JP5986769B2 - ガラス合紙及び積層体 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス合紙、及びこのガラス合紙とガラス板とが交互に積層されてなる積層体に関する。
フラットパネルディスプレイ用等のガラス板を複数積層して保管、運搬する流通過程においては、ガラス板同士の接触による割れや擦れ傷、ガラス板表面の汚れの発生を防止するため、ガラス板間に合紙を挟み込むことが一般的に行われている。
近年、液晶パネル用等のガラス基板は、2,200×2,500mmや2,800×3,200mmといったサイズへの大型化が進み、このガラス板の大型化に伴い、合紙も大型化されている。一方、合紙には、ガラス板間へ挿入する際のハンドリング性を考慮して、一定の直立性(剛性)が必要とされる。かかる直立性を確保するためには、上述のような合紙の大型化に合わせて剛度を従来よりも高める必要がある。
そこで、大型化に対応でき、優れた剛度を有するガラス合紙として、特定範囲の平均繊維長、平均繊維幅及びルンケル比を有するパルプ繊維を用いた合紙が提案されている(特開2008−266862号公報参照)。しかし、このようにパルプ繊維の質を限定する方法においては樹種を限定する必要があり、また、パルプの調整が難しく、複数種のパルプを混合して特定範囲の平均繊維長等に調整した場合、望む剛性が発揮されない場合がある。また、密度が低いために水分を吸収しやすく、使用環境変化によっては変形が生じて作業性が低下する場合がある。
特開2008−266862号公報
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、坪量や原料パルプの樹種等の厳密な調整が不要であり、大型化に対応した良好な直立性を有し、カールが湿度変化によって変形しにくい安定性をも有するガラス合紙、これを用いた積層体及びガラス合紙の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、
パルプ繊維を主成分とする原料を抄紙して得られるガラス合紙であって、
長網方式による抄紙後にカレンダーによる平坦化処理が施され、
緊度が0.6g/cm以上1.2g/cm以下であることを特徴とする。
当該ガラス合紙は、長網方式で抄紙を行うことによって、ワイヤー接触面側の短繊維の割合がワイヤー非接触面側の割合よりも少なくなるため、ワイヤー非接触面を外側にしたカールが安定的に発現する。そのため、当該ガラス合紙は、カールの軸方向への直立性が良好であり、換言すれば、見かけの剛性が高い。また、当該ガラス合紙は、抄紙後にカレンダーによる平坦化処理が施され、また緊度が上記範囲であることにより、繊維同士の接触面積が増加するため、パルプ繊維への水分吸収性が低下する。これにより、湿度等の環境変化によるカール度合いの変化を抑えて、湿度変化に対するカールの安定性を向上させることができる。また、緊度が上記範囲にあることによって、当該ガラス合紙はガラス板間に挿入するのに好適な剛性を発揮することができる。
当該ガラス合紙を離解した離解パルプのフリーネスが400ml以上650ml以下、フィブリル化率が2.5%以上4.5%以下であることが好ましい。このように、離解パルプのフリーネス及びフィブリル化率を上記範囲とした上で平坦化処理を行い緊度を上記範囲に調整すると、繊維間の結合力及び空隙を所定範囲に制御できるため、当該ガラス合紙において、直立性及び湿度変化に対するカールの安定性をより高めることができる。
上記離解パルプが針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)を含み、NBKPとLBKPとの質量比が2:98以上20:80以下であることが好ましい。このように、LBKPを主体とし、これに質量比が上記範囲となるNBKPを混合したパルプ繊維を原料として用いた上で平坦化処理を行い緊度を上記範囲に調整することによって、繊維長分布を所定範囲に制御できるため、後述する構造カールを発現させやすくなり、当該ガラス合紙において、直立性及び湿度変化に対するカールの安定性をより高めることができる。
上述のとおり、離解パルプのフリーネスが400ml以上650ml以下、フィブリル化率が2.5%以上4.5%以下であり、かつNBKPとLBKPとの質量比が2:98以上20:80以下となるよう原料パルプ繊維を用いて長網方式で抄紙を行うと、繊維間の結合力及び空隙を所定範囲に制御し、かつ繊維長分布を所定範囲に制御した上で、ワイヤー非接触面を外側にしたカールが発現するため、湿度変化に対するカールの安定性を特に高めることができる。
当該ガラス合紙は、抄紙方向を一辺とする300mm四方の正方形に切断した場合の四隅の平均カール高さが5mm以上20mm以下であり、縦目方向の引張強度に対する横目方向の引張強度の比が0.40以上0.85以下であることが好ましい。このように、平均カール高さを上記範囲とすることによって、当該ガラス合紙は、より高い直立性を備えることができる。これに加えて、縦目方向と横目方向の繊維の配向性を調整し、縦目方向の引張強度と横目方向の引張強度の比(Y/T比)を上記範囲とすることによって、当該ガラス合紙において、カールの方向を均一にして、直立性をさらに高めるとともに、湿度変化に対するカールの安定性を付与することができる。
本発明は、平坦化処理を行った上でなお、カールが付与されていることにより直立性を有するガラス合紙に関するものである。このため、平坦化処理によりカールが消失しないよう、離解パルプのフリーネスを400ml以上650ml以下、フィブリル化率を2.5%以上4.5%以下、NBKPとLBKPとの質量比を2:98以上20:80以下とすることで、繊維間の結合力及び空隙を所定範囲に制御し、かつ繊維長分布を所定範囲に制御することが好ましいが、これに加えて引張強度と横目方向の引張強度の比を上記範囲としてカールの方向を均一にすることによって、特に水分吸収によるカールの変化を防止でき、湿度変化に対するカールの高い安定性を付与することができる。
本発明の積層体は、ガラス板と、当該ガラス合紙とが交互に積層されてなる。当該積層体によれば、ガラス板が当該ガラス合紙により保護されており、ガラス板及びガラス合紙の挿入や取り出し等の作業性に優れる。
ここで、「緊度」とは、JIS−P8118(1998)に記載の密度の試験方法に準じて測定した値をいう。「フリーネス」とは、JIS−P8220(1998)に準拠してガラス合紙を離解した離解パルプについて、JIS−P8121(1995)に記載のカナダ標準ろ水度試験方法に準じて測定した値をいう。「フィブリル化率」とは、JIS−P8220(1998)に準拠してガラス合紙を離解した離解パルプについて、FiberLab.(Kajaani社)を用いて測定した値をいう。「平均カール高さ」とは、温度23℃、湿度50%の環境下にガラス合紙を1時間放置した後、凸側の面が接触するように平らな面に置き、測定した四隅の平均高さをいう。「引張強度」とは、JIS−P8113(2006)に記載の引張特性の試験方法に準じて測定した値をいう。
以上説明したように、本発明のガラス合紙は、良好な直立性を有するとともに、カールが湿度変化によって変形しにくい。従って、本発明によれば、大型化されたガラス基板へも十分対応可能なガラス合紙を提供することができる。
以下、本発明のガラス合紙及び積層体の実施の形態を詳説する。
<ガラス合紙>
当該ガラス合紙は、パルプ繊維を主原料とし、長網方式で抄紙後にカレンダーによる平坦化処理が施されて製造され、緊度(密度)が0.6g/cm以上1.2g/cm以下である。当該ガラス合紙は、長網方式で抄紙することによって、ワイヤー非接触面を外面とするカールを有する。そのため、当該ガラス合紙は、カールの軸方向への直立性が良好、すなわち見かけの剛性が高い。また、湿度変化による形状変化への耐性を有し、カールの安定性が高い。
ここで、抄紙して得られる紙とカールとの関係について説明する。抄紙機で製造される「紙」は、繊維が偏って配列する傾向があり、その並び方である繊維配向や繊維の存在密度に異方性が現れる。カールは、この繊維配向及び密度と密接な関係にあることがわかっており、繊維配向及び密度のコントロール技術が、カールを抑制する要素技術となる。特に「紙」のカールは、繊維配向、繊維密度及び乾燥度合の表裏差がカール発生の主要因であり、カールの大きさを決定する要因でもあるといわれている。本来、カールは印刷機における給紙障害を招くため、カールを生じさせないように製紙することが一般的である。しかしながら当該ガラス合紙においては、平坦化処理を行った後においてもカールを有するよう抄紙することにより、直立性を付与すると同時に湿度変化に対するカールの安定性を高めることができることを見出したものである。
カールを付与する方法として、表面側と裏面側とで繊維密度が変化するように抄紙して意図的にカール形状を発現させると、特に大判のガラス合紙として用いても良好な直立性を有し、かつ、湿度変化に対するカールの安定性が高くなるため好ましい。このようなガラス合紙は、脱水ゾーンが長く、片面脱水を行う長網抄紙機を用いた長網方式で抄紙して得ることができる。長網抄紙機を用いてJ/W比やスライスリップを調整して抄紙することで、長網ワイヤーに接する裏面側では短繊維が脱落し、長網ワイヤーと接しない表面側に短繊維が多く含まれる紙を得ることができる。
また、脱水後の原料繊維を、例えば、ヤンキードライヤー等を用いて一方の面と他方の面とをこの順で乾燥させることで、紙厚方向において水分の移動が起こり、他方の面の水分率が後から低くなるため、他方の面側が後から収縮する。その結果、他方の面を外側とし抄紙方向を軸方向とする構造カールを得ることができる。この構造カールはいわゆる不可逆カールであり、安定性が高い。
すなわち、長網ワイヤー及びヤンキードライヤーを備える抄紙機を用いて、長網ワイヤーに接する短繊維が脱落した裏面側を先に乾燥し、長網ワイヤーと接しない短繊維が多く含まれる表面側を後に乾燥することで、表面側を外側とする構造カールを得ることができるため、より直立性が高く、より湿度変化に対するカールの安定性に優れたガラス合紙が得られるため好ましい。
そして、長網ワイヤーおよびヤンキードライヤーを備える抄紙機を用いて、離解パルプのフリーネスを400ml以上650ml以下、フィブリル化率を2.5%以上4.5%以下、NBKPとLBKPとの質量比を2:98以上20:80以下、かつ引張強度と横目方向の引張強度の比を0.40以上0.85以下となるように抄紙することで、特に直立性が高く、湿度変化に対するカールの安定性にも優れたガラス合紙が得られるため好ましい。
また当該ガラス合紙は、抄紙後にカレンダーによる平坦化処理がなされる。このように平坦化処理を行うことによって、繊維間の結合が高くなり、ガラス合紙の水分吸収率が低下する。これによって、湿度の高い環境においてもガラス合紙が水分を吸収して変形することを防止しやすくなり、カール度合いを安定して保つことができる。
またさらに、平坦化処理を行うことで、当該ガラス合紙の表面粗さが小さくなるため、当該ガラス合紙をガラス板間に挿入した際にガラスが汚染されることを抑制することができる。
本発明で用いる平坦化処理装置としては、例えばスーパーカレンダー、グロスカレンダー、ソフトコンパクトカレンダー等の金属ロールと弾性ロールとの組み合わせからなる各種カレンダーを、オンマシン又はオフマシン仕様で適宜使用することができる。
なお、本発明のガラス合紙は、表面のみにヤンキードライヤーを当てて艶面を形成した片艶紙であれば、短繊維が多い表面の平滑性を高め繊維間の隙間をより小さくできるため、特に安定したカールを得ることができる。また、本発明のガラス合紙は、上述のように多筒ドライヤーで両面を乾燥した紙であっても良い。また、カレンダーによる平坦化処理は片面のみ行ってもよいが、両面に行うことが好ましい。
(パルプ繊維)
上記パルプ繊維としては、特に限定されず、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)、古紙パルプ(DIP)、機械パルプ(TMP)等を1種類又は2種類以上を混合して用いることができる。
これらのパルプ繊維の中でも、洗浄度が要求されるガラス板に対し、漂白処理を施し、樹脂分を低くコントロールされた針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)を混合して用いることが好ましい。また、短繊維が多く含まれるLBKPを単体で用いることもできる。この場合、当該ガラス合紙を離解した離解パルプにおいて、NBKP及びLBKPの合計で全離解パルプ中80質量%以上配合することが好ましく、95質量%以上配合することがさらに好ましく、98質量%以上配合することが特に好ましい。
原料パルプにNBKPとLBKPを混合して用いる場合、NBKPとLBKPとの質量比(配合比)としては、2:98以上20:80以下が好ましく、5:95以上15:85以下がより好ましい。上記質量比が上記範囲未満の場合、当該ガラス合紙に十分な剛度を付与することが困難になるとともに、構造カールの発現が生じにくくなり、湿度変化に対するカールの安定性が低下しやすいおそれがある。上記質量比が上記範囲を超える場合、当該ガラス合紙の短繊維割合が少なくなって繊維間隙間が大きくなり、当該ガラス合紙の水分吸収性が上昇して湿度変化に対するカール安定性が低下するおそれがある。また、パルプ繊維の結束による地合ムラが発生しやすくなるおそれがある。
なお、本発明において、上記離解パルプが、繊維長が1.2mm未満の短繊維を含有し、この短繊維の含有率が40質量%以上であることが好ましく、50質量%以上であることがより好ましく、65質量%以上85質量%以下とすることが最も好ましい。短繊維の含有率が上記範囲未満の場合、表面側と裏面側の繊維密度の差を付けることが困難になるおそれがあるほか、水分の吸放湿によりカールが変化しやすくなるおそれがある。逆に、短繊維の含有率が上記範囲を超える場合、平坦化処理によりパルプ繊維が密に詰まりやすく、水分を少し吸収しただけでもカールが変化する可能性があり、カールの安定性が低下しやすくなるおそれがある。また、カール度合いが強くなりすぎてカールの安定性が低下するおそれがある。なお、繊維長とは、質量加重平均繊維長を意味し、JIS−P8226(2006)に記載の光学的自動分析法による繊維長測定方法に準じて測定した値をいう。本発明において「短繊維」とは、繊維長が1.2mm未満の繊維を意味し、「短繊維の含有率」とは、繊維長が1.2mm未満の繊維の総質量をパルプ繊維の総質量で除した数値をいう。
また本発明のガラス合紙においては、上記短繊維の表面側における含有率に対する裏面側における含有率の比が0.61以上0.92以下であることが好ましく、0.67以上0.85以下であることがより好ましい。上記含有率の比が上記範囲未満の場合、表面側と裏面側との繊維密度の差が大きくなるため、構造カール度合いが強くなりすぎて水分の吸放湿によりカールが変化しやすく、カールの安定性が低下するおそれがある。一方で、上記含有率の比が上記範囲を超える場合、表面側と裏面側とので繊維密度の差が小さくなるため、適度な構造カールが得られず、他の方法によりカールを付与したとしても、水分の吸放湿によりカールが変化しやすいおそれがある。なお、「表面側」とは、ガラス合紙全体の厚さにおける表面から約50%の厚さの部分を意味し、「裏面側」とは、ガラス合紙全体の厚さにおける裏面から約50%の厚さの部分を意味する。
上記離解パルプのフリーネスとしては、400ml以上650ml以下が好ましく、450ml以上600ml以下がより好ましく、470ml以上550ml以下がさらに好ましい。フリーネスが上記範囲未満の場合、当該ガラス合紙において、繊維間結合が強くなってカール度合いが強くなりすぎてカールの安定性が低下するおそれがあるほか、密度が高くなって剛度が低下しやすくなるおそれがある。逆に、フリーネスが上記範囲を超える場合、当該ガラス合紙において、繊維間結合が弱くなってカールが発現されにくく、湿度変化に対するカールの安定性が低下するおそれがあるほか、パルプ繊維の結束によって地合の低下や表面粗さの増大が発生し、ガラス板間へ当該ガラス合紙を挿入した際にガラスを傷付けやすくなるおそれがある。
上記離解パルプのフィブリル化率としては、2.5%以上4.5%以下が好ましく、2.8%以上4.0%以下がより好ましく、3.0%以上3.5%以下がさらに好ましい。フィブリル化率が上記範囲未満の場合、当該ガラス合紙において、繊維間結合が弱くなって構造カールが発生しにくく、他の方法によりカールを付与したとしても、水分の吸放湿によりカールが変化しやすいおそれがある。逆に、フリーネスが上記範囲を超える場合、当該ガラス合紙において、繊維間結合が強くなってカール度合いが強くなりすぎて、水分の吸放湿によりカールが変化しやすく、カールの安定性が低下するおそれがある。
なお、離解パルプの平均繊維長及びフィブリル化率は、例えば、叩解時のパルプ濃度、pH、温度等を設定することで調整が可能である。また、ディスク型リファイナーで叩解する場合、ディスクプレート(円盤)の形状(刃幅、溝幅、刃長等)、接触角度、刃の材質等を適宜選択することで平均繊維長及びフィブリル化率を調整することもできる。
例えば、叩解時の濃度が低く、温度が高く、刃幅が狭く刃長が短いディスクプレートで叩解した場合は平均繊維長が低下しやすい。逆に、濃度が高く、温度が低く、刃幅が広く刃長が長いディスクプレートで叩解した場合はフィブリル化率が高くなりやすい。本発明においては、このように平均繊維長及びフィブリル化率をそれぞれ任意の範囲内に調整することで、より良好な直立性を有し、よりカールが湿度によって変形しにくい安定性を有するガラス合紙を好適に得ることができる。
当該ガラス合紙においては、紙中に濡れ向上剤(界面活性剤)を内添することが好ましい。濡れ向上剤を内添することにより、ガラス表面に紙中物質が付着しても、ガラス表面の濡れ性が低下することを防止でき、さらに水溶液によるガラスの洗浄性も向上させることができる。
上記濡れ向上剤としては、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等の界面活性剤を挙げることができる。これらの中でも、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステルが、他の界面活性剤と比べ汎用性があって安価であるため好ましい。また、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステルはパルプ繊維への定着が良好であり、ガラス合紙の廃棄後におけるパルプ繊維の離解性も向上させることができる。
当該ガラス合紙には、上記濡れ向上剤のほか、サイズ剤、ドライヤー剥離剤等を内添することができるが、ガラスへの転移を抑えるために、これらの内添剤の添加は極力少量であることが好ましい。
(塗工層)
当該ガラス合紙においては、両面に炭酸カルシウム、クレー等の顔料を主成分とする塗工層を設けることができる。このような塗工層を設けることによって、当該ガラス合紙の表面に存在する樹脂成分がガラスに転移することを防止して、当該ガラス合紙をガラス板間に挿入した際にガラスが汚染されることを抑制することができる。
以下、本発明のガラス合紙の数値特性を記載するが、特に記載がない限り、JIS−P8111(1998)に記載の「紙、板紙及びパルプ−調湿及び試験のための標準状態」における特性である。
(坪量)
当該ガラス合紙の坪量としては、30g/m以上70g/m以下が好ましく、40g/m以上55g/m以下がより好ましい。坪量が上記範囲未満の場合、当該ガラス合紙において、十分な直立性が発揮されないおそれがあるほか、緩衝性が低下するおそれがある。逆に、坪量が上記範囲を超える場合、当該ガラス合紙において、ハンドリング性が低下するおそれがあるほか、生産コストが高くなるおそれがある。
(緊度)
当該ガラス合紙の緊度は、0.6g/cm以上1.2g/cm以下であるが、0.7g/cm以上1.1g/cm以下とすることがより好ましい。緊度が上記範囲未満の場合、繊維間の絡み合いが低減され、湿度変化によりカールが変化しやすくなるおそれがある。逆に、緊度が上記範囲を超える場合、当該ガラス合紙の繊維間結合が密になりやすく、水分を少し吸収しただけでもカールが変化する可能性があり、カールの安定性が低下しやすくなるおそれがあるだけでなく、当該ガラス合紙をガラス板間に挿入した際に、地合ムラ等によってガラスに傷が発生しやすくなるおそれがある。
緊度を調整するには従来公知の技術を用いれば良く、例えばプレス圧力やカレンダー圧力を低減して圧縮を低減する方法、嵩高なパルプ繊維が得られる樹種を選定する方法、嵩高剤などの繊維間結合阻害剤を含有させる方法などがある。
(カール高さ)
当該ガラス合紙においては、抄紙方向を一辺とする300mm四方の正方形に切断した場合の四隅のカール高さの平均が5mm以上20mm以下であることが好ましく、8mm以上15mm以下であることがより好ましい。当該ガラス合紙は、カール高さを上記範囲に制御することによって、直立性と湿度変化に対するカールの安定性とを両立させることができる。カール高さが上記範囲未満の場合、当該ガラス合紙が十分な直立性を発揮しないおそれがある。逆に、カール高さが上記範囲を超える場合、カール度合いが強くなりすぎて、当該ガラス合紙のカールの安定性が低下するおそれがある。
カール高さを向上させるには、ワイヤーでの脱水方法(フォイル本数、真空度等)を調整して短繊維の表面側含有率と裏面側含有率の差を大きくする方法、ドライヤーの蒸気圧を変更して表裏の乾燥バランスを大きくする方法、フィブリル化率を向上させる方法、填料含有率を低下させる方法等がある。
(引張強度の縦横比)
当該ガラス合紙の縦目方向の引張強度と横目方向の引張強度の比(Y/T比)としては、0.40以上0.85以下が好ましく、0.50以上0.70以下がより好ましい。Y/T比が上記範囲未満の場合、当該ガラス合紙において、カール度合いが強くなりすぎて、当該ガラス合紙の湿度に対するカールの安定性が低下するおそれがある。逆に、Y/T比が上記範囲を超える場合、当該ガラス合紙において、抄紙方向と垂直方向を軸方向とするカールが発生しやすくなって、他の方法によりカールを付与したとしても、水分の吸放湿によりカールが変化しやすく、湿度に対するカールの安定性が低下するおそれがある。
(平滑度)
当該ガラス合紙においては、裏面のベック平滑度に対する表面のベック平滑度を1.2倍以上40倍以下とすることが好ましく、2倍以上35倍以下とすることがより好ましく、5倍以上30倍以下とすることがさらに好ましく、10倍以上30倍以下とすることが特に好ましい。このように表面のベック平滑度を裏面よりも高めパルプ繊維同士の接触面積を増加させることによって、空気中の水分と表面側に存在するパルプ繊維とが接触する面積が小さくなり、当該ガラス合紙において、裏面に比較して表面が吸湿しにくくなる。その結果、当該ガラス合紙は表面を内側にしたカールが安定的に発現しやすくなる。また、表面と裏面との平滑度の比を上記範囲とすることによって、好ましいカール度合いを達成でき、当該ガラス合紙の直立性及びハンドリング性をより高めることができる。上記平滑度比が上記範囲未満の場合、十分なカール形状が発現されにくく、当該ガラス合紙の直立性が低下するおそれがある。逆に、上記平滑度比が上記範囲を超える場合、カール度合いが強くなりすぎて、当該ガラス合紙のカールの湿度に対する安定性が低下するおそれがある。
好適なカール度合いと湿度に対するカールの安定性を得るための、具体的なベック平滑度としては、表面は、10秒以上1,000秒以下が好ましく、50秒以上600秒以下がより好ましく、100秒以上400秒以下がさらに好ましい。裏面は、1秒以上500秒以下が好ましく、2秒以上200秒以下がより好ましく、5秒以上50秒以下がさらに好ましい。
(水分率)
当該ガラス合紙においては、密度を上記範囲とすることに加え、水分率を2%以上8%以下とすることが好ましく、3%以上7%以下とすることがより好ましい。当該ガラス合紙の密度及び水分率を上記範囲に調整することによって、当該ガラス合紙において、適度なカール度合いを達成できるほか、静電気の発生の抑制及び適度な通気性を発現させることができるため、ハンドリング性が高まる。水分率が上記範囲未満の場合、当該ガラス合紙において、カールが調整しにくくなるおそれや、静電気が生じやすくなるおそれがある。また、通気性が高くなってバキューム装置を用いる際のハンドリング性が低下するおそれがある。逆に、水分率が上記範囲を超える場合、水分が多く含むことによってガラス板と当該ガラス合紙との密着性が高まり、ハンドリング性が低下するおそれがある。
上記水分率は、抄紙後のロールプレスによる圧縮脱水処理における線圧の調整、ヤンキードライヤーの蒸気圧の調整等によって制御することができる。
なお、当該ガラス合紙の透気抵抗度としては、バキューム装置を用いる際の良好なハンドリング性を確保するため、5秒以上30秒以下が好ましい。なお、透気抵抗度は、JIS−P8117(2009)に記載のガーレー法により測定することができる。
(剛度(縦目方向))
当該ガラス合紙の縦目方向の剛度としては、20以上80以下が好ましく、25以上70以下がより好ましい。当該ガラス合紙の縦目方向の剛度を上記範囲とすることによって、より優れた直立性を発揮させることができ、当該ガラス合紙のハンドリング性が高まる。剛度が上記範囲未満の場合、当該ガラス合紙の直立性及びハンドリング性が低下するおそれがある。逆に、剛度が上記範囲を超える場合、当該ガラス合紙の巻き取りがしにくくなるなど、ハンドリング性が低下するおそれがある。
(表面の粗さ)
当該ガラス合紙は、当該ガラス合紙をガラス板間に挿入した際におけるガラスへの傷付けを防止するために、表面の粗さが一定範囲内にあることが好ましい。具体的には、PPS TESTER(型番:SE−115 ローレンツェンアンドベットレー社製)を用い、ソフトバッキング、クランプ圧1MPaにて、JIS−P8151に準じて測定した値が1.0μm以上10.0μm以下であることが好ましい。表面の粗さが上記範囲を超える場合、当該ガラス合紙をガラス板間に挿入した際に、ガラス板に傷を付けやすくなるおそれがある。逆に、表面の粗さが上記範囲未満の場合、当該ガラス合紙の製造が困難になるおそれがある。
<積層体>
本発明の積層体は、ガラス板と、当該ガラス合紙とが交互に積層されてなる。上記ガラス板としては、液晶テレビやプラズマテレビなどのフラットパネルディスプレイに用いられるガラス基板等を挙げることができる。このガラス基板としては、一辺が1,500mm以上の大判のものを用いることもできる。当該積層体によれば、ガラス板が当該ガラス合紙により保護されており、ガラス板及びガラス合紙の挿入や取り出し等の作業性に優れる。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、本実施例で行った品質及び性能の評価方法は以下のとおりである。
[フリーネス(単位:ml)]
ガラス合紙をJIS−P8220(1998)に記載の方法で離解して離解パルプとし、この離解パルプをJIS−P8121に記載の「パルプのろ水度試験方法」に準拠して測定した。
[フィブリル化率(単位:%)]
ガラス合紙をJIS−P8220(1998)に記載の方法で離解して離解パルプとし、FiberLab.(Kajaani社)を用いて測定した。
[坪量(単位:g/m)]
JIS−P8124(1998)に記載の「紙及び板紙−坪量の測定方法」に準拠して測定した。
[緊度(単位:g/cm)]
JIS−P8118(1998)に記載の「紙及び板紙−厚さ及び密度の試験方法」に準拠して測定した。
[カール高さ(単位:mm)]
ガラス合紙を抄紙方向を一辺とする300mm四方の正方形に切断し、温度23℃、湿度50%の環境下に1時間放置した。この後、平らな面(板)上に裏面が接触するように切断したガラス合紙を置いた。すなわち、表面が上になるようにガラス合紙を置き、4隅の板表面からの高さを測定し、試験体10点について平均値をとった。
[引張強度の縦横比]
JIS−P8113(2006)に記載の「紙及び板紙−引張特性の試験方法−第2部:定速伸張法」に準拠して縦目方向及び横目方向の引張強度を測定し、Y/T比を以下の式にて求めた。
Y/T比=引張強さ(横目方向)/引張強さ(縦目方向)
[直立性]
バキューム装置を用いて、ガラス板の間にガラス合紙を挿入する作業を20枚のガラス合紙において行い、以下の基準にて評価した。
◎:ガラス板間にガラス合紙を挿入後、その直立が維持されているものが9割以上である。
○:ガラス板間にガラス合紙を挿入後、その直立が維持されているものが7割以上9割未満である。
×:ガラス板間にガラス合紙を挿入後、その直立が維持されているものが7割未満である。
[カール安定性]
上記カール高さ試験に引き続いて、ガラス合紙を温度23℃、湿度65%の環境に1時間放置した後のカールの変形度合を以下の基準にて評価した。
◎:カールの変形が全くみられない。
○:カールの変形がほとんどみられない。
△:カールの変形が若干認められる。
×:カールが大きく変形し、安定性が不十分である。
[実施例1]
NBKP及びLBKPを配合したパルプスラリーに、サイズ剤としてけん化ロジンを3kg/t、及び硫酸バンドを3kg/t添加し、原料スラリーを得た。なお、用いたNBKPとLBKPとの配合比は10:90である。また、抄紙後のガラス合紙を離解して得られた離解パルプにおける繊維長1.2mm未満の短繊維の含有率が75質量%となるように原料パルプを叩解した。
この原料スラリーを長網抄紙機にて抄紙し、表面側をヤンキードライヤーにて乾燥した後、カレンダー処理を両面に施して、実施例1のガラス合紙を得た。実施例1のガラス合紙において、短繊維の表面側含有率に対する裏面側含有率の比は0.82であり、坪量は50g/m、緊度は1.0g/cmであった。また、ガラス合紙を離解して得られた離解パルプフリーネスは500ml、フィブリル率は3.3%であった。
[実施例2〜5]
原料パルプのNBKPとLBKPの割合を表1のとおり変更した以外の条件は実施例1と同様にして、実施例2〜5のガラス合紙を製造した。
[実施例6〜9、14〜17及び比較例2、3]
原料パルプのNBKPとLBKPの割合と、カレンダー処理における線圧を調整して緊度を表1に示す値となるようにしたこと以外の条件は実施例1と同様にして、実施例6〜9、14〜17及び比較例2、3のガラス合紙を製造した。
[実施例10〜13]
ワイヤーでの脱水方法(フォイル本数、真空度等)を調整して、短繊維の表面側含有率に対する裏面側含有率の比を表1に示す値となるようにしたこと以外の条件は実施例1と同様にして、実施例10〜13のガラス合紙を製造した。
[実施例18〜22]
ドライヤーの蒸気圧を変更して表裏の乾燥バランスを調整したこと以外の条件は実施例1と同様にして、実施例18〜22のガラス合紙を製造した。
[実施例23、24]
J/W比(噴出し原料とワイヤーとの速度比)を調整して、Y/T比を表1に示す値となるようにしたこと以外の条件は実施例1と同様にして、実施例23、24のガラス合紙を製造した。
[実施例25、26]
原料パルプの叩解方法(カッティング、粘状等)を調整して、離解パルプのフリーネス及びフィブリル化率をそれぞれ表1に示す値となるようにしたこと以外の条件は実施例1と同様にして、実施例25、26のガラス合紙を製造した。
[比較例1]
原料パルプのNBKPとLBKPの割合と、抄紙後にカレンダー処理を施さなかったこと以外の条件は実施例1と同様にして、比較例1のガラス合紙を製造した。
上述した方法にて得られた各合紙の品質及び性能を評価した。評価結果を表1に示す。
Figure 0005986769
表1に示されるように、実施例1〜26のガラス合紙は、坪量や原料パルプ等の厳密な調整を行わなくとも良好な直立性を有し、湿度変化に対するカールの安定性にも優れていることがわかる。なお、比較例3のガラス合紙は硬さが高く、ガラス板間に挿入した際に、地合ムラ等によってガラスに傷が発生させるおそれがあり、この点からも実用に適さない。
以上のように、本発明のガラス合紙は、液晶テレビやプラズマテレビなどのフラットパネルディスプレイに用いられるガラス基板等の合紙として好適に用いることができる。

Claims (3)

  1. パルプ繊維を主成分とする原料を抄紙して得られるガラス合紙であって、
    ガラス合紙を離解した離解パルプが、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)を含み、NBKPとLBKPとの質量比が2:98以上20:80以下であり、
    上記離解パルプが、繊維長が1.2mm未満の短繊維を含有し、この短繊維の含有率が40質量%以上であり、
    上記離解パルプのフリーネスが400ml以上650ml以下、フィブリル化率が2.5%以上4.5%以下であり、
    緊度が0.6g/cm以上1.2g/cm以下であり、
    表面粗さが1.0μm以上10.0μm以下であり、
    短繊維の表面側における含有率に対する裏面側における含有率の比が0.61以上0.92以下であり、
    表面側を外側とするカールを有することを特徴とするガラス合紙。
  2. 抄紙方向を一辺とする300mm四方の正方形に切断した場合の四隅の平均カール高さが5mm以上20mm以下であり、
    縦目方向の引張強度に対する横目方向の引張強度の比が0.40以上0.85以下である請求項1に記載のガラス合紙。
  3. ガラス板と、請求項1又は請求項2に記載のガラス合紙とが交互に積層されてなる積層体。
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