JP5978715B2 - 微小粒子分取装置及び微小粒子分取装置の制御方法 - Google Patents

微小粒子分取装置及び微小粒子分取装置の制御方法 Download PDF

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Description

本技術は、微小粒子分取装置及び微小粒子分取装置の制御方法に関する。より詳しくは、マイクロチップ型の微小粒子分取装置の制御方法であって、微小粒子の光学特性を検出するための光学系を構成する対物レンズへの水滴付着を防止可能な方法等に関する。
細胞などの微小粒子の特性を光学的、電気的あるいは磁気的に検出し、所定の特性を有する微小粒子のみを分別して回収する微小粒子分取装置(例えばフローサイトメータ)が知られている。
フローサイトメータにおける細胞分別では、まず、フローセル又はマイクロチップに形成されたオリフィスから流体ストリーム(細胞を含むサンプル液とシース液の層流)を発生させ、オリフィスに振動を印加して流体ストリームを液滴化し、液滴に電荷を付与する。そして、オリフィスから吐出される細胞を含む液滴の移動方向を電気的に制御して、所望の特性を有する目的細胞とそれ以外の非目的細胞とを別々の回収容器に回収している。
例えば、特許文献1には、マイクロチップ型のフローサイトメータとして、「微小粒子を含む液体が通流される流路と、この流路を通流する液体をチップ外の空間に排出するオリフィスと、が配設されたマイクロチップと、オリフィスにおいて液体を液滴化して吐出するための振動素子と、吐出される液滴に電荷を付与するための荷電手段と、流路を通流する微小粒子の光学特性を検出する光学検出手段と、チップ外の空間に吐出された液滴の移動方向に沿って、移動する液滴を挟んで対向して配設された対電極と、対電極間を通過した液滴を回収する二以上の容器と、を備える微小粒子分取装置」が開示されている。
特開2010−190680号公報
微小粒子分取装置においては、フローセル又はマイクロチップに形成された流路を通流する微小粒子の光学特性を高感度に検出するため、光学検出系の構成に関する工夫がなされてきている。
本技術は、特にマイクロチップ型の微小粒子分取装置において、光学検出系を簡略に構成し得る装置の制御方法を提供することを主な目的とする。
上記課題解決のため、本技術は、流体が通流される流路と、該流路の一端に流体ストリームを発生するオリフィスと、が形成されたマイクロチップと、前記流路の前記オリフィスの上流部位にレーザを集光照射する対物レンズと、の間の距離を変更する手順を含む、微小粒子分取装置の制御方法を提供する。
この制御方法は、前記流体ストリームを発生させる手順と、発生させた前記流体ストリームを検出する手順と、これらの手順の後に、前記マイクロチップと前記対物レンズの相対位置を変更し、前記対物レンズを前記マイクロチップに対する焦点位置に移動させる手順と、を含む。前記流体ストリームの発生前には、前記マイクロチップと前記対物レンズとの間の距離を、前記対物レンズの前記マイクロチップに対する作動距離よりも大きく維持される。流体ストリームが安定して射出された後に対物レンズを焦点位置に移動させるようにすることで、流体ストリームが出始めるときにオリフィスに水滴が生じたとしても、水滴が対物レンズに付着することがない。
また、この制御方法は、前記マイクロチップと前記対物レンズの相対位置を変更し、前記マイクロチップと前記対物レンズとの間の距離を前記作動距離よりも大きくなるように変更した後、前記オリフィスからの前記流体ストリームの射出を停止する手順を含む。これにより、流体ストリームの出射を停止するときにオリフィスに水滴が生じた場合にも、対物レンズへの水滴の付着を防止できる。
この制御方法において、前記流体ストリームの検出は、前記流体ストリームの画像中の輝点を画像認識によって検出することにより行うことができる。
また、本技術は、流体が通流される流路と、該流路の一端に流体ストリームを発生するオリフィスと、が形成されたマイクロチップが搭載され、前記流路の前記オリフィスの上流部位にレーザを集光照射する対物レンズと、前記オリフィスから射出される前記流体ストリームを検出するストリーム検出部と、前記マイクロチップと前記対物レンズとの間の距離を変更する位置調整部と、を備える微小粒子分取装置を提供する。
この微小粒子分取装置では、マイクロチップと対物レンズとの間の距離を変更可能に構成し、ストリーム検出部を設けたことにより、対物レンズを、オリフィスから流体ストリームが射出されるまではマイクロチップから遠ざけておき、流体ストリームが出射された後に焦点位置まで近付けるようにできる。
この微小粒子測定装置において、前記ストリーム検出部は、前記流体ストリームを撮像するカメラと、前記流体ストリームに光を照射する流体ストリーム検出光光源と、を含む。
また、この微小粒子測定装置は、前記カメラによって撮像された画像中の輝点を画像認識によって検出し、前記位置調整部に信号を出力して前記距離を調整する制御部を備える。
この微小粒子測定装置は、前記オリフィスと前記対物レンズとの間に、前記オリフィスから前記対物レンズの方への前記流体の移動を阻止する部材が配置されていることが好ましい。この場合において、前記部材は、前記流体に対して吸収性を有することが好適となる。
本技術において、「微小粒子」には、細胞や微生物、リポソームなどの生体関連微小粒子、あるいはラテックス粒子やゲル粒子、工業用粒子などの合成粒子などが広く含まれるものとする。
生体関連微小粒子には、各種細胞を構成する染色体、リポソーム、ミトコンドリア、オルガネラ(細胞小器官)などが含まれる。細胞には、動物細胞(血球系細胞など)および植物細胞が含まれる。微生物には、大腸菌などの細菌類、タバコモザイクウイルスなどのウイルス類、イースト菌などの菌類などが含まれる。さらに、生体関連微小粒子には、核酸やタンパク質、これらの複合体などの生体関連高分子も包含され得るものとする。また、工業用粒子は、例えば有機もしくは無機高分子材料、金属などであってもよい。有機高分子材料には、ポリスチレン、スチレン・ジビニルベンゼン、ポリメチルメタクリレートなどが含まれる。無機高分子材料には、ガラス、シリカ、磁性体材料などが含まれる。金属には、金コロイド、アルミなどが含まれる。これら微小粒子の形状は、一般には球形であるのが普通であるが、非球形であってもよく、また大きさや質量なども特に限定されない。
本技術により、マイクロチップ型の微小粒子分取装置において、光学検出系を簡略に構成し得る装置の制御方法が提供される。
マイクロチップ型フローサイトメータとして構成された本技術の第一実施形態に係る微小粒子分取装置1(フローサイトメータ1)の構成を説明するための図である。 フローサイトメータ1のチップローディングモジュール11の構成を説明するための図である。 フローサイトメータ1に搭載可能なマイクロチップ2の一例の構成を説明するための図である。 マイクロチップ2のオリフィス21の構成を説明するための図である。 フローサイトメータ1の光照射検出部を構成する対物レンズ14を説明するための図である。 チップローディングモジュール11へのマイクロチップ2の搭載完了後、分析が開始されるまでのフローサイトメータ1における位置制御を説明するためのフローチャートである。 フローサイトメータ1の各位置制御ステップにおけるマイクロチップ2と対物レンズ14の位置を説明する図である。 分析完了後のフローサイトメータ1における位置制御を説明するためのフローチャートである。 水滴阻止板15の構成を説明するための図である。
以下、本技術を実施するための好適な形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。説明は以下の順序で行う。

1.微小粒子分取装置の装置構成
(1)チップローディングモジュール
(2)マイクロチップ
(3)光照射検出部
(4)位置調整部
(5)ストリーム検出ユニット
(6)偏向板
(7)コレクションチューブホルダー
(8)制御部
2.微小粒子分取装置の制御
(1)分析開始時における位置制御
(1−1)チップ位置初期化ステップS
(1−2)流体ストリーム発生ステップS
(1−3)ストリーム検出ステップS
(1−4)チップ位置移動ステップS
(2)分析終了時における位置制御
(2−1)チップ位置復帰ステップS
(2−2)流体ストリーム停止ステップS
1.微小粒子分取装置の装置構成
図1は、マイクロチップ型フローサイトメータとして構成された本技術の第一実施形態に係る微小粒子分取装置1(以下「フローサイトメータ1」とも称する)の構成を説明する模式図である。図2は、フローサイトメータ1のチップローディングモジュールの構成を説明する模式図である。図2(A)はマイクロチップが挿入位置にある状態、図2(B)はマイクロチップが保持位置にある状態を示す。
フローサイトメータ1は、マイクロチップ2を保持するチップローディングモジュール11と、マイクロチップ2のオリフィス21から射出される流体ストリームS(あるいは吐出される液滴)を挟んで対向して配置された一対の偏向板12,12と、流体ストリームSを受け容れるコレクションチューブ3が配置されるコレクションチューブホルダー13と、を備えている。さらに、フローサイトメータ1は、オリフィス21から射出される流体ストリームSを検出するストリーム検出ユニット16と、図1及び図2に示されない光照射検出部と位置調整部を備える。光照射検出部は、マイクロチップ2の流路を通流する細胞の光学特性を検出するために機能する。また、位置調整部は、光照射検出部を構成する対物レンズとマイクロチップ2との間の距離を変更するために機能する。以下、各構成について順に説明する。
(1)チップローディングモジュール
チップローディングモジュール11は、チップ挿入口112から内部に挿入されるマイクロチップ2を挿入位置(図2(A)参照)から保持位置(図2(B)参照)へ搬送するローディング部111を有する。挿入位置から保持位置へのマイクロチップ2の搬送方向をY軸正方向によって示す。
ローディング部111の内部には、搬送機構として、チップ挿入口112から挿入されるマイクロチップ2を挟み込んで回転することによって搬送する回転ローラが配設されている(不図示)。なお、本技術に係る微小粒子分取装置において、ローディング部111の搬送機構は、回転ローラによるものに限定されない。
また、チップローディングモジュール11は、保持されたマイクロチップ2に細胞を含むサンプル液及びシース液等を供給する送液コネクタ部114を含む。送液コネクタ部114には、サンプルライン115が接続可能とされている。また、送液コネクタ部114には、シース液タンクからシースラインが、真空ポンプ等の負圧源から吸引ラインが接続されている。図2では、シースライン及び吸引ラインは一本の配管内に収容されたシース・吸引ライン116として図示している。なお、本技術に係る微小粒子分取装置において、吸引ラインは必須の構成となるものではない。
さらに、チップローディングモジュール11は、マイクロチップ2に形成されたオリフィス21に振動を印加して、流体ストリームSを液滴化して吐出させるチップ加振部と、吐出される液滴に電荷を付与する荷電部と、を含む(いずれも不図示)。
(2)マイクロチップ
図3及び図4に、フローサイトメータ1に搭載可能なマイクロチップ2の一例を示す。図3(A)は上面模式図、(B)は(A)中P−P断面に対応する断面模式図を示す。また、図4は、マイクロチップ2のオリフィス21の構成を示す模式図であり、(A)は上面図、(B)は断面図、(C)は正面図を示す。図4(B)は、図3(A)中P−P断面に対応する。
マイクロチップ2は、サンプル流路22が形成された基板層2a、2bが貼り合わされてなる。基板層2a、2bへのサンプル流路22の形成は、金型を用いた熱可塑性樹脂の射出成形により行うことができる。熱可塑性樹脂には、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)、環状ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン及びポリジメチルシロキサン(PDMS)などの従来マイクロチップの材料として公知のプラスチックを採用できる。
サンプル液は、送液コネクタ部114からサンプルインレット23に導入され、送液コネクタ部114からシースインレット24に導入されるシース液と合流して、サンプル流路22を送液される。シースインレット24から導入されたシース液は、2方向に分かれて送液された後、サンプルインレット23から導入されたサンプル液との合流部において、サンプル液を2方向から挟み込むようにしてサンプル液に合流する。これにより、合流部において、シース液層流の中央にサンプル液層流が位置された3次元層流が形成される。
符号25は、サンプル流路22に詰まりや気泡が生じた際に、サンプル流路22内に負圧を加えて流れを一時的に逆流させて詰まりや気泡を解消するための吸引流路を示す。吸引流路25の一端には、送液コネクタ部114を介して真空ポンプ等の負圧源に接続される吸引アウトレット251が形成され、他端は連通口252においてサンプル流路22に接続している。
3次元層流は、送液方向に対する垂直断面の面積が送液方向上流から下流へ次第にあるいは段階的に小さくなるように形成された絞込部261(図3参照),262(図4参照)において層流幅を絞り込まれる。その後、3次元層流は、流路の一端に設けられたオリフィス21から流体ストリームS(図1参照)となって排出される。図1中、オリフィス21からの流体ストリームSの排出方向をY軸正方向によって示す。
サンプル流路22のオリフィス21への接続部は、直線状に形成されたストレート部27とされている。ストレート部27は、オリフィス21から流体ストリームSをY軸正方向に真っ直ぐ射出するために機能する。
オリフィス21から射出される流体ストリームSは、チップ加振部によりオリフィス21に印加される振動によって液滴化される。オリフィス21は基板層2a、2bの端面方向に開口しており、その開口位置と基板層端面との間には切欠部211が設けられている。切欠部211は、オリフィス21の開口位置と基板端面との間の基板層2a、2bを、切欠部211の径Lがオリフィス21の開口径lよりも大きくなるように切り欠くことによって形成されている(図4(C)参照)。切欠部211の径Lは、オリフィス21から吐出される液滴の移動を阻害しないように、オリフィス21の開口径lよりも2倍以上大きく形成することが望ましい。
(3)光照射検出部
また、フローサイトメータ1は、マイクロチップローディングモジュール11に保持されたマイクロチップ2のサンプル流路22を通流する細胞の光学特性を検出するための光照射検出部を備える。細胞の光学特性の検出は、例えば、サンプル流路22の絞込部261と絞込部262との間で行われる。
光照射検出部は、レーザ光源と、サンプル流路22の絞込部261と絞込部262との間に対してレーザを集光・照射する対物レンズやダイクロイックミラー、バンドパスフィルター等からなる照射系を含む。
図5に、照射系の構成のうち対物レンズのみをマイクロチップ2とともに示す。対物レンズ14は、不図示のレーザ光源からのレーザLを、サンプル流路22を3次元層流の中心に一列に配列して通流する細胞Pに対して集光・照射する。マイクロチップ2に対するレーザの照射方向はZ軸正方向で示される。なお、図では、便宜上、レーザLが照射されている細胞Pのみを示した。図中、符号15は、対物レンズ14への水滴の付着を防止するための水滴阻止板を示す。水滴阻止板15については後段で詳しく説明する。
光照射検出部には、レーザLの照射によって細胞Pから発生する測定対象光を検出する検出系も含まれる。検出系は、PMT(photo multiplier tube)や、CCDやCMOS素子等のエリア撮像素子等によって構成される。上述の対物レンズ14は、測定対象光を集光するためにも機能し得る。検出系により検出される測定対象光は、測定光の照射によって細胞Pから発生する光であって、例えば、前方散乱光や側方散乱光、レイリー散乱やミー散乱等の散乱光や蛍光などとすることができる。これらの測定対象光は電気信号に変換され、細胞Pの光学特性判定に供される。
(4)位置調整部
さらに、フローサイトメータ1は、マイクロチップ2と対物レンズ14との間の距離(図5中符号D参照)を変更する位置調整部をも備える。位置調整部は、マイクロチップ2を保持するチップローディングモジュール11及び/又は対物レンズ14の位置をレーザの光軸方向(Z軸方向)に変更するものである。位置調整部は、例えば、チップローディングモジュール11及び対物レンズ14のどちらか一方又は双方に備えられたZ軸ステッピングモータとできる。図1には、チップローディングモジュール11にZ軸ステッピングモータ113を設ける構成を示した。位置調整部は、チップローディングモジュール11又は対物レンズ14の位置を検知するためのホール素子等のセンサを備える。
(5)ストリーム検出ユニット
フローサイトメータ1は、流体ストリームSを撮像するCCDカメラ161を備える。また、フローサイトメータ1は、流体ストリームSにレーザLを照射する流体ストリーム検出光光源162と、Z軸モータ163と、を含んで構成されるストリーム検出ユニット16を備える(図1参照)。
流体ストリーム検出光光源162は、偏向板12,12の対向方向(X軸方向)に平行にレーザLを出射するように構成されることが好ましい。また、ストリーム検出ユニット16は、Z軸モータ163によって、流体ストリームSの射出方向(Y軸方向)及びレーザLの方向(X軸方向)に直交する方向(Z軸方向)に移動可能に構成されることが好ましい。図1中矢印fは、ストリーム検出ユニット16の移動方向を示す。なお、CCDカメラ161は、ラインセンサ、単板のフォトダイオード等の光電変換素子などの撮像手段であってもよく、流体ストリーム検出光光源42にはLEDやLDなどのレーザ光源以外にも、例えばキセノンライトや白熱電球の光源を用いることも可能である。
フローサイトメータ1では、搭載されるマイクロチップ2の個体差によってオリフィス21から射出される流体ストリームSの軌道が異なり、マイクロチップ2の交換の度に流体ストリームSの位置が図中Z軸方向(及びX軸方向)に変化し得る。また、同一のマイクロチップ2であっても測定の都度に流体ストリームSの位置が同様に変化する場合がある。ストリーム検出ユニット16を、レーザLをX軸方向に出射し、Z軸方向に移動可能に構成することで、流体ストリームSのZ軸方向における位置が変化した場合にも、その位置変化にレーザLを追随させることが可能となる。
(6)偏向板
図1中符号12,12は、オリフィス21から射出される流体ストリームS(あるいは吐出される液滴)を挟んで対向して配置された一対の偏向板を示す。偏向板12,12は、オリフィス21から吐出される液滴の移動方向を、液滴に付与された電荷との電気的な作用力によって制御する電極を含んで構成される。図1中、偏光板12,12の対向方向をX軸方向によって示す。
(7)コレクションチューブホルダー
フローサイトメータ1において、流体ストリームS(あるいはその液滴)は、偏向板12,12の対向方向(X軸方向)に一列に配設された複数のコレクションチューブ(回収容器)3のいずれかに受け入れられる。コレクションチューブ3は、研究用途に汎用のプラスチック製チューブあるいはガラス製チューブであってよい。コレクションチューブ3の数は特に限定されないが、ここでは5本設置する場合を図示した。オリフィス21から発生する流体ストリームSは、偏向板12,12との間の電気的な作用力の有無あるいはその大小によって、5本のコレクションチューブ3のいずれか一つに誘導され、回収される。コレクションチューブ3は、コレクションチューブホルダー13に交換可能に設置される。
(8)制御部
フローサイトメータ1は、上述の構成に加え、通常のフローサイトメータが備える、細胞の光学特性判定のためのデータ解析部、サンプル液及びシース液を貯留するタンク部及びここまでに説明した各構成を制御するための制御部などを備える。
制御部は、CPU、メモリ及びハードディスクなどを備える汎用のコンピュータによって構成でき、ハードディスク内にはOSと次に説明する位置制御の各ステップを実行するプログラムなどが格納されている。また、フローサイトメータ1はユーザインターフェースとしてキーボードなどの入力デバイスと、ディスプレイやスピーカなどの出力デバイスを備えていてもよい。
2.微小粒子分取装置の制御
(1)分析開始時における位置制御
図6に、チップローディングモジュール11へのマイクロチップ2の搭載完了後、分析が開始されるまでのフローサイトメータ1における位置制御をフローチャートにより示す。制御ステップは、「チップ位置初期化ステップS」、「流体ストリーム発生ステップS」、「ストリーム検出ステップS」及び「チップ位置移動ステップS」の手順を含む。以下、各手順について説明する。
(1−1)チップ位置初期化ステップS
チップローディングモジュール11へのマイクロチップ2の搭載完了後、ユーザにより分析の開始指示が入力されると、制御部は、位置調整部に信号を出力して、マイクロチップ2と対物レンズ14との距離Dを初期値Dに設定する(図7(A)参照)。あるいは、制御部は、距離Dが初期値Dとなっていることを確認する。距離Dの初期値Dへの設定は、マイクロチップ2を保持するチップローディングモジュール11及び/又は対物レンズ14のどちらか少なくとも一方の位置を変更することにより行うことができるが、以下ではチップローディングモジュール11の位置(マイクロチップ2の位置に同義)のみを変更する場合を例として説明する。チップローディングモジュール11あるいは対物レンズ14の位置は、位置調整部が備えるセンサによって検知され、制御部に出力されている。
(1−2)流体ストリーム発生ステップS
本ステップSでは、送液コネクタ部114が、マイクロチップ2のサンプルインレット23及びシースインレット24へのサンプル液及びシース液の送液を開始し、オリフィス21から流体ストリームSが射出される。制御部は、送液コネクタ部114に信号を出力し、サンプル液及びシース液の送液を開始させる。また、制御部は、チップ加振部からのオリフィス21への加振を開始させ、流体ストリームSを液滴化させる。
この際、オリフィス21から流体ストリームSが出始めるときに、オリフィス21に水滴Wができてしまう場合がある(図7(B)参照)。この水滴Wが飛散して対物レンズ14に付着すると、対物レンズ14が汚れてしまい、細胞の光学特性検出が不能となったり、検出精度が低下したりしてしまうおそれがある。また、対物レンズ14周辺に配置される光照射検出部の構成部品に水滴Wが付着した場合にも同様の問題が生じ得る。このため、フローサイトメータ1においては、マイクロチップ2と対物レンズ14との距離Dの初期値Dを、飛散した液滴Wが対物レンズ14及びその周辺に到達し得ないような十分な距離に設定している。初期値Dは、分析対象とするサンプル液の種類、サンプル液及びシース液の送液圧、あるいはオリフィス21の開口径lなどに応じて適宜設定することができる。
(1−3)ストリーム検出ステップS
本ステップSでは、制御部は、ストリーム検出ユニット16をZ軸モータ163により駆動させてZ軸方向に移動させながら(図1矢印f参照)、CCDカメラ161によりオリフィス21から射出される流体ストリームS(あるいは吐出される液滴)の撮像を行う。ストリーム検出ユニット16の移動により、CCDカメラ161と流体ストリーム検出光光源162もZ軸方向に移動され、流体ストリーム検出光光源162から出射されるレーザLがZ軸方向に走査される。
CCDカメラ161により撮像された流体ストリームSの画像は制御部に出力され、制御部は画像中の輝点を検出する。ストリーム検出ユニット16をZ軸方向に移動させ、レーザLを同方向に走査していくと、ある位置においてレーザLが流体ストリームSを照射する。図1は、レーザLが流体ストリームSの照射位置にある場合のストリーム検出ユニット16の位置を示している。
レーザLが流体ストリームSの照射位置にある場合、流体ストリームSのレーザL照射箇所が、CCDカメラ161により撮像される流体ストリームSの画像中において高輝度の画素(輝点)として検出される。一方、レーザLが流体ストリームSの照射位置にない場合、流体ストリームSにおいてレーザLによって照明される箇所は生じないため、CCDカメラ161により撮像される流体ストリームSの画像中に輝点は検出されない。
すなわち、流体ストリームSの画像中の輝点を検出することによって、オリフィス21から射出される流体ストリームS(あるいは吐出される液滴)を検出でき、オリフィス21において安定した流体ストリームSが形成されていることを確認することができる。なお、流体ストリームSが検出できない場合、制御部は、エラーを表す文字や画像、音などを出力デバイスから出力してユーザに提示するとともに、サンプル液及びシース液の送液を停止する。
(1−4)チップ位置移動ステップS
流体ストリームSの画像中の輝点の検出により、オリフィス21からの流体ストリームSの射出が確認されると、制御部は、位置調整部に信号を出力して、マイクロチップ2と対物レンズ14との距離Dを作動距離D(D<D)に設定する(図7(C)参照)。本ステップSでは、既に安定した流体ストリームSが形成された状態となっているため、オリフィス21に水滴Wは存在し得ない。
作動距離Dは、対物レンズ14によって集光されるレーザLがサンプル流路22を通流する細胞Pにフォーカスされる距離である。図5は、マイクロチップ2と対物レンズ14が作動距離Dの位置にある場合を示している。
作動距離Dは、対物レンズ14のレンズ特性に応じて予め設定、記憶された値であってもよい。あるいは、作動距離Dは、細胞Pに先立ってサンプル流路22に送流される標準サンプル(キャリブレーションビーズ)からの測定対象光の検出強度が最大となるように都度最適化される値であってもよい。本ステップSの実行後、フローサイトメータ1は、細胞Pの分析を開始する。
以上のように、フローサイトメータ1は、オリフィス21から安定した流体ストリームSが射出されたことが検出されてから、マイクロチップ2と対物レンズ14を両者間の距離が初期値Dから作動距離Dになるように移動させている。初期値Dは作動距離Dに対して十分に大きく設定されている。すなわち、フローサイトメータ1では、オリフィス21から流体ストリームSが安定して射出されまでは対物レンズ14をマイクロチップ2から遠ざけておき、流体ストリームSが出射された後に焦点位置まで近付けるようにしている。このため、フローサイトメータ1では、オリフィス21から流体ストリームSが出始めるときにオリフィス21に水滴W(図7(B)参照)が生じたとしても、水滴Wが対物レンズ14及びその周辺に付着したり、対物レンズ14及びその周辺にまで飛散したりすることがない。
対物レンズ14への水滴Wの付着を防止するため、初期値Dは、作動距離D対して十分に大きく設定することが好ましい。初期値Dは、例えば1mm以上が好ましい。
(2)分析終了時における位置制御
図8に、分析完了後のフローサイトメータ1における位置制御ステップをフローチャートにより示す。制御ステップは、「チップ位置復帰ステップS」及び「流体ストリーム停止ステップS」の手順を含む。以下、各手順について説明する。
(2−1)チップ位置復帰ステップS
分析の終了時には、制御部は、位置調整部に信号を出力して、チップローディングモジュール11を、マイクロチップ2との間の距離Dが作動距離Dから初期値Dとなる位置に復帰させる(図7(A)参照)。本ステップSでは、オリフィス21から安定した流体ストリームSが射出された状態が維持されている
(2−2)流体ストリーム停止ステップS
対物レンズ14の位置が、初期位置に復帰したことがセンサによって検知されると、制御部は、送液コネクタ部114によるサンプル液及びシース液の供給を停止し、オリフィス21からの流体ストリームSの射出(及び液滴の吐出)を停止させる。
オリフィス21からの流体ストリームSの射出を停止するときにも、オリフィス21に水滴Wができることがある(図7(B)参照)。この水滴Wが飛散して対物レンズ14に付着すると、対物レンズ14が汚れてしまい、次回測定時に、細胞の光学特性検出が不能となったり、検出精度が低下したりしてしまうおそれがある。また、次回測定時までに、対物レンズ14のクリーニングを行うことが必要となる。このため、フローサイトメータ1では、マイクロチップ2と対物レンズ14との距離Dを、飛散した水滴Wが対物レンズ14及びその周辺に到達し得ないような十分な距離Dに変更した後に、流体ストリームSの射出を停止するようにしている。本ステップSの実行後、フローサイトメータ1は、待機状態となり、必要に応じてマイクロチップ2の取り出しを促す文字や画像、音などを出力デバイスから出力し、ユーザに提示する。
オリフィス21に生じた水滴Wが対物レンズ14に付着しないようにするためには、対物レンズ14に作動距離D(ワーキングディスタンス)を大きくとれる大口径レンズを用いたり、マイクロチップ2と対物レンズ14をゲルカップリングさせたりする方法も考えられる。しかし、大口径レンズを用いた場合には、装置が高価となり、大型化してしまう。また、ゲルカップリングはマイクロチップの交換(ディスポーザブルユース)を前提とするマイクロチップ型のフローサイトメータでは不向きである。
これに対して、フローサイトメータ1では、マイクロチップ2と対物レンズ14との間の距離Dを変更可能とすることで、ワーキングディスタンスの小さい安価なレンズを採用した簡略な装置構成であっても、対物レンズ14への水滴Wの付着を防止できる。そして、これにより、フローサイトメータ1では、メンテナンスフリーで高精度な分析が可能とされている。
オリフィス21に生じた水滴Wが対物レンズ14に付着しないようにするため、フローサイトメータ1は、上述の位置制御に加えて、あるいはこれに替えて、水滴阻止板15(図5参照)を備えていてもよい。水滴阻止板15は、マイクロチップ2と対物レンズ14との間に配設され、オリフィス21に生じた水滴Wが対物レンズ14及びその周辺へ移動するのを防止する。水滴阻止板15の形状は、オリフィス21から対物レンズ14への水滴Wの飛散を阻止できる限りにおいて特に限定されず、板状の部材でなくてもよい。水滴Wの対物レンズ14及びその周辺への飛散を効果的に阻止するため、水滴阻止板15は、サンプル液及びシース液の溶媒(通常は水)に対して吸収性を有する部材とすることが好ましい。吸収性部材としては、吸収紙や不織布などを用いることができ、これらはマイクロチップ2と対物レンズ14との間に交換可能に配置してもよい。毛細管現象により水滴Wを吸い取ることが可能な吸収紙や不織布を用いることで、水滴Wを対物レンズ14よりも水滴阻止板15へ優先して移動させるようでできる。
水滴阻止板15の好適な形状の一例を図9に示す。符号153は、水滴阻止板15のマイクロチップ2に対向するチップ側面151に貼り付けられた不織布を示す。チップ側面151には、対物レンズ14の方への飛散を阻止されて該面上に溜まった水滴Wが下方へ流れ出すV字溝154が形成されている。水滴阻止板15はアースを行って帯電を防止することが好ましい。水滴阻止板15が帯電すると、オリフィス21から射出された流体ストリームSの軌道に影響を与える可能性があるためである。
本技術に係る微小粒子分取装置の制御方法は以下のような構成をとることもできる。
(1)流体が通流される流路と、該流路の一端に流体ストリームを発生するオリフィスと、が形成されたマイクロチップと、前記流路の前記オリフィスの上流部位にレーザを集光照射する対物レンズと、の間の距離を変更する手順を含む、微小粒子分取装置の制御方法。
(2)前記流体ストリームを発生させる手順と、発生させた前記流体ストリームを検出する手順と、これらの手順の後に、前記マイクロチップと前記対物レンズの相対位置を変更し、前記対物レンズを前記マイクロチップに対する焦点位置に移動させる手順と、を含む上記(1)記載の微小粒子分取装置の制御方法。
(3)前記流体ストリームの発生前に、前記マイクロチップと前記対物レンズとの間の距離を、前記対物レンズの前記マイクロチップに対する作動距離よりも大きく維持する上記(1)又は(2)記載の微小粒子分取装置の制御方法。
(4)前記マイクロチップと前記対物レンズの相対位置を変更し、前記マイクロチップと前記対物レンズとの間の距離を前記作動距離よりも大きくなるように変更した後、前記オリフィスからの前記流体ストリームの射出を停止する手順を含む上記(2)又は(3)記載の微小粒子分取装置の制御方法。
(5)前記流体ストリームの画像中の輝点を画像認識によって検出することにより、前記流体ストリームの検出を行う上記(2)〜(4)のいずれかに記載の微小粒子分取装置の制御方法。
また、本技術に係る微小粒子分取装置は以下のような構成をとることもできる。
(1)流体が通流される流路と、該流路の一端に流体ストリームを発生するオリフィスと、が形成されたマイクロチップが搭載され、前記流路の前記オリフィスの上流部位にレーザを集光照射する対物レンズと、前記オリフィスから射出される前記流体ストリームを検出するストリーム検出部と、前記マイクロチップと前記対物レンズとの間の距離を変更する位置調整部と、を備える微小粒子分取装置。
(2)前記ストリーム検出部は、前記流体ストリームを撮像するカメラと、前記流体ストリームに光を照射する流体ストリーム検出光光源と、を含む上記(1)記載の微小粒子分取装置。
(3)前記カメラによって撮像された画像中の輝点を画像認識によって検出し、前記位置調整部に信号を出力して前記距離を調整する制御部を備える上記(2)記載の微小粒子分取装置。
(4)前記オリフィスと前記対物レンズとの間に、前記オリフィスから前記対物レンズの方への前記流体の移動を阻止する部材が配置されている上記(1)〜(3)のいずれかに記載の微小粒子分取装置。
(5)前記部材は、前記流体に対して吸収性を有する上記(4)記載の微小粒子分取装置。
1:微小粒子分取装置(フローサイトメータ)、11:チップローディングモジュール、111:ローディング部、112:チップ挿入口、113:Z軸ステッピングモータ、114:送液コネクタ部、115:サンプルライン、116:シース・吸引ライン、12:偏向板、13:コレクションチューブホルダー、14:対物レンズ、15:水滴阻止板、2:マイクロチップ、21:オリフィス、3:コレクションチューブ、16:ストリーム検出ユニット、161:CCDカメラ、162:流体ストリーム検出光光源、163:Z軸モータ、L,L:レーザ、P:細胞、S:流体ストリーム、W:水滴

Claims (5)

  1. 流体が通流される流路と、該流路の一端に流体ストリームを発生するオリフィスと、が形成されたマイクロチップと、
    前記流路の前記オリフィスの上流部位にレーザを集光照射する対物レンズと、
    を有する微小粒子分取装置において、
    前記流体ストリームの発生前に、前記マイクロチップと前記対物レンズとの間の距離を、前記対物レンズの前記マイクロチップに対する作動距離よりも大きく維持する手順と、
    前記流体ストリームを発生させる手順と、
    発生させた前記流体ストリームを検出する手順と、
    これらの手順の後に、前記マイクロチップと前記対物レンズの相対位置を変更し、前記対物レンズを前記マイクロチップに対する焦点位置に移動させる手順と、
    前記マイクロチップと前記対物レンズの相対位置を変更し、前記マイクロチップと前記対物レンズとの間の距離を前記作動距離よりも大きくなるように変更した後、前記オリフィスからの前記流体ストリームの射出を停止する手順を含む、
    前記微小粒子分取装置の制御方法。
  2. 前記流体ストリームの画像中の輝点を画像認識によって検出することにより、前記流体ストリームの検出を行う請求項に記載の微小粒子分取装置の制御方法。
  3. 流体が通流される流路と、該流路の一端に流体ストリームを発生するオリフィスと、が形成されたマイクロチップが搭載され、
    前記流路の前記オリフィスの上流部位にレーザを集光照射する対物レンズと、
    前記オリフィスから射出される前記流体ストリームを検出するストリーム検出部と、
    前記マイクロチップと前記対物レンズとの間の距離を変更する位置調整部と、
    を備え
    前記ストリーム検出部は、前記流体ストリームを撮像するカメラと、前記流体ストリームに光を照射する流体ストリーム検出光光源と、を含み、
    前記オリフィスと前記対物レンズとの間に、前記オリフィスから前記対物レンズの方への前記流体の移動を阻止する部材が配置されている、
    微小粒子分取装置。
  4. 前記カメラによって撮像された画像中の輝点を画像認識によって検出し、前記位置調整部に信号を出力して前記距離を調整する制御部を備える請求項3に記載の微小粒子分取装置。
  5. 前記部材は、前記流体に対して吸収性を有する請求項3又は4に記載の微小粒子分取装置。
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