JP2008275226A - 温水装置 - Google Patents

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知樹 岸本
Enryu Kimura
艶隆 木村
Shinichi Okamoto
真一 岡本
Reina Kusachi
玲奈 草地
Masayoshi Yasukawa
雅由 保川
晃 ▲高▼林
Akira Takabayashi
Takashi Yashima
崇 八島
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Abstract

【課題】燃焼加熱式の温水装置において、再現性の低い異常が発生した場合においても異常発生部位の特定が容易な温水装置を提供する。
【解決手段】異常が検出されたときに異常ありと判定する前に当該異常の態様に応じた所定の前処理を実行する制御構成を有する燃焼加熱式の温水装置において、異常の態様ごとに、異常ありの判定時とその前処理時のそれぞれについて、当該異常の発生の原因と疑われる部位別の評価ポイントを記憶する評価ポイント記憶手段を設け、コントローラが異常ありと判定した場合と異常ありとの判定には至らず前処理だけで終了した場合の双方について、それぞれ評価ポイントを部位ごとに積算し、この積算値により異常発生部位を予測可能にする。
【選択図】 図2

Description

この発明は温水装置に関し、より詳細には、燃焼加熱式の温水装置において故障が疑われる部位を効率的に特定するための技術に関する。
ガス給湯装置などのいわゆる燃焼加熱式の温水装置においては、装置各部に当該部位の物理量(たとえば、水温、流量、電流値など)を検出するセンサ手段(たとえば温度センサ、流量センサ、電流検出回路など)が設けられ、これらセンサ手段から得られる情報に基づいて温水装置のコントローラ(制御手段)が装置各部に異常がないか(換言すれば温水装置の異常の有無)を判断するとともに、異常ありと判定した場合には燃焼を停止させるなどの所定の安全動作を実行するように構成されている。
そして、このような安全動作が実行された場合、当該温水装置についてサービスマンによるメンテナンス等が行なわれるが、その際、異常発生部位の特定を容易にできるように、発生した異常の態様(たとえば、不着火、途中消炎などどのような異常が発生したか)や異常復旧のためにコントローラが実行した処理の内容(たとえば、不着火や途中消炎時における着火リトライ(再着火)の回数など)を故障履歴として記憶するようにした温水装置が提案されている(たとえば、特許文献1,2参照)。
特開平7−119965号公報 特開平2002−5440号公報
ところで、この種の温水装置に異常が発生する原因としては、装置各部の劣化など器具の故障によるもののほかに、たとえば排気筒からの逆風によって炎が吹き消えするなど器具自体の故障ではなく外的要因による異常など様々であるが、外的要因による異常の場合は、後にサービスマンが点検しても当該異常が再現されないことが多く、故障履歴を確認しただけでは異常発生の原因を突き止めるのが困難な場合があった。
また、器具の劣化による異常の場合であっても劣化の程度によっては異常が再現されないことがあり、メンテナンス時に異常が再現されず、異常なしと判断される場合があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、燃焼加熱式の温水装置において、再現性の低い異常が発生した場合においても異常発生部位の特定が容易な温水装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る温水装置は、センサ手段からの情報に基づいて異常の有無を判断する制御手段を備え、上記制御手段は異常が検出されたときに異常ありと判定する前に当該異常の態様に応じた所定の前処理を実行する制御構成を有する燃焼加熱式の温水装置において、上記異常の態様ごとに、異常ありの判定時とその前処理時のそれぞれについて、当該異常の発生の原因と疑われる部位別の評価ポイントを記憶する評価ポイント記憶手段と、上記部位別の評価ポイントの積算値を記憶する部位別積算値記憶手段とを備え、上記制御手段は、検出した異常について、上記前処理のみが行なわれたか異常ありとの判定にまで至ったかに応じて、上記評価ポイント記憶手段に記憶されたデータに照らして部位別の評価ポイントを取得するとともに取得した評価ポイントを上記部位別積算値記憶手段に記憶された積算値にそれぞれ加算して記憶させる制御構成を有することを特徴とする。
すなわち、本発明の温水装置は、センサ手段から得られる情報(例えば電気信号)に基づいて異常の有無を判断する制御手段は、その判断において異常があると判定する前に当該異常の態様に応じた所定の前処理を実行する制御構成を有している。これは、制御手段で判断される異常のなかには直ちに異常ありと判定するよりも異常を解消するための処理(前処理)を先に行なうのが好ましいものがあることから、それに対応した制御構成である。
そして、制御手段は、異常を検出すると、検出した異常について、上記前処理のみが行なわれたか、それとも異常ありとの判定にまで至ったかに応じて、上記評価ポイント記憶手段に記憶されたデータに照らして部位別の評価ポイントを取得し、この取得した部位別の評価ポイントを部位別積算値記憶手段に記憶された部位別の評価ポイントの積算値にそれぞれ加算して記憶させる。これにより、異常の態様に応じた部位ごとの評価ポイントの積算値が部位別積算値記憶手段に記録される。
したがって、この積算値が大きい値(絶対値)を示す部位ほど異常が頻繁に生じていることが判るようになる。
そして、本発明はその好適な実施態様として、上記評価ポイント記憶手段に記憶される評価ポイントのうち少なくとも上記異常ありの判定時の評価ポイントは、上記異常の態様ごとに当該異常の発生原因となる可能性の高低に応じて当該可能性の高い部位の評価ポイントが可能性の低い部位の評価ポイントよりも大きく設定される。
このように異常の発生原因となる可能性の高低に応じて評価ポイント記憶手段に記憶される部位ごとの評価ポイントに大小差を設定する(つまり可能性に応じた重みづけを行なう)ことにより、異常発生の主たる原因と予想される部位の積算値を大きく際立たせることができる。そのため、部位別積算値記憶手段に記憶される積算値を確認することによって劣化の程度が進んだ部位を予測することが可能となる。
なお、ここで評価ポイントの大小は絶対値を意味する。すなわち、本発明では評価ポイントを加算して得られる積算値によって異常発生部位を特定するためである。
また、本発明はその好適な実施態様として、上記評価ポイント記憶手段に記憶される部位ごとの評価ポイントは、それぞれ、異常ありの判定時の評価ポイントよりも前処理時の評価ポイントが小さく設定される。すなわち、異常の態様が同じであっても異常ありの判定に至らない異常は、異常の程度が軽いかあるいは外的要因によるものであるので、異常ありの判定がなされる場合よりも小さく評価されるように設定される。
そして、本発明においては、上記部位別積算値記憶手段に記憶された評価ポイントを表示する表示手段が備えられ、これにより部位ごとの積算値を目視により確認でき、異常発生部位の特定を容易に行なうことができる。
本発明によれば、センサ手段からの情報に基づいて異常の有無を判断する制御手段を備え、上記制御手段は異常が検出されたときに異常ありと判定する前に当該異常の態様に応じた所定の前処理を実行する制御構成を有する燃焼加熱式の温水装置において、上記異常の態様ごとに、異常ありの判定時とその前処理時のそれぞれについて、当該異常の発生の原因と疑われる部位別の評価ポイントを記憶する評価ポイント記憶手段と、上記部位別の評価ポイントの積算値を記憶する部位別積算値記憶手段とを備え、上記制御手段は、検出した異常について、上記前処理のみが行なわれたか異常ありとの判定にまで至ったかに応じて、上記評価ポイント記憶手段に記憶されたデータに照らして部位別の評価ポイントを取得するとともに取得した評価ポイントを上記部位別積算値記憶手段に記憶された積算値にそれぞれ加算して記憶させる制御構成を有することから、部位別積算値記憶手段に記憶された積算値を確認することによって異常が頻繁に生じている部位を容易かつ正確に把握することができる。そのため、再現性の低い異常であってもこの積算値を確認することで異常発生部位を容易に予測することができる。
しかも、上記評価ポイント記憶手段に記憶される評価ポイントのうち少なくとも上記異常ありの判定時の評価ポイントは、上記異常の態様ごとに当該異常の発生原因となる可能性の高低に応じて当該可能性の高い部位の評価ポイントが可能性の低い部位の評価ポイントよりも大きく評価されるように設定されることにより、異常発生の主たる原因と予想される部位の積算値を大きく際立たせることができ、劣化の程度が進んだ部位の予測を容易に行なうことができる。
さらに、上記評価ポイント記憶手段に記憶される部位ごとの評価ポイントが、それぞれ、異常ありの判定時の評価ポイントよりも前処理時の評価ポイントが小さく評価されるように設定されることにより、異常ありの判定に至らない異常も小さく評価されるので、劣化した部位の特定をより正確に行なうことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される温水装置の一例を示す概略構成図である。図1に示す温水装置は、ガスを燃料とするガス給湯装置であって、給湯装置本体1と該給湯装置本体1を遠隔操作するためのリモコン2とを主要部として構成される。
給湯装置本体1は、燃焼缶体3と装置各部を制御するコントローラ(制御手段)4を備えている。
燃焼缶体3内には燃焼部を構成するバーナ5と熱交換器6とが備えられており、該燃焼缶体3の下部には送風用ファン7が設けられるとともに、燃焼缶体3の上部には排気筒8が設けられている。バーナ5は複数の燃焼管5a,5a,…を備えて構成され、能力切替弁9によって燃焼管5a,5a,…の燃焼本数が切替可能とされている。そして、このバーナ5には図外のガス供給源と接続されたガス管10が元ガス弁11及びガス比例弁12を介して接続される。
なお、図において符号13は点火プラグを、14は立ち消え安全装置として機能するフレームロッド(炎検出手段)を、15はバーナ5の炎の温度を検出するバーナ温度センサをそれぞれ示している。また、符号16は送風用ファン7の回転数を検出する回転数センサを示している。
一方、熱交換器6は、その一端に入水管20が接続されるとともに他端に出湯管21が接続されており、入水管20には熱交換器6への入水量を検出する入水流量センサ22と入水温度を検出する入水温度センサ23とが配設されている。また、出湯管21には熱交換器6(燃焼缶体3)からの出湯流量を調節する缶体流量調整弁24と燃焼缶体3からの出湯温度を検出する缶体温度センサ25とが設けられている。
そして、本実施形態に示す給湯装置においては、熱交換器6をバイパスするバイパス管26が入水管20と出湯管21との間に設けられ、このバイパス管26に該バイパス管26を流れる流量を検出するバイパス流量センサ27とバイパス管26の流量を調節するバイパス流量調整弁28とが設けられ、このバイパス管26と出湯管21の合流点より下流側には出湯温度を検出する出湯温度センサ29が設けられている。
コントローラ4は、給湯装置本体1の各部を制御する制御装置であって、給湯装置本体1の筐体(図示せず)内に収容される電装基板の形態とされる。具体的には、このコントローラ4には、給湯装置本体1の各部を制御するための制御プログラムを備えたマイコン(図示せず)が備えられる他、本実施形態では、特に後述する評価ポイント記憶手段と部位別積算値記憶手段を構成する記憶装置(図示せず)が備えられている。なお、これら記憶手段のうち少なくとも評価ポイント記憶手段を構成する記憶装置には不揮発性の記憶装置が好適に使用される。
また、リモコン2は、上記給湯装置本体1を遠隔操作(たとえば、給湯設定温度の設定など)するための遠隔操作装置である。ここで遠隔操作装置自体の構成は周知であるのでその詳細な説明は省略するが、このリモコン2には、少なくとも操作スイッチ2aと表示手段2bとが備えられており、本実施形態では、操作スイッチ2aの所定操作によって上記部位別積算値記憶手段に記憶されたデータ(積算値)が表示手段2bに表示されるように構成されている(詳細は後述する)。
次に、このように構成されたガス給湯装置の動作について説明する。ここでガス給湯装置の一般的な動作(給湯動作)は周知であるので説明は省略する。以下においては、コントローラ4による異常判定機能とこの異常判定機能に連動して実行される異常想定部位の特定機能について説明する。
本実施形態に示すガス給湯装置は、上記異常判定機能として、給湯装置本体1の各部に配置された各種センサ手段から得られる情報に基づいて、コントローラ4がガス給湯装置に異常が生じていないかを判断し、異常あり(エラー発生)と判定した場合には所定の安全動作(たとえば、バーナ5の燃焼を停止させるとともにリモコン2の表示手段2bに異常がある旨の表示を行なうなどの処理)を実行する機能を備えている。
ここで、センサ手段とは、上述した各種センサ(たとえば、入水流量センサ22、入水温度センサ23、缶体温度センサ25、バイパス流量センサ27、出湯温度センサ29、回転数センサ16など)が含まれるのは勿論、送風用ファン7や各種弁(たとえば、ガス比例弁12、流量調整弁24,28など)の駆動回路等における電流・電圧の検出回路やフレームロッド14の電流値検出回路など、装置各部のそれぞれの部位における物理量を検出する手段を意味する。
そこで、コントローラ4における異常判定機能の代表的なものを例示すると、次のとおりである。
(1)不着火・途中消炎判定機能
この機能は、バーナ5への着火の失敗や一旦着火した炎が途中で勝手に消える(途中消炎)といった異常を判定する機能であって、具体的には上記フレームロッド14で得られる電気信号に基づいて異常の有無を判定する機能である。
より詳細には、コントローラ4は、バーナ5が着火状態にあるか否かをフレームロッド14の電流値(電気信号)により検出し、バーナ5への着火処理を実行したにもかかわらずバーナ5が着火しない、あるいはバーナ5への着火には成功したがその後消火処理(燃料の供給停止処理)を実行していないのに勝手に消炎したときに、再着火処理(バーナ5が着火するまで送風用ファン7を動作させた状態で消火処理と着火処理を所定回数に達するまで繰り返し実行する処理)を実行する。そして、この再着火処理を経てもなおバーナ5に着火しなかったときに不着火・途中消炎の異常がある(エラー発生)と判定する。
ここで、フレームロッド14により得られる信号によって着火が確認されない場合に直ちに異常ありと判定せずに再着火処理(このような「異常ありの判定」に先立ってコントローラ4が実行する処理のことを以下「前処理」と称し、また、前処理としてバーナ5への着火処理を繰り返し行なうことを以下「リサイクル」と称する。)を行なうのは、逆風などによってバーナ4が吹き消えしたような場合に直ちに異常ありと判定したのでは装置の使い勝手が悪くなるからである。
(2)出湯能力異常判定機能
この機能は、目標出力(設定温度で出湯するための目標加熱量)に対する実際の出力(バーナ5で実際に得られている加熱量)を診断する機能であって、具体的には、入水流量(入水流量センサ22の出力)と入水温度(入水温度センサ23の出力)と缶体設定温度とから演算される目標出力と、燃焼缶体3からの出湯流量(入水流量センサ22の出力)と燃焼缶体3からの出湯温度(缶体温度センサ25の出力)とから演算される実際の出力とを比較し、実際の出力が目標出力の所定レベルに達しているか否かを判断する。そして、所定レベルに達してなければ、一旦バーナ5の燃焼を停止(消火処理の実行)させて再びバーナ5を燃焼させて上記判断を行い(異常が解消されなければこれを所定回数繰り返す)、それでもなお実際の出力が目標出力の所定レベルに達していなければ出湯能力に異常あり(エラー発生)と判定する。
ここで、出湯能力に異常ありと判定する前の前処理としてリサイクルを行なうのは、一時的な排気閉塞(たとえば、逆風による排気不良)によって出力が低下する場合があることから、かかる場合に直ちに異常ありと判定したのでは装置の使い勝手が悪くなるからである。
(3)送風用ファンの異常判定機能(その1)(ファンモータ電流監視)
この機能は、一度の燃焼中(具体的には給湯栓が開栓されてバーナ5の燃焼が開始してから給湯栓が閉じられて燃焼が停止するまでの間)に送風用ファン7を駆動するファンモータ(図示せず)に流れる電流値を監視し、この電流値が所定の閾値を下回ったときにファン電流値に異常あり(エラー発生)と判定する機能である。
すなわち、送風用ファン7を駆動するファンモータの回転数はバーナ5の燃焼量に応じてコントローラ4によって制御されているが、排気閉塞等で送風用ファン7の仕事量が低下すると、目標燃焼量に応じた目標回転数どおりの回転数が検出されている場合であっても、その目標回転数に応じたファンモータの電流値に達しなくなる。そのため、コントローラ4はファンモータの電流値の低下を検出すると目標回転数を上げる補正を行なう。この目標回転数の補正は、ファンモータの検出電流値が目標回転数に対応する電流値に達しない場合繰り返し行なわれるが、この補正が一定量を越える場合にファン電流値に異常がある(エラー発生)と判定する。つまり、この場合、エラー発生との判定に先立つ前処理としてファンモータの検出電流値に基づく目標回転数の補正が行われている。
(4)高温出湯異常判定機能
この機能は、出湯温度が設定温度から一定値以上高くなった場合又は所定の判定温度以上となった場合に異常と判定する機能である。具体的には、コントローラ4は出湯温度センサ29の検出値(出湯温度)と設定温度とを比較し、出湯温度が設定温度よりも一定値以上高い場合又は出湯温度が所定の判定温度以上となった場合には、一旦燃焼を停止させて一定時間後に再びバーナ5を燃焼させて上記判断を行い(異常が解消されなければこれを所定回数繰り返す)、それでもなお高温出湯が解消しなければ高温出湯異常あり(エラー発生)と判定する。
この高温出湯異常判定で前処理としてリサイクルを行なうのは、出湯流量の変化(給湯栓の開閉の繰り返し等)によっては一時的に出湯温度が設定温度を超える場合があることから、かかる場合に直ちに異常ありと判定したのでは装置の使い勝手が悪くなるからである。
(5)送風用ファンの異常判定機能(その2)(ファンモータ異常)
この機能は、送風用ファン7の回転数が目標回転数に対して一定値以上ずれた場合に異常と判定する機能であって、具体的には、目標回転数と回転数センサ16の検出値(実際の回転数)とを比較し、実際の回転数が目標回転数に対して一定値以上ずれた場合には、一旦燃焼及び送風用ファン7を停止し、再び燃焼及び送風用ファン7を作動させて上記判断を行い(異常が解消されなければこれを所定回数繰り返す)、それでもなお送風用ファン7の回転数の異常が解消しなければファンモータ異常あり(エラー発生)と判定する。つまり、このファンモータ異常判定機能においても前処理としてリサイクルが行なわれる。
このように、本実施形態に示すガス給湯装置においては、給湯装置本体1の各部に配置された各種センサ手段からの情報に基づいて、コントローラ4がガス給湯装置に異常ありの判定をする前に、当該異常の態様に応じた所定の前処理を実行する制御構成を有している。なお、ガス給湯装置には、上述した異常判定機能のほかにも種々の異常判定機能が備えられ、その中には前処理を行なわずに異常を検出すると直ちに異常あり(エラー発生)と判定するものも当然に含まれる。
そして、さらに本発明の温水装置においては、このような前処理の実行を伴う異常判定機能を利用して異常発生が疑われる部位の特定を行なう機能(異常想定部位の特定機能)が備えられている。
すなわち、この異常想定部位の特定機能に関して、本発明の温水装置は上述したように、コントローラ4に評価ポイント記憶手段と部位別積算値記憶手段を構成する記憶装置を備えている。
評価ポイント記憶手段は、図2に示すように、ガス給湯装置に発生する異常の態様(換言すれば、コントローラ4によって検出可能な異常の態様)ごとに、異常ありの判定(エラー発生)時とその前処理(リサイクル等)時のそれぞれについて、当該異常の発生の原因と疑われる1又は複数の部位と、これら部位ごとに設定された所定の評価ポイントとを記憶したデータテーブルで構成される。
具体的には、たとえば、上述した不着火・途中消炎異常判定機能を例にとれば、「異常あり(エラー発生)」のときの異常発生の原因と疑われる部位として経験則上、燃料ガスの圧力調整(調圧)を行なう部位、炎検出手段(フレームロッド14)、及びガス比例弁12の3箇所が挙げられることから、これらの部位について評価ポイントが設定される。具体的には、図示の場合、この評価ポイントとして、調圧については「4」、フレームロッドについては「2」、ガス比例弁については「2」が設定されている。そして、同じ不着火・途中消炎異常判定機能に関して、「異常あり(エラー発生)」の判定には至らず前処理としてリサイクルのみが行なわれた場合についての評価ポイントとしては、調圧については「1」、フレームロッドについては「1」、ガス比例弁については「1」が設定されている。
ここで、これら評価ポイントの設定について詳細に説明する。この評価ポイントの設定にあたっては、まず、異常の態様ごとに当該異常の発生原因となる可能性の高低に応じて当該可能性の高い部位の評価ポイントが可能性の低い部位の評価ポイントよりも大きく設定される。
すなわち、不着火・途中消炎の場合、異常が発生する原因として最も疑われる(可能性が高い)部位は、経験則上、燃料ガスの圧力調整(調圧)を行なう部位であることから、この調圧についての評価ポイントが最も高く設定される。そして、他の部位(この場合、フレームロッドとガス比例弁)が異常の原因となる可能性は調圧のそれよりも低いので、調圧の評価ポイントよりも低く設定される。
なお、このように設定される評価ポイントの高低差、つまり重みづけは、経験則に基づいて設定される。また、図示例ではフレームロッドとガス比例弁について同じ評価ポイントを設定しているが、これは異常発生の原因となる可能性が経験則上同程度と評価されたからであり、両者の可能性に差があればこれらの評価ポイントに差を設けるのは勿論である。また、評価ポイントの具体的な数値の設定は、上述した「4」,「2」等に限定されず、異常発生の原因となる可能性の程度に応じてより大きなポイントを設定することも勿論可能である。
そして、同じ不着火・途中消炎の場合であっても、異常あり(エラー発生)と判定されたときの評価ポイントとその前処理(リサイクル等)の評価ポイントとでは、異常ありの判定時の評価ポイントよりも前処理時の評価ポイントが小さく設定される。
すなわち、図示例の場合、前処理(リサイクル)のときの評価ポイントはいずれも「1」に設定され、異常ありと判定された場合の評価ポイントよりも小さく設定されている。なお、この前処理時の評価ポイントとして図示例ではいずれの部位についても同じ評価ポイントを適用したが、上述した異常あり判定時のときのように異常発生の原因となる可能性に応じて部位ごとの評価ポイントに差(重みづけ)を設定してもよい。
このようにして設定される評価ポイントは、ガス給湯装置の製造段階で予めコントローラ4の記憶装置に記憶させられる。その際、この評価ポイントはコントローラ4の異常判定機能で判定可能な異常の態様の全てを対象として設定されるのが好ましい。そして、その場合、前処理のない異常判定については異常ありの判定時についてのみ評価ポイントが設定される。
一方、部位別積算値記憶手段は、後述する手順でコントローラ4が部位別に取得する評価ポイントの積算値を部位ごとに記憶する記憶装置で構成される。
次に、このような評価ポイント記憶手段のデータを用いた異常想定部位の特定機能の処理手順を図3、図4に基づいて説明する。
図3は、コントローラ4における異常想定部位の特定機能の手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す手順はコントローラ4のメインルーチンとして実行される。
すなわち、コントローラ4は、はじめにリサイクルコードとエラーコードの双方をリセットする(図3ステップS1,S2参照)。
そして、燃焼中か否かを判断し(図3ステップS3参照)、燃焼中であれば次の図3ステップS4に移行し、異常が発生しているか(コントローラ4において異常が検出されたか)否かを判断する。ここで、異常がなければ図3ステップS3に復帰するが、異常があれば次の図3ステップS5に移行する。なお、この図3ステップS4での判断は、主として上述した異常判定機能によるが、上述した以外の異常判定機能を有する場合はそれらについてもここで判断される。
そして、図3ステップS4での判断で異常ありと判断されると、次に図3ステップS5に移行して、検出された異常に前処理(具体的には、上述したリサイクルや電流値の補正など)があるかが判断される。
そして、前処理がある場合は、前処理として行われたリサイクルや補正等が所定の回数(図示例ではN回、ただしNは異常の態様に応じて異なる値)に達していないかが判断され、所定回数に達していなければリサイクルコードをコントローラ4の記憶手段(たとえばマイコンのRAMなど)に記憶させ(図3ステップS7参照)、所定の前処理を実行(前処理の途中であれば処理を継続)する(図3ステップS8参照)。
ここで、リサイクルコードとは、異常の態様に応じて予め付与された固有のコードであり、たとえば、不着火・途中消炎時の前処理のリサイクルコードを「11」とすれば、出湯能力異常判定での前処理のリサイクルコードは「12」とするなど、リサイクルコードによって異常の態様が区別できるように設定される。そして、このリサイクルコードは、図2に示すデータテーブルにおける異常の態様との関連付けがされている。
そして、前処理として行なわれるリサイクル等が所定回数に満たないまま燃焼が停止されると(つまり、異常ありと判定されないまま燃焼が停止されると)、図3ステップS3での判断が否定的となり、図3ステップS10の部位別カウント処理に移行する(詳細は後述する)。
一方、図3ステップS5で前処理がないと判断された場合や図3ステップS6で前処理として行われるリサイクル等が所定回数に達したと判断された場合には異常あり(エラー発生)と判定して、図3ステップS9に移行してエラーコードをコントローラ4の記憶手段(たとえばマイコンのRAMなど)に記憶させる(図3ステップS9参照)とともに、図3ステップS10に移行して部位別カウント処理が実行される。また、その際、所定の安全動作も実行される。
ここで、エラーコードとは、上述したリサイクルコードと同様に、発生した異常の態様を示す固有のコードであって、図2に示すデータテーブルにおける異常の態様と関連付けがされている。
図4は部位別カウント処理の手順を説明するフローチャートである。図に示すように、部位別カウント処理では、まずエラーコードが記憶されているかが判断される(図4ステップS11)。ここで、たとえば不着火・途中消炎のエラーコードである「11」が記憶されている場合、コントローラ4は、このエラーコードに基づいて図2に示すデータテーブルを参照し、エラーコード「11」に対応する異常想定部位の評価ポイント、つまり、「不着火・途中消炎」の「エラー発生」の行にある評価ポイントを取得して、取得した評価ポイントを部位ごとに上記部位別積算値記憶手段に記憶された積算値にそれぞれ加算して記憶させる(図4ステップS12参照)。
一方、エラーコードが記憶されていなければエラーコードは「0」となるため、図4ステップS11の判断は否定的となって図4ステップS13に移行し、リサイクルコードが記憶されているかが判断される。ここで、たとえばリサイクルコードとして不着火・途中消炎のリサイクルコード「11」が記憶されている場合には、コントローラ4は、このリサイクルコードに基づいて図2に示すデータテーブルを参照し、リサイクルコード「11」に対応する異常想定部位の評価ポイント、つまり、「不着火・途中消炎」の「リサイクル」の行にある評価ポイントを取得して、取得した評価ポイントを部位ごとに上記部位別積算値記憶手段に記憶された積算値にそれぞれ加算して記憶させる(図4ステップS14参照)。
そして、このようにして部位別カウント処理が終了すると、再び図3ステップS1に復帰し、上述した処理を繰り返す。
したがって、たとえば、不着火・途中消炎の異常あり(エラー発生)の判定がされた後に出湯能力異常判定でエラー発生には至らない異常(つまりリサイクルのみ)があった場合、コントローラ4は、はじめの不着火・途中消炎について異常ありと判定したときに、「調圧」を4ポイント、「フレームロッド」及び「ガス比例弁」をそれぞれ2ポイント加算し、さらに、次の出湯能力異常判定で異常が検出されてから燃焼が停止した時点で、「調圧」を1ポイント、「缶体(閉塞)」を1ポイント加算することとなる。
その結果、部位別積算値記憶手段に記憶される積算値は、「調圧」が(4+1)で5ポイント、「フレームロッド」が(2+0)で2ポイント、「缶体(閉塞)」が(0+1)で1ポイント、「ガス比例弁」が(2+0)で2ポイント、その他の部位は0ポイントとなり、「調圧」が最も高い積算値を示すこととなり、この部位に最も重大な異常があると予測可能となる。
ちなみに、上述した実施形態において、前処理の内容(リサイクルや補正の回数)に関係なく1回の燃焼運転(リサイクル動作の回数は燃焼回数には数えない)につき、1回のみ部位別カウント処理を実施するようにしているのは、出願人が鋭意試験研究を行なった結果、1回の燃焼運転におけるリサイクルの回数等と、部品の劣化の程度との間の相関が小さいことが判明したことに基づいている。
このように、本発明では、コントローラ4が異常あり(エラー発生)と判定した場合(換言すれば、異常を検出し所定の安全動作を実行した場合)と、異常ありとの判定には至らず前処理だけで終了した場合(換言すれば、安全動作に至る前の異常を検出して所定の前処理のみが行われた場合)の双方について、それぞれ異常発生の原因と疑われる部位の評価ポイントを部位ごとに積算するので、たとえば、再現性の低いエラーが発生した場合でも、この部位別積算値記憶手段に記憶された部位毎の積算値を確認することで、容易に異常発生部位を予測することができるようになる。
また、評価ポイントが異常発生の原因となる可能性に応じて重みづけをつけて設定されるので、異常発生の主たる原因と予想される部位の積算値を大きく際立たせることができ、劣化の程度が進んだ部位の予測を容易に行なうことができる。
しかも、異常あり(エラー発生)との判定に至らない異常についても評価ポイントが設定され、積算値の加算が行なわれるので、劣化した部位の特定をより正確に行なうことができる。
なお、このようにして部位別積算値記憶手段に記憶される評価ポイントの積算値は、リモコン2の所定操作によってリモコン2の表示手段2bに表示可能に構成しておくのが望ましい。つまり、この部位別積算値記憶手段に記憶された評価ポイントの積算値はガス給湯装置の定期点検やメンテナンス時にサービスマンが容易に確認できるようにしておく。
その場合、たとえば、図5に示すように、リモコン2の表示手段2bに表示すべき内容とリモコン操作(メンテ番号)とを関連付けておき、リモコンの操作によって積算値の大きい順に一覧で表示したり、あるいは積算値の大きい順に所定数ずつ表示したり、さらには積算値が最大の部位や2番目の部位を任意に指定して表示できるようにしたり、部位を指定してその積算値を表示できるようにすることも可能である。また、積算値の報知態様としてリモコン2の表示手段2bの他に別途表示手段を設けたり、音声により報知するなどの設計変更が可能である。
なお、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、本発明をガス給湯装置に適用した場合を示したが、燃焼式の温水装置であれば、たとえばオイルを燃料とする給湯装置などにも適用可能である。
また、上述した実施形態では、前処理(リサイクル等)の評価ポイントは、異常ありの判定に至らない場合にのみ加算するように構成した場合を示したが(図3ステップS3、S10参照)、たとえば、異常あり(エラー発生)の判定がなされた場合にその前処理の分の評価ポイントも加算するように構成することも可能である。しかも、上述した実施形態では、前処理(リサイクル等)の評価ポイントはリサイクルの回数等に関係なく1回のみ加算するように構成したが、リサイクルの回数等に応じて累積的に加算するように構成することも可能である。
また、上述した実施形態では、評価ポイントの積算値をリモコン2の操作に応じて表示させる場合を示したが、たとえば、部位別の評価ポイントの積算値が所定値に達したことを条件に自動的にその旨を報知する(たとえば表示手段に表示するなど)ように設定することも可能である。
本発明を適用した温水装置の一例を示す概略構成図である。 同温水装置の評価ポイント記憶手段に記憶されるデータの一例を示す説明図である。 同温水装置のコントローラにおける異常想定部位の特定手順を示すフローチャートである。 同温水装置のコントローラにおける部位別カウント処理の手順を説明するフローチャートである。 同温水装置における部位別積算値記憶手段の内容の例を示す説明図である。
符号の説明
1 給湯装置本体
2 リモコン
3 燃焼缶体
4 コントローラ(制御手段)
5 バーナ
6 熱交換器
7 送風用のファン
9 能力切替弁
11 元ガス弁
12 ガス比例弁
14 フレームロッド(炎検出手段)
22 入水流量センサ
23 入水温度センサ
24 缶体流量調整弁
25 缶体温度センサ
27 バイパス流量センサ
28 バイパス流量調整弁
29 出湯温度センサ

Claims (4)

  1. センサ手段からの情報に基づいて異常の有無を判断する制御手段を備え、前記制御手段は異常が検出されたときに異常ありと判定する前に当該異常の態様に応じた所定の前処理を実行する制御構成を有する燃焼加熱式の温水装置において、
    前記異常の態様ごとに、異常ありの判定時とその前処理時のそれぞれについて、当該異常の発生の原因と疑われる部位別の評価ポイントを記憶する評価ポイント記憶手段と、前記部位別の評価ポイントの積算値を記憶する部位別積算値記憶手段とを備え、
    前記制御手段は、検出した異常について、前記前処理のみが行なわれたか異常ありとの判定にまで至ったかに応じて、前記評価ポイント記憶手段に記憶されたデータに照らして部位別の評価ポイントを取得するとともに取得した評価ポイントを前記部位別積算値記憶手段に記憶された積算値にそれぞれ加算して記憶させる制御構成を有する
    ことを特徴とする温水装置。
  2. 前記評価ポイント記憶手段に記憶される評価ポイントのうち少なくとも前記異常ありの判定時の評価ポイントは、前記異常の態様ごとに当該異常の発生原因となる可能性の高低に応じて当該可能性の高い部位の評価ポイントが可能性の低い部位の評価ポイントよりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の温水装置。
  3. 前記評価ポイント記憶手段に記憶される部位ごとの評価ポイントは、それぞれ、異常ありの判定時の評価ポイントよりも前処理時の評価ポイントが小さく設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の温水装置。
  4. 前記部位別積算値記憶手段に記憶された評価ポイントを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の温水装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013228156A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Noritz Corp 給湯装置

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