JP5982799B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録装置に関する。
従来から、液体噴射装置の一種として、液体噴射ヘッドから液体を用紙等の媒体に噴射して画像を形成するインクジェット式のプリンターが知られている。こうしたプリンターでは、通常、所定の搬送方向に搬送される用紙に対して、搬送方向と交差する走査方向(=用紙の幅方向)に往復移動する液体噴射ヘッドから液体を噴射させることにより印刷を行っている。従って、搬送装置による用紙の搬送精度は液体噴射装置による記録精度に大きく影響する。
ここで、搬送装置を用いた用紙の搬送制御においては、搬送される用紙と搬送装置の搬送ローラーとの間に滑りが発生することで、その搬送制御により想定する用紙の想定搬送量と、検出部により実際に検出される用紙の実搬送量との間に誤差(以下、「送り誤差」という。)が発生することがある。そして、そうした送り誤差が発生した場合には、用紙の表面における本来液体が噴射されるべき位置に液体が噴射されず、記録精度が低下してしまうということが一般的に知られている。
そこで、例えば特許文献1に記載のプリンターでは、次のようにして送り誤差の修正を行っている。すなわち、このプリンターでは、用紙搬送時に用紙に向けて照射したレーザー光の反射光を搬送経路上に配置した検出部により検出し、その反射光に現れる時系列のスペックルパターンを比較することで用紙搬送時の実搬送量を求めている。そして、その実搬送量と予め記憶した想定搬送量との差として求まる送り誤差検出量に基づき、その送り誤差検出量に対応した修正搬送量分の用紙搬送を行うことで送り誤差の修正を行っている。
特許第4096740号公報
ところで、用紙の搬送に際し、搬送される用紙における幅方向の中央位置を搬送領域内での幅方向の中央位置に位置合わせして搬送する方式では、メンテナンス時に搬送領域と該領域から外れたホームポジション(HP)位置との間を走査方向(用紙の幅方向)に沿って移動する液体噴射ヘッドの移動距離が長くなり、スループットが低下してしまう。そのため、近時は、走査方向(=用紙の幅方向)における用紙の一側端を搬送領域の一端側(ホームポジション位置側)において搬送方向に沿って延びるように設けられた基準位置に合わせて、用紙を搬送経路の下流側にガイドしながら搬送する側端揃えの搬送方式が提案されている。
その一方、上記のようなプリンターでは、用紙搬送時に用紙が搬送方向に対して斜行したり蛇行したりする搬送不良現象を生じることがあり得る。特に、用紙の中でも長尺状の用紙(連続紙)を搬送する場合に、こうした斜行などの搬送不良現象は発生し易い。そして、そのような現象が発生した場合にも用紙の送り誤差を適切に検出するべく、送り誤差の検出部は、搬送領域内の幅方向において搬送される用紙の幅方向の中央位置が通過する位置に配置されていることが望ましい。
しかし、上記のようなプリンターは、通常、走査方向に沿う幅方向の寸法が異なる複数種の用紙の印刷に使用されるため、搬送される用紙の幅方向の寸法の違いにより、次のような点が問題となる。すなわち、検出部を搬送領域内で最小幅用紙の幅方向の中央位置が通過する位置に設けた場合は、最大幅用紙の搬送時に用紙が斜行すると、その斜行した最大幅用紙の幅方向の中央位置から検出部が離れているため、その最大幅用紙において検出部の設置位置とは幅方向の中央位置を挟んで反対側となる側端での送り誤差を助長させてしまう。その逆に、検出部を搬送領域内で最大幅用紙の幅方向の中央位置が通過する位置に設けた場合には、最小幅用紙の搬送時に用紙が斜行すると、その斜行した最小幅用紙と検出部が重ならなくなることがあり得るため、送り誤差の検出そのものができない、という問題が生じる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、搬送方向と直交する幅方向の寸法が異なる複数種の媒体を搬送する場合において、スループットを低下させることなく、搬送される各種媒体が斜行などした搬送不良時における搬送方向での送り誤差を良好に求めることができる媒体搬送装置及び同装置を備えた記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の記録装置は、搬送方向と直交する幅方向の寸法が異なる複数種の媒体を該媒体における前記幅方向の一側端を前記幅方向に沿う走査方向において設定された基準位置に合わせて搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記媒体に対して、前記走査方向に沿って移動する記録ヘッドにより記録を行う記録部と、前記搬送部により搬送される前記媒体の搬送方向における位置に関する情報を検出する検出部と、前記検出部により検出された前記情報に基づいて、前記搬送部による前記媒体の搬送を制御する制御部とを備え、前記検出部が、前記媒体の搬送領域内において、前記複数種の媒体のうち前記幅方向の寸法が最小の前記媒体における前記幅方向の中央位置と前記一側端とは反対側の他側端との間の部分が通過する領域内に配置され、前記幅方向における前記媒体の前記基準位置から前記検出部までの距離をL、前記幅方向の寸法が最小の前記媒体の該寸法をWmin、前記幅方向の寸法が最大の前記媒体の該寸法をWmaxとした場合、(1−(2L/Wmax))=((2L/Wmin)−1)という式を満足する
この構成によれば、搬送領域内において幅方向の寸法が最小の媒体における幅方向の中央位置が通過する位置や最大の媒体における幅方向の中央位置が通過する位置に検出部を設けた場合とは異なり、幅方向の寸法が異なる複数種の媒体における斜行等の搬送不良時に生じた搬送方向での送り誤差が助長されることを抑制できる。また、各媒体は幅方向の一側端が走査方向において設定された基準位置に合わせられて搬送される。したがって、搬送方向と直交する幅方向の寸法が異なる複数種の媒体を搬送する場合において、スループットを低下させることなく、搬送される各種媒体の搬送不良時における搬送方向での送り誤差を良好に求めることができる。
また、媒体が斜行などした搬送不良時において媒体における幅方向の端部で生じる送り誤差の助長率((斜行による送り誤差量+修正搬送量)/斜行による送り誤差量)を、幅方向の寸法が最小の媒体と最大の媒体との間で等しくすることができる。
本発明の記録装置において、前記記録ヘッドは、メンテナンス時に前記搬送領域から外れた位置に移動する
本発明の記録装置において、前記媒体は、ロール体から巻き解かれて搬送される長尺の媒体である。
媒体を搬送する際に発生する媒体の斜行や蛇行などの搬送不良現象は、ロール体から巻き解かれる長尺の媒体を搬送する場合と単票状の媒体を搬送する場合とを比べると、長尺の媒体の搬送時に顕著に発生する。よって、この構成によれば長尺の媒体の搬送時において発生し易い用紙の斜行などの搬送不良時における送り誤差の助長を抑制することができる。
本発明に係る実施形態の記録装置の概略正面図。 搬送領域内での用紙の幅方向における検出部の位置を示す平面図。 正常な用紙搬送時の送り誤差検出量と修正搬送量との関係を示す平面図。 比較例における用紙斜行時の送り誤差検出量と修正搬送量との関係を示す平面図。 実施形態における用紙斜行時の送り誤差検出量と修正搬送量との関係を示す平面図。 変形例における用紙の幅方向での検出部の位置を示す平面図。 変形例における用紙斜行時の送り誤差検出量と修正搬送量との関係を示す平面図。
以下、本発明を記録装置の一種であるインクジェット式記録装置(以下、「記録装置」と略す。)及び同記録装置が備える媒体搬送装置に具体化した実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、記録装置11は、媒体の一例としての長尺シート状をなす記録用紙Sを搬送するための媒体搬送装置(以下、「搬送装置」と略す。)12と、該搬送装置12の上方に該搬送装置12により搬送される記録用紙Sの表面と対向するように配置された記録ヘッド13とを備えている。記録ヘッド13は、記録用紙Sの搬送方向と直交する幅方向(図1の紙面と直交する方向)に沿って延設されたガイドレール(図示略)に支持された状態で、駆動機構(図示略)の駆動に基づきガイドレールに沿って記録用紙Sの搬送方向と直交する走査方向(=用紙の幅方向)への往復移動が可能になっている。そして、記録ヘッド13は、搬送装置12にて搬送される記録用紙Sにおける表面の記録領域に対して搬送経路の途中で液体としてのインクを噴射して記録を行う。なお、本実施形態の記録装置11は、走査方向に沿う幅方向の寸法が異なる複数種の記録用紙Sに対する記録処理が可能であり、ガイドレールは、その長手方向の長さが記録装置11での記録処理が想定される各種の記録用紙Sのうち最大幅用紙WS(図2参照)の紙幅(幅方向の寸法)Wmax(図2参照)よりも長く設定されている。
搬送装置12は、記録用紙Sを搬送経路上に繰り出す繰り出し部14と、該繰り出し部14から供給された記録用紙Sに記録ヘッド13と対向する位置でインクの噴射により記録を行う記録部15と、該記録部15にて記録処理が施された記録用紙Sを巻き取る巻き取り部16により構成されている。そして、記録部15には、記録用紙Sを支持可能な矩形板状の支持台17が設けられている。すなわち、記録用紙Sの搬送方向において、上流側となる図1での左側寄りの位置には繰り出し部14が配設されるとともに、下流側となる右寄りの位置には巻き取り部16が配設されている。そして、繰り出し部14と巻き取り部16の間となる搬送経路上の中途位置に記録部15が配設されている。
図1に示すように、繰り出し部14には、前後方向(=用紙の幅方向)に延びる巻き軸18が回転可能に設けられている。そして、その巻き軸18には、記録用紙Sがあらかじめロール状に巻き重ねられたロール体の形態で巻き軸18の軸線を中心として一体回転可能に保持されている。なお、巻き軸18は、制御部19からの制御信号に基づき、巻き軸18の駆動手段となる第1駆動モーター20aが正転駆動した場合に正回転して巻き軸18に保持された記録用紙Sを順方向に搬送して繰り出す(巻き解く)とともに、その第1駆動モーター20aが逆転駆動したときに逆回転して記録用紙Sを逆方向に巻き戻す。すなわち、巻き軸18は、第1駆動モーター20aの正転駆動力により正方向(図1で時計方向)に回転した場合には、順方向となる下流側に向けて記録用紙Sを搬送するとともに、第1駆動モーター20aの逆転駆動力により逆方向(図1で反時計方向)に回転した場合には、逆方向となる上流側に向けて記録用紙Sを戻し搬送する。
また、巻き軸18の右斜め上方であって支持台17の左側の位置には、巻き軸18から繰り出された記録用紙Sを巻き掛けて記録部15に向けて導くための第1中継ローラー21が前後方向に延びる軸線を回転中心として回転可能に設けられている。そして、第1中継ローラー21には、巻き軸18から繰り出された記録用紙Sが左側下方から巻き掛けることにより、記録用紙Sの搬送方向を水平方向に変換するようになっている。
支持台17の右側には、支持台17を挟んで左側(上流側)の第1中継ローラー21と左右方向で対向する第2中継ローラー22が第1中継ローラー21と平行な態様で前後方向に延びるように設けられている。なお、第1中継ローラー21及び第2中継ローラー22は各々の周面の頂部が支持台17の上面である支持面と同一の高さとなるように各々の配置される位置が調整されている。そのため、第1中継ローラー21により搬送方向が水平方向に変換された記録用紙Sは、支持台17の支持面に摺接しつつ下流側となる右側に搬送された後、第2中継ローラー22に右側上方から巻き掛けられることにより、記録用紙Sの搬送方向が水平右方向から右斜め下方に変換されるようになっている。
また、第2中継ローラー22の右側には巻き取り部16が配設されており、該巻き取り部16の下方(第2中継ローラー22の右斜め下方)には巻き取り軸23が設けられている。そして、その巻き取り軸23には、記録用紙Sの搬送方向下流端となる先端が巻きつけられている。なお、巻き取り軸23は、制御部19からの制御信号に基づき、巻き取り軸23の駆動手段となる第2駆動モーター20bが正転駆動した場合に正回転して記録用紙Sをロール状に巻き取るとともに、その第2駆動モーター20bが逆転駆動した場合には逆回転して記録用紙Sを逆方向に巻き戻す。
さらに、図1に示すように、記録用紙Sの搬送経路における巻き軸18と第1中継ローラー21との間となる位置であって、記録用紙Sの搬送方向と直交する走査方向(=用紙の幅方向)の一端側(図1で紙面と直交する方向の手前側)となる位置には、長尺のガイド部材24が搬送方向に沿って延びるように設けられている。このガイド部材24は、長手方向と直交する断面形状がL字状をなし、その搬送領域側に向く内側面24aは、巻き軸18から繰り出された記録用紙Sにおける幅方向の一側端(図1では紙面と直交する方向で手前側となる前側端)SFと摺動可能に当接する。こうしてガイド部材24は、当該記録用紙Sの幅方向の一側端(前側端)SFの位置を搬送方向と直交する幅方向において規制する。すなわち、ガイド部材24は、その内側面24aが記録用紙Sの幅方向の一側端(前側端)SFに摺接することで、該記録用紙Sが搬送される搬送領域内において、その搬送方向と直交する幅方向での位置を合わせる基準位置を形成する。そして、本実施形態では、記録用紙Sの搬送経路における巻き軸18と第1中継ローラー21との間となる経路部分が、幅方向の寸法が異なる複数種の記録用紙Sを、それらの一側端SFを搬送領域における幅方向に沿う走査方向の一端側において設定された基準位置に合わせて搬送する搬送部として機能する。
また、記録用紙Sの搬送方向における巻き軸18と第1中継ローラー21との間となる位置には、記録用紙Sの搬送方向における実際の搬送量を検出する検出部25が設けられている。なお、その検出部25の搬送領域内での幅方向における設置位置については、その記録装置11で記録処理可能な各種の記録用紙Sが搬送時に斜行や蛇行をした場合における送り誤差の助長を抑制することを目的として、以下の各条件を満足する位置に設置される。
すなわち、図2に示すように、検出部25は、まず第1条件として、その記録装置11で記録処理可能な各種の記録用紙Sのうち幅方向の寸法が最小の最小幅用紙NSの幅方向の中央位置NSCと上記一側端SFとは反対側の他側端(図1で奥側となる後側端)SRとの間の紙面部分が通過する領域に配置される。次に、第2条件として、幅方向の寸法が最大の最大幅用紙WSの幅方向の中央位置WSCと上記一側端SFとの間の紙面部分が通過する領域に検出部25は配置される。
より詳細には、図2に示すように、記録用紙Sの一側端(図2では右側端)SFを当接させるガイド部材24から検出部25までの幅方向の距離Lは、幅方向の寸法が異なる複数種の記録用紙S(NS,WS)において、斜行や蛇行により生じる搬送方向での送り誤差の助長量を小さくするために、以下の式を満たす位置に配置される。すなわち、最小幅用紙(幅方向の寸法が最小の記録用紙)NSの幅をWmin、最大幅用紙(幅方向の寸法が最大の記録用紙)WSの幅をWmaxとした場合に、第3条件として、(1−(2L/Wmax))=((2L/Wmin)−1)という式を満たす位置に配置される。以下、その詳細を述べる。
ここで、図2に示すように、用紙斜行時の検出部25が設置された位置での最小幅用紙NSと最大幅用紙WSの各送り誤差量を、最小幅用紙NSの場合は検出位置送り誤差量y1、最大幅用紙WSの場合は検出位置送り誤差量Y1とする。また、検出部25が設置された位置から各々の用紙NS,WSにおける幅方向の中心線(中心位置)をはさんで反対側の端(以下、「反対側端」という。)における各送り誤差量を、最小幅用紙NSの場合は反対側端送り誤差量y2、最大幅用紙WSの場合は反対側端送り誤差量Y2とする。図2における相似な三角形の比例関係から、最小幅用紙NSについてはy1:(L−Wmin/2)=y2:(Wmin/2)、最大幅用紙WSについては、Y1:(Wmax/2−L)=Y2:(Wmax/2)という各式が求まる。
また、それぞれの幅の用紙NS,WSについて生じる検出位置送り誤差量y1,Y1と反対側端送り誤差量y2,Y2との間の誤差率(y1/y2,Y1/Y2)を等しくするためには、(Wmax/2−L)/(Wmax/2)=(L−Wmin/2)/(Wmin/2)という式を満たす必要がある。そして、この式を変形すると(1−(2L/Wmax))=((2L/Wmin)−1)という式が得られる。よって、幅方向の寸法が異なる複数種の記録用紙S(NS,WS)において、斜行や蛇行などの搬送不良時に用紙の反対側端で生じる送り誤差の助長を抑制するために、(1−(2L/Wmax))=((2L/Wmin)−1)という式を満たす位置に検出部25が配置される。
ちなみに、検出部25は、発光素子(図示略)と該発光素子が発した光の反射光を検出する受光素子(図示略)を備えた反射型光検出部から構成され、記録用紙Sの搬送時における、紙送りの起動前から停止後までの用紙表面の画像を撮影し、時系列に隣り合う画像を比較することで、記録用紙Sの搬送時に発生する滑りを踏まえた実際の搬送量を算出する。
また、制御部19は、モーター20a,20b及び検出部25と電気的に接続されている。なお、この制御部19は、中央処理装置として機能することにより各種の演算を実行するCPU(図示略)、記憶手段として機能するROM(図示略)及びRAM(図示略)などを備えたデジタルコンピューターにて構成されている。記憶部には、検出部25から入力された実際の用紙搬送量などの情報が記憶される他、制御部19が各種の制御を行うためのプログラムが記録されている。そして、制御部19は検出部25からの入力情報に基づき、モーター20a,20bを制御する。より具体的には、制御部19が、記録用紙Sの実際の用紙搬送量が搬送過多であると判断した場合は、巻き軸18及び巻き取り軸23が逆転駆動するようにモーター20a,20bを制御する。逆に検出部25が実際の用紙搬送量が搬送過少であると判断した場合は、巻き軸18及び巻き取り軸23が正転駆動するようにモーター20a,20bを制御する。
次に、上記のように構成された記録装置11の作用について、検出部25の幅方向における設置場所と、記録用紙Sが斜行した際の送り誤差の修正量に着目して、以下説明する。
さて、図1に示す記録装置11において、制御部19が印刷指令信号を受け取ると、巻き軸18及び巻き取り軸23が回転駆動されることにより、記録用紙Sが上流側から下流側への順方向に搬送される。そして、その搬送途中において、記録用紙Sは、その一側端SFがガイド部材24の内側面24aに摺接しつつ、その長さ方向において印刷が予定される記録領域の部分が支持台17上に至ると、記録ヘッド13からインクが噴射されて記録が行われる。
ここで、搬送される記録用紙Sの紙面と搬送ローラー21との間において滑り等が発生すると、例えば図3に示すように、記録用紙S(NS,WS)は、搬送方向において本来到達していなければならない位置(同図で実線の位置)よりも上流側にずれた位置(同図で二点鎖線の位置)までしか搬送されないことになる。すると、制御部19は予め記憶している想定搬送量と検出部25が検出した実際の搬送量とを比較し、記録用紙S(NS,WS)の搬送量が送り誤差検出量YA分だけ過少であると判断する。そして次に、制御部19がモーター20a,20bに送り誤差検出量YA分に対応した修正搬送量YB(=−YA)分の用紙搬送をさせるための駆動信号を与えることで、巻き軸18及び巻き取り軸23が回転し、記録用紙S(NS,WS)は上流側のずれた位置(図3で二点鎖線の位置)から本来あるべき位置(図3で実線の位置)まで搬送される。
この場合、図3に示すように、記録用紙S(NS,WS)が斜行や蛇行を生じることなく正常に搬送されたときには、検出部25が最小幅用紙NSの通紙領域であれば、記録用紙Sの幅方向の如何なる位置に設けられていたとしても、搬送途中に滑り等が発生した記録用紙Sについて、その用紙幅に関係なく正確な送り誤差の修正を行うことができる。しかし、その記録用紙S(NS,WS)が搬送途中に斜行や蛇行などの搬送不良を生じたときには、用紙幅の違いにより、その記録用紙Sの幅方向において検出部25の位置とは用紙の中心線を挟んだ反対側端での送り誤差を助長してしまうことがある。以下、その詳細を述べる。
さて、図4は本実施形態に対する比較例において最小幅用紙NSと最大幅用紙WSがそれぞれ搬送途中に斜行した様子を示しており、検出部25は、搬送領域内において正常に用紙搬送された場合に最小幅用紙NSの幅方向の中央位置NSCが通過する位置に配置されている。
ここで、最小幅用紙NSが斜行した場合には、検出部25が最小幅用紙NSの回転中心位置(図4では符号NSCを付した位置)で送り誤差の有無を検出することになるため、その最小幅用紙NSの斜行状態において送り誤差が発生したと誤検知することはない。しかし、その一方で、最大幅用紙WSが斜行した場合には、検出部25が最大幅用紙WSの回転中心位置(図4では符号WSCを付した位置)から離れた位置で送り誤差の有無を検出することになる。そのため、その最大幅用紙WSの斜行状態において本来は送り誤差が発生していないにも関わらず、送り誤差が発生したと誤検知し、図4に示すように最大幅用紙WSの他側端(左側端)SR側で不要な修正搬送量YB(=−YA)に基づいた送り誤差の修正をしてしまう。また、図4に示す比較例において、最大幅用紙WSの搬送時に斜行による搬送方向での送り誤差が生じていた場合には、その送り誤差を修正するための用紙搬送分に上記の不要な修正搬送量YB(=−YA)分が加味されるため、その分だけ搬送方向での送り誤差を助長させてしまうことになる。
このような最大幅用紙WSが斜行した場合における送り誤差の誤った修正を回避するためには、その最大幅用紙WSの幅方向の中央位置WSCが通過する領域近くに検出部25を設置すればよい。しかし、そのようにすると、今度は最小幅用紙NSの用紙搬送時に検出部25の設置領域と最小幅用紙NSの搬送領域が重ならなくなるため、送り誤差の有無自体が検知できないことになる。
こうした比較例に対して、本実施形態では、検出部25の用紙幅方向の設置位置が、図5に示すように、第1条件として、搬送領域内で最小幅用紙NSの幅方向の中央位置NSCとその他側端(図5で左側端)SRとの間の紙面部分が通過する領域に設置されている。そのため、最大幅用紙WSの場合、その用紙搬送時に幅方向の中央位置WSCが通過する位置から検出部25までの幅方向の距離(Wmax/2−L)が図4に示した比較例の場合よりも短くなる。その結果、最大幅用紙WSが斜行した場合における検出部25が設置された位置での送り誤差検出量WYAは、正常な用紙搬送時に最小幅用紙NSの幅方向の中央位置NSCが通過する位置での送り誤差検出量YAよりも値が小さなものとなる。したがって、そのような送り誤差検出量WYAに対応した修正搬送量WYBの値も小さなものになり、最大幅用紙WSの幅方向で検出部25とは中央位置WSCを挟んだ反対側端(図5では左側端となる他側端SR)における送り誤差の助長量も比較例に比して小さくなる。
なお、最小幅用紙NSの場合は、図5に示すように検出部25の設置領域が当該用紙NSの搬送領域と重なっているため、送り誤差検出量NYAを確実に検出できる。また、その場合の送り誤差検出量NYAの値は、その用紙搬送時に幅方向の中央位置NSCが通過する位置から検出部25までの幅方向の距離(L−Wmin/2)を短い距離とすることで、その最小幅用紙NSの幅方向で検出部25とは中央位置NSCを挟んだ反対側端(図5では右側端となる一側端SF)における送り誤差の助長を抑制できる。
また、本実施形態では、上記の第1条件に加えて、第2条件として、検出部25の用紙幅方向の設置位置が、搬送領域内で最大幅用紙WSの幅方向の中央位置WSCとその一側端(図5で右側端)との間の紙面部分が通過する領域に設置されている。そのため、例えば図6に示すように、最大幅用紙WSの紙幅寸法が最小幅用紙NSの紙幅寸法の二倍よりも小さな場合でも、図7に示すように、最大幅用紙WSの斜行時における送り誤差検出量WYAは、正常な用紙搬送時に最小幅用紙NSの幅方向の中央位置NSCが通過する位置での送り誤差検出量YAよりも値が小さなものとなる。したがって、そのような送り誤差検出量WYAに対応した修正搬送量WYBの値も小さなものになり、最大幅用紙WSの幅方向で検出部25とは中央位置WSCを挟んだ反対側端(図7では左側端となる他側端SR)における送り誤差の助長量も小さなものになる。
さらに、本実施形態では、上記の第1条件及び第2条件に加えて、第3条件として、最小幅用紙NSの幅をWmin、最大幅用紙WSの幅をWmaxとした場合に、(1−(2L/Wmax))=((2L/Wmin)−1)という式を満たす位置に検出部25が配置されている。そのため、紙幅寸法が異なる各種の用紙WS,NS間において、検出位置送り誤差量y1,Y1と反対側端送り誤差量y2,Y2との間の誤差率(y1/y2,Y1/Y2)が等しくなる結果、送り誤差の助長率((y1+y2)/y2,(Y1+Y2)/Y2))も等しくなる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)記録用紙Sはその一側端SFを搬送領域における走査方向の一端側(HP側)に基準位置を形成するガイド部材24に合わせて搬送されるので、紙幅寸法が異なる各種の記録用紙S(WS,NS)を搬送する場合において、高い印刷スループットを得ることができる。
(2)搬送領域内において最小幅用紙NSにおける幅方向の中央位置NSCが通過する位置に検出部25を設けた場合とは異なり、最大幅用紙WSが斜行等した搬送不良時に生じた搬送方向での送り誤差を、検出部25とは中央位置NSCを挟んで反対側端での助長量を抑制して良好に求めることができる。
(3)搬送領域内において最大幅用紙WSにおける幅方向の中央位置WSCが通過する位置に検出部25を設けた場合とは異なり、最小幅用紙NSが斜行等した搬送不良時に生じた搬送方向での送り誤差を、その最小幅用紙NSの搬送領域に検出部25を重ならせて良好に求めることができる。
(4)最大幅用紙WSの紙幅寸法が最小幅用紙NSの紙幅寸法の二倍よりも大きい場合及び小さい場合の何れの場合にも、各種記録用紙S(WS,NS)の斜行等の搬送不良時における送り誤差の助長を同様に抑制することができる。
(5)紙幅寸法が異なる各種の用紙WS,NSごとに生じる検出位置送り誤差量y1,Y1と反対側端送り誤差量y2,Y2との間の誤差率(y1/y2,Y1/Y2)が等しくなるので、各種の記録用紙S(WS,NS)間において斜行等の搬送不良時の送り誤差の助長量を平準化することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更しても良い。
・ 記録ヘッド13は、搬送領域の幅方向全体に亘って長尺状のラインヘッドタイプの記録ヘッドであっても良い。
・ 記録用紙S(WS,NS)は長尺の連続紙ではない単票紙であっても良い。
・ 検出部25の搬送方向における設置位置は記録ヘッド13の下流側でも良い。
・ 検出部25は記録用紙Sの裏面側からではなく表面側から照射した光の反射光を検出するようにしても良い。
・ 記録装置11の種類はインクジェット式のプリンターに限られない。
・ 紙幅寸法が異なる各種の記録用紙S(WS,NS)の一側端SFを搬送領域における走査方向の基準位置に合わせて搬送できれば、ガイド部材24はなくてもよい。例えば、繰り出し部14の巻き軸18の搬送領域における走査方向の基準位置に相当する位置に、記録用紙Sの一側端SFを度当て可能なフランジを設けておけば、ガイド部材24がなくても紙幅寸法が異なる各種の記録用紙S(WS,NS)の一側端SFを搬送領域における走査方向の基準位置に合わせて搬送することができる。
・ 上記実施形態では、記録装置を、インクを噴射する記録ヘッドを備えたインクジェット式の記録装置11に具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置に具体化してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置を流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。あるいは、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
11…記録装置、12…媒体搬送装置、15…記録部、19…制御部、24…基準位置を形成するガイド部材、25…検出部、S…媒体としての記録用紙、WS…最大幅用紙、NS…最小幅用紙、L…距離、SF…一側端、SR…他側端、NSC,WSC…中央位置

Claims (3)

  1. 搬送方向と直交する幅方向の寸法が異なる複数種の媒体を該媒体における前記幅方向の一側端を前記幅方向に沿う走査方向において設定された基準位置に合わせて搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される前記媒体に対して、前記走査方向に沿って移動する記録ヘッドにより記録を行う記録部と、
    前記搬送部により搬送される前記媒体の搬送方向における位置に関する情報を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記情報に基づいて、前記搬送部による前記媒体の搬送を制御する制御部とを備え、
    前記検出部が、前記媒体の搬送領域内において、前記複数種の媒体のうち前記幅方向の寸法が最小の前記媒体における前記幅方向の中央位置と前記一側端とは反対側の他側端との間の部分が通過する領域内に配置され
    前記幅方向における前記媒体の前記基準位置から前記検出部までの距離をL、前記幅方向の寸法が最小の前記媒体の該寸法をWmin、前記幅方向の寸法が最大の前記媒体の該寸法をWmaxとした場合、(1−(2L/Wmax))=((2L/Wmin)−1)という式を満足することを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録ヘッドは、メンテナンス時に前記搬送領域から外れた位置に移動することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記媒体はロール体から巻き解かれて搬送される長尺の媒体であることを特徴とする請求項1又は請求項に記載の記録装置。
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