JP5983990B2 - 給湯装置 - Google Patents
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Description
例えば、送風機は、直流モータを使用する場合が多いが、直流モータの電源回路(スイッチング回路)が故障した場合、当該電源回路に通電を続けると電源回路の基板が発熱する場合がある。
そのため、送風機が異常を来たした場合には、安全動作に移行させ、送風機に対して通電が行われない様にしてしまうことが望ましい。
ここで、前記した「省エネルギー機能」を備えた給湯装置では、電源遮断回路を備えているから、当該電源遮断回路によって送風機に対して通電が行われないようにしてしまうことが考えられる。すなわち、前記した電源遮断回路によって安全動作を実行させる回路構成とすれば、部品点数を増加させることなく、「省エネルギー機能」と安全動作の実行とを行わしめることができる。
より具体的に説明すると、電源遮断回路が機能すると、送風機だけでなく、湯水循環ポンプについても起動できなくなってしまう。
そのため、例えば寒冷地において、凍結予防運転を行うべき条件となっても、湯水循環ポンプを起動させることができず、凍結予防運転を実行することができない。
しかしながら、重篤な故障を防止するために、湯水循環ポンプを起動させて凍結防止運転を行うべき場合がある。
すなわち、送風機が故障してる場合は、燃焼を開始させるべきではないが、環境温度が極度に低下している場合は、給湯装置内に残留する水が凍結し、配管やホースが破損する場合がある。その結果、給湯装置内に水漏れが生じ、多くの機器を破損してしまう場合がある。
このような事情により、単に送風機が故障し、送風機の回路基板を交換するだけで、元通りに使用することができたはずのものが、凍結予防運転を行わなかったために、多くの機器を損傷してしまい、給湯装置の全面取り替えを余儀なくされる場合がある。
本発明の給湯装置では、機器に所定の異常が生じた場合には、電源遮断手段によって安全動作が実行され、湯水循環ポンプとその他の機器に対する電源供給が遮断される。そのため、機器に異常が生じても安全性は確保される。
その一方で、安全動作の実行中であって前記湯水循環ポンプを駆動するべき条件が成立した場合には、電源遮断手段による電源供給の停止を断続的に解除して、湯水循環ポンプを含む複数の電気回路に対して間欠的に電源供給を行う。そのため通電されている間は湯水循環ポンプが運転される。またこの間は、故障が生じた機器にも電源が供給されるが、電源供給は間欠的であるから、機器が過度に発熱することは無い。そのため、安全動作を実行すべきときに電気回路に電源供給が行われるが、安全性は確保される。
そのため、本発明の給湯装置では、送風機に異常が生じた場合には、安全動作を実行させるため、安全性が高い。
本実施形態の給湯装置1は、基本的な構造に関しては、公知のそれと同様である。すなわち、本実施形態の給湯装置1は、一般給湯運転や風呂落とし込み運転、並びに、追い焚き運転等を実施する「通常運転モード」に加えて、湯水の凍結を防止する凍結防止運転、及び、待機電力の消費量を削減する省エネルギー機能及び安全動作実行機能とが備えられている。そして、本実施形態の給湯装置1では、不測の事態が発生した場合において、凍結防止運転と安全動作の双方を有効的に機能させることができる「電源断続モード」が備えられている。
給湯装置1は、図1に示すように、大別して、給湯系統と追い焚き系統を備えた装置であり、燃料ガスを燃料として燃焼する燃焼部7と、その燃焼部7に内蔵された給湯用熱交換部10及び追い焚き用熱交換部11と、給湯流水系統20と、追い焚き流水系統21と、制御装置2を有している。
そして、電源遮断回路6を経由して風呂ポンプ32と送風機16及びその他の機器45に同時に電力を供給できる構成とされている。
すなわち、風呂ポンプ32及び送風機16では、供給された直流電流が、まずスイッチング回路40、41に入力され、その後、DCモータに出力される。また同様に、その他の各電装機器も、いずれかの機器駆動用電流入力端子33、制御用電流入力端子35を介して、電源経路が構成されている。
なお、マイコン36は、従来公知のCPUと、ROMと、RAM等を備えた集積回路であり、各電装品等との間に各電装品等を制御する信号経路(図3の破線)が設けられている。
そして、本実施形態の給湯装置1では、安全動作が実行される場合と、省エネモードに入った場合に、「遮断状態」となる。
ただし、省エネモードの場合に、給湯装置1の遠隔操作用リモコン(図示しない)の何らかのスイッチが手動で操作された場合には、「通電状態」に切り替わる。
また、本実施形態では、安全動作が実行されている状態であって、凍結予防運転を実行すべき条件が揃った場合には、「通電状態」と「遮断状態」とが交互に切り替わる。すなわち、安全動作が実行されている状態であって、凍結予防運転を実行すべき条件が揃った場合には、電源遮断回路6による電源供給の停止を断続的に解除して、「通電状態」と「遮断状態」とを交互に繰り返し、電気回路に対して間欠的に電源供給を行う。
まず、通常運転モードについて説明する。
なお、以下に説明する通常運転モードは、一般給湯運転、風呂落とし込み運転、並びに、追い焚き運転である。
追い焚き運転は、浴槽5内の湯水を設定温度まで再加熱する動作である、すなわち、追い焚き運転は、浴槽湯水の自動保温運転中に浴槽5内の湯水の温度が所定温度以下であったり、リモコン等による追い焚き運転の要求があれば、追い焚き用熱交換部11を介して、浴槽5内の湯水を設定温度に至るまで加熱する。より具体的には、追い焚き運転の要求があれば、風呂ポンプ32が駆動され、水流センサ34で循環回路19内における水流が確認されたことを条件に、燃焼部7における風呂側のバーナ12が燃焼される。そして、その燃焼によって生成された燃焼ガスで追い焚き用熱交換部11が加熱されて、浴槽5内の湯水が加熱される。なお、風呂ポンプ32を駆動したにも関わらず、水流センサ34で循環回路19内における水流が確認されなければ、燃焼部7は燃焼動作を行うことができないため(追い焚き熱交換部11の空焚き防止のため)、この場合、追い焚き運転が強制的に停止される。
なお、以下に説明する特殊運転モードは、上記したように、凍結防止運転と省エネルギー機能(省電力モード)である。
なお、給湯装置1が通常運転モードのいずれかの運転が開始される場合は、省エネルギー機能は解除され、電源遮断回路6は、「通電状態」となって風呂ポンプ32及び送風機16への電力の供給が再開される。
本実施形態では、機器に異常が発生した場合は、安全動作が実行される。
安全動作が実行される条件としては、例えば、送風機16の異常、バーナ12の火炎の異常や不完全燃焼の発生、機器各部の異常高温、各ポンプの異常、各センサーの異常、各弁の異常等があげられる。
送風機16は、DCモータの回転数を検知する図示しないホール素子等を有し、燃焼量に応じた送風量に制御するべく、回転数制御が行われる。しかしながら、送風機16に何らかの不具合、例えばスイッチング回路41の電源ICや回転フィンの破損等が生じていれば、所望の回転数に制御できない(回転数が著しく低くなる等)場合がある。
そこで、本実施形態では、送風機16の回転数を常時監視し、マイコン36において、その検知した回転数と、予め記憶された燃焼量に応じた回転数とを比較することで、送風機16の故障判定を行っている。なお、マイコン36では、こうして得られた故障情報等を記憶されるが、修理や交換時に人為的に消去することが可能である。
安全動作が実行されると、電源遮断回路6は、「遮断状態」となり、各送風機16その他に供給される電力供給が停止される。
ただし、リモコンに供給される15ボルトのリモコン用直流電源は、電源遮断回路6によって、遮断されることがないから、マイコン36等には電力が供給される。そして、安全動作が実行されると、リモコン等の表示面に所定の表示が現れる。また、それと同時にあるいは替えて、音声等による報知が行われる場合もある。
ここで、先にも説明したように、従来においては、2以上の電装品に対して1つの電源遮断回路6を介して電力が供給されている場合に、安全動作が実行されている状況においては、「凍結防止運転」を有効的に実施することが困難であった。すなわち、その2つの電装品が風呂ポンプ32と送風機16であって、送風機16が何らかの原因で故障した状況下であり、このような場合には、安全運転が実行されて電源遮断回路6は、「遮断状態」となり、風呂ポンプ32に給電することができない。
そして、この状況の中、凍結防止運転を実行するには、電源遮断回路6を「通電状態」にする必要があるが、この「通電状態」にすることによって、風呂ポンプ32だけでなく、送風機16に対しても電力が供給されてしまう。このため、凍結防止運転が実施されると、故障状態の送風機16に電流が流れ、スイッチング回路41が発熱してしまう場合があった。そこで、このような不具合を解消するべく、凍結防止運転を行わない制御を付加することが勘案されるが、凍結防止運転を行わなければ、配管内の湯水が凍結してしまい、配管が破裂してしまうおそれがあるため、凍結防止運転を実施不能にする制御は現実的ではなかった。
以下、「電源断続モード」の凍結防止運転について、図5のフローチャートに従って説明する。
ステップ1で安全動作が実行中であることが確認されると、ステップ2に移行して、凍結防止運転実施条件が成立したか否かが確認される。すなわち、前記したように、循環回路19内に所定期間水流が形成されていない状況で、給湯装置1に取り付けられた図示しない温度検知手段が、一定温度よりも低い温度(例えば氷点下よりも僅かに高い温度)を検知したか否かが確認される。
これにより、風呂ポンプ32及び送風機16への電力供給が断続する。すなわち、風呂ポンプ32及び送風機16には、1分の間、電力が供給可能な通電状態が継続し、
その後、3分の間、電力の供給が停止した遮断状態が継続し、さらにその後、再び1分の間、通電状態が継続されるという一連のサイクルが、前記一定時間が経過するまで実施される。
このように、電源断続モードでは、4分サイクルでその内の1分だけ通電状態となる。
なお、本発明では、電源遮断回路6の通電状態と遮断状態の時間と、風呂ポンプ32の駆動と停止の時間を、同一の時間に設定することなく、図7(a)、(b)に示すように、相互に異なる時間にした設定であっても構わない。
そして、ステップ6で一定時間、電源断続モードの元での凍結防止運転が実施されると、ステップ7に移行し、凍結防止運転を終了すると共に電源断続モードを終了し、ステップ8に移行して安全動作に戻す。
なお、ステップ2で凍結防止運転実施条件が成立しなかった場合や、ステップ5で水流センサ34がオン信号を生成したことが確認されず風呂ポンプ32の駆動が停止(ステップ12)された場合においては、再びステップ1からの動作が実行される。
したがって、本実施形態では、省エネルギー機能を発揮するべく、風呂ポンプ32と送風機16の双方に供給される電力を同時に遮断する電源遮断回路6を備えた構成であっても、凍結防止運転を好適に実施させることができる。すなわち、本実施形態では、「電源断続モード」によって、「凍結防止運転」と「安全動作」の双方を安全且つ有効に実施することができる。
また、本発明では、凍結防止運転を実施する条件の1つとして、外気温度に替えて、給湯流水系統20の水の温度、又は、循環回路19内の湯水の温度を採用しても構わない。
2 制御装置
4 制御基板
6、50 電源遮断回路
16 送風機
19 循環回路
32 風呂ポンプ(湯水循環ポンプ)
33 機器駆動用電流入力端子
41 スイッチング回路
51 リレー接点
Tr トランジスタ
Claims (4)
- 少なくとも湯水循環ポンプを含む複数の機器を備えた給湯装置において、前記湯水循環ポンプを含む複数の電気回路への電源供給を停止する電源遮断手段を備え、前記機器に所定の異常が生じた場合には前記電源遮断手段によって前記複数の電気回路への電源供給を停止する安全動作が実行され、
前記安全動作の実行中であって前記湯水循環ポンプを駆動するべき条件が成立した場合には、前記電源遮断手段による電源供給の停止を断続的に解除して前記湯水循環ポンプを含む複数の電気回路に対して間欠的に電源供給を行うことを特徴とする給湯装置。 - 前記湯水循環ポンプを駆動するべき条件は、凍結予防運転を行うべき条件であることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
- 複数の機器には送風機を含み、
電源遮断手段によって、湯水循環ポンプと送風機への通電が停止される回路構成を有し、送風機に異常が生じた場合に前記安全動作が実行されることを特徴とする請求項1又は2に記載の給湯装置。 - 所定の省電力運転開始条件を満たした場合には、電源遮断手段によって前記複数の電気回路への電源供給を停止して省電力モードに移行することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の給湯装置。
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