JP5985284B2 - プロテクタ - Google Patents

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Description

本発明は、本体および蓋体を互いに組み合わせて電線を収納可能な筒体を形成するプロテクタに関する。
互いに組み合わせられることにより電線を収納可能な筒体であるプロテクタとして、例えば特許文献1に開示されるプロテクタが知られている。図7に示すように、プロテクタ505は、本体501と蓋部503とを互いに組み合わせて形成される筒体であり、内部に電線束507を収納し、本体501と蓋部503とをロック部509により固定する。このとき、本体501および蓋部503の長手方向に沿って所定間隔で配置されているロック部509のうち、少なくとも二箇所にガタ防止手段511を有するガタ防止ロック部513が配置されているので、簡易な構造によりロック部509のガタ付きを防止してプロテクタ505の捩れを防止できる。
また、特許文献2に開示されるプロテクタ515は、図8に示すように、プロテクタ本体517に、その幅方向の前後両側壁519に長さ方向に沿って間隔をあけてロック爪係止枠521が突設されている。一方、蓋523の前後幅方向の両端にも長さ方向に沿って間隔をあけて、ロック爪係止枠521に挿入係止されるロック爪525を設けたロック片527が下向きに突設される。蓋523の前後幅方向のいずれか一端からは、車体固定用ブラケット529が突設される。プロテクタ本体517のロック爪係止枠521と蓋523のロック片527とは、前後方向の同一側では同一の間隔をあけて配置されている。一方、ロック爪係止枠521と蓋523のロック片527とは、前後方向では互いに間隔を相違させ、蓋523の幅方向を誤ってプロテクタ本体517に組みつけるとロック結合不可とし、蓋523の車体固定用ブラケット529が正規方向に配置される構成としている。
特開2005−160222号公報 特開2006−74845号公報
しかしながら、上述した従来のプロテクタ505およびプロテクタ515は、ロック部509や、ロック爪係止枠521およびロック爪525が、長手方向の両側で略同じ位置に対向配置される。このため、ロック部509や、ロック爪係止枠521およびロック爪525を、両側でほぼ同時に係合しなければならず、ロックに要する力が大きくなり、特に、プロテクタが長尺の場合には、蓋体の装着性が低下した。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、蓋体の装着性が良好なプロテクタを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 互いに組み合わされて電線を収納可能な長尺状の筒体を形成する本体および蓋体と、
前記電線を挟み対峙する前記本体の本体第1側部および本体第2側部と、
前記電線に沿う前記蓋体の蓋体第1縁部および蓋体第2縁部と、
前記本体第1側部および前記蓋体第1縁部の長手方向に沿って間隔をあけて複数設けられ相互に係合する第1ロック部と、
隣接する前記第1ロック部の間部分と対向配置されて前記本体第2側部および前記蓋体第2縁部の長手方向に沿って複数設けられ相互に係合する第2ロック部と、
を備え
前記第1ロック部および前記第2ロック部が、前記本体第1側部および前記本体第2側部のそれぞれに設けられる枠状の受け部と、前記蓋体第1縁部および前記蓋体第2縁部のそれぞれに設けられ前記受け部に挿入係合される係合片とを有し、
前記受け部が前記本体第1側部および前記本体第2側部の内側面に設けられ、
前記蓋体第1縁部および前記蓋体第2縁部は、前記本体に向かって湾曲して曲げられたR曲げ部として形成され、前記R曲げ部は、前記本体第1側部および前記本体第2側部の外側に被せられており、
前記係合片は、前記R曲げ部を切り欠いた凹部の底辺部から前記本体に向かって突出していることを特徴とするプロテクタ。
上記(1)の構成のプロテクタによれば、第1ロック部と第2ロック部とが互いに本体幅方向に対向配置されておらず、隣接する第1ロック部と第2ロック部との距離が、互いに本体幅方向に対向配置された最短距離の場合に比べ長くなる。そこで、本体に蓋体を合わせて本体第1側部および本体第2側部に係合する際、第1ロック部と第2ロック部とを交互に嵌める際の隣接する第1ロック部と第2ロック部との間隔が広くなり、蓋体をロック時に撓み易くすることができるので、蓋体を本体にロックする力が小さくて済む。これに対し、第1ロック部と第2ロック部とが互いに本体幅方向に対向配置された最短距離の場合、隣接する第1ロック部と第2ロック部との間隔が狭く、蓋体がロック時に撓み難くなる。そのため、一方のロック部を嵌めた後に他方のロック部を嵌めようとしても、他方のロック部が嵌め難くなる。また、互いに本体幅方向に対向配置されている第1ロック部と第2ロック部とを同時に嵌めようとすると、蓋体を本体にロックする力が大きくなってしまう。
また、同一長さのプロテクタに同一数の第1ロック部と第2ロック部とが設けられる場合において、本構成のように、第1ロック部と第2ロック部とが本体幅方向に対向配置されておらずに長手方向に沿ってずれて設けられることで、ロック部が互いに本体幅方向に対向配置されて長手方向にずれていない構成に比べ、蓋体の固定されていない距離(プロテクタの長手方向に沿った各ロック部の間隔)が短くなる。これにより、筒体のプロテクタが変形させられた場合の蓋体の変形抑止作用が高まる。
更に、上記()の構成のプロテクタによれば、第1ロック部および第2ロック部が、筒体のプロテクタ外表面から突出されないので、車体等への取り付け時、他部材が引っ掛かる等の干渉を生じなくすることができ、取り付け性を高めることができる。また、第1ロック部および第2ロック部が、筒体のプロテクタ外表面から突出されないので、取り付け後に外部力が作用することによる第1ロック部および第2ロック部の損傷等を生じにくくできる。
なお、受け部が本体第1側部および本体第2側部の内側面に設けられても、第1ロック部と第2ロック部とが本体幅方向に対向配置されずに長手方向にずれて設けられているので、本体に収納される電線が各受け部を避けるように蛇行した状態で収納されることで、本体の幅寸法が大きくなることを抑制できる。これに対し、本体第1側部および本体第2側部の内側面に本体幅方向に対向して第1ロック部と第2ロック部とが設けられた場合は、第1ロック部と第2ロック部との間隔を収納される電線の太さに設定しなければならず、本体の幅寸法が大きくなってしまう。
) 上記()の構成のプロテクタであって、前記受け部が、前記本体に収容される前記電線に当接する突出長を有して前記内側面に突設されていることを特徴とするプロテクタ。
上記()の構成のプロテクタによれば、本体に収容された電線が、内側面から突出する受け部に当接され、電線が本体内でがたつかなくなる。即ち、受け部が電線のがた防止突起として兼用される。また、電線は、長手方向の複数箇所で受け部に当接されるので、長手方向への移動が規制され、本体内面との擦れが防止される。
なお、受け部が電線に当接して本体第1側部および本体第2側部が外側方に押し広げられても、第1ロック部と第2ロック部とが本体幅方向に対向配置されずに長手方向にずれて設けられているので、蓋体を本体にロックする際への影響を小さくすることができる。これに対し、本体第1側部および本体第2側部の内側面に本体幅方向に対向して第1ロック部と第2ロック部とが設けられた場合は、本体幅方向に対向した位置にある本体第1側部と本体第2側部とが電線に当接した受け部によってそれぞれ押し広げられ、蓋体が本体にロックし難くなってしまう。
本発明に係るプロテクタによれば、蓋体の装着性を良好にすることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係るプロテクタの分解斜視図である。 図1に示したプロテクタの本体の平面図である。 図1に示したプロテクタの蓋体の平面図である。 図2に示した本体を同図の右上方から見た斜視図である。 図3に示した蓋体を同図の右上方から見た斜視図である。 図4のVI−VI断面矢視図である。 従来のプロテクタの分解斜視図である。 従来の他のプロテクタの分解斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図6に示すように、本実施形態に係るプロテクタ11は、互いに組み合わされて電線13(図6参照)を収納可能な長尺状の筒体を形成する本体15および蓋体17を有する。本体15は、電線13を挟み対峙する本体第1側部19および本体第2側部21を有する。本体第1側部19および本体第2側部21は、電線13に沿って配設される長尺の底板部23(図2参照)の長手方向に沿う両側から起立する。つまり、本体15は、長手方向に直交する断面形状が、上方の開放されたU字形状とされている。この上方の開放部分は、本体内方の電線収容空間25を開放する本体開口部27となる(図2参照)。
本実施形態のプロテクタ11において、本体15には2本の電線13が収容される。そこで、底板部23には、本体第1側部19と本体第2側部21との中間部に隔壁部29が起立して設けられ、隔壁部29は電線収容空間25を長手方向に沿って二分割している。
本体15は、直線状に形成されてもよく、本実施形態のように湾曲して形成されてもよい。図2に示すように、本体15の長手方向一端側(図2中、右端側)には、一端側電線導出入部31が形成され、本体15の長手方向他端側(図2中、左端側)には、他端側電線導出入部33が形成されている。本体15には、一端側電線導出入部31の外側に、車体固定用係止突起35が付設されている。また、本体15の他端側電線導出入部側の本体第2側部21には、車体固定用係止孔37が形成される車体固定用ブラケット部39が形成されている。
図3に示すように、蓋体17は、本体15の平面視の形状、即ち、本体開口部27に倣った形状に形成される。蓋体17は、電線13に沿う両側が、蓋体第1縁部41および蓋体第2縁部43となる。本実施形態において、この蓋体第1縁部41および蓋体第2縁部43は、本体15に向かって湾曲して曲げられたR曲げ部45として形成される。このR曲げ部45は、本体15の本体第1側部19および本体第2側部21の外側に被せられる。
本実施形態の本体15および蓋体17は、本体第1側部19および蓋体第1縁部41の長手方向に沿って間隔をあけて複数設けられ相互に係合する第1ロック部47と、隣接する第1ロック部47の間と対向配置されて本体第2側部21および蓋体第2縁部43の長手方向に沿って複数設けられ相互に係合する第2ロック部49と、を備える。ここで、本実施形態におけるプロテクタ11は、部分的に第1ロック部47同士と第2ロック部49同士のピッチが異なったり、部分的に交互に配置されていなかったりしている。即ち、隣接する第1ロック部47の間部分と対向配置される第2ロック部49は、第1ロック部47のピッチに対して1/2ピッチ分ずれて、且つ必ず交互に配置されていなければならないというものではなく、車体等の取り付け部に対するプロテクタ11のレイアウト等に応じて、部分的に第1ロック部47同士と第2ロック部49同士のピッチが異なったり、部分的に交互に配置されていなかったりしてもよい。勿論、第1ロック部47同士と第2ロック部49同士のピッチが同一で、且つ第1ロック部47と第2ロック部49とが、プロテクタ11の長手方向に沿って1/2ピッチ分ずれて交互に配置されていてもよいことは云うまでもない。
第1ロック部47および第2ロック部49は、本体第1側部19および本体第2側部21のそれぞれに設けられる枠状の受け部51と、蓋体第1縁部41および蓋体第2縁部43のそれぞれに設けられ受け部51に挿入係合される係合片53とを有する。受け部51は、本体第1側部19および本体第2側部21の内側面55(図1及び図2参照)に設けられている。
受け部51は、例えば図2及び図4に示すように、本体第1側部19および本体第2側部21の内側面55に、枠状の側部が突出されている。この枠状の受け部51の上面は、矩形の係合片挿入開口部57となって開口している。受け部51は、本体第1側部19および本体第2側部21の一部分が切欠部59となって切り欠かれることで、係合片挿入開口部57が外方に開放されている。受け部51は、内側面が底板部23に連続して形成される。従って、電線収容空間25は、受け部51を介して外方へは開放されていない。受け部51は、切欠部59の上方が係合梁部61となる。
枠状の側部が内側面55から突出する受け部51は、本体15の電線収容空間25に収容される電線13に当接する突出長d(図6参照)を有して内側面55に突設されている。本実施形態では、受け部51と隔壁部29との間隔が、電線13の直径と同一か、それよりも若干小さく設定されている。
本実施形態では、本体15の底板部23に隔壁部29が設けられ、長手方向に二分割された電線収容空間25のそれぞれに、合計2本の電線13が収容されるが、本発明に係るプロテクタ11は、隔壁部29が設けられず、1本の電線13が収容されるものであってもよい。また、電線13は、複数の電線を束状に纏めた一つの電線束であってもよい。
蓋体第1縁部41および蓋体第2縁部43のそれぞれに設けられる係合片53は、R曲げ部45を切り欠いた凹部63(図3参照)から本体15に向かって突出される。すなわち、凹部63の底辺部から矩形板状となって突出される。この係合片53の外面には係合爪65(図3参照)が突設され、係合爪65は係合片挿入開口部57に係合片53が挿入されることで、係合梁部61(図4参照)に係合して、係合片53を受け部51に抜け止めする。
なお、プロテクタ11の一端側電線導出入部31には、第1ロック部47および第2ロック部49とは異なる対称ロック部71(図1参照)が設けられている。対称ロック部71は、対峙する本体第1側部19および本体第2側部21の長手方向の同一位置に本体幅方向に対向配置された枠状の受け部67と、蓋体第1縁部41および蓋体第2縁部43のそれぞれに設けられ受け部67に挿入係合される係合片69とを有する。これにより、プロテクタ11の一端側電線導出入部31においては、本体15と蓋体17とを両側部で確実に固定でき、片側が非固定となることによる容易な外れが防止されている。
次に、上記構成を有するプロテクタ11の作用を説明する。
本実施形態に係るプロテクタ11では、第1ロック部47と第2ロック部49とが互いに本体幅方向に対向配置されておらず、隣接する第1ロック部47と第2ロック部49との距離Yが、互いに本体幅方向に対向配置された最短距離Xの場合に比べ長くなる(図2参照)。そこで、本体15に長手方向の一端側から蓋体17を合わせて本体第1側部19および本体第2側部21に係合する際、第1ロック部47と第2ロック部49とを交互に一つずつ順番に嵌める際の隣接する第1ロック部47と第2ロック部49との間隔が広くなり、蓋体17をロック時に撓み易くすることができるので、蓋体17を本体15にロックする力が小さくて済む。これに対し、例えば対称ロック部71のように互いに本体幅方向に対向配置された最短距離Xの場合、隣接する対称ロック部71の間隔が狭く、蓋体17がロック時に撓み難くなる。そのため、一方のロック部を嵌めた後に他方のロック部を嵌めようとしても、他方のロック部が嵌め難くなる。また、互いに本体幅方向に対向配置されているロック部を同時に嵌めようとすると、蓋体17を本体15にロックする力が大きくなってしまう。なお、本実施形態おける対称ロック部71は、プロテクタ11の一端側電線導出入部31に設けられているので、プロテクタ11の中間部に設けられた場合に比べて蓋体17がロック時に撓み易くなっている。
また、同一長さのプロテクタ11に同一数の第1ロック部47と第2ロック部49とが設けられる場合において、本構成のように、第1ロック部47と第2ロック部49とが本体幅方向に対向配置されておらず交互に長手方向に沿ってずれて設けられることで、ロック部が互いに本体幅方向に対向配置されて長手方向にずれていない従来の構成に比べ、蓋体17の固定されていない距離(プロテクタ11の長手方向に沿った各ロック部47,49の間隔)が短くなる。これにより、筒体のプロテクタ11が変形させられた場合の蓋体17の変形抑止作用が高まる。
従って、本実施形態に係るプロテクタ11によれば、蓋体17の装着性を良好にすることができる。
また、本実施形態に係るプロテクタ11では、第1ロック部47および第2ロック部49の受け部51が本体第1側部19および本体第2側部21の内側面に設けられているので、第1ロック部47および第2ロック部49が、筒体のプロテクタ外表面から突出されないので、車体等への取り付け時、他部材が引っ掛かる等の干渉を生じなくすることができ、取り付け性を高めることができる。また、第1ロック部47および第2ロック部49が、筒体のプロテクタ外表面から突出されないので、例えば車体取り付け後に路面からの飛び石等が衝突する外部力が作用することによる第1ロック部47および第2ロック部49の損傷等を生じにくくできる。
なお、受け部51が本体第1側部19および本体第2側部21の内側面55に設けられても、第1ロック部47と第2ロック部49とが本体幅方向に対向配置されずに長手方向にずれて設けられているので、本体15に収納される電線13が各受け部51を避けるように蛇行した状態で収納されることで、本体15の幅寸法が大きくなることを抑制できる。これに対し、本体第1側部19および本体第2側部21の内側面55に本体幅方向に対向して第1ロック部47と第2ロック部49とが設けられた場合は、第1ロック部47と第2ロック部49との間隔を収納される電線13の太さに設定しなければならず、本体15の幅寸法が大きくなってしまう。
更に、本体15に収容された電線13が、内側面55から突出する受け部51に当接され、電線13が本体15内でがたつかなくなる。即ち、受け部51が電線13のがた防止突起として兼用され、簡素な構造で電線13のがたつきが防止できる。また、電線13は、長手方向の複数箇所で受け部51に当接されるので、長手方向への移動が規制され、本体内面との擦れが防止される。
なお、受け部51が電線13に当接して本体第1側部19および本体第2側部21が外側方に押し広げられても、第1ロック部47と第2ロック部49とが本体幅方向に対向配置されずに長手方向にずれて設けられているので、蓋体17を本体15にロックする際への影響を小さくすることができる。これに対し、本体第1側部19および本体第2側部21の内側面55に本体幅方向に対向して第1ロック部47と第2ロック部49とが設けられた場合は、本体幅方向に対向した位置にある本体第1側部19と本体第2側部21とが電線13に当接した受け部51によってそれぞれ押し広げられ、蓋体17が本体15にロックし難くなってしまう。
また、受け部51は、内側面が底板部23に連続して形成されるので、電線収容空間25は、受け部51を介して外方へは開放されていない。蓋体17の凹部63から侵入した水を係合片挿入開口部57に導入し、切欠部59を介して本体15の外部へ排出することができる。これにより、電線収容空間25へ水を入りにくくできる。
なお、本発明のプロテクタは、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11…プロテクタ
13…電線
15…本体
17…蓋体
19…本体第1側部
21…本体第2側部
41…蓋体第1縁部
43…蓋体第2縁部
47…第1ロック部
49…第2ロック部
51…受け部
53…係合片
55…内側面
d…突出長

Claims (2)

  1. 互いに組み合わされて電線を収納可能な長尺状の筒体を形成する本体および蓋体と、
    前記電線を挟み対峙する前記本体の本体第1側部および本体第2側部と、
    前記電線に沿う前記蓋体の蓋体第1縁部および蓋体第2縁部と、
    前記本体第1側部および前記蓋体第1縁部の長手方向に沿って間隔をあけて複数設けられ相互に係合する第1ロック部と、
    隣接する前記第1ロック部の間部分と対向配置されて前記本体第2側部および前記蓋体第2縁部の長手方向に沿って複数設けられ相互に係合する第2ロック部と、
    を備え
    前記第1ロック部および前記第2ロック部が、前記本体第1側部および前記本体第2側部のそれぞれに設けられる枠状の受け部と、前記蓋体第1縁部および前記蓋体第2縁部のそれぞれに設けられ前記受け部に挿入係合される係合片とを有し、
    前記受け部が前記本体第1側部および前記本体第2側部の内側面に設けられ、
    前記蓋体第1縁部および前記蓋体第2縁部は、前記本体に向かって湾曲して曲げられたR曲げ部として形成され、前記R曲げ部は、前記本体第1側部および前記本体第2側部の外側に被せられており、
    前記係合片は、前記R曲げ部を切り欠いた凹部の底辺部から前記本体に向かって突出していることを特徴とするプロテクタ。
  2. 前記受け部が、前記本体に収容される前記電線に当接する突出長を有して前記内側面に突設されていることを特徴とする請求項に記載のプロテクタ。
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