JP2014182912A - 差込プラグ抜け検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電源ケーブルに繋がる種々の差込プラグに容易に装着可能で、安価で、抜け検出の検出精度の高い差込プラグ抜け検出装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】 本発明は、電源の受給または供給を行うプラグ受け8と、該プラグ受け8に接続され電源ケーブル5に繋がる差込プラグ6との接続状態を検出する装置1において、前記装置1は、前記プラグ受け8側と当接し、前記プラグ受け8と前記差込プラグ6との接続状態を位置情報として誘導するための誘導部2と、前記誘導部2からの位置情報を検出する検出部3と、前記検出部3によって検出された検出結果を表示する表示部4とを少なくとも備え、前記誘導部2と前記検出部3と前記表示部4とを一体として前記差込プラグ6に設けることを特徴とする差込プラグ抜け検出装置1により上記の課題を解決した。
【選択図】 図5
【解決手段】 本発明は、電源の受給または供給を行うプラグ受け8と、該プラグ受け8に接続され電源ケーブル5に繋がる差込プラグ6との接続状態を検出する装置1において、前記装置1は、前記プラグ受け8側と当接し、前記プラグ受け8と前記差込プラグ6との接続状態を位置情報として誘導するための誘導部2と、前記誘導部2からの位置情報を検出する検出部3と、前記検出部3によって検出された検出結果を表示する表示部4とを少なくとも備え、前記誘導部2と前記検出部3と前記表示部4とを一体として前記差込プラグ6に設けることを特徴とする差込プラグ抜け検出装置1により上記の課題を解決した。
【選択図】 図5
Description
本発明は、差込プラグの抜け検出装置に関するもので、さらに詳しくは、プラグ受けに繋がる差込プラグの脱落防止のための抜けを検出する装置に関するものである。
なお、本発明の差込プラグとは、電子機器に対して接続し、電源を供給するための差込器具、あるいは商用電源の差込口に対して接続し、電源を受給するための差込器具の総称である。
また、本発明のプラグ受けとは、前記差込プラグと接続される器具であって、電子機器側に設けられる接続器具、あるいは商用電源側に設けられる接続器具の総称である。
なお、本発明の差込プラグとは、電子機器に対して接続し、電源を供給するための差込器具、あるいは商用電源の差込口に対して接続し、電源を受給するための差込器具の総称である。
また、本発明のプラグ受けとは、前記差込プラグと接続される器具であって、電子機器側に設けられる接続器具、あるいは商用電源側に設けられる接続器具の総称である。
近来、コンピュータ機器等の様々な電子機器が工場などの事業所を始め家庭内でも多く使用されてきている。パソコンやサーバー、通信機器などの機器は、当該機器と電源ケーブルとを差込プラグを介して接続し、該電源ケーブルの他方に繋がる差込プラグをプラグ受けに接続して利用している。
しかしながら、様々な要因、例えば振動とか作業時の接触とか電源ケーブルの自重により差込プラグがプラグ受けから緩くなって移動し、最終的には差込プラグがプラグ受けから抜けてしまうということが生じていた。
差込プラグの抜けが原因で電子機器が停止した際の影響を小さくするためにも、作業時に偶発的あるいは必然的に抜けてしまった場合には、即座に気づく必要がある。
特許文献1には、プラグ抜け防止装置に関する特許が開示されている。すなわち、電源ケーブルと電子機器本体との間に移動量を検知するセンサーを内蔵した装置を配して、本体側のケーブルに引っ張られることによる移動を検知することにより警告音を発するような装置である。
特許文献2には、差込プラグをケースに内蔵し、状態検知スイッチにより差込状態を検知して発光素子が点灯するような検知装置である。
特許文献3には、プラグ受け側の3箇所に不完全な接続をより確実に検出することができる差込検出ボタンが設置されており、差込プラグがプラグ受けに対して不完全な接続状態の時にLEDの点灯及びブザーの鳴動により異常を検知するシステムになっている。
しかしながら、特許文献1〜3のように従来のものは、差込プラグ自体をプラグ受けに対して自由に抜き差しすることが困難であったり、あるいは、電子機器本体側の改良が必要であったりするという課題がある。
そこで本発明は、電源ケーブルに繋がる種々の差込プラグに容易に装着可能で、安価で、抜け検出の検出精度の高い差込プラグ抜け検出装置を提供することを目的とするものである。
そこで本発明は、電源ケーブルに繋がる種々の差込プラグに容易に装着可能で、安価で、抜け検出の検出精度の高い差込プラグ抜け検出装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係わる差込プラグ抜け検出装置は、以下の各発明により上記課題を解決した。
なお、以下の各発明に付した括弧内の符号は、図面に付した符号と対応している。
なお、以下の各発明に付した括弧内の符号は、図面に付した符号と対応している。
本発明に係わる第1の発明は、電源の受給または供給を行うプラグ受け(8)と、該プラグ受け(8)に接続され電源ケーブル(5)に繋がる差込プラグ(6)との接続状態を検出する装置(1)において、前記装置(1)は、前記プラグ受け(8)側と当接し、前記プラグ受け(8)と前記差込プラグ(6)との接続状態を位置情報として誘導するための誘導部(2)と、前記誘導部(2)からの位置情報を検出する検出部(3)と、前記検出部(3)によって検出された検出結果を表示する表示部(4)とを少なくとも備え、前記誘導部(2)と前記検出部(3)と前記表示部(4)とを一体として前記差込プラグ(6)に設けることを特徴とする差込プラグ抜け検出装置(1)である。
本発明に係わる第2の発明は、第1の発明において、前記表示部(4)は、音または光、もしくは音と光の両方を表示することを特徴とする差込プラグ抜け検出装置(1)である。
本発明に係わる第3の発明は、第2の発明において、前記誘導部(2)が弾性体から形成されていることを特徴とする差込プラグ抜け検出装置(1)である。
本発明に係わる第4の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれか1つの発明において、前記検出部(3)はマイクロスイッチ(9)を備え、該マイクロスイッチ(9)を前記誘導部(2)によって動作させることを特徴とする差込プラグ抜け検出装置(1)である。
本発明に係わる第5の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれか1つの発明において、前記誘導部(2)内に透過型光センサー(13)が格納されていることを特徴とする差込プラグ抜け検出装置(1)である。
本発明に係わる第6の発明は、第1の発明から第5の発明のいずれか1つの発明において、前記プラグ受け(8)側であって、前記誘導部(2)の一端と当接する部分に検知補助部(P)を設けたことを特徴とする差込プラグ抜け検出装置(1)である。
本発明に係わる第7の発明は、第1の発明から第6の発明のいずれか1つの発明において、前記誘導部(2)と前記検出部(3)と前記表示部(4)とが前記差込プラグ(6)に対して取り外し可能な取付型の構造を有していることを特徴とする差込プラグ抜け検出装置(1)である。
本発明に係わる第8の発明は、第1の発明から第6の発明のいずれか1つの発明において、前記誘導部(2)と前記検出部(3)と前記表示部(4)とが前記差込プラグ(6)に対して取り外し不可能な一体型の構造を有していることを特徴とする差込プラグ抜け検出装置(1)である。
本発明によれば、機器設置場所において多数の差込プラグの中から差込プラグの抜けを簡単に発見することができるという効果がある。また、安価で取り外しが容易で、かつ検出精度の高い差込プラグ抜け検出装置を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して詳述する。
図1、図2は、本発明の配線用差込接続器具の例である。本発明に係わる差込プラグ抜け検出装置1は、前記従来の配線用差込接続器具に付加して使用する装置である。まず、本発明の装置を付加する対象となる配線用差込接続器具について図1、図2を参照して説明する。
図1のものは、商用電源を供給するためのプラグ受け8aと、プラグ受け8aに接続して電源を供給する差込プラグ6aと、差込プラグ6aに繋がる電源ケーブル5と、電源ケーブル5の他端に設けられ、電源ケーブル5を電子機器に接続する差込プラグ6bとの関係を示している。
図2のものは、電子機器側に設けられ、前記差込プラグ6bと接続することで商用電源を受給するためのプラグ受け8bとの関係を示している。以下、差込プラグ6a、差込プラグ6bを総称して差込プラグ6とする。また、プラグ受け8aとプラグ受け8bを総称してプラグ受け8とする。
一般に配線用差込接続器具は、差込プラグ6とプラグ受け8とで構成されており、差込プラグ6をプラグ受け8に対して抜き差しできるようにした接続器具である。
プラグ受け8としては、上記のような配線用差込接続器具に用いられるものの他にコンピュータなどの電子機器や大容量電化製品、例えば、電気洗濯機、衣類乾燥機、レンジ、電気冷蔵庫、食器洗い機、冷暖房機、温水洗浄式便座、電気温水器、自動販売機等に使われるプラグ受けがあり、接地極付プラグ受けもある。このようなプラグ受けとしては、家庭用平行型2極プラグ受け、OA機器あるいは白物家電等の設置個所に使われるアース端子付プラグ受け、エアコン設置個所等に用いられる大容量プラグ受け等様々なものがある。
図3は、本発明に係わる差込プラグ抜け検出装置1における模式図である。差込プラグ6に近い電源ケーブルに差込プラグ抜け検出装置1を搭載した様子を示した図である。1は差込プラグ抜け検出装置、2は誘導部、3は検出部、4は表示部、5は電源ケーブル、6は差込プラグ、7は導体刃を表しており、差込プラグ抜け検出装置1は、誘導部2、検出部3、表示部4から構成されている。
図3においては、差込プラグ6をプラグ受け8に接続しない状態を表しており、そのような状態のときは、誘導部2は距離dの位置(点線で囲まれた部分)まで達している。誘導部2は、前記距離dの位置まで移動するものであればどのようなものでもよい。誘導部2は柔らかいゴム状の弾性体で形成されていてもよく、誘導部2は硬くばね状のもので構成され可動するものでもよい。
図4は、本発明に係わる差込プラグ抜け検出装置における模式図である。すなわち図3において、差込プラグ6をプラグ受け8に緩みなく完全に接続した場合、誘導部2が距離dだけ押された状態を表した模式図である。
図5は、本発明に係わる差込プラグ抜け検出装置をプラグ受けに接続した状態を示す模式図である。すなわち、差込プラグ6をプラグ受け8に緩みなく完全に接続した状態を表した模式図である。
図6は、本発明に係わる差込プラグ抜け検出装置をプラグ受けに接続した状態を示す模式図である。図6において、検出部3とプラグ受け8との距離が一定以上有する場合、プラグ受け8側に検知補助部Pを設け、検出の感度を調整するようにしたものである。
図7は、本発明に係わる差込プラグ抜け検出装置をプラグ受けに接続した状態を示す模式図である。差込プラグ6がプラグ受け8から緩んで抜けかかっている状態を表した模式図である。図では差込プラグ6がプラグ受け8よりプラグ受け8に対してほぼ平行に抜けかかっている様子を表しているが、差込プラグ6がプラグ受け8に対して一定の角度を有して抜けかかっていても検出可能である。
図8は、本発明に係わる差込プラグ抜け検出装置1における回路図の第一例である。9はマイクロスイッチ、9Aはアクチュエータ、10は制御部、12は電源を示しており、本発明の検出部3の主要な構成である。表示部4は制御部10からの信号を受けて動作するものであり、例えばブザーやLEDで構成される。誘導部2が距離dだけ移動するとアクチュエータ9Aに当接し、これに加えられた外力がマイクロスイッチ内部のばね機構に伝達され、電源12を有する制御部10を介して表示部4へ伝達されLED等の光による表示またはブザー等の警報、あるいはその両方でプラグ抜けを警告する仕組みになっている。
電源12は、内部電源として電池等を使用することができるが、差込プラグ6からの電気を使用することもできる。
電源12は、内部電源として電池等を使用することができるが、差込プラグ6からの電気を使用することもできる。
図9は、本発明に係わる差込プラグ抜け検出装置1における回路図の第二例である。13は、透過型光センサーを示している。誘導部2が距離dだけ移動すると透過型光センサー13の内側の検出用スリットによって前記移動が検出され、前記センサーの出力を制御部10で処理し、表示部4を動作させる仕組みになっている。
差込プラグ抜け検出装置1は誘導部2、検出部3、表示部4が一体となった構造を呈しており、差込プラグ6に対して脱着可能な構造とすることで、種々の複数の差込プラグ6に取り付けることも可能である。なお、前述のように脱着可能な構造とせず、差込プラグ抜け検出装置1が差込プラグ6に組み込まれている構造としてもよい。
1 差込プラグ抜け検出装置
2 誘導部
3 検出部
d 移動距離
4 表示部
5 電源ケーブル
6 差込プラグ
7 導体刃
8 プラグ受け
P 検知補助部
9 マイクロスイッチ
9A アクチュエータ
10 制御部
12 電源
13 透過型光センサー
2 誘導部
3 検出部
d 移動距離
4 表示部
5 電源ケーブル
6 差込プラグ
7 導体刃
8 プラグ受け
P 検知補助部
9 マイクロスイッチ
9A アクチュエータ
10 制御部
12 電源
13 透過型光センサー
Claims (8)
- 電源の受給または供給を行うプラグ受けと、該プラグ受けに接続され電源ケーブルに繋がる差込プラグとの接続状態を検出する装置において、前記装置は、前記プラグ受け側と当接し、前記プラグ受けと前記差込プラグとの接続状態を位置情報として誘導するための誘導部と、前記誘導部からの位置情報を検出する検出部と、前記検出部によって検出された検出結果を表示する表示部とを少なくとも備え、前記誘導部と前記検出部と前記表示部とを一体として前記差込プラグに設けることを特徴とする差込プラグ抜け検出装置。
- 前記表示部は、音または光、もしくは音と光の両方を表示することを特徴とする請求項1に記載の差込プラグ抜け検出装置。
- 前記誘導部が弾性体から形成されていることを特徴とする請求項2に記載の差込プラグ抜け検出装置。
- 前記検出部はマイクロスイッチを備え、該マイクロスイッチを前記誘導部によって動作させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の差込プラグ抜け検出装置。
- 前記検出部は透過型光センサーを備え、該透過型光センサーを前記誘導部によって動作させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の差込プラグ抜け検出装置。
- 前記プラグ受け側であって、前記誘導部の一端と当接する部分に検知補助部を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の差込プラグ抜け検出装置。
- 前記誘導部と前記検出部と前記表示部とが前記差込プラグに対して取り外し可能な取付型の構造を有していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の差込プラグ抜け検出装置。
- 前記誘導部と前記検出部と前記表示部とが前記差込プラグに対して取り外し不可能な一体型の構造を有していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の差込プラグ抜け検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013056113A JP2014182912A (ja) | 2013-03-19 | 2013-03-19 | 差込プラグ抜け検出装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017010846A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-01-12 | コイト電工株式会社 | コネクタ |
US9711904B2 (en) | 2015-09-02 | 2017-07-18 | Japan Aviation Electronics Industry, Limited | Connector and connector assembly |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04106870U (ja) * | 1991-02-28 | 1992-09-16 | 日本電気エンジニアリング株式会社 | 継電器 |
JP2000091033A (ja) * | 1998-09-14 | 2000-03-31 | Nippon System Kaihatsu Kk | 接続装置 |
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2013
- 2013-03-19 JP JP2013056113A patent/JP2014182912A/ja active Pending
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