JP5827210B2 - ヒートポンプシステム - Google Patents

ヒートポンプシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5827210B2
JP5827210B2 JP2012275684A JP2012275684A JP5827210B2 JP 5827210 B2 JP5827210 B2 JP 5827210B2 JP 2012275684 A JP2012275684 A JP 2012275684A JP 2012275684 A JP2012275684 A JP 2012275684A JP 5827210 B2 JP5827210 B2 JP 5827210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
heat exchanger
path
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012275684A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014119206A (ja
Inventor
宏年 鬼原
宏年 鬼原
久保 孝典
孝典 久保
広孝 中村
広孝 中村
栄治 太田
栄治 太田
弘樹 成安
弘樹 成安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2012275684A priority Critical patent/JP5827210B2/ja
Publication of JP2014119206A publication Critical patent/JP2014119206A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5827210B2 publication Critical patent/JP5827210B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

本発明は、圧縮機、凝縮器、主蒸発器、及びエンジン冷却水を熱源とする補助蒸発器を備えている冷媒回路と、圧縮機を駆動するエンジンの冷却水回路であって、エンジン冷却水を給湯用熱源とする給湯熱交換器を備えている冷却水回路と、を備えているヒートポンプシステムに関する。
特許文献1は、エンジン冷却水を熱源として空調能力の向上及び給湯を実行できるエンジン駆動ヒートポンプを開示している(0036、0037段落、図1、及び図2を参照)。エンジン駆動ヒートポンプは、冷媒回路30及び冷却水回路80を備えている。冷媒回路30は、エンジン冷却水を熱源とする補助蒸発器(熱交換器93)を備えている。冷却水回路80は、エンジン冷却水を給湯用熱源とする給湯熱交換器(熱交換器95)を備えている。このエンジン駆動ヒートポンプは、三方弁91により、エンジン冷却水を給湯熱源(熱交換器95)又は冷媒蒸発熱源(熱交換器93)に分流する。
特開平10−103810号公報
ところが、特許文献1は、給湯運転より空調運転を重視する場合などに対応して給湯回路の利用可否を設定する構成までは開示していない。
そこで、本発明は、給湯回路を利用しない場合などに対応して給湯を禁止できるヒートポンプシステムを提供する。
本発明に係るヒートポンプシステムは、圧縮機、凝縮器、主蒸発器、及びエンジン冷却水を熱源とする補助蒸発器を備えている冷媒回路と、圧縮機を駆動するエンジンの冷却水回路であって、エンジン冷却水を給湯用熱源とする給湯熱交換器を備えている冷却水回路と、を備えているヒートポンプシステムにおいて、補助蒸発器を流れる冷媒の流量を調整する冷媒流量調整器と、給湯熱交換器に送水する2次水ポンプと、給湯の許可又は禁止を設定する設定器と、設定器で給湯の禁止が設定されているときに給湯の開始信号を受けると、開始信号を無視し、設定器で給湯の許可が設定されているときに給湯の開始信号を受けると、補助蒸発器での熱交換量が小さくなるように冷媒流量調整器を制御し且つ2次水ポンプを駆動するように構成された制御機構と、を備えていることを特徴とする。
ヒートポンプシステムにおいて、制御機構は、設定器で給湯の許可が設定されているときに開始信号を受けると励磁され、電源を2次水ポンプに接続する第1リレーと、第1リレーが励磁されると励磁される第2リレーと、第2リレーが励磁されると冷媒流量調整器を制御する制御器と、を備えている。
ヒートポンプシステムは、給湯熱交換器からの2次水を蓄えるタンクと、タンク内の2次水の温度を検出する温度センサと、2次水の温度が所定温度よりも低い場合に開始信号を出力する比較器と、を備えている。
本発明に係るヒートポンプシステムは、給湯回路を利用しない場合などに対応して給湯を禁止できる。
本実施形態に係る冷媒回路の構成図である。 本実施形態に係る冷却水回路及び給湯回路の構成図である。 本実施形態に係る制御機構の構成図である。
図面を参照して、本実施形態に係るヒートポンプシステムを説明する。ヒートポンプシステムは、図1に示されるエンジン10及び冷媒回路100、図2に示される冷却水回路200及び給湯回路300、及び図3に示される制御機構400を備えている。
図1は、本実施形態に係る冷媒回路100の構成図である。図1において、冷媒回路100は、圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、室内熱交換器4、エンジン排熱回収器5、第1膨張弁6、第2膨張弁7、及びブリッジ回路8を備えている。室外熱交換器3及び室内熱交換器4は、空気(室内空気又は室外空気)と冷媒との間で熱交換を行う装置である。室外熱交換器3及び室内熱交換器4はそれぞれ、冷房運転又は暖房運転の実行に応じて、凝縮器又は蒸発器として機能する。エンジン排熱回収器5は、冷却水回路200を流れる冷却水からエンジン10の排熱を回収し、冷媒回路100の冷媒を加熱する。このため、エンジン排熱回収器5は、冷媒回路100において蒸発器として機能する。エンジン10は圧縮機1を駆動する。
冷媒回路100は、吐出経路11、吸入経路12、ガス経路13、第1液経路14、第2経路15、第3液経路16、第4液経路17、ガス経路18、及びガス経路19を備えている。吐出経路11は、圧縮機1及び四方弁2を接続している。吸入経路12は、四方弁2及び圧縮機1を接続している。ガス経路13は、四方弁2及び室外熱交換器3を接続している。第1液経路14は、室外熱交換器3及びブリッジ回路8を接続している。第1膨張弁6は、第1液経路14上に配置されている。第2液経路15は、ブリッジ回路8及びエンジン排熱回収器5を接続している。第2膨張弁7は、第2液経路15上に配置されている。第3液経路16は、室内熱交換器4及びブリッジ回路8を接続している。第4液経路17は、ブリッジ回路8及び第2液経路15を接続しており、接続点P1で第2液経路15に合流している。接続点P1は、第2膨張弁7とブリッジ回路8との間に位置している。ガス経路18は、室内熱交換器4及び四方弁2を接続している。ガス経路19は、エンジン排熱回収器5及び吸入経路12を接続しており、接続点P2で吸入経路12に合流している。合流経路12aは、吸入経路12の一部であり、吸入経路12における接続点P2の下流側(圧縮機1側)部分を指している。
ブリッジ回路8は、閉経路80と、閉経路80上に配置されている4つの逆止弁81、82、83、84とを備えている。ブリッジ回路8は、室外熱交換器3からの冷媒を室内熱交換器4及びエンジン排熱回収器5に流し、且つ室内熱交換器4からの冷媒を室外熱交換器3及びエンジン排熱回収器5に流すように、構成されている。
冷媒回路100は、合流経路12a内の冷媒の圧力(冷媒低圧)を検出する圧力センサ9を備えている。
冷房運転及び暖房運転を説明する。四方弁2は、冷房運転における冷房位置及び暖房運転における暖房位置のいずれか一方に切り替えられるように構成されている。図1において、四方弁2は暖房位置にある。四方弁2が冷房位置に切り替えられると、吐出経路11がガス経路13に接続され且つ吸入経路12がガス経路18に接続される。四方弁2が暖房位置に切り替えられると、吐出経路11がガス経路18に接続され且つ吸入経路12がガス経路13に接続される。
冷房運転において、冷媒は、圧縮機1から、吐出経路11、ガス経路13、室外熱交換器3、第1液経路14、ブリッジ回路8、及び第4液経路17(第1膨張弁6)を経由して、接続点P1に至る。第2膨張弁7が開かれている場合、冷媒は、接続点P1から、室内熱交換器4側だけでなくエンジン排熱回収器5側に流れる。第2膨張弁7が閉じられている場合、冷媒は、接続点P1から、室内熱交換器4側にのみ流れる。室内熱交換器4側に流れる冷媒は、接続点P1から、ブリッジ回路8、第3液経路16、室内熱交換器4、ガス経路18、及び吸入経路12を経由して、圧縮機1に戻る。エンジン排熱回収器5側に流れる冷媒は、接続点P1から、第2膨張弁7、エンジン排熱回収器5、及びガス経路19を経由して接続点P2に至り、接続点P2において室内熱交換器4側に流れる冷媒に合流する。なお、冷房運転では、第2膨張弁7は通常閉じられている。
冷房運転において、上述した冷媒の流れにより、室外熱交換器3は凝縮器として機能し、室内熱交換器4は蒸発器として機能する。また、第2膨張弁7が開かれている場合、エンジン排熱回収器5は補助的な蒸発器として機能する。
暖房運転において、冷媒は、圧縮機1から、吐出経路11、ガス経路18、室内熱交換器4、第3液経路16、ブリッジ回路8、及び第4液経路17(第1膨張弁6)を経由して、接続点P1に至る。第2膨張弁7が開かれている場合、冷媒は、接続点P1から、室外熱交換器3側だけでなくエンジン排熱回収器5側に流れる。第2膨張弁7が閉じられている場合、冷媒は、接続点P1から、室外熱交換器3側にのみ流れる。室外熱交換器3側に流れる冷媒は、接続点P1から、ブリッジ回路8、第1液経路14、室外熱交換器3、ガス経路13、及び吸入経路12を経由して、圧縮機1に戻る。エンジン排熱回収器5側に流れる冷媒は、接続点P1から、第2膨張弁7、エンジン排熱回収器5、及びガス経路19を経由して接続点P2に至り、接続点P2において室外熱交換器3側に流れる冷媒に合流する。暖房運転では、エンジン排熱回収器5が補助的な蒸発器として機能するように、第2膨張弁7が必要に応じて開かれる。
図2は、本実施形態に係る冷却水回路200及び給湯回路300の構成図である。図2において、冷却水回路200は、エンジン10、冷却水ポンプ20、第1サーモスタットバルブ21、第2サーモスタットバルブ22、第3サーモスタットバルブ23、給湯熱交換器24、ラジエータ25、及びエンジン排熱回収器5を備えている。給湯熱交換器24は、冷却水回路200を流れる冷却水からエンジン10の排熱を回収し、給湯回路300を流れる2次水を加熱する。
また、冷却水回路200は、実線で示される主経路26、破線で示される第1バイパス経路27、破線で示される第2バイパス経路28、及び二点鎖線で示される第3バイパス経路29を備えている。主経路26は、エンジン10から、第2サーモスタットバルブ22、給湯熱交換器24、第1サーモスタットバルブ21、ラジエータ25、及び冷却水ポンプ20を経由して、エンジン10に至っている。第1バイパス経路27は、第1サーモスタットバルブ21から、第3サーモスタットバルブ23及びエンジン排熱回収器5を経由して、主経路26上の合流点P3に至っている。合流点P3は、主経路26においてラジエータ25と冷却水ポンプ20との間にある。第2バイパス経路28は、主経路26上の合流点P4に至っている。合流点P4は、主経路26において給湯熱交換器24と第1サーモスタットバルブ21との間にある。第3バイパス経路29は、第3サーモスタットバルブ23から、第1バイパス経路27上の合流点P5に至っている。合流点P5は、第1バイパス経路27においてエンジン排熱回収器5と合流点P3との間にある。
冷却水ポンプ20は、主経路26に冷却水を流す。サーモスタットバルブ21−23は、冷却水の温度に応じて、流路を切り替える。第1サーモスタットバルブ21は、冷却水の温度が71℃(第1温度)以上のときにラジエータ25への流路を開き、85°以上で第3サーモスタットバルブ23への流路を閉じてラジエータ25への流路だけを開く。一方で、第1サーモスタットバルブ21は、冷却水の温度が71℃未満のときにラジエータ25への流路を閉じて第3サーモスタットバルブ23への流路だけを開く。第2サーモスタットバルブ22は、冷却水の温度が68℃(第2温度)以上のときに給湯熱交換器24への流路を開き、80°以上でバイパス経路28への流路を閉じて給湯熱交換器24への流路だけを開く。一方で、第2サーモスタットバルブ22は、冷却水の温度が68℃未満のときに給湯熱交換器24への流路を閉じて第2バイパス経路28への流路だけを開く。第3サーモスタットバルブ23は、冷却水の温度が60℃(第3温度)以上のときにエンジン排熱回収器5へ流路を開き、70°以上で第3バイパス経路29への流路を閉じてエンジン排熱回収器5への流路だけを開く。一方で、第3サーモスタットバルブ23は、冷却水の温度が60℃未満のときにエンジン排熱回収器5への流路を閉じて第3バイパス経路29への流路だけを開く。
なお、サーモスタットバルブ22に替えて三方弁を使用すれば冷却水の温度に関わらず給湯熱交換器24への流路を任意に開閉できるため、冷房運転時に給湯運転を禁止することも可能となる。
給湯回路300は、2次水ポンプ30、入水経路31、出水経路32、タンク33、及び給湯熱交換器24を備えている。給湯熱交換器24及びタンク33は、入水経路31及び出水経路32により接続されている。2次水ポンプ30は、入水経路31に2次水を流す。2次水ポンプ30が駆動されると、2次水が給湯熱交換器24とタンク33との間で循環し、タンク33に蓄えられる2次水の温度が上昇する。
図3を参照して、給湯の開始制御を行う制御機構400を説明する。図3は、本実施形態に係る制御機構400の構成図である。制御機構400は、第1回路C1、第2回路C2、及び第3回路C3を備えている。温度センサ34、比較器35、信号電源50、モータ電源51は、制御機構400に接続されている。概略的には、第1回路C1、第2回路C2、及び第3回路C3の全てが通電状態にあるとき、給湯の開始信号がヒートポンプユニット1000に伝達され、給湯が実行される。ヒートポンプユニット1000は、冷媒回路100及び冷却水回路200を内蔵するパッケージである。
温度センサ34は、2次水が蓄えられているタンク33内の温度を検出する。比較器35は、温度センサ34から2次水の温度を受信し、2次水の温度と所定温度とを比較する。比較器35は、2次水の温度が所定温度よりも低い場合に、給湯の開始信号を出力する。
第1回路C1は、開始スイッチ41、設定器42、第1リレー43、及び信号線44を備えている。信号線44の両端は信号電源50に接続されている。開始スイッチ41、設定器42、及び第1リレー43は、信号線44上に配置されている。開始スイッチ41及び設定器42は信号線44を開閉する接点である。開始スイッチ41及び設定器42の両方が閉じると、信号線44は導通する。
開始スイッチ41は通常開いており、比較器35から開始信号が出力されると、閉じる。
設定器42は、給湯の許可又は禁止を設定する。設定器42を操作することにより、給湯の許可又は禁止を設定する。給湯の許可が設定されているとき、設定器42は閉じている。一方、給湯の禁止が設定されているとき、設定器42は開いている。
第1リレー43は、信号線44の導通又は不通に基づいて、第2回路C2(電力線48)を開閉する。第1リレー43は、信号線44が導通すると励磁され、後述の電力線48に通電する。
第2回路C2は、第1リレー43、漏電遮断器45、モータブレーカ46、2次水ポンプ30、第2リレー47、及び電力線48を備えている。電力線48の両端はモータ電源51に接続されている。第1リレー43、漏電遮断器45、モータブレーカ46、2次水ポンプ30、及び第2リレー47は、電力線48上に配置されている。2次水ポンプ30及び第2リレー47は、モータ電源51に並列に接続されている。漏電遮断器45及びモータブレーカ46は、通常閉じており、非常時に開く。第1リレー43が励磁されているとき、モータ電源51からの電流が電力線48を流れる。
第2リレー47は、電力線48の導通又は不通に基づいて、第3回路C3(信号線49)を開閉するスイッチである。第2リレー47は、電力線48が通電すると励磁され、閉じる。
第3回路C3は、第2リレー47、制御器60、及び信号線49を備えている。信号線49の両端は、制御器60に接続されている。制御器60は、電源(信号出力源)として機能する。第2リレー47が励磁されているとき、制御器60からの電流(信号)が信号線49を流れる。
制御器60は、信号線49の導通又は不通に応じて、第2膨張弁7を制御する。
給湯の開始制御は、次のように実行される。2次水の温度が所定温度より低下すると、比較器35が給湯の開始信号を出力する。2次水の温度が所定温度以上であるとき、給湯の開始信号は出力されない。
開始信号が出力されると、開始スイッチ41が閉じる。設定器42で給湯の許可が設定されている場合、信号線44が導通して、第1リレー43が励磁される。つまり、給湯の許可が設定されているときに開始信号が発生すると、第1リレー43が励磁される。一方、設定器42で給湯の禁止が設定されている場合、開始信号の有無に関係なく信号線44は導通しない。このため、第1リレー43は励磁されない。つまり、設定器42で給湯の禁止が設定されている場合、給湯の開始信号が無視される。
第1リレー43が励磁されると、第1リレー43は閉じ、電力線48に電流が流れる。このため、2次水ポンプ30に電力が供給され、且つ第2リレー47が励磁される。電力の供給により2次水ポンプ30が駆動されると、2次水が給湯回路300内を流れる。
第2リレー47が励磁されると、第2リレー47は閉じ、信号線49が導通する。信号線49が導通すると、制御器60が第2膨張弁7の制御を開始する。
信号線49の導通に応じて、制御器60は、エンジン排熱回収器5を流れる冷媒の流量が小さくなるように第2膨張弁7を制御する。信号線49の導通に応じて2次水ポンプ30が駆動されると、2次水が給湯熱交換器24を流され、給湯熱交換器24を流れる2次水の流量が増大する。このため、エンジン排熱回収器5での熱交換量が小さくなり、且つ給湯熱交換器24での熱交換量が大きくなる。つまり、空調向上に供給される熱量が減少し、給湯に供給される熱量が増大する。このようにして、給湯が実行される。
設定器42において、例えば次の場合に給湯の禁止が設定される。
(A)ヒートポンプユニット1000が給湯回路300に接続されない場合
ヒートポンプユニット1000は、給湯用及び非給湯用の双方で利用できるヒートポンプのパッケージとして製造されている。このため、ヒートポンプユニット1000が給湯回路300に接続されない場合、給湯の禁止が設定される。工場出荷時、又はヒートポンプシステムの施工時に、作業者が給湯の禁止を設定する。
(B)外気温度が着霜開始温度以下である場合
外気温度が低い時期に暖房運転が実行されると、室外熱交換器3に霜が発生する虞がある。着霜開始温度は室外熱交換器3に霜が発生する温度を指しており、外気温度が着霜開始温度以下となる場合、給湯の禁止が設定される。
本実施形態に係るヒートポンプシステムは、上述の構成を有することにより、次の作用、効果を有している。
(1)本実施形態に係るヒートポンプシステムは、第2膨張弁7(冷媒流量調整器)と、2次水ポンプ30と、設定器42と、制御機構400と、を備えている。第2膨張弁7は、エンジン排熱回収器5(補助蒸発器)を流れる冷媒の流量を調整する。2次水ポンプ30は、給湯熱交換器24に2次水を送水する。設定器42は、給湯の許可又は禁止を設定する。制御機構400は、設定器42で給湯の許可が設定されているときに給湯の開始信号を受けると、エンジン排熱回収器5を流れる冷媒の流量が小さくなるように第2膨張弁7を制御し且つ給湯熱交換器24に2次水を送水するように構成されている。
給湯の禁止が設定されているときに制御機構400が給湯の開始信号を受けると、開始信号が無視される。給湯の許可が設定されているときに制御機構400が給湯の開始信号を受けると、空調向上に供給される熱量が減少し、給湯に供給される熱量が増大する。つまり、給湯の許可が設定されている場合にのみ、給湯が実行される。このため、本実施形態に係るヒートポンプシステムは、給湯より空調を重視する場合などに給湯の実行を禁止できる。
(2)本実施形態に係るヒートポンプシステムにおいて、制御機構400は、第1リレー43と、第2リレー47と、制御器60とを備えている。第1リレー43は、設定器42で給湯の許可が設定されているときに開始信号を受けると励磁され、信号電源50を2次水ポンプ30に接続する。第2リレー47は、第1リレー43が励磁されると励磁される。制御器60は、第2リレー47が励磁されると第2膨張弁(冷媒流量調整弁)を制御する。
リレーを用いて制御機構400が構成されている。このため、本実施形態に係るヒートポンプシステムは、リレーの採用により安全性や操作の確実性を高めることができる。
(3)本実施形態に係るヒートポンプシステムは、温度センサ34と、比較器42と、を備えている。温度センサ34は、タンク33内の2次水の温度を検出する。比較器42は、2次水の温度が所定温度よりも低い場合に開始信号を出力する。
タンク33内の2次水の温度が所定温度より低下すると、2次水を加熱する給湯が実行される。このため、本実施形態に係るヒートポンプシステムは、タンク33内の2次水の温度をほぼ所定温度に保つことができる。
給湯の開始信号は、タンク33内の2次水の温度に基づく水温信号に限定されない。開始信号は、給湯の開始を指令する信号であればよく、ユーザが設定する信号(熱需要先のON信号)であってもよい。
1 圧縮機
3 室外熱交換器(暖房運転における主蒸発器)
4 室内熱交換器(暖房運転における凝縮器)
5 エンジン排熱回収器(補助蒸発器)
7 第2膨張弁(冷媒流量調整器)
10 エンジン
24 給湯熱交換器
30 2次水ポンプ
33 タンク
34 温度センサ
35 比較器
42 設定器
43 第1リレー
47 第2リレー
60 制御器
100 冷媒回路
200 冷却水回路
400 制御機構

Claims (3)

  1. 圧縮機、凝縮器、主蒸発器、及びエンジン冷却水を熱源とする補助蒸発器を備えている冷媒回路と、
    圧縮機を駆動するエンジンの冷却水回路であって、エンジン冷却水を給湯用熱源とする給湯熱交換器を備えている冷却水回路と、を備えているヒートポンプシステムにおいて、
    補助蒸発器を流れる冷媒の流量を調整する冷媒流量調整器と、
    給湯熱交換器に送水する2次水ポンプと、
    給湯の許可又は禁止を設定する設定器と、
    設定器で給湯の禁止が設定されているときに給湯の開始信号を受けると、開始信号を無視し、設定器で給湯の許可が設定されているときに給湯の開始信号を受けると、補助蒸発器での熱交換量が小さくなるように冷媒流量調整器を制御し且つ2次水ポンプを駆動するように構成された制御機構と、を備えていることを特徴とするヒートポンプシステム。
  2. 制御機構は、
    設定器で給湯の許可が設定されているときに開始信号を受けると励磁され、電源を2次水ポンプに接続する第1リレーと、
    第1リレーが励磁されると励磁される第2リレーと、
    第2リレーが励磁されると冷媒流量調整器を制御する制御器と、を備えている請求項1に記載のエンジン駆動ヒートポンプ。
  3. 給湯熱交換器からの2次水を蓄えるタンクと、
    タンク内の2次水の温度を検出する温度センサと、
    2次水の温度が所定温度よりも低い場合に開始信号を出力する比較器と、を備えている請求項1又は2に記載のヒートポンプシステム。
JP2012275684A 2012-12-18 2012-12-18 ヒートポンプシステム Active JP5827210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012275684A JP5827210B2 (ja) 2012-12-18 2012-12-18 ヒートポンプシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012275684A JP5827210B2 (ja) 2012-12-18 2012-12-18 ヒートポンプシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014119206A JP2014119206A (ja) 2014-06-30
JP5827210B2 true JP5827210B2 (ja) 2015-12-02

Family

ID=51174188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012275684A Active JP5827210B2 (ja) 2012-12-18 2012-12-18 ヒートポンプシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5827210B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015139665A1 (zh) 2014-03-21 2015-09-24 台湾立凯绿能移动股份有限公司 电动车的温控系统
JP6239185B2 (ja) 2014-03-21 2017-11-29 アリース エコ アーク(ケイマン) シーオー.エルティーディー. 電気自動車の温度制御システム
TWI577577B (zh) 2014-03-21 2017-04-11 立凱綠能移動科技股份有限公司 溫度控制系統及其適用之電動車輛
EP3121043B1 (en) 2014-03-21 2018-11-21 Aleees Eco Ark (Cayman) Co., Ltd. Circulation system for extended-range electric bus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014119206A (ja) 2014-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5481937B2 (ja) 空気調和装置
JP5929450B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP6387532B2 (ja) 車両用空調装置およびその構成ユニット
JP5827210B2 (ja) ヒートポンプシステム
US20160129757A1 (en) Air conditioning device for vehicle
JP2010002078A (ja) 給湯装置、給湯装置の制御装置及び複数の電動素子を有する装置の制御装置
US10544945B2 (en) Heat supply system
KR101635701B1 (ko) 공기 조화기 및 이를 제어하는 방법
JP6012530B2 (ja) 貯湯式給湯装置
WO2015198750A1 (ja) ヒートポンプ式チラー
JP2016205751A (ja) コージェネレーションシステム及び暖房設備
JP6065606B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP6390903B2 (ja) 貯湯給湯システム
WO2015198751A1 (ja) ヒートポンプ式チラー
JP5640815B2 (ja) 蒸気システム
KR102316895B1 (ko) 난방 장치
EP3043118B1 (en) Air conditioner
JP5841931B2 (ja) エンジン駆動ヒートポンプ
WO2015141210A1 (ja) 車両用空調装置
JP4169454B2 (ja) 貯湯式の給湯熱源装置
JP2007127327A (ja) エンジン駆動式ヒートポンプの高圧上昇回避手段
JP6530346B2 (ja) 暖房装置
JP2007327720A (ja) ヒートポンプの冷凍回路
KR200362652Y1 (ko) 2중 가스 차단밸브를 사용하는 가스 냉난방기
KR100790830B1 (ko) 열병합 발전 시스템 및 그 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5827210

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350