JP5983375B2 - 画像表示装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、複数の光信号発生手段と、光信号発生手段毎の駆動手段と、光信号発生手段に共通に設けられた偏向手段と、偏向手段の変位角度を検出する検出手段を有し、各駆動手段が、検出手段の検出結果に基づく駆動手段毎の駆動開始信号に基づいて、各光信号発生手段を駆動する投影型ディスプレイ装置の発明が開示されている。
しかしながら、上記のやり方では、補正のための設定に時間が掛かる、最適になっているかどうか不明である等の問題がある。
また、ユーザは、光軸ズレが生じている場合には、投影面に表示されたバーマーク群を見ることで、光軸ズレの程度(ズレ量)を定量的に把握できる。すなわち、光軸ズレが生じている場合には、各々のバーマーク対の中でバーマーク同士が重なり合っているものを見つければ、このバーマーク対から逆算的に光軸のズレ量を求めることができる。
このように、本発明に係る画像表示装置によれば、各色成分のレーザ光の光軸のズレ量を容易に把握することが可能になり、光軸ズレの補正作業の手助けとなる。
また、バーマークは、基準マークに対して水平又は垂直のいずれかの方向に所定の間隔で配置したものであってもよく、基準マークに対して水平又は垂直の両方の方向に所定の間隔で配置したものであってもよい。
このような構成によれば、ユーザは、各々のバーマーク対の中でバーマーク同士が重なり合っているものを見つけて指定するだけで、光軸ズレの補正を行うことができる。
本例のレーザプロジェクタ1は、レーザ光源2(2a〜2c)、各種の光学素子3〜5、走査ミラー6、各種の駆動・制御ユニット7〜11を主体に構成されている。
本例のレーザプロジェクタ1では、赤成分(R)、緑成分(G)、青成分(B)の各レーザ光を合成し、この合成光をスクリーンや壁などの投影面Aに投影することによって、映像入力の信号に応じたカラー画像を投影面A上に投影表示する。また、本例のレーザプロジェクタ1では、これらの機能部に加え、ROM(Read Only Memory)12、CPU(Central Processing Unit)13、操作部14を用いてレーザ光の光軸の調整を行う。
このように、ダイクロイックミラー3,4は、R,G,Bの各色成分のレーザ光を合成する光学部を形成しており、この合成されたカラー光はレンズ5を介して走査ミラー6に入射される。
光源制御部10は、画像情報に基づいて投影範囲に複数の画素からなる映像を投影するために、駆動電流波形信号によりレーザドライバ11を制御する。
各レーザ光源2は、レーザドライバ11から閾値電流以上の駆動電流が供給された場合にレーザ光を出力し、駆動電流が増加するに従って光量の大きいレーザ光を出力する。また、各レーザ光源2は、閾値電流未満の電流が供給された場合には、レーザ光の出力を停止する。
本例では、図2に例示するようなテストパターンの画像データを記憶する。すなわち、2色(例えば、RとG)の組み合わせについて、2色全ての色成分を合成した混合色で表示される十字状の基準マーク21と、各色成分で表示される複数のバーマーク22(22a,22b)とを含むテストパターンを用いる。
図2では、基準マーク21及びバーマーク22の色について、Rを破線で示し、Gを一点鎖線で示し、黄(RとGの混合色)を実線で示すことで、各々の色を区別しているが、実際には全て実線で表示される。
まず、投影面における基準マーク21の表示について説明する。
RとGのレーザ光に光軸ズレが生じていない場合には、同一座標の画素値に基づくRのレーザ光とGのレーザ光は互いに投影面状の同じ位置に出射される。これにより、基準マーク21は、図2のように、本来の表示色である黄(RとGの混合色)で投影面に表示される。
一方、RとGのレーザ光に光軸ズレが生じている場合には、同一座標の画素値に基づくRのレーザ光とGのレーザ光であっても互いに投影面状の異なる位置に出射されてしまう。これにより、基準マーク21は、図3のように、RとGに分離した態様で投影面に表示される。
このように、光軸ズレの有無に応じて基準マーク21の表示が変化するので、ユーザは、投影面に表示された基準マーク21を見ることで、光軸ズレの有無を判別できる。
RとGのレーザ光に水平方向の光軸ズレが生じている場合には、水平方向のバーマーク対のいずれかが重なり合うことになる。図3の例では、水平方向のバーマーク対のうち、「−3」の識別情報が付されたバーマーク対が重複して、黄(RとGの混合色)で投影面に表示されている。
また、RとGのレーザ光に垂直方向の光軸ズレが生じている場合には、垂直方向のバーマーク対のいずれかが重なり合うことになる。図3の例では、垂直方向のバーマーク対のうち、「−1」の識別情報が付されたバーマーク対が重複して、黄(RとGの混合色)で投影面に表示されている。
図4(a)には、各レーザ光源2の変調タイミングを変更しない状態を示してあり、図4(b)には、各レーザ光源2の変調タイミングを変更した状態を示してある。
また、R_HENは、Rのレーザ光源2cの水平走査方向の変調タイミングであり、G_HENは、Gのレーザ光源2bの水平走査方向の変調タイミングであり、B_HENは、Bのレーザ光源2aの水平走査方向の変調タイミングである。
また、R_VENは、Rのレーザ光源2cの垂直走査方向の変調タイミングであり、G_VENは、Gのレーザ光源2bの垂直走査方向の変調タイミングであり、B_VENは、Bのレーザ光源2aの垂直走査方向の変調タイミングである。
このテストパターンは、R,G,Bの全ての色成分を合成した混合色(白)で表示される十字状の基準マーク41と、各色成分で表示される複数のバーマーク42(42a,42b,42c,42d)とを含む。
図5では、基準マーク41及びバーマーク42の色について、Rを破線で示し、Gを一点鎖線で示し、Bを二点鎖線で示し、白(RとGとBの混合色)を実線で示すことで、各々の色を区別しているが、実際には全て実線で表示される。
Claims (4)
- 互いに異なる色成分のレーザ光を出射する複数のレーザ光源を備え、前記複数のレーザ光源から出射された各色成分のレーザ光を画像データに基づいて走査して画像の投影を行う画像表示装置において、
前記画像データとして、前記互いに異なる色成分における複数の色成分の混合色で水平又は垂直の基準位置を示す基準マークと、色成分毎に前記基準マークに対して水平又は垂直の方向に所定の間隔で配置した複数のバーマークとを含むテストパターンの画像データを用い、
前記画像データにおけるバーマークの配置を、前記基準マークからの距離を基準にして異なる色成分のバーマーク同士を対にしたバーマーク対について、各バーマーク対におけるバーマーク間のズレ量が前記基準マークからの距離に比例して一定量ずつ増加する配置とした、
ことを特徴とする画像表示装置。 - レーザ光の光軸を調整する基準とするバーマーク対の指定をユーザから受け付ける操作部と、
前記指定されたバーマーク対に応じてレーザ光源の変調タイミングを変化させることで、当該レーザ光源から出射されるレーザ光の光軸を調整する制御部と、を備えた、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記バーマーク対には識別情報を付して有り、
前記操作部は、前記バーマーク対の指定として、前記バーマーク対の識別情報の入力を受け付ける、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。 - 前記複数のレーザ光源として、赤のレーザ光を出射するレーザ光源と、緑のレーザ光を出射するレーザ光源と、青のレーザ光を出射するレーザ光源を備え、
前記バーマーク対の識別情報の表示色を緑とする、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
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