JP5505877B2 - コンセント - Google Patents

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Description

本発明は,コンセントに関するものである。特に,本発明は,接地極を有し,前記接地極に接地線が正常に接続されているか否かを判別することができる接地極付のコンセントに関するものである。
第9図は,特許文献1(第1図)に示された端子装置の例である。特許文献1の発明は,従来からスイッチやコンセントのような配線器具においては,前記配線器具に接続する電線の接続完了表示を行うものがあったが,その表示部位が見えない状況下で施工する際には接続完了表示が確認できないものであったことに鑑み,電線の接続完了表示を,視覚的のみならず聴覚的にも確認できることを目的として成されたものである。
第10図は,特許文献2(第1図)に示された接地極付きコンセントの極性チェック装置である。特許文献2の発明には,接地極が接地されているか,接続間違いがないかをチェックする装置が開示されている。前記装置は,親器と子器を組み合わせて使用するものである。親器には零相またはコンセントの接地線に流れる電流を検出する電流検出手段を設けて構成し,子器をチェック対象となるコンセントに接続して,子器側からコンセントの電圧極と接地極にそれぞれ電流を流すことで,親器側にて,子器から電流を流した極に応じて,前記電流検出手段が電流を検出したか否かに基づいて,接地極が接地されているか,接続間違いがないかチェックするものである。
特開2006−012634号 特開2006−38707号
ところで,前述の特許文献1のような電線を接続したことを表示する装置は,通常,コンセントの接地端子側,即ちコンセントが取り付けられる造営材に対してプラグが差込まれる部分とは反対側で,コンセントの施工時において施工業者によって接地線が接続される面に設けられている。このため,施工業者が配線を接続する施工時においては,接地線が接続されているか否かはコンセントの裏面を確認することで行え,また,表示部位が見えない状況下においては聴覚的に接続完了表示を行うことができるが,施工後において,接地端子に接地線が接続されているか否かを確認しようとすると,コンセントを造営材から取り外したうえ背面を見ることで確認したり,電圧相と接地相の間にネオンランプなどを接続して,アースターミナルが接地線と電気的に接続されているか否かを確認する必要があり,日常的に手軽に接地の確認を行うものではなかった。
また,施工完了後において,商用電源を供給する前に,配線の接続確認を行う必要があるが,そのような場合にはコンセントの前面側から視覚的に確認を行うことはできず,基本的に,造営材にコンセントを取り付けた後は視認するだけでは接地端子に接地線が接続されているか否かの確認は行うことができないものであった。
また,前述の特許文献2のような親器と子器を組み合わせて使用するものに当たっては,コンセントに接続される接地線に電流検出手段を設置し,子器をコンセントに接続したうえで,電圧極と接地極のそれぞれに電流を流すことで,接地極が接地されているか否かをチェックする必要があり,前述と同様,日常的に手軽に接地の確認を行うようなものではなかった。
また,そもそも接地端子に接地線が接続されていない場合には,子器から電圧極と接地極のそれぞれに電流を流しても,親器側ではいずれも電流検出手段による電流検出は行えず,利用者にとっては,コンセントに不具合があるのか,チェック装置自体に不具合があるのかがすぐには分からず,原因を把握するためには,コンセントを造営材から取り外して裏面側を確認する必要が生じ,故障点の調査を行うために時間と手間がかかるものであった。
そこで本件の発明は,上述の課題に鑑み,コンセントの接地端子に接地線が接続されているか否かを,日常的に,煩わしいことなく,しかも施工時などにおいて商用電源の必要なく,コンセントにプラグを差込む側から見えやすい位置で確認することができ,接地の系統に不具合が予想される場合,故障点の把握や原因の切り分けを迅速に行うことができる接地極付コンセントを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために,本発明の請求項1では,造営材に固定され,差込プラグを接続する接地極付のコンセントであって,コンセントの筐体内部には,前記接地極を構成する接地線を接続するための接地端子と前記接地端子と電気的に接続される電気機器のアース線を接続するためのアースターミナルと,差込プラグが差込まれるプラグ受とを備えるとともに,前記接地線が接地端子に接続されているか否かを判別し,判別信号を出力する接地線接続状態判別手段と,前記接地線接続状態判別手段と接続されて,出力された判別信号に応じて,識別部の視認状態を変化させる判別状態識別部とを有するとともに前記接地線接続状態判別手段と判別状態識別部とに,それぞれ無線通信手段を設けて,前記接地線接続状態判別手段と判別状態識別部との間の通信は無線にて行われ,前記前記判別状態識別部を,造営材に対して,差込みプラグが差込まれる側から識別可能に配置して,判別状態の識別をコンセントに差込みプラグを差込む側の外部から行えるようにしたことを特徴としてコンセントを提供したものである。

このような構成によれば,判別状態識別部を,差込プラグが差込まれる側から識別可能に配置したから,判別状態の識別を差込プラグを差込む側から行え,また,前記判別状態識別部の設置には自由度が得られ,接地線接続状態判別手段の場所に関わらず,視覚的に見やすい位置に,判別状態識別部を設けて,コンセントの接地端子に接地線が接続されているか否かを,日常的に,しかも煩わしいことなく,判別状態の識別をコンセントにプラグを差込む側から確認することができ,接地の系統に不具合が予想される場合には,故障点の把握や原因の切り分けを迅速に行うことができる。また,この構成によれば,接地線接続状態判別手段と判別状態識別部との間を有線で接続することなく構成することができ,判別状態識別部の設置の自由度がより増して,コンセント近傍において視認性よく判別の識別を行うことができる。
また,請求項2による接地極付きのコンセントは,前記判別状態識別部は,コンセントを造営材に固定するための取付枠に設けて,判別状態の識別を差込みプラグを差込む側から行えるようにしたことを特徴としたものである。
この構成によれば,コンセント自体に判別状態識別部を設けることができない場合でも,コンセント近傍の取付枠に設けることで,視認性よく判別の識別を行うことができる。
また,請求項3による接地極付きのコンセントは,前記判別態識別部は,コンセントを造営材に固定するときに設けられる埋込孔の周囲を囲むように前記取付枠に固定されるプレート枠に設けて,判別状態の識別を差込みプラグを差込む側から行えるようにしたことを特徴として接地極付きコンセントを提供したものである。
この構成によれば,コンセント自体に判別状態識別部を設けることができない場合でも,コンセント近傍のプレート枠に設けることで,視認性よく判別の識別を行うことができる。
また,請求項4による接地極付きのコンセントは,前記判別状態識別部は,前記プレート枠に対して造営材と反対側に前記プレート枠に取付られる化粧パネルに設けて,判別状態の識別を差込みプラグを差込む側から行えるようにしたことを特徴としたものである。
この構成によれば,コンセント自体に判別状態識別部を設けることができない場合でも,コンセント近傍の化粧枠に設けることで,視認性よく判別の識別を行うことができる。
また,請求項5による接地極付きのコンセントは,造営材に対して,コンセントの差込プラグを差込む面を前面,接地線を接続する面を背面としたとき,前記取付枠,プレート枠,化粧パネルにおける前記判別状態識別部の前方部分に孔部もしくは透光部を設けて,前記判別状態識別部が差込みプラグを差込む側の外部から視認可能なように構成したことを特徴としたものである。
この構成によれば,コンセント自体に判別状態識別部を設けることができない場合でも,コンセント近傍の枠部で視認性よく判別の識別を行うことができる。
本発明によれば,コンセントの接地端子に接地線が接続されているか否かを,日常的に,しかも煩わしいことなく,コンセントにプラグを差込む側から見えやすい位置で確認することができ,接地の系統に不具合が予想される場合,故障点の把握や原因の切り分けを迅速に行うことができる接地極付コンセントを提供することができる。また,接地線接続状態判別手段は,接地線をコンセントに接続する際の挿入力をトリガとして駆動させるため,施工時や使用開始後における判別状態の識別にあたっては,商用電源を必要とせず,エネルギー消費が低い接地線接続状態判別手段を備えたコンセントを構成することができる。
第一の実施形態における接地極付コンセントならびに差込みプラグの外観図を示す。 第一の実施形態における接地極付コンセントの造営材への取り付け図ならびに概略構成図を示す。 接地線接続状態判別手段のブロック構成図を示す。 枠体部における蓄電部の概略図を示す。 他の例の電線挿入前の接地線接続状態判別手段の要部外観図を示す。 他の例の電線挿入時の接地線接続状態判別手段の要部外観図を示す。 他の例の電線挿入前の接地線接続状態判別手段の要部外観図を示す。 他の例の電線挿入時の接地線接続状態判別手段の要部外観図を示す。 従来例を示す図。 従来例を示す図。
以下,図面を参照して本発明の実施形態を説明する。尚,以下に説明する各実施形態では,コンセントにおける差込プラグを差込める数が2つのものを例示しているが,1つのみのものや3つ以上のものなど種々のものに適用してもよい。
(実施形態1)
本実施形態の接地極付コンセント1は,図1に示したような,壁面等を構成する造営材40に埋め込み取り付けされて,差込プラグ2を差込むことにより使用されるコンセントである。前記コンセント1は,造営材40の内側にて予め施工された電気配線と接続され,外側から差込みプラグ2を差込んで使用する。
また,図2に示したように,コンセント1は,造営材40に予め設けられた埋込孔にコンセントを埋込取付けするための取付枠と,前記埋込孔の周囲を囲む形で前記取付枠に固定されるプレート枠20と,前記プレート枠20に,造営材40に対してプラグが差込まれる側に取り付けられる化粧枠30とを備えている。
コンセント1の外郭は,一般的なコンセントと互換性を保つように構成しており,コンセントにおける造営材の内側となる面には,電圧相,中性相,接地相の電線を接続する接続端子ならびに電線挿入孔を備え,造営材の外側となる面には,前記電圧相,中性相,接地相の各相に電気的に接続され,接地極付のプラグが差込まれるプラグ刃受ならびにプラグ刃の挿入孔とを備えている。そして,造営材の外側となる面には,前記接地相の電線(接地線)が接地端子に接続されているか否かの判別状態を識別し得る判別状態確認窓100が外部から視認可能に設けられている。ここで,コンセントにおける造営材の内側となる面に設けられて接地相の電線を接続する接続端子が接地端子101であり,コンセントにおける造営材の外側となる面に設けられて前記接地端子101と電気的に接続される電気機器のアース線を接続するための接続端子がアースターミナル102である。アースターミナルは,プラグの接地極を差込接続できるようプラグ刃受により構成される。また,プラグの接地極が電線で構成されている場合には,接地極の電線を接続できるようアースターミナルをねじ式端子により構成してもよい。
コンセントにおける造営材の内側となる面に備えられる接続端子については,その接続部については配線器具では一般的に用いられている速結式端子により構成している。前記速結式端子は,接続される電線に接触して導通を得る端子板と,端子板に電線を押し付ける鎖錠ばねと,前記鎖状ばねの周囲に配設された導体を備えている。電線との接続は,コンセントの器体に設けられた電線挿入孔に電線を差込むことにより行われ,電線は電線挿入孔の内部に配設されてある鎖状ばねと端子板との間に入り込み,鎖状ばねの弾性により端子板に電線が押し付けられて,導通状態となる。接地端子101の接続部についても同様である。
次に,接地線接続状態判別手段と判別状態識別部について説明を行う。
本実施形態においては,図3に示したように,前述の接続端子のうち,接地端子近傍に,接地線を接地端子に接続する場合に前記接地線の変位を受けて電気的に駆動する接地線接続状態判別手段300を設けている。
そして,接地線接続状態判別手段300と無線通信を行うことにより,前記接地線接続状態判別手段300からの出力信号を受けて,判別の状態が外部から識別可能に変化する判別状態識別部400を,コンセントにおける差込プラグの差込み面,もしくは,コンセントを取り付ける取付枠,プレート枠,化粧枠の前面方向から視認可能に備えている。
接地線接続状態判別手段300は,接地線を電線挿入孔に挿入/引抜するときに駆動されるスイッチ302と,前記スイッチ302の出力を受けて駆動するワンショット回路304と,前記ワンショット回路の出力を無線送信する無線送信手段306と,ワンショット回路,無線送信部に電源を供給する電源303とを備えている。また,ワンショット回路,無線送信部への電源供給を時間的に制御するタイマー回路305を備えている。
スイッチ302は,接地線を電線挿入孔に挿入したときと挿入していないときとの二つの状態を検出できるよう,2つの接点系統を設けて構成したものであり,接地線の挿入力を受けて第一の接点が閉路するとともに,接地線を接続していないときは一定の方向に付勢されて第二の接点が閉路するもので,前述の実施形態1のように,接地線の挿入時に当接して回転するレバーの変位を受けて接点の開閉を行うマイクロスイッチや,接地線の挿入時に押圧されて変位し接点の開閉を行うマイクロスイッチを用いて構成するとよい。
接地線の変位を検知するための構造としては,接地線挿入時に接地線がスイッチ部に設けたレバーに当接して接点を開/閉するメカニカルな構造としてもよいし,磁石などを用いた近接センサや,照度の変化などを検出する光電センサなどのセンサを用いて構成してもよい。
ワンショット回路304は,前記スイッチ302の出力を受けて,所定時間ONとなる矩形波信号を出力するものである。前記ワンショット回路は,フリップフロップ回路を用いて構成してもよいし,ワンショット機能を持つマイコンにより構成してもよく,種々の回路を用いて構成するとよい。
無線信号送信部306は,ワンショット回路304からの出力を周囲に無線送信するものであり,前記スイッチ302の駆動により電源が供給されることにより駆動を開始し,前記タイマーによる電源制御により駆動を停止する。無線信号は,コンセントのごく近傍に伝送できればよいので,出力は小さくてよく,このため消費電力を抑えることができる。また,無線方式としては,低消費電力である無線方式を適宜選択するとよい。
電源303には,電池を用いている。コンセントは一般的に長期間使用が行われるため,電池には一次電池のほか,二次電池を用いてもよい。また,蓄電のために,コンデンサや静電容量が大きな電気二重層を用いて構成してもよい。なお,二次電池を用いる場合には,コンセントに接続される電圧相と中性相に接続して充電を行う充電回路を設けて,施工後に商用電源がコンセントに供給される場合に,前記二次電池に充電を行う構成としてもよい。なお,電池303は,出荷時には予め蓄電された状態で出荷することにより,配線工事の際に判別状態識別部が適切に表示される。
タイマー回路305は,前記ワンショット回路304への電源供給時間を,電源の供給開始から一定時間後に制御するものである。タイマー回路としては,カウンター回路を用いて構成したタイマーでもよいし,コンデンサと抵抗を用いて構成した所定の放電時間を有する放電回路をタイマーとして用いたものでもよい。
判別状態識別部400は,前記ワンショット回路304からの出力を無線で受けて,コンセントにおけるプラグの差込み側の外部から視認可能な表示部の状態が変化するものである。
判別状態識別部400を,コンセントの筐体外の取付枠,プレート枠,化粧枠に設けた場合には,図4に示したように,これらの枠体の周囲に造営材側に蓄電部3031を配置し,前記蓄電部3031から接続部403を介して電源を供給される無線通信部402と前記無線通信部402により受信した信号に基づいて駆動される判別状態識別部400を,コンセント1の差込プラグを差込む側から視認可能なように,これらの枠体における判別状態識別部400の前方部分に孔部を設けて構成する。また,孔部に替えて透光部を設けて構成してもよい。図1の31,また,図2の21,32が,前記孔部もしくは前記透光部である。
判別状態識別部の表示の状態は自己保持を行うものであり,ワンショット回路からの出力が行われない無電力の場合でも,そのときの状態を保持する。
このようなものとして,例えば,永久磁石と,ワンショット回路からの出力信号を受けて駆動する電磁石とを組み合わせた自己保持型の表示部を構成するとよい。前記表示部は,略コの字形に形成されたヨークの両端間に永久磁石を設けた判別部を回動自在に軸支することにより構成している。
ヨークに巻回されたコイルに流す電流の方向を違えることにより,前記ヨークの両端間に生ずる磁極の極性が変化し,永久磁石とヨークとの磁極間で反発動作/吸引動作を利用して,前記判別部を一の状態から他の状態に回転させることで表示部の表示状態を変化させるものである。判別状態確認窓100から表示状態の変化が視認できるよう,判別部は色分けされて構成する。
これにより,接地線3を電線挿入孔103に挿入していくと,電線によりスイッチ302が駆動されて,ワンショット回路304および無線信号送信部306に電源303が供給される。このときワンショット回路304は,所定の時間だけ出力信号を出力し,前記出力信号は無線信号送信部により周囲に伝送される。
そして,前記出力信号を受けた無線通信部402は,受信した信号を判別状態識別部400に伝達し,判別状態確認窓に臨む前記判別部の状態が変化することにより,差込プラグを差込む側からから接地線が接地端子に接続されていることが識別できる。ワンショット回路304および無線信号送信部306への電源供給は,タイマー回路305により一定時間後に停止されるため,電源の消耗は極力抑えられる。
また,接地線を引抜くときにも,スイッチ302が駆動されて,ワンショット回路304および無線信号送信部306に電源が供給され,出力信号を出力する。出力信号を受信した無線通信部402は,判別状態識別部400に受信した信号を伝達し,判別状態確認窓に臨む前記判別部の状態が変化することにより,差込プラグを差込む側からから接地線が接地端子に接続されていなことを識別できる。なお,ワンショット回路から判別状態識別部400に出力する出力信号の極性を,接地線を挿入するときと,引抜くときとで,変化させるように構成しておく。
なお,図1,図2に示した判別状態確認窓や透光部は,図示した位置に限らず,枠部の左右上下,前面から側面にかけてなど,種々の配置としてもよい。
このように構成した判別状態識別部400の判別部を,造営材40に設けられる埋込孔にコンセントを埋込取付けするための取付枠や,埋込孔の周囲を囲む形で前記取付枠に固定されるプレート枠,造営材40に対してプラグが差込まれる側に取り付けられる化粧枠30,に設けて構成することにより,前記判別部を取り付ける場所に自由度が得られ,電線挿入孔の延長線上のみならず,視覚的に見やすい位置に判別状態識別部を設けることができる。
なお,蓄電部の充電については,接触型,非接触型のいずれでもよい。
接触型の場合は,充電回路とコンセントの筐体内部における電圧極及び中性極とを物理的に接続し,充電回路から蓄電部に給電を行う。電圧極及び中性極から充電回路,または電圧極及び中性極から蓄電部までの配線接続は,コンセント筐体と取付枠,取付枠とプレート枠,プレート枠と化粧枠との取付部や嵌合部を介して行うとよい。プレート枠,化粧枠は樹脂製であるから,樹脂の内部に配線パターンを形成し,プレート枠と化粧枠との取付部や嵌合部に接点部を設けて電路を形成するとよい。なお,取付枠は一般的に金属製であることが多いため,取付枠上においては配線に被覆を設けて絶縁を確保するとよい。
また,非接触型の場合は,電力の伝送を電磁誘導を用いて行えるよう,コンセントの筐体内部および枠体部同心円状にコイルを配設して構成する。このほか,電波受信,磁気共鳴などにより電力の伝送を行えるよう構成するとよい。
これにより,コンセントの配線を施工後に,商用電源が給電された場合には,充電回路により蓄電部に充電が開始され,ワンショット回路304や無線信号送信部306,また,無線通信部402に必要な電源の確保を行うことができる。
また,次のように,接地線の挿入力を受けて駆動するメカニカルな判別状態識別部を組み合わせて構成してもよい。
図5乃至図8には,接地線を電線挿入孔に挿入するときの挿入力を用いて駆動し,接地線を接続した場合としない場合とで,前記判別状態識別部の外部からの視認状態が変化し,接地端子に接地線が接続されている限りは,外部から常に,前記判別状態識別部を視認することができる接地線接続状態判別手段の例を示した。
まず,図5および図6の接地線接続状態判別手段200aは,前記接地線の挿入力を受けて回転することにより,判別状態識別部201aが外部から視認可能になるものである。前記接地線接続状態判別手段200aは,コンセント1の内部に回動自在に設けられ,一端には電線の挿入通路104に露出して電線の導体部に当接することにより回動力を得る当接部202aを備え,他端には電線が前記当接部202aに当接することにより回転して,判別状態確認窓100から視認可能な判別状態識別部201aを備えて構成された接地線接続状態判別手段200aを示している。
前記当接部202aには,前記電線が当接したときに電線挿入の動きを妨げず,なおかつ,挿入方向の力を受けて回転方向に分力が得られるように,挿入方向に対して傾斜させた面を設けている。
これにより,接地線3を電線挿入孔103に挿入すると,電線の導体部は挿入通路104をとおり,当接部202aに当接し,接地線接続状態判別手段200aが図中右回りに回転し,判別状態識別部201aが判別状態確認窓100から視認可能に変位し,コンセント1のプラグを差込む側から,接地線が接地端子に接続されていることが分かる。接地線3を引き抜いた場合には,前記接地線接続状態判別手段200aは図中左回りに回転し,判別状態識別部201aが判別状態確認窓100から視認不可能に変位し,引き抜いたことがコンセント1のプラグを差込む側から分かる。
次に,図7および図8の接地線接続状態判別手段200bは,前記接地線の挿入力を受けて挿入方向に押圧されることにより,判別状態識別部201bが外部から視認可能になるものである。前記接地線接続状態判別手段200bは,細長棒状に形成され,電線の挿入通路104,前記挿入通路104に連通する空洞部204b,前記空洞部204bに連通するガイド部205b内に,接地線と軸が略同じくなるよう配置される。
前記接地線接続状態判別手段200bは,一端には,接地線の導体と正対して当接する当接部202bを備え,略中央部には,前記接地線の挿入方向とは逆の方向に判別状態識別部201bを付勢させる弾性体203bと,前記弾性体の力を受け止めるとともに,前記空洞部内壁に当接して接地線接続状態判別手段200bの位置を規制するストッパ206bを有して設けられる。また,判別状態識別部201bの周辺は,ガイド部205bに沿って撓み性を有するよう弾性部材で形成される。
これにより,接地線3を電線挿入孔103に挿入していくと,電線の導体部は,挿入通路104に正対した当接部202bに当接し,弾性体の力に抗して接地線接続状態判別手段200bを押圧していき判別状態識別部201bが判別状態確認窓100から視認可能に変位し,コンセント1の外部から,接地線が接地端子に接続されていることが分かる。接地線3を引き抜いた場合には,前記接地線接続状態判別手段200bは弾性体の押圧力により電線挿入孔入り口の方向に変位し,併せて,判別状態識別部201bが判別状態確認窓100から視認不可能に変位し,引き抜いたことがコンセント1のプラグを差込む側から分かる。
このように,接地線が接地端子に接続されているか否かの判別状態が,コンセントの筐体におけるプラグを差込む側から行うことができるように判別状態識別部を設けて,しかも,接地線接続状態判別手段は,接地線をコンセントに接続する際の挿入力をトリガとして駆動させるため,施工時や使用開始後における判別状態の識別にあたっては,商用電源を必要とせず,エネルギー消費を低く接地線接続状態判別手段を備えたコンセントを構成でき,なおかつ,コンセントの接地端子に接地線が接続されているか否かを,日常的に,しかも煩わしいことなく,コンセントにプラグを差込む側から確認することができ,接地の系統に不具合が予想される場合,故障点の把握や原因の切り分けを迅速に行うことができる接地極付コンセントを提供することができる。
本件の発明は,住宅用や産業用に一般的に用いられる接地極付コンセントに広く適用できる可能性がある。
1 コンセント
2 差込プラグ
3 接地線
20 プレート枠
21 判別状態確認窓
30 化粧枠
40 造営材
31 判別状態確認窓
32 判別状態確認窓
100 判別状態確認窓
101 接地端子
102 アースターミナル
103 電線挿入孔
104 挿入通路
200 接地線接続状態判別手段
201 判別状態識別部
202 当接部
203 弾性体
204 空洞部
205 ガイド部
206 ストッパ
300 接地線接続状態判別手段
302 スイッチ
303 電源
3031 蓄電部
304 ワンショット回路
305 タイマー
306 無線信号送信部
400 判別状態識別部
402 無線通信部
403 接続部

Claims (5)

  1. 造営材に固定され,
    差込プラグを接続する接地極付のコンセントであって,
    コンセントの筐体内部には,
    前記接地極を構成する接地線を接続するための接地端子と
    前記接地端子と電気的に接続される電気機器のアース線を接続するためのアースターミナルと,
    差込プラグが差込まれるプラグ受とを備えるとともに,
    前記接地線が接地端子に接続されているか否かを判別し,判別信号を出力する接地線接続状態判別手段と,
    前記接地線接続状態判別手段と接続されて,出力された判別信号に応じて,識別部の視認状態を変化させる判別状態識別部とを有するとともに
    前記接地線接続状態判別手段と判別状態識別部とに,それぞれ無線通信手段を設けて,
    前記接地線接続状態判別手段と判別状態識別部との間の通信は無線にて行われ,
    前記判別状態識別部を,造営材に対して,差込みプラグが差込まれる側から識別可能に配置して,
    判別状態の識別をコンセントに差込みプラグを差込む側の外部から行えるようにしたことを特徴とする接地極付のコンセント。
  2. 前記判別状態識別部は,コンセントを造営材に固定するための取付枠に設けて,
    判別状態の識別を差込みプラグを差込む側から行えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の接地極付のコンセント。
  3. 前記判別態識別部は,コンセントを造営材に固定するときに設けられる埋込孔の周囲を囲むように前記取付枠に固定されるプレート枠に設けて,
    判別状態の識別を差込みプラグを差込む側から行えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の接地極付のコンセント。
  4. 前記判別状態識別部は,コンセントを造営材に固定するときに設けられる埋込孔の周囲を囲むように前記取付枠に固定されるプレート枠に対して造営材と反対側に前記プレート枠に取付られる化粧パネルに設けて,
    判別状態の識別を差込みプラグを差込む側から行えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の接地極付のコンセント。
  5. 造営材に対して,コンセントの差込プラグを差込む面を前面,接地線を接続する面を背面としたとき,前記取付枠,プレート枠,化粧パネルにおける前記判別状態識別部の前方部分に孔部もしくは透光部を設けて,
    前記判別状態識別部が差込みプラグを差込む側の外部から視認可能なように構成したことを特徴とする請求項2乃至請求項4の内何れか1項記載の接地極付のコンセント。

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