JP5975573B2 - 角形電池ケースの成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、Liイオン電池などのケースである角形電池ケースの成形方法に関するものである。
携帯電話やノート型パーソナルコンピュータ、あるいは電気自動車やハイブリッド自動車等の電源として、リチウムイオン二次電池(Liイオン電池)が広く使用されている。このLiイオン電池ケース(以下、単に電池ケースとも言う)を構成する板材には、その蓋を含めて金属が使用されていることが多く、ステンレス鋼等の鉄合金やアルミニウム合金が使用されている。特に、電池ケースの蓋や本体(缶)などを、アルミニウム合金板(冷延板)素材をプレス成形した成形品から構成させると、耐食性や軽量化および加工性やコスト面からも有利である。
これらの電池ケースの形状としては、実装効率が高く、放熱性能にも優れた、横断面形状が角型の電池ケースとして、側面の広幅面の幅と狭幅面の幅の比の大きい(長径に比して短径が著しく小さい)扁平形の電池ケースが広く用いられている。このような、薄型の角形電池ケースを用いた角形電池は、機器の薄型化や軽量化に適し、且つスペース効果が高いことから、重要視されている。
このような扁平度の高い、有底の角型電池ケース(電池缶)の成形方法としては、トランスファ絞り工法として、アルミニウム金属板などを成形素材とし、トランスファプレス機による深絞り加工および抜き加工を10〜13工程(段)繰り返すことにより、成形形状を得ることが行われてきた。しかしながら、このような成形方法では、多工程のため高価な金型を多数必要とすることや、大型のトランスファプレスによる設備費の増大、また大型プレスによる加工のため、プレス速度を大きく出来ず、生産性が低いなどの問題があった。
このため、従来から、上記のような角型電池ケースの成形に関わる課題を解決するために、種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1では、所定形状に打ち抜いた電池缶素材として、炭素を0.1%以下含む冷延鋼板を深絞り加工して、横断面形状が略楕円形の第1の中間カップ体を成形する第1の工程と、前記第1の中間カップ体を複数段に連続的に再絞り加工して、前記第1の中間カップ体の横断面形状よりも短径/長径の比が小さい略楕円形の横断面形状を有する第2の中間カップ体を成形する第2の工程と、前記第2の中間カップ体を、絞り加工としごき加工とを連続的に一挙に行うDI加工することにより、横断面形状がほぼ長方形であって、その短辺側板部の厚みが長辺側板部の厚みよりも大きな形状を有する角形電池缶を成形する第3の工程とを有している、角形電池缶の製造方法を記載されている。すなわち、この特許文献1では、横断面形状が略楕円形の第1の中間カップ体を、絞り加工としごき加工とを連続的に一挙に行うDI加工によって、角型電池ケースを成形している。
また、特許文献2では、素材金属板(スラグと称している)をダイスのキャビティ内に装着し、パンチをスラグに押圧することにより有底状の中間容器に塑性変形させた後、この中間容器を加熱、洗浄して、油を塗布して乾燥させる処理を行い、この一連の処理後に、更に中間容器を塑性変形して、最終深さの容器を得ることが記載されている。
更に、特許文献3では、リチウムイオン電池用の角筒容器を、ステンレス鋼板から多段で絞り加工のみして製作する際に、最終段でスリーブを使う、スリーブ絞り加工が開示されている。この特許文献3では、最終段のプレス絞り加工中に、未完角筒容器を構成する容器本体と一体で、かつ上部開口縁直辺から外側に広がる製品外フランジ部に折曲部を成形するもので、この折曲部成形にスリーブを使うスリーブ絞り加工を行う。このスリーブの基本的機能は、成形途中の中間カップ体の上部に、折れ曲がり部としての製品外のフランジ部を形成して、このフランジ部をダイスのガイド面に押えつつ、プレス絞り加工を順調に遂行可能とするものである。このために、必要とするパンチ力に対する適宜な抗力をスリーブが発生させ、かつプレス絞り加工の進展に応じて、必要十分な素材(製品外フランジ部)の量(長さ)をダイス穴内に円滑・安定供給する作用を有するとしている。
特許第4119612号公報 特開2008−132503号公報 特開2011−251311号公報
しかし、特許文献1、2などの従来技術では、中間カップ以降の成形において、中間カップを絞り加工やしごき加工して、小径化する際に、中間カップの内側において、パンチで支えられない空間(隙間)が存在する。このため、中間カップの周囲の金型から成形力が加わると、この成形力の負荷部分が座屈しやすくなり、しわを生じやすくなる。このため、部位によって不均一な加工となって成形できなくなる場合が生じる。また、例え成形できたとしても、板厚や形状精度の確保が難しい。特に、剛性が高い前記ステンレス鋼等の鉄合金や鋼に対して、軟質で、かつ弾性係数が低い特性を有するアルミニウム合金板では、板厚や形状精度の確保が非常に困難となる。
また、前記特許文献3は、その成形対象とするステンレス鋼板が硬く、しごき加工がしにくいために、多段の絞り加工のみで最終的な角形電池ケースまで成形することを意図している。この多段の絞り加工の途中で成形金型に成形品が引っかかったりすることがないように、特許文献3では、前記折曲部を有して外側に広がる製品外フランジを敢えて残している。ただ、最終的に角形電池ケースを成形するまでに、この製品外フランジを除去するトリム(トリミング)工程が必要となり、工程としての効率は、絞りとしごきの両加工を組み合わせ、前記外側に広がる製品外フランジを残さず、前記中間トリムが不要な工程に比して劣る。
更に、前記特許文献3では、前記ステンレス鋼板の絞り加工の際に、上部の開口縁直辺から外側に広がる製品外フランジ部や折曲部を成形するのに前記スリーブを用いている。ただ、このスリーブは、前記ステンレス鋼板の絞り加工には有効ではあっても、軟質で、かつ弾性係数が低い特性を有するアルミニウム合金板などの絞り加工や、絞り加工としごき加工とを組み合わせた成形に、あるいは絞り加工の途中で異形形状への成形を行う加工に、果たして有効か否かはまったく不明である。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、絞りとしごきの両加工によって精度良く、かつ効率よく、素材金属板を角形電池ケースに成形加工することができる成形方法を提供することを目的とする。
上記目的達成のために、本発明の要旨は、素材金属板を角形電池ケースに成形する方法であって、
予め所定形状に打ち抜いた前記素材金属板を第1のパンチと第1のダイスとで絞り加工して、楕円形の均一な横断面形状をその高さ方向に亘って有する第1の中間カップ体に成形する第1の工程と、
次いで、前記第1の中間カップ体を、第2のパンチと第2のダイスとで更に再絞り加工して、長方形の均一な横断面形状をその高さ方向に亘って有する第2の中間カップ体に成形する第2の工程と、
この第2の工程において、前記楕円形横断面形状の第1の中間カップ体と、これとは異形の長方形横断面形状を有する第2のパンチとの空間に、スリーブを挿入した上で、このスリーブを前記挿入位置に停止させた状態のまま、前記第2のパンチのみを前記第2のダイス内に前進させて成形を行い、前記第1の中間カップ体の楕円形横断面形状よりも短径/長径の比が更に小さく、前記第1の中間カップ体よりもその高さが高い、長方形の均一な横断面形状をその高さ方向に亘って有する前記第2の中間カップ体を成形することを含み、
前記第2の中間カップ体を、更に第3のパンチと第3のしごきダイスとでしごき加工して、前記第2の中間カップ体よりもその高さが高く、長方形の最終横断面形状をその高さ方向に亘って有するとともに、少なくとも側壁の最終板厚を前記素材金属板の板厚の50%以下に減少させた前記角形電池ケースを成形する第3の工程とを有している、
ことである。
本発明は、金属板素材を第1の絞り加工を行って成形した、楕円形の横断面形状の第1の中間カップ体を、スリーブを用いて、更に小径の長方形の異形横断面形状を有する第2の中間カップ体へと第2の再絞り加工を行う。そして、この第2の中間カップ体を素材としてしごき加工を行い、断面形状は変化せずに、側壁の肉厚だけを減少させて、最終的な角形電池ケースとする。
このように、本発明は、金属板素材を第1の絞り加工を行って成形した、楕円形の均一な横断面形状をその高さ方向に亘って有する第1の中間カップ体を、スリーブを用いて、更に小径の長方形の均一な横断面形状をその高さ方向に亘って有する、前記第1の中間カップ体とは異形な、第2の中間カップ体へと第2の再絞り加工を行うことを特徴とする。従来技術では、第1の中間カップ体を更に小径で異形の第2の中間カップ体へ再絞り加工する際に、第1の中間カップ体の内側において、小径のパンチで支えられない空間(隙間)が存在する。
これに対して、前記スリーブを使用して、この空間を埋めることによって、第1の中間カップ体の内側においてパンチで支えられない空間が無くなる。このため、第1の中間カップ体の周囲の金型から成形力が加わっても、この成形力の負荷部分が座屈することがなくなり、しわが生じない。このため、部位によらず均一な加工となって、更に小径の第2の中間カップ体が成形でき、板厚や形状精度も確保できる。
本発明の第1の工程の一態様を示す、プレス装置の断面図である。 本発明の第2の工程の一態様を示す、プレス装置の断面図である。 図2の第2の工程のパンチと被成形体のみを示す斜視図である。 図3にスリーブを加えた態様を示す斜視図である。 図3のスリーブのみを示す斜視図である。 本発明の第3の工程の一態様を示す、プレス装置の断面図である。 図1〜図3の順に成形される、素材ブランク1、中間成形体2、3、最終の角形電池ケース4を各々示す斜視図である。
以下に図面を参照しながら、素材金属板を角形電池ケースに成形する、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明では、図1の第1の工程の絞り工程、図2の第2の工程の再絞り工程、図6の第3の工程のしごき工程の順に成形が進行する。本発明では、前提として、絞りとしごきの両加工を組み合わせており、前半の絞り加工の段階では、前記特許文献3のような、外側に広がるような製品外フランジを残さずに、長方形の均一な横断面形状をその高さ方向に亘って有する第2の中間カップ体に絞り切る。このため、前記特許文献3のような製品外フランジを除去する前記中間トリムが不要となり、後半のしごき加工とあわせても、その工程の効率は、前記特許文献3のような絞りのみの工程と比較して、高くなる。
第1の工程の絞り工程:
図1の第1の工程の絞り工程において、先ず図1(a)のように、図7(a)で示すような円形あるいは楕円形などの所定形状に予め打ち抜いた素材金属板(素材ブランク)1を、プレス装置に装着する。
そして、図1(b)のように、ブランクホルダ12と第1のダイス11により、素材金属板1の周辺部1bを挟持して押さえた上で、第1のパンチ(ポンチ)10を下降あるいはダイス11を上昇させて、これら第1のパンチ10と第1のダイス11との協働で素材金属板1を絞り加工する。そして、図7(b)で示すような、楕円形の均一な横断面形状を有する第1の中間カップ体2を成形する。すなわち、この第1の中間カップ体2は、前記特許文献3のような、外側に広がるような製品外フランジを残さずに絞りきった上での、楕円形の横断面形状をその高さ方向に亘って有する、ストレートな外観形状を有している。
図1(b)、図7(b)の第1の中間カップ体2において、2aは中空部(側壁)の内壁面、2bは中空部上方の開口部、2cは底部である。
この横断面形状が楕円形の第1の中間カップ体2において、この楕円形の大きさ(面積)や短径と長径との比、あるいは高さh1の形状条件は、後の第3の工程での最終の角形電池ケース4の短径と長径との比や大きさなどの形状条件から決まる。すなわち、最終の角形電池ケース4の形状条件から定まる素材金属板(素材ブランク)1の大きさ(面積)の、楕円形の第1の中間カップ体2と、続く長方形の第2の中間カップ体3との、最終の角形電池ケース4の形状条件に至るまでの、大きさや短径と長径との比とを、どのように配分するかによって設計される。
この第1の工程の絞り工程では、肉厚は元の素材金属板1と同じで、減少せず、横断面形状が楕円形で、一定の高さ(深さ)を有する第1の中間カップ体2として成形される。この第1の工程の絞り工程は、1段でも複数段あるいは多段で行っても良く、通常のプレス装置が使用できる。そして、絞り成形における、成形速度も1〜10m/Sの範囲の、しわ押さえ荷重も0.5〜500kNの、通常のプレス装置あるいは絞り成形における条件で可能である。また、通常のプレス装置あるいは絞り成形同様、必要に応じて、種々の市販の潤滑剤乃至潤滑油が使用できる。
第2の工程の再絞り工程:
次に、図2の第2の工程の再絞り工程において、前記楕円横断面形状の第1の中間カップ体2を、第2のパンチ13と第2のダイス14とで、更に長方形の横断面形状を有する第2の中間カップ体3に再絞り加工する。すなわち、前記楕円横断面形状の第1の中間カップ体2を、長方形の均一な横断面形状をその高さ方向に亘って有する、前記第1の中間カップ体とは異形な、第2の中間カップ体3に再絞り加工する。
このために、先ず図2(a)のように、前記図1(b)で成形され、図7(b)で示したような横断面形状が楕円形の第1の中間カップ体2を、プレス装置に装着する。この際、図2(a)のように、スリーブ15を、横断面形状が楕円形の第1の中間カップ体と、これとは異形の長方形の横断面形状を有する第2のパンチ13との間の空間(隙間)18に挿入する。これは、第2のパンチ13の外周側(外表面側)に、スリーブ15を予め装着しておき、このスリーブ15を第2のパンチ13とともに、第1の中間カップ体2の内壁面2aに沿って下降(あるいは第2のダイス14を上昇)させることによって挿入できる。このスリーブ15は、第2のパンチ13の外径や横断面形状に対応した内径や横断面形状を有するとともに、この第2の工程の再絞り工程で成形する第1の中間カップ体2の内側において、第2のパンチで支えられない空間18を埋める形状を有している。
その上で、図2(b)のように、第2のパンチ13を下降あるいは第2のダイス14を上昇させて、第2のパンチ13のみを第2のダイス14内に前進(進入)させ、これら第2のパンチ13と第2のダイス14との協働で、前記円筒形のスリーブ15を介して、更に再絞り加工する。そして、図7(c)で示す、第2の中間カップ体3を成形する。この第2の中間カップ体3は、第1の中間カップ体2の楕円形横断面形状よりも、短径/長径の比が小さく(より扁平で)、前記第1の中間カップ体(高さh1)よりも、その高さh2が高い、長方形の横断面形状をその高さ方向に亘って有する。すなわち、前記特許文献3のような、外側に広がるような製品外フランジを残さずに、絞りきった上での、楕円形のストレートな外観形状を有している。図2(b)、図7(c)の第2の中間カップ体3において、3aは大きくて広幅な長径側の対向する二つの側壁、3bは中空部上方の開口部、3cは小さくて狭い小径側の対向する二つの側壁、3dは底部である。
スリーブの使用:
このように、本発明では、この異形横断面形状への再絞り加工の際に、前記第2のパンチ13に被嵌されたスリーブ15を用いることを特徴とする。
図3に、図2(a)の、第2のパンチ13と被成形体である楕円横断面形状の第1の中間カップ体2のみを斜視図で示す。この図3の通り、第2の工程の再絞り工程において、第1の中間カップ体2を再絞り加工して、より小径でより背の高い(より深い)、異形の長方形横断面形状の第2の中間カップ体3を成形する際には、当然ながら第2のパンチ13は、第1の中間カップ体2よりも小径で異形の長方形横断面形状となる。この結果、図3や図2(a)に示す通り、この中間カップ体2の内側の底部2cや内周面2aにおいて、第2のパンチで支えられない空間(隙間)18が第2のパンチ13の周囲に必然的に広く存在するようになる。
従来の再絞り工程では、この第2のパンチ13で支えられない空間18の存在のために、第1の中間カップ体2の周囲の金型から成形力が加わった場合に、この成形力の負荷部分が座屈して、しわが生じやすい。このため、部位によって不均一な加工となって成形できないか、成形できたとしても板厚や形状精度が確保できない。
これに対して、横断面形状が楕円形の第1の中間カップ体2から、より小径でより背の高い(より深い)横断面形状が長方形の第2の中間カップ体3をつくる際に、スリーブ15を用いることによって、前記空間18を埋めることができる。
図4に、前記図3に、スリーブ15を加えた態様を斜視図で示す。この図4から分かる通り、パンチの外周に装着(被嵌)したスリーブ15の底部15cによって、第1の中間カップ体2の内側が支持されている。この結果、第1の中間カップ体2の内側底部2cや内周面2aにおいて、第2のパンチ13で支えられない空間18が埋められ(充填されて)無くなっていることが、図3との比較でも分かる。
このため、第1の中間カップ体2の周囲のダイス(金型)14から成形力が加わっても、第1の中間カップ体2における、この成形力の負荷部分が座屈することがなくなり、しわが生じない。このため、部位によらず均一な加工となって成形でき、板厚や形状精度も確保できる。
スリーブの使い方:
また、再絞り加工の成形中には、スリーブ15は、その成形初期の挿入位置に停止した状態として、第2のパンチ15だけが第2のダイス14内に前進して成形が進むようにする。
図2の第2の工程の再絞り工程は、横断面形状が楕円形の第1の中間カップ体2から、より小径でより背の高い横断面形状が長方形の、異形の第2の中間カップ体3をつくる。このため、前記した通り、第2のパンチ13は、第1の中間カップ体2よりも小径で異形の長方形横断面形状となり、この第2のパンチ13の外周面と、第1の中間カップ体2の内側の空間(隙間)18は、その内側が、第2のパンチ13の外周面の横断面形状に規定された長方形形状となり、その外側が、第1の中間カップ体2の内側の横断面形状に規定された楕円形状となる。
このため、このような横断面形状を有する空間(隙間)18を埋めるスリーブ15は、当然ながら、空間(隙間)18に近似あるいは相似する横断面形状を有する必要がある。すなわち、図4あるいは図5に示す通り、スリーブ15の内側空間15bや底部15cは、第2のパンチ13の外径や横断面形状に対応した内径や横断面形状を有するとともに、その外部側(外周側)15aの横断面形状は、被成形体である第1の中間カップ体2の横断面形状に対応した形状を有する。
したがって、スリーブ15の形状は、被成形体である楕円形の横断面形状の第1の中間カップ体2とは横断面形状が相似であっても、成形されて得られる長方形の横断面形状の第2の中間カップ体3とは異形である。このようなスリーブ15を再絞り加工の成形中に、第2のパンチとともに、第2のダイス14内に前進させた場合、却って成形性や成形の安定性が低下して、第2の中間カップ体3の形状精度が得られない可能性がある。このため、スリーブ15は、その挿入位置に停止した状態として第2のダイス14内に前進しないようにする。
これによって、スリーブ15の前記横断面形状を有する空間(隙間)18を埋めて、成形中の材料に第2のダイス14に保持されない部分が無くなる効果のみが最大限に発揮され、有害なしわが発生せず、安定した成形が得られる。
これに対して、再絞り加工の成形中に、スリーブ15を、その挿入位置で停止させず、その挿入位置から更に、第2のパンチ15とともに、第2のダイス14内に前進した場合には、スリーブ15の底部(最下部)15cとダイス14の肩部14aとの間で中間成形品が挟みつけられるため、材料の前方への移動が妨げられ、安定した成形ができなくなる。
このように、スリーブ15は、第2の工程の再絞り加工の成形初期に、空間18を埋めて(充填して)、第1の中間カップ体2の内側に第2のパンチ13で支えられない空間18を無くしつつ、かつ、再絞り加工の成形中にはその挿入位置に停止した状態として、第2のダイス14内に前進しないように用いられる必要がある。なお、これを実現するための具体的方法としては,スリーブ15に、図2(a)の状態で、ごく小さい下向きの荷重を作用させれば、スリーブ15が材料に押し上げられて、上向きに動かず、かつ下向きにも移動しないようにすることができる。
スリーブの形状:
スリーブ15は、前記した通り、前記空間(隙間)18に近似あるいは相似する横断面形状を有し、図4、図5に示す通り、スリーブ15の内側空間15bや底部15cは、第2のパンチ13の外径や横断面形状に対応した内径や横断面形状を有する。また、その外部側(外周側)15aの横断面形状は、被成形体である第1の中間カップ体2の横断面形状に対応した形状を有する。
したがって、図5の通り、例えば、成形して得る第2の中間カップ体3の横断面形状に応じて、第2のパンチ13の横断面形状が長方形であれば、この第2のパンチ13の外周側に装着(被嵌)するために、スリーブ15の内周側の(内部の)筒状空間15bの横断面形状は長方形となる。これに対して、被成形体である第1の中間カップ体2の横断面形状は楕円形であるので、スリーブ15の外部側(外周側)15aの横断面形状は、前記空間18を埋めるために、第1の中間カップ体2の横断面形状に応じて楕円形となる。このため、スリーブ15の形状は、被成形体である楕円形の横断面形状の第1の中間カップ体2とは横断面形状が相似であっても、成形されて得られる長方形の横断面形状の第2の中間カップ体3とは異形となる。
このようなスリーブ15の大きさは、第1の中間カップ体2の内側で、第2のパンチ13の周囲における、第2のパンチで支えられない空間(隙間)18の大きさや高さ、厚みに応じた大きさや、高さ、厚みなどが選択、設計される。また、その材質も、前記した機能が発揮されるように、また経済性も考慮して、成形させる金属の種類に応じて、その成形される金属と同種の金属製あるいは、より軽量な金属製、更には樹脂製などの材質が適宜選択できる。
前記特許文献3との相違点:
ここで、本発明は、スリーブを用いる点では、前記特許文献3と共通するが、その用い方は全く異なる。先ず、特許文献3では、リチウムイオン電池用の角筒容器を、SUSの板から多段で絞り加工して製作する際に、その絞り加工でスリーブを使っている。これに対して、本発明は、スリーブを用いるのは絞り加工の最終段であっても、しごき加工に供する横断面形状が長方形の第2の中間カップ体3に対して用いている。すなわち、前提とする加工方法が異なり、特許文献3のような、絞り加工中に、容器本体と一体で、かつ上部開口縁直辺から外側に広がる製品外フランジ部を敢えて残す必要は無い。
したがって、本発明のスリーブは、再絞り加工の成形初期に空間18を埋めて、第1の中間カップ体2の内側に第2のパンチ13で支えられない空間18を無くすために使用しているのみである。このため、再絞り加工の成形中には、スリーブ15は、その挿入位置に停止した状態として、ダイス14内には前進させず、第2のパンチ15だけを第2のダイス14内に前進させて成形をする。
これに対して、特許文献3のスリーブは、絞り加工中にパンチとともにダイス14内に前進し、必要とするパンチ力に対する適宜な抗力をスリーブが発生させ、かつプレス絞り加工の進展に応じて、必要十分な素材(製品外フランジ部)の量(長さ)をダイス穴内に円滑・安定供給する作用を有している。そして、これによって、成形途中の中間カップ体の上部に、折れ曲がり部としての製品外のフランジ部を円滑に形成させるものである。
第3の工程のしごき工程:
以上のような複数段あるいは多段の絞り加工の後で、図6に示す第3の工程のしごき工程によって、横断面形状が長方形の第2の中間カップ体3を、更に第3のパンチ16と、複数段に配置した第3のしごきダイス(ダイス列)17とで、特にその側壁3aをしごき加工して薄肉化(減肉化)し、図7(d)に示す、最終の角形電池ケース4を成形する。この最終の角形電池ケース4は、前記第2の中間カップ体3の長方形横断面形状と比較して、短径/長径の比はほぼ同一で、前記第2の中間カップ体3(の高さh2)よりも、その高さh3が高いあるいは深い、長方形の最終横断面形状を有する。そして、しごき加工によって、少なくとも側壁の最終板厚を前記素材金属板の板厚の50%以下に減少させている。図7(d)の最終の角形電池ケース4において、4aは大きくて広幅な長径側の対向する二つの側壁、4bは中空部上方の開口部、4cは小さくて狭い小径側の対向する二つの側壁、4dは底部である。
すなわち、本発明では、図1、2に示す絞り加工を繰り返して、角型の断面形状の第2の中間カップ体3を作ったのち、図3のしごき加工では、前記したスリーブを使わず、また断面形状を変化させずに、板厚(肉厚)だけを減少させるしごき加工を行って最終の角形電池ケース4を成形する。このため、従来の絞り加工としごき加工との組み合わせ加工のような、しわなどの成形不良の発生が生じず、形状や肉厚精度にも優れた、安定した成形が可能となる。
この第3の工程のしごき工程は、通常の多段のしごき加工を行うプレス装置や条件が使用できる。また、通常のしごき加工同様、必要に応じて市販の潤滑剤乃至潤滑油が使用できる。
角形電池ケース:
図7(d)に示す、最終の角形電池ケース4は、前記第2の中間カップ体3の長方形横断面形状と短径/長径の比がほぼ同一の、長方形の扁平な薄型の横断面形状を有し、前記第2の中間カップ体3(の高さh2)よりも、その高さh3(背が高いあるいは深い)高い、箱型(箱体)形状である。また、その板厚(肉厚)は、前記しごき加工された二つの両側壁4a、4cの最終板厚を、前記素材金属板の板厚の50%以下に減少させた薄肉となっている。
この側壁3aの最終板厚は、長径の側壁4aや、短径の側壁4cの長さ(幅)や高さh3、短径/長径の比、角形電池ケース4の用途からの要求特性、などによって定まる。この点、通常のLiイオン二次電池などの仕様に従うと、角形電池ケース4の側壁4aの板厚は0.3〜2mmの範囲から選択される。側壁4aの厚さが0.3mm未満では、素材金属板の強度によっては、要求される剛性や強度が不足する可能性がある。一方、側壁4aの厚さが2mmを超えると、重量が重くなるとともに、薄肉部や安全弁の破断用凹溝などの精度の良い加工が難しくなる。底部4dの最終板厚は、角形電池ケース4の用途からの要求特性によって、側壁4aの最終板厚と同じとしてもよく、これとは異なる板厚として、より厚くあるいはより薄くしても良い。
この角形電池ケース4には、図示はしないが、Liイオン電池ケースとして、通常の、外部正極、電解液の注入口やカバー、安全弁などの他の必要部品や部位が装着される。
素材金属板:
本発明に用いる素材金属板は、絞りとしごきの両加工によって、前記素材板の板厚の50%以下に減少させた際に、前記した側壁4aが0.3〜2mmの範囲の板厚となる、板厚を有するものとする。電池ケース4の薄肉化は、内容積の増加に直結し、電池特性の高容量化を図る重要な要素となるが、電池ケース4は、この薄肉化によっても必要な耐圧性を維持でき、また絞りとしごきの両加工も可能とする必要がある。このため、素材金属板は、絞り加工としごき加工とを組み合わせた場合の薄型の角形電池ケースへの成形性に優れ、薄肉化しても、耐食性に優れ、強度や剛性が高いことが必要である。この点で、冷延板として、ステンレス鋼板やアルミニウム合金板が好ましく、軽量化の点ではアルミニウム合金板が特に好ましい。
(アルミニウム合金板)
素材金属板をアルミニウム合金板とする場合、その材料強度は、冷延板を、必要により溶体化および焼入れ処理や時効硬化処理あるいは焼鈍などの調質した後の0.2%耐力で、30〜180MPaの範囲とすることが好ましい。
これらを満足するアルミニウム合金としては、JIS乃至AAに規格される3000(Al−Mn)系アルミニウム合金、中でもA3003アルミニウム合金が好ましく、JIS乃至AAに規格される1000系アルミニウム合金、中でも、レーザ溶接を用いて封口される場合には、純アルミニウム合金であるA1050合金が好ましい。これらの合金は耐食性の面からも好ましい。ただ、使用条件や成形条件によっては、これら合金の耐クリープ性(耐クリープ変形性)などをより改良した合金や、これらのより高強度な5000系や6000系アルミニウム合金を用いても良い。
以上、本発明は、絞りとしごきの両加工によって精度良く、かつ効率よく、素材金属板を角形電池ケースに成形加工することができる成形方法を提供できる。このため、リチウムイオン二次電池用の角形電池ケースの製造工程に好適に使用することができる。
1:素材金属板、2:第1の中間カップ体、3:第2の中間カップ体、4:角形電池ケース、10:第1のパンチ、11:第1のダイス、12:ブランクホルダ、13:第2のパンチ、14:第2のダイス、15:スリーブ、16:第3のパンチ、17:第3のしごきダイス

Claims (2)

  1. 素材金属板を角形電池ケースに成形する方法であって、
    予め所定形状に打ち抜いた前記素材金属板を第1のパンチと第1のダイスとで絞り加工して、楕円形の均一な横断面形状をその高さ方向に亘って有する第1の中間カップ体に成形する第1の工程と、
    次いで、前記第1の中間カップ体を、第2のパンチと第2のダイスとで更に再絞り加工して、長方形の均一な横断面形状をその高さ方向に亘って有する第2の中間カップ体に成形する第2の工程と、
    この第2の工程において、前記楕円形横断面形状の第1の中間カップ体と、これとは異形の長方形横断面形状を有する第2のパンチとの空間に、スリーブを挿入した上で、このスリーブを前記挿入位置に停止させた状態のまま、前記第2のパンチのみを前記第2のダイス内に前進させて成形を行い、前記第1の中間カップ体の楕円形横断面形状よりも短径/長径の比が更に小さく、前記第1の中間カップ体よりもその高さが高い、長方形の均一な横断面形状をその高さ方向に亘って有する前記第2の中間カップ体を成形することを含み、
    前記第2の中間カップ体を、更に第3のパンチと第3のしごきダイスとでしごき加工して、前記第2の中間カップ体よりもその高さが高く、長方形の最終横断面形状をその高さ方向に亘って有するとともに、少なくとも側壁の最終板厚を前記素材金属板の板厚の50%以下に減少させた前記角形電池ケースを成形する第3の工程とを有している、
    ことを特徴とする角形電池ケースの成形方法。
  2. 前記金属板が1000系または3000系のアルミニウム合金板である請求項1に記載の角形電池ケースの成形方法。
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