JP5985262B2 - 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、光ビームにより被走査体を走査する光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置に関する。
例えば、電子写真方式の画像形成装置では、感光体(被走査体)表面を均一に帯電させてから、光ビームにより感光体表面を走査して、静電潜像を感光体表面に形成し、トナーにより感光体表面の静電潜像を現像して、感光体表面にトナー像を形成し、トナー像を感光体から記録用紙に転写している。
光ビームによる感光体表面の走査は、光走査装置により行われる。この光走査装置では、光ビームを出射する半導体レーザ等の発光素子、光ビームを反射するポリゴンミラー等の複数のミラー、光ビームを偏向するfθレンズ等の複数のレンズを備え、半導体レーザの光ビームを各ミラー及び各レンズ等の光学部材により感光体表面へと導き、光ビームにより感光体表面を走査して、感光体表面に静電潜像を形成する。
ところで、発光素子が接続される駆動基板には、発光素子の駆動回路を形成し、この駆動基板には、駆動回路を制御するための制御回路が形成された制御基板を接続することがある。例えば、駆動基板と制御基板とをフレキシブルハーネスを介して接続したり、各基板のコネクタ同士を直接接続したりする(Board to Board)。
しかしながら、フレキシブルハーネスを用いた場合は、複数の長い配線が引き回されるので、ノイズの影響を受け易いという欠点がある。
一方、各基板のコネクタ同士の直接接続を用いた場合は、ノイズの影響を受け難いものの、制御基板からコネクタを通じて駆動基板へと振動や負荷が伝わって、駆動基板に接続された発光素子の光出射面の位置及び向きがずれ、発光素子から出射された光ビームによる感光体表面の走査位置がずれることがある。このため、制御基板を弾性部材により支持して、制御基板に作用した振動や負荷を弾性部材で吸収緩和することが考えられる。
例えば、特許文献1では、第1及び第2基板のコネクタ同士を接続した上で、第1基板を固定し、第2基板を弾性部材のみで支持しており、第2基板に作用した振動や負荷を弾性部材で吸収緩和して、第2基板からコネクタを通じて第1基板へと振動や負荷が伝わらないようにしている。
実開平5−2528号公報
しかしながら、特許文献1のように第2基板を弾性部材のみで支持した場合は、第2基板の大きな変位が可能になるので、第2基板の変位により第1及び第2基板のコネクタ同士の接続が緩くなったり抜けたりすることがあった。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、第1及び第2基板のコネクタ同士の接続が緩くなったり抜けたりすることがなく、また第2基板からコネクタを通じて第1基板へと振動や負荷が伝わらないようにすることが可能な光走査装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の光走査装置は、発光素子を位置決め固定し、前記発光素子から出射された光ビームにより被走査体を走査する光走査装置であって、第1コネクタを有し、前記発光素子に接続された第1基板と、前記第1コネクタに接続された第2コネクタを有する第2基板とを備え、前記第1基板が固定され、前記第2基板の複数の部位が支持されており、前記各部位は、弾性部材により弾性的に支持された弾性支持部位及び締結部材により固定された固定部位からなる。
このような本発明の光走査装置では、第1基板の第1コネクタと第2基板の第2コネクタとを直接接続(Board to Board)しているので、ノイズの影響を受け難い。また、第2基板の弾性支持部位を弾性部材により弾性的に支持しているので、第2基板に振動や負荷が作用しても、これらの振動や負荷が弾性部材で吸収緩和され、第2基板から第1及び第2コネクタを通じて第1基板へと振動や負荷が伝わり難く、第1基板に接続された発光素子の光出射面がずれることはない。また、第2基板の固定部位を締結部材により固定しているので、第2基板の振動や負荷による該第2基板及び第2コネクタの変位が制限され、第1及び第2コネクタの接続が緩くなったり抜けたりすることがない。
すなわち、第2基板の弾性支持部位と固定部位とを適宜混在させることにより第2基板に作用した振動や負荷を制御して、振動や負荷が第1及び第2コネクタを通じて第1基板へと伝わり難くなるようにし、かつ第2基板及び第2コネクタの変位を制限して、第1及び第2コネクタの接続が緩くなったり抜けたりすることがないようにしている。
また、本発明の光走査装置においては、前記弾性支持部位は、前記固定部位よりも前記第2コネクタに近い。
この場合は、第2基板に作用した振動や負荷が第2コネクタの近くの弾性支持部位で吸収緩和されるので、第2コネクタから第1コネクタを通じて第1基板へと伝わる振動や負荷が確実に低減される。
更に、本発明の光走査装置においては、前記弾性支持部位は、前記第2コネクタを通って該第2コネクタの長手方向に延びる仮想直線上にある。
このように第2コネクタの長手方向に延びる仮想直線上に弾性支持部位を設けた場合も、第2コネクタから第1コネクタを通じて第1基板へと伝わる振動や負荷が確実に低減される。
また、本発明の光走査装置においては、前記弾性部材は、前記第2基板に対して垂直方向の前記弾性支持部位の変位を許容する。
第2基板が該第2基板に対して垂直方向に振動したり変位(変形)したりし易いので、この方向において弾性支持部位の弾性部材が振動や負荷を吸収緩和すれば、第2コネクタから第1コネクタを通じて第1基板へと伝わる振動や負荷を効果的に低減させることができる。
更に、本発明の光走査装置においては、前記発光素子と前記第1コネクタとは、前記発光素子の光軸と直交する方向に互いにずれている。
この場合は、第1及び第2コネクタにかかった負荷が発光素子にはかかり難くなる。
また、本発明の光走査装置においては、前記第1コネクタと前記第2コネクタとは、前記光走査装置の筐体又はフレームに形成された開口部を通じて接続されている。
この場合は、第1及び第2基板間の熱対流を概ね遮断して、発光素子に対する温度変化の影響を低減させることができる。また、第2基板を該第2基板の着脱が容易な箇所に設けることができる。
更に、本発明の光走査装置においては、前記第1基板と前記2基板とを互いに直交させて配置している。
第2基板が該第2基板に対して垂直方向に振動したり変位(変形)したりし易いので、第1基板と第2基板が互いに直交していると、第2基板の振動や変位により第1基板が大きく変位して、第1基板に接続された発光素子の光出射面がずれる可能性が高くなる。このため、本発明の適用が特に有効となる。
一方、本発明の画像形成装置は、上記本発明の光走査装置により被走査体上に潜像を形成し、前記被走査体上の潜像を可視像に現像して、前記可視像を前記被走査体から用紙に転写形成する。
このような本発明の画像形成装置においても、上記本発明の光走査装置と同様の作用効果が得られる。
本発明では、第1基板の第1コネクタと第2基板の第2コネクタとを直接接続(Board to Board)しているので、ノイズの影響を受け難い。また、第2基板の弾性支持部位を弾性部材により弾性的に支持しているので、第2基板に振動や負荷が作用しても、これらの振動や負荷が弾性部材で吸収緩和され、第2基板から第1及び第2コネクタを通じて第1基板へと振動や負荷が伝わり難く、第1基板に接続された発光素子の光出射面がずれることはない。また、第2基板の固定部位を締結部材により固定しているので、第2基板の振動や負荷による該第2基板及び第2コネクタの変位が制限され、第1及び第2コネクタの接続が緩くなったり抜けたりすることがない。また、弾性支持部位は、固定部位よりも第2コネクタに近いので、第2基板に作用した振動や負荷が第2コネクタの近くの弾性支持部位で吸収緩和されるので、第2コネクタから第1コネクタを通じて第1基板へと伝わる振動や負荷が確実に低減される。
すなわち、第2基板の弾性支持部位と固定部位とを適宜混在させることにより第2基板に作用した振動や負荷を制御して、振動や負荷が第1及び第2コネクタを通じて第1基板へと伝わり難くなるようにし、かつ第2基板及び第2コネクタの変位を制限して、第1及び第2コネクタの接続が緩くなったり抜けたりすることがないようにしている。
本発明の光走査装置の一実施形態を備えた画像形成装置を示す断面図である。 上蓋を外した状態での光走査装置の要部を示す斜視図である。 光走査装置の光学系を概略的に示す斜視図である。 半導体レーザ等のホルダー、駆動基板、制御基板、及び光走査装置の筐体等を示す断面図である。 光走査装置の筐体を省略した状態で、半導体レーザ等のホルダー、駆動基板、及び制御基板を示す斜視図である。 光走査装置の筐体を省略した状態で、半導体レーザ等のホルダー、駆動基板、及び制御基板を該制御基板の裏面側から見て示す斜視図である。 制御基板の固定部位及び弾性支持部位を該制御基板の裏面側から見て模式的に示す平面図である。 制御基板の弾性支持部位の支持構造を拡大して示す断面図である。 (a)〜(e)は、制御基板の固定部位の位置及び弾性支持部位の位置の変形例を該制御基板の裏面側から見て模式的に示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1は、本発明の光走査装置の一実施形態を適用した画像形成装置を示す断面図である。この画像形成装置1は、モノクロ画像を記録用紙に形成するものであり、その構成を大別すると、原稿搬送部(ADF)11、画像読取り部12、印刷部13、記録用紙搬送部14、及び給紙部15等からなる。
原稿搬送部11では、原稿を1枚ずつ原稿セットトレイ21から引き出して原稿搬送経路22を通じて搬送し、この原稿を排紙トレイ23に排出する。
画像読取り部12は、原稿の搬送中に、第1走査ユニット24の光源によって原稿表面を照明し、第1及び第2走査ユニット24、25のミラーによって原稿表面からの反射光を結像レンズ26へと導き、結像レンズ26によって原稿表面の画像をCCD(Charge Coupled Device)27上に結像する。CCD27は、原稿表面の画像を主走査方向に繰り返し読取り、原稿表面の画像を示す画像データを出力する。また、CIS28(Contact Image Sensor)は、原稿の搬送中に、原稿裏面を照明して、原稿裏面の画像を主走査方向に繰り返し読取り、原稿裏面の画像を示す画像データを出力する。
また、原稿が画像読取り部12上面のプラテンガラス29上に置かれた場合は、第1及び第2走査ユニット24、25を相互に所定の速度関係を維持しつつ移動させ、第1走査ユニット24の光源によってプラテンガラス29上の原稿表面を露光し、第1及び第2走査ユニット24、25のミラーによって原稿表面からの反射光を結像レンズ26へと導き、結像レンズ26によって原稿表面の画像をCCD27上に結像する。
CCD27、CIS28から出力された画像データは、マイクロコンピュータ等の制御回路により各種の画像処理を施されてから、印刷部13に出力される。
次に、印刷部13は、画像データによって示される原稿を用紙に記録するものであって、感光体ドラム31、帯電装置32、光走査装置33、現像装置34、転写装置35、クリーニング装置36、及び定着装置37等を備えている。
感光体ドラム31は、一方向に回転しており、その表面をクリーニング装置36によりクリーニングされてから、その表面を帯電装置32により均一に帯電される。光走査装置33は、画像データを入力し、この画像データに応じて光ビーム(レーザ光)を変調し、この光ビームを感光体ドラム31に照射して、感光体ドラム31表面に静電潜像を形成する。現像装置34は、トナーを感光体ドラム31表面に供給して、静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラム31表面に形成する。転写装置35は、感光体ドラム31表面のトナー像を記録用紙搬送部14により搬送されてきた記録用紙に転写する。定着装置37は、記録用紙を加熱及び加圧して、記録用紙上のトナー像を定着させる。この後、記録用紙は、排紙トレイ38へと更に搬送されて排出される。
記録用紙搬送部14は、記録用紙を搬送するための複数の搬送ローラ41、レジストローラ42、搬送経路43、及び排紙ローラ46等を備えおり、記録用紙を給紙部15から受け取って、記録用紙の先端をレジストローラ42に突き当てて揃えた後、記録用紙を印刷部13の転写装置35へと搬送し、更に排紙ローラ46により記録用紙を排紙トレイ38へと搬送する。
給紙部15は、複数の給紙トレイ51を備えている。各給紙トレイ51は、記録用紙を蓄積しておくためのトレイであり、ピックアップローラ52により記録用紙を一枚ずつ引き出して記録用紙搬送部14の搬送経路43へと送り出す。
次に、本実施形態の光走査装置33の構成について図2、図3を用いて詳細に説明する。図2は、上蓋を外した状態での光走査装置33の要部を示す斜視図である。また、図3は、光走査装置33の光学系を概略的に示す斜視図である。尚、図3では、光学系を図2の背面側から見て示している。
図2に示すように光走査装置33の筐体53の内部には、半導体レーザ(LD)101、ポリゴンミラー102、コリメータレンズ103、凹レンズ104、アパチャー113、シリンドリカルレンズ105、中間ミラー106、第1fθレンズ107、第2fθレンズ108、及び出射折り返しミラー109等が配置されている。
図3に示すように光走査装置33では、半導体レーザ101から出射された光ビームBMをミラーやレンズ等により矢印方向に回転駆動されているポリゴンミラー102の反射面へと導き、光ビームBMをポリゴンミラー102の反射面で反射して偏向させ、更に反射された光ビームBMをミラーやレンズ等により感光体ドラム31へと導き、光ビームBMにより感光体ドラム31の表面を主走査方向Yに繰り返し走査している。
半導体レーザ101からポリゴンミラー102までの光路には、半導体レーザ101からポリゴンミラー102へと向う順に、コリメータレンズ103、凹レンズ104、アパチャー113、シリンドリカルレンズ105、中間ミラー106等の各光学部材が配置されている。
コリメータレンズ103は、半導体レーザ101から出射された光ビームBMを平行光に変換する。凹レンズ104は、平行光に一旦変換された光ビームBMを拡散させる。シリンドリカルレンズ105は、副走査方向Xについて光ビームBMを再度収束させ、副走査方向Xと直交する主走査方向Yについて光ビームBMをそのまま拡散光として出射する。中間ミラー106は、シリンドリカルレンズ105からの光ビームBMを反射し、ポリゴンミラー102に入射させる。
また、ポリゴンミラー102から感光体ドラム31までの光路には、ポリゴンミラー102から感光体ドラム31へと向う順に、第1fθレンズ107、第2fθレンズ108、及び出射折り返しミラー109等の各光学部材が配置されている。
第1fθレンズ107は、副走査方向Xについてポリゴンミラー102で反射された光ビームBMを平行光に変換し、主走査方向Yについてポリゴンミラー102で反射された平行光の光ビームBMを感光体ドラム31の表面で所定のビーム径となるように集光して出射する。また、第1fθレンズ107は、ポリゴンミラー102の等角速度運動により主走査方向Yに等角速度で偏向されている光ビームBMを感光体ドラム31上の主走査線上で等線速度で移動するように変換する。
第2fθレンズ108は、副走査方向Xについて第1fθレンズ107で平行光となった光ビームBMを感光体ドラム31上で所定のビーム径となるように集光し、主走査方向Yについて第1fθレンズ107で収束光となった光ビームBMをそのまま感光体ドラム31に入射させる。
出射折り返しミラー109は、第2fθレンズ108を透過した光ビームBMを反射し、光ビームBMを筐体53の底板53aのスリット53bを介して感光体ドラム31に入射させる。この結果、光ビームBMのスポットが感光体ドラム31の表面に形成され、光ビームBMにより感光体ドラム31の表面が主走査される。
また、ポリゴンミラー102で反射された光ビームBMは、該光ビームBMによる感光体ドラム31の主走査が開始される直前に、検出ミラー111で反射されてBDセンサ112に入射する。BDセンサ112は、感光体ドラム31の主走査を開始する直前のタイミングで光ビームBMを受光して、この主走査開始直前のタイミングを示すBD信号を出力する。このBD信号に応じて光ビームBMによる感光体ドラム31の主走査の開始タイミングが判定され、画像データに応じた光ビームBMの変調が開始される。
このように光走査装置33においては、光ビームBMがポリゴンミラー102の反射面で反射されて偏向され感光体ドラム31に入射して、光ビームBMにより感光体ドラム31の表面が繰返し主走査される。その一方で、感光体ドラム31が回転駆動されるので、光ビームBMにより感光体ドラム31の2次元表面(周面)が走査され、感光体ドラム31の表面に静電潜像が形成される。
次に、半導体レーザ101周辺の構造を詳しく説明する。図4は、半導体レーザ101等を保持するホルダー121、半導体レーザ101が接続された駆動基板122、駆動基板122に搭載された第1コネクタ123、制御基板124、制御基板124に搭載された第2コネクタ125、及び光走査装置33の筐体53等を示す断面図である。また、図5は、筐体53を省略した状態で、ホルダー121、駆動基板122、第1コネクタ123、制御基板124、及び第2コネクタ125の位置関係を示す斜視図である。
図4及び図5に示すように筐体53の上側底板53cには、ビス等(図示せず)によりホルダー121が固定されている。このホルダー121は、壁板121a及び光学部材収納部121bを有しており、光学部材収納部121bに半導体レーザ101、コリメータレンズ103、凹レンズ104、及びアパチャー113が配置され、半導体レーザ101の光ビームBMがコリメータレンズ103、凹レンズ104、及びアパチャー113を通じて出射される。
半導体レーザ101の端子101aは、駆動基板122の実装面に形成された駆動回路に半田付けされており、駆動基板122の駆動回路により半導体レーザ101が駆動されて、半導体レーザ101が発光する。
駆動基板122は、ホルダー121の壁板121aに対して垂直に固定されている。詳しくは、駆動基板122をホルダー121の壁板121aに突設された複数のボス121cに当接させ、複数のビス131を該駆動基板122の各穿孔を通じてそれぞれのボス121cにねじ込んで、駆動基板122をホルダー121の壁板121aに固定している。ホルダー121を筐体53の上側底板53cに固定していることから、駆動基板122をホルダー121を介して筐体53に連結固定しているといえる。
制御基板124の実装面には、駆動基板122の駆動回路を制御する制御回路が形成されており、この制御回路が第1及び第2コネクタ123、125を通じて駆動回路に接続され、制御回路により駆動回路が制御される。
駆動基板122の第1コネクタ123と制御基板124の第2コネクタ125とは、筐体53の下側底板53dに形成された開口部53hを通じて接続されている。従って、下側底板53dは、駆動基板122と制御基板124との間に介在することになり、相互間の熱対流を概ね遮断して、一方の基板の温度上昇の影響が他方の基板に及ぶことを防ぐ。
また、制御基板124は、筐体53の下側底板53dの下面に対して水平に支持されている。このため、制御基板124のメンテナンスや交換を容易に行うことができる。
ところで、このような光走査装置33においては、駆動基板122の第1コネクタ123と制御基板124の第2コネクタ125とを直接接続(Board to Board)しているので、ノイズの影響を受け難いものの、画像形成装置1内部の機械振動あるいはポリゴンミラー102のモーターの振動等が各基板122、124に伝わると、各基板122、124の第1及び第2コネクタ123、125の接続が緩くなったり抜けたりする可能性がある。
また、各基板122、124の振動により駆動基板122に接続された半導体レーザ101の光出射面の位置や向きがずれて、半導体レーザ101から出射された光ビームBMによる感光体ドラム31表面の走査位置がずれる可能性がある。
あるいは、制御基板124から第1及び第2コネクタ123、125を介して駆動基板122へと負荷がかかり、駆動基板122が変位して、半導体レーザ101の光出射面の位置や向きがずれる可能性もある。
特に、駆動基板122が概ね垂直に支持され、制御基板124が概ね水平に支持されて、駆動基板122と制御基板124とが互いに直交し、また制御基板124が該制御基板124に対して垂直方向に振動したり負荷を受けて垂直方向に変位(変形)したりし易いので、制御基板124の振動や変位により駆動基板122が大きく変位して、半導体レーザ101の光出射面の位置や向きが大きくずれる可能性がある。
そこで、本実施形態の光走査装置33では、駆動基板122を固定して、駆動基板122と該駆動基板122に接続された半導体レーザ101との位置関係を安定的に維持しながらも、その一方で制御基板124の複数の部位を圧縮コイルバネにより弾性的に支持したりビスにより固定したりして、制御基板124に作用した振動や負荷を制御し、振動や負荷が第1及び第2コネクタ123、125を通じて駆動基板122へと伝わらないようにし、かつ制御基板124及び第2コネクタ125の変位を制限して、第1及び第2コネクタ123、125の接続が緩くなったり抜けたりすることがないようにしている。
次に、そのような制御基板124の支持構造を詳しく説明する。図6は、筐体53を省略した状態で、ホルダー121、駆動基板122、第1コネクタ123、制御基板124、及び第2コネクタ125の位置関係を該制御基板124の裏面側から見て示す斜視図である。また、図7は、ビスにより固定された制御基板124の固定部位P1と圧縮コイルバネにより弾性的に支持された制御基板124の弾性支持部位P2とを該制御基板124の裏面側から見て模式的に示す平面図である。
まず、図7に示すように半導体レーザ101は、第1コネクタ123の中心に対して半導体レーザ101の光ビームBM(光軸)と直交する方向にずらされて配置されている。これにより、第1及び第2コネクタ123、125に負荷がかかっても、半導体レーザ101が受けるその負荷の影響を低減させている。
また、図6及び図7に示すように制御基板124の3つの角近傍の固定部位P1を、3本のビス132により締結して固定している。詳しくは、図4に示すように筐体53の下側底板53dの下面に突設された各ボス53eに制御基板124の各固定部位P1を当接させ、3本のビス132を制御基板124の各固定部位P1の穿孔を通じてそれぞれのボス53eにねじ込んで、制御基板124の各固定部位P1を固定している。
また、第2コネクタ125の長手方向に延びて該第2コネクタ125の中央を通る仮想直線E上で、第2コネクタ125の両側に制御基板124の2つの弾性支持部位P2を設定し、各圧縮コイルバネにより各弾性支持部位P2を弾性的に支持している。
図8は、制御基板124の弾性支持部位P2の支持構造を拡大して示す断面図である。図8に示すように筐体53の下側底板53dの下面に突設されたボス53eに制御基板124の弾性支持部位P2を当接させ、コイルバネ134を段付きビス133の柱部133aに通して、段付きビス133の雄ねじ部133bを制御基板124の弾性支持部位P2の穿孔を通じてボス53eにねじ込み、段付きビス133の柱部133aをボス53eの下方に突出させる。これにより、段付きビス133の頭部133cと制御基板124の弾性支持部位P2との間にコイルバネ134が挟み込まれて圧縮され、圧縮されたコイルバネ134により弾性支持部位P2がボス53eに押し付けられて支持される。この圧縮されたコイルバネ134は、ボス53eから垂直下方向への弾性支持部位P2の変位を許容する。
尚、圧縮されたコイルバネ134の代りに、弾性を有する合成樹脂材等を用いてもよく、また弾性支持部位P2を弾性的に支持することができれば、他の支持構造を適用しても構わない。
このような構成においては、制御基板124の各弾性支持部位P2をコイルバネ134により弾性的に支持しているので、制御基板124に振動や負荷が作用しても、制御基板124に作用した振動や負荷がコイルバネ134で吸収緩和されて、制御基板124から第1及び第2コネクタ123、125を通じて駆動基板122へと振動や負荷が伝わり難く、駆動基板122に接続された半導体レーザ101の光出射面がずれることはない。
しかも、制御基板124の各弾性支持部位P2は、各固定部位P1よりも第1及び第2コネクタ123、125に近く、また第2コネクタ125の長手方向の仮想直線E上で該第2コネクタ125の両側に設けられていることから、制御基板124に作用した振動や負荷が第1及び第2コネクタ123、125に伝わる前に各弾性支持部位P2のコイルバネ134で確実に吸収緩和され、振動や負荷が第1及び第2コネクタ123、125を通じて駆動基板122へとより伝わり難くなる。
また、制御基板124の各固定部位P1を各ビス132により固定しているので、制御基板124の振動や負荷による該制御基板124及び第2コネクタ125の変位が制限され、第1及び第2コネクタ123、125の接続が緩くなったり抜けたりすることがない。更に、制御基板124の各弾性支持部位P2を仮想直線E上で該第2コネクタ125の両側に設けているので、第2コネクタ125の両側で制御基板124の振動や負荷がバランス良く吸収緩和され、第1及び第2コネクタ123、125が互いに傾斜して抜け易くなるという状態にはなり難い。
すなわち、制御基板124の弾性支持部位P2と固定部位P1とを適宜混在させることにより制御基板124に作用した振動や負荷を制御して、振動や負荷が第1及び第2コネクタ123、125を通じて駆動基板122へと伝わり難くなるようにし、かつ制御基板124及び第2コネクタ125の変位を制限して、第1及び第2コネクタ123、125の接続が緩くなったり抜けたりすることがないようにしている。
図9(a)〜(e)は、制御基板124の固定部位P1の位置及び弾性支持部位P2の位置の変形例を制御基板124の裏面側から見て模式的に示す平面図である。
図9(a)では、図7に示す固定部位P1の位置及び弾性支持部位P2の位置と比較すると、制御基板124の1つの角近傍の固定部位P1を弾性支持部位P2に変更している。これにより、制御基板124に作用した振動や負荷がより抑制される。
図9(b)では、図7に示す固定部位P1の位置及び弾性支持部位P2の位置と比較すると、制御基板124の1つの角近傍の固定部位P1を弾性支持部位P2に変更し、また第2コネクタ125の片側の弾性支持部位P2を省略している。この場合は、各固定部位P1と各弾性支持部位P2とが同数となり、制御基板124に作用した振動や負荷の抑制と制御基板124及び第2コネクタ125の変位の制限とをバランスよく実施することができる。
図9(c)では、図7に示す固定部位P1の位置及び弾性支持部位P2の位置と比較すると、制御基板124の1つの角近傍の固定部位P1を弾性支持部位P2に変更し、また第2コネクタ125の片側の弾性支持部位P2を省略し、更に制御基板124の2つの角近傍の弾性支持部位P2の中央に第1及び第2コネクタ123、125を配置している。この場合は、第2コネクタ125の両側で制御基板124の振動がよりバランス良く吸収緩和され、第1及び第2コネクタ123、125が互いに傾斜して抜け易くなるという状態にはならない。
図9(d)では、図7に示す固定部位P1の位置及び弾性支持部位P2の位置と比較すると、制御基板124の1つの角近傍の固定部位P1を弾性支持部位P2に変更し、また第2コネクタ125の片側の弾性支持部位P2を省略し、更に制御基板124の中央に第1及び第2コネクタ123、125を配置している。この場合も、制御基板124に作用した振動や負荷の抑制と制御基板124及び第2コネクタ125の変位の制限とをバランスよく実施することができる。
図9(e)では、図7に示す固定部位P1の位置及び弾性支持部位P2の位置を変更してはいないが、第1及び第2コネクタ123、125の位置をずらして、第2コネクタ125の長手方向に延びて該第2コネクタ125の中央を通る仮想直線Eから各弾性支持部位P2を外している。ただし、各弾性支持部位P2は、各固定部位P1よりも第1及び第2コネクタ123、125の近くにある。この場合も、制御基板124に作用した振動や負荷が第1及び第2コネクタ123、125に伝わる前に各弾性支持部位P2のコイルバネ134で吸収緩和され、振動や負荷が第1及び第2コネクタ123、125を通じて駆動基板122へとより伝わり難くなる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
1 画像形成装置
11 原稿搬送部(ADF)
12 画像読取り部
13 印刷部
14 記録用紙搬送部
15 給紙部
31 感光体ドラム(被走査体)
32 帯電装置
33 光走査装置
34 現像装置
35 転写装置
36 クリーニング装置
37 定着装置
53 筐体
53h 開口部
101 半導体レーザ(発光素子)
102 ポリゴンミラー
103 コリメータレンズ
104 凹レンズ
105 シリンドリカルレンズ
106 中間ミラー
107 第1fθレンズ
108 第2fθレンズ
109 出射折り返しミラー
121 ホルダー
122 駆動基板(第1基板)
123 第1コネクタ
124 制御基板(第2基板)
125 第2コネクタ
131、132 ビス(締結部材)
133 段付きビス
134 コイルバネ(弾性部材)
P1 固定部位
P2 弾性支持部位

Claims (7)

  1. 発光素子を位置決め固定し、前記発光素子から出射された光ビームにより被走査体を走査する光走査装置であって、
    第1コネクタを有し、前記発光素子に接続された第1基板と、
    前記第1コネクタに接続された第2コネクタを有する第2基板とを備え、
    前記第1基板が固定され、前記第2基板の複数の部位が支持されており、前記各部位は、弾性部材により弾性的に支持された弾性支持部位及び締結部材により固定された固定部位からなり、前記弾性支持部位は、前記固定部位よりも前記第2コネクタに近いことを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記弾性支持部位は、前記第2コネクタを通って該第2コネクタの長手方向に延びる仮想直線上にあることを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1または2に記載の光走査装置であって、
    前記弾性部材は、前記第2基板に対して垂直方向の前記弾性支持部位の変位を許容することを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1からのいずれか1つに記載の光走査装置であって、
    前記発光素子と前記第1コネクタとは、前記発光素子の光軸と直交する方向に互いにずれていることを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項1からのいずれか1つに記載の光走査装置であって、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとは、前記光走査装置の筐体又はフレームに形成された開口部を通じて接続されたことを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記第1基板と前記2基板とを互いに直交させて配置したことを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項1からのいずれか1つに記載の光走査装置により被走査体上に潜像を形成し、前記被走査体上の潜像を可視像に現像して、前記可視像を前記被走査体から用紙に転写形成する画像形成装置。
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