105aの上側開口を塞ぐように取り付けられた上蓋105cと、から構成されている。タンク200の天井には液面レベルセンサ100用の開口が設けられ、その開口から収容ケース105をタンク200内に挿入し、上蓋105cをタンク200の天井に重ねることにより上記収容ケース105は取り付けられている。
上述したように収容ケース105は、タンク200の天井に取り付けられているため、下蓋105bはタンク200の底面よりも少し上側に配置される。このため、図7に示すように、液面レベルが(タンク200底面から下蓋105bの上面までの高さH1)+(フロート101の喫水H2)よりも低くなるとフロート101の底面がストッパとして働く下蓋105bに当接してそれ以上降下することができなくなり、H1+H2よりも低い液面レベルについては検出することができない、という問題があった。なお、喫水H2とは、フロート101が浮いているときの液面からフロート101の底面までの距離である。
そこで、下蓋105bをタンク200底面と同じ高さになるようにロッド103や収容ケース105を設けることが考えられるが、そのように精度良く設けることは難しい。また、下蓋105bをタンク200底面に一体に設けることも考えられるが、タンク200と一体に設けるには構造が複雑となり、コスト的に問題があった。
実公昭60−20019号公報
そこで、本発明は、低い液面レベルも測定することができる液面レベルセンサを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための請求項1記載の発明は、タンクに貯蔵された液体の液面に浮かべられ、前記液体の液面レベルの変化に応じて上下動する第1フロートと、前記第1フロートに取り付けられたマグネットと、前記第1フロートが上下動自在に嵌合され、前記第1フロートの上下動をガイドする案内部材と、前記案内部材に取り付けられた磁気センサと、を備え、前記磁気センサの出力に基づいて前記液体の液面レベルを測定する液面レベルセンサにおいて、前記案内部材には、前記第1フロートの底面と当接して前記第1フロートの抜けを防止するストッパが設けられ、前記第1フロート底面の前記ストッパと当接する当接面を除いた部分に固定された第2フロートをさらに備えたことを特徴とする液面レベルセンサに存する。
請求項2記載の発明は、前記第2フロートの厚みが、前記ストッパの上面から前記案内部材の底面までの距離よりも長く設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液面レベルセンサに存する。
請求項3記載の発明は、前記第1フロートは、円盤状に設けられ、その中央に前記案内部材が貫通される第1貫通孔が設けられ、前記第2フロートは、円盤状に設けられ、その中央に前記ストッパが貫通される第2貫通孔が設けられ、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが重なるように前記第2フロートが前記第1フロートに固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液面レベルセンサに存する。
請求項4記載の発明は、前記第1フロートの中央には、前記案内部材が貫通される第1貫通孔が設けられ、前記第2フロートが、前記貫通孔を囲むように複数固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液面レベルセンサに存する。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、第1フロートの底面には、ストッパと当接する当接面よりもタンク底面側に突出する第2フロートが固定されているので、ストッパをタンク底面より少し上に設けても、第2フロートの底面がタンク底面に当接する場合がある。この場合、ストッパよりもタンク底面からストッパまでの高さから第2フロートの喫水を減じた分だけ低い液面レベルを測定できる。第2フロートの底面がタンク底面に届かない場合であっても、ストッパよりも第2フロートの厚みから第2フロートの喫水を減じた分、低い液面レベルを測定できる。しかも、第2フロートの比重を小さくしたり、扁平にすれば、さらに低い液面レベルを測定できる。
請求項2記載の発明によれば、第2フロートの厚みが、ストッパの上面から案内部材の底面までの距離よりも長く設けられているので、より低い液面レベルを測定できる。
請求項3記載の発明によれば、第1、第2フロート共に円盤に第1、第2貫通孔を設けた従来と同じ構成で設けることができる。
請求項4記載の発明によれば、第2フロートが貫通孔を囲むように複数固定されているので、液体に適した比重を持ちかつ成形性が悪い材料でも、第2フロートの材料として利用できるので、さまざまな液体に対応できる。
本発明の液面レベルセンサの一実施形態を示す縦断面図である。 図1に示すフロート押さえ治具及びフロートを上面側から見た図である。 他の実施形態における本発明の液面レベルセンサの部分断面図である。 他の実施形態におけるフロート押さえ治具及びフロートを上面側から見た図である。 他の実施形態におけるフロート押さえ治具及びフロートを上面側から見た図である。 従来の液面レベルセンサの一例を示す縦断面図である。 従来の問題点を説明するための図6の部分縦断面図である。
本発明の液面レベルセンサの一実施形態について図1を参照して以下に説明する。図1は、本発明の液面レベルセンサの一実施形態を示す縦断面図である。図2は、図1に示すフロート押さえ治具及びフロートを上面側から見た図である。図1に示すように、液面レベルセンサ1は、タンク2に貯蔵された液体の液面に浮かべられ、液体の液面の変化に応じて上下動する第1フロートとしてのフロート押さえ治具3と、フロート押さえ治具3の底面に固定された第2フロートとしてのフロート4と、上記フロート押さえ治具3に取り付けられたマグネット5と、フロート押さえ治具3が上下動自在に嵌合され、フロート押さえ治具3及びフロート4の上下動をガイドする案内部材としてのロッド6と、ロッド6に取り付けられた磁気センサ7a、7bと、を備えている。
上記ロッド6は、上下方向に延在する棒状に設けられていて、フロート押さえ治具3に設けた第1貫通孔3aに通すことによりフロート押さえ治具3が上下自在に嵌合される。このロッド6の下端部には、フロート押さえ治具3の底面と当接してフロート押さえ治具3の抜けを防止するフランジ状のストッパ6aが設けられている。ストッパ6aは、円盤状に設けられていて、その径はフロート押さえ治具3に設けられた第1貫通孔3aの径よりも大きく設けられている。このストッパ6aは、フロート押さえ治具3に内蔵されたマグネット5が磁気センサ7aよりも下側に位置しないようにフロート押さえ治具3の底面と当接して、下方向の移動を制限している。なお、ストッパ6aとしては、ロッド6と一体に形成しても良いし、ロッド6と別体に設け、ロッド6に取り付けるようにしても良い。
また、ロッド6の上端部には、液面レベルセンサ1をタンク2に取り付けるためのフランジ状の取付フランジ6bが設けられている。取付フランジ6bは、円盤状に設けられていて、その径はタンク2天井に設けられた液面レベルセンサ1をタンク2内に挿入するための開口2aの径よりも大きく設けられている。ロッド6は、取付フランジ6bとストッパ6aとの間にフロート押さえ治具3を通していて、フロート押さえ治具3は取付フランジ6b及びストッパ6aの間をロッド6に沿って上下動する。
上記フロート押さえ治具3は、図1及び図2に示すように、円盤状に設けられていて、その中央にロッド6が貫通される第1貫通孔3aが形成されている。上記フロート4は、円盤状に設けられていて、その中央にストッパ6aの径よりも大きく、ストッパ6aが貫通される第2貫通孔4aが形成されている。そして、第1貫通孔3aと第2貫通孔4aとが重なるようにフロート4がフロート押さえ治具3に固定されている。即ち、上記フロート4は、フロート押さえ治具3底面のストッパ6aと当接する当接面を除いた部分に固定される。
上記フロート押さえ治具3及びフロート4は、互いに別体に形成され、接着剤や熱溶着などにより固定されている。また、上記フロート押さえ治具3及びフロート4の材料としては、互いに同じものであっても良いし、違う材料であってもよい。また、フロート4の厚みH3は、ストッパ6aの上面からロッド6の底面までの距離H5よりも長く設けられている。
マグネット5は、上述したフロート押さえ治具3内に内蔵されている。上記磁気センサ7a、7bは、パイプ状に形成されたロッド6内に取り付けられている。詳しくは、上記磁気センサ7aは、ロッド6下端部に取り付けられている。上記磁気センサ7bは、ロッド6上端部に取り付けられている。上記磁気センサ7a及び7bは、例えばホール素子、磁気抵抗素子などで構成され、上下動するマグネット5との距離に応じて変化する磁界の強さをそれぞれ検出する。
よって、液面レベルが例えば増加すると、増加する液面に追従してフロート押さえ治具3が上昇し、マグネット5と上側の磁気センサ7bとの距離が近づき、磁気センサ7bにより検出される磁界が強くなると共に、マグネット5と下側の磁気センサ7aとの距離が離れて、磁気センサ7aにより検出される磁界が弱くなる。これに対して、液面レベルが減少すると、減少する液面に追従してフロート押さえ治具3が下降し、マグネット5と上側の磁気センサ7bとの距離が離れ、磁気センサ7bにより検出される磁界が弱くなると共に、マグネット5と下側の磁気センサ7aとの距離が近づき、磁気センサ7aにより検出される磁界が強くなる。即ち、磁気センサ7aと磁気センサ7bとにより検出された磁界の差に基づいて液面レベルを測定することができる。
上述した構成の液面レベルセンサ1は、タンク2天井に設けた液面レベルセンサ1用の開口2aからタンク2内に挿入され、取付フランジ6bをタンク2の天井に重ねることによりタンク2に取り付けられる。このとき、ロッド6の下端は、タンク2の底面よりも少し上側に位置する。図1に示す例では、タンク2の底面とストッパ6aとの距離が、フロート4の厚みH3よりも短いため、液面レベルが低いとき、フロート押さえ治具3がストッパ6aに当たる前にフロート4の底面がタンク2底面に当接する。この場合、液面レベルがフロート4の喫水H2よりも高くなると、フロート4が浮き上がり、液面レベルが測定できるようになり、ストッパ6aよりもタンク2底面からストッパ6aまでの高さH1から第2フロート4の喫水H2を減じた分だけ低い液面レベルまで測定でき、フロート4がない図6及び図7に示す従来のフロート101よりも低い液面レベルまで測定できる。
また、図3に示す例では、タンク2の底面とストッパ6aとの距離H1が、フロート4の厚みH3よりも大きいため、液面レベルが低いとき、フロート押さえ治具3がストッパ6aに当たってもフロート4がタンク2の底面に届かない。この場合であっても、液面レベルが(フロート4の喫水H2)+(フロート4とタンク2底面までの距離H4)(<H1)よりも高くなると、フロート4が浮き上がり、液面レベルが測定できるようになり、ストッパ6aよりもフロート4の厚みH3からフロート4の喫水H2を減じた分、低い液面レベルまで測定でき、フロート4がない図6及び図7に示す従来のフロート101よりも低い液面レベルまで測定できる。しかも、フロート4の比重を小さくしたり、扁平にすれば、さらに低い液面レベルを測定できる。
また、上述した液面レベルセンサ1によれば、フロート4の厚みH3が、ストッパ6aの上面からロッド6の底面までの距離H5よりも長く設けられているので、より低い液面レベルを測定できる。
また、上述した液面レベルセンサ1によれば、フロート押さえ治具3及びフロート4は円盤状に設けられ、その中央に第1貫通孔3a及び第2貫通孔4aが設けられている。このように円盤状に設けることにより、中心にロッド6を通る穴をあけるだけで、従来からある既存の円盤状のフロートをフロート4として用いることができるので、コストダウンを図ることができる。
また、上述した液面レベルセンサ1によれば、ストッパ6aは、フロート押さえ治具3に内蔵されたマグネット5が磁気センサ7aよりも下側に位置しないようにフロート押さえ治具3の底面と当接して、下方向の移動を制限している。これにより、液面レベルが低くなってもマグネット5が磁気センサ7aよりも下側に位置しないので、磁気センサ7aに入力される磁界の向きがマグネット5が磁気センサ7aよりも上側に位置していたときとは逆となり、正確な液面レベルの測定ができなくなるのを防止している。
なお、上述した実施形態によれば、フロート4としては円盤状のものを1つフロート押さえ治具3に固定していたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、図4及び図5に示すように、立方体状又は円柱状の複数のフロート4を設け、これら複数のフロート4が、第1貫通孔3aを囲むように固定されていてもよい。このように複数のフロート4を設けることにより、液体に適した比重を持ちかつ成形性が悪い材料でも、フロート4の材料として利用できるので、さまざまな液体に対応できる。
また、上述した液面レベルセンサ1によれば、2つの磁気センサ7a、7bがロッド6の上下端に設けられていたが、本発明はこれに限ったものではない。ロッド6の上下方向に3つ以上磁気センサを並べて配置した液面レベルセンサ1に適用してもよい。
また、上述した液面レベルセンサ1によれば、ロッド6は、フロート押さえ治具3に設けた第1貫通孔3aに貫通されていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、ロッド6をパイプ状に設け、その中にフロート押さえ治具3を収容する液面レベルセンサ1に適用するようにしてもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 液面レベルセンサ
2 タンク
3 フロート押さえ治具(第1フロート)
3a 第1貫通孔
4 フロート(第2フロート)
4a 第2貫通孔
5 マグネット
6 ロッド(案内部材)
6a ストッパ
6b 取付フランジ
7a 磁気センサ
7b 磁気センサ

Claims (4)

  1. タンクに貯蔵された液体の液面に浮かべられ、前記液体の液面レベルの変化に応じて上下動する第1フロートと、前記第1フロートに取り付けられたマグネットと、前記第1フロートが上下動自在に嵌合され、前記第1フロートの上下動をガイドする案内部材と、前記案内部材に取り付けられた磁気センサと、を備え、前記磁気センサの出力に基づいて前記液体の液面レベルを測定する液面レベルセンサにおいて、
    前記案内部材には、前記第1フロートの底面と当接して前記第1フロートの抜けを防止するストッパが設けられ、
    前記第1フロート底面の前記ストッパと当接する当接面を除いた部分に固定された第2フロートをさらに備えたことを特徴とする液面レベルセンサ。
  2. 前記第2フロートの厚みが、前記ストッパの上面から前記案内部材の底面までの距離よりも長く設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液面レベルセンサ。
  3. 前記第1フロートは、円盤状に設けられ、その中央に前記案内部材が貫通される第1貫通孔が設けられ、
    前記第2フロートは、円盤状に設けられ、その中央に前記ストッパが貫通される第2貫通孔が設けられ、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが重なるように前記第2フロートが前記第1フロートに固定されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液面レベルセンサ。
  4. 前記第1フロートの中央には、前記案内部材が貫通される第1貫通孔が設けられ、
    前記第2フロートが、前記貫通孔を囲むように複数固定されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液面レベルセンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105869360A (zh) * 2016-05-30 2016-08-17 国网山东省电力公司济南供电公司 一种油桶低液位报警装置

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