JP5980083B2 - 車両情報記憶処理装置および車両情報記憶処理方法 - Google Patents

車両情報記憶処理装置および車両情報記憶処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両情報記憶処理装置および車両情報記憶処理方法に関する。
車両の電子制御装置(Electronic Control Unit;以下、ECUと記載する)は、センサ等から出力される信号を利用して車両の状況を検出したり、信号に演算処理を施しアクチュエータを制御したりするなど、車載システムを制御する。車載システムに故障が発生すると所望の制御結果が得られないことから、ECUは、車載システムが正常に作動しているか否かを診断する自己診断機能を備える場合が多い(例えば、特許文献1参照)。
ECUは、自己診断の結果、異常を検出すると、例えば、警報ランプを点灯して運転者に異常を通知したり、車両の状態に関する車両データを含む車両情報を記憶部に記憶したりする。記憶部に記憶された車両情報は、例えば、修理工場等において、専用のツールにより読み出され異常の原因の解析に用いられる。
特開2010−111234号公報
しかしながら、上記従来の装置では、車両に関する異常が連続して検出された場合、割り込み処理や待ち合わせ処理などを行うことによって、それぞれの異常に対応する車両情報を記憶部に記憶しており、処理負荷がかかっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両情報を記憶する際の処理負荷を軽減することができる車両情報記憶処理装置および車両情報記憶処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両に関する異常が検出された場合に、当該車両の状態に関する車両データと異常内容を示す異常内容コードとを含む車両情報を記憶部へ記憶する記憶制御部を備え、前記記憶制御部は、前記記憶部への前記車両情報の記憶中に前記車両に関する新たな異常が検出された場合、前記記憶部への前記車両情報の記憶終了後に、当該記憶終了した車両情報に含まれる異常内容コードを前記新たな異常に対応する異常内容コードで更新することによって新たな車両情報を生成し、前記記憶部へ記憶することを特徴とする。
本発明によれば、車両情報を記憶する際の処理負荷を軽減することができる車両情報記憶処理装置および車両情報記憶処理方法を提供することができる。
図1は、実施例にかかる車両情報記憶処理装置を備えるエンジンECUの一例を示す図である。 図2は、図1に示す制御部のハードウェア構成を示す図である。 図3は、図1に示す制御部において車両情報記憶処理装置としての機能を実現する機能ブロック図である。 図4は、記憶制御部によるフリーズフレームデータの生成およびFFD記憶部への記憶の処理手順の一例を示す図である。 図5は、フリーズフレームデータの生成方法を示す説明図である。 図6は、車両情報記憶処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明にかかる車両情報記憶処理装置および車両情報記憶処理方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施例にかかる車両情報記憶処理装置を備えるエンジンECU(Electronic Control Unit)の一例を示す図である。図1に示すように、エンジンECU10は、A/D変換部11と、入力部12と、制御部13と、出力部14とを備える。
A/D変換部11には、センサ20からのセンサ信号が入力される。センサ20は、エンジンECU10が搭載される車両(例えば、自動車)の状態を測定するセンサであり、例えば、水温センサ、バキュームセンサ、吸気温センサ、O2センサ、スロットルポジションセンサ、排気温センサ、車速センサ、ノックセンサ、イオンセンサなど種々のセンサが含まれる。
水温センサにより冷却水の温度が検出され、バキュームセンサによってエンジンへの吸気量が検出され、吸気温センサによってエンジンへの吸気温が検出され、O2センサによって排気ガス中の酸素濃度が検出される。また、スロットルポジションセンサによってスロットルバルブの開度が検出され、排気温センサによって排気温が検出され、車速センサによって車両の速度が検出され、イオンセンサによってプレイグニッションが発生した場合に生じるイオン電流が検出される。
入力部12には、スイッチ21からの信号が入力される。スイッチ21には、例えば、スタータスイッチやアイドルスイッチなどが含まれる。スタータスイッチは、エンジンを始動させるスイッチであり、このスイッチがオンのときにハイレベルとなる信号をエンジンECU10に出力する。アイドルスイッチは、アクセルペダルが全閉のときにハイレベルとなる信号をエンジンECU10に出力する。
制御部13は、各種センサ信号および各種スイッチ信号に基づいて、エンジンの最適な点火時期、燃料噴射時期および噴射量などを演算する。そして、制御部13は、演算結果に基づき、出力部14を介して気筒ごとに設けられたインジェクタ23や点火プラグ25を駆動する駆動信号を出力する。
出力部14には、警報ランプ22、インジェクタ23、イグナイタ24等が接続される。警報ランプ22は、制御部13の故障監視により、所定の異常の発生を検出した場合に制御部13によって点灯される。インジェクタ23は、制御部13の制御により開閉駆動されて燃料を噴射する電磁弁から構成される。イグナイタ24は、制御部13の制御により点火プラグ25で火花を発生させて、燃焼室内の混合気を燃焼させる。
図2に、制御部13のハードウェア構成を示す。制御部13は、CPU(Central Processing Unit)30と、ROM(Read Only Memory)31と、NRAM(ノーマルRAM:Normal Random Access Memory)32と、SRAM(スタンバイRAM:Standby Random Access Memory)33と、入出力部34とを有し、これらはバス35によって接続される。かかる制御部13では、CPU30がROM31に記憶されたプログラムに従って演算を行うことで、各種の制御処理を行う。
NRAM32は、揮発性のメモリであり、車両に設けられたイグニッションスイッチがオフされた場合、NRAM32への電源供給が停止し、NRAM32に記憶されている情報は消える。一方、SRAM33は、不揮発性のメモリであり、イグニッションスイッチがオフされてSRAM33への電圧供給が絶たれた場合であってもSRAM33に記憶されている情報は保持される。なお、SRAM33を揮発性のメモリとし、イグニッションスイッチがオフされた場合に、SRAM33に対して不図示のバッテリからの電源供給を行うようにしてもよい。
制御部13は、センサ20からのセンサ信号やスイッチ21からのスイッチ信号に基づいて、車両に搭載された各部位が正常に作動しているか否かを診断する自己診断機能を有しており、車両に関する異常を検出する。そして、制御部13のCPU30は、車両に関する異常を検出すると、車両の状態に関する車両データと異常内容を示すダイアグノスティック・トラブル・コード(以下、ダイアグコードと記載する)とを含むフリーズフレームデータ(車両情報の一例に相当)をSRAM33に記憶する。また、CPU30は、異常内容に応じて、警報ランプ22を点灯または点滅して運転者に異常を通知する。
このように、制御部13は、車両に関する異常が検出された場合に車両情報の一例であるフリーズフレームデータをSRAM33に記憶する車両情報記憶処理装置としての機能を有する。以下、かかる車両情報記憶装置の処理について具体的に説明する。
図3に、制御部13において車両情報記憶処理装置としての機能を実現する機能ブロック図を示す。図3において、車両データ格納部60は、例えば、リングバッファであり、NRAM32の所定記憶領域によって形成される。車両データ格納部60は、所定周期(例えば、512msec)で、車両の状態に関するデータである車両データを順次記憶していき、記憶量が所定容量を超えると、最も古い状態データに代えて新しい状態データを記憶する上書き処理を行う。
車両データは、センサ20からのセンサ信号やスイッチ21からのスイッチ信号、制御部13からの制御信号に応じた情報であり、例えば、冷却水の温度、吸気量、吸気温、酸素濃度、スロットルバルブの開度、車両の速度、イオン電流値、スタータスイッチの状態、アイドルスイッチの状態、点火信号、燃料噴射信号などの種々の情報を含む。なお、車両データは、かかる情報に限定されるものではなく、その他の情報を含んでいてもよい。
異常検出部61は、入力される車両データなどに基づき、車両に関する異常を検出する機能を有しており、制御部13が実行する機能の一部である。異常検出部61は、例えば、センサ信号が示す値が所定閾値を超えている場合に、センサ信号に対応する箇所の異常を車両の状態に関する異常として検出する。
異常検出部61が異常の発生を監視する部位には、法規によって定められた失火/燃焼系の部位に関する法規関連部位と、排気ガスに含まれる有害物質の排出に関連する部位であるエミッション関連部位と、これら以外の部位であるエミッション非関連部位とが含まれる。
法規関連部位には、例えば、A/F(空燃比)センサヒータ、O2センサヒータ、エアフロメータ、サブO2センサ電圧、燃料系、失火検出、クランク角センサ、カムポジションセンサ等の異常検出が含まれる。また、エミッション関連部位には、例えば、ポンプ弁、吸気圧センサ、インジェクタ、ノックセンサ、イオン電流値、車速センサ、ソレノイド等の異常検出が含まれる。また、エミッション非関連部位には、ECUおよびNRAM32の異常検出が含まれる。
異常検出部61は、このように車両に関する異常を検出した場合、車両情報記憶処理装置50に対して、異常検出結果を通知する。かかる異常検出結果には、異常の内容を示す情報が含まれる。例えば、A/Fセンサヒータの異常を検出した場合、A/Fセンサヒータ異常を示す情報が異常検出結果に含まれ、O2センサヒータの異常を検出した場合、O2センサヒータ異常を示す情報が異常検出結果に含まれる。
図3に示すように、車両情報記憶処理装置50は、記憶制御部51と、FFD記憶部52とを備える。記憶制御部51は、異常検出部61から異常検出結果を取得すると、かかる異常検出結果に応じたフリーズフレームデータをFFD記憶部52に記憶する。
フリーズフレームデータには、異常の内容を示すダイアグコード(異常内容コードの一例に相当)と車両の状態に関する車両データとが含まれる。かかるフリーズフレームデータによって、発生した異常の内容およびその際の車両の状態を把握することができる。なお、ダイアグコードは、数桁の数字、アルファベットなどによって設定される。
記憶制御部51は、車両に関する異常が所定時間以内に連続して検出された場合、直前に生成したフリーズフレームデータのダイアグコードを置き換えて新たなフリーズフレームデータを生成することで、処理効率を向上させている。図4は、記憶制御部51によるフリーズフレームデータの生成およびFFD記憶部52への記憶の処理手順の一例を示す図である。なお、図4等において、「FFD」はフリーズフレームデータを意味し、「DTC」はダイアグコードを意味する。
図4に示すように、異常検出部61によって異常Aが検出された場合、記憶制御部51は、異常Aに対応するフリーズフレームデータ(図4に示す「異常AのFFD」)のFFD記憶部52への記憶処理を開始する(タイミングt1)。その後、異常Aに対応するフリーズフレームデータの記憶処理が終了する前に、異常検出部61によって異常Bが検出された場合(タイミングt2)、記憶制御部51は、異常Aに対応するフリーズフレームデータの記憶処理を継続しつつ、異常Bに対応するダイアグコード(図4に示す「異常BのDTC」)を保持する。
異常Aに対応するフリーズフレームデータのFFD記憶部52への記憶処理が終了する(タイミングt3)と、記憶制御部51は、図5に示すように、異常Aに対応するフリーズフレームデータにおいて、異常Aに対応するダイアグコードを異常Bに対応するダイアグコードに置き換える。図5は、フリーズフレームデータの生成方法を示す説明図である。
そして、記憶制御部51は、異常Bに対応するダイアグコードを含むフリーズフレームデータ(図4に示す「異常BのFFD」)をFFD記憶部52へ記憶する。記憶制御部51は、異常Aに対応するダイアグコードを含むフリーズフレームデータを、例えば、異常Aが検出された時点およびその前後の車両データを車両データ格納部60から取得して生成する。車両データはデータ量が多いため、異常Aに対応するフリーズフレームデータの生成には時間がかかる。
一方、記憶制御部51は、異常Bに対応するフリーズフレームデータを、車両データを車両データ格納部60から取得することなく、異常Aに対応するフリーズフレームデータからダイアグコードを置き換えることによって生成する。ダイアグコードは、異常内容を示す比較的短いコードであることから、異常Bに対応するフリーズフレームデータは短時間で生成される。従って、フリーズフレームデータの記憶処理の効率を向上させることができる。
なお、異常Aに対応するフリーズフレームデータと異常Bに対応するフリーズフレームデータとは同じ車両データが含まれることになるが、異常Aと異常Bとは短時間に連続して発生することから、同じ車両データである場合が多く、異常原因の解析に支障が少ない。
しかも、異常の発生時のみならず、その前後の車両データもフリーズフレームデータとするようにしており、これにより、異常原因の解析に支障が生じることをさらに抑制できる。なお、FFD記憶部52に記憶できるフリーズフレームデータの数には制限がある。記憶制御部51は、例えば、異常Aに対応するダイアグコードの優先度よりも異常Bに対応するダイアグコードの優先度が高い場合に限り、異常Bに対応するフリーズフレームデータをFFD記憶部52に記憶するようにすることができる。この場合、記憶制御部51は、FFD記憶部52に記憶されている異常Aに対応するフリーズフレームデータを異常Bに対応するフリーズフレームデータに置き換えることもできる。
以下、図3を参照して、記憶制御部51についてさらに説明する。図3に示すように、記憶制御部51は、受付処理部53と、データ生成部54と、FFD格納部55と、DTC格納部56と、記憶処理部57とを備える。FFD格納部55およびDTC格納部56は、NRAM32の所定記憶領域によって形成され、FFD記憶部52は、SRAM33の所定記憶領域によって形成される。
受付処理部53は、異常検出部61から通知される異常検出結果を受け付け、受け付けた異常に対応するフリーズフレームデータの記憶処理をデータ生成部54に要求する。受付処理部53は、データ生成部54が記憶処理中に新たな異常を受け付けた場合、かかる新たな異常に対応するダイアグコードをDTC格納部56に格納する。
データ生成部54は、受付処理部53からの要求に応じて、異常検出部61が異常を検出したときおよびその前後の車両データを車両データ格納部60から取得し、FFD格納部55に格納する。また、異常検出部61が検出した異常に対応するダイアグコードをFFD格納部55に格納する。これにより、受付処理部53で受け付けた異常に対応するフリーズフレームデータがFFD格納部55に格納される。
FFD格納部55は、1つの異常に対するフリーズフレームデータを格納する記憶容量を有しており、データ生成部54によってフリーズフレームデータが生成されるごとに上書きされて更新される。このように1つの異常に対するフリーズフレームデータしか格納できない場合、フリーズフレームデータのFFD記憶部52への記憶が完了するまで、新たな異常が検出されても、FFD格納部55のデータの更新は行われない。
なお、FFD格納部55は、2つ以上の異常に対するフリーズフレームデータを格納可能に構成してもよい。このような場合、FFD記憶部52への記憶が完了したフリーズフレームデータを記憶した領域がFFD格納部55にある場合に、新たな異常が検出されると、FFD格納部55のデータの更新は行い、そうでない場合には、FFD格納部55のデータの更新は行われない。
記憶処理部57は、データ生成部54によるFFD格納部55へのフリーズフレームデータの格納が完了すると、FFD格納部55からフリーズフレームデータを読み出し、FFD記憶部52へ記憶する。これにより、データ生成部54は、次のフリーズフレームデータをFFD格納部55に格納することが可能となる。
また、記憶処理部57は、フリーズフレームデータをFFD記憶部52へ記憶した後、DTC格納部56にダイアグコードが保持されている場合、かかるダイアグコードをDTC格納部56から読み出し、また、FFD記憶部52に最後に記憶したフリーズフレームデータを読み出す。なお、記憶処理部57は、DTC格納部56からダイアグコードを読み出した後、DTC格納部56に記憶されているダイアグコードを消去する。
そして、記憶処理部57は、FFD記憶部52から読み出したフリーズフレームデータのダイアグコードを、DTC格納部56から読み出したダイアグコードに置き換えて、新たなフリーズフレームデータを生成し、FFD記憶部52に記憶する。
なお、記憶処理部57は、フリーズフレームデータをFFD記憶部52へ記憶した後、DTC格納部56にダイアグコードが保持されている場合、かかるダイアグコードをDTC格納部56とFFD格納部55に格納したフリーズフレームデータを読み出すようにしてもよい。この場合、FFD格納部55からフリーズフレームデータが読み出されるまでは、FFD格納部55への新たなフリーズフレームデータの格納は行われない。
また、受付処理部53がダイアグコードをDTC格納部56に格納することとしたが、データ生成部54が受付処理部53から取得した異常内容を示す情報に基づいて、ダイアグコードをDTC格納部56に格納してもよい。
図6は、車両情報記憶処理の流れを示すフローチャートである。かかる車両情報記憶処理は、所定時間毎に繰り返し実行される処理である。図6に示すように、車両情報記憶処理を開始すると、記憶制御部51の受付処理部53は、異常検出部61が新たな異常を検出したか否かを判定する(ステップS10)。かかる処理において、受付処理部53は、異常検出部61から新たな異常検出結果を受け付けた場合に、異常検出部61が新たな異常を検出したと判定する。
異常検出部61が新たな異常を検出したと判定すると(ステップS10;Yes)、受付処理部53は、記憶処理部57がフリーズフレームデータをFFD記憶部52に記憶中であるか否かを判定する(ステップS11)。記憶処理部57がフリーズフレームデータをFFD記憶部52に記憶中である場合(ステップS11;Yes)、受付処理部53は、DTC格納部56に、新たに検出された異常のダイアグコードを格納する(ステップS12)。
一方、記憶処理部57がフリーズフレームデータをFFD記憶部52に記憶中ではないと判定すると(ステップS11;No)、データ生成部54は、新たに検出された異常のフリーズフレームデータをFFD格納部55に格納する(ステップS13)。
ステップS10において、異常検出部61が新たな異常を検出していないと判定すると(ステップS10;No)、記憶処理部57がフリーズフレームデータをFFD記憶部52に記憶中であるか否かを判定する(ステップS14)。記憶処理部57がフリーズフレームデータをFFD記憶部52に記憶中でない場合(ステップS14;No)、記憶制御部51は、車両情報記憶処理を終了する。
記憶処理部57がフリーズフレームデータをFFD記憶部52に記憶中である場合(ステップS14;Yes)、または、ステップS12、S13の処理が終了した場合、記憶処理部57は、FFD記憶処理を実行する(ステップS15)。かかるFFD記憶処理は、FFD格納部55に格納されたフリーズフレームデータをFFD記憶部52に記憶する処理である。
次に、記憶制御部51は、フリーズフレームデータの記憶処理部57によるFFD記憶部52への記憶が完了しているか否かを判定する(ステップS16)。記憶処理部57によるFFD記憶部52への記憶が完了していない場合(ステップS16;No)、記憶制御部51は、車両情報記憶処理を終了する。
一方、FFD記憶部52への記憶が完了していると判定した場合(ステップS16;Yes)、記憶処理部57は、DTC格納部56にダイアグコードが格納されているか否かを判定する(ステップS17)。DTC格納部56にダイアグコード(以下、DTC2と記載する場合がある)が格納されていると判定すると(ステップS17;Yes)、記憶処理部57は、FFD記憶部52に記憶されたダイアグコード(以下、DTC1と記載する場合がある)の優先度と、DTC格納部56に格納されたDTC2の優先度を比較する(ステップS18)。
なお、優先度は、ダイアグコードごとに割り当てられる。例えば、法規関連部位に対するダイアグコードの優先度を最も高い「3」とし、エミッション関連部位に対するダイアグコードの優先度を「2」とし、エミッション非関連部位に対するダイアグコードの優先度を最も低い「1」とし、ダイアグコードごとに優先度が割り当てられる。
記憶処理部57は、DTC2の優先度がDTC1の優先度よりも高いか否かを判定する(ステップS19)。DTC2の優先度がDTC1の優先度よりも高いと判定した場合(ステップS19;Yes)、記憶処理部57は、FFD記憶部52に記憶されたフリーズフレームデータのダイアグコードをDTC格納部56に格納されたダイアグコードで更新する(ステップS20)。
これにより、FFD記憶部52に記憶されるフリーズフレームデータが更新されるが、FFD記憶部52の容量に空きがある場合、記憶処理部57は、FFD記憶部52に記憶されているフリーズフレームデータに対する上書きを行わずに、DTC格納部56に格納されたダイアグコードで置き換えたフリーズフレームデータをFFD記憶部52に追加することができる。
DTC2の優先度がDTC1の優先度よりも高くないと判定した場合(ステップS19;No)、または、ステップS20の処理が終了した場合、記憶処理部57は、DTC格納部56に格納されたダイアグコードを消去する(ステップS21)。
また、ステップS17において、DTC格納部56にダイアグコードが格納されていないと判定された場合(ステップS17;No)、または、ステップS21の処理が終了した場合、記憶処理部57は、FFD格納部55に格納されたフリーズフレームデータを消去する(ステップS22)。ステップS22の処理が終了した場合、記憶制御部51は、車両情報記憶処理を終了する。
このように、実施例にかかる車両情報記憶処理装置50は、記憶制御部51と、FFD記憶部52とを備える。そして、記憶制御部51は、FFD記憶部52へのフリーズフレームデータの記憶中に車両に関する新たな異常が検出された場合、FFD記憶部52へのフリーズフレームデータの記憶終了後に、当該フリーズフレームデータに含まれるダイアグコードを新たな異常に対応するダイアグコードに置き換えることによって新たなフリーズフレームデータを生成し、FFD記憶部52へ記憶する。これにより、フリーズフレームデータの記憶処理の効率を向上させることができる。
また、記憶制御部51は、ダイアグコードの優先度に応じて、FFD記憶部52へのフリーズフレームデータの記憶を制限することができる。具体的には、記憶処理部57は、DTC格納部56に格納されたダイアグコードに割り当てられた優先度が、FFD記憶部52に直前に記憶したフリーズフレームデータのダイアグコードに割り当てられた優先度よりも高い場合に限り、DTC格納部56に格納されたダイアグコードを含むリーズフレームデータを生成することができる。
以上、本発明の実施例のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
以上のように、本発明にかかる車両情報記憶処理装置および車両情報記憶処理方法は、車両の状態に関する車両データと異常内容を示す異常内容コードとを含む車両情報を記憶する場合に有効であり、特に、車両情報を記憶する際の処理負荷を軽減したい場合に適している。
50 車両情報記憶処理装置
51 記憶制御部
52 FFD記憶部
53 受付処理部
54 データ生成部
55 FFD格納部
56 DTC格納部
57 記憶処理部
60 車両データ格納部
61 異常検出部

Claims (5)

  1. 記憶部と、
    車両に関する異常が検出された場合に、当該車両の状態に関する車両データと異常内容を示す異常内容コードとを含む車両情報を前記記憶部へ記憶する記憶制御部と、
    を備え、
    前記記憶制御部は、
    前記記憶部への前記車両情報の記憶中に前記車両に関する新たな異常が検出された場合、前記記憶部への前記車両情報の記憶終了後に、当該記憶終了した車両情報に含まれる異常内容コードを前記新たな異常に対応する異常内容コードで更新することによって新たな車両情報を生成し、前記記憶部へ記憶し、
    前記記憶部への前記車両情報の記憶中に前記車両に関する新たな異常が検出された場合、前記記憶部への前記車両情報の記憶終了後、前記異常内容コードの更新を行うが、前記車両データの更新を行わない
    ことを特徴とする車両情報記憶処理装置。
  2. 前記記憶制御部は、
    前記記憶部への前記車両情報の記憶中に前記車両に関する新たな異常が検出された場合、記憶中の前記車両情報の前記記憶部への記憶を継続して前記記憶部への前記車両情報の記憶終了後に、当該記憶終了した車両情報に含まれる異常内容コードと前記新たな異常に対応する異常内容コードとの優先度の比較を行い、前記新たな異常に対応する異常内容コードの優先度が高い場合に、前記異常内容コードの更新を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両情報記憶処理装置。
  3. 前記記憶制御部は、
    前記記憶部へ前記車両情報を記憶中に前記車両に関する新たな異常が検出された場合、前記新たな異常に対応する異常内容コードを保持する保持手段と、
    前記記憶部への前記車両情報の記憶終了後に、当該記憶終了した車両情報に含まれる異常内容コードを前記保持手段に保持された異常内容コードで更新することによって前記新たな車両情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された前記新たな車両情報を前記記憶部へ記憶する記憶処理手段と
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の車両情報記憶処理装置。
  4. 前記生成手段は、前記保持手段に前記異常内容コードが保持されている場合に前記新たな車両情報を生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の車両情報記憶処理装置。
  5. 車両情報記憶処理方法であって、
    車両に関する異常が検出された場合に、当該車両の状態に関する車両データと異常の内容を示す異常内容コードとを含む車両情報を記憶部へ記憶する第1工程と、
    前記記憶部への前記車両情報の記憶中に前記車両に関する新たな異常が検出された場合、前記記憶部への前記車両情報の記憶終了後に、当該記憶終了した車両情報に含まれる異常内容コードを前記新たな異常に対応する異常内容コードで更新することによって新たな車両情報を生成し、前記新たな車両情報を前記記憶部へ記憶する第2工程と、
    を含み、
    前記第2工程は、
    前記記憶部への前記車両情報の記憶中に前記車両に関する新たな異常が検出された場合、前記記憶部への前記車両情報の記憶終了後、前記異常内容コードの更新を行うが、前記車両データの更新を行わない
    ことを特徴とする車両情報記憶処理方法。
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