JP5980639B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、上下風向板及び補助上下風向板が吹出口の近傍に配置された空気調和機に関するものである。
従来の空気調和機には、吸込口から吹出口に至る空気流路に配置された送風ファンと、吹出口の近傍に配置された上下風向板と、上下風向板の上方に配置された補助上下風向板とを備えたものがある。上下風向板及び補助上下風向板は、回動可能に支持され、吹出口の長手方向に沿って延びている。したがって、この空気調和機では、例えば冷房運転時において、上下風向板及び補助上下風向板の固定位置を変更して、吹出口から吹き出される冷気の風向を変更することができる。
特開2009−79846号公報
ところで、従来の空気調和機において、冷房運転時に、補助上下風向板の固定位置を変更しないで、上下風向板の固定位置だけを変更させて、吹出口から吹き出される冷気の風向が変更される場合がある。上下風向板の固定位置が変更されると、送風ファンからの冷気が、上下風向板の後端で分流して、上下風向板の表面側(下方)と裏面側(上方)とにそれぞれ流れる。このとき、上下風向板の固定位置が所定より下向きの場合には、送風ファンからの冷気の大部分が上下風向板の表面側に流れて、送風ファンからの冷気が上下風向板の裏面側にほとんど流れない。したがって、上下風向板の表面と裏面との温度差が大きくなって、上下風向板の裏面に水滴が付くという問題がある。
そこで、本発明の目的は、冷房運転時において上下風向板の裏面に水滴が付くのを防止できる空気調和機を提供することである。
第1の発明にかかる空気調和機は、吸込口から吹出口に至る空気流路に配置された送風ファンと、前記吹出口の近傍において回動可能に支持された上下風向板と、前記上下風向板の上方において空気流路の上壁近傍に設けられた回転軸の周りを回動可能に支持された補助上下風向板と、前記上下風向板及び前記補助上下風向板を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、冷房運転時において、前記上下風向板の裏面に水滴が付きにくい範囲である第1回動範囲に前記上下風向板を固定した場合に、前記送風ファンからの冷気が、前記補助上下風向板に当たって、前記吹出口から吹き出される冷気の風量が低下しにくい範囲である第2回動範囲に前記補助上下風向板を配置し、前記第1回動範囲より下向きであり且つ前記上下風向板の裏面に水滴が付きやすい範囲である第3回動範囲に前記上下風向板を固定した場合に、前記第2回動範囲より下向きであり且つ前記送風ファンからの冷気の一部が、前記補助上下風向板に当たって風向が下向きとなり、前記補助上下風向板の近くを流れる冷気が前記上下風向板の裏面に向かって流れやすい範囲である第4回動範囲に前記補助上下風向板を配置するとともに、前記補助上下風向板を前記第4回動範囲に配置した後で、前記第2回動範囲と前記第4回動範囲との間で上下方向に揺動させることを特徴とする。
この空気調和機では、上下風向板が、第1回動範囲より下向きの第3回動範囲に固定された場合に、補助上下風向板が、第2回動範囲より下向きの第4回動範囲に配置されるので、補助上下風向板の近くを流れる冷気が上下風向板の裏面に向かって流れるようになる。したがって、上下風向板が所定より下向きになった場合でも、補助上下風向板の近くの冷気によって上下風向板の裏面側の温度が低下するので、上下風向板の裏面側に水滴が付くのを防止できる。
この空気調和機では、補助上下風向板の近くを流れる冷気を上下風向板の裏面に向かって流れるようにするために、補助上下風向板を第4回動範囲に配置すると風量が低下するが、補助上下風向板を上下方向に揺動させることで風量の低下を抑制できる。
第2の発明にかかる空気調和機は、第1の発明にかかる空気調和機において、前記制御手段は、前記上下風向板が前記第3回動範囲に固定されたときから所定時間が経過した後で、前記補助上下風向板を前記第4回動範囲に移動させることを特徴とする。
この空気調和機では、上下風向板が第3回動範囲に固定されたときから所定時間が経過した後で、補助上下風向板が第4回動範囲に移動するので、ユーザが上下風向板を固定する操作を行ったにもかかわらず、補助上下風向板がすぐに下方向に移動するのを防止できる。
第3の発明にかかる空気調和機は、第1または第2の発明にかかる空気調和機において、前記上下風向板が前記第3回動範囲に固定された場合において、前記上下風向板の後端と前記空気流路の上壁部との距離が、前記上下風向板の後端と前記空気流路の下壁部との距離より小さい状態となることを特徴とする。
この空気調和機では、上下風向板が所定より下向きになった場合に、上下風向板の裏面側と比べて、上下風向板の表面側に冷気が流れやすい状態であっても、補助上下風向板の近くを流れる冷気が上下風向板の裏面に向かって流れるので、上下風向板の裏面側に水滴が付くのを防止できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、上下風向板が、第1回動範囲より下向きの第3回動範囲に固定された場合に、補助上下風向板が、第2回動範囲より下向きの第4回動範囲に配置されるので、補助上下風向板の近くを流れる冷気が上下風向板の裏面に向かって流れるようになる。したがって、上下風向板が所定より下向きになった場合でも、補助上下風向板の近くの冷気によって上下風向板の裏面側の温度が低下するので、上下風向板の裏面側に水滴が付くのを防止できる。
第1の発明では、補助上下風向板の近くを流れる冷気を上下風向板の裏面に向かって流れるようにするために、補助上下風向板を第4回動範囲に配置すると風量が低下するが、補助上下風向板を上下方向に揺動させることで風量の低下を抑制できる。
第2の発明では、上下風向板が第3回動範囲に固定されたときから所定時間が経過した後で、補助上下風向板が第4回動範囲に移動するので、ユーザが上下風向板を固定する操作を行ったにもかかわらず、補助上下風向板がすぐに下方向に移動するのを防止できる。
第3の発明では、上下風向板が所定より下向きになった場合に、上下風向板の裏面側と比べて、上下風向板の表面側に冷気が流れやすい状態であっても、補助上下風向板の近くを流れる冷気が上下風向板の裏面に向かって流れるので、上下風向板の裏面側に水滴が付くのを防止できる。
本発明の参考例および実施形態に係る空気調和機の外観図である。 上下風向板が第1回動範囲に固定され、補助上下風向板が上限位置に配置された場合の空気調和機の断面図である。 上下風向板および補助上下風向板がそれぞれ水平位置に配置された場合の空気調和機の断面図である。 上下風向板が第3回動範囲のうち上回動範囲に固定され、補助上下風向板が第1水滴回避位置に配置された場合の空気調和機の断面図である。 上下風向板が第3回動範囲のうち下回動範囲に固定され、補助上下風向板が第2水滴回避位置に配置された場合の空気調和機の断面図である。 上下風向板の回動範囲を示す模式図である。 補助上下風向板の回動範囲を示す模式図である。 図1に示す空気調和機の機能ブロック図である。 図1に示す空気調和機の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ本発明の参考例および実施形態に係る空気調和機について説明する。
[空気調和機の構成]
本発明の参考例および実施形態に係る空気調和機は、図1に示す室内機1と、図示しない室外機とで構成されている。室内機1は、全体として一方向に細長い形状をしており、その長手方向が水平となるように室内の壁面に据え付けられている。なお、以下の説明において、室内機1が取り付けられる壁から突出する方向を「前方」と称し、その反対の方向を「後方」と称する。また、図1に示す左右方向を単に「左右方向」と称する。
[室内機1]
図2に示すように、室内機1は、ケーシング2と、ケーシング2内に収容された送風ファン3、熱交換器4、左右風向板5、上下風向板6、補助上下風向板7等を備えている。
ケーシング2は、略直方体状のグリル11と、グリル11の前面を覆う前面パネル12とを有する。グリル11の上面には、左右方向に長い格子状の開口である吸込口13が形成されており、グリル11の下面には、左右方向に長い矩形状の開口である吹出口14が形成されている。そして、空調運転(冷房運転または暖房運転)時には、吸込口13から吹出口14に至る空気流路に配置された送風ファン3が駆動されることによって吸込口13から吸い込まれた空気は、熱交換器4において加熱または冷却された後、吹出口14から室内に吹き出される。
<上下風向板6>
上下風向板6は、吹出口14の近傍に配置され、支持部材19によって回動可能に支持されている。この上下風向板6は、吹出口14の長手方向(左右方向)に沿って延びており、上下方向について吹出口14から吹き出される空気の風向を変更すると共に、吹出口14の開閉を行う。なお、以下においては、上下風向板6の2つの面のうち下方側を表面6s、上方側を裏面6bと称する。
この上下風向板6は、図示しない駆動モータが駆動されることによって、図6に示すように、回動中心O1を中心に上側構造当たりP1(全閉状態)から下側構造当たりP2(全開状態)までの範囲を回動できるようになっている。この上下風向板6は、図示しないリモコンの操作によって制御可能であって、図6に示す上限位置から下限位置までの範囲において上下風向板6を往復可動させる「スイング動作」を行うことができる。また、リモコンの操作によって、上下風向板6を上限位置から下限位置までの範囲において所望の位置に固定することができる。
ここで、この上下風向板6の回動範囲は、第1閾値CHK1によって、第1回動範囲と、第1回動範囲よりも下向きの第3回動範囲とに分けられる。第1回動範囲は、上側構造当たりP1から第1閾値CHK1までの範囲を言い、第3回動範囲は、第1閾値CHK1から下側構造当たりP2までの範囲を言う。この第1回動範囲は、冷房運転時において、上下風向板6の裏面6bに水滴が付きにくい範囲を指す。送風ファン3からの冷気が、上下風向板6の表面6s側と裏面6b側とにそれぞれ十分な量流れ、上下風向板6の表面6sと裏面6bとの温度差が小さい状態となる範囲を意味する(例えば、図2参照)。一方、第3回動範囲は、冷房運転時において、上下風向板6の裏面6bに水滴が付きやすい範囲を指す。即ち、上下風向板6が下向きであるために、送風ファン3からの冷気の多くが上下風向板6の表面6s側に流れて、上下風向板6の裏面6b側にほとんど流れず、上下風向板6の表面6sと裏面6bとの温度差が大きくなる範囲を意味する(例えば、図4、図5参照)。
また、この第3回動範囲は、第2閾値CHK2によって、さらに、上回動範囲と、上回動範囲よりも下向きの下回動範囲とに分けられる。上回動範囲は、第1閾値CHK1から第2閾値CHK2までの範囲を言い、下回動範囲は、第2閾値CHK2から下側構造当たりP2までの範囲を言う。この下回動範囲は、冷房運転時において、上回動範囲に比べて上下風向板6の裏面6bに付く水滴の量が多くなる範囲を指す。即ち、上下風向板6が上回動範囲に比べて下向きであるために、送風ファン3からの冷気の大部分が上下風向板6の表面6s側に流れて、上下風向板6の裏面6b側にほとんど流れず、上下風向板6の表面6sと裏面6bとの温度差がより大きくなる範囲を意味する(例えば、図5参照)。一方、上回動範囲は、冷房運転時において、上下風向板6の裏面6bに水滴は付くものの、その水滴量が下回動範囲に比べると少ない範囲を指す(例えば、図4参照)。
<補助上下風向板7>
補助上下風向板7は、図2に示すように、上下風向板6の上方に配置され、支持部材20によって回動可能に支持されている。この補助上下風向板7は、吹出口14の長手方向(左右方向)に沿って延びており、上下風向板6と共に上下方向について吹出口14から吹き出される空気の風向を変更する。
この補助上下風向板7は、図示しない駆動モータが駆動されることによって、図7に示すように、回転中心O2を中心に上側構造当たりP3(全閉状態)から下側構造当たりP4(全開状態)までの範囲を回動できるようになっている。なお、この補助上下風向板7は、リモコンの操作によって制御可能なものではなく、その配置位置は、上下風向板6の固定位置などによって自動的に定められる。また、補助上下風向板7は、図7に示す上限位置から下限位置までの範囲において往復可動(「スイング動作」)可能である。
ここで、この補助上下風向板7の回動範囲は、第1閾値T1によって、第2回動範囲と、第2回動範囲よりも下向きの第4回動範囲とに分けられる。第2回動範囲は、上側構造当たりP3から第1閾値T1までの範囲を言い、第4回動範囲は、第1閾値T1から下側構造当たりP4までの範囲を言う。この第2回動範囲は、冷房運転時において、送風ファン3からの冷気が、補助上下風向板7に当たって、吹出口14から吹き出される冷気の風量が低下しにくい範囲を指す(例えば、図2参照)。一方、第4回動範囲は、補助上下風向板7が下向きであるために、冷房運転時において、送風ファン3からの冷気の一部が、補助上下風向板7に当たって風向が下向きとなり、補助上下風向板7の近くを流れる冷気が上下風向板6の裏面6bに向かって流れやすい範囲を指す(例えば、図4、図5参照)。
また、この第4回動範囲は、第2閾値T2によって、さらに、上回動範囲と、上回動範囲よりも下向きの下回動範囲とに分けられる。上回動範囲は、第1閾値T1から第2閾値T2までの範囲を言い、下回動範囲は、第2閾値T2から下側構造当たりP4までの範囲を言う。この下回動範囲は、上回動範囲に比べて、送風ファン3からの冷気の多くが補助上下風向板7に当たることで、補助上下風向板7の近くを流れる冷気のより多くが上下風向板6の裏面6bに向かって流れやすい範囲を指す(例えば、図5参照)。
<空気流路>
吸込口13から吹出口14に至る空気流路のうち左右風向板5から吹出口14に至る空気流路の上壁部15は、図2に示すように、前方に向かって下向きに傾斜した第1上壁部16(上壁部)と、第1上壁部16の前方において空気流路が広がるように配置された第2上壁部17によって形成されている。第2上壁部17は、具体的には、前方に向かって略水平に延在しており、補助上下風向板7は、この第2上壁部17の近傍に配置されている。また、左右風向板5から吹出口14に至る空気流路の下壁部18は、グリル11によって形成されており、前方に向かって下向きに傾斜している。
[リモコン]
図示しないリモコンは、図1に示す室内機1および図示しない室外機と赤外線通信可能であって、室内機1及び室外機の制御に係る各種指令をユーザの操作に応じて送信する。このリモコンにより、ユーザは、上下風向板6の固定位置、上下風向板6の「スイング動作」、「水平吹きモードでの運転(所定の風向固定モードでの運転)」、冷房運転、暖房運転、除湿運転などの各運転モード、設定温度などを選択できる。
ここで、「水平吹きモードでの運転」とは、冷房運転時において、図3に示すように、上下風向板6および補助上下風向板7を略水平向きに固定し、吹出口14から略水平方向に冷気を吹き出す運転を言う。以下、上下風向板6および補助上下風向板7が略水平向きに固定されたときの上下風向板6および補助上下風向板7の位置を水平位置と称する。なお、上下風向板6の水平位置は、図6に示す第1回動範囲内にあり、補助上下風向板7の水平位置は、図7に示す第2回動範囲内にある。
[制御部8]
制御部8(制御手段)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの複数のハードウェアから構成されている。ROMには、制御部8の動作を制御する制御プログラムなどが格納されている。そして、この制御部8は、図8に示すように、タイマ部8aを有し、送風ファン3、左右風向板5、上下風向板6、補助上下風向板7と電気的に接続されている。
この制御部8は、冷房運転時において、リモコンの操作などを受けて上下風向板6を、第1回動範囲のいずれかに固定した場合、補助上下風向板7を第2回動範囲の上限位置に配置する。ここで、図2は、上下風向板6が第1回動範囲のある所定の位置に固定され、補助上下風向板7が第2回動範囲の上限位置に配置された場合の様子を示している。この上限位置(補助上下風向板7のスイング動作の上限位置)は、図2に示すように、補助上下風向板7が第1上壁部16を延長した面Sより第2上壁部17側に配置され、かつ補助上下風向板7の裏面(上面)と第2上壁部17との間に隙間ができる位置である。
図2に示すように、上下風向板6が第1回動範囲のある所定の位置に固定された場合には、送風ファン3からの冷気が、上下風向板の表面6s側および裏面6b側の両方に十分な量流れる。したがって、上下風向板6の表面6sと裏面6bとの温度差が小さく、上下風向板6の裏面6bに水滴が付くことはほとんどない。そのため、送風ファン3からの冷気が補助上下風向板7に当たらないように、補助上下風向板7を第2回動範囲の上限位置に配置して、吹出口14から吹き出される冷気の風量を確保している。
また、この制御部8は、冷房運転時において、リモコンの操作などを受けて上下風向板6を、第3回動範囲に固定した場合、補助上下風向板7を第4回動範囲に固定する。具体的には、上下風向板6を、第3回動範囲のうち上回動範囲のいずれかに固定した場合、補助上下風向板7を第4回動範囲のうち上回動範囲にある第1水滴回避位置KAIHI1に固定する。
ここで、図4は、上下風向板6が第3回動範囲のうち上回動範囲のある所定の位置に固定され、補助上下風向板7が第1水滴回避位置KAIHI1に固定された場合の様子を示している。図4に示すように、上下風向板6が第3回動範囲のうち上回動範囲に固定された場合には、送風ファン3からの冷気の多くが、上下風向板6の表面6s側に流れて、送風ファン3からの冷気が上下風向板6の裏面6b側にほとんど流れない。したがって、補助上下風向板7が第2回動範囲の例えば上限位置に配置されている場合には、上下風向板6の表面6sと裏面6bとの温度差が大きくなって、上下風向板6の裏面6bに水滴が付きやすい。そのため、補助上下風向板7を上限位置より下向きの第1水滴回避位置KAIHI1に固定して、図4の矢印(冷気の流れ)で示すように、送風ファン3からの冷気の一部を補助上下風向板7に当て、補助上下風向板7の近くを流れる冷気を上下風向板6の裏面6bに向かって流すことで、上下風向板6の裏面6bに水滴が付くことを防止している。
また、この制御部8は、上下風向板6を、第3回動範囲のうち下回動範囲のいずれかに固定した場合、補助上下風向板7を第4回動範囲のうち下回動範囲にある第2水滴回避位置KAIHI2に固定する。
ここで、図5は、上下風向板6が第3回動範囲のうち下回動範囲のある所定の位置に固定され、補助上下風向板7が第2水滴回避位置KAIHI2に固定された場合の様子を示している。図5に示すように、上下風向板6が第3回動範囲のうち下回動範囲に固定された場合には、送風ファン3からの冷気の大部分が、上下風向板6の表面6s側に流れて、送風ファン3からの冷気が上下風向板6の裏面6b側にほとんど流れない。したがって、上下風向板6が第3回動範囲のうち上回動範囲に固定された場合よりも、上下風向板6の表面6sと裏面6bとの温度差がさらに大きくなって、上下風向板6の裏面6bに多くの水滴が付く。そのため、補助上下風向板7を第1水滴回避位置KAIHI1よりもさらに下向きの第2水滴回避位置KAIHI2に固定して、補助上下風向板7の近くを流れる冷気の多くを上下風向板6の裏面6bに向かって流すことで、上下風向板6の裏面6bに水滴が付くことを防止している。
なお、図5においては、上下風向板6の後端6eと第1上壁部16(上壁部)との距離aが、上下風向板6の後端6eと下壁部18との距離bより小さく、送風ファン3からの冷気が、上下風向板6の裏面6b側よりも表面6s側に流れやすい状態となっている。
また、この制御部8は、上下風向板6を第3回動範囲に固定させたときから所定時間が経過した後で補助上下風向板7を第4回動範囲に移動させる。
また、この制御部8は、冷房運転時に、上下風向板6が第3回動範囲のある所定の位置に固定され、かつ補助上下風向板7が第4回動範囲(第1水滴回避位置KAIHI1、又は第2水滴回避位置KAIHI2)に固定された状態において、リモコンの操作などによって冷房運転が停止された場合、上下風向板6の「スイング動作」が開始された場合、「水平吹きモードでの運転」が開始された場合、及び、上下風向板6が第3回動範囲から第1回動範囲に移動した場合のいずれかの場合に、補助上下風向板7を第4回動範囲から第2回動範囲に移動させる。
具体的には、制御部8は、上下風向板6の「スイング動作」が開始された場合、および、上下風向板6が第3回動範囲から第1回動範囲に移動した場合、補助上下風向板7を第4回動範囲から第2回動範囲の上限位置に移動させる。また、「水平吹きモードでの運転」が開始された場合、上下風向板6を第1回動範囲内にある水平位置に移動させ、補助上下風向板7を第2回動範囲内にある水平位置に移動させる。また、冷房運転が停止された場合とは、空気調和機の運転が停止された場合と冷房運転から他の運転モードに切り換わった場合とがあるが、空気調和機の運転が停止された場合には、補助上下風向板7を第2回動範囲の上側構造当たりP3(全閉状態)に移動させる。一方、冷房運転から他の運転モードに切り換わった場合には、補助上下風向板7を一旦、第2回動範囲の上限位置に移動させる。
タイマ部8aは、上下風向板6が第3回動範囲に固定されてから所定時間が経過したか否かを判断する際の所定時間を計測するためのタイマを駆動制御する。
[フロー]
次に、図9を参照して本参考例に係る空気調和機の冷房運転時における動作(フロー)について説明する。
まず、制御部8が冷房運転中であるか否かを判断する(S1)。冷房運転中でない場合(S1:No)、ステップS1を繰り返す。一方、冷房運転中である場合(S1:Yes)、上下風向板6がスイング動作中であるか否かを判断する(S2)。上下風向板6がスイング動作中である場合(S2:Yes)、補助上下風向板7を第2回動範囲(より詳しくは、第2回動範囲の上限位置)に配置する(S3)。一方、上下風向板6がスイング動作中でない場合(S2:No)、水平吹きモードでの運転が行われているか否かを判断する(S4)。
水平吹きモードでの運転が行われている場合(S4:Yes)、補助上下風向板7を第2回動範囲(より詳しくは、第2回動範囲にある水平位置)に配置する(S3)。一方、水平吹きモードでの運転が行われていない場合(S4:No)、上下風向板6が第1回動範囲に固定されているか否かを判断する(S5)。上下風向板6が第1回動範囲に固定されている場合(S5:Yes)、補助上下風向板7を第2回動範囲(より詳しくは、第2回動範囲の上限位置)に配置する(S3)。一方、上下風向板6が第1回動範囲に固定されていない場合(S5:No)、上下風向板6が第3回動範囲に固定されているか否かを判断する(S6)。
そして、上下風向板6が第3回動範囲に固定されている場合(S6:Yes)、タイマ部8aによるタイマのカウントを開始する(S7)。一方、上下風向板6が第3回動範囲に固定されていない場合(S6:No)、ステップS1に戻る。
ステップS8では、リセット条件を満たすか否かを判断する。ここで、リセット条件とは、上下風向板6が第3回動範囲に固定された状態において、リモコンの操作などによって冷房運転が停止された場合、上下風向板6の「スイング動作」が開始された場合、「水平吹きモードでの運転」が開始された場合、および、上下風向板6が第3回動範囲から第1回動範囲に移動した場合のいずれかである。そして、タイマのカウント中にリセット条件を満たす場合(S8:Yes)、タイマのカウントをリセットすると共に、補助上下風向板7を第2回動範囲に配置する(S3)。
一方、リセット条件を満たさない場合(S8:No)、タイマのカウントが所定時間を超えたか否かを判断する(S9)。所定時間を超えた場合(S9:Yes)、上下風向板6が第3回動範囲の下回動範囲に固定されているか否かを判断する(S10)。一方、所定時間を超えていない場合(S9:No)、ステップS8に戻る。
ステップS10で、上下風向板6が第3回動範囲の下回動範囲に固定されている場合(S10:Yes)、補助上下風向板7を第2水滴回避位置KAIHI2(第4回動範囲のうち下回動範囲)に固定する。一方、上下風向板6が第3回動範囲の下回動範囲に固定されていない場合(S10:No)、即ち、上下風向板6が第3回動範囲の上回動範囲に固定されている場合、補助上下風向板7を第1水滴回避位置KAIHI1(第4回動範囲の上回動範囲)に固定する。ステップS11及びステップS12の後は、タイマをリセットし、ステップS1に戻る。
[本参考例の空気調和機の特徴]
本参考例の空気調和機には、以下の特徴がある。
この空気調和機では、冷房運転時において、上下風向板6が、第1回動範囲より下向きの第3回動範囲に固定された場合に、補助上下風向板7が、第2回動範囲より下向きの第4回動範囲に固定されるので、補助上下風向板7の近くを流れる冷気が上下風向板6の裏面6bに向かって流れるようになる。したがって、上下風向板6が所定(第1閾値CHK1)より下向きになった場合でも、補助上下風向板7の近くの冷気によって上下風向板6の裏面6b側の温度が低下するので、上下風向板6の裏面6b側に水滴が付くのを防止できる。また、補助上下風向板7が、第4回動範囲に固定されるので、常に、補助上下風向板7の近くの冷気が上下風向板6の裏面6b側に向かって流れ、より上下風向板6の裏面6b側に水滴が付くのを防止できる。
また、上下風向板6が第3回動範囲に固定され、かつ、補助上下風向板7が第4回動範囲に固定された状態において、冷房運転が停止された場合、上下風向板6の「スイング動作」が開始された場合、「水平吹きモードでの運転」が開始された場合、及び、上下風向板6が第1回動範囲に移動した場合のいずれかの場合に、補助上下風向板7が第2回動範囲に移動するので、上下風向板6の裏面側に水滴が付くおそれがなくなった場合に、補助上下風向板7を上向きに移動させることによって風量が低下するのを抑制できる。
また、上下風向板6が第3回動範囲に固定されたときから所定時間が経過した後で、補助上下風向板7が第4回動範囲に移動するので、ユーザが上下風向板6を固定する操作を行ったにもかかわらず、補助上下風向板7がすぐに下方向に移動するのを防止できる。その結果、ユーザが上下風向板6を第3回動範囲に固定した場合に、補助上下風向板7がすぐに下方向に移動することにより生じる違和感をユーザに与えることがない。
また、上下風向板6が所定(第1閾値CHK1)より下向きになった場合に、上下風向板6の後端6eと空気流路の第1上壁部16との距離aが、上下風向板6の後端6eと空気流路の下壁部18との距離bよりも小さい状態となり、上下風向板6の裏面6b側と比べて、上下風向板6の表面6s側に冷気が流れやすい状態であっても、補助上下風向板7の近くを流れる冷気が上下風向板6の裏面6bに向かって流れるので、上下風向板6の裏面6b側に水滴が付くのを防止できる。
また、上下風向板6が第3回動範囲のうち上回動範囲に固定された場合に、補助上下風向板7が第1水滴回避位置KAIHI1(第4回動範囲のうち上回動範囲)に固定され、上下風向板6が第3回動範囲のうち下回動範囲に固定された場合に、補助上下風向板7が第2水滴回避位置KAIHI2(第4回動範囲のうち下回動範囲)に固定される。そのため、上下風向板6が所定(第2閾値CHK2)より下向きになって、送風ファン3からの冷気が上下風向板6の表面6s側に流れやすくなった場合であっても、補助上下風向板7が所定(第2閾値T2)より下向きになって、補助上下風向板7の近くを流れる冷気が上下風向板6の裏面6bに向かってより流れやすくなるので、上下風向板6の裏面6b側に水滴が付くのを防止できる。
下記、本発明の実施の形態について説明するが、本発明の具体的な構成は、下記実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、下記実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
[本実施形態の空気調和機]
本参考例の空気調和機では、上下風向板6が、第1回動範囲より下向きの第3回動範囲に固定された場合に、補助上下風向板7を第2回動範囲より下向きの第4回動範囲に固定することとしたが、本実施形態の空気調和機では、補助上下風向板7を第2回動範囲より下向きの第4回動範囲に配置し、その後、補助上下風向板7を上下方向に揺動させる。
ここで、補助上下風向板7を上下方向に揺動させるとは、具体的には、補助上下風向板7を第4回動範囲に所定時間配置し、その後、補助上下風向板7を第2回動範囲に移動させて、第2回動範囲に所定時間配置し、また、第4回動範囲に移動させることを繰り返して、補助上下風向板7を第4回動範囲と第2回動範囲との間で往復可動させることを意味する。但し、第2回動範囲および第4回動範囲に所定時間配置する必要はなく、スイング(常に可動)させてもよい。また、どこを基準にどの範囲揺動させるかは適宜選択でき、例えば、補助上下風向板7を第4回動範囲に配置された位置を中心に第4回動範囲内で揺動させるようにしてもよい。
この空気調和機では、補助上下風向板7の近くを流れる冷気を上下風向板6の裏面6bに向かって流れるようにするために、補助上下風向板7を第4回動範囲に配置すると風量が低下するが、補助上下風向板7を上下方向に揺動させることで風量の低下を抑制できる。
また、本参考例および本実施形態の空気調和機では、上下風向板6が第1回動範囲に固定された場合において、多くの風量が得られるよう補助上下風向板7を第2回動範囲の上限位置に配置したが、補助上下風向板7は第2回動範囲のいずれかに配置されればよい。
また、本参考例および本実施形態の空気調和機では、第3回動範囲および第4回動範囲を上回動範囲と下回動範囲とに分けたが、上回動範囲と下回動範囲とに分ける必要はない。即ち、上下風向板6が第3回動範囲に固定された場合、補助上下風向板7が第4回動範囲のいずれかに配置されればよい。
また、第3回動範囲および第4回動範囲を3つ以上の範囲に分けてもよい。
また、本参考例の空気調和機では、上下風向板6が第3回動範囲の上回動範囲に固定された場合に、補助上下風向板7を第4回動範囲の上回動範囲に固定し、上下風向板6が第3回動範囲の下回動範囲に固定された場合に、補助上下風向板7を第4回動範囲の下回動範囲に固定したが、上下風向板6が固定される位置が下向きになるにつれて、補助上下風向板7が固定される位置を徐々(例えば、比例的)に下向きにしてもよい。
また、本参考例および本実施形態の空気調和機では、上側構造当たりP1から第1閾値CHK1までを第1回動範囲とし、第1閾値CHK1から下側構造当たりP2までを第3回動範囲としたが、第1回動範囲および第3回動範囲は、第3回動範囲が第1回動範囲よりも下向きであれば、どの範囲であってもよい。
また、本参考例および本実施形態の空気調和機では、上側構造当たりP3から第1閾値T1までを第2回動範囲とし、第2閾値T2から下側構造当たりP4までを第4回動範囲としたが、第2回動範囲および第4回動範囲は、第4回動範囲が第2回動範囲よりも下向きであれば、どの範囲であってもよい。また、第2回動範囲と第4回動範囲とが連続している必要もない。
また、本参考例および本実施形態の空気調和機では、上下風向板6が第3回動範囲に固定されたときから所定時間が経過した後で、補助上下風向板7を第4回動範囲に移動させることとしたが、必ずしも所定時間が経過した後で補助上下風向板7を移動させる必要はない。
また、本参考例および本実施形態の空気調和機では、補助上下風向板7は、リモコン操作によって制御不可としたが、リモコン操作によって制御可能であってもよい。
また、本参考例および本実施形態の空気調和機では、左右風向板5を備えているが、左右風向板5はなくてもよい。
また、本参考例および本実施形態の空気調和機では、空気調和機の機能として「スイング動作」を備えているが、当該機能はなくてもよい。
また、本参考例および本実施形態の空気調和機では、空気調和機の機能として、上下風向板6および補助上下風向板7を水平位置に固定する「水平吹きモード」を備えたが、風向は「水平吹き」に限定されるものではなく、上下風向板6および補助上下風向板7を所定の風向に固定するものであればよい。また、「水平吹きモード」はなくてもよい。
また、本参考例および本実施形態の空気調和機の除湿運転時に、冷房運転時と同様の動作が行われるようにしてもよい。
本発明を利用すれば、冷房運転時において上下風向板の裏面に水滴が付くのを防止できる。
1 室内機(空気調和機)
3 送風ファン
6 上下風向板
6s 表面
6b 裏面
6e 後端
7 補助上下風向板
8 制御部(制御手段)
13 吸込口
14 吹出口
15 上壁部
16 第1上壁部(上壁部)
18 下壁部

Claims (3)

  1. 吸込口から吹出口に至る空気流路に配置された送風ファンと、
    前記吹出口の近傍において回動可能に支持された上下風向板と、
    前記上下風向板の上方において空気流路の上壁近傍に設けられた回転軸の周りを回動可能に支持された補助上下風向板と、
    前記上下風向板及び前記補助上下風向板を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    冷房運転時において、前記上下風向板の裏面に水滴が付きにくい範囲である第1回動範囲に前記上下風向板を固定した場合に、前記送風ファンからの冷気が、前記補助上下風向板に当たって、前記吹出口から吹き出される冷気の風量が低下しにくい範囲である第2回動範囲に前記補助上下風向板を配置し、
    前記第1回動範囲より下向きであり且つ前記上下風向板の裏面に水滴が付きやすい範囲である第3回動範囲に前記上下風向板を固定した場合に、前記第2回動範囲より下向きであり且つ前記送風ファンからの冷気の一部が、前記補助上下風向板に当たって風向が下向きとなり、前記補助上下風向板の近くを流れる冷気が前記上下風向板の裏面に向かって流れやすい範囲である第4回動範囲に前記補助上下風向板を配置するとともに、前記補助上下風向板を前記第4回動範囲に配置した後で、前記第2回動範囲と前記第4回動範囲との間で上下方向に揺動させることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記制御手段は、前記上下風向板が前記第3回動範囲に固定されたときから所定時間が経過した後で、前記補助上下風向板を前記第4回動範囲に移動させることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記上下風向板が前記第3回動範囲に固定された場合において、前記上下風向板の後端と前記空気流路の上壁部との距離が、前記上下風向板の後端と前記空気流路の下壁部との距離より小さい状態となることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
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