JP5976966B1 - シャツの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)シャツの袖と身頃とを、別々に筒状に縫い上げて脇線を形成して、次いで、このように筒状に縫い上げた袖と身頃とを、両者の脇線をずらして縫い付ける、シャツの製造方法であって、
(A)上記袖の袖山側の周端部を、該袖山側の周に沿って3〜15mm幅で、袖の裏面が外側になるように折り返し、該折り返しにより形成された周端部から0.5〜5mm離れた部分に、該周端部に沿って略平行にかつ略全周に亘ってコバステッチを設ける工程、
(B)工程(A)において作製した袖を、上記身頃の袖ぐりの中に収め、両者の脇線の間隔が10〜35mmになるようにずらして、かつ、工程(A)において折り返した部分の内側の面と、身頃の袖ぐりの周端部近傍の身頃の裏面とが接するように固定して、該身頃の裏面側から上記コバステッチに沿って筒型ミシンにより両者を縫い合わせる工程、
(C)上記工程(B)において縫い合わされた袖と身頃の縫い代部分を、袖と身頃との縫い目から、身頃側に押圧して折り曲げる工程、及び
(D)上記袖と身頃との縫い目から5〜15mm離れた身頃側の部分に、該縫い目部分に沿って略平行にかつ略全周に亘ってステッチを設けるとともに、上記袖と身頃の縫い代部分を身頃に固定する工程
を含むことを特徴とするシャツの製造方法である。
(2)上記工程(A)における周端部の折り返しが、5〜10mm幅でなされる、上記(1)記載のシャツの製造方法、
(3)上記工程(A)における周端部の折り返しが、7〜9mm幅でなされる、上記(1)記載のシャツの製造方法、
(4)上記工程(A)におけるコバステッチが、折り返しにより形成された周端部から0.5〜3mm離れた部分に設けられる、上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載のシャツの製造方法、
(5)上記工程(A)におけるコバステッチが、折り返しにより形成された周端部から1〜2mm離れた部分に設けられる、上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載のシャツの製造方法、
(6)上記工程(B)における袖と身頃との脇線の間隔が、15〜30mmである、上記(1)〜(5)のいずれか一つに記載のシャツの製造方法、
(7)上記工程(C)における押圧による折り曲げが、アイロンにより行われる、上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載のシャツの製造方法、
(8)上記工程(D)におけるステッチが、袖と身頃との縫い目から8〜10mm離れた部分に設けられる、上記(1)〜(7)のいずれか一つに記載のシャツの製造方法、
(9)上記シャツがワイシャツである、上記(1)〜(8)のいずれか一つに記載のシャツの製造方法
を挙げることができる。
(A)上記袖の袖山側の周端部を、該袖山側の周に沿って3〜15mm幅で、袖の裏面が外側になるように折り返し、該折り返しにより形成された周端部から0.5〜5mm離れた部分に、該周端部に沿って略平行にかつ略全周に亘ってコバステッチを設ける工程、及び
(B)工程(A)において作製した袖を、上記身頃の袖ぐりの中に収め、両者の脇線の間隔が10〜35mmになるようにずらして固定して、該身頃の裏面側から上記コバステッチに沿って筒型ミシンにより両者を縫い合わせる工程
により、筒状に縫い上げられた袖と身頃とを、両者の脇線をずらして縫い付けるのである。
(C)上記工程(B)において縫い合わされた袖と身頃の縫い代部分を、袖と身頃との縫い目から、身頃側に押圧して折り曲げる工程、及び
(D)上記袖と身頃との縫い目から5〜20mm離れた身頃側の部分に、該縫い目部分に沿って略平行にかつ略全周に亘ってステッチを設けるとともに、上記袖と身頃の縫い代部分を身頃に固定する工程
を含むことが好ましい。
ワイシャツの袖(1)と身頃(5)とを、いずれも常法に従って、別々に筒状に縫い上げた。次いで、図1に示すように、工程(A)に従って、筒状に縫い上げられた袖(1)の袖山側の周端部(2)を、該袖山側の周に沿って略8mm幅で、袖(1)の裏面が外側になるように折り返しつつ、折り返しにより形成された周端部(3)から略1mm離れた部分に、JUKI株式会社製1本針本縫ミシン(DDL−8700−7、商標)を使用して、周端部(3)に沿って略平行にかつ袖(1)の略全周に亘ってコバステッチ(4)を設けた。次いで、図2及び3に示すように、工程(B)に従って、コバステッチ(4)が設けられた袖(1)が、身頃(5)の袖ぐり(6)の中に収められ、両者の脇線(7,8)の間隔が20mmになるようにずらして固定した。その後、JUKI株式会社製筒型1本針本縫ミシン(DSC−246、商標)を使用して、身頃(5)の裏面側から、袖(1)の周縁部に設けられたコバステッチ(4)に沿って両者を縫い合わせた。ここで、上記の筒型ミシンは、シャツを縫うことができるように一部のパーツ、即ち、押え及び送り歯を交換したものである。
別々に筒状に縫い上げられた、ワイシャツの袖(1)と身頃(5)とを、従来法を使用して縫い合わせた。まず、実施例1と同様に、袖(1)を身頃(5)の袖ぐり(6)の中に収め、両者の脇線(7,8)の間隔が20mmになるようにずらして固定した。次いで、図8に示すように、JUKI株式会社製1本針本縫ミシン(平面ミシン)(DDL−8700−7、商標)を使用して、袖(1)と身頃(5)とを縫い合わせた。縫い合わせは、上記の平面ミシンを使用して、袖(1)と身頃(5)とを両手で支えて、両手で少しずつ回転移動させることにより実施した。袖(1)と身頃(5)との縫い合わせが終了した後、図9に示すようにアタッチメント(16)を袖と身頃との縫い目(11)の裏側にセットして袖(1)を巻き込むように移動しながら、表側から、上記のミシンを使用してステッチを設けて袖伏せを完了した。図9の下図は、袖(1)がアタッチメント(16)により巻き込まれるところを示したものである。
2 袖山側の周端部
3 折り返しにより形成された周端部
4 コバステッチ
5 身頃
6 身頃の袖ぐり
7 身頃の脇線
8 袖の脇線
9 筒型ミシン
10 アイロン作業台
11 袖と身頃の縫い目
12 袖と身頃の縫い代部分
13 アイロン
14 ステッチ
15 袖と身頃の縫い合わせ部分
16 アタッチメント
Claims (5)
- シャツの袖と身頃とを、別々に筒状に縫い上げて脇線を形成して、次いで、このように筒状に縫い上げた袖と身頃とを、両者の脇線をずらして縫い付ける、シャツの製造方法であって、
(A)上記袖の袖山側の周端部を、該袖山側の周に沿って3〜15mm幅で、袖の裏面が外側になるように折り返し、該折り返しにより形成された周端部から0.5〜5mm離れた部分に、該周端部に沿って略平行にかつ略全周に亘ってコバステッチを設ける工程、
(B)工程(A)において作製した袖を、上記身頃の袖ぐりの中に収め、両者の脇線の間隔が10〜35mmになるようにずらして、かつ、工程(A)において折り返した部分の内側の面と、身頃の袖ぐりの周端部近傍の身頃の裏面とが接するように固定して、該身頃の裏面側から上記コバステッチに沿って筒型ミシンにより両者を縫い合わせる工程、
(C)上記工程(B)において縫い合わされた袖と身頃の縫い代部分を、袖と身頃との縫い目から、身頃側に押圧して折り曲げる工程、及び
(D)上記袖と身頃との縫い目から5〜15mm離れた身頃側の部分に、該縫い目部分に沿って略平行にかつ略全周に亘ってステッチを設けるとともに、上記袖と身頃の縫い代部分を身頃に固定する工程
を含むことを特徴とするシャツの製造方法。 - 上記工程(A)における周端部の折り返しが、7〜9mm幅でなされ、かつ、コバステッチが、折り返しにより形成された周端部から1〜2mm離れた部分に設けられる、請求項1記載のシャツの製造方法。
- 上記工程(B)における袖と身頃との脇線の間隔が、15〜30mmである、請求項1又は2記載のシャツの製造方法。
- 上記工程(D)におけるステッチが、袖と身頃との縫い目から8〜10mm離れた部分に設けられる、請求項1〜3のいずれか一つに記載のシャツの製造方法。
- 上記シャツがワイシャツである、請求項1〜4のいずれか一つに記載のシャツの製造方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10837688B2 (en) | 2012-12-27 | 2020-11-17 | OXEN, Inc. | Ice maker with exposed refrigerant tube |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004329959A (ja) * | 2004-07-26 | 2004-11-25 | Juki Corp | シリンダーベッド型ミシンの送り歯機構 |
JP2010255137A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Onward Holdings Co Ltd | カット・アンド・ソーンによるニットシャツ |
JP2013096022A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Nisshinbo Textile Inc | ニットドレスシャツ |
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2016
- 2016-01-26 JP JP2016012635A patent/JP5976966B1/ja active Active
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