JP5982963B2 - サーバ装置、プログラム及び通信システム - Google Patents

サーバ装置、プログラム及び通信システム Download PDF

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Description

本発明は、通信端末装置と連動して情報を提供するサーバ装置、プログラム、及び、通信システムに関する。
近年、WWW(World Wide Web)などのネットワーク技術の発展及びスマートフォンなどに代表される携帯型情報通信端末装置の進歩に伴い、仮想空間上におけるコミュニケーションツールとしてソーシャルネットワーキングサービス(以下、「SNS」と略称する。)や電子掲示板に代表されるインターネットコミュニティが普及し、それらの利用者(以下、「ユーザ」という。)の数も年々増加している。
例えば、SNSは、WWW上の仮想空間において、人々が自身の経歴及び顔写真の他に、お気に入りの写真、趣味嗜好、日記、勤務先、職業、居住地等の各情報(以下、「ユーザ情報」という。)、を公開すること、公開した情報を他人と共有すること、及び、公開した情報に基づいて友人を募り交流を深める道具として用いることができるようになっている。また、最近では、SNSは、動画像、静止画像、音楽またはゲームなど各種のデータ及びニュースその他の情報の共有をも手軽に行えるように構成されている。
一方、このSNSにおいては、当該SNS内において数人〜数百人程度のユーザがグループ(「コミュニティ」とも呼ばれる。以下においては「グループ」と統一する。)を作成し、当該グループ固有の掲示板をSNS内に作成して情報交換、及び、データ共有もできるようになっている。
さらに、最近では、SNSのユーザが電子文書やWebページ等のデジタルコンテンツに付与した、下線やコメント等の付与情報を共有するシステムも提案されている(例えば、特許文献1及び2)。
特許文献1に記載のシステムにおいては、電子文書にアノテーションを追記可能にし、アノテーションで示される対象文字列と登録済みのアノテーション情報とを比較し、興味の近いユーザを推定して他のユーザの視点を得るように構成されている。
また、特許文献2に記載のシステムにおいては、Webページ内の文字列等のオブジェクトに下線やコメント等の付加情報を付加可能にし、ページ閲覧時に付加情報を閲覧可能にするように構成されている。
このような構成により、上記特許文献1及び2に記載のシステムは、SNSのユーザがデジタルコンテンツに付与された付与情報を共有することができるようになっている。
特開2004−151899号公報 特開2008−117374号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたシステムにあっては、興味の近いと推定されるユーザの視点を得られるからといっても、そのユーザが付与情報の対象について造詣が深いとは限らず、有用な情報が得られない場合がある。
また、上記特許文献2に開示されたシステムにあっては、同一ページに多数の付与情報が付与された場合に、当該ページ特有の付与情報が閲覧し難くなり、また、当該ページについて造詣の深いユーザの付与情報も閲覧し難くなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、付与対象について造詣の深いユーザの付与情報を閲覧し易くすることによって、有用な情報を確実に提供することが可能なサーバ装置等を提供することにある。
(1)上述した課題を解決するため、本発明のサーバ装置は、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群の少なくとも一部を通信端末装置に提供するサーバ装置であって、前記付与情報群の各付与情報の付与者におけるデジタルコンテンツの利用履歴及び付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づいて数値化された、付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値を、付与傾向値データベースから取得する取得手段と、前記付与傾向値に基づいて、前記付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する設定手段と、前記有用性レベルに基づいて、前記付与情報群の中から対象付与情報を選定する選定手段と、前記対象付与情報を、前記対象デジタルコンテンツの利用時に閲覧可能に前記通信端末装置へ送信する送信手段と、を備える構成を有している。
この構成より、本発明のサーバ装置は、付与者が過去に利用したデジタルコンテンツの利用履歴及び過去に付与した付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づく付与傾向値を用いて各付与情報の有用性レベルを設定することにより、造詣の深いユーザが付与した、有用性の高い付与情報を選定することができる。
したがって、本発明のサーバ装置は、付与対象について造詣の深いユーザの付与情報を閲覧し易くすることによって、有用な情報を確実に提供することができる。
(2)また、本発明のサーバ装置は、前記付与傾向値が、前記対象デジタルコンテンツに対して予め定められたキーワードに対する前記付与履歴に基づいて数値化されたキーワード付与履歴値、及び、前記対象デジタルコンテンツと同一のジャンルの前記利用履歴に基づいて数値化されたジャンル利用履歴値の少なくとも一方を含む構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、対象コンテンツのジャンルや付与対象に含まれるキーワードに造詣の深いユーザが付与した、有用性の高い付与情報を適切に選定することができる。
(3)また、本発明のサーバ装置は、前記付与傾向値が、前記キーワード付与履歴値及び前記ジャンル利用履歴値の双方を含み、前記設定手段が、前記付与情報群の各付与情報に対応する前記キーワード付与履歴値及び前記ジャンル利用履歴値によって決定される値を、当該付与情報の前記有用性レベルとして設定する構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、対象コンテンツのジャンルに造詣が深く、かつ付与対象に含まれるキーワードに造詣の深いユーザが付与した、有用性の高い付与情報を適切に選定することができる。
(4)また、本発明のサーバ装置は、前記選定手段が、前記対象デジタルコンテンツに対して予め定められたキーワードに付与された前記付与情報と、前記予め定められたキーワード以外に付与された前記付与情報とを区別して、前記対象付与情報を選定する構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、例えば、対象デジタルコンテンツにおいて注目すべきキーワードに付与された有用性の高い付与情報を、それ以外の付与情報よりも多く閲覧者に提供することができる。
(5)また、本発明のサーバ装置は、前記選定手段が、前記対象デジタルコンテンツに対して予め定められたキーワードに付与された前記付与情報を当該キーワード以外に付与された付与情報より優先して前記対象付与情報を選定する構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、対象デジタルコンテンツにおいて注目すべきキーワードに付与された有用性の高い付与情報を他のキーワードの付与情報より優先して閲覧者に提供することができる。
(6)また、本発明のサーバ装置は、前記取得手段が、前記対象コンテンツの閲覧者の識別情報を取得し、前記選定手段が、さらに、前記対象デジタルコンテンツに前記閲覧者が付与した前記付与情報を区別して、前記対象付与情報を選定し、前記送信手段が、前記対象付与情報を、前記閲覧者の前記通信端末装置へ送信する構成を有する。
この構成により、本発明のサーバ装置は、例えば、対象デジタルコンテンツにおいて注目すべきキーワードに他者が付与した有用性の高い付与情報とともに、閲覧者自身が付与した付与情報を比較可能に提供することができる。
(7)また、本発明のサーバ装置は、前記選定手段が、前記対象デジタルコンテンツの構成区分毎に前記対象付与情報を選定する構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、例えば、複数のページで構成されるデジタルコンテンツの各ページに対して、有用性の高い付与情報を提供することができる。
(8)また、本発明のサーバ装置は、前記取得手段が、各付与者のデジタルコンテンツの利用履歴の情報及び付与情報の付与履歴の情報の少なくとも一方を、各付与者の通信端末装置から取得し、前記取得手段が取得した前記利用履歴の情報及び前記付与履歴の情報の少なくとも一方に基づいて各付与者の前記付与傾向値を算出し、算出した前記付与傾向値を付与者毎に区分して前記付与傾向値データベースに登録する登録手段を更に備える構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、各ユーザのデジタルコンテンツの利用状況や付与情報の付与状況に応じてデータベースを更新することができるので、最新の環境に適した付与情報を提供することができる。
(9)また、本発明のサーバ装置は、前記取得手段が、前記対象デジタルコンテンツを、コンテンツデータベースから取得し、前記送信手段が、前記対象デジタルコンテンツを、前記対象付与情報とともに前記通信端末装置へ送信する構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、ユーザがデジタルコンテンツを購入した際に、当該デジタルコンテンツとあわせて有用性の高い付与情報を提供することができる。
(10)また、本発明のサーバ装置は、前記付与情報が、付与対象の範囲を示すマーキング情報及び付与対象に対するコメント情報の少なくとも一方を含む構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、付与対象に造詣の深い付与者の意図を、マーキング情報やコメント情報を介して閲覧者に容易に把握させることができる。
(11)また、本発明のプログラムは、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群の少なくとも一部を通信端末装置に提供するサーバ装置を、前記付与情報群の各付与情報の付与者におけるデジタルコンテンツの利用履歴及び付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づいて数値化された、付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値を、付与傾向値データベースから取得する取得手段、前記付与傾向値に基づいて、前記付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する設定手段、前記有用性レベルに基づいて、前記付与情報群の中から対象付与情報を選定する選定手段、及び前記対象付与情報を、前記対象デジタルコンテンツの利用時に閲覧可能に前記通信端末装置へ送信する送信手段、として機能させる構成を有している。
この構成より、本発明のプログラムは、サーバ装置によって、付与者が過去に利用したデジタルコンテンツの利用履歴及び過去に付与した付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づく付与傾向値を用いて各付与情報の有用性レベルを設定することにより、造詣の深いユーザが付与した、有用性の高い付与情報を選定することができる。
したがって、本発明のプログラムは、サーバ装置によって、付与対象について造詣の深いユーザの付与情報を閲覧し易くすることによって、有用な情報を確実に提供することができる。
(12)また、本発明の通信システムは、通信端末装置と、ネットワークを介して接続された通信端末装置に、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群の少なくとも一部を提供するサーバ装置と、を有する通信システムであって、前記サーバ装置は、前記付与情報群の各付与情報の付与者におけるデジタルコンテンツの利用履歴及び付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づいて数値化された、付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値を、付与傾向値データベースから取得する取得手段と、前記付与傾向値に基づいて、前記付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する設定手段と、前記有用性レベルに基づいて、前記付与情報群の中から対象付与情報を選定する選定手段と、前記対象付与情報を、前記対象デジタルコンテンツの利用時に閲覧可能に前記通信端末装置へ送信する送信手段と、を備える構成を有している。
この構成より、本発明の通信システムは、付与者が過去に利用したデジタルコンテンツの利用履歴及び過去に付与した付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づく付与傾向値を用いて各付与情報の有用性レベルを設定することにより、造詣の深いユーザが付与した、有用性の高い付与情報を選定することができる。
したがって、本発明の通信システムは、付与対象について造詣の深いユーザの付与情報を閲覧し易くすることによって、有用な情報を確実に提供することができる。
(13)また、本発明のサーバ装置は、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群を通信端末装置に提供するサーバ装置であって、前記付与情報群の各付与情報の付与者におけるデジタルコンテンツの利用履歴及び付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づいて数値化された、付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値を、付与傾向値データベースから取得する取得手段と、前記付与傾向値に基づいて、前記付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する設定手段と、前記有用性レベルの情報を前記通信端末装置へ送信するとともに、前記付与情報群を、前記対象デジタルコンテンツの利用時に選定可能かつ閲覧可能に前記通信端末装置へ送信する送信手段と、を備える構成を有している。
この構成より、本発明のサーバ装置は、付与者が過去に利用したデジタルコンテンツの利用履歴及び過去に付与した付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づく付与傾向値を用いて各付与情報の有用性レベルを設定することができる。そして、本発明のサーバ装置は、この有用性レベルの情報を付与情報群とともに通信端末装置へ送信することにより、通信端末装置で対象デジタルコンテンツを利用する際に、造詣の深いユーザが付与した、有用性の高い付与情報を通信端末装置側で選定させることができる。
したがって、本発明のサーバ装置は、付与対象について造詣の深いユーザの付与情報を閲覧し易くすることによって、有用な情報を確実に提供することができる。
(14)また、本発明のサーバ装置は、前記取得手段が、前記対象デジタルコンテンツに予め定められたキーワードに関する情報を、キーワードデータベースから取得し、前記送信手段が、前記キーワードに関する情報を、前記付与情報群及び前記有用性レベルの情報とともに前記通信端末装置へ送信する構成を有している。
この構成より、本発明のサーバ装置は、対象デジタルコンテンツにおいて注目すべきキーワードに付与された有用性の高い付与情報を通信端末装置側で選定させることができる。
(15)また、本発明のサーバ装置は、前記付与傾向値が、前記対象デジタルコンテンツに対して予め定められたキーワードに対する前記付与履歴に基づいて数値化されたキーワード付与履歴値及び前記対象デジタルコンテンツと同一のジャンルの前記利用履歴に基づいて数値化されたジャンル利用履歴値の少なくとも一方を含む構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、対象コンテンツのジャンルや付与対象に含まれるキーワードに造詣の深いユーザが付与した、有用性の高い付与情報を、通信端末装置側で適切に選定させることができる。
(16)また、本発明のサーバ装置は、前記付与傾向値が、前記キーワード付与履歴値及び前記ジャンル利用履歴値の双方を含み、前記設定手段が、前記付与情報群の各付与情報に対応する前記キーワード付与履歴値及び前記ジャンル利用履歴値によって決定される値を、当該付与情報の前記有用性レベルとして設定する構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、対象コンテンツのジャンルに造詣が深く、かつ付与対象に含まれるキーワードに造詣の深いユーザが付与した、有用性の高い付与情報を、通信端末装置側で適切に選定させることができる。
(17)また、本発明のサーバ装置は、前記取得手段が、各付与者のデジタルコンテンツの利用履歴の情報及び付与情報の付与履歴の情報の少なくとも一方を、各付与者の通信端末装置から取得し、前記取得手段が取得した前記利用履歴の情報及び前記付与履歴の情報の少なくとも一方に基づいて各付与者の前記付与傾向値を算出し、算出した前記付与傾向値を付与者毎に区分して前記付与傾向値データベースに登録する登録手段を更に備える構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、各ユーザのデジタルコンテンツの利用状況や付与情報の付与状況に応じてデータベースを更新することができ、最新の環境に適した付与情報群を提供することができる。
(18)また、本発明のサーバ装置は、前記取得手段が、前記対象デジタルコンテンツを、コンテンツデータベースから取得し、前記送信手段が、前記対象デジタルコンテンツを、前記付与情報群とともに前記通信端末装置へ送信する構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、ユーザがデジタルコンテンツを購入した際に、当該デジタルコンテンツとあわせて付与情報群を提供することができるとともに、造詣の深いユーザが付与した有用性の高い付与情報を選定するための有用性レベルの情報も提供することができる。
(19)また、本発明のプログラムは、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群を通信端末装置に提供するサーバ装置を、前記付与情報群の各付与情報の付与者におけるデジタルコンテンツの利用履歴及び付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づいて数値化された、付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値を、付与傾向値データベースから取得する取得手段、前記付与傾向値に基づいて、前記付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する設定手段、及び前記有用性レベルの情報を前記通信端末装置へ送信するとともに、前記付与情報群を、前記対象デジタルコンテンツの利用時に選定可能かつ閲覧可能に前記通信端末装置へ送信する送信手段、として機能させる構成を有している。
この構成より、本発明のプログラムは、サーバ装置によって、付与者が過去に利用したデジタルコンテンツの利用履歴及び過去に付与した付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づく付与傾向値を用いて各付与情報の有用性レベルを設定することができる。そして、本発明のプログラムは、サーバ装置によって、この有用性レベルの情報を付与情報群とともに通信端末装置へ送信することにより、通信端末装置で対象デジタルコンテンツを利用する際に、造詣の深いユーザが付与した、有用性の高い付与情報を通信端末装置側で選定させることができる。
したがって、本発明のプログラムは、サーバ装置によって、付与対象について造詣の深いユーザの付与情報を閲覧し易くすることによって、有用な情報を確実に提供することができる。
(20)また、本発明の通信システムは、ネットワークと、前記ネットワークに接続された通信端末装置と、前記ネットワークに接続され、かつ、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群を前記通信端末装置に提供するサーバ装置と、を有する通信システムであって、前記サーバ装置は、前記付与情報群の各付与情報の付与者におけるデジタルコンテンツの利用履歴及び付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づいて数値化された、付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値を、付与傾向値データベースから取得する取得手段と、前記付与傾向値に基づいて、前記付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する設定手段と、前記有用性レベルの情報を前記通信端末装置へ送信するとともに、前記付与情報群を、前記対象デジタルコンテンツの利用時に選定可能かつ閲覧可能に前記通信端末装置へ送信する送信手段と、を備える構成を有している。
この構成より、本発明の通信システムは、付与者が過去に利用したデジタルコンテンツの利用履歴及び過去に付与した付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づく付与傾向値を用いて各付与情報の有用性レベルを設定することができる。そして、本発明の通信システムは、この有用性レベルの情報を付与情報群とともに通信端末装置へ送信することにより、通信端末装置で対象デジタルコンテンツを利用する際に、造詣の深いユーザが付与した、有用性の高い付与情報を通信端末装置側で選定させることができる。
したがって、本発明の通信システムは、付与対象について造詣の深いユーザの付与情報を閲覧し易くすることによって、有用な情報を確実に提供することができる。
本発明のサーバ装置、及び、プログラム、通信システムは、付与対象について造詣の深いユーザの付与情報を閲覧し易くすることによって、有用な情報を確実に提供することができる。
本発明の一実施形態における通信システムの構成を示すシステム構成図である。 一実施形態における通信システムの動作概要を示す概念図である。 一実施形態における付与情報の選定処理の一例を示す図である。 一実施形態における通信端末装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態におけるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態におけるサーバ装置内のコンテンツ利用履歴データベースに記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態におけるサーバ装置内の付与履歴データベースに記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態におけるサーバ装置内の付与情報データベースに記録されるデータの一例を示す図である 一実施形態のサーバ装置において実行される利用履歴登録処理を示すフローチャートである。 一実施形態のサーバ装置において実行される付与情報登録処理及び付与履歴情報登録処理を示すフローチャートである。 一実施形態の通信システムにおいて実行される付与情報表示処理及び付与情報選定処理を含む付与情報の配信処理を示すフローチャートである。 一実施形態の通信端末装置において表示される画像の一例を示す図である。 変形例1の通信システムにおいて実行される付与情報表示処理及び付与情報選定処理を含む付与情報の配信処理を示すフローチャートである。 変形例2における付与情報の選定処理の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、通信端末装置と、当該通信端末装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を有する通信システムに対し、本発明に係る、サーバ装置、プログラム及び通信システムを適用した場合の実施形態である。
[1]通信システムの構成及び概要
まず、図1〜図3の各図を用いて本実施形態における通信システム1の構成及び概要について説明する。
なお、図1は、本実施形態における通信システム1の構成を示すシステム構成図であり、図2は、本実施形態における通信システム1の動作概要を示す概念図である。また、図3は、本実施形態における付与情報の選定処理の一例を示す図である。なお、図が煩雑になることを防止するために、図1及び図2においては、一部のユーザのみを示している。すなわち、実際の通信システム1においては、表示するよりも多数のユーザ、グループ、及び、通信端末装置が存在している。
本実施形態の通信システム1は、図1に示すように、SNSの各ユーザによってそれぞれ所持される、複数の通信端末装置10と、ネットワーク20と、サーバ装置30と、ネットワーク20に接続された基地局50と、を有している。
なお、ネットワーク20は、例えば、携帯電話網を含む公衆電話網と、IP(Internet Protocol)ネットワークが相互接続されて構成される。ただし、当該ネットワーク20の構成は、これに限られない。
本実施形態の通信システム1は、デジタルコンテンツを閲覧するユーザ(閲覧者)が通信端末装置10を介して、SNSのユーザ(付与者)が当該デジタルコンテンツに付与した付与情報(以下、「アノテーション」ともいう。)の取得要求をした場合に、特定の付与情報を閲覧可能に当該ユーザの通信端末装置10に提供するためのシステムである。
特に、通信システム1は、デジタルコンテンツに付与した付与情報であるアノテーションの提供において、新たな情報の提供サービス(以下、単に、「情報提供サービス」ともいう。)を実現するためのシステムであって、SNSの一つとして提供されるシステムである。
なお、本実施形態においては、一般的なSNSを利用し、当該SNSの各機能と連動するように構成してもよいし、本実施形態のシステムに特化し、単独でまたは他のSNSと連動してデジタルコンテンツに付与した付与情報の提供を実行する構成を有していてもよい。また、以下の実施形態においては、付与情報の登録及びその提供についてはSNSの機能として説明するが、ネットワーク上において提供されるサービスであれば、特にSNS上で実行される必要はない。
通信端末装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、携帯用電話機、タブレット型情報端末装置、または、携帯型ゲーム機である。
この通信端末装置10は、XML(eXtensible Markup Language)等のマークアップ言語によって記述されているWWWシステム用のリソースデータと、当該リソースデータのネットワークアドレスを示す固有のURL(Uniform Resource Locator)とを用いつつ、サーバ装置30とのデータ通信を行うブラウジング機能を有している。
そして、通信端末装置10は、当該ブラウジング機能を用いて、サーバ装置30から受信したXMLデータに基づいて各種情報を表示するとともに、基地局50及びネットワーク20を介してサーバ装置30と通信接続しつつ、サーバ装置30からSNSのサービス提供を受けるようになっている。
特に、通信端末装置10は、図2に示すように、ユーザの操作に基づいて、ユーザが今まで利用したデジタルコンテンツの利用履歴に関する情報(以下、「コンテンツ利用履歴情報」または単に「利用履歴情報」という。)をサーバ装置30へ送信し、コンテンツ利用履歴情報をサーバ装置30のデータベースに登録する処理(以下、「利用履歴登録処理」という。)を実行することができるように構成されている。
また、通信端末装置10は、図2に示すように、ユーザ操作に基づいて、デジタルコンテンツに対する付与情報をサーバ装置30へ送信し、当該付与情報をサーバ装置30に登録する処理(以下、「付与情報登録処理」という。)及び付与情報の付与履歴をサーバ装置30に登録する処理(以下、「付与履歴登録処理」という。)を実行することができるように構成されている。
そして、通信端末装置10は、図2に示すように、デジタルコンテンツに付与された付与情報の取得要求(配信要求ともいう。)をサーバ装置30へ送信する処理(以下、「付与情報要求処理」という。)を実行することができるように構成されている。そして、通信端末装置10は、付与情報の配信要求に応じてサーバ装置30が送信した付与情報を、ユーザに閲覧可能に表示する処理(以下、「付与情報表示処理」という。)を実行することができるように構成されている。
サーバ装置30は、SNSの各サービスを提供しつつ、SNSの各ユーザが所持する通信端末装置10を介したユーザの指示に基づき、通信端末装置10と連携しつつ、利用履歴登録処理、付与履歴登録処理及び付与情報登録処理を実行することができるように構成されている。
特に、サーバ装置30は、通信端末装置10から付与情報の要求情報を受信すると、送信すべき対象付与情報を選定する処理(以下、「付与情報選定処理」という。)を実行するとともに、付与情報選定処理によって選定された付与情報を該当する通信端末装置10に配信する(送信する)配信処理を実行することができるように構成されている。
具体的には、サーバ装置30は、要求の対象である対象デジタルコンテンツに付与された各付与情報の付与者のデジタルコンテンツの利用履歴、付与情報の付与履歴または双方に基づいて数値化された、各付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値を、データベースから取得するようになっている。
具体的には、サーバ装置30は、各付与情報の付与傾向値として、所定のキーワードに対する付与履歴に基づいて数値化された値(以下、「キーワード付与履歴値」ともいう。)、及び、付与情報を付与する対象デジタルコンテンツと同一のジャンルの各ユーザにおける利用履歴に基づいて数値化された値(以下、「ジャンル利用履歴値」ともいう。)を用いる。
すなわち、サーバ装置30は、キーワード付与履歴値として、ユーザ毎において登録された各キーワードの付与回数(以下、「キーワード付与回数」という。)を用いるとともに、ジャンル利用履歴値として、付与情報を提供するデジタルコンテンツと同一のジャンルにおける各ユーザが利用した利用回数を用いる。
また、サーバ装置30は、これらの付与傾向値を取得し、取得した付与傾向値に基づいて、対象デジタルコンテンツに付与された各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定するようになっている。すなわち、サーバ装置30は、ジャンル利用回数が多いほど高く、かつ、キーワード付与回数が多いほど高くなる有用レベルを、付与情報毎に設定するようになっている。そして、サーバ装置30は、設定した有用性レベルに基づいて、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群から対象付与情報を選定し、該当する通信端末装置10に配信するようになっている。
例えば、図3の例においては、対象デジタルコンテンツである電子書籍の本文における文字列「ハイパーテキストシステム」に対して、付与者A及び付与者Bがそれぞれコメントを付与した場合を想定する。この場合において、当該電子書籍のジャンルは「情報科学」であり、文字列「WWW」、「インターネット」、「ハイパーテキスト」及び「コンピュータネットワーク」が当該電子書籍の対象ページにおけるキーワードとして予め設定されているものとする。
また、付与者Aは、書籍ジャンル「情報科学」に属する電子書籍をこれまでに15回利用しており、文字列「ハイパーテキスト」に対して付与情報をこれまでに10回付与している。一方、付与者Bは、書籍ジャンル「情報科学」に属する電子書籍をこれまでに3回利用しており、文字列「ハイパーテキスト」に対して付与情報をこれまでに2回付与している状況を示している。
このような図3の例において、サーバ装置30は、付与傾向値である、対象となる電子書籍と同一のジャンルの利用回数及び付与情報が付与された選択範囲に含まれるキーワードへの付与回数に基づいて、付与者Aの「ハイパーテキスト」における付与情報に対する有用性レベルが、付与者Bの「ハイパーテキスト」における付与情報に対する有用性レベルより、高く設定されるようになる。そして、サーバ装置30は、この有用性レベルに基づいて、付与者Aの付与情報「ハイパーテキストはHTMLで記述される」を付与者Bの付与情報「よくわからないけど、Webと関係ありそう」より優先して選定することができるようになっている。
そして、サーバ装置30は、選定した対象付与情報を、付与情報を要求したユーザ(閲覧者)の通信端末装置10へ閲覧可能に配信(送信)することができるようになっている。
このような構成を有することによって、本実施形態の通信システム1は、付与傾向値を用いて各付与情報の有用性レベルを設定することにより、造詣の深いユーザが付与した、有用性の高い付与情報を選定することができるので、付与対象について造詣の深いユーザの付与情報を閲覧し易くすることによって、有用な情報を確実に提供することができるようになっている。
[2]通信端末装置の構成
次に、図4を用いて本実施形態の各通信端末装置10の構成について説明する。なお、図4は、本実施形態の通信端末装置10の構成を示す構成図である。
本実施形態の通信端末装置10は、図4に示すように、記録部100と、ネットワーク通信部110と、端末データ処理部120と、表示部130と、表示制御部140と、操作部150と、端末管理制御部160と、を有している。なお、上記の各部は、バスBによって相互に接続され、各構成要素間におけるデータの転送が実行される。
記録部100は、例えば、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」と略す。)、または、NAND型、NOR型等の不揮発性フラッシュメモリによって構成される。また、記録部100は、ネットワーク通信部110、及び、端末管理制御部160のワークエリアとしてRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory )も含まれる。
また、記録部100は、アプリケーション記録部101と、コンテンツ記録部102と、コンテンツ利用履歴記録部103と、付与情報記録部104と、を少なくとも含む。
アプリケーション記録部101には、端末データ処理部120、及び、端末管理制御部160によって実行される様々なアプリケーションプログラム(以下、「アプリケーション」という。)が記録されている他に、上記ブラウジング機能を実現するためのブラウザ用のプログラムも記録されている。また、アプリケーション記録部101には、ユーザ名、SNSのサービスを享受するためのユーザID、当該通信端末装置10を一意に識別するための端末ID、当該ユーザの友人登録情報等を含むユーザ登録情報が記録されている。
コンテンツ記録部102には、ネットワーク通信部110を介して取得された電子書籍、音楽等のデジタルコンテンツのデータが記録される。また、コンテンツ記録部102には、デジタルコンテンツのデータとあわせて、当該デジタルコンテンツに対応するコンテンツID、タイトル情報等を含むコンテンツ関連情報も記録される。
コンテンツ利用履歴記録部103には、当該通信端末装置10で再生されたデジタルコンテンツ、すなわち、当該通信端末装置10のユーザが利用したデジタルコンテンツの利用履歴情報が記録される。例えば、利用履歴情報は、再生されたデジタルコンテンツに対応するコンテンツIDと、当該デジタルコンテンツのジャンルに対応するジャンルIDと、再生された日時を示す利用日時情報とを含む。また、例えば、利用履歴情報は、当該デジタルコンテンツの購入日を示す購入日情報と当該デジタルコンテンツの金額を示す金額情報を少なくとも含む購入履歴情報を含んでもよい。
なお、コンテンツ利用履歴記録部103には、コンテンツ記録部102内のデジタルコンテンツの利用履歴情報だけでなく、ブラウジングされたサイト、ストリーミング再生された映画等のデジタルコンテンツの利用履歴情報も記録される。
付与情報記録部104には、ネットワーク通信部110を介して取得された、デジタルコンテンツに付与された付与情報が記録される。付与情報は、例えば、付与対象の範囲を示す下線等のマーキング情報及び付与対象に対するコメント情報の少なくとも一方を含む。また、コンテンツ記録部102には、付与情報とあわせて、当該付与情報が付与された対象デジタルコンテンツに対応するコンテンツID、当該対象デジタルコンテンツにおける当該付与情報の位置を示す位置情報等を含む付与関連情報も記録される。
ネットワーク通信部110は、基地局50の準拠する通信規格により、基地局50と無線通信チャネルを構築し、ネットワーク20を経由して、サーバ装置30と、各種データの授受を行う。特に、ネットワーク通信部110は、上記付与情報要求処理を実行するための要求情報をサーバ装置30へ送信する。そして、ネットワーク通信部110は、要求情報に応じてサーバ装置30が送信した対象付与情報を受信する。
なお、基地局50の準拠する通信規格はネットワーク20の構成により変化する。例えば、ネットワーク20が携帯電話網を含む場合に、3GPP(3rd Generation Pertnership Project)または3GPP2、LTE(Long Term Evolution)などの通信規格に準拠することになる。
端末データ処理部120は、アプリケーション記録部101に記録されているアプリケーションに応じて各種データ処理を実行する。例えば、端末データ処理部120は、コンテンツ記録部102に記録されているデジタルコンテンツの再生処理を実行する。特に、端末データ処理部120は、操作部150に対する入力に応じて、上記付与情報要求処理を実行するための要求情報を生成する。例えば、要求情報は、ユーザID、端末ID及び対象デジタルコンテンツのIDを含む。
表示部130は、例えば、液晶素子または有機EL(Electro Luminescence)素子のパネルによって構成され、表示制御部140において生成された表示データに基づいて所定の画像を表示する。
表示制御部140は、表示部130に表示させるために必要な表示データを生成するようになっており、生成された表示データを当該表示部130に出力する。例えば、表示制御部140は、デジタルコンテンツの再生時に、当該デジタルコンテンツの画像を表示部130に表示させる。特に、表示制御部140は、ネットワーク通信部110を介して受信された対象付与情報を用いて、上記付与情報表示処理を実行するための表示データを生成する。
操作部150は、各種の確認ボタン、各操作指令を入力する操作ボタン、テンキーなどの多数のキー及びタッチパネルにより構成され、各操作を行う際に用いられるようになっている。
端末管理制御部160は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成されるとともに、キー入力ポート、表示制御ポート等の各種入出力ポートを含み、記録部100に記録された各種のアプリケーションを実行することにより、通信端末装置10の全般的な機能を総括的に制御する。
特に、端末管理制御部160は、アプリケーション記録部101に記憶された各種アプリケーションに基づいて、各処理を実現する。例えば、端末管理制御部160は、通信端末装置10の各部と連動しつつ、デジタルコンテンツの再生処理を実行する。具体的には、端末管理制御部160は、操作部150を介して受け付けた再生指示入力に従い、デジタルコンテンツの表示画面用データを生成するように端末データ処理部120を制御する。そして、端末管理制御部160は、表示制御部140を制御し、デジタルコンテンツの表示に関する各種の制御を管理する。
具体的には、端末管理制御部160は、通信端末装置10におけるデジタルコンテンツの利用履歴情報を、ネットワーク通信部110を介してサーバ装置30へ送信する。例えば、端末管理制御部160は、通信端末装置10でデジタルコンテンツが再生された場合に、当該デジタルコンテンツの利用情報をサーバ装置30へ送信する。また、端末管理制御部160は、一定の間隔でコンテンツ利用履歴記録部103にアクセスし、新たに追加された利用履歴情報を抽出し、当該利用履歴情報をサーバ装置30へ送信してもよい。また、端末管理制御部160は、操作部150及び表示制御部140と連動して、デジタルコンテンツの利用情報の入力を受け付けてもよい。
また、端末管理制御部160は、通信端末装置10の各部と連動しつつ、付与情報を付与する付与処理を実行する。例えば、端末管理制御部160は、付与情報の入力画面を表示部130に表示させるように表示制御部140を制御し、付与情報の入力を、操作部150を介して受け付ける。そして、端末管理制御部160は、受け付けた付与情報を、ネットワーク通信部110を介してサーバ装置30へ送信する。
一方、端末管理制御部160は、通信端末装置10の各部と連動しつつ、付与情報要求処理を実行する。例えば、端末管理制御部160は、付与情報の要求を指示するためのメニュー画面を表示部130に表示させるように表示制御部140を制御し、付与情報の要求入力を、操作部150を介して受け付ける。そして、端末データ処理部120は、上記要求情報を生成する。そして、端末管理制御部160は、当該要求情報を、ネットワーク通信部110を介してサーバ装置30へ送信する。
また、端末管理制御部160は、通信端末装置10の各部と連動しつつ、付与情報表示処理を実行する。例えば、端末管理制御部160は、デジタルコンテンツを表示部130に表示する場合に、当該デジタルコンテンツに付与された付与情報が付与情報記録部104に記録されているか否かを判定する。そして、端末管理制御部160は、当該デジタルコンテンツに付与された付与情報が付与情報記録部104に記録されている場合に、当該付与情報を付与情報記録部104から読み出し、当該デジタルコンテンツとともに当該付与情報を表示部130に表示させるように表示制御部140を制御する。
なお、端末管理制御部160は、サーバ装置30のユーザ情報のデータベースを更新するために、アプリケーション記録部101に記録されているユーザ登録情報を、ネットワーク通信部110を介してサーバ装置30へ送信してもよい。
[3]サーバ装置の構成
次に、図5〜図8の各図を用いて本実施形態のサーバ装置30の構成について説明する。なお、図5は、本実施形態のサーバ装置30の構成を示すブロック図であり、図6は、本実施形態におけるサーバ装置30内のコンテンツ利用履歴DB334に記録されるデータの一例を示す図である。また、図7は、本実施形態におけるサーバ装置30内の付与履歴DB336に記録されるデータの一例を示す図であり、図8は、本実施形態におけるサーバ装置30内の付与情報DB335に記録されるデータの一例を示す図である。
本実施形態のサーバ装置30は、図5に示すように、通信制御部310と、ROM/RAM320と、記録装置330と、サーバデータ処理部340と、サーバ管理制御部350と、を有する。
なお、例えば、通信制御部310は、本発明の送信手段を構成し、記録装置330は、本発明の付与傾向値データベース及びキーワードデータベースを構成する。また、例えば、サーバデータ処理部340は、本発明の取得手段、設定手段及び選定手段及び登録手段を構成する。さらに、上記の各部は、バスBによって相互に接続され、各構成要素間におけるデータの転送が実行される。
通信制御部310は、所定のネットワークインターフェースであり、通信端末装置10と通信チャネルを構築し、各種のデータの授受を行う。
ROM/RAM320には、サーバ装置30の駆動に必要な各種のプログラムが記録されている。また、ROM/RAM320には、サーバデータ処理部340、及び、サーバ管理制御部350によって実行される様々なアプリケーションが記録されている。そして、ROM/RAM320は、各種の処理が実行される際のワークエリアとして用いられる。
サーバ管理制御部350は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成され、プログラムを実行することによって、サーバ装置30の各部を統合制御する。具体的には、サーバ管理制御部350は、記録装置330と連動し、ユーザの操作による通信端末装置10からのログイン要求に基づいて各ユーザのSNSへのログイン処理を行う。
記録装置330は、HDDまたはSSD(Solid State Drive)により構成され、その記録領域内に、記録装置330は、少なくとも会員DB331と、キーワードDB332と、コンテンツDB333と、コンテンツ利用履歴DB334と、付与情報DB335と、付与履歴DB336と、を有している。なお、例えば、キーワードDB332は、キーワードデータベースを構成し、コンテンツ利用履歴DB334及び付与履歴DB336は、本発明の付与傾向値データベースを構成する。
会員DB331は、SNSの各ユーザの情報を管理するための各種情報が格納されるデータベースである。例えば、会員DB331には、
(1)各ユーザに対応し、他のユーザと識別するためのユーザIDと、
(2)当該ユーザの名前を示すユーザ名情報と、
が対応付けて登録(記録)される。
キーワードDB332は、各デジタルコンテンツに対して予め定められたキーワードの情報を管理するための各種情報が格納されるデータベースである。例えば、キーワードDB332には、
(1)各キーワードに対応し、他のキーワードと識別するためのキーワードIDと、
(2)当該キーワードの名称を示すキーワード名の情報と、
が対応付けて登録(記録)される。
コンテンツDB333は、種々のデジタルコンテンツの情報を管理するための各種情報が格納されるデータベースである。例えば、コンテンツDB333には、
(1)各デジタルコンテンツに対応し、他のデジタルコンテンツと識別するためのコンテンツIDと、
(2)デジタルコンテンツのタイトルを示すタイトルの情報と、
(3)デジタルコンテンツのジャンルに対応し、他のジャンルと識別するためのジャンルIDと、
(4)ジャンルの名称を示すジャンル名の情報と、
(5)デジタルコンテンツにおける各構成区分(例えばページ)に対応し、他の構成区分と区別するための構成区分IDと、
(6)各構成区分IDと、当該構成区分IDに対応する構成区分におけるデジタルコンテンツのデータとを関連付けたコンテンツデータ群と、
(7)各構成区分IDと、当該構成区分IDに対応する構成区分内において予め定められたキーワードのキーワードIDと、当該キーワードの位置(例えば、構成区分の先頭からの文字数)とを関連付けたキーワードデータ群と、
が対応付けて登録(記録)される。
コンテンツ利用履歴DB334は、SNSの各ユーザが利用したデジタルコンテンツの履歴情報を管理するための各種情報が格納されるデータベースである。例えば、コンテンツ利用履歴DB334には、
(1)各ユーザに対応し、各ユーザを識別するためのユーザIDと、
(2)ユーザが利用したデジタルコンテンツに対応するコンテンツIDと、
(3)ユーザが当該デジタルコンテンツを利用した日時を示す利用日時の情報と、
が対応付けて登録(記録)される。
また、例えば、コンテンツ利用履歴DB334には、ジャンルの利用履歴を示すジャンル利用履歴テーブルが格納される。ジャンル利用履歴テーブルには、図6に示すように、
(1)各ユーザに対応し、各ユーザを識別するためのユーザIDと、
(2)ユーザが利用したデジタルコンテンツのジャンルに対応するジャンルIDと、
(3)ユーザがジャンルIDに対応するジャンルに属するデジタルコンテンツを利用した回数を示す利用回数の情報と、
が対応付けて登録(記録)される。
付与情報DB335は、SNSの各ユーザがデジタルコンテンツに付与した付与情報を管理するための各種情報が格納されるデータベースである。例えば、付与情報DB335には、図7に示すように、
(1)各付与情報に対応し、各付与情報を識別するための付与情報IDと、
(2)付与情報を付与したユーザに対応するユーザIDと、
(3)ユーザが付与情報を付与したデジタルコンテンツに対応するコンテンツIDと、
(4)ユーザが付与情報を付与した当該デジタルコンテンツにおける構成区分(例えばページ)に対応する区分IDと、
(5)付与対象の位置(例えば、構成区分の先頭からの文字数)を示す位置情報と、
(6)付与対象の範囲(例えば、範囲内の文字数)を示す範囲情報と、
(7)各付与情報に設定された有用性レベルを示す有用性レベルの情報と、
(8)付与対象の範囲を示すマーキングの情報と、
(9)付与対象に対して当該ユーザが付与したコメントの情報と、
が対応付けて登録(記録)される。
付与履歴DB336は、SNSの各ユーザが付与した付与情報の履歴情報を管理するための各種情報が格納されるデータベースである。例えば、付与履歴DB336には、
(1)各ユーザに対応し、各ユーザを識別するためのユーザIDと、
(2)ユーザが付与情報を付与したデジタルコンテンツに対応するコンテンツIDと、
(3)ユーザが当該デジタルコンテンツに付与情報を付与した日時を示す付与日時の情報と、
が対応付けて登録(記録)される。
また、例えば、付与履歴DB336には、予め定められたキーワードに対する付与情報の付与履歴を示すキーワード付与履歴テーブルが格納される。キーワード付与履歴テーブルには、図8に示すように、
(1)各ユーザに対応し、各ユーザを識別するためのユーザIDと、
(2)ユーザが付与情報を付与したキーワードに対応するキーワードIDと、
(3)ユーザが当該キーワードIDに対応するキーワードに対して付与情報を付与した回数を示す付与回数の情報と、
が対応付けて登録(記録)される。
なお、記録装置330の各DBに格納される上述の情報の項目は一例であり、SNSのサービス等の状況にあわせて、上述の項目と別の項目がDBに追加されたり、上述の項目のうちのいくつかの項目が削除されたりしてもよい。
サーバデータ処理部340は、ROM/RAM320に記録されているアプリケーションに応じて各種データ処理を実行する。特に、サーバデータ処理部340は、該当する通信端末装置10と連動して以下の処理を実行する。
(1)キーワードをキーワードDB332に登録する登録処理
(2)コンテンツをコンテンツDB333に登録する登録処理
(3)コンテンツ利用履歴情報をコンテンツ利用履歴DB334に登録する利用履歴登録処理
(4)付与情報(すなわち、アノテーション)を付与情報DB335に登録する付与情報登録処理
(5)付与情報の付与履歴を付与履歴DB336に登録する付与履歴登録処理
(6)付与情報の配信要求を受信した際に送信すべき対象付与情報を選定する付与情報選定処理を含む付与情報を該当する通信端末装置10に配信する配信処理
具体的には、サーバデータ処理部340は、上記各種の処理を実行するために、取得部341、登録部342、設定部343及び選定部344を含む。なお、例えば、本実施形態の取得部341は、本発明の取得手段を構成し、登録部342は、本発明の登録手段を構成する。また、例えば、本実施形態の設定部343は、本発明の設定手段を構成し、選定部344は、本発明の選定手段を構成する。
取得部341は、上述の各処理を実行するために、記録装置330の各種DBからデータ処理に用いられる各種データを取得するとともに、各通信端末装置10が送信した各種情報を、通信制御部310を介して取得する。
登録部342は、上述の各処理を実行するために、取得部341が取得した情報を用いて、記録装置330の各種DBに各種情報を登録する。設定部343は、付与履歴登録処理時にデジタルコンテンツに付与された付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する。選定部344は、配信処理における付与情報設定処理として、デジタルコンテンツに付与された付与情報群の中から、通信端末装置10へ送信すべき対象付与情報を選定し、選定した対象付与情報を通信制御部310と連動して該当する通信端末装置10に配信する。
なお、本実施形態におけるサーバデータ処理部340が実行する各処理の詳細については後述する。
[4]サーバデータ処理部の詳細
次に、本実施形態のサーバデータ処理部340において実行される各処理の詳細について説明する。
(キーワードの登録処理)
取得部341は、所定のタイミングによって図示しない通信装置を介してコンテンツ提供者から送信された、キーワード名、キーワードID等を含むキーワード登録情報を取得する。そして、登録部342は、取得部341が取得したキーワード登録情報を用いて、キーワードDB332の各項目に情報を登録する。
なお、登録部342は、デジタルコンテンツを解析してキーワードを抽出し、抽出したキーワードの情報をキーワードDB332に登録してもよい。具体的には、登録部342は、TF−IDF(Term Frequency − Inverse Document Frequency)を用いてデジタルコンテンツ内の各単語のスコアを算出し、上位から予め定められた数の単語若しくは閾値以上のスコアを有する単語をキーワードとして抽出する。
例えば、登録部342は、対象ユーザの行動履歴情報に基づいて、解析すべき対象の構成区分(例えばページ)またはデジタルコンテンツ内のキーワードの出現頻度「TF」とすべての構成区分(ページ毎であれば該当するデジタルコンテンツ全体)またはデジタルコンテンツ全体におけるキーワードの出現頻度「DF」に基づいて算出されたキーワード毎の「TF−IDF(=TF/DF)」をスコア化し、所定の条件を具備するキーワードを抽出する。
また、登録部342は、上記に代えて、デジタルコンテンツ内の文章に対して形態素解析を行ってキーワードを抽出してもよい。また、キーワードの抽出は、デジタルコンテンツの構成区分毎(例えばページ毎)に行われてもよい。
(コンテンツの登録処理)
取得部341は、所定のタイミングによって、図示しない通信装置を介してコンテンツ提供者から送信された、デジタルコンテンツのコンテンツID、当該デジタルコンテンツのジャンルID、当該デジタルコンテンツのデータ等を含むコンテンツ登録情報を取得する。そして、登録部342は、取得部341が取得したコンテンツ登録情報を用いて、コンテンツDB333の各項目に情報を登録する。
(利用履歴登録処理)
取得部341は、ユーザがコンテンツを利用した際に、または、所定のタイミングに、ユーザID、利用されたデジタルコンテンツに対応するコンテンツID等を含む利用履歴情報を、該当する通信端末装置10から取得する。そして、登録部342は、取得部341が取得した利用履歴情報を用いて、コンテンツ利用履歴DB334の各項目に情報を登録する。また、登録部342は、各ユーザの付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値の一つであるジャンルの利用回数(以下、「ジャンル利用回数」という。)の更新を含む各種の情報をコンテンツ利用履歴DB334におけるジャンル利用履歴テーブルの各項目に登録する。
(付与情報登録処理及び付与履歴登録処理)
取得部341は、ユーザが付与情報の入力を行った際に、当該ユーザが入力した付与情報を、当該ユーザに対応するユーザID、対象デジタルコンテンツに対応するコンテンツID、付与対象の位置及び範囲の情報等を含む付与関連情報とともに、該当する通信端末装置10から取得する。
登録部342は、取得部341が取得した付与情報及び付与関連情報を用いて、当該付与情報を付与したキーワードを特定しつつ、当該特定したキーワードにおいて、該当するユーザのキーワード付与回数の更新を含む付与履歴DB336におけるキーワード付与履歴テーブルの各項目に情報を登録する。また、登録部342は、特定したキーワードの付与回数、及び、該当するユーザにおいて対象デジタルコンテンツと同一のジャンルのジャンル利用回数に基づいて設定された有用性レベルを含む付与履歴DB336の各項目に情報を登録する。
設定部343は、対象デジタルコンテンツに対して予め定められたキーワードに対する付与履歴に基づいて数値化された値としての、特定したキーワードのキーワード付与回数と、対象デジタルコンテンツと同一のジャンルの利用履歴に基づいて数値化された値としての、該当するユーザのジャンル利用回数と、によって決定される値を、付与情報を選定する際の有用性を示す有用性レベルとして設定する。具体的には、設定部343は、ユーザが付与したとして特定されたキーワードの付与回数と、ユーザが付与情報の入力した際に取得したコンテンツIDと同一ジャンルのジャンル利用回数とを加算し、当該加算値を各付与情報の有用性レベルとして設定する。
なお、本実施形態においては、付与傾向値として、キーワード付与履歴値であるキーワード付与回数、及び、ジャンル利用回数の双方が用いられるが、キーワード付与回数またはジャンル利用回数のいずれか一方に基づいて有用性レベルが決定されてもよい。
(選定処理及び配信処理)
選定部344は、通信制御部310によって通信端末装置10から送信された付与情報の要求情報が受信された場合に、付与情報登録処理及び付与履歴登録処理によって算出された有用性レベルに基づいて、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群の中から対象付与情報を選定する。特に、選定部344は、有用性レベルの高い順に、予め定められた数の付与情報を対象付与情報として選定する。そして、選定部344は、通信制御部310と連動して、対象付与情報を、付与情報の取得要求を送信した通信端末装置10へ配信する
[5]通信システムの動作
[5.1]利用履歴登録処理
次に、図9を用いて本実施形態のサーバ装置30におけるサーバデータ処理部340において実行される利用履歴登録処理ついて説明する。なお、図9は、サーバ装置30において実行される利用履歴登録処理を示すフローチャートである。
本動作において、各ユーザは、SNSの利用登録済みの状態、すなわち、会員DB331に各種の情報が登録済みの状態になっているものとする。SNSへの利用登録方法は、従来のSNSと何ら変わらないので、説明を省略する。また、この処理に先立って、各ユーザの通信端末装置10は、SNSへのログインをしているものとする。
まず、通信制御部310が、デジタルコンテンツを利用することによって一の通信端末装置10から送信されたデジタルコンテンツの利用履歴情報を、受信すると(ステップS100)、サーバデータ処理部340は、利用履歴情報のユーザIDと会員DB331とを照合して、デジタルコンテンツを利用したユーザに対応するユーザIDを特定する(ステップS101)。
次いで、サーバデータ処理部340は、利用履歴情報のコンテンツIDとコンテンツDB333を参照して、利用されたデジタルコンテンツのジャンルに対応するジャンルIDを特定する(ステップS102)。
次いで、取得部341は、コンテンツ履歴DB334のジャンル利用履歴テーブルから、特定したユーザID及びジャンルIDに対応するジャンル利用回数Nを取得する(ステップS103)。
次いで、登録部342は、取得部341によって取得されたジャンル利用回数Nに「1」を加えるとともに(ステップS104)、新たなジャンル利用回数Nをジャンル利用履歴テーブルに更新登録し(ステップS105)、本動作を終了させる。
なお、ステップS104及びS105の処理において、登録部342は、特定したユーザID及びジャンルIDに対応するジャンル利用回数Nがジャンル利用履歴テーブルに登録されていないと判定した場合には、当該ユーザID、当該ジャンルID及びジャンル利用回数「1」を、ジャンル利用履歴テーブルに新たに登録する。
[5.2]付与情報登録処理及び付与履歴登録処理
次に、図10を用いて本実施形態のサーバ装置30のサーバデータ処理部340において実行される付与情報登録処理及び付与履歴登録処理について説明する。なお、図10は、サーバ装置30において実行される付与情報登録処理及び付与履歴登録処理を示すフローチャートである。
本動作において、上述と同様に、各ユーザは、SNSの利用登録済みの状態、すなわち、会員DB331に各種の情報が登録済みの状態になっているものとする。SNSへの利用登録方法は、従来のSNSと何ら変わらないので、説明を省略する。また、この処理に先立って、各ユーザの通信端末装置10は、SNSへのログインをしているものとする。
まず、通信制御部310が、付与情報を入力することによって一の通信端末装置10から送信された付与情報及び付与関連情報を受信すると(ステップS200)、サーバデータ処理部340は、付与関連情報のユーザIDと会員DB331とを照合して、付与情報を付与したユーザに対応するユーザIDを特定する(ステップS201)。
次いで、取得部341は、付与関連情報に含まれる対象デジタルコンテンツのコンテンツIDとコンテンツDB333を参照して、当該対象デジタルコンテンツに予め定められたキーワードのキーワードIDと、当該キーワードの位置とを関連付けたキーワードデータ群を取得する(ステップS202)。
次いで、サーバデータ処理部340は、付与関連情報に含まれる付与対象の位置及び範囲の情報と、取得したキーワードデータ群とを照合して、付与情報が対象デジタルコンテンツに対して予め定められたキーワードに対して付与されたか否かを判定する(ステップS203)。このとき、サーバデータ処理部340は、付与情報が対象デジタルコンテンツに対して予め定められたキーワードに対して付与されたと判定した場合には、ステップS204の処理へ移行し、付与情報が対象デジタルコンテンツに対して予め定められたキーワードに対して付与されていないと判定した場合には、ステップS207の処理へ移行する。
次いで、サーバデータ処理部340が、付与情報が対象デジタルコンテンツに対して予め定められたキーワードに対して付与されたと判定した場合には、取得部341は、付与履歴DB336のキーワード付与履歴テーブルから、特定したユーザID及び付与情報が付与されたキーワードに応じたキーワードIDに対応するキーワード付与回数Nを取得する(ステップS204)。
次いで、登録部342は、取得したキーワード付与回数Nに「1」を加え(ステップS205)、新たなキーワード付与回数Nをキーワード付与履歴テーブルに登録する(ステップS206)。なお、特定したユーザID及び付与情報が付与されたキーワードに応じたキーワードIDに対応するキーワード付与回数Nがキーワード付与履歴テーブルに登録されていない場合には、登録部342は、当該ユーザID、当該キーワードID及びキーワード付与回数「1」を、キーワード付与履歴テーブルに新たに登録する。
一方、サーバデータ処理部340は、付与情報が対象デジタルコンテンツに対して予め定められたキーワードに対して付与されていないと判定した場合には、キーワード付与回数Nを「0」と設定する(ステップS207)。
次いで、取得部341は、コンテンツ履歴DB334のジャンル利用履歴テーブルから、特定したユーザID及び対象デジタルコンテンツのジャンルIDに対応するジャンル利用回数Nを取得する(ステップS208)。
次いで、設定部343は、当該付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値であるキーワード付与回数N及びジャンル利用回数Nによって決定される値を、当該付与情報の有用性レベルとして設定する。(ステップS209)。具体的には、設定部343は、キーワード付与回数N及びジャンル利用回数Nを加算して有用性レベルを算出して設定する。
次いで、登録部342は、取得した付与情報及び関連情報、並びに設定した有用性レベルを用いて、付与情報DB335の各項目の情報を登録する(ステップS210)。そして、サーバ管理制御部350は、本動作を終了させる。
[5.3]付与情報の配信処理
次に、図11及び図12を用いて本実施形態の通信システム1において実行される付与情報表示処理及び付与情報選定処理を含む付与情報の配信処理について説明する。図11は、本実施形態の通信システム1において実行される付与情報表示処理及び付与情報選定処理を含む付与情報の配信処理を示すフローチャートであり、図12は、本実施形態の通信端末装置10において表示される画像の一例を示す図である。
本動作において、通信端末装置10の端末管理制御部160は、表示制御部140を制御し、ユーザによる付与情報の要求指示の表示を行いつつ、入力が操作部150に対してなされるのを待機しているものとする。
この状態において、端末管理制御部160は、対象デジタルコンテンツを特定しつつ、操作部150に対するユーザ操作に基づいて、付与情報の配信要求指示を検出すると(ステップS300)、所定のプログラムをアプリケーション記録部101から読み出して、ブラウザを起動しつつ、サーバ装置30に対して、自機のユーザのユーザID及びコンテンツIDが付加された付与情報の配信要求を送信する(ステップS301)。そして、端末管理制御部160は、サーバ装置30からのデータ受信を待機する状態に移行する。
次いで、サーバ装置30においては、通信制御部310が、付与情報の配信要求を受信すると(ステップS400)、取得部341は、付与情報の配信要求に含まれるコンテンツIDと付与情報DB335とを照合して、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群を取得する(ステップS401)。
次いで、取得部341は、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群の各付与情報に設定された有用性レベルの情報を、付与情報DB335から取得する(ステップS402)。
次いで、選定部344は、各取得した有用性レベルに基づいて、付与情報群の中から対象付与情報を選定する(ステップS403)。例えば、選定部344は、有用性レベルの高い順に、予め定められた数(上位3または5)の付与情報を対象付与情報として選定する。
次いで、通信制御部310は、対象付与情報を、要求情報を送信した通信端末装置10へ送信し(ステップS404)、本動作を終了させる。
次いで、通信端末装置10において、ネットワーク通信部110がサーバ装置30から送信された対象付与情報を受信すると(ステップS302)、端末管理制御部160は、当該対象付与情報を付与情報記録部104に記録し、表示制御部140は、当該対象付与情報を表示部130に表示させ(ステップS303)、本動作を終了させる。
なお、例えば、表示制御部140は、図12に示すようなコンテンツ表示画面を表示部130に表示させる。なお、図12の例においては、対象デジタルコンテンツとして、ページを構成区分とする電子書籍が用いられる。
コンテンツ表示画面の上部には、電子書籍の名称及び表示対象のページが表示される。コンテンツ表示画面の中央部には、電子書籍の本文が上下方向にスクロール可能に表示される。そして、本文中において対象付与情報が付与された文字列は、指定可能に表示される。図12の例において、文字列「電子ブックリーダー」及び「コンテンツ」に対して、対象付与情報が付与されている。
文字列「電子ブックリーダー」には、当該文字列に付与された対象付与情報のマーキング情報「下線」に従って、下線が表示されている。また、文字列「コンテンツ」には、当該文字列に付与された対象付与情報のマーキング情報「四角囲い」に従って、四角囲いが表示されている。
コンテンツ表示画面の下部には、ユーザが指定した文字列に付与された対象付与情報のコメントが上下方向にスクロール可能に表示される。図12の例において、文字列「電子ブックリーダー」が指定されている。
そして、端末管理制御部160は、他のモードへのモード切替入力や電源をオフにするためのオフ入力が操作部150に対してなされると、表示を終了する。
以上、本実施形態において、サーバ装置30及び通信システム1は、付与者が過去に利用したデジタルコンテンツの利用履歴及び過去に付与した付与情報の付与履歴に基づく付与傾向値を用いて各付与情報の有用性レベルを設定することにより、造詣の深いユーザが付与した、有用性の高い付与情報を選定することができる。
したがって、サーバ装置30及び通信システム1は、付与対象について造詣の深いユーザの付与情報を閲覧し易くすることによって、有用な情報を確実に提供することができる。
[6]変形例
[6.1]変形例1
上記実施形態においては、サーバ装置30側で対象付与情報を選定するとして説明したが、通信端末装置10側で対象付与情報を選定することも可能である。
具体的には、変形例1においては、サーバ装置30は、上記実施形態と同様に、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群の各付与情報の付与傾向値であるキーワード付与回数及びジャンル利用回数をコンテンツ利用履歴DB334及び付与履歴DB336から取得する。そして、サーバ装置30は、上記実施形態と同様に、キーワード付与回数及びジャンル利用回数に基づいて、付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する。
また、サーバ装置30は、有用性レベルの情報を通信端末装置10へ送信するとともに、付与情報群を、対象デジタルコンテンツの利用時に選定可能かつ閲覧可能に通信端末装置10へ送信する。
次に、図13を用いて変形例1の通信システム1において実行される付与情報表示処理及び付与情報選定処理を含む付与情報の配信処理について説明する。なお、図13は、変形例1の通信システム1において実行される付与情報表示処理及び付与情報選定処理を含む付与情報の配信処理を示すフローチャートである。
本動作において、通信端末装置10の端末管理制御部160は、表示制御部140を制御し、ユーザによる付与情報の要求指示の表示を行いつつ、入力が操作部150に対してなされるのを待機しているものとする。
この状態において、端末管理制御部160は、対象デジタルコンテンツを特定しつつ、操作部150に対するユーザ操作に基づいて、付与情報の配信要求指示を検出すると(ステップS500)、所定のプログラムをアプリケーション記録部101から読み出して、ブラウザを起動しつつ、サーバ装置30に対して、コンテンツID及び自機のユーザのユーザIDが付加された付与情報の配信要求を送信する(ステップS501)。そして、端末管理制御部160は、サーバ装置30からのデータ受信を待機する状態に移行する。
次いで、サーバ装置30においては、通信制御部310が、付与情報の配信要求を受信すると(ステップS600)、取得部341は、要求情報に含まれるコンテンツIDと付与情報DB335とを照合して、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群を取得する(ステップS601)。
次いで、また、取得部341は、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群の各付与情報に設定された有用性レベルの情報を、付与情報DB335から取得する(ステップS602)。
次いで、サーバデータ処理部340は、付与情報と有用性レベルとの関連を示す有用性テーブルを生成する(ステップS603)。例えば、サーバデータ処理部340は、
(1)各付与情報に対応し、各付与情報を識別するための付与情報IDと、
(2)当該ユーザが付与情報を付与した当該デジタルコンテンツにおける構成区分(例えばページ)に対応する区分IDと、
(3)付与対象の位置(例えば、構成区分の先頭からの文字数)を示す位置情報と、
(4)付与対象の範囲(例えば、範囲内の文字数)を示す範囲情報と、
(5)各付与情報に設定された有用性レベルを示す有用性レベルの情報と、
(6)付与対象の範囲を示すマーキングの情報と、
(7)付与対象に対して当該ユーザが付与したコメントの情報と、
が対応付けて登録される有用性テーブルを生成する。
次いで、通信制御部310は、付与情報群及び有用性テーブルを、配信要求を送信した通信端末装置10へ配信する(ステップS604)。そして、サーバ管理制御部350は、本動作を終了させる。
次いで、通信端末装置10において、ネットワーク通信部110がサーバ装置30から送信された付与情報群及び有用性テーブルを受信すると(ステップS502)、端末管理制御部160は、当該付与情報群及び有用性テーブルを付与情報記録部104に記録する。
次いで、端末データ処理部120は、上記の選定部344と同様に、有用性テーブルに基づいて、付与情報群の中から対象付与情報を選定する(ステップS503)。例えば、端末データ処理部120は、有用性レベルの高い順に、予め定められた数(上位3または5)の付与情報を対象付与情報として選定する。
次いで、表示制御部140は、当該対象付与情報を表示部130に表示させ(ステップS504)、本動作を終了させる。例えば、表示制御部140は、図12に示すようなコンテンツ表示画面を表示部130に表示させる。そして、端末管理制御部160は、他のモードへのモード切替入力や電源をオフにするためのオフ入力が操作部150に対してなされると、表示を終了する。
なお、変形例1において、取得部341は、対象デジタルコンテンツに予め定められたキーワードに関する情報を、キーワードDB332から取得し、通信制御部310は、キーワードに関する情報を、付与情報群及び有用性レベルの情報とともに通信端末装置10へ送信してもよい。キーワードに関する情報には、例えば、キーワードID、キーワード名の情報が含まれる。
また、変形例1において、サーバデータ処理部340は、付与情報の付与対象の範囲にキーワードが含まれているか否かを示すフラグを有用性テーブルに含めてもよい。
以上、変形例1において、サーバ装置30及び通信システム1は、付与者が過去に利用したデジタルコンテンツの利用履歴及び過去に付与した付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づく付与傾向値を用いて各付与情報の有用性レベルを設定することができる。そして、サーバ装置30及び通信システム1は、この有用性レベルの情報を付与情報群とともに通信端末装置へ送信することにより、通信端末装置10で対象デジタルコンテンツを利用する際に、造詣の深いユーザが付与した、有用性の高い付与情報を通信端末装置10側で選定させることができる。
したがって、サーバ装置30及び通信システム1は、付与対象について造詣の深いユーザの付与情報を閲覧し易くすることによって、有用な情報を確実に提供することができる。
[6.2]変形例2
また、上記実施形態においては、選定部344は、有用性レベルの高い順に、予め定められた数の付与情報を対象付与情報として選定するとして説明したが、キーワードに対して付与された付与情報のみを選定することも可能である。
図14を用いて変形例2における付与情報の選定処理について説明する。図14は、変形例2における付与情報の選定処理の一例を示す図である。図14の例において、対象デジタルコンテンツである電子書籍の本文における文字列「ハイパーテキストシステム」に対して、付与者Aがコメントを付与している。また、文字列「指す言葉である」に対して、付与者Bがコメントを付与している。
当該電子書籍のジャンルは「情報科学」であり、文字列「WWW」、「インターネット」、「ハイパーテキスト」及び「コンピュータネットワーク」が当該電子書籍の対象ページにおけるキーワードとして予め設定されている。
このような図14の例において、選定部344は、キーワード「ハイパーテキスト」を含む文字列「ハイパーテキストシステム」に対する付与者Aの付与情報を、対象付与情報として選定する。一方、選定部344は、キーワードを含まない文字列「指す言葉である」に対する付与者Bの付与情報を、対象付与情報として選定しない。この構成により、対象デジタルコンテンツの閲覧者は、当該対象デジタルコンテンツ特有の付与情報を閲覧し易くなる。
なお、選定部344による付与情報の選定処理は上述した処理に限られない。選定部344は、対象デジタルコンテンツに対して予め定められたキーワードに付与された付与情報と、予め定められたキーワード以外に付与された付与情報とを区別して、対象付与情報を選定してもよい。例えば、選定部344は、キーワード毎に、有用性レベルの高い順に予め定められた数の付与情報を対象付与情報として選定するとともに、キーワード以外に付与された付与情報の中から、有用性レベルの高い順に予め定められた数の付与情報を対象付与情報として選定する。このとき、選定部344は、対象デジタルコンテンツに対して予め定められたキーワードに付与された付与情報を優先して対象付与情報を選定してもよい。
また、取得部341は、対象コンテンツの閲覧者のユーザIDを取得し、選定部344は、さらに、対象デジタルコンテンツに閲覧者が付与した付与情報を区別して、対象付与情報を選定してもよい。例えば、選定部344は、対象デジタルコンテンツに閲覧者が付与した付与情報を、有用性レベルに関係なく全て対象付与情報として選定する。
また、選定部344は、対象デジタルコンテンツの構成区分毎に対象付与情報を選定してもよい。なお、構成区分として、上述したページ以外に、セクション、チャプター等が用いられてもよい。
[6.3]変形例3
また、上記実施形態においては、サーバ装置30は、通信端末装置10からの付与情報の要求に応じて対象付与情報を配信するとして説明したが、通信端末装置10から対象デジタルコンテンツ及び付与情報の要求を受け付けて、対象デジタルコンテンツ及び対象付与情報を配信することも可能である。
例えば、取得部341は、要求情報に示される対象デジタルコンテンツをコンテンツDB333から取得する。そして、サーバデータ処理部340は、上述した処理を実行して、当該対象デジタルコンテンツに対する対象付与情報を選定する。そして、通信制御部310は、対象デジタルコンテンツを、対象付与情報とともに通信端末装置10へ送信する。
なお、上記変形例1においても同様に、サーバ装置30は、通信端末装置10から対象デジタルコンテンツ及び付与情報の配信要求を受け付けて、対象デジタルコンテンツ、付与情報群及び有用性レベルの情報を配信することも可能である。
[6.4]変形例4
また、上記実施形態においては、キーワード付与履歴値及びジャンル利用履歴値の双方を付与傾向値として説明したが、いずれか一方を付与傾向値として扱うことも可能である。また、上記実施形態においては、キーワードの付与回数をキーワード付与履歴値として説明したが、これ以外のキーワードの付与に関する値、例えば1回あたりの付与文字数をキーワード付与履歴値として扱うことも可能である。また、上記実施形態においては、ジャンルの利用回数をジャンル利用履歴値として説明したが、これ以外のジャンルの利用に関する値、例えば1回あたりの利用時間をジャンル利用履歴値として扱うことも可能である。
[6.5]変形例5
また、上記実施形態においては、設定部343は、キーワード付与履歴値(キーワードの付与回数)とジャンル利用履歴値(ジャンルの利用回数)とを加算し、当該加算値を付与情報の有用性レベルとして設定するとして説明したが、これ以外の演算手法を用いることも可能である。例えば、設定部343は、キーワード付与履歴値とジャンル利用履歴値とを乗算し、当該乗算値を付与情報の前記有用性レベルとして設定する。また、例えば、設定部343は、キーワード付与履歴値及びジャンル利用履歴値を予め定められた関数に代入し、当該演算値を付与情報の前記有用性レベルとして設定する。
[6.6]変形例6
また、上記実施形態においては、サーバ装置30の選定部344は、有用性レベルの高い順(例えば、上位3または5)に、予め定められた数の付与情報を対象付与情報として選定するようになっているが、当該有用性レベルが予め定めた閾値以上の付与情報を対象付与情報として選定し、選定した対象付与情報を、付与情報の取得要求を送信した通信端末装置10へ配信するようにしてもよい。
また、上記変形例1においても、同様に、通信端末装置10の端末データ処理部120は、有用性レベルの高い順(例えば、上位3または5)に、予め定められた数の付与情報を対象付与情報として選定するようになっているが、当該有用性レベルが予め定めた閾値以上の付与情報を対象付与情報として選定してもよい。この場合には、表示制御部140は、選定された対象付与情報を表示部130に表示させる。
[6.7]変形例7
また、上記実施形態においては、文字列を付与情報の付与対象としてとして説明したが、文字列以外のデジタルコンテンツに対しても付与情報を付与することも可能である。例えば、サイトの動画や静止画に対して付与情報が付与される。また、例えば、音楽データに対して付与情報が付与される。
[6.8]変形例8
また、上記実施形態においては、サーバ装置30内に各DBを設け、管理及び制御する構成としたが、各DBの管理、制御主体となるコンピュータシステムは、各々、別個なコンピュータシステムによって稼働するようにしてもよい。
1 … 通信システム
10 … 通信端末装置
30 … サーバ装置
100 … 記録部
101 … アプリケーション記録部
102 … コンテンツ記録部
103 … コンテンツ利用履歴記録部
104 … 付与情報記録部
110 … ネットワーク通信部
120 … 端末データ処理部
130 … 表示部
140 … 表示制御部
150 … 操作部
160 … 端末管理制御部
310 … 通信制御部
330 … 記録装置
331 … 会員DB
332 … キーワードDB
333 … コンテンツDB
334 … コンテンツ利用履歴DB
335 … 付与情報DB
336 … 付与履歴DB
340 … サーバデータ処理部
341 … 取得部
342 … 登録部
343 … 設定部
344 … 選定部
350 … サーバ管理制御部

Claims (19)

  1. 対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群の少なくとも一部を通信端末装置に提供するサーバ装置であって、
    前記付与情報群の各付与情報の付与者におけるデジタルコンテンツの利用履歴及び付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づいて数値化された、付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値を、付与傾向値データベースから取得する取得手段と、
    前記付与傾向値に基づいて、前記付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する設定手段と、
    前記有用性レベルに基づいて、前記付与情報群の中から対象付与情報を選定する選定手段と、
    前記対象付与情報を、前記対象デジタルコンテンツの利用時に閲覧可能に前記通信端末装置へ送信する送信手段と、
    を備え
    前記付与傾向値が、前記対象デジタルコンテンツを解析することによって得られたキーワードに対する、前記付与履歴に基づいて数値化されたキーワード付与履歴値、及び、前記対象デジタルコンテンツと同一のジャンルの前記利用履歴に基づいて数値化されたジャンル利用履歴値の少なくとも一方を含むことを特徴とするサーバ装置。
  2. 請求項1に記載のサーバ装置において、
    前記付与傾向値が、前記キーワード付与履歴値及び前記ジャンル利用履歴値の双方を含み、
    前記設定手段が、前記付与情報群の各付与情報に対応する前記キーワード付与履歴値及び前記ジャンル利用履歴値によって決定される値を、当該付与情報の前記有用性レベルとして設定する、サーバ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のサーバ装置において、
    前記選定手段が、前記対象デジタルコンテンツを解析することによって得られたキーワードに付与された前記付与情報と、前記キーワード以外に付与された前記付与情報とを区別して、前記対象付与情報を選定する、サーバ装置。
  4. 請求項3に記載のサーバ装置において、
    前記選定手段が、前記対象デジタルコンテンツを解析することによって得られたキーワードに付与された前記付与情報を当該キーワード以外に付与された付与情報より優先して前記対象付与情報を選定する、サーバ装置。
  5. 請求項3または4に記載のサーバ装置において、
    前記取得手段が、前記対象デジタルコンテンツの閲覧者の識別情報を取得し、
    前記選定手段が、さらに、前記対象デジタルコンテンツに前記閲覧者が付与した前記付与情報を区別して、前記対象付与情報を選定し、
    前記送信手段が、前記対象付与情報を、前記閲覧者の前記通信端末装置へ送信する、サーバ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のサーバ装置において、
    前記選定手段が、前記対象デジタルコンテンツの構成区分毎に前記対象付与情報を選定する、サーバ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のサーバ装置において、
    前記取得手段が、各付与者のデジタルコンテンツの利用履歴の情報及び付与情報の付与履歴の情報の少なくとも一方を、各付与者の通信端末装置から取得し、
    前記取得手段が取得した前記利用履歴の情報及び前記付与履歴の情報の少なくとも一方に基づいて各付与者の前記付与傾向値を算出し、算出した前記付与傾向値を付与者毎に区分して前記付与傾向値データベースに登録する登録手段を更に備える、サーバ装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のサーバ装置において、
    前記取得手段が、前記対象デジタルコンテンツを、コンテンツデータベースから取得し、
    前記送信手段が、前記対象デジタルコンテンツを、前記対象付与情報とともに前記通信端末装置へ送信する、サーバ装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のサーバ装置において、
    前記付与情報が、付与対象の範囲を示すマーキング情報及び付与対象に対するコメント情報の少なくとも一方を含む、サーバ装置。
  10. 対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群の少なくとも一部を通信端末装置に提供するサーバ装置を、
    前記付与情報群の各付与情報の付与者におけるデジタルコンテンツの利用履歴及び付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づいて数値化された、付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値を、付与傾向値データベースから取得する取得手段、
    前記付与傾向値に基づいて、前記付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する設定手段、
    前記有用性レベルに基づいて、前記付与情報群の中から対象付与情報を選定する選定手段、及び
    前記対象付与情報を、前記対象デジタルコンテンツの利用時に閲覧可能に前記通信端末装置へ送信する送信手段、
    として機能させ、
    前記付与傾向値が、前記対象デジタルコンテンツを解析することによって得られたキーワードに対する、前記付与履歴に基づいて数値化されたキーワード付与履歴値、及び、前記対象デジタルコンテンツと同一のジャンルの前記利用履歴に基づいて数値化されたジャンル利用履歴値の少なくとも一方を含むことを特徴とするプログラム。
  11. ネットワークと、前記ネットワークに接続された通信端末装置と、前記ネットワークに接続され、かつ、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群の少なくとも一部を前記通信端末装置に提供するサーバ装置と、を有する通信システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記付与情報群の各付与情報の付与者におけるデジタルコンテンツの利用履歴及び付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づいて数値化された、付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値を、付与傾向値データベースから取得する取得手段と、
    前記付与傾向値に基づいて、前記付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する設定手段と、
    前記有用性レベルに基づいて、前記付与情報群の中から対象付与情報を選定する選定手段と、
    前記対象付与情報を、前記対象デジタルコンテンツの利用時に閲覧可能に前記通信端末装置へ送信する送信手段と、
    を備え、
    前記付与傾向値が、前記対象デジタルコンテンツを解析することによって得られたキーワードに対する、前記付与履歴に基づいて数値化されたキーワード付与履歴値、及び、前記対象デジタルコンテンツと同一のジャンルの前記利用履歴に基づいて数値化されたジャンル利用履歴値の少なくとも一方を含むことを特徴とする通信システム。
  12. 対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群を通信端末装置に提供するサーバ装置であって、
    前記付与情報群の各付与情報の付与者におけるデジタルコンテンツの利用履歴及び付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づいて数値化された、付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値を、付与傾向値データベースから取得する取得手段と、
    前記付与傾向値に基づいて、前記付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する設定手段と、
    前記有用性レベルの情報を前記通信端末装置へ送信するとともに、前記付与情報群を、前記対象デジタルコンテンツの利用時に選定可能かつ閲覧可能に前記通信端末装置へ送信する送信手段と、
    を備え、
    前記付与傾向値が、前記対象デジタルコンテンツを解析することによって得られたキーワードに対する、前記付与履歴に基づいて数値化されたキーワード付与履歴値、及び、前記対象デジタルコンテンツと同一のジャンルの前記利用履歴に基づいて数値化されたジャンル利用履歴値の少なくとも一方を含むことを特徴とするサーバ装置。
  13. 請求項12に記載のサーバ装置において、
    前記取得手段が、前記対象デジタルコンテンツを解析することによって得られたキーワードに関する情報を、キーワードデータベースから取得し、
    前記送信手段が、前記キーワードに関する情報を、前記付与情報群及び前記有用性レベルの情報とともに前記通信端末装置へ送信する、サーバ装置。
  14. 請求項12または13に記載のサーバ装置において、
    前記付与傾向値が、前記対象デジタルコンテンツを解析することによって得られたキーワードに対する前記付与履歴に基づいて数値化されたキーワード付与履歴値及び前記対象デジタルコンテンツと同一のジャンルの前記利用履歴に基づいて数値化されたジャンル利用履歴値の少なくとも一方を含む、サーバ装置。
  15. 請求項14に記載のサーバ装置において、
    前記付与傾向値が、前記キーワード付与履歴値及び前記ジャンル利用履歴値の双方を含み、
    前記設定手段が、前記付与情報群の各付与情報に対応する前記キーワード付与履歴値及び前記ジャンル利用履歴値によって決定される値を、当該付与情報の前記有用性レベルとして設定する、サーバ装置。
  16. 請求項12〜15のいずれかに記載のサーバ装置において、
    前記取得手段が、各付与者のデジタルコンテンツの利用履歴の情報及び付与情報の付与履歴の情報の少なくとも一方を、各付与者の通信端末装置から取得し、
    前記取得手段が取得した前記利用履歴の情報及び前記付与履歴の情報の少なくとも一方に基づいて各付与者の前記付与傾向値を算出し、算出した前記付与傾向値を付与者毎に区分して前記付与傾向値データベースに登録する登録手段を更に備える、サーバ装置。
  17. 請求項13〜16のいずれかに記載のサーバ装置において、
    前記取得手段が、前記対象デジタルコンテンツを、コンテンツデータベースから取得し、
    前記送信手段が、前記対象デジタルコンテンツを、前記付与情報群とともに前記通信端末装置へ送信する、サーバ装置。
  18. 対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群を通信端末装置に提供するサーバ装置を、
    前記付与情報群の各付与情報の付与者におけるデジタルコンテンツの利用履歴及び付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づいて数値化された、付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値を、付与傾向値データベースから取得する取得手段、
    前記付与傾向値に基づいて、前記付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する設定手段、及び
    前記有用性レベルの情報を前記通信端末装置へ送信するとともに、前記付与情報群を、前記対象デジタルコンテンツの利用時に選定可能かつ閲覧可能に前記通信端末装置へ送信する送信手段、
    として機能させ、
    前記付与傾向値が、前記対象デジタルコンテンツを解析することによって得られたキーワードに対する、前記付与履歴に基づいて数値化されたキーワード付与履歴値、及び、前記対象デジタルコンテンツと同一のジャンルの前記利用履歴に基づいて数値化されたジャンル利用履歴値の少なくとも一方を含むことを特徴とするプログラム。
  19. ネットワークと、前記ネットワークに接続された通信端末装置と、前記ネットワークに接続され、かつ、対象デジタルコンテンツに付与された付与情報群を前記通信端末装置に提供するサーバ装置と、を有する通信システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記付与情報群の各付与情報の付与者におけるデジタルコンテンツの利用履歴及び付与情報の付与履歴の少なくとも一方に基づいて数値化された、付与情報の付与の傾向を示す付与傾向値を、付与傾向値データベースから取得する取得手段と、
    前記付与傾向値に基づいて、前記付与情報群の各付与情報に対して有用性を示す有用性レベルを設定する設定手段と、
    前記有用性レベルの情報を前記通信端末装置へ送信するとともに、前記付与情報群を、前記対象デジタルコンテンツの利用時に選定可能かつ閲覧可能に前記通信端末装置へ送信する送信手段と、
    を備え、
    前記付与傾向値が、前記対象デジタルコンテンツを解析することによって得られたキーワードに対する、前記付与履歴に基づいて数値化されたキーワード付与履歴値、及び、前記対象デジタルコンテンツと同一のジャンルの前記利用履歴に基づいて数値化されたジャンル利用履歴値の少なくとも一方を含むことを特徴とする通信システム。
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