JP5983354B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
このような問題に対処する方策として、下記特許文献1に示すような技術がある。その内容は、シートクッションにパネルを設けて、このパネルをシートクッションの前方へのスライドに連動させて、パネルによりシートバックの下方前面部を押し出すように構成して、シートバックと着座者の腰部との隙間を埋めるようにしている。
すなわち、本発明の車両用シートは、着座者の座部となるシートクッションと、背凭れ部となるシートバックとを備え、シートバックに対してシートクッションが離間する方向に相対的に移動可能とされている。そして、シートクッションの後方部とシートバックの下方部との間には、シートクッションのシートバックに対する離間方向への相対的移動に際してシートバックの下方前面部を連動させて前方に変位させる連動連結機構が設けられている。この連動連結機構は、前記シートクッションにシートバックに向けたクッションワイヤが配設されており、前記クッションワイヤはシートバックのバックパッド内部に形成された挿通孔に挿通されて係合されて前記シートクッションが前記シートバックに対して離間方向へ相対的に移動することで前記シートバックの下方前面部を前方に押し出す機構となっている。
そして、連動連結機構は、シートクッションにシートバックに向けた配設されたクッションワイヤによりシートバックの下方前面部を前方に押し出す機構であり、簡素な構成のものである。
そして、オットマン18の使用状態、すなわちオットマン18の前端を上方に持ち上げる作動機構と、シートバック14を傾動させるリクライニング機構とは連動作動されるように連結されている。したがって、図1(A)に示すようなオットマン18の未使用状態から図1(B)に示すような使用状態とする際には、シートバック14も連動して図1(A)に示すような通常の着座姿勢をとることのできる起立した状態から、図1(B)に示すような後方に傾動した安楽姿勢をとることのできる状態となる。
なお、本実施形態の車両用シート10においては、オットマン18の作動機構とシートバック14のリクライニング機構との連動作動により図1(A)の状態から図1(B)の状態に作動する際には、シートクッション12はシートバック14から離反する方向の前方に僅かにスライド移動するように構成されている。これにより図1(B)に示す状態時に休息姿勢に適するより安楽な姿勢状態となるようにしている。
また、本実施形態の車両用シート10は、オットマン18の作動機構とシートバック14のリクライニング機構との連動作動を遮断できる遮断機構も備えられている。常時は連動作動状態とされているが、この遮断機構により連動状態を遮断させたときには、シートバック14は単独でリクライニング機構により傾動作動することができる。
シートクッション12の後部位置には、シートクッション12の骨格を形成するフレームの1つであるクッションパイプ22が左右方向(幅方向)に配設されている。クッションパイプ22は鋼製等の剛性のある部材で形成されており、回動不能状態として配設されている。このクッションパイプ22にクッションワイヤー24の端部が一体的状態として取付けられている。例えば、溶接等により固定されて一体的に取付けられている。
クッションワイヤー24は、シートバック14に向けて配設されている。図3に良く示されるように、クッションワイヤー24の配設形状は逆U字形状の門形形状であり、両側のサイドメンバ24Sと、サイドメンバ24Sを繋ぐ連接メンバー24Kとから成っている。なお、このクッションワイヤー24もクッションパイプ22と同様の鋼製等の剛性のある部材で形成されている。
クッションワイヤー24の連接メンバー24Kは、シートバック14のバックパッド14Pに形成された挿通孔26に挿通されて配設されている。相通孔26は、図2に示されるように、バックパッド14Pの後面から前方に切り込み状態で形成されており、この切り込みを通じて連接メンバー24Kはシートバック14内に挿入され係合される。なお、挿通孔26の切り込みは、図2で見て、後方から斜め前方下方に向けて形成されている。クッションワイヤー24の連接メンバー24Kが挿入されて係合したバックパッド14Pの前部位置はパッド部材が充填された状態にある。これにより連接メンバー24Kが前方に移動する場合には充填状態のパッド部材を押して、シートバック14の下方前面部を前方に押し出すことができる構成となっている。
このとき、図2に示すように、シートバック14は実線で示す図1(A)に相当する状態から、仮想線で示す図1(B)に相当する状態となる。このとき、シートクッション12はL1だけ後方位置から前方にスライド移動する。このシートクッション12のスライド移動に伴いシートクッション12の後部に配置されているクッションパイプ22も一緒に移動し、併せて、クッションパイプ22と一体的に取付けられているクッションワイヤー24も一緒に前方に移動する。このクッションワイヤー24の前方への移動に伴い、クッションワイヤー24の連接メンバ24Kがシートバック14の連接メンバ24Kより前部に位置するパッド部位を押してシートバック14下方部の前面部を前方に押し出す。この押し出しは、シートバック14を後方に傾動させたときの通常の下方部の位置は図2に破線で示す位置であるので、通常の位置より下方部位置で見た場合、LXだけ前方に押し出された状他となる。なお、シートバック14が後方へ傾動した際の、シートバック14の下方部の前方への移動量はL2であり、この移動量L2はシートクッション12の移動量L1より短い。すなわち、シートバック14の後方への傾動における前方への移動量は、シートバック14の移動量よりシートクッション12の移動量の方が大きく、それだけシートクッション12はシートバック14に対して相対的に離間して前方に移動している。
しかも、上述した実施形態における連動連結機構20は、シートクッション12に配設されるクッションパイプ22にクッションワイヤー24を取付け、このクッションワイヤー24をシートバック14のバックパッド14Pに係合させるという極めて簡素な構成により達成することができる。したがって、従前のように複雑な構成とすることなく達成することができ、実用化に適する構成である。
例えば、上記実施形態ではオットマンを備えた車両用シートとして説明したが、オットマンを備えない車両用シートであっても、シートバックに対してシートクッションが離間する方向に相対的に移動可能とされる車両用シートには適用することができるものである。
また、クッションワイヤーの配置形状は、両側にサイドメンバを有する門形形状に限らず、サイドメンバが片側のみの配置形状等各種の配置形態で形成することができる。
また、クッションワイヤーのバックパッドへの配設は、バックパッドに形成した挿通孔に挿通する形態に限らず、シートバックのバックパッドの下部をクッションワイヤーの連接メンバーに巻きつけて構成することもできる。
12 シートクッション
12P クッションパッド
12C クッションカバー
14 シートバック
14P バックパッド
14C バックカバー
16 ヘッドレスト
18 オットマン
20 連動連結機構
22 クッションパイプ
24 クッションワイヤー
24S サイドメンバ
24K 連接メンバ
26 挿通孔
Claims (1)
- 着座者の座部となるシートクッションと、背凭れ部となるシートバックとを備え、シートバックに対してシートクッションが離間する方向に相対的に移動可能とされている車両用シートであって、
前記シートクッションの後方部と前記シートバックの下方部との間には、前記シートクッションのシートバックに対する離間方向への相対的移動に際して前記シートバックの下方前面部を連動させて前方に変位させる連動連結機構が設けられており、
該連動連結機構は、前記シートクッションにシートバックに向けたクッションワイヤが配設されており、前記クッションワイヤはシートバックのバックパッド内部に形成された挿通孔に挿通されて係合されて前記シートクッションが前記シートバックに対して離間方向へ相対的に移動することで前記シートバックの下方前面部を前方に押し出す機構となっていることを特徴とする車両用シート。
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