JP5983161B2 - 画像処理装置、画像出力方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像出力方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5983161B2
JP5983161B2 JP2012172335A JP2012172335A JP5983161B2 JP 5983161 B2 JP5983161 B2 JP 5983161B2 JP 2012172335 A JP2012172335 A JP 2012172335A JP 2012172335 A JP2012172335 A JP 2012172335A JP 5983161 B2 JP5983161 B2 JP 5983161B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
change
degree
correction
partial image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012172335A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014033317A (ja
Inventor
橋本 英幸
英幸 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2012172335A priority Critical patent/JP5983161B2/ja
Publication of JP2014033317A publication Critical patent/JP2014033317A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5983161B2 publication Critical patent/JP5983161B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

本発明は、画像の補正の具合を出力する装置および方法などに関する。
スキャナによって用紙から読み取られた画像の画質は、スキャナの特性または用紙の状態などに影響される。よって、ユーザが所望する画質の画像が得られない場合がある。この場合は、スキャンし直してもよいが、読み取った画像を画像処理装置によって補正すればよい。
補正の際に、ユーザは、種々の属性についてパラメータを指定する。例えば、特許文献1には、次の方法が提案されている。画像形成装置は、ユーザが画像の中のいずれかの領域を選択し調整内容を指定すると、この領域に対してこの調整内容で調整を行う。
また、補正後の画像の状態をユーザが確認できるようにするための方法も、提案されている。特許文献2に記載される方法によると、画像処理装置は、表示したい画像における高解像度化する領域を局所領域としてユーザが指定すると、局所領域について高解像度処理を行い、表示したい画像の高解像度処理後の仕上り推定画像を表示する。
特開2002−112022号公報 特開2008−92297号公報
パラメータを指定して補正を行う場合は、ユーザは、パラメータが画像にどれくらい影響するのかを確認したい。特許文献1に記載される方法のように画像の中の特定の領域に対して調整内容を指定し補正を行う場合は、ユーザは、この特定の領域に注目して補正の具合を確認すればよい。
しかし、画像全体に対して補正を行う場合は、注目すべき部分が広いので、ユーザにとって補正の具合を確認するのが難しい。
本発明は、このような問題点に鑑み、ユーザが画像の補正の具合を従来よりも容易に確認できるようにすることを目的とする。
本発明の一形態に係る画像処理装置は、原稿の画像の中の一部分である部分画像ごとに、補正による変化の度合いである変化度を、特定の色、明度、彩度、色相、コントラスト、エッジ強調、文字、網点、および罫線に関する複数の属性のうちの特定の2つ以上の属性についての補正による変化の度合いに基づいて算出する、変化度算出手段と、前記変化度が大きい前記部分画像を優先的に、当該部分画像の補正後の状態を出力装置に出力させる出力制御手段と、を有する。
本発明の他の一形態に係る画像処理装置は、原稿の画像の中の一部分である部分画像ごとに、補正による変化の度合いである変化度を算出する、変化度算出手段と、前記変化度が大きい前記部分画像を優先的に、当該部分画像の補正後の状態を出力装置に出力させる出力制御手段と、を有し、前記変化度算出手段は、特定の色、明度、彩度、色相、コントラスト、エッジ強調、文字、網点、および罫線に関する複数の属性のうちの特定の2つ以上の属性のうちの補正による変化の度合いが所定の値を超えるものの個数を前記変化度として算出する。
好ましくは、前記個数が所定の個数以上であっても2つ以上の属性それぞれの補正による変化の度合いを合わせたものが所定の値に満たない場合は、前記変化度算出手段は、当該変化の度合いを合わせたものが所定の値以上である前記部分画像を次に出力させる
または、前記出力制御手段は、前記状態として、複数のパラメータそれぞれに応じた補正後の状態を出力させる。
または、前記出力制御手段は、前記状態とともに、補正を施していない前記部分画像を出力させる。
または、前記出力制御手段は、前記出力装置における表示面または印刷面のサイズに応じて前記状態を出力させる。
本発明によると、ユーザは、画像の補正の具合を従来よりも容易に確認することができる。
画像形成装置を含むネットワークシステムの例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 画質モニタ方法選択画面の例を示す図である。 パラメータ指定画面の例を示す図である。 全体画像と小画像との関係の例を示す図である。 パラメータごとの明度補正の前後の値の関係の例を示す図である。 調整特性テーブルの例を示す図である。 パラメータごとのコントラスト補正の前後の値の関係の例を示す図である。 パラメータごとのR(赤)補正の前後のab座標の関係の例を示す図である。 モニタウィンドウの例を示す図である。 モニタウィンドウの配置の例を示す図である。 モニタウィンドウの配置の変形例を示す図である。 モニタウィンドウの例を示す図である。 全体画像の一部分の補正後の状態のプレビューの全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 モニタ好適部分画像と全体画像との位置関係の例を示す図である。 確認画面の例を示す図である。 エラーメッセージ画面の例を示す図である。
図1は、画像形成装置1を含むネットワークシステムの例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。
図1に示す画像形成装置1は、一般に複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれる装置であって、コピー、ファックス、スキャナ、PCプリント、およびボックスなどの機能を集約した装置である。
「PCプリント機能」とは、パーソナルコンピュータまたはスマートフォンなどの端末装置から受信した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する機能である。
「ボックス機能」とは、ユーザごとに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域を与えておき、各ユーザが自分の記憶領域によって画像データなどのデータを保存し管理するための機能である。ボックスは、パーソナルコンピュータにおける「フォルダ」または「ディレクトリ」に相当する。
画像形成装置1は、いわゆるLAN(Local Area Network)回線、公衆回線、またはインターネットなどの通信回線を介してパーソナルコンピュータまたはファックス端末などの装置と画像データのやり取りを行うことができる。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、大容量記憶装置10d、スキャンユニット10e、プリントユニット10f、NIC(Network Interface Card)10g、操作パネル10h、およびモデム10iのほか、種々の制御回路などによって構成される。
スキャンユニット10eは、用紙に記されている写真、文字、絵、図表などの原稿の画像を読み取って画像データを生成する装置である。
操作パネル10hは、タッチパネルディスプレイおよびキー群などによって構成される。タッチパネルディスプレイは、ユーザに対するメッセージを与えるための画面、処理の結果を示す画面、またはユーザが画像形成装置1に対して指示を入力するための画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイは、タッチされた(押された)位置を検知し、CPU10aにその位置を通知する。キー群は、テンキーおよびスタートキーのほか、ファックスおよびスキャンなどの各種の機能のモードに対応する画面に切り換えるための選択キーによって構成される。ユーザは、操作パネルを操作することによって、画像形成装置1に対してデータを入力しまたは指示を与えることができる。
NIC10gは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルに基づいて、パーソナルコンピュータなどの装置との間で通信を行う。
モデム10iは、G3またはG4などのプロトコルに基づいて、ファックス端末などの装置との間で通信を行う。
プリントユニット10fは、スキャンユニット10eによって読み取られた画像を用紙に印刷する。また、パーソナルコンピュータまたはファックス端末から受信した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する。ボックスに保存されている画像データに基づいて画像を用紙に印刷することもできる。
ROM10cおよび大容量記憶装置10dには、上述の各機能を実現するためのプログラムがインストールされている。さらに、画像補正プログラム3がインストールされている。
画像補正プログラム3は、スキャンユニット10eによって用紙から読み取られた原稿の画像を補正するためのプログラムである。また、画像補正プログラム3は、読み取られた画像の中から、補正によって特に大きく変化する部分を選定し、この部分の補正の前後の画質をユーザに提示する。これにより、ユーザは、補正による画質の変化を監視(モニタ)することができる。
これらのプログラムは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。大容量記憶装置10dとして、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
画像補正プログラム3をCPU10aによって実行することによって、図3に示す画質モニタ表示方法選定処理部301、パラメータ選定処理部302、画像読取制御部303、画像分割処理部304、小画像変化量算出部305、小画像総変化量算出部306、好適モニタ領域決定部307、画像補正処理部308、補正結果表示制御部309、調整特性テーブル記憶部3K1、および変化量データ記憶部3K2などの機能が実現される。
以下、図3に示す各部について、用紙4の全体に記されている画像である全体画像5に対して補正を行う場合を例に説明する。
図4は、画質モニタ方法選択画面WN1の例を示す図である。図5は、パラメータ指定画面WN2の例を示す図である。図6は、全体画像5と小画像51との関係の例を示す図である。図7は、パラメータごとの明度補正の前後の値の関係の例を示す図である。図8は、調整特性テーブル6TBの例を示す図である。図9は、パラメータごとのコントラスト補正の前後の値の関係の例を示す図である。図10は、パラメータごとのR(赤)補正の前後のab座標の関係の例を示す図である。図11は、モニタウィンドウWN3の例を示す図である。図12は、モニタウィンドウWN3の配置の例を示す図である。図13は、モニタウィンドウWN3の配置の変形例を示す図である。図14は、モニタウィンドウWN4の例を示す図である。
図3において、画質モニタ表示方法選定処理部301は、画質の変化の表示の方法を選定するための処理を次のように実行する。
画質モニタ表示方法選定処理部301は、図4に示すような画質モニタ方法選択画面WN1が表示されるように操作パネル10hのタッチパネルディスプレイを制御する。
画質モニタ方法選択画面WN1には、画質の変化の表示の方法ごとに、それを選択するための選択ボタンBN1が配置されている。
ユーザは、自分の好みの表示の方法を、それに対応する選択ボタンBN1を押すことによって選択する。本実施形態では、「一括」、「スクロール」、および「切換え」の3つの方法が用意されている。各方法については、後に説明する。
そして、画質モニタ表示方法選定処理部301は、ユーザが選択した方法を、画質の変化の表示の方法に選定する。
パラメータ選定処理部302は、全体画像5に対する補正の内容を選定するための処理を次のように実行する。
パラメータ選定処理部302は、図5に示すようなパラメータ指定画面WN2が表示されるように操作パネル10hのタッチパネルディスプレイを制御する。
パラメータ指定画面WN2には、画像の属性ごとに、テキストボックスTX2およびモニタ対象オプションボタンBP2が配置されている。
ユーザは、属性ごとに、どれくらい補正するのかを決め、その値をその属性のテキストボックスTX2に入力する。本実施形態では、属性を高くする場合は「+1」〜「+3」のいずれかのプラスの整数値を入力し、低くする場合は「−1」〜「−3」のいずれかのマイナスの整数値を入力する。絶対値が大きいほど、補正の強度が強い。つまり、より属性が高められまたは低められる。以下、このような補正の方向(高くするか低くするか)および強さを表わす値を「パラメータ」と記載する。
例えば、ユーザは、明度を少し高めたい場合は、明度に対応するテキストボックスTX2に「+1」を入力する。または、明度をかなり低くしたい場合は、「−3」を入力する。
また、ユーザは、パラメータごとの画質を監視したい属性を決め、その属性に対応するモニタ対象オプションボタンBP2を押してオンにする。
すべての属性のテキストボックスTX2およびモニタ対象オプションボタンBP2を一度に表示できない場合がある。この場合は、パラメータ指定画面WN2に上スクロールボタンBN21および下スクロールボタンBN22が配置される。上スクロールボタンBN21または下スクロールボタンBN22が押されると、パラメータ選定処理部302は、残りの属性のテキストボックスTX2およびモニタ対象オプションボタンBP2を上下にスクロールさせながら順次、表示させる。
さらに、パラメータ指定画面WN2には、完了ボタンBN23が配置されている。ユーザは、上記の操作が完了したら、完了ボタンBN23を押す。
すると、パラメータ選定処理部302は、各テキストボックスTX2およびモニタ対象オプションボタンBP2に対してなされた操作の内容を受け付ける。
ユーザは、用紙4をスキャンユニット10eの所定の位置にセットし、スキャンを開始するための操作を行う。例えば、スタートボタンを押す。
すると、画像読取制御部303は、用紙4をスキャンするようにスキャンユニット10eを制御する。これにより、全体画像5の画像データが取得される。そして、この画像データに基づいて画像分割処理部304ないし補正結果表示制御部309によって次の処理が行われる。
画像分割処理部304は、全体画像5をN×M個の小画像51に分割する。例えば、N=12、M=16、である場合は、図6(A)に示すように全体画像5を12×16個の小画像51に分割する。NおよびMの値は固定であっても構わないし、小画像51のサイズを固定にして全体画像5のサイズに応じてNおよびMの値を変えてもよい。
ところで、上述の通り、ユーザは、全体画像5の補正の際に値の調整を行う属性ごとに、「−3」〜「−1」および「+1」〜「+3」のうちの1つをパラメータとして指定することができる。しかし、属性ごとに、各パラメータにおける調整の具合が異なる。
そこで、調整特性テーブル記憶部3K1には、属性ごとに、調整の特性を示す調整特性テーブル6TBが予め記憶されている。
例えば、明度(Lab空間におけるL)の調整特性テーブル6TBとして、図7に示すような特性を表わすテーブル、つまり、図8のような、各パラメータごとにそれが指定された場合に現在の明度をどれくらいに調整するのかを示すテーブルが、記憶されている。
また、コントラストの調整特性テーブル6TBとして、図9に示すような特性を表わすテーブルが記憶されている。
そのほか、シャープネスの調整特性テーブル6TBとして、各パラメータごとにそれが指定された場合に現在の濃度をどれくらいに調整するのかを示すテーブルが、記憶されている。
さらに、R(赤)の調整特性テーブル6TBとして、図10に示すような特性を表わすテーブル、つまり、各パラメータごとにそれが指定された場合にLab空間における現在のaおよびbの値をどれくらい赤に近づくように調整するのかを示すテーブルが、記憶されている。
そのほか、G(緑)、B(青)、Y(黄)、M(マゼンタ)、およびC(シアン)それぞれについても同様に、それぞれの調整特性テーブル6TBとして、各パラメータごとにそれが指定された場合にLab空間における現在のaおよびbの値をその色にどれくらいに近づくように調整するのかを示すテーブルが、記憶されている。
また、彩度および色相についても、それぞれの調整特性テーブル6TBとして、各パラメータごとにそれが指定された場合に現在のaおよびbをどれくらいに調整するのかを示すテーブルが、記憶されている。
図3に戻って、小画像変化量算出部305は、小画像51ごとに、補正による各属性の変化量を算出する。
明度の変化量は、例えば次のように算出することができる。小画像変化量算出部305は、小画像51を構成する画素ごとに、「−1」のパラメータを適用した場合および「+1」のパラメータを適用した場合それぞれの補正(調整)後の明度(Lの値)を明度の調整特性テーブル6TB(図7、図8参照)に基づいて求め、両者の差分の絶対値を算出する。そして、各画素の差分の絶対値の平均値を変化量として算出する。
コントラストについても同様に、コントラストの調整特性テーブル6TB(図9参照)を用いて、「−1」のパラメータを適用した場合の明度と「+1」のパラメータを適用した場合の明度との差分の平均値を変化量として算出する。シャープネスについても同様に、シャープネスの調整特性テーブル6TBを用いて算出する。ただし、明度同士の差分ではなく濃度同士の差分を算出し、平均値を変化量として算出する。
また、R(赤)の変化量は、例えば次のように算出することができる。小画像変化量算出部305は、小画像51を構成する画素ごとに、「−1」のパラメータを適用した場合および「+1」のパラメータを適用した場合それぞれの(a,b)をRの調整特性テーブル6TBに基づいて求める。それぞれの場合の、R方向の所定の色相角(図10の角α)に属する画素の個数をカウントする。そして、両個数の差の絶対値を変化量として算出する。G(緑)、B(青)、Y(黄)、M(マゼンタ)、およびC(シアン)の各色の変化量も同様の方法によって求めることができる。
また、彩度の変化量は、例えば次のように算出することができる。小画像変化量算出部305は、小画像51を構成する画素ごとに、「−1」のパラメータを適用した場合および「+1」のパラメータを適用した場合それぞれの(a,b)をRの調整特性テーブル6TBに基づいて求め、両者の距離を算出する。そして、各画素の距離の平均値を変化量として算出する。色相の変化量も同様の方法によって求めることができる。
小画像総変化量算出部306は、小画像51ごとに、監視の対象として選定された(パラメータ指定画面WN2においてモニタ対象オプションボタンBP2がオンにされた)属性の、小画像変化量算出部305によって算出された変化量の総和である総変化量を算出する。例えば、小画像51の1つである小画像51nmの総変化量を次のように算出する。
小画像総変化量算出部306は、小画像51nmの属性ごとの変化量を正規化する。例えば、小画像51nmを含むすべての小画像51の変化量のうち、この属性の最大の変化量を「1」として、その最大の変化量に対する小画像51nmの変化量の割合(比率)を算出することによって正規化する。すなわち、例えば、すべての小画像51の明度の変化量のうちの最大値がLmaxであり、小画像51nmの明度の変化量が「Lj」である場合は、Lj/Lmax、を算出することによって正規化する。他の属性の変化量についても、同様に正規化する。なお、他の方法によって正規化してもよい。
そして、小画像総変化量算出部306は、各属性の正規化した変化量の総和を、総変化量として算出する。
例えば、監視の対象として選定された属性が明度、彩度、色相、コントラスト、およびシャープネスであり、それぞれの属性の変化量がPS1、PS2、PS3、PS4、およびPS5である場合は、総変化量ADPは、
ADP=PS1+PS2+PS3+PS4+PS5
である。
変化量データ記憶部3K2には、小画像51ごとの、小画像変化量算出部305によって算出された各属性の変化量が記憶される。さらに、小画像51ごとに、小画像総変化量算出部306によって算出された総変化量が記憶される。
好適モニタ領域決定部307は、Q×P個の一塊の小画像51からなる複数のモニタ候補画像5KRのうちの、補正による画質の変化をユーザにモニタさせるのに好ましい画像を1つ、次のように決定する。
好適モニタ領域決定部307は、モニタ候補画像5KRごとに、それを構成する小画像51それぞれの総変化量の総和を算出する。この総和は、補正による画質の変化を監視(モニタ)する好ましさの度合いを表わしていると、言える。そこで、以下、この総和を「モニタ好適度」と記載する。
なお、モニタ候補画像5KRは、(N−Q)×(M−P)個、存在する。したがって、図6(A)のように小画像51が12×16個あり、かつ、図6(B)のようにモニタ候補画像5KRが2×3個の小画像51からなる場合は、10×13個のモニタ候補画像5KRが存在する。したがって、この場合は、好適モニタ領域決定部307は、10×13個のモニタ候補画像5KRについてモニタ好適度を算出する。
例えば、全体画像5において左からn番目上からm番目の小画像51を左上の小画像51として有するモニタ候補画像5KRのモニタ好適度ADJは、
ADJ=ADP(n,m)+ADP(n+1,m)+ADP(n,m+1)+ADP(n+1,m+1)+ADP(n,m+2)+ADP(n+1,m+2)である。
ただし、ADP(x,y)は、小画像総変化量算出部306によって算出された、左からx番目上からy番目の小画像51の総変化量である。
そして、好適モニタ領域決定部307は、最大のモニタ好適度を有するモニタ候補画像5KRを、モニタさせるのに好ましい画像に決定する。以下、モニタさせるのに好ましいモニタ候補画像5KRを「モニタ好適部分画像」と記載する。
画像補正処理部308は、全体画像5を補正する処理を例えば次のように実行することによって、補正画像を求める。
画像補正処理部308は、全体画像5の画素ごとに、各属性の、パラメータ選定処理部302によって選定された(パラメータ指定画面WN2のテキストボックスTX2に入力された)パラメータに対応する調整後の値を、調整特性テーブル記憶部3K1に記憶されている各属性の調整特性テーブル6TBに基づいて求める。そして、各画素が求めた値になるように全体画像5を補正する。以下、各属性の選定されたパラメータに基づく補正によって得られた画像を「第一の補正全体画像5A」と記載する。
また、画像補正処理部308は、全体画像5の画素ごとに、監視の対象として選定された(パラメータ指定画面WN2においてモニタ対象オプションボタンBP2がオンにされた)1つの属性について、「−3」〜「+3」それぞれのパラメータに対応する調整後の値を、その属性の調整特性テーブル6TBに基づいて求める。そして、各画素が求めた値になるように全体画像5を補正する。これにより、その属性のみを6段階のパラメータに調整した場合の6つの補正画像と、パラメータを調整しなかった場合の1つの補正画像とが、得られる。以下、1つの属性のみのパラメータに着目して得られた画像を「第二の補正全体画像5B」と記載する。
モニタ対象オプションボタンBP2がオンにされた属性が複数ある場合がある。この場合は、画像補正処理部308は、それぞれの属性について、7つずつ第二の補正全体画像5Bを求める。
また、画像補正処理部308は、モニタ対象オプションボタンBP2がオンにされた属性が複数ある場合に、これらの属性のそれぞれについて、「−3」〜「+3」それぞれのパラメータに対応する調整後の値を、それぞれの属性の調整特性テーブル6TBに基づいて求める。そして、各画素が求めた値になるように全体画像5を補正する。これにより、これらの属性のみを6段階のパラメータに調整した場合の6つの補正画像と、パラメータを調整しなかった場合の1つの補正画像とが、得られる。以下、モニタ対象オプションボタンBP2がオンにされた属性すべてのパラメータに着目して得られた画像を「第三の補正全体画像5C」と記載する。
補正結果表示制御部309は、画像補正処理部308によって補正された全体画像5が次のように表示されるように操作パネル10hのタッチパネルディスプレイを制御する。
例えば、補正結果表示制御部309は、第一の補正全体画像5Aの全体を表示させる。または、第一の補正全体画像5Aの中のモニタ好適部分画像のみを表示させる。
または、補正結果表示制御部309は、ある1つの属性の、7つのパラメータそれぞれに係る第二の補正全体画像5Bの中のモニタ好適部分画像(以下、「モニタ好適部分画像5BK」と記載する。)を並べて表示させる。
7つのモニタ好適部分画像5BKを並べたモニタウィンドウWN3を、表示させてもよい。モニタウィンドウWN3は、タッチパネルディスプレイの全体に表示させてもよいし、一部分に表示させてもよい。
タッチパネルディスプレイの全体に表示させる場合は、7つのモニタ好適部分画像5BKを図11のように配置すればよい。タッチパネルディスプレイの一部分に表示させる場合は、モニタウィンドウWN3を縮小すればよい。
または、補正結果表示制御部309は、7つのモニタ好適部分画像5BKの代わりに、7つのパラメータそれぞれに係る第三の補正全体画像5Cの中のモニタ好適部分画像(以下、「モニタ好適部分画像5CK」と記載する。)を並べて表示させる。
画質モニタ表示方法選定処理部301によって画質の変化の表示の方法が選定された場合は、その選定された方法に応じて、次のように表示させればよい。
「一括」が選択された場合は(図4参照)、補正結果表示制御部309は、図12に示すように、監視の対象として選定された属性ごとのモニタウィンドウWN3を少しずつずらして重ねて表示させるとともに、これらのモニタウィンドウWN3とは重ならないように、第三の補正全体画像5CのモニタウィンドウWN3を表示させる。重なっている複数のモニタウィンドウWN3のうちのいずれかが選択されると、補正結果表示制御部309は、選択されたモニタウィンドウWN3を一番上(手前)に表示させる。
または、互いに重ならないようにモニタウィンドウWN3のサイズを縮小し、並べて表示してもよい。
「スクロール」が選択された場合は、補正結果表示制御部309は、図13に示すように、監視の対象として選定された属性ごとのモニタ好適部分画像5BKのモニタウィンドウWN3およびモニタ好適部分画像5CKのモニタウィンドウWN3を一列に並べ、一部分をユーザによる操作に応じてスクロールさせながら表示させる。図13において、一点鎖線で示す領域が、タッチパネルディスプレイの表示面を位置を表わしている。
図13の例では、上下方向にスクロールさせるが、左右方向にさせるようにしてもよい。また、モニタウィンドウWN3の並び順は、図13の通りでなくてもよい。例えば、モニタ好適部分画像5CKのモニタウィンドウWN3を一番上に配置してもよい。
または、電子ブックにおけるページ送り(ページめくり)の表示のように、モニタウィンドウWN3を1つずつ表示させてもよい。または、選択用のボタンを設けておき、ユーザが選択したボタンに対応する属性のモニタウィンドウWN3を表示させてもよい。
「切換え」が選択された場合は、補正結果表示制御部309は、図14に示すようなモニタウィンドウWN4を表示させる。モニタウィンドウWN4には、モニタウィンドウWN3と同様に、7つのパラメータそれぞれに係るモニタ好適部分画像5CKが配置される。また、モニタ対象オプションボタンBP2がオンにされた属性の名称が左方に示される。さらに、個別表示ボタンBN41、既定値未満ボタンBN42、および既定値以上ボタンBN43が配置される。
個別表示ボタンBN41が押されると、補正結果表示制御部309は、モニタ好適部分画像5CKの代わりに、モニタ対象オプションボタンBP2がオンにされた属性の7つのパラメータそれぞれに係るモニタ好適部分画像5BKを表示させる。このような属性が複数ある場合は、最初は、1つ目の属性の7つのパラメータそれぞれに係るモニタ好適部分画像5BKを表示させる。この際に、1つ目の属性の名称をハイライトにして、残りの属性の名称をグレーアウトさせる。続けて個別表示ボタンBN41が押されるごとに、同様に、2つ目、3つ目、…の属性の7つのパラメータそれぞれに係るモニタ好適部分画像5BKを表示させ、この属性の名称をハイライトにして、残りの属性の名称をグレーアウトさせる。
既定値未満ボタンBN42が押されると、補正結果表示制御部309は、正規化した変化量が既定の値未満である属性の7つのパラメータそれぞれに係るモニタ好適部分画像5BKを表示させる。このような属性が複数ある場合は、最初は、1つ目の属性の7つのパラメータそれぞれに係るモニタ好適部分画像5BKを表示させる。この際に、1つ目の属性の名称をハイライトにして、残りの属性の名称をグレーアウトさせる。続けて既定値未満ボタンBN42が押されるごとに、同様に、2つ目、3つ目、…の属性の7つのパラメータそれぞれに係るモニタ好適部分画像5BKを表示させ、この属性の名称をハイライトにして、残りの属性の名称をグレーアウトさせる。
または、既定値以上ボタンBN43が押されると、補正結果表示制御部309は、正規化した変化量が既定の値以上である属性の7つのパラメータそれぞれに係るモニタ好適部分画像5BKを表示させる。このような属性が複数ある場合は、最初は、1つ目の属性の7つのパラメータそれぞれに係るモニタ好適部分画像5BKを表示させる。この際に、1つ目の属性の名称をハイライトにして、残りの属性の名称をグレーアウトさせる。続けて既定値以上ボタンBN43が押されるごとに、同様に、2つ目、3つ目、…の属性の7つのパラメータそれぞれに係るモニタ好適部分画像5BKを表示させ、この属性の名称をハイライトにして、残りの属性の名称をグレーアウトさせる。
図15は、全体画像5の一部分の補正後の状態のプレビューの全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、画像形成装置1が全体画像5の一部分の補正後の状態をプレビュー表示する際の処理の流れを、図15のフローチャートを参照しながら説明する。
画像形成装置1は、補正による全体画像5の画質の変化の表示方法および補正のパラメータの選定の処理を行うとともに(図15の#11、#12)、全体画像5を用紙4から読み取る(#13)。
画像形成装置1は、小画像51およびモニタ候補画像5KRなどのサイズのほか、モニタウィンドウWN3におけるモニタ好適部分画像5BK、5CKなどのサイズおよび位置などを決定する(#14)。
画像形成装置1は、全体画像5を複数の小画像51に分割し(#15)、小画像51ごとの変化量および総変化量を算出する(#16、#17)。さらに、モニタ候補画像5KRごとのモニタ好適度を算出し、最大のモニタ好適度を有するモニタ候補画像5KRをモニタ好適部分画像に決定する(#18)。
そして、画像形成装置1は、ステップ#11、#12における選定の処理の結果に応じて、図11、図12、図13、および図14などに示した種々の形態でモニタ好適部分画像を表示する(#19)。
その後、ユーザが属性ごとのパラメータを必要に応じて修正すると、画像形成装置1は、属性ごとのパラメータに応じて全体画像5を補正する。そして、用紙に印刷し、または、補正後の全体画像5の画像データを生成して記録媒体または他の装置へ出力する。
本実施形態によると、全体画像5の中からパラメータの影響を受けやすい部分を選出し、補正による変化を幾つかのパラメータに基づいて算出し表示する。つまり、プレビュー表示する。よって、ユーザは、補正の具合を従来よりも容易に確認することができ、全体画像5の補正のレベルを従来よりも容易に決めることができる。
図16は、モニタ好適部分画像と全体画像5との位置関係の例を示す図である。図17は、確認画面WN6の例を示す図である。図18は、エラーメッセージ画面WN7の例を示す図である。
画像形成装置1は、モニタ好適部分画像5BK、5CKが全体画像5のどの位置にあるのかをユーザに知らせるために、図16のような位置通知画面WN5を表示してもよい。さらに、監視の対象として選定された属性ごとに、変化量が所定の値以上である小画像51に印を付けてもよい。
本実施形態では、属性ごとの変化量を正規化して総変化量を算出したが、正規化せずに算出してもよい。この場合は、属性ごとに係数を予め決めておき、属性ごとの変化量に係数を掛けた値の総和を総変化量として算出してもよい。この場合は、係数は、重視する属性ほど大きな値にすればよい。また、正規化して総変化量を算出する場合も、属性ごとに、重要度に応じた係数を用意しておき、正規化した変化量に係数を掛けた値の総和を総変化量として算出してもよい。
本実施形態では、ユーザによる属性ごとのパラメータの値の指定を、全体画像5を用紙4から読み取る前に行ったが(図5参照)、読み取った後に指定行うようにしてもよい。例えば、図11、図12、図13、および図14などに示した種々の形態でユーザがモニタ好適部分画像を確認した後に行うようにしてもよい。そして、画像形成装置1は、指定された
複数の属性のうち1つの属性の値が変わると残りの属性の値も自ずと変わることがある。このような場合は、当該1つの属性のパラメータをユーザが指定すれば、当該残りの残りの属性のパラメータを指定できないようにしてもよい。
本実施形態では、第一の補正全体画像5A、モニタ好適部分画像5BK、およびモニタ好適部分画像5CKを画像形成装置1自身のタッチパネルディスプレイに表示したが、他の装置のディスプレイに表示してもよい。または、表示する代わりに、用紙に印刷するようにしてもよい。これらの場合は、表示先の表示面または印刷先の印刷面のサイズに応じて第一の補正全体画像5A、モニタ好適部分画像5BK、およびモニタ好適部分画像5CKなどの大きさを調整すればよい。出力先(表示先または印刷先)をユーザが選択できるようにしてもよい。または、表示先を画像形成装置1自身のタッチパネルディスプレイに限定し、ユーザが選択できないようにしてもよい。
本実施形態では、属性の例として、明度、彩度、色相、コントラスト、シャープネス、R、G、B、C、M、およびYなどを挙げたが、他の属性を用いて小画像51の変化量を算出してもよい。
例えば、領域特性を属性として用いて小画像51の変化量を算出してもよい。「領域特性」は、その領域(小画像51)に特定の種類のオブジェクトが含まれる可能性または占める割合である。例えば、文字特性は、その領域に文字が含まれる可能性または文字が占める割合(いわゆる文字属性を有する画素の占める割合)である。後者の場合は、小画像51の文字特性を、例えば、次の方法によって算出すればよい。小画像51に対して、いわゆるエッジ検出処理を施すことによって、エッジをなす画素を検出する。そして、小画像51の画素の個数に対する、エッジをなす画素およびそのエッジに囲まれる画素の個数の割合を、文字特性として算出する。または、罫線特性およびエッジ特性を用いてもよい。
さらに文字の色、背景、またはサイズの条件を加えた領域特性を属性として用いてもよい。例えば、文字が黒であること(黒文字特性)、文字がカラーであること(色文字特性)、文字が網点の背景の上にあること(網点文字特性)、または文字が所定のサイズ以下であること(小サイズ文字特性)などを属性として用いてもよい。文字の色、背景、およびサイズの検出は、公知の方法を用いればよい。
例えば、黒文字特性の変化量として、小画像51の画素の個数に対する、黒色でありかつエッジをなす画素の個数の割合を算出してもよい。または、「+1」のパラメータが適用された場合の文字属性の画素(文字を構成すると考えられる画素)の明度と「−1」のパラメータが適用された場合の文字属性の画素の明度との差分の絶対値の平均値を、黒文字特性の変化量として算出してもよい。
本実施形態では、小画像51の1つの属性の変化量を、その属性に「+1」のパラメータを適用した場合と「−1」のパラメータを適用した場合との差分を画素ごとに算出することによって求めた。しかし、演算の時間を短縮するために、次の方法によって変化量を求めてもよい。
例えば、明度の変化量として、小画像51における明度(Lの値)の分散を算出してもよい。彩度の変化量として、小画像51における彩度(Lab空間におけるab座標)の距離の分散を算出してもよい。色相の変化量として、小画像51における色相(Lab空間におけるab座標)の角度の分散を算出してもよい。コントラストの変化量として、小画像51の画素の個数に対する、中間調の画素の個数の割合を算出してもよい。シャープネスの変化量として、小画像51の画素の個数に対する、濃度が一定の高さ以上である準高濃度画素の個数と濃度が一定の高さ以下である準低濃度画素の個数との和の割合を算出してもよい。
本実施形態では、補正後の全体画像5の一部分の画像として、ユーザによる指示の有無に関わらずモニタ好適部分画像を表示したが、図17のような確認画面WN6を表示し、ユーザが「はい」のボタンを押した場合にモニタ好適部分画像を表示するようにしてもよい。「いいえ」のボタンを押した場合は、補正後の全体画像5の所定の部分(例えば、左上または中央)を表示すればよい。または、ユーザが指定した部分を表示すればよい。モニタ好適部分画像をユーザによる指示がなくても表示するか、確認画面WN6を毎回表示するかを予め設定できるようにしてもよい。
用紙4が白紙であった場合およびカラーに関する補正を行うにも関わらず全体画像5がモノクロである場合は、図18のようなエラーメッセージ画面WN7を表示し、スキャンの操作をやり直すようにユーザに促してもよい。用紙4の読取りの開始位置から主走査方向に所定の距離だけ進んだ位置までの間に、モニタ好適度が所定の値以上であるモニタ候補画像5KRが1つもない場合にも、エラーメッセージ画面WN7を表示してもよい。さらに、天地を変えてスキャンユニット10eに用紙4をセットし直すように促すメッセージを表示してもよい。
モニタ好適度が最も高いモニタ候補画像5KRが複数ある場合は、それぞれのモニタ候補画像5KRにおける属性ごとの変化量の平均値を算出し、平均値が閾値以上である属性の個数が最も多いモニタ候補画像5KRをモニタ好適部分画像に決定すればよい。個数が最も多いモニタ候補画像5KRが複数ある場合は、スキャンユニット10eによって先に読み取られたほうをモニタ好適部分画像に決定すればよい。
本実施形態では、モニタ好適度を各属性の正規化した変化量を合計することによって算出したが、変化量が閾値以上である属性の個数をモニタ好適度として算出してもよい。
本実施形態では、画像形成装置1は、モニタ好適度が最大であるモニタ候補画像5KRを表示したが、モニタ好適度が一定以上であるモニタ候補画像5KRを選択的に表示するようにしてもよい。この場合は、例えば、図14のモニタウィンドウWN4において、所定の操作が行われるごとに、このようなモニタ候補画像5KRを順番に表示すればよい。
本実施形態では、「−3」〜「+3」の7段階のパラメータに基づいて処理を行ったが、パラメータのレベルをより細かく(多く)しておいてもよいし、より少なくしておいてもよい。また、ユーザは、パラメータを小数で指定してもよい。この場合は、画像形成装置1は、指定されたパラメータに対応する値を、前後のパラメータに対応する値で補間することによって算出すればよい。
ユーザが指定した属性以外の属性についても、変化量および総変化量を算出し、パラメータごとの差をユーザに提示してもよい。
その他、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置(画像処理装置)
10f プリントユニット(出力装置)
10h 操作パネル(出力装置)
305 小画像変化量算出部(変化度算出手段)
306 小画像総変化量算出部(変化度算出手段)
307 好適モニタ領域決定部(変化度算出手段)
308 画像補正処理部(出力制御手段)
309 補正結果表示制御部(出力制御手段)
5 全体画像(原稿の画像)
5KR モニタ候補画像(部分画像)

Claims (10)

  1. 原稿の画像の中の一部分である部分画像ごとに、補正による変化の度合いである変化度を、特定の色、明度、彩度、色相、コントラスト、エッジ強調、文字、網点、および罫線に関する複数の属性のうちの特定の2つ以上の属性についての補正による変化の度合いに基づいて算出する、変化度算出手段と、
    前記変化度が大きい前記部分画像を優先的に、当該部分画像の補正後の状態を出力装置に出力させる出力制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 原稿の画像の中の一部分である部分画像ごとに、特定の色、明度、彩度、色相、コントラスト、エッジ強調、文字、網点、および罫線に関する複数の属性のうちの特定の2つ以上の属性のうちの補正による変化の度合いが所定の値を超えるものの個数を、補正による変化の度合いである変化度として算出する、変化度算出手段と、
    前記変化度が大きい前記部分画像を優先的に、当該部分画像の補正後の状態を出力装置に出力させる出力制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記変化度算出手段は、前記個数が所定の個数以上であっても2つ以上の属性それぞれの補正による変化の度合いを合わせたものが所定の値に満たない場合は、当該変化の度合いを合わせたものが所定の値以上である前記部分画像を次に出力させる、
    請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記出力制御手段は、前記状態として、複数のパラメータそれぞれに応じた補正後の状態を出力させる、
    請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記出力制御手段は、前記状態とともに、補正を施していない前記部分画像を出力させる、
    請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記出力制御手段は、前記出力装置における表示面または印刷面のサイズに応じて前記状態を出力させる、
    請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 原稿の画像の中の一部分である部分画像ごとに、補正による変化の度合いである変化度を、特定の色、明度、彩度、色相、コントラスト、エッジ強調、文字、網点、および罫線に関する複数の属性のうちの特定の2つ以上の属性についての補正による変化の度合いに基づいて算出し、
    前記変化度が大きい前記部分画像を優先的に、当該部分画像の補正後の状態を出力装置に出力する、
    ことを特徴とする画像出力方法。
  8. 原稿の画像の中の一部分である部分画像ごとに、特定の色、明度、彩度、色相、コントラスト、エッジ強調、文字、網点、および罫線に関する複数の属性のうちの特定の2つ以上の属性のうちの補正による変化の度合いが所定の値を超えるものの個数を、補正による変化の度合いである変化度として算出し、
    前記変化度が大きい前記部分画像を優先的に、当該部分画像の補正後の状態を出力装置に出力する、
    ことを特徴とする画像出力方法。
  9. コンピュータに、
    原稿の画像の中の一部分である部分画像ごとに、補正による変化の度合いである変化度を、特定の色、明度、彩度、色相、コントラスト、エッジ強調、文字、網点、および罫線に関する複数の属性のうちの特定の2つ以上の属性についての補正による変化の度合いに基づいて算出する処理と、
    前記変化度が大きい前記部分画像を優先的に、当該部分画像の補正後の状態を出力装置に出力させる処理と、
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. コンピュータに、
    原稿の画像の中の一部分である部分画像ごとに、特定の色、明度、彩度、色相、コントラスト、エッジ強調、文字、網点、および罫線に関する複数の属性のうちの特定の2つ以上の属性のうちの補正による変化の度合いが所定の値を超えるものの個数を、補正による変化の度合いである変化度として算出する処理と、
    前記変化度が大きい前記部分画像を優先的に、当該部分画像の補正後の状態を出力装置に出力させる処理と、
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2012172335A 2012-08-02 2012-08-02 画像処理装置、画像出力方法、およびコンピュータプログラム Active JP5983161B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012172335A JP5983161B2 (ja) 2012-08-02 2012-08-02 画像処理装置、画像出力方法、およびコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012172335A JP5983161B2 (ja) 2012-08-02 2012-08-02 画像処理装置、画像出力方法、およびコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014033317A JP2014033317A (ja) 2014-02-20
JP5983161B2 true JP5983161B2 (ja) 2016-08-31

Family

ID=50282832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012172335A Active JP5983161B2 (ja) 2012-08-02 2012-08-02 画像処理装置、画像出力方法、およびコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5983161B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005122601A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Seiko Epson Corp 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP4790523B2 (ja) * 2005-09-14 2011-10-12 株式会社リコー 画像処理装置およびプログラム
JP2010220182A (ja) * 2009-02-18 2010-09-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014033317A (ja) 2014-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108347548A (zh) 图像处理装置及其控制方法
US9383702B2 (en) Image forming apparatus and image forming method for setting image forming size
US20100259774A1 (en) Image forming condition setting device and image forming condition setting method
JP5095667B2 (ja) 出力指示装置、画像形成システム、出力指示方法、制御プログラムおよびその記録媒体
JP6438852B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置および画像処理方法
JP6648995B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2010004383A (ja) 画像処理装置およびカラー原稿判定方法
JP5029734B2 (ja) 画像処理装置および画像の低階調化方法
US8390880B2 (en) Printing apparatus, method and program for automatic image quality adjustment based on combination of correction amounts and display of image and correction information
JP5983161B2 (ja) 画像処理装置、画像出力方法、およびコンピュータプログラム
US9703513B2 (en) Image forming apparatus with an improved image previewer based on the type of document image
JP6446928B2 (ja) 画像処理プログラム及び画像処理装置
US9681024B2 (en) Image processing apparatus, control method, and computer-readable recording medium configured to perform error diffusion process having and adder to add an error intergrated value diffused to the target pixel, the green noise and the predetermined noise, to the pixel value of the target pixel
JP4983947B2 (ja) ハーフトーン画像生成装置およびハーフトーン画像生成方法
JP2014017636A (ja) 画像読取装置及びプログラム
JP6212090B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP6521304B2 (ja) 画像形成装置、モノクロ印刷方法、及びプリンタドライバ
JP6809010B2 (ja) 読取画像補正装置、読取画像補正方法、およびコンピュータプログラム
US11070687B2 (en) Image forming apparatus, control method thereof and storage medium
US11151430B2 (en) Image forming apparatus capable of executing line width adjustment process, method of controlling same, and storage medium
JP2018133763A (ja) データ処理装置及びデータ処理プログラム
JP2009081631A (ja) 画像処理装置、方法、および、プログラム
JP2022055982A (ja) 読取装置および画像データ処理方法
JP4692169B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、記録媒体
JP2011250353A (ja) 画像読取装置,画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160408

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5983161

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150