JP5980563B2 - 畦塗り機 - Google Patents

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幸治 池田
隆史 藤元
隆史 藤元
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Description

本発明は、畦を切り崩して土盛りを行なう前処理部と、前処理部によって盛られた土を畦上に塗り付ける整畦部とを備えた畦塗り機に関する。
従来、畦塗り機による整畦作業を行う際に、整畦後の畦の仕上がり高さを調整するため、意図的に、前処理部における畦の切り崩し量及び土盛量を調節する方法が行われている。
具体的には、前処理部における旧畦の切り崩し及び土盛りの程度(土量)を調整するため、旧畦の上面に対する前処理部の高さを調整する方法が採り行われている。
そして、ユーザがその都度、走行機体から降車して、畦の仕上がり状態を確認しながら、畦塗り機全体の高さ位置を調整している。
さらに、ユーザが走行機体を乗降することの煩わしさを解消するため、畦塗り機上に前処理部と整畦部との相対高さを示す変位量表示部を設け、ユーザが走行機体に乗車しながら変位量表示部を視認して、前処理部と整畦部との相対高さを把握し、前処理部における畦の切り崩し量及び土盛量の状況を把握できる構成も知られている(特許文献1)。
より詳細には、変位量表示部は、上方に突出する第1要素と第2要素とが互いに摺動自在に係合して構成され、第1要素には前処理部と整畦部との相対高さを示す目盛が施され、その第1要素に対して、前処理部又は整畦部とリンクされて上下動する第2要素が摺動自在に係合して構成されており、第1要素の目盛に対する第2要素の上下方向の動きをユーザが視認して変位量を把握し、前処理部における畦の切り崩し量及び土盛量の状況を把握することとしている。
つまり、特許文献1に記載の構成は、前処理部と整畦部との相対高さの変化を利用し、前処理部と整畦部との相対高さが大きくなった場合には、第1要素の目盛に対して第2要素が上方に大きく摺動して、前処理部における畦の切り崩し量及び土盛量が多くなったものと把握する。
その反対に、前処理部と整畦部との相対高さが小さくなった場合には、第1要素の目盛に対して第2要素が下方に摺動して、前処理部における畦の切り崩し量及び土盛量が少なくなったものと把握する。
特開2011−200150号公報
しかしながら、第1要素の目盛に対して第2要素が上下動する変位量表示部(特許文献1)においては、第2要素の上下動の距離が、前処理部又は整畦部の上下動の距離と同じであるため、前処理部又は整畦部の上下動が小さい場合には第2要素の上下動の距離も小さくなってしまう。
このため、ユーザが走行機体に乗車したままその状況を視認しにくくなってしまい、前処理部における畦の切り崩し量及び土盛量の確実な調整が難しくなる。
また、第2要素が前処理部又は整畦部とリンクされ、前処理部又は整畦部が大きく上下動した際には、その分上下方向に摺動することとなり、畦塗り機に占める第2要素の移動領域(空間)を予め確保しておく必要性から、設計上の制約を生じてしまう。
そこで本発明は、整畦部の僅かな回動であってもユーザが視認しやすく、また、整畦部とリンクされるリンク部材の大きな動きを利用することなく、そのリンク部材の僅かな移動のみにより、前処理部における畦の切り崩し量及び土盛量を確実に把握できる畦塗り機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、耕耘爪を進行方向に対して略直交する方向に回転して畦を切り崩して土盛りを行なう前処理部、及び、前記前処理部によって盛られた土を畦上に塗り付ける整畦部を備える畦塗り機において、前記前処理部は高さが固定された支持フレーム部に保持され、前記整畦部は回動連結部を介して、前記支持フレーム部に対して垂直方向に回動可能に保持されており、前記支持フレーム部には、ユーザが視認可能に固定された目盛部、及び、支軸を介して揺動自在に保持されるとともに前記目盛部の値を示すインジケータ部材、を有する土量表示装置が設けられ、前記インジケータ部材は、一端がリンク部材を介して前記整畦部又は前記回動連結部に連結され、他端が指針として前記目盛部の上を移動可能とされており、前記指針は、前記整畦部又は前記回動連結部の前記支持フレーム部に対する垂直方向の回動に基づく前記リンク部材の動作により、前記支軸を揺動の中心として、前記目盛部の上を移動することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の畦塗り機であって、前記支軸から前記一端までの長さは、前記支軸から前記指針までの長さよりも短いことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の畦塗り機であって、前記リンク部材は、前記整畦部又は前記回動連結部に連結されており、前記整畦部又は前記回動連結部の垂直方向の回動に基づく動きを前記インジケータ部材の前記一端に伝達することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、耕耘爪を進行方向に対して略直交する方向に回転して畦を切り崩して土盛りを行なう前処理部、及び、前記前処理部によって盛られた土を畦上に塗り付ける整畦部を備える畦塗り機において、前記前処理部は高さが固定された支持フレーム部に保持され、前記整畦部は回動連結部を介して、前記支持フレーム部に対して垂直方向に回動可能に保持されており、前記支持フレーム部には、ユーザが視認可能に固定された目盛部、及び、支軸を介して揺動自在に保持されるとともに前記目盛部の値を示すインジケータ部材、を有して前記前処理部における土盛りの量を仮想的に視認可能とする土量表示装置が設けられ、前記インジケータ部材は、一端がリンク部材を介して前記整畦部又は前記回動連結部に連結され、他端が指針として前記目盛部の上を移動可能とされており、前記指針は、前記整畦部又は前記回動連結部の前記支持フレーム部に対する垂直方向の回動に基づく前記リンク部材の動作により、前記支軸を揺動の中心として、前記目盛部の上を移動することを特徴とする。
本発明によれば、リンク部材の僅かな移動、つまり、回動連結部や整畦部の僅かな移動であっても、支軸を揺動の中心としてインジケータ部材の指針が目盛部の上を大きく移動させることができ、ユーザが走行機体に乗車したまま、前処理部における畦の切り崩し及び土盛りの状況を確実に把握できる。
また、リンク部材の移動を僅かに抑えるとともに、インジケータ部材における目盛上の動きを大きく見せることができるため、そのリンク部材の移動領域(空間)を予め大きく確保しておくといった、設計上の制約を解消することができる。
そして、回動連結部や整畦部の高低の変化により、前処理部における畦の切り崩し量及び土盛り量が増減することから、目盛部の表面表示を前処理部における土処理量の増減を示す目盛として記しておくことで、ユーザは作業中において、走行機体に乗車したまま土量表示装置を視認して前処理部における土処理量の状況を改めて確認でき、畦の整畦状況を同時に確認することができる。
本発明を適用した畦塗り機の平面図を示す。 本発明を適用した畦塗り機が走行機体に牽引された状態の側面図を示す。 本発明を適用した畦塗り機の斜視図を示し、同図(a)は畦塗り機の左斜め後方から見た畦塗り機の斜視図であり、同図(b)は畦塗り機の右斜め後方から見た畦塗り機の斜視図である。 本発明を適用した畦塗り機の部分断面側面図を示す。 本発明を適用した畦塗り機の部分断面平面図を示す。 本発明を適用した畦塗り機の部分断面側面図を示す。 本発明を適用した畦塗り機の部分断面側面図を示す。 本発明を適用した畦塗り機における土量表示装置の外観を示す。 本発明を適用した畦塗り機の平面図を示す。
以下、本発明に係る畦塗り機の好ましい実施の形態について、説明する。
ここにおいて、先ず、図1(平面図)及び図2(側面図)を参照しながら、走行機体90に牽引される畦塗り機1の全体的な概要を説明し、説明の参考として、畦塗り機の斜視図(図3)も参照する。
畦塗り機1は、図1及び図2に示すように、走行機体90の後部に設けられた三点リンク連結機構91に連結されて、走行機体90の前進及び後進に応じて畦塗り作業を行うものである。
この畦塗り機1は、走行機体90に装着されて走行機体90からの動力が入力される入力軸8aを備えた装着部5と、装着部5に設けられ進行方向(図面向かって左側)に対して左右方向に回動可能に支持されたオフセット機構部10と、オフセット機構部10の先端側に旋回自在に配設されて入力軸8aから伝達される動力によって作業を行なう作業部60を有して構成される。
装着部5は、機体幅方向に延びるヒッチフレーム6と、ヒッチフレーム6の前方に設けられて走行機体90の後部に設けられた三点リンク連結機構91に連結される連結フレーム7を有して構成される。ヒッチフレーム6の幅方向の中央下部にはギアボックス8が設けられ、このギアボックス8には前述した入力軸8aが設けられている。
オフセット機構部10は、基端側(図面向かって左側)をヒッチフレーム6に回動自在に連結されて後方へ延びるオフセットフレーム11と、オフセットフレーム11の一側方に沿って並設されて基端側がヒッチフレーム6の一側方端に回動自在に連結されたリンク部材13と、オフセットフレーム11の先端側(図面向かって右側)とリンク部材13の先端側との間に回動自在に連結された回動支持アーム15とを有して構成される。
オフセットフレーム11は、内部が中空状に形成された箱状部材であり、オフセットフレーム11の先端側とヒッチフレーム6の一側方端との間に接続された揺動シリンダ17の伸縮により、オフセットフレーム11は進行方向に対して左右方向に揺動可能である。
リンク部材13の先端側は、オフセットフレーム11の先端側に回動自在に設けられた回動支持アーム15の一側方端に回動自在に取り付けられている。
ここで、図3(a)を参照しながら詳細に説明すると、回動支持アーム15は、進行方向に対して左右方向に延びる平行リンクフレーム部15aと、平行リンクフレーム部15aの基端側端部分から装着部5側へ延びるリンクアーム部15bとを有してなり、リンクアーム部15bの基端側がオフセットフレーム11の先端側下部に回動自在に取り付けられている。
このように構成されたオフセット機構部10は、オフセットフレーム11、リンク部材13、ヒッチフレーム6及び回動支持アーム15によって平行リンク機構を形成している。
なお、揺動シリンダ17は、電動式油圧シリンダであり、図示しない制御装置からの制御信号に応じて伸縮するようになっている。
ここで、伝動支持ケース61には、図1、図3(a)、図3(b)に示すように、その先端側には、圃場の周辺に沿って形成された旧畦の上部を切り崩す天場処理部62と、畦を切り崩すとともに土盛りを行なう前処理部64が配設され、伝動支持ケース61の基端側には盛られた土を切り崩された旧畦上に塗り付ける整畦部66が配設されている。
ここで、伝動支持ケース61内には動力伝達機構が内蔵されており、その動力伝達機構は、入力軸8aから伝達されてきた動力を受けて天場処理部62、前処理部64、整畦部66に動力伝達可能に構成されている。
天場処理部62は、回転自在な天場処理ロータ62a(図3(b)参照)を備えており、天場動力伝達ケース63を介して、伝動支持ケース61からの動力が天場処理ロータ62aに伝達されるようになっている。
また、天場処理部62は、天場動力伝達ケース63を介して、前処理部64の先端部に連結されており、さらに、支持フレーム65によって支持されている。
ここで、前処理部64は、回転自在な耕耘爪64a(図2参照)を備えている。耕耘爪64aは伝動支持ケース61内の動力伝達機構を介して動力が伝達され、伝動支持ケース61に連結されるとともに、支持フレーム65によって支持されている。
また、整畦部66は、伝動支持ケース61に対して回動可能に連結された回動連結部67において、回転自在に支持された略円錐形状の法面整畦部20と、法面整畦部20の頂部に取り付けられて畦方向に延びる上面整畦部30とを構成している。
次に、畦塗り機1の詳細な構成について、部分側面図である図4を用いて説明する。
ここで、オフセットフレーム11の先端側下部には、そのオフセットフレーム11に対して回動自在に、円筒状の連結部18が取り付けられている。
そして、連結部18の下部には、連結底部69を経由して作業部60の一部である伝動支持ケース61の基端部が接続され、連結部18の上部には、作業部60の一部である支持フレーム65が固定されており、作業部60は、図中の回動支点Oを回動の中心として回動可能である。
つまり、連結部18、伝動支持ケース61及び支持フレーム65等で構成される支持フレーム部80は、回動支点Oを中心として回動可能であるものの、高さ方向については固定されている。そして、支持フレーム部80の先端には、前処理部64が保持されており、その前処理部64についても高さ方向が固定されている。
ここにおいて、本実施形態においては、畦塗り機1の構成のうち、回動支点Oを回動の中心軸として回動することが可能な部位であって、伝動支持ケース61及び支持フレーム65を含み、その先端部側に配設される天場処理部62、前処理部64、整畦部66の構成を、作業部60として定義し、説明する。
次に、回動連結部67及び連結底部69の構成について、部分平面図である図5を用いて説明する。
ここで、回動連結部67は、各種ギヤや動力伝達軸を介して連結底部69と連結されるとともに、図中の回動支点Pを中心として、連結底部69に対して回動可能に装着されている。
ここにおいて、そもそも圃場における畦塗り機1の高さは、整畦部66の法面整畦部20の最下端を畦塗り機1における最下端として、その最下端を圃場の底面に当接して決まることとなり、つまり、畦塗り機1における支持フレーム部80に対して整畦部66の高さを変化させることで、圃場における畦塗り機1(支持フレーム部80)の高さも変化することとなる。
そして、整畦部66を回動支点Pを中心として回動し、支持フレーム部80に対して当初より高い位置にすると、圃場における畦塗り機1(支持フレーム部80)の高さは当初よりも低くなり、支持フレーム部80に固定されている前処理部64も低い位置になるため、相対的に前処理部64が下方へ下がった状態となり、その前処理部64における畦の切り崩し量及び土盛量が多くなる。
反対に、整畦部66を回動支点Pを中心として回動し、支持フレーム部80に対して当初より低い位置にすると、圃場における畦塗り機1(支持フレーム部80)の高さは当初よりも高くなり、支持フレーム部80に固定されている前処理部64も高い位置になるため、相対的に前処理部64が上方へ上がった状態となり、その前処理部64における畦の切り崩し量及び土盛量は少なくなる。
ここで、図4に示す通り、本実施形態における回動連結部67は、点Pを中心として図中矢印X又はYの方向に回動可能となっており、例えば、回動連結部67を図中矢印Xの方向に回動させておくこと、つまり、整畦部66を当初より高い位置に移動させておくことで、前処理部64における畦の切り崩し量及び土盛量が多くなる。
その一方、回動連結部67を図中矢印Yの方向に回動させておくこと、つまり、整畦部66を当初より低い位置に移動させておくことで、前処理部64における畦の切り崩し量及び土盛量が少なくなる。
つまり、本実施形態においては、高さが固定されている支持フレーム部80に対して、整畦部66及び回動連結部67が垂直方向に回動可能に設けられており、その一方で、前処理部64が支持フレーム部80に保持されて、高さ方向が固定されている。
次に、本発明の特徴的な構成である土量表示装置70について、図6を用いて説明する。
土量表示装置70は、図6に示す通り、高さが固定された支持フレーム65の上部に固定されており、前処理部64における畦の切り崩し量及び土盛量の多さを示す目盛部71と、支軸73を中心として揺動可能に保持されているインジケータ部材72とから構成されている。
インジケータ部材72は、リンク部材74を介して一端72aが回動連結部67の一部であるリンク連結部75に連結され、他端が指針72bとして目盛部71の上方を移動可能とされている。
ここで、図6に示す指針72bの位置は、前処理部64における畦の切り崩し量及び土盛量が少ない状態を示しており、図6に示す通り、回動連結部67が図4にて示した図中矢印Yの方向に回動し、整畦部66が低い位置に回動している状態を示している。
このため、リンク部材74、回動連結部67及びインジケータ部材72の連動によって、インジケータ部材72の指針72bが、目盛部71上において下側に揺動し、ユーザは前処理部64における畦の切り崩し量及び土盛量が少ない状態であることを把握することができる。
次に、前処理部64における畦の切り崩し量及び土盛量が多い状態について、図7を参照しながら説明する。
この場合、図7に示す通り、回動連結部67は図4にて示した図中矢印Xの方向に回動し、整畦部66が高い位置に回動していることが見て取れる。
そして、リンク部材74、回動連結部67及びインジケータ部材72の連動によって、インジケータ部材72の指針72bが、目盛部71上において上側に揺動し、ユーザは前処理部64における畦の切り崩し量及び土盛量が多い状態であることを把握することができる。
ここで、土量表示装置70の詳細な構成について、図8を参照しながら説明する。
図8は、走行機体90に乗車中のユーザが、走行機体90側から、支持フレーム65の上部に固定されている土量表示装置70を視認したときの外観を示している。
目盛部71の表面には、下側から上側に向かうに従い、前処理部64における畦の切り崩し量及び土盛量が徐々に多くなっていくゲージ状の目盛が視覚的に施されている。そして、目盛部71の周囲において、インジケータ部材72の指針72bが移動可能に保持されている。
また、インジケータ部材72は、支軸73を揺動の中心として保持され、一端72aがリンク部材74に連結されており、先述した回動連結部67の回動に基づくリンク部材74の動作により、支軸73を中心として揺動し、その結果、指針72bが目盛部71の周囲を移動することとなる。
ここにおいて、本実施形態においては、インジケータ部材72の寸法上、支軸73から一端72aまでの距離が、支軸73から指針72bまでの距離よりも短い構成となっている。このため、回動連結部67の回動が小さい場合であっても、目盛部71の周囲における指針72bの移動距離を視覚的に大きく見せることができる。
つまり、回動連結部67の僅かな回動であっても、支軸73を揺動の中心としてインジケータ部材70の指針72bが目盛部71の上を大きく移動することができ、ユーザが走行機体90に乗車したまま、前処理部64における畦の切り崩し及び土盛りの状況を確実に視認することができる。
このため、回動連結部67の僅かな回動の状況を、インジケータ部材70の一端72aの僅かな移動に起因する動作に変換できれば良いため、そのリンク部材の移動領域(空間)を予め大きく確保しておくといった、設計上の制約を解消することができる。
ここで、畦塗り機1による整畦作業中において、ユーザが走行機体90に乗車しながら、土量表示装置70を視認する状況の一例として、図9を用いて説明する。
ここにおいて図9は、説明の便宜上、畦塗り機1の構成を部分的に省略したものであり、畦塗り機1を牽引する走行機体90側から見た外観を示している。
図9に示す通り、本実施形態においては、土量表示装置70は支持フレーム65上において、支持フレーム65の延びる方向に対して所定の角度傾けて固定されており、作業部60が畦側に移動して斜めになった場合でも、走行機体90から視認できるようになっている。
つまりユーザは、畦塗り機1の畦側への寄り具合の状況に左右されず、土量表示装置70を視認できることとなる。
以上から、本発明に係る構成により、リンク部材74の僅かな移動、つまり、回動連結部67の僅かな回動であっても、支軸73を揺動の中心としてインジケータ部材72の指針72bが目盛部71の上を大きく移動し、その結果、視覚的に大きく見せることができ、ユーザが走行機体90に乗車したまま、前処理部64における畦の切り崩し及び土盛りの状況を確実に把握できる。
また、リンク部材74の移動を僅かに抑えるとともに、インジケータ部材72における目盛部71上の動きを大きく見せることができるため、そのリンク部材74の移動領域(空間)を予め大きく確保しておくといった、設計上の制約を解消することができる。
なお、本実施形態においては、図6に示した通り、リンク部材74を回動連結部67に連結することで、当該回動連結部67の回動動作をインジケータ部材72の指針72bにおける動作として伝達しているものの、リンク部材74を整畦部66に連結した構成としてもよく、支持フレーム65に対する垂直方向の回動動作を活かすことができるかぎり、リンク部材74の連結箇所を問うものではない。
1 畦塗り機
64 前処理部
65 支持フレーム
66 整畦部
67 回動連結部
71 目盛部
72 インジケータ部材
72a 一端
72b 指針
73 支軸
80 支持フレーム部

Claims (5)

  1. 耕耘爪を回転して畦を切り崩して土盛りを行なう前処理部、及び、前記前処理部によって盛られた土を畦上に塗り付ける整畦部を備える畦塗り機において、
    前記前処理部は高さが固定された支持フレーム部に保持され、
    前記整畦部は回動連結部を介して、前記支持フレーム部に対して垂直方向に回動可能に保持されており、
    前記支持フレーム部には、ユーザが視認可能に固定された目盛部、及び、支軸を介して揺動自在に保持されるとともに前記目盛部の値を示すインジケータ部材、を有する土量表示装置が設けられ、
    前記インジケータ部材は、一端が、前記整畦部又は前記回動連結部に回動可能に連結されたリンク部材に連結され、他端が指針として前記目盛部の上を移動可能とされており、
    前記指針は、前記整畦部又は前記回動連結部の前記支持フレーム部に対する垂直方向の回動に基づく前記リンク部材の動作により、前記支軸を揺動の中心として、前記目盛部の上を移動することを特徴とする畦塗り機。
  2. 耕耘爪を回転して畦を切り崩して土盛りを行なう前処理部、及び、前記前処理部によって盛られた土を畦上に塗り付ける整畦部を備える畦塗り機において、
    前記前処理部は高さが固定された支持フレーム部に保持され、
    前記整畦部は回動連結部を介して、前記支持フレーム部に対して垂直方向に回動可能に保持されており、
    前記支持フレーム部には、ユーザが視認可能に固定された目盛部、及び、支軸を介して揺動自在に保持されるとともに前記目盛部の値を示すインジケータ部材、を有する土量表示装置が設けられ、
    前記インジケータ部材は、一端がリンク部材を介して前記整畦部又は前記回動連結部に連結され、他端が指針として前記目盛部の上を移動可能とされており、
    前記指針は、前記整畦部又は前記回動連結部の前記支持フレーム部に対する垂直方向の回動に基づく前記リンク部材の動作により、前記一端と前記他端との間に位置する前記支軸を揺動の中心として、前記目盛部の上を移動することを特徴とする畦塗り機。
  3. 耕耘爪を回転して畦を切り崩して土盛りを行なう前処理部、及び、前記前処理部によって盛られた土を畦上に塗り付ける整畦部を備える畦塗り機において、
    前記前処理部は高さが固定された支持フレーム部に保持され、
    前記整畦部は回動連結部を介して、前記支持フレーム部に対して垂直方向に回動可能に保持されており、
    前記支持フレーム部には、ユーザが視認可能に固定された目盛部、及び、支軸を介して揺動自在に保持されるとともに前記目盛部の値を示すインジケータ部材、を有する土量表示装置が設けられ、
    前記インジケータ部材は、一端がリンク部材を介して前記整畦部又は前記回動連結部に連結され、他端が指針として前記目盛部の上を移動可能とされており、
    前記指針は、前記整畦部又は前記回動連結部の前記支持フレーム部に対する垂直方向の回動に基づく前記リンク部材の動作により、前記支軸を揺動の中心として、前記目盛部の上を移動し、
    前記支軸から前記一端までの長さは、前記支軸から前記指針までの長さよりも短いことを特徴とする畦塗り機。
  4. 記整畦部又は前記回動連結部の垂直方向の回動に基づく動きを、前記整畦部又は前記回動連結部に連結された前記リンク部材を介して前記インジケータ部材の前記一端に伝達することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の畦塗り機。
  5. 前記土量表示装置は、前記前処理部における土盛りの量を仮想的に視認可能とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の畦塗り機。
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