JP5975960B2 - センサユニット及び連接型センサシステム - Google Patents

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本発明は、物理量を測定するセンサユニット及びこれを用いた連接型センサシステムに関し、物理量測定用の電子部品が故障した場合のメンテナンス作業が容易なセンサユニット及びこれを用いた連接型センサシステムに関する。
従来、ネットワークユニットと複数のセンサユニットとを並べて配置した連接型センサシステム(連設型センサシステムと称されることもある)が知られている(特許文献1参照)。センサユニットの筐体の両側面にはセンサバス用コネクタが設けられており、他のセンサユニットやネットワークユニットのセンサバス用コネクタと嵌合させることにより、他のセンサユニットやネットワークユニットとセンサバスを通じて電気的に接続される。各センサユニットで測定された物理量は、センサバスを通じてネットワークユニットへ送られ、ネットワークユニットから上位装置へ送られる。
連接型センサシステムに用いられる従来のセンサユニットでは、物理量を測定するための電子部品等は一つの筐体に収納されている。
特開2010−165077号公報
物理量測定用の電子部品の中には、経時によって劣化するものもあるため、物理量測定機能が損なわれた場合には、センサユニットを交換する必要がある。従来のセンサユニットは、物理量測定用の部品は筐体内に収納されているため、連接型センサシステムを構成しているセンサユニットを交換する場合は、センサユニット全体を連接型センサシステムから取り外す必要がある。
従って、連接型センサシステムを構成するセンサユニットを交換する場合には、交換対象のセンサユニットを両隣のセンサユニットから分離し、交換後のセンサユニットの両側にセンサユニットを接続し直さなければならない。
このように、従来のセンサユニットは、物理量測定用の電子部品が故障した場合のメンテナンス作業が煩雑であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、物理量測定用の電子部品が故障した場合のメンテナンス作業が容易なセンサユニット及びこれを用いた連接型センサシステムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、物理量を測定する測定部を有し、他のセンサユニットと並べて設置されるセンサユニットであって、測定部を備えた測定ユニットと、測定ユニットが連結され、連結された測定ユニットをネットワークユニットとの通信用のセンサバスに接続するとともに測定部に電力を供給するベースユニットとを有し、ベースユニットは、測定ユニットとの連結用でありセンサバスに接続された第1のコネクタと、センサバスをネットワークユニット又は他のセンサユニットのセンサバスと接続するためのセンサバス凸コネクタ及びセンサバス凹コネクタとを備え、測定ユニットは、第1のコネクタと嵌合して測定部をセンサバスに電気的に接続する第2のコネクタを備え、センサバス凸コネクタ及びセンサバス凹コネクタは、ベースユニットの両側面に設けられ、第1のコネクタは、ベースユニットの上面に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、物理量測定用の電子部品が故障した場合のメンテナンス作業が容易であるという効果を奏する。
図1−1は、本発明にかかるセンサユニットの実施の形態1の分解斜視図である。 図1−2は、本発明にかかるセンサユニットの実施の形態1の分解斜視図である。 図2は、本発明にかかるセンサユニットの実施の形態1の上面図である。 図3−1は、ベースユニットの後面と上面とがなす角の部分を切り欠いたセンサユニットの斜視図である。 図3−2は、ベースユニットの後面と上面とがなす角の部分を切り欠いたセンサユニットの左側面図である。 図4は、実施の形態1に係るセンサユニットを用いた連接型センサシステムの構成例を示す図である。 図5は、実施の形態1にかかるセンサユニットを用いた連接型センサシステムの上面図である。 図6は、プッシュボタンによる測定ユニットの分離機構の構造の一例を示す図である。 図7は、ベースユニット及び測定ユニットの機能構成を示す図である。 図8は、特許文献1に開示されるセンサユニットを用いた連接型センサシステムの構成を示す図である。 図9は、特許文献1に開示されるセンサユニットを用いた連接型センサシステムにおいて、センサユニットを交換する手順を示す図である。 図10は、本発明にかかるセンサユニットの実施の形態2の上面図である。 図11は、本発明にかかるセンサユニットの実施の形態3の上面図である。
以下に、本発明にかかるセンサユニット及び連接型センサシステムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1−1、図1−2は、本発明にかかるセンサユニットの実施の形態1の分解斜視図であり、図1−1は左側面を示し、図1−2は、右側面を示す。センサユニット200は、ベースユニット210と測定ユニット220とを有する。センサユニット200は、ベースユニット210と測定ユニット220とを電気的にも物理的にも分離・再連結できる構造となっている。
ここで、説明の便宜上、図1−1、図1−2での+X方向を「右」、−X方向を「左」、+Y方向を「前」、−Y方向を「後」、+Z方向を「上」、−Z方向を「下」として各方向を定義する。ただし、これらの方向の定義は、あくまで説明の便宜上のものであり、センサユニット200を設置する向きを規定するものではない。
ベースユニット210は、前面210A、後面210B、左側面210C、右側面210D、下面210E及び上面210Fを備える概ね直方体の外形を有している。ベースユニット210は、前後方向の寸法は、左右方向の寸法や上下方向の寸法よりも大きくなっており、前後方向が長手方向となっている。
ベースユニット210の左側面210Cには、センサバス凸コネクタ230が形成されており、ベースユニット210の右側面210Dには、センサバス凹コネクタ231が形成されている。ベースユニット210は、センサバス凸コネクタ230やセンサバス凹コネクタ231を他のセンサユニットのセンサバス凹コネクタ231やセンサバス凸コネクタ230に嵌合させることによって、センサバスを通じて他のセンサユニットと電気的に接続される。すなわち、センサバス凸コネクタ230及びセンサバス凹コネクタ231の嵌合・分離は、図1−1、図1−2でのX方向に沿って行われ、センサバス凸コネクタ230及びセンサバス凹コネクタ231を用いて複数のセンサユニット200を接続した際には、各センサユニット200は、図1−1、図1−2でのX方向に並ぶ。
ベースユニット210の上面210Eには、第1のコネクタとして凹コネクタ240が設けられている。凹コネクタ240は、上面210Eの左右方向の中央かつ前後方向の中央よりも後面210Bに近い位置に配置されている。後述するように、凹コネクタ240には、測定ユニット220に設けられている第2のコネクタとしての凸コネクタ228を嵌合可能である。また、ベースユニット210の上面210Eには、測定ユニット220を連結した際に、測定ユニット220と重ならない位置に、センサユニット220を分離するためのプッシュボタン252が設けられている。プッシュボタン252は、凹コネクタ240よりも前面210Aに近い位置(換言すると前方寄り)に配置されている。プッシュボタン252の表面には、滑り止め251が形成されている。滑り止め251は、例えばプッシュボタン252の表面に凹凸を設けることによって形成されている。
測定ユニット220は、前面220A、後面220B、左側面220C、右側面220D、下面220E及び上面220Fを備える概ね直方体の外形を有している。測定ユニット220は、前後方向の寸法は、左右方向の寸法や上下方向の寸法よりも大きくなっており、前後方向が長手方向となっている。測定ユニット220の左右方向の寸法は、ベースユニット210の左右方向の寸法よりも小さくなっている。また、測定ユニット220の前後方向の寸法は、ベースユニット210の前後方向の寸法よりも小さくなっている。
測定ユニット220には、物理量を測定するための測定部を構成する電子部品が収納されている。測定ユニット220の下面220Fには、第2のコネクタとして凸コネクタ228が設けられている。凸コネクタ228は、下面210Fの左右方向及び前後方向の中央に配置されている。測定ユニット220の上面220Eには、表示部222及び操作部223が設けられている。操作部223は、表示部222よりも前面220Aに近い位置(換言すると前方寄り)に配置されている。表示部222及び操作部223の機能などについては後述する。また、後述する発光部224が発した光を測定ユニット220の外へ導く光ファイバ227と、測定ユニット220の外から後述する受光部225へ光を導くための光ファイバ227とが、前面220Aから測定ユニット220の外に引き出されている。
測定ユニット220は、測定ユニット220の下面220Fに設けられた凸コネクタ228を、ベースユニット210の上面210Eに設けられた凹コネクタ240に嵌合させることによって、ベースユニット210と電気的・機械的に連結される。すなわち、凸コネクタ228及び凹コネクタ240の嵌合・分離は図1−1、図1−2でのZ方向に沿って行われる。
測定ユニット220の長手方向の一端部である後面220Bには、後方向に突出した突起261が形成されている。換言すると、他のセンサユニット200と並ぶ方向、及び、ベースユニット210との着脱方向の両方と直交する方向の一端部に突起261が形成されている。突起261は、後方向に張り出すことによって指掛け部260をなしている。測定ユニット220は、指掛け部260を設けることにより、ベースユニット210から分離する方向(上方向)に力を加えやすくなっている。
図2は、本発明にかかるセンサユニットの実施の形態1の上面図である。凸コネクタ228及び凹コネクタ240は、それぞれ下面220F及び上面210Eの左右方向の中央に設けられており、かつ、測定ユニット220はベースユニット210よりも左右方向寸法が小さいため、ベースユニット220と測定ユニット210とを連結した際、測定ユニット220の左側面220C及び右側面220Dは、ベースユニット210の上面220Eからはみ出さず、上面220Eの内側に位置する。また、測定ユニット220の前後方向寸法は、ベースユニット210の前後方向寸法よりも小さく、かつ、上面210Eの前後方向の中央よりも後面210Bに近い位置に凹コネクタ240が配置されているため、測定ユニット220とベースユニットとを連結した際、ベースユニット210の上面210Eの前寄りに設けられたプッシュスイッチ252は、測定ユニット220に覆われずに露出している。
なお、図1−1、図1−2では測定ユニット220の後面220Bに突起261を設けることによって指掛け部260を形成しているが、ベースユニット210の後面210Bと上面210Eとがなす角の部分を切り欠くことによって相対的に測定ユニット220の後端部を後方に張り出させて指掛け部260を形成しても良い。図3−1は、ベースユニットの後面と上面とがなす角の部分を切り欠いたセンサユニットの斜視図である。図3−2は、ベースユニットの後面と上面とがなす角の部分を切り欠いたセンサユニットの左側面図である。ベースユニット210の後面210Bと上面210Eとがなす角の部分を切り欠いて面取り面270を設けることにより、測定ユニット220の後面220Bと下面220Fとがなす角220Gの部分がベースユニット210の上面210Eの後端よりも後方へ張り出し、指掛け部260を形成している。
このように、測定ユニット220は、実質的に後方向に凸となる部分を後面220Bに備えていれば、後面220Bに設けられた凸の部分が指掛け部260を形成することになり、指掛け部260に指を引っかけてベースユニット210から分離する方向に力を加えることができる。
図4は、実施の形態1に係るセンサユニットを用いた連接型センサシステムの構成例を示す斜視図である。図5は、実施の形態1にかかるセンサユニットを用いた連接型センサシステムの上面図である。連接型センサシステム300は、複数のセンサユニット200〜200と、ネットワークユニット100とを組み合わせて構成されている。
複数のセンサユニット200〜200の各々の構成は、図1−1、図1−2及び図2に示したセンサユニット200と同様であり、区別のために符号の末尾に数字を付している。なお、複数のセンサユニット200〜200を、区別する必要がない場合には、単にセンサユニット200と表示する。センサユニット200の構成要素についても同様である。
ネットワークユニット100は、ネットワークI/F(interface)101を有しており、ネットワークI/F101を通じて不図示のネットワークに接続可能である。センサユニット200〜200の各々の測定データは、ネットワークユニット100に集約され、不図示のネットワークを経由して不図示の上位制御装置へ送信される。
センサバス凸コネクタ230及びセンサバス凹コネクタ231の嵌合によってセンサユニット200〜200を接続した際、ベースユニット210〜210は、右側面210D〜210Dと左側面210C〜210Cとが面接触することによって隙間無く密着しており、センサユニット200〜200はがたつきにくくなっている。一方、測定ユニット220〜220はベースユニット210〜210よりも幅狭であるため、センサバス凸コネクタ230及びセンサバス凹コネクタ231を嵌合させてベースユニット210〜210同士を密着させた際に、測定ユニット220〜220同士の間には隙間が形成される。したがって、測定ユニット220〜220をベースユニット210〜210から分離する際に、隣接する測定ユニット220〜220との間に摩擦抵抗が発生しないため、測定ユニット220〜220を分離しやすい。センサユニット200〜200同士の接続はベースユニット210〜210のセンサバス凸コネクタ230及びセンサバス凹コネクタ231によってなされるため、測定ユニット220〜220同士の間には隙間が形成されていても、センサユニット200〜200同士の接続は確実に行うことができる。
なお、連接型センサシステムを制御盤などに設置する場合には、連結部材(DIN(Deutsche Industrie Normen)レールなど)を用いて、ネットワークユニット100及び複数のセンサユニット200〜200を一体に保持した上で設置するようにしてもよい。
図6は、プッシュボタンによる測定ユニットの分離機構の構造の一例を示す図である。プッシュボタン252は、シーソーバー254の一端側に接続されている。シーソーバー254の他端側は、プッシュバー253に接続されている。シーソーバー254は、長手方向の中央部で軸支されている。このため、プッシュボタン252を押し込むと、シーソーバー254の一端側は矢印Aで示すように下がり、他端側は矢印Bで示すように上がる。このため、プッシュボタン252を押すと、プッシュバー253はベースユニット210の上面210Eから上方向に突出する。したがって、ベースユニット210に測定ユニット220を接続している状態(凸コネクタ228と凹コネクタ240とが嵌合している状態)では、プッシュボタン252を押下することによって、プッシュバー253の近傍で凹コネクタ240と凸コネクタ228との嵌合を解除することができる。その後、指掛け部260に指を掛けて測定ユニット220をベースユニット210から離す方向(上方向)に引っ張ることによって、ベースユニット210と測定ユニット220とを完全に分離できる。
プッシュボタン252を押下することによってベースユニット210の上面210Eから突出したプッシュバー253は、測定ユニット220をベースユニット210に取り付ける際に測定ユニット220に押し込まれてベースユニット210に埋没する。したがって、プッシュバー253を収容するための機構を設ける必要はないが、プッシュバー253をベースユニット210内に収容するための機構を設けても差し支えない。
なお、シーソーバー254を中央よりも他端側に近い位置で軸支することで、ベースユニット210から測定ユニット220を分離するのに必要な力の大きさがテコの作用によって小さくなり、測定ユニット220をベースユニット210から分離しやすくなる。
図7は、ベースユニット及び測定ユニットの機能構成を示す図である。ベースユニット210は、バス制御部211、パラメータ格納部212及びプッシュボタン連動電源制御回路213を有する。バス制御部211は、測定ユニット220から受け取った物理量の測定結果をネットワークユニット100へ送信する処理や、不図示の上位制御装置から受信した送信開始指示を測定ユニット220に伝える処理などを行う。例えば、バス制御部211は、不図示の上位制御装置からネットワークユニット100を経由して伝えられた送信開始指示に応じて、測定ユニット220から受信した物理量を上位制御装置へ送信する。したがって、連接型センサシステム300を構成するセンサユニット200の各々は、測定ユニット220で測定した物理量を時分割通信で不図示の上位制御装置へ送信する。また、バス制御部211は、凹コネクタ240を通じて、測定ユニット220に電力を供給する。パラメータ格納部212は、後述するように測定制御部221が発光部224及び受光部225を用いて物理量を測定する際のパラメータを格納する。パラメータの設定は、センサバス232及びネットワークユニット100を通じて、不図示の上位制御装置によって行われる。プッシュボタン連動電源制御回路213は、プッシュボタン252が押下された際に、バス制御部211へリセット信号を出力し、リセット信号を測定ユニット220の測定制御部221へ出力させる。
測定ユニット220は、測定制御部221、表示部222、操作部223、発光部224、受光部225、リセット回路226及び光ファイバ227,227を有する。測定制御部221は、パラメータ格納部212に格納されているパラメータに従って、測定部としての発光部224及び受光部225を用いて物理量を測定する処理を行う。さらに、測定制御部221は、バス制御部211又はリセット回路226からリセット信号が入力された場合に、測定ユニット220の各部の動作を停止させる。発光部224及び受光部225は、一対で測定部を構成しており、発光部224が発した光の反射光を受光部225で受光する。測定制御部221は、受光部225における受光量が、パラメータ格納部212にパラメータとして格納されている閾値以上であるか否かに基づいて、検出対象物(例えばワーク)の有無を検出する。すなわち、本実施の形態においては、測定制御部221、発光部224及び受光部225が物理量を測定する測定部を構成する。
なお、測定部は、検出対象物の有無を光学的に検出する構成に限定されることはなく、検出対象物の温度を測定する温度センサなどを適用することが可能である。
リセット回路226は、ベースユニット210から測定ユニット220に供給される電力を常時監視している。ベースユニット210から測定ユニット220が取り外され、ベースユニット210から測定ユニット220に供給される電圧が降下した場合には、リセット回路226が作動し、リセット信号を測定制御部221へ出力する。したがって、プッシュボタン252を使用せずに測定ユニット220がベースユニット210から分離され、プッシュボタン連動電源制御回路213が作動しなかった場合でも、測定ユニット220の各部の動作は停止される。
表示部222は、受光部225における受光量と設定閾値や、受光量と余裕度などの値を表示する機能部(例えば複数個の7セグメントLED)である。操作部223は、表示部222に表示する情報の種類の選択や表示のON/OFF、測定制御部221が使用するパラメータの切換えなどの操作を行うためのスイッチであり、ロータリースイッチなどを適用できる。例えば、検出対象物の有無の判断に用いる閾値がパラメータとして複数設定されている場合に、どの閾値を用いるかを操作部223による操作で選択することができる。
比較のため、特許文献1に開示されるセンサユニットを用いた連接型センサシステムについて説明する。図8は、特許文献1に開示されるセンサユニットを用いた連接型センサシステムの構成を示す図である。図9は、特許文献1に開示されるセンサユニットを用いた連接型センサシステムにおいて、センサユニットを交換する手順を示す図である。連接型センサシステム800は、ネットワークユニット600と複数のセンサユニット700〜700を有する。特許文献1に開示されるセンサユニット700〜700は、内蔵する物理量測定用の電子部品が故障した場合には、ユニット全体を交換する必要がある。センサバス凹コネクタ701及び不図示のセンサバス凸コネクタは、センサユニット700の側面に設けられているため、不図示のセンサバス凸コネクタ及びセンサバス凹コネクタ701がセンサユニット700のセンサバス凹コネクタやセンサユニット700のセンサバス凸コネクタに嵌合したままの状態では、交換のためにセンサユニット700を矢印C方向に引き出すことはできない。従って、センサユニット700を交換する場合には、センサユニット700を矢印D方向に移動させてセンサユニット700と分離するとともに、センサユニット700を矢印E方向に移動させてセンサユニット700から分離しなければならない。したがって、センサユニット700を交換する場合には、交換対象のセンサユニット700を両隣のセンサユニット700,700から分離し、交換後のセンサユニット700の両側にセンサユニット700,700を接続し直さなければならない。
連接型センサシステム800からセンサユニット700を取り外すと、センサバス232が外れ、センサユニット700の挙動が不安定になる。このため、センサユニット700を分離するのに先立って連接型センサシステム800の電源を落としてセンサユニット700を取り外せる状態とする必要があり、連接型センサシステム800を構成する全てのセンサユニット700〜700で物理量の測定が不能になってしまう。
また、センサユニット700全体を交換するため、交換前のセンサユニット700に格納していたパラメータを交換後のセンサユニット700が用いることはできず、パラメータの再設定が必須となる。
本実施の形態では、測定ユニット220をベースユニット210から分離する方向(上方向)は、センサユニット200が並ぶ左右方向と直交する方向であるため、測定ユニット220を交換しないセンサユニット200は連接型センサシステム300から取り外す必要がない。すなわち、測定ユニット220の交換中も他のセンサユニット200はセンサバス232に接続されている。したがって、測定ユニット220を交換するにあたって連接型センサシステム300の電源を落とす必要がなく、測定ユニット220を交換しないセンサユニット200では物理量の測定を継続できる。
また、特許文献1に開示されるセンサユニットは、交換により新たに連接型センサシステムに導入した場合に、パラメータを設定し直さなければならないという煩わしさがあった。これに対し、本実施の形態にかかるセンサユニット200では、測定制御部221が物理量を測定する処理を行う際に用いるパラメータは、ベースユニット210内のパラメータ格納部212に格納されている。したがって、測定ユニット220を交換した場合には、交換後の測定ユニット220の測定制御部221は、ベースユニット210内のパラメータ格納部212に格納されているパラメータを使用することができる。したがって、本実施の形態にかかるセンサユニット200は、測定ユニット220を交換した場合でも、パラメータの再設定を行うことなく物理量を測定可能である。
さらに、測定ユニット220を交換するにあたって、元の測定ユニット220とは異なる測定部を有する測定ユニット220に取り替えることもできる。この場合には、パラメータ格納部212に格納されているパラメータを再設定する必要が生じるが、連接型センサシステム300の電源を落とすことなく異種の測定ユニット220に取り替えることが可能となる。なお、パラメータ格納部212に測定ユニット220の種類に応じてパラメータを複数組格納しておき、操作部223により使用するパラメータの組を選択できるようにしても良い。このようにすれば、測定ユニット220を異種の測定部を有する測定ユニット220に交換した場合でもパラメータの再設定作業は不要となる。
このように本実施の形態にかかるセンサユニットは、測定ユニット及びベースユニットの二つのユニットから構成されており、ベースユニットは、ネットワークユニットや他のセンサユニットとの接続用のセンサバス凸コネクタ及びセンサバス凹コネクタを両側面に備え、測定ユニットとの連結用の凹コネクタを上面に備えている。従って、測定ユニットをベースユニットから分離する方向は、センサユニットを並べる方向と直交する方向となるため、測定ユニットを交換しないセンサユニットは連接型センサシステムから取り外す必要がなく、物理量測定用の電子部品が故障した場合のメンテナンス作業が容易である。また、測定ユニットの交換中も他のセンサユニットはセンサバスに接続されているため、センサユニットを取り外すのに先立って連接型センサシステムの電源を落とす必要がない。さらに、物理量を測定する処理を行う際に用いるパラメータは、ベースユニット内に格納されているため、センサユニットの交換後にパラメータの再設定が不要である。また、プッシュボタンが押下された場合や、ベースユニットから測定ユニットに供給される電圧が降下した場合には、測定制御部は、測定ユニットの各部の動作を停止させるため、測定ユニットをベースユニットから分離する際に、物理量測定用の電子部品が故障することを防止できる。
また、本実施の形態にかかるセンサユニットは、ベースユニット同士は隙間なく並べられ、かつ、測定ユニット同士は面接触しない状態で並ぶため、センサユニット同士の接続の確実性を損なうことなく、測定ユニットを分離しやすくできる。
なお、上記の説明においては、ベースユニット210が第1のコネクタとして凹コネクタ240を備え、測定ユニット220が第2のコネクタとして凸コネクタ228を備えた構成を例としたが、ベースユニット210が第1のコネクタとして凸コネクタを備え、測定ユニット220が第2のコネクタとして凹コネクタを備えても良い。また、第1のコネクタ及び第2のコネクタは、互いに嵌合可能な形状のコネクタであれば良く、一方が凸コネクタであり、他方が凹コネクタである構造に限定されることはない。例えば、第1のコネクタ及び第2のコネクタは、双方が凹凸一体型のコネクタであっても良い。
実施の形態2.
図10は、本発明にかかるセンサユニットの実施の形態2の上面図である。本実施の形態では、測定ユニット220の左側面220C及び右側面220Dは、前後方向の中央部が外側に凸の中膨れ状の曲面となっている。この他については実施の形態1と同様である。
本実施の形態では、他のセンサユニットと接続した際に、測定ユニット220の左側面220C及び右側面220Dは、隣接するセンサユニット200の測定ユニット220の右側面220D及び左側面220Cと線接触するため、面接触する場合よりも摩擦抵抗が小さくなり、測定ユニット220は分離しやすくなる。
このように実施の形態2にかかるセンサユニットは、ベースユニット同士は隙間なく並べられ、かつ、測定ユニット同士は面接触しない状態で並ぶため、センサユニット同士の接続の確実性を損なうことなく、測定ユニットを分離しやすくできる。
実施の形態3.
図11は、本発明にかかるセンサユニットの実施の形態3の上面図である。本実施の形態では、測定ユニット220とベースユニット210とは幅が同じになっている。すなわち、測定ユニット220の左側面220Cと右側面220Dとの距離は、ベースユニット210の左側面210Cと右側面210Dとの距離と等しくなっている。この他については実施の形態1と同様である。
本実施の形態では、測定ユニット220は、隣接するセンサユニット200の測定ユニット220と面接触するが、その場合でも摩擦抵抗が十分に小さければ、測定ユニット220とベースユニット210とを着脱する際の支障とはならない。したがって、測定ユニット220とベースユニット210の幅を同じとすることも可能である。
以上のように、本発明にかかるセンサユニット及び連接型センサシステムは、物理量測定用の電子部品が故障した場合のメンテナンス作業が容易である点で有用であり、特に、電子部品の故障が発生しやすく、メンテナンス作業の頻度が高くなる環境(切削屑が飛来する切削加工機の周辺等)に設置するのに適している。
100,600 ネットワークユニット、101 ネットワークI/F、200,200,200,200,200,700,700,700,700 センサユニット、210,210,210,210,210 ベースユニット、210A,220A 前面、210B,220B 後面、210C,210C,210C,210C,220C 左側面、210D,210D,210D,210D,220D 右側面、210E,220E 上面、210F,220F 下面、211 バス制御部、212 パラメータ格納部、213 プッシュボタン連動電源制御回路、220,220,220,220,220 測定ユニット、220G 後面と下面とがなす角、221 測定制御部、222 表示部、223 操作部、224 発光部、225 受光部、226 リセット回路、227,227 光ファイバ、228 凸コネクタ、230 センサバス凸コネクタ、231 センサバス凹コネクタ、232 センサバス、240 凹コネクタ、251 滑り止め、252 プッシュボタン、253 プッシュバー、254 シーソーバー、260 指掛け部、270 面取り面、300,800 連接型センサシステム。

Claims (7)

  1. 物理量を測定する測定部を有し、他のセンサユニットと並べて設置されるセンサユニットであって、
    前記測定部を備えた測定ユニットと、該測定ユニットが連結され、連結された前記測定ユニットをネットワークユニットとの通信用のセンサバスに接続するとともに前記測定部に電力を供給するベースユニットとを有し、
    前記ベースユニットは、前記測定ユニットとの連結用であり前記センサバスに接続された第1のコネクタと、前記センサバスを前記ネットワークユニット又は前記他のセンサユニットのセンサバスと接続するためのセンサバス凸コネクタ及びセンサバス凹コネクタと、プッシュボタン及びプッシュバーを含む分離機構とを備え、
    前記測定ユニットは、前記第1のコネクタと嵌合して前記測定部を前記センサバスに電気的に接続する第2のコネクタを備え、
    前記センサバス凸コネクタ及び前記センサバス凹コネクタは、前記ベースユニットの両側面に設けられ、前記第1のコネクタは、前記ベースユニットの上面に設けられており、
    前記分離機構は、前記プッシュボタンを押下することにより、前記プッシュバーが上面から突出して、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの嵌合を解除することを特徴とするセンサユニット。
  2. 前記ベースユニットは、前記プッシュボタンが押下された際に、前記測定部の動作を停止させる信号を前記測定ユニットへ出力する手段を備えることを特徴とする請求項に記載のセンサユニット。
  3. 前記測定ユニットは、前記ベースユニットから供給される電力が設定電圧以下となった場合に、前記測定部の動作を停止させる手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサユニット。
  4. 前記測定ユニットは、他のセンサユニットと並ぶ方向及び前記ベースユニットとの嵌合・分離方向の両方と直交する方向の端部に、凸部を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のセンサユニット。
  5. 前記ベースユニットは、前記測定部が前記物理量を測定する際に用いるパラメータを格納するパラメータ格納部を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のセンサユニット。
  6. 他のセンサユニットと並ぶ方向での前記測定ユニットの寸法が、前記ベースユニットの寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のセンサユニット。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の複数のセンサユニットと、上位制御装置との通信用のネットワークユニットとを有し、
    前記測定部は、前記上位制御装置によって設定されたパラメータに基づいて物理量を測定し、測定した物理量を前記ネットワークユニットを通じて前記上位制御装置へ送信することを特徴とする連接型センサシステム。
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