JP5979012B2 - Pm排出量推定装置 - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関からのPM排出量を推定するPM排出量推定装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、ディーゼルエンジンのPM排出量推定装置が開示されている。この従来の推定装置は、筒内からのPM排出量を推定するために、エンジンの運転状態に応じてPMの基本排出量を算出する基本PM排出量マップと、PMの基本排出量を補正するためのPM排出量補正マップとを用いることとしている。このPM排出量補正マップは、空気過剰率および吸気酸素濃度などの関数として設定されている。
特開2011−58487号公報 特開2007−023959号公報 特開2006−274991号公報
上記特許文献1において用いられる「空気」過剰率は、筒内に実際に吸入された空気量と(同一燃料噴射量の下で)完全燃焼に必要な空気量との比を表す指標である。一方、筒内から排出された排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に還流させるEGR装置が従来より知られている。上記のように定義される空気過剰率を用いてPM排出量を算出した場合には、内燃機関に取り込まれた新気中の酸素のみが考慮されることになり、EGRガス中の酸素が考慮されなくなる。従って、上記特許文献1に記載の手法では、EGRガスの導入が行われている場合のPM排出量の算出精度が低下することが懸念される。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、EGRガスの導入が行われている場合におけるPM排出量の推定精度を向上させることのできるPM排出量推定装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、PM排出量推定装置であって、
内燃機関に燃料を供給する燃料噴射弁と、
内燃機関から排出される排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に還流させるEGR装置と、
燃料噴射量を筒内に吸入される筒内吸入酸素量で除したパラメータと、筒内に吸入されるガス中の酸素濃度である吸気酸素濃度とに基づいて、筒内からのPM排出量を算出する第1PM排出量算出手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記第1PM排出量算出手段は、前記パラメータおよび前記吸気酸素濃度と、前記PM排出量との関係を規定するマップに従って、前記PM排出量を算出することを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、
吸入空気量を計測するエアフローメータと、
エンジン回転数と燃料噴射量とに基づいて前記PM排出量を算出する第2PM排出量算出手段と、
吸入空気量が所定値以上である場合には前記第1PM排出量算出手段を用いて前記PM排出量が算出され、吸入空気量が所定値未満である場合には前記第2PM排出量算出手段を用いて前記PM排出量が算出されるように、PM排出量算出手段を切り替える切替手段と、
を更に備えることを特徴とする。
また、第4の発明は、第1または第2の発明において、
エンジン回転数と燃料噴射量とに基づいて前記PM排出量を算出する第2PM排出量算出手段と、
燃料噴射量が所定値以上である場合には前記第1PM排出量算出手段を用いて前記PM排出量が算出され、燃料噴射量が所定値未満である場合には前記第2PM排出量算出手段を用いて前記PM排出量が算出されるように、PM排出量算出手段を切り替える切替手段と、
を更に備えることを特徴とする。
また、第5の発明は、第1または第2の発明において、
エンジン回転数と燃料噴射量とに基づいて前記PM排出量を算出する第2PM排出量算出手段と、
前記内燃機関の運転状態が変化する過渡状態においては前記第1PM排出量算出手段を用いて前記PM排出量が算出され、前記内燃機関の運転状態が定常状態である場合には前記第2PM排出量算出手段を用いて前記PM排出量が算出されるように、PM排出量算出手段を切り替える切替手段と、
を更に備えることを特徴とする。
第1および第2の発明によれば、吸気酸素濃度とともに「酸素」過剰率と相関のある上記パラメータを用いるようにしたことで、EGRガス中に含まれる酸素をPM排出量の算出の際に考慮することができる。このため、PM排出量の算出精度を向上させることができる。
吸入空気量が少ない場合には、エアフローメータの計測精度が低下する。第3の発明によれば、吸入空気量が所定値未満の場合には、第1PM排出量算出手段に代えて第2PM排出量算出手段が用いられるようになる。これにより、第1PM排出量算出手段のみを用いる場合と比べ、PM排出量の算出精度を向上させることができる。
燃料噴射量が少ない場合には、指令噴射量に対する燃料噴射弁の実噴射量のばらつきが大きくなる。第4の発明によれば、燃料噴射量が所定値未満の場合には、第1PM排出量算出手段に代えて第2PM排出量算出手段が用いられるようになる。これにより、第1PM排出量算出手段のみを用いる場合と比べ、PM排出量の算出精度を向上させることができる。
第5の発明によれば、内燃機関の運転状態が過渡状態であるか定常状態であるかに応じて、それぞれが得意とする運転状態において第1PM排出量算出手段または第2PM排出量算出手段が使用されるようにPM排出量の算出を分担できるようになる。これにより、運転状態の変化にかかわらず、PM排出量の推定精度を高く維持できるようになる。
本発明の実施の形態1の内燃機関のシステム構成を説明するための図である。 図1に示すECUが備えるオンボードSoot推定モデルの構成の概要を説明するための図である。 モデルAとモデルBとの違いを表した図である。 本発明の実施の形態1においてモデルの入力誤差として着目するAFMズレの特徴を説明するための図である。 本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態2においてモデルの入力誤差として着目する噴射量ズレの特徴を説明するための図である。 本発明の実施の形態2において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態3の使用モデル判定部によって、実際の内燃機関の運転状態の変化に応じてモデルが切り替えられる様子を表した図である。 本発明の実施の形態3において実行されるルーチンのフローチャートである。 Sootの生成領域を示すφ−Tマップの概略的な傾向を表した図である。 モデルAで用いたパラメータ(Gf/O2量)と吸気酸素濃度とを用いて、Soot排出量に比例するパラメータOpaciの生成領域を整理して表した図である。 Soot排出量の算出精度を向上させたマップの作成方法を説明するための図である。 φ−Tマップ上で表されるSoot生成の傾向を個々のパラメータφとTとに分解して概略的に表した図である。 図12(B)のように回転した後のパラメータφ’、T’を用いて表されるOpaciマップを利用してSoot排出量の算出のための実験式(近似式)を取得する手法を説明するための図である。
実施の形態1.
[実施の形態1のシステム構成]
図1は、本発明の実施の形態1の内燃機関10のシステム構成を説明するための図である。
図1に示すシステムは、内燃機関10を備えている。ここでは、内燃機関10は、ディーゼルエンジン(圧縮着火内燃機関)であり、車両に搭載され、その動力源とされているものとする。本実施形態の内燃機関10は、直列4気筒型であるが、本発明における内燃機関の気筒数および気筒配置はこれに限定されるものではない。
内燃機関10の各気筒には、燃料を筒内に直接噴射する燃料噴射弁12が設置されている。各気筒の燃料噴射弁12は、共通のコモンレール14に接続されている。コモンレール14内には、サプライポンプ(図示省略)によって加圧された高圧の燃料が供給されている。そして、このコモンレール14から各気筒の燃料噴射弁12へ燃料が供給される。各気筒から排出される排気ガスは、排気マニホールド16aによって集合され、排気通路16に流入する。
内燃機関10は、ターボ過給機18を備えている。ターボ過給機18は、排気ガスの排気エネルギーによって作動するタービン18aと、連結軸を介してタービン18aと一体的に連結され、タービン18aに入力される排気ガスの排気エネルギーによって回転駆動されるコンプレッサ18bとを有している。ターボ過給機18のタービン18aは、排気通路16の途中に配置されている。
タービン18aよりも下流側の排気通路16には、排気ガスを浄化するために、酸化触媒20およびDPF(Diesel Particulate Filter)22が上流側から順に設置されている。また、内燃機関10の吸気通路24の入口付近には、エアクリーナ26が設けられている。エアクリーナ26を通って吸入された空気は、ターボ過給機18のコンプレッサ18bで圧縮された後、インタークーラ28で冷却される。インタークーラ28を通過した吸入空気は、吸気マニホールド24aにより分配されて、各気筒に流入する。
吸気通路24におけるインタークーラ28と吸気マニホールド24aとの間には、ディーゼルスロットル30が設置されている。吸気通路24におけるエアクリーナ26の下流近傍には、吸入空気流量を計測するためのエアフローメータ32が設置されている。
また、図1に示すシステムは、EGR装置としてのEGR通路34およびEGR弁36を備えている。EGR通路34は、タービン18aの上流側に位置する排気マニホールド16aとコンプレッサ18bの下流側に位置する吸気マニホールド24aとを連通するように構成されている。EGR弁36は、このEGR通路34の途中に配置されており、EGR通路34を通って吸気マニホールド24aに還流するEGRガスの量を調整するものである。
更に、本実施形態のシステムは、ECU(Electronic Control Unit)38を備えている。ECU38の入力部には、上述したエアフローメータ32に加え、エンジン回転数を検出するためのクランク角センサ40等の内燃機関10の運転状態を検出するための各種センサが接続されている。更に、ECU38の出力部には、上述した燃料噴射弁12、ディーゼルスロットル30およびEGR弁36等の内燃機関10の運転を制御するための各種のアクチュエータが接続されている。ECU38は、上記各種のセンサ出力と所定のプログラムとに基づいて上記各種のアクチュエータを駆動することにより、燃料噴射制御などの所定のエンジン制御を行うものである。
[実施の形態1におけるPM(Soot)排出量の推定手法]
図2は、図1に示すECU38が備えるオンボードSoot推定モデル50の構成の概要を説明するための図である。
DPF22への粒子状物質(以下、「PM」と略する)の堆積量を把握するなどの目的のために、運転中に、各気筒内からのPMの排出量を推定することが要求される。ECU38には、そのような目的のために、PM排出量(単位時間当たりの排出量)を推定する(ここでは、特にPMに含まれる「Soot」の排出量として推定する)ためのオンボードSoot推定モデル50が仮想的に構築されている。より具体的には、オンボードSoot推定モデル(以下、単に「推定モデル」と略する)50は、特徴の異なる2種類のモデルAおよびモデルBを備えている。
モデルAは、ECU38の指令値やセンサ値に基づく筒内状態量(ここでは、酸素過剰率と相関のある後述のパラメータ(Gf/O2量)と吸気酸素濃度とを使用)を計算したうえで、算出した筒内状態量に基づいてSoot排出量を算出するという物理状態量ベースのモデルであり、筒内状態量算出部50aと状態量ベースSoot算出部50bとを備えている。
筒内状態量算出部50aは、指令噴射量(ECU38が指令する燃料噴射量)とエンジン回転数と新気量とEGR率とを入力として、筒内状態量である酸素過剰率と相関のあるパラメータ(Gf/O2量)および吸気酸素濃度の算出結果を出力するものである。より具体的には、エアフローメータ32を用いて計測される新気量と指令噴射量とに基づいて空燃比が算出され、空燃比とEGR率とに基づいて吸気酸素濃度が算出される。また、酸素過剰率は、(同一燃料噴射量下において)理論空燃比の混合気中の酸素量を1としたときの、筒内に吸入されるガス中の酸素量の比を表す指標である。この酸素過剰率と相関のあるパラメータ(Gf/O2量)は、燃料噴射量Gfを筒内に吸入される筒内吸入酸素量(O2量)で除することで得られる値である。筒内吸入酸素量は、筒内に吸入されるガス量(すなわち、新気量とEGRガス量)に上記のように算出される吸気酸素濃度を乗ずることによって算出することができる。尚、吸気酸素濃度は、別途センサを備えて計測されたものであってもよい。また、エンジン回転数は、指令噴射量(噴射1回当たりの体積噴射量)を燃料噴射量Gf(質量流量)に変換する際に用いられる。
状態量ベースSoot算出部50bは、上記パラメータ(Gf/O2量)および吸気酸素濃度と、筒内からのSoot排出量との関係を予め行った実験結果に基づいて規定したマップを備えており、このようなマップを参照して、パラメータ(Gf/O2量)と吸気酸素濃度に基づいて、Soot排出量を算出するものである。
以上のように、本実施形態におけるモデルAが備える状態量ベースSoot算出部50bは、空気過剰率ではなく、上記のように定義された「酸素」過剰率と相関のあるパラメータ(Gf/O2量)を用いている。これにより、EGRガス中に含まれる酸素をSoot排出量の算出の際に考慮することができるため、Soot排出量の算出精度を向上させることができる。
一方、モデルBは、運転状態を表すパラメータであるエンジン回転数(Ne)および指令噴射量(Q)と、筒内からのSoot排出量との関係を規定するNe−Qマップを利用してSoot排出量を算出するというNe−Qのマップ引きをベースとするモデルである。より具体的には、モデルBは、エンジン回転数と指令噴射量とからSoot排出量を算出するためのNe−Qマップ引きSoot排出量算出部50cを備えている。
図3は、モデルAとモデルBとの違いを表した図である。
モデルAおよびモデルBには、図3に示すような特徴があり、それぞれに長所と短所がある。より具体的には、定常精度(すなわち、定常運転時のSoot排出量の算出精度)については、Ne−Qのマップ引きをベースとするモデルBが優れており、物理状態量ベースのモデルAは、近似誤差が原因でモデルBよりも劣ってしまう。モデルBが用いるNe−Qマップは、定常状態での実験等の結果に基づいて設定されたものであるため、モデルAと比べ、過渡精度(すなわち、内燃機関10の運転状態が変化する過渡運転時のSoot排出量の算出精度)が悪くなる。一方、モデルAは、入力に多くの指令値やセンサ値を使うため、個々の入力のばらつきの影響が悪い側で組み合わされてしまった場合に、Soot排出量の算出精度が悪化してしまう。このため、入力誤差影響については、モデルAはモデルBよりも劣ることとなる。
上記のように、モデルAおよびモデルBのそれぞれには、長所と短所があるため、モデルAおよびモデルBのうちの一方しか備えていない場合には、短所が見られる局面においてSoot排出量の算出精度が悪化してしまう。そこで、本実施形態の推定モデル50には、内燃機関10の運転状態の変化に対してSoot排出量の算出精度を高く確保し易いモデルを選択できるようにするために、使用モデル判定部50dが備えられている。以下、使用モデル判定部50dが行う処理について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1においてモデルの入力誤差として着目するAFMズレの特徴を説明するための図である。尚、ここでいう「AFMズレ」とは、エアフローメータ32により検出される新気量の値であるAFM値を、実際に内燃機関10に取り込まれた実新気量で除して得られる値である。
図4に示すように、AFMズレ(すなわち、新気量の計測のばらつき)は、AFM値が小さくなるほど(すなわち、新気量が少なくなるほど)大きくなる。これは、吸気通路24に導入されるEGRガスによる排気脈動の影響で、新気が逆流してしまうことが原因であり、新気量が多いほど上記の逆流が生じにくくなるため、図4に示すような傾向となる。このようなAFMズレが大きい場合に入力誤差影響の大きなモデルAを使用すると、Soot排出量の算出精度が悪化してしまう。
そこで、本実施形態の使用モデル判定部50dは、エアフローメータ32により検出される新気量(吸入空気量)が所定の閾値(一例として、図4の例では、X1)未満の場合には、入力誤差(AFMズレ)の影響の小さいモデルBを選択し、一方、新気量が上記閾値以上となる場合には、過渡精度の優れたモデルAを選択するようにした。
図5は、本発明の実施の形態1における特徴的な処理を実現するために、推定モデル50の使用モデル判定部50dが実行するルーチンを示すフローチャートである。尚、本ルーチンの処理は、内燃機関10のサイクル毎に実行されるものとする。
図5に示すルーチンでは、先ず、エアフローメータ32を用いて新気量(AFM値)が取得される(ステップ100)。次いで、取得した新気量が所定の閾値以上であるか否かが判定される(ステップ102)。尚、上記図4に示すように、一般的に、新気量が少ないほど、AFMズレが大きくなるという傾向があるが、AFMズレとAFM値との関係は、より厳密には、EGRガス量やディーゼルスロットル開度などがどのように適合されたかに応じて変化する。このため、上記閾値は、個々の内燃機関の適合結果を踏まえて設定されることが好ましい。
上記ステップ102において新気量が上記閾値以上であると判定された場合には、モデルAが選択され、モデルAを用いて、Soot排出量が演算される(ステップ104)。一方、ステップ102において新気量が上記所定値未満であると判定された場合にはモデルBが選択され、モデルBを用いて、Soot排出量が演算される(ステップ106)。尚、モデルの切り替えの上記閾値には、所定のヒステリシスが与えられているものとする。
市街地等での実際の車両走行においては、過渡運転の頻度が多くなる。したがって、基本的には、過渡精度の優れたモデルAをできる限り用いることに意義があるといえる。以上説明した図5に示すルーチンによれば、新気量が上記閾値以上であることでAFMズレが小さい状況では、過渡精度の良いモデルAが選択され、新気量が上記閾値未満であることでAFMズレが大きい状況では、入力誤差影響の小さいモデルBが選択される。このように、エアフローメータ32の計測精度に応じて、使用するモデルの切り替えを行うことにより、AFMズレによる入力誤差影響をできる限り小さく抑えられるので、モデルAおよびモデルBのそれぞれの長所を活かすことができる。このため、運転状態の変化にかかわらず、Soot排出量の推定精度を高く維持できるようになる。
尚、上述した実施の形態1においては、モデルAが前記第1の発明における「第1PM排出量算出手段」に相当している。
また、上述した実施の形態1においては、モデルBが前記第3の発明における「第2PM排出量算出手段」に相当している。また、ECU38が上記図5に示すルーチンにおける一連の処理を実行することにより前記第3の発明における「切替手段」が実現されている。
実施の形態2.
次に、図6および図7を主に参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
本実施形態のシステムは、図1に示すハードウェア構成および図2に示すオンボードSoot推定モデル50を用いて、ECU38に図5に示すルーチンに代えて後述の図7に示すルーチンを実行させることにより実現することができるものである。
[実施の形態2におけるPM(Soot)排出量の推定手法]
図6は、本発明の実施の形態2においてモデルの入力誤差として着目する噴射量ズレの特徴を説明するための図である。尚、ここでいう「噴射量ズレ」とは、ECU38による指令噴射量を実噴射量で除して得られる値である。
図6に示すように、噴射量ズレ(すなわち、指令噴射量に対する実噴射量のばらつき)は、指令噴射量が少なくなるほど大きくなる。これは、噴射時に発生する燃料圧力のうねりが原因であり、燃料噴射量が多いほど上記のうねりの影響を受けにくいため、図6に示すような傾向となる。このような噴射量ズレが大きい場合に入力誤差影響の大きなモデルAを使用すると、Soot排出量の算出精度が悪化してしまう。
そこで、本実施形態の使用モデル判定部50dは、指令噴射量が所定の閾値(一例として、図6の例では、X2)未満の場合には、入力誤差(噴射量ズレ)の影響の小さいモデルBを選択し、一方、指令噴射量が上記閾値以上となる場合には、過渡精度の優れたモデルAを選択するようにした。
図7は、本発明の実施の形態2における特徴的な処理を実現するために、推定モデル50の使用モデル判定部50dが実行するルーチンを示すフローチャートである。尚、本ルーチンの処理は、内燃機関10のサイクル毎に実行されるものとする。
図7に示すルーチンでは、先ず、ECU38による燃料噴射量の指令値である指令噴射量が取得される(ステップ200)。次いで、取得した指令噴射量が所定の閾値以上であるか否かが判定される(ステップ202)。尚、上記図6に示すように、一般的に、指令噴射量が少ないほど、噴射量ズレが大きくなるという傾向があるが、噴射量ズレと指令噴射量との関係は、より厳密には、燃料噴射弁の種類や噴射パターンなどがどのように適合されたかに応じて変化する。このため、上記閾値は、個々の内燃機関の適合結果を踏まえて設定されることが好ましい。
上記ステップ202において指令噴射量が上記閾値以上であると判定された場合には、モデルAが選択され、モデルAを用いてSoot排出量が演算される(ステップ204)。一方、ステップ202において指令噴射量が上記所定値未満であると判定された場合にはモデルBが選択され、モデルBを用いてSoot排出量が演算される(ステップ206)。尚、モデルの切り替えの上記閾値には、所定のヒステリシスが与えられているものとする。
既述したように、市街地等での実際の車両走行においては、過渡運転の頻度が多くなるため、基本的には、過渡精度の優れたモデルAをできる限り用いることに意義があるといえる。以上説明した図7に示すルーチンによれば、指令噴射量が上記閾値以上であることで噴射量ズレが小さい状況では、過渡精度の良いモデルAが選択され、指令噴射量が上記閾値未満であることで噴射量ズレが大きい状況では、入力誤差影響の小さいモデルBが選択される。このように、燃料噴射量の精度に応じて、使用するモデルの切り替えを行うことにより、噴射量ズレによる入力誤差影響をできる限り小さく抑えられるので、モデルAおよびモデルBのそれぞれの長所を活かすことができる。このため、運転状態の変化にかかわらず、Soot排出量の推定精度を高く維持できるようになる。
尚、上述した実施の形態2においては、ECU38が上記図7に示すルーチンにおける一連の処理を実行することにより前記第4の発明における「切替手段」が実現されている。
実施の形態3.
次に、図8および図9を主に参照して、本発明の実施の形態3について説明する。
本実施形態のシステムは、図1に示すハードウェア構成および図2に示すオンボードSoot推定モデル50を用いて、ECU38に図5に示すルーチンに代えて後述の図9に示すルーチンを実行させることにより実現することができるものである。
[実施の形態3におけるPM(Soot)排出量の推定手法]
上述した実施の形態1および2における手法は、モデルの入力誤差影響(図3参照)という観点で、モデルAおよびモデルBのそれぞれの長所を効果的に活かすことを目的としたものである。これに対し、本実施形態の手法は、定常精度および過渡精度(図3参照)という観点で、モデルAおよびモデルBのそれぞれの長所を効果的に活かすことを目的としたものである。
図8は、本発明の実施の形態3の使用モデル判定部50dによって、実際の内燃機関10の運転状態の変化に応じてモデルが切り替えられる様子を表した図である。より具体的には、図8(B)および図8(C)は、図8(A)に示すように車速が変化している間のエンジン回転数および指令噴射量のそれぞれの変化を表したものである。図8(D)は、エンジン回転数の変化量(今回値と前回値との差)Δ回転数の絶対値の波形を示し、図8(E)は、指令噴射量の変化量(今回値と前回値との差)Δ噴射量の絶対値の波形を示している。また、図8(D)および図8(E)中に太線で示す波形は、Δ回転数およびΔ噴射量のそれぞれの絶対値の移動平均値の変化を示している。
本実施形態の使用モデル判定部50dは、Δ噴射量の絶対値が所定の閾値(一例として、図8の例では、X4)以下となり、かつ、Δ回転数の絶対値が所定の閾値(一例として、図8の例では、X3)以下となる状態が一定時間以上続いた場合に、現在の運転状態が定常状態であると判断するようにした。そして、使用モデル判定部50dは、現在の運転状態が定常状態であると判断した場合には、定常精度の優れたモデルBを選択するようにした。更に、使用モデル判定部50dは、定常状態以外の状態を過渡状態であると判断し、この場合には、過渡精度の優れたモデルAを選択するようにした。これにより、内燃機関10の運転中には、図8に示すように、Δ噴射量およびΔ回転数のそれぞれの絶対値の移動平均値を用いて運転状態が監視され、双方の移動平均値が閾値を下回る状態が一定時間続いた場合には、モデルAからモデルBに切り替えられるようになる。
図9は、本発明の実施の形態3における特徴的な処理を実現するために、推定モデル50の使用モデル判定部50dが実行するルーチンを示すフローチャートである。尚、本ルーチンの処理は、内燃機関10のサイクル毎に実行されるものとする。
図9に示すルーチンでは、先ず、ECU38による燃料噴射量の指令値である指令噴射量が取得されるとともに、クランク角センサ40を用いてエンジン回転数が取得される(ステップ300)。
次に、取得した指令噴射量およびエンジン回転数のそれぞれの変化量であるΔ噴射量およびΔ回転数の絶対値を算出したうえで、Δ噴射量の絶対値が所定の閾値以下となり、かつ、Δ回転数の絶対値が所定の閾値以下となる状態が一定時間以上続いたか否かが判定される(ステップ302)。尚、Δ噴射量およびΔ回転数の絶対値は、生値のままではばらつきが大きいため、図8に示したように移動平均値が用いられる。移動平均値以外にも、Δ噴射量およびΔ回転数の絶対値は、ローパスフィルタを通過した後の値を用いて算出されるものであってもよい。
上記ステップ302の判定が成立する場合、つまり、現在の運転状態が定常状態であると判断できる場合には、モデルBが選択され、モデルBを用いてSoot排出量が演算される(ステップ304)。一方、上記ステップ302の判定が不成立となる場合、つまり、現在の運転状態が過渡状態であると判断できる場合には、モデルAが選択され、モデルAを用いてSoot排出量が演算される(ステップ306)。
以上説明した図9に示すルーチンによれば、Δ噴射量およびΔ回転数のそれぞれの絶対値を用いて定常状態であるか過渡状態であるかを判定し、その判定結果に応じてモデルを切り替えることにより、それぞれが得意とする運転状態においてモデルAまたはモデルBが使用されるようにSoot排出量の算出を分担できるようになる。これにより、運転状態の変化にかかわらず、Soot排出量の推定精度を高く維持できるようになる。
尚、上述した実施の形態3においては、ECU38が上記図9に示すルーチンにおける一連の処理を実行することにより前記第5の発明における「切替手段」が実現されている。
ところで、上述した実施の形態1〜3における物理状態量ベースのモデルAでは、状態量ベースSoot算出部50bによって、酸素過剰率に相関のあるパラメータとしてのGf/O2量および吸気酸素濃度と、筒内からのSoot排出量との関係を規定するマップを用いてSoot排出量を算出することとしている。しかしながら、モデルAにおけるSoot排出量の算出手法は、例えば、以下に説明するようなものであってもよい。
図10は、Sootの生成領域を示すφ−Tマップの概略的な傾向を表した図である。尚、図10においてφは当量比であり、Tは燃焼温度である。図11は、上述したモデルAで用いたパラメータ(Gf/O2量)と吸気酸素濃度とを用いて、Soot排出量に比例するパラメータOpaciの生成領域を整理して表した図である。より具体的には、図11(A)および図11(B)は、それぞれ、仕様の異なる2種類の内燃機関の定常格子点データ(冷却水温度、吸気温度および大気圧がそれぞれ標準値である時のデータ)を用いて、パラメータOpaciで整理したものである。パラメータOpaci(g/g)は、スモークを測定する器具(例えば、オパシメータ)により取得される排気ガスの透過率(Opaci(%))から換算した値であり、燃料1g当たりの排気ガス量にOpaci(%)を乗じた値である。つまり、図11(A)および図11(B)は、色が濃くなるほど、パラメータOpaci(∝Soot排出量)が多い領域であることを表している。尚、図10および図11中に破線で示す直線は、Soot排出量の増減の主たる方向を示すものである。
図11の各図に示すSootの生成領域は、図10に示すφ−Tマップ中のSootの生成領域に対して、Soot排出量の増減の主たる方向が傾いてはいるが、これらの図より、φおよびTに代えてパラメータ(Gf/O2量)および吸気酸素濃度を用いた場合であっても、内燃機関の種類の違いに関係なく、φ−Tマップの大まかな傾向を出せているといえる。したがって、パラメータ(Gf/O2量)および吸気酸素濃度を利用するマップを用いた上述した実施の形態1等の手法によれば、ECUが知り得る情報を用いてφ−Tマップ相当のマップを表現し、Soot排出量を簡便に算出することができるといえる。
そのうえで、モデルAによるSoot排出量の算出精度の向上のために、次のような手法を用いることとしてもよい。図12は、Soot排出量の算出精度を向上させたマップの作成方法を説明するための図である。図12(A)に示すように、パラメータ(Gf/O2量)および吸気酸素濃度をそのまま使用してSoot排出量に比例するOpaciを表したOpaciマップを作成したのでは、上述したように、Soot排出量の増減の主たる方向を示す直線がφ−Tマップのものに対して傾いてしまう。そこで、Soot排出量の増減の主たる方向を示す直線がφ−Tマップのφ軸と平行となるようにOpaciマップを角度θだけ回転させ、図12(B)に示すように、回転後の軸(φ’、T’)で整理し、φ’、T’を引数としてもよい。φ’、T’は、それぞれ、次式のように算出することができる。
φ’=(吸気酸素濃度)×sinθ+(Gf/O2量)×cosθ
T’=(吸気酸素濃度)×cosθ−(Gf/O2量)×sinθ
上記のように、Soot排出量の増減の主たる方向を示す直線とφ’軸とが平行となるように角度θを設定し、このようにして得られる回転後のOpaciマップを事前に備えておくことにより、パラメータ(Gf/O2量)および吸気酸素濃度を用いて、φ−Tマップに十分に近いマップを作成できるようになる。そして、このようなマップを参照し、かつ、上記2つの式を用いることで、酸素過剰率に相関のあるパラメータ(Gf/O2量)および吸気酸素濃度を用いて、Soot排出量をより精度良く算出することが可能となる。
更に、物理状態量ベースのモデルAにおける酸素過剰率と相関のあるパラメータ(Gf/O2量)と吸気酸素濃度とを用いたSoot排出量の算出は、上述したようにマップを使用するものに限らず、例えば、次のような実験式(近似式)を用いるものであってもよい。
図13は、φ−Tマップ上で表されるSoot生成の傾向を個々のパラメータφとTとに分解して概略的に表した図である。
図13(B)に示すように、Soot排出量(生成量)は、当量比φの増加にしたがって指数関数的に増加する傾向を有している。また、図13(C)に示すように、Soot排出量(生成量)は、燃焼温度Tの変化に対し、燃焼温度Tが或る温度にある時をピークとしてSoot排出量の増加方向に凸となるカーブで増減する傾向を有している。
図14は、図12(B)のように回転した後のパラメータφ’、T’を用いて表されるOpaciマップを利用してSoot排出量の算出のための実験式(近似式)を取得する手法を説明するための図である。
図14(A)に示すように、回転後のOpaciマップにおいて縦軸φ’のSoot排出量に対する感度は、Soot排出量の増減の主たる方向を示す直線がφ’軸と平行になっていることで、φ−Tマップに近いものが得られているといえる。そこで、φ’をメインの引数として次のような手法でSoot排出量を算出するようにしてもよい。
すなわち、パラメータOpaci(g/g)とφ’およびT’のそれぞれとの関係は、図14(B)および図14(C)に示すように分けて表すことができる。図14(B)に示す関係(実験データ)より、Soot排出量と比例関係にあるパラメータOpaci(g/g)の算出式を、メインの引数をφ’として指数関数を用いた近似式として、次式のように得ることができる。このような近似式を用いてパラメータOpaci(g/g)を算出し、これに比例する値としてSoot排出量を算出してもよい。
Opaci(g/g)=EXP(a×φ’+b)
上記の式中の係数aをT’に応じて補正するようにすることで、Soot排出量と比例関係にあるパラメータOpaci(g/g)の算出に対してT’の傾向を反映させることができる。
また、このような手法に代え、図14(C)に示すような傾向が得られるパラメータOpaci(g/g)とT’との関係を示す近似式(例えば、ガウス関数、指数関数またはべき乗関数)を設定し、そのような近似式を用いてパラメータOpaci(g/g)を算出し、これに比例する値としてSoot排出量を算出してもよい。
また、上述した実施の形態1〜3においては、筒内から排出されるSootの排出量を推定するオンボードSoot推定モデル50を例に挙げて説明を行った。本発明は、このようにして推定されるSoot(PM)の排出量を適宜PM捕集効率などを考慮して積算することで、パティキュレートフィルタへのPMの堆積量を推定する装置に応用することができる。
また、上述した実施の形態1〜3においては、ディーゼルエンジンを例に挙げて説明を行ったが、本発明の対象となる内燃機関は、Sootを含むPMが排出される内燃機関であればよく、例えば、ガソリンエンジンであってもよい。
10 内燃機関
12 燃料噴射弁
14 コモンレール
16 排気通路
18 ターボ過給機
20 酸化触媒
22 DPF(Diesel Particulate Filter)
24 吸気通路
26 エアクリーナ
28 インタークーラ
30 ディーゼルスロットル
32 エアフローメータ
34 EGR通路
36 EGR弁
38 ECU(Electronic Control Unit)
40 クランク角センサ
50 オンボードSoot推定モデル
50a 筒内状態量算出部
50b 状態量ベースSoot算出部
50c Ne−Qマップ引きSoot排出量算出部
50d 使用モデル判定部

Claims (5)

  1. 内燃機関に燃料を供給する燃料噴射弁と、
    内燃機関から排出される排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に還流させるEGR装置と、
    燃料噴射量を筒内に吸入される筒内吸入酸素量で除したパラメータと、筒内に吸入されるガス中の酸素濃度である吸気酸素濃度とに基づいて、筒内からのPM排出量を算出する第1PM排出量算出手段と、
    を備えることを特徴とするPM排出量推定装置。
  2. 前記第1PM排出量算出手段は、前記パラメータおよび前記吸気酸素濃度と、前記PM排出量との関係を規定するマップに従って、前記PM排出量を算出することを特徴とする請求項1に記載のPM排出量推定装置。
  3. 吸入空気量を計測するエアフローメータと、
    エンジン回転数と燃料噴射量とに基づいて前記PM排出量を算出する第2PM排出量算出手段と、
    吸入空気量が所定値以上である場合には前記第1PM排出量算出手段を用いて前記PM排出量が算出され、吸入空気量が所定値未満である場合には前記第2PM排出量算出手段を用いて前記PM排出量が算出されるように、PM排出量算出手段を切り替える切替手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載のPM排出量推定装置。
  4. エンジン回転数と燃料噴射量とに基づいて前記PM排出量を算出する第2PM排出量算出手段と、
    燃料噴射量が所定値以上である場合には前記第1PM排出量算出手段を用いて前記PM排出量が算出され、燃料噴射量が所定値未満である場合には前記第2PM排出量算出手段を用いて前記PM排出量が算出されるように、PM排出量算出手段を切り替える切替手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載のPM排出量推定装置。
  5. エンジン回転数と燃料噴射量とに基づいて前記PM排出量を算出する第2PM排出量算出手段と、
    前記内燃機関の運転状態が変化する過渡状態においては前記第1PM排出量算出手段を用いて前記PM排出量が算出され、前記内燃機関の運転状態が定常状態である場合には前記第2PM排出量算出手段を用いて前記PM排出量が算出されるように、PM排出量算出手段を切り替える切替手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載のPM排出量推定装置。
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